トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業




【発明の名称】 木炭ろ過水を利用した稲作方法
【発明者】 【氏名】古戸 一夫

【氏名】古戸 陽子

【要約】 【課題】本発明は、美味しい米を生産するために、水田の潅水として木炭ろ過水を利用した稲作方法を提供することを目的とする。

【解決手段】農道1の両側の田んぼ3には用水路2から農業用水が供給され、前記用水路2と反対側の田んぼ3には農道1を横断して埋設されたヒューム管4を介して農業用水が供給される。田んぼ3の入水口5手前の用水路2に木炭を充填したカゴ6を横断的に配置して、農業用水を木炭によりろ過して田んぼ3の入水口5に取り入れる。また、農道1を横断して埋設されたヒューム管4を介して田んぼ3の入水口5に木炭を充填した入水桝7を配置し、該入水桝7に農業用水を落とし込み、農業用水を木炭によりろ過して田んぼ3に取り入れる。木炭は、内部に微細な孔を有しており、有害成分を吸着する効果を有すると共に木炭に含まれているミネラルが水に溶けるので水質を整える作用がある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
用水路に木炭を充填したカゴを設けて、田んぼにろ過作用を受けた木炭ろ過水を潅水することを特徴とする木炭ろ過水を利用した稲作方法。
【請求項2】
入水口に木炭を充填した入水桝を設けて、田んぼにろ過作用を受けた木炭ろ過水を潅水することを特徴とする木炭ろ過水を利用した稲作方法。


【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、水稲有機栽培のため、有機肥料と木炭ろ過水を利用した稲作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、水稲栽培においては、多収穫を目的として化学肥料を利用した稲作方法が行われてきたが、近年、「うまい米」の生産を目的として有機肥料を使用した米作りが行われて来ている。
そのため、水稲の育成促進効果を高めるように、水田に籾殻燻炭を散布し、水田の土壌改良を行い、米の収量を向上させることが行われている(特許文献1を参照)。
しかし、美味しい米を生産するためには土壌改良も必要であるが、水稲の育成促進効果を高めるためには水田に潅水する農業用水が稲の育成に大切となる。
【特許文献1】特開2002−27849号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、美味しい米を生産するために、水田の潅水として木炭ろ過水を利用した稲作方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の木炭ろ過水を利用した稲作方法は、用水路に木炭を充填したカゴを設けて、田んぼにろ過作用を受けた木炭ろ過水を潅水するものである。
本発明の木炭ろ過水を利用した稲作方法は、入水口に木炭を充填した入水桝を設けて、田んぼにろ過作用を受けた木炭ろ過水を潅水するものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明の稲作方法によれば、木炭の吸着ろ過作用により有害物質が吸着されて水が浄化されると共に木炭に含まれているミネラルが水に溶けるので水の酸度(PH)を整え、稲の育成に効果を発揮する。
また、木炭には微細な孔が多数形成されているので、有益な微生物の繁殖を促進し水質の改善に役立つ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の稲作方法の一実施例を図面に基づいて、以下に説明する。
図1は、本発明の稲作方法に用いられる田んぼの平面図である。
1は田植機や稲刈機などの農業機械、トラクターや軽トラックなどの運搬機械が走行できる幅を有する農道、2は前記農道に沿って農業用水が流下する用水路、3は田んぼである。
前記農道1の両側の田んぼ3には用水路2から農業用水が供給され、前記用水路2と反対側の田んぼ3には農道1を横断して埋設されたヒューム管4を介して農業用水が供給される。
田んぼ3の入水口5手前の用水路2に木炭を充填したカゴ6を横断的に配置して、農業用水を木炭によりろ過して田んぼ3の入水口5に取り入れる。
また、農道1を横断して埋設されたヒューム管4を介して田んぼ3の入水口5に木炭を充填した入水桝7を配置し、該入水桝7に農業用水を落とし込み、農業用水を木炭によりろ過して田んぼ3に取り入れる。
【0007】
カゴ6や入水桝7において、ろ過に使用する木炭は備長炭や竹炭などに限らず、一般に市販されている木炭で十分であり、吸着ろ過作用が低下したら適当な時期に交換するようにする。
木炭は、内部に微細な孔を有しており、有害成分を吸着する効果を有すると共に木炭に含まれているミネラルが水に溶けるので水質を整える作用がある。
また、木炭の微細な孔に微生物が生息することにより、植物に有効な水質に替えることができる。
なお、前記カゴ6や入水桝7には木炭だけではなく、水質を調整する原材料を一緒に入れても良い。
【0008】
次に、本発明の稲作方法について図面に基づいて、以下に説明する。
春季に田んぼ3の土壌を耕運機により耕して田んぼ3に農業用水を取り入れる場合、図1に示すように木炭を充填したカゴ6を用水路2に配置する。
農業用水はカゴ6の木炭によりろ過作用を受けて水質改善が行われ、入水口5より田んぼ3に潅水される。
また、農道1を横断して埋設されたヒューム管4を介して田んぼ3に農業用水を供給する場合は、ヒューム管4出口に木炭を充填した入水桝7を設け、農業用水は前記入水桝7の木炭によりろ過作用を受けて水質改善が行われ、前記入水桝7より田んぼ3に潅水される。
このように、水田に供給される農業用水は全て木炭による吸着ろ過作用を受けて水質改善が行われるため、水稲の育成促進効果が高められ、その結果として美味しい米を生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の稲作方法を行う水田の平面図である。
【符号の説明】
【0010】
1 農道
2 用水路
3 田んぼ
4 ヒューム管
5 入水口
6 カゴ
7 入水桝

【出願人】 【識別番号】504082427
【氏名又は名称】古戸 一夫
【出願日】 平成17年8月8日(2005.8.8)
【代理人】 【識別番号】100110537
【弁理士】
【氏名又は名称】熊谷 繁


【公開番号】 特開2007−43913(P2007−43913A)
【公開日】 平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願番号】 特願2005−229228(P2005−229228)