| 【発明の名称】 |
雑草成長抑制方法及び雑草成長抑制材 |
| 【発明者】 |
【氏名】神垣 三次
【氏名】世利 桂一
【氏名】濱地 秀展
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| 【要約】 |
【課題】少ない労力で緑化の植木、果樹園の木のまわりの雑草の成長を簡易で安価な工事で抑止でき、しかも透水性があって地面に雨水を補給でき、特別な排水路を設ける必要性がなく、雑草抜き取り・雑草刈取り作業の回数を少なくできる雑草の抑止方法及び雑草の成長抑止材を提供する。
【解決手段】歩車道境界ブロック1間に形成された緑化帯2のつつじ10の根元を残してその地面を約70mmの深さ掘削し、その掘削空間を区画ブロック11で区画し、竹炭2号と竹炭3号をモルタルミキサーに入れてよく撹拌し、次にアルミナセメントとシリカヒュームとジルコニアと砂とを100:4:1.3:12の重量比率で混合して固化材を作製する。この固化材20kgを上記の2,3号竹炭混合炭4kgに混合し、その後水8kgを加えて混練して粒塊状の雑草成長抑止材9を製造し、これを上記の掘削した区画の空間に投入し、木ゴテで敷均しする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 雑草を抑止したい地面の領域の表土を掘削し、同領域に雑草があれば根から取り除き、その後竹炭又は木炭の炭化物とセメントに適量な水を加えて混練した雑草成長抑制材を前記領域の掘削した空間に散布し、散布した雑草成長抑制材を上から加圧しながら均して固化させ、雑草成長抑制層を地表近くに形成させて雑草の増殖と成長を抑制する、雑草成長抑止方法。 【請求項2】 掘削した地面を地表近くまで略同じ面積で区画し、一定量の雑草成長抑制材を各区画毎に投入し雑草成長抑制層の厚みを略同じにしてその表面を平坦に均して雑草成長抑制層を仕上げる、請求項1記載の雑草成長抑止方法。 【請求項3】 竹炭又は木炭の炭化物とアルミナセメントを主原料にし、これにシリカヒュームとジルコニアを添加し、これに適量な水とを加えて混練した雑草成長抑制材。 【請求項4】 竹炭又は木炭の炭化物にポルトランドセメントを添加し、これに適量な水を加えて混練した雑草成長抑制材。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、道路沿いの緑化用植木、庭園・公園の植木の植え込み地面、又は果樹園・植樹園・庭又は家屋外側の庭・空地の地面に雑草が生えて成長・繁殖することを抑える方法と、その方法に使用する雑草成長抑制材に関する。 【背景技術】 【0002】 従来の公園、庭園、道路傍の緑化帯、植樹園等の木の廻りの雑草は、手作業の雑草抜き取り作業によって除去されているが、この方法でも雑草は早く着生し、成長して年1回の草抜き作業が必要であり、広い面積の雑草抜き取りの作業は、手間・時間及びコストがかかるものであった。雑草の引き抜きに代え、草刈機で草刈りして雑草を切断しても、その雑草はすぐに成長するため、年に2〜3回の雑草刈作業を必要とし、これも手間・時間がかかるものであった。又、つつじ等の如く、低い位置で枝葉が大きく繁る木では、枝葉に邪魔されて、木の茎まわりの雑草の引き抜き作業及び雑草の切断・除去もうまくいかないものであった。 これに代えて雑草除草剤の散布による除草も行なわれているが、この方法では除草剤が人及び犬・猫等のペットに害を与えることも多い。又地下水の汚染を生起し、又植樹・植えた草花に悪い影響を与えるものであった。 【0003】 更に除草剤を使わない雑草の防止方法としては、特開2001−90012号公報で開示されているように、石炭灰とセメントとに水を添加して混練した舗装材を地面・路面に敷設することで雑草の生育を抑制する方法が知られている。 しかしながら、この石炭灰入りの舗装材は、石炭灰とセメントの混合作業を現地で行って、樹木の周囲及び除草したい地面にミルク状のその混練状態の舗装材を地面・表面に流し込んで層状に敷設するものであるため、工事費用が嵩み、又雨水の透水性が低いので、排水路を別途構築せねばならず、しかも植木・植木下方土壌に対する給水が不充分となりがちである。 【特許文献1】特開2001−90012号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明は、従来のかかる問題を解消し、少ない労力で緑化の植木、果樹園の木のまわりの雑草の成長を簡易で安価な工事で抑止でき、しかも透水性があって地面に雨水を補給でき、特別な排水路を設ける必要性がなく、雑草抜き取り・雑草刈取り作業の回数を少なくできる雑草の抑止方法及び雑草の成長抑止材を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 かかる課題を解決した本発明の構成は、 1) 雑草を抑止したい地面の領域の表土を掘削し、同領域に雑草があれば根から取り除き、その後竹炭又は木炭の炭化物とセメントに適量な水を加えて混練した雑草成長抑制材を前記領域の掘削した空間に散布し、散布した雑草成長抑制材を上から加圧しながら均して固化させ、雑草成長抑制層を地表近くに形成させて雑草の増殖と成長を抑制する、雑草成長抑止方法 2) 掘削した地面を地表近くまで略同じ面積で区画し、一定量の雑草成長抑制材を各区画毎に投入し雑草成長抑制層の厚みを略同じにしてその表面を平坦に均して雑草成長抑制層を仕上げる、前記1)記載の雑草成長抑止方法 3) 竹炭又は木炭の炭化物とアルミナセメントを主原料にし、これにシリカヒュームとジルコニアを添加し、これに適量な水とを加えて混練した雑草成長抑制材 4)竹炭又は木炭の炭化物にポルトランドセメントを添加し、これに適量な水を加えて混練した雑草成長抑制材 にある。 【発明の効果】 【0006】 本発明の雑草成長抑止方法によれば、炭化物とセメントとを主原料とする雑草成長抑制材は塊状・粒状の固形物であり、植木周囲地面、その他地面への散布作業は、手作業又は空気圧送散布で容易且つ迅速にできる。しかも、雑草成長抑制材は雨水の保水力を有し、下方土壌への雨水の透過も許容して、植木・植えた草花に対する水の補給が少なくて済み、又雨水の排水路を特別に構築する必要もないので、雑草の成長抑制方法として実用的である。特にセメントをアルミナセメントとし、これにシリカヒューム・ジルコニアを混合した雑草成長抑制材は、強度が高く且つ炭化物を高く含有できるものであり、成長抑制力が高くできる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 本発明に使用する雑草成長抑制材は、竹炭又は木炭の炭化物とセメントとを主原料とする。セメントとしてポルトランドセメント、アルミナセメント、高炉セメント等が使えるが、炭化物を高く含有でき、且つ強度も高いアルミナセメントとシリカヒュームとジルコニアとの混合したものが好ましい。更にその好ましい配合の重量比としては、アルミナセメント100重量部に対してシリカヒュームを1〜20重量部、ジルコニアを0.5〜20重量部、炭化物を10〜100重量部、硬化剤として高炉スラグ微粉末(非晶質のSiO2,Al2O3,CaO,MgO複合化物:商品名(エスメント、新日鐵高炉セメント社製))を10〜40重量部、又はこれに砂を10〜40重量部の割合で混合し、これに加えて水を適量混練するのが多くの炭化物を含有でき且つ強度も高くなるので実用的である。 本発明に使用する炭化物としては、竹炭の方が木炭に比べ単位重量当たりの強度が高いこと、ミネラルが豊富で植栽基盤として優れている点、25〜35%含水率(保水力)があって好ましい点及び竹の再生産がきく点から竹炭が好ましい。本発明の方法・雑草成長抑制材に使用する炭化物はその粒径を異にするものを混在させることがよい。 【実施例1】 【0008】 以下、本発明の実施例を詳しく説明する。 本実施例は、道路沿いに設けた歩車道境界の0.9m程の巾のブロック間の緑化帯に植えられた緑化用のつつじのまわりの地面の雑草成長抑制方法と雑草成長抑制材の例である。 【0009】 図1は、実施例の地面掘削の説明図である。 図2は、実施例の掘削空間の区画ブロックによる区画を説明する説明図である。 図3は、実施例の掘削空間の区画状態を示す平面図である。 図4は、実施例の雑草成長抑制材の散布を示す説明図である。 図5は、実施例の雑草成長抑制材の均し作業を示す説明図である。 【0010】 図中、1は歩車道境界ブロック、2は同歩車道境界ブロックの0.9m程の巾の緑化帯、3は同緑化帯の地面、4は車道、5は歩道、6は緑化帯2の地面を掘削されて形成された掘削空間、7は掘削空間に雑草成長抑制材9を散布して形成された雑草成長抑制層、8は掘削空間空間下方に投入された真砂土、9は1〜10mmの大きさの竹炭を11重量%、アルミナセメントを15重量%、シリカヒュームを0.6重量%、ジルコニアを0.2重量%、砂を1.8重量%の割合で混合し、これに適量な水を加えて混練した雑草成長抑制材、10は緑化帯2に一定間隔で植樹されたつつじ、11は掘削空間6を1.1m2 毎に区画する区画ブロック、12は均し用具の左官コテである。 【0011】 この実施例では、まず2つの歩車道境界ブロック1間に形成された緑化帯2のつつじ10の根元を残し、緑化帯2の地面3を約70mmの深さ掘削する。又、つつじ10の根元の雑草及び掘削している地面・地中の雑草を根から引き抜く(図1参照)。 【0012】 次に、掘削空間6は、厚さ5mm(深さ)で1.1平米(m2 )の面積毎に区画ブロック11で区画する(図2、3参照)。区画された掘削空間下半部に真砂土8を投入する。 【0013】 次に、現場で竹炭(2号)30リットルと竹炭(3号)30リットルをモルタルミキサーに入れてよく撹拌する。次にアルミナセメントとシリカヒュームとジルコニアと砂を100:4:1.3:12の重量比率で混合した固化材20kgを、上記2,3号竹炭混合炭に4kg投入してよく混合する。混合した後水8kgを加えて完全に混ざるように混練して雑草成長抑制材9を製造する。これは竹炭の表面にアルミナセメント・砂・シリカヒューム・ジルコニア・粒子が付着した粒塊状である。 【0014】 次に、この混練物の雑草成長抑制材9を1.1平方m程の量各区画ブロック11に投入し、木ゴテで敷均し、上から叩くように転圧しながら表面を平坦に仕上げる。樹木の周りは隙間が出来ないように丁寧に仕上げる(図4参照)。 この雑草成長抑制材9の散布は、この雑草成長抑制材9が竹炭の大きさ程で、粒径が2〜12mm程の粒・塊状であり、竹炭の粒塊物の表面にアルミナセメント・シリカヒューム・ジルコニア・砂が付着した状態にある。この雑草成長抑制材9の散布は砂・砂利を散布する感覚で掘削空間6内に投入・散布できる。しかも比重は砂・砂利に比べて大巾に低いので、重さをあまり感じさせず手作業で簡単に散布できる。掘削空間6内に厚み5mm程に雑草成長抑制材9をシャベルで投入して充填する(図2参照)。 次に投入・散布されて、その表面が均された雑草成長抑制材9を雨に濡れないように1日程養生することで、雑草成長抑制層7が形成される。 【0015】 養生の後、クリコートを雑草成長抑制層7の表面に散布する。この雑草成長防止した緑化帯には、必要に応じて散水する。その結果、長日数経ても雑草成長抑制層7には雑草があまり生えてくることはなかった。 【0016】 本発明の防雑草効果を確認する防草試験を行った。 雑草がよく繁った地面の中で略正方形の三つの地面区画を確保し、同区画の境界にコンクリートブロックを設置した。この三区画の土を深く掘削して除去し、その区画中の雑草・雑草の根をよく除去する。その後実施例同様に真砂土を厚く敷く。各区画の真砂土に一本のつげの木を植樹し、その後実施例と同じ雑草成長抑制材9を5cm厚み程投入し、コテで加圧しながら均し、雑草成長抑制層を形成した。又三区画外周50cm程の巾にわたって雑草の刈り取りと引き抜きを行った。その雑草引き抜き域外の自然雑草状態と区別するようにした。 7月中旬に雑草成長抑制層7が形成され、8月下旬まで雑草の状態を観察した。その結果、三区画内の雑草成長抑制層7の表面には雑草はほとんど生えていなかった。三区画の外側の雑草引き抜き域では、1ヶ月半程で雑草がその外側の自然雑草のものに近いところまで生えて繁っていた。 このように、本発明の雑草成長抑制層を形成させることで、雑草の養生と、その成長とが大巾に減少したことが認められた。 【産業上の利用可能性】 【0017】 実施例は道路沿いの緑化帯の雑草成長抑制の例であるが、庭の雑草防止、果樹園・野菜園の雑草防止にも使用できる。 【図面の簡単な説明】 【0018】 【図1】実施例の地面掘削の説明図である。 【図2】実施例の掘削空間の区画ブロックによる区画を説明する説明図である。 【図3】実施例の掘削空間の区画状態を示す平面図である。 【図4】実施例の雑草成長抑制材の散布を示す説明図である。 【図5】実施例の雑草成長抑制材の均し作業を示す説明図である。 【符号の説明】 【0019】 1 歩車道境界ブロック 2 緑化帯 3 地面 4 車道 5 歩道 6 掘削空間 7 雑草成長抑制層 8 真砂土 9 雑草成長抑制材 10 つつじ 11 区画ブロック 12 左官コテ
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| 【出願人】 |
【識別番号】595016129 【氏名又は名称】株式会社神垣組 【識別番号】591065549 【氏名又は名称】福岡県
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| 【出願日】 |
平成17年7月29日(2005.7.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081824 【弁理士】 【氏名又は名称】戸島 省四郎
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| 【公開番号】 |
特開2007−29045(P2007−29045A) |
| 【公開日】 |
平成19年2月8日(2007.2.8) |
| 【出願番号】 |
特願2005−220276(P2005−220276) |
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