| 【発明の名称】 |
路面電車軌道用緑化容器及び路面電車軌道の緑化方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】友廣 和照
【氏名】倉本 和男
【氏名】西山 敏幸
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| 【要約】 |
【課題】スベリ止部を形成することにより、車の走行の安全性を確立させると共に各植物栽培室の下部に貯水部を設けることにより、一年中安定した水を貯めることが出来、貯水部の底面より突出する水路部により、均一な水量を確保し、メッシュ板によりクッション材となると共に、植物栽培床の変形や傷付けることを防止でき、流入部により、各植物栽培室に均一な水量を確保でき、吸水ひもを設けることにより、確実に水を植物に与え、鋳鉄製とすることにより、長期使用可能となる。植物栽培床を簡単に設置及び交換できる路面電車軌道用緑化容器及び路面電車軌道の緑化方法を提供する。
【解決手段】複数の仕切板を設けてなり、各々独立した植物栽培室を形設してなる緑化容器本体の仕切板の上面に凹凸状のタイヤスベリ止部を形成すると共に、各植物栽培室の下部に貯水部を設け、該貯水部の底面より突出する水路部を形成してなる支持板を突設してなることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の仕切板を設けてなり、各々独立した植物栽培室を形設してなる緑化容器本体の仕切板の上面に凹凸状のタイヤスベリ止部を形成すると共に、各植物栽培室の下部に貯水部を設け、該貯水部の底面より突出する水路部を形成してなる支持板を突設してなることを特徴とする路面電車軌道用緑化容器。 【請求項2】 支持板の上面にメッシュ板を設けてなることを特徴とする請求項1記載の路面電車軌道用緑化容器。 【請求項3】 少なくとも各仕切板に隣接する植物栽培室に水を流入させる流入部を形設してなることを特徴とする請求項1又は2記載の路面電車軌道用緑化容器。 【請求項4】 流入部の底面より支持板の上面が適宜突出してなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の路面電車軌道用緑化容器。 【請求項5】 貯水部内に設け、メッシュ板より適宜突出する吸水ひもを設けてなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の路面電車軌道用緑化容器。 【請求項6】 緑化容器本体が、鋳鉄製であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の路面電車軌道用緑化容器。 【請求項7】 路面電車の軌道における一対のレール間に、路面電車軌道用緑化容器をアンカーボルトにて固定する固定工程と、各植物栽培室内にメッシュ板を置く配置工程と、その上方より吸水ひもを取り付ける取付工程と、各植物栽培室の上方より植物栽培床を栽置する栽置工程とからなることを特徴とする路面電車軌道の緑化方法。 【請求項8】 植物栽培床が、生分解性樹脂を使用してカセット状に形成してなることを特徴とする請求項7記載の路面電車軌道の緑化方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、路面電車の軌道敷空間内に芝生等の植物を敷設する路面電車軌道用緑化容器及び路面電車軌道の緑化方法に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来の技術として、一対のレールが路面に埋め込み設置される路面電車の軌道における前記レール間の軌道内空間の緑化構造であって、互いの内面側に溝付張出部を有する前記一対のレールと、前記軌道内空間で前記レールに沿って並べて配置され、上面が開口する皿型をなす緑化容器と、前記緑化容器に有する通水性のある底面と、前記緑化容器の側面のうち前記レールに沿って配置されレールの内面形状にしたがって変形する可撓性側面と、前記緑化容器に収容される植物栽培床と、前記植物栽培床で栽培される緑化植物とを備える路面電車軌道の緑化構造がある。また、一対のレールが路面に埋め込み設置される路面電車の軌道における前記レール間の軌道内空間を緑化する方法であって、前記一対のレールとして、互いの内面側に溝付張出部を有するレールを配置する工程と、上面が開口する皿型をなし、底面が通水性を有し、少なくとも対向する側面が可撓性を有する緑化容器を、前記軌道内空間で前記レールに沿って並べて設置し、前記可撓性側面を前記レールの内面形状に沿うように変形させる工程と、前記緑化容器の内部に植物栽培床を配置し緑化植物を栽培する工程とを含む路面電車軌道の緑化方法がある。(特許文献1参照) 【0003】 また、別の従来技術として、枕木で支持された一対のレールが路面に埋め込み設置されてなる路面電車の軌道における、前記レール間の軌道内空間の緑化構造であって、前記軌道内空間で前記枕木の上方から前記路面までの間に、前記レールとの間に間隔をあけてレールに沿って並べて配置され、底面に通水部を有し耐踏圧性のある皿型容器と、前記皿型容器を前記枕木に固定する固定手段と、前記皿型容器の内側に配置される植物栽培床と前記植物栽培床で栽培される緑化植物とを備える路面電車軌道の緑化構造がある。また、枕木で支持された一対のレールが路面に埋め込み設置されてなる路面電車の軌道における、前期レール間の軌道内空間を緑化する方法であって、前記軌道内空間の路面構造を撤去し、前記枕木を露出させる工程と、底面に通水部を有し耐踏圧性のある皿型容器を、前記軌道内空間で前記レールとの間に間隔をあけてレールに沿って並べ、皿型容器同士を順次連結するとともに前記枕木に固定する工程と、前記皿型容器の内側に植物栽培床を設置して緑化植物を栽培する工程とを含む路面電車軌道の緑化方法がある。(特許文献2参照) 【特許文献1】 特開2005−41号公報 【特許文献2】 特開2004−137683号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 上記前者においては、特殊なレールを必要とするため、必然的にコスト高となる。 また、含水時の支持力不足により、変形し、こわれやすく、芝生育成が困難となる。 さらに、通水性のある底面であり、保水効果がなく、乾水時において水を補充しなければならない。 さらにまた、緑化方法においても特殊レールを配置しなければならず、多大な労力を要する。 【0005】 上記後者においても、通水部を設けてあり、乾水時に水の補充をしなければいけない。 また、緑化植物を交換する場合において、皿型容器と一体化しており、交換(取替)が非常に面倒で、時間が掛るものである。 さらに、緑化方法においても皿型容器同士を連結しなければならず、多大な費用と労力が必要となり、車両等の通行による支持力はあるものの、制動力は芝生にかかり、その育成を妨げる。 【0006】 本発明は、上記のような問題点に鑑みなされたもので、スベリ止部を形成することにより、車の走行の安全性を確立させると共に各植物栽培室の下部に貯水部を設けることにより、一年中安定した水を貯めることが出来る。 また、貯水部の底面より突出する水路部により、均一な水量を確保できる。 さらに、メッシュ板によりクッション材となると共に、植物栽培床の変形や傷付けることを防止できる。 さらにまた、流入部により、各植物栽培室に均一な水量を確保できる。 吸水ひもを設けることにより、より確実に水を植物に与えることができ、鋳鉄製とすることにより、マンホールと同様、長期使用可能となる。 緑化方法においても、植物栽培床を簡単に設置及び交換できる路面電車軌道用緑化容器及び路面電車軌道の緑化方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明は上記目的を達成する手段として、複数の仕切板を設けてなり、各々独立した植物栽培室を形設してなる緑化容器本体の仕切板の上面に凹凸状のタイヤスベリ止部を形成すると共に、各植物栽培室の下部に貯水部を設け、該貯水部の底面より突出する水路部を形成してなる支持板を突設してなる。 また、支持板の上面にメッシュ板を設けてなる。 さらに、少なくとも各仕切板に隣接する植物栽培室に水を流入させる流入部を形設してなる。 さらにまた、流入部の底面より支持板の上面が適宜突出してなる。 そして、貯水部内に設け、メッシュ板より適宜突出する吸水ひもを設けてなる。 そしてまた、緑化容器本体が、鋳鉄製である。 それから、路面電車の軌道における一対のレール間に、路面電車軌道用緑化容器をアンカーボルトにて固定する固定工程と、各植物栽培室内にメッシュ板を置く配置工程と、その上方より吸水ひもを取り付ける取付工程と、各植物栽培室の上方より植物栽培床を栽置する栽置工程とからなる。 また、植物栽培床が、生分解性樹脂を使用してカセット状に形成してなることを特徴とする。 【発明の効果】 【0008】 まず、路面電車軌道用緑化容器について下記に述べる。 1)、スベリ止部を形成することにより、車の走行の安全性を確立させてなる。 2)、各植物栽培室の下部に貯水部を設けることにより、一年中安定した水を貯めることができる。 3)水路部により、植物栽培室内の水量を均一化できる。 4)、メッシュ板が、クッション材の役目を行なうと共に、植物を傷付けにくく、成長し易い環境を維持できる。 5)、流入部により、各植物栽培室に均一な水量を確保できる。 6)、吸水ひもにより、確実に水を植物に与えることができる。 7)、鋳鉄製とすることにより、強靭で長期に使用できる。 路面電車軌道の緑化方法について下記に述べる。 1)、固定工程と、配置工程と、取付工程とからなり、特に技術を有することなく施工できる。 2)、植物栽培床が生分解性樹脂を使用してカセット状に形成してなることにより、手間が掛らず使用後においても廃棄処分も楽である。 【発明の実施するための最良の形態】 【0009】 1は、路面電車軌道用緑化容器である。 2は、鋳鉄製による緑化容器本体で、複数(この実施例の場合、10箇所)の仕切板2a−−−を設けてなり、各々独立した植物栽培室2b−−−を形設してあり、各仕切板2aに流入部2a1を形設すると共に、各仕切板2aの上面に凹凸状のタイヤスベリ止部2c−−−を形成してある。 3は、上記各植物栽培室2b−−−の下部に設けてなる貯水部である。 4は、上記貯水部3の底面より突出した水路部4aを形成してなる支持板である。 なお、上記流入部2a1の底面より支持板4の上面が適宜突出Tしてなる。 5は、両側(この実施例の場合、8箇所)に穿設してなるアンカー孔であり、壁板5aにて漏水を防止できる。 【0010】 つづいて、路面電車軌道の緑化方法について説明する。 植物栽培床8は、生分解性樹脂のポットP内に腐葉土F等を入れ栽培した芝生Sにて構成される。(特に芝生に限定するものではない) まず、予め路面電車の軌道における一対のレールR間に、2つの路面電車軌道用緑化容器1をアンカー孔5よりアンカーボルトABにて固定する。(固定工程) つぎに、各植物栽培室2b内にメッシュ板6を置く。(配置工程) つづいて、メッシュ板6の上方より吸水ひも7を取り付ける。(取付工程) そして、各植物栽培室2bの上方より植物栽培床8を栽置する。(栽置工程) 【0011】 必要に応じて、最後に水をやり、貯水部3内に水を貯める。 なお、取付工程の後に水を貯水部3内に水を貯めてもよい。 【0012】 上記実施例における路面電車軌道用緑化容器の緑化容器本体の長さ、植物栽培室の数、流入部の数、タイヤスベリ止部の数、水路部の数、支持板の数等は必要に応じて設定すればよい。 また、路面電車軌道の緑化方法における植物栽培床8の植物も芝生に限定するものではなく、他の植物でも問題ない。 【図面の簡単な説明】 【0013】 【図1】 本発明の実施形態を示す路面電車軌道用緑化容器の平面図。 【図2】 本発明の実施形態を示す路面電車軌道用緑化容器の縦断正面図。 【図3】 本発明の実施形態を示す路面電車軌道用緑化容器の斜視図。 【図4】 本発明の実施形態を示す路面電車軌道の緑化方法の植物栽培床の要部の正面図。 【図5】 本発明の実施形態を示す路面電車軌道の緑化方法の固定工程図。 【図6】 本発明の実施形態を示す路面電車軌道の緑化方法の配置工程・取付工程図。 【図7】 本発明の実施形態を示す路面電車軌道の緑化方法の栽置工程図。 【符号の説明】 【0014】 1−−−路面電車軌道用緑化容器 2−−−緑化容器本体 2a−−仕切板 2a1−流入部 2b−−植物栽培室 2c−−タイヤスベリ止部 3−−−貯水部 4−−−支持板 4a−−水路部 5−−−アンカー孔 5a−−壁板 6−−−メッシュ板 7−−−吸水ひも 8−−−植物栽培床 P−−−ポット S−−−芝生 R−−−レール AB−−アンカーボルト F−−−腐葉土
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| 【出願人】 |
【識別番号】504151594 【氏名又は名称】株式会社友鉄ランド 【識別番号】505429636 【氏名又は名称】株式会社グリーンエナジー 【識別番号】505429382 【氏名又は名称】株式会社滴翠造園
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| 【出願日】 |
平成17年10月20日(2005.10.20) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−111030(P2007−111030A) |
| 【公開日】 |
平成19年5月10日(2007.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2005−334917(P2005−334917) |
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