| 【発明の名称】 |
粉粒体搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】泉 浩二
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| 【要約】 |
【課題】貯留タンク内へ貯留した穀粒を機外へ移送排出する穀粒移送排出筒装置を簡単に収納状態に操作できるようにしようとするものである。
【解決手段】粉粒体を貯留する貯留タンク6の後側には、粉粒体を機外へ排出し、一方側の側方外側へ回動自在な移送排出筒装置8を設けた構成において、該移送排出筒装置8は、下部移送筒9と上部移送筒10とに二分割すると共に、該上部移送筒10は下部移送筒9に対して、円周方向へ回動操作後に長手方向へ移動自在に構成し、該上部移送筒10の移送終端部には、粉粒体を機外へ排出する排出口11aを有する排出筒11を設けたことを特徴とする粉粒体搬送装置の構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 粉粒体を貯留する貯留タンク(6)の後側には、粉粒体を機外へ排出し、一方側の側方外側へ回動自在な移送排出筒装置(8)を設けた構成において、該移送排出筒装置(8)は、下部移送筒(9)と上部移送筒(10)とに二分割すると共に、該上部移送筒(10)は下部移送筒(9)に対して、円周方向へ回動操作後に長手方向へ移動自在に構成し、該上部移送筒(10)の移送終端部には、粉粒体を機外へ排出する排出口(11a)を有する排出筒(11)を設けたことを特徴とする粉粒体搬送装置。 【請求項2】 前記上部移送筒(10)へ軸支内装した上部移送螺旋(10a)移送始端部へ設けた上噛合クラッチ(10c)は、上部移送筒(10)の移送始端外周部へ設けた上接合メタル(10b)部へ軸支内装し、下部移送筒(9)へ軸支内装した下部移送螺旋(9a)移送終端部へ設けた下噛合クラッチ(9d)は、下部移送筒(9)の移送終端外周部へ設けた下接合メタル(9c)部へ軸支内装し、該上噛合クラッチ(10c)と下噛合クラッチ(9d)とは噛合するように構成し、下部・上部移送螺旋(9a)、(10a)の伝動は、下部移送筒(9)の基部へ設けた回動ケース(9b)内の伝動機構により伝動すべく設け、該上部移送筒(10)を手動操作により長手方向へ移動させて収納状態に移動操作するときには、該上部移送筒(10)を上接合メタル(10b)から収納状態とは逆の長手方向へ所定量移動操作して下噛合クラッチ(9d)と上噛合クラッチ(10c)との噛合を解除し、円周方向へ回動移動操作後に長手方向の収納状態へ操作する構成とし、前記上接合メタル(10b)と下接合メタル(9c)とは鋳物材で形成し、該上接合メタル(10b)と該下接合メタル(9c)とを接合する回動支点軸(9e)は同一線上へ設け、該上接合メタル(10b)を回動自在に軸支して設けたことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体搬送装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 粉粒体を貯留タンクから機外へ移送排出する粉粒体搬送装置に関する。 【背景技術】 【0002】 貯留タンク内へ貯留した粉粒体等の被貯留物の機外への排出は、この貯留タンクの下部、及び後側へ設けた貯留物取出筒と、排出オーガとにより、移送されて機外へ排出する。この排出作業は、下述のように行われる。 【0003】 粉粒物等の被貯留物を貯留する前記貯留タンクの下部に貯留物取出筒を下部へ向けて設け、該貯留物取出筒を貯留タンクの支持枠内に位置させて設けると共に、電動モータで駆動する排出螺旋を内装した排出オーガを、貯留物取出筒に回動自在に装着している。又、該排出オーガを左右、及び上下回動調節自在に構成し、更に、該排出オーガは、前記電動モータ以外の別に設けた電動モータにより、上下回動調節自在に設け、貯留タンク内の被貯留物を貯留物取出筒から、排出オーガを経て機外へ排出する。 【特許文献1】特開2001−224237号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 貯留タンクの後側へ設けた排出オーガのオーガ筒は、上下中間部で上・下オーガ筒に二分割して、該上オーガ筒は折り畳み自在である。該上・下オーガ筒の接合部両側にフランジを設け、この各フランジ部には、回動自在に枢着したピンと、係合用の係合フックとを設けている。上オーガ筒を折り畳み操作するときには、この係合フックを回動操作して、係合を解除し、その後にピンを回動中心として、上オーガ筒を折り畳み操作するが、この上オーガ筒は、重量物であり、折り畳み操作が極めて困難である。又、危険であった。この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。 このために、請求項1に記載の発明においては、粉粒体を貯留する貯留タンク(6)の後側には、粉粒体を機外へ排出し、一方側の側方外側へ回動自在な移送排出筒装置(8)を設けた構成において、該移送排出筒装置(8)は、下部移送筒(9)と上部移送筒(10)とに二分割すると共に、該上部移送筒(10)は下部移送筒(9)に対して、円周方向へ回動操作後に長手方向へ移動自在に構成し、該上部移送筒(10)の移送終端部には、粉粒体を機外へ排出する排出口(11a)を有する排出筒(11)を設けたことを特徴とする粉粒体搬送装置としたものである。 【0006】 前記貯留タンク(6)内へ貯留した粉粒体の機外への排出は、粉粒体搬送装置である移送排出筒装置(8)で機外へ排出する。 前記貯留タンク(6)内へ貯留した粉粒体の機外への排出作業の場合は、この貯留タンク(6)の後側で一方側の側方外側へ回動自在に設けた移送排出筒装置(8)を上下に二分割した下部移送筒(9)と、上部移送筒(10)とから、この上部移送筒(10)の移送終端部へ設けた排出筒(11)とを経て、この排出筒(11)の排出口(11a)から機外へ排出する。又、該上部移送筒(10)を収納状態へ操作するときには、この上部移送筒(10)を円周方向へ回動移動操作後に、この上部移送筒(10)を収納状態の長手方向へ移動操作し、収納状態にする。 【0007】 請求項2に記載の発明においては、前記上部移送筒(10)へ軸支内装した上部移送螺旋(10a)移送始端部へ設けた上噛合クラッチ(10c)は、上部移送筒(10)の移送始端外周部へ設けた上接合メタル(10b)部へ軸支内装し、下部移送筒(9)へ軸支内装した下部移送螺旋(9a)移送終端部へ設けた下噛合クラッチ(9d)は、下部移送筒(9)の移送終端外周部へ設けた下接合メタル(9c)部へ軸支内装し、該上噛合クラッチ(10c)と下噛合クラッチ(9d)とは噛合するように構成し、下部・上部移送螺旋(9a)、(10a)の伝動は、下部移送筒(9)の基部へ設けた回動ケース(9b)内の伝動機構により伝動すべく設け、該上部移送筒(10)を手動操作により長手方向へ移動させて収納状態に移動操作するときには、該上部移送筒(10)を上接合メタル(10b)から収納状態とは逆の長手方向へ所定量移動操作して下噛合クラッチ(9d)と上噛合クラッチ(10c)との噛合を解除し、円周方向へ回動移動操作後に長手方向の収納状態へ操作する構成とし、前記上接合メタル(10b)と下接合メタル(9c)とは鋳物材で形成し、該上接合メタル(10b)と該下接合メタル(9c)とを接合する回動支点軸(9e)は同一線上へ設け、該上接合メタル(10b)を回動自在に軸支して設けたことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体搬送装置としたものである。 【0008】 前記貯留タンク(6)内へ貯留した粉粒体を機外へ移送排出筒装置(8)で排出作業、及びこの移送排出筒装置(8)を上部移送筒(10)と、下部移送筒(9)とに、二分割して設けた、この上部移送筒(10)を収納状態にする収納作業との両者が行われる。 【0009】 前記貯留タンク(6)内へ貯留した粉粒体の機外への排出作業であると、この貯留タンク(6)の後側へ設けた、移送排出筒装置(8)の上部移送筒(10)へ軸支内装した、上部移送螺旋(10a)の移送始端部へ設けた上噛合クラッチ(10c)は、この上部移送筒(10)の移送始端外周部へ設けた、上接合メタル(10b)部内へ軸支内装し、又、下部移送筒(9)へ軸支内装した、下部移送螺旋(9a)の移送終端部へ設けた下噛合クラッチ(9d)は、この下部移送筒(10)の移送終端外周部へ設けた、下接合メタル(9c)部内へ軸支内装し、これら上噛合クラッチ(10c)と、下噛合クラッチ(9d)とは、噛合状態に設けている。上部移送螺旋(10a)、及び下部移送螺旋(9a)の伝動は、下部移送筒(9)の基部へ設けた、回動ケース(9b)内の伝動機構により、伝動されて該上部・下部移送筒(9)、(10)内の下部・上部移送螺旋(9a)、(10a)が回動駆動され、貯留タンク(6)内の粉粒体は、下部移送筒(9)と、上部移送筒(10)と、排出筒(11)とへ順次移送され、この排出筒(11)の排出口(11a)から機外へ排出される。 【0010】 前記上部移送筒(10)を収納状態の長手方向へ操作するときは、この上部移送筒(10)を収納状態とは反対の長手方向へ小量引き操作し、この上部移送筒(10)と、この上部移送筒(10)へ軸支内装した上部移送螺旋(10a)と、この上部移送螺旋(10a)の移送始端部へ軸支した上噛合クラッチ(10c)とを一体で、上接合メタル(10b)の内径部より、小量移動させると、これにより、この上噛合クラッチ(10c)と、下部移送筒(9)へ軸支内装した下部移送螺旋(9a)の移送終端部へ軸支した下噛合クラッチ(9d)との噛合状態が解除される。この解除後に鋳物材等よりなる上・下接合メタル(10c)、(9d)を接続させて、一体で同一線上へ設けた、回動支点軸(9e)の締付状態をゆるめて、この回動支点軸(9e)を回動中心として、上接合メタル(10b)と、上部移送筒(10)等とを、下部移送筒(9)に対して円周方向へ回動操作し、その後にこの上部移送筒(10)を、この上接合メタル(10b)の内径部より、下部移送筒(9)の長手方向の収納状態位へ移動操作し、収納状態にする。 【発明の効果】 【0011】 請求項1に記載の発明において、貯留タンク(6)内へ貯留した粉粒体を機外へ移送排出する移送排出筒装置(8)は、下部移送筒(9)と、上部移送筒(10)とに二分割し、この上部移送筒(10)は、この下部移送筒(9)に対して、円周方向へ回動操作後に、長手方向へ移動操作して、収納状態に操作できる。又、この上部移送筒(10)の移送終端部には、粉粒体を機外へ排出する排出口(11a)を有する排出筒(11)を設けたことにより、簡単な構成で収納が可能である。又、作動空間も折り畳みに対して少なく、取り扱い性が良好である。 【0012】 請求項2に記載の発明においては、前記貯留タンク(6)内へ貯留した粉粒体を機外へ移送排出する移送排出筒装置(8)の上下に二分割した下部移送筒(9)と、上部移送筒10とに個別に軸支内装した下部移送螺旋9aの移送終端部と、上部移送螺旋10aの移送始端部とには、個別に設けた下・上噛合クラッチ(9d)、(9c)を噛合させて、これら下部移送筒9の移送終端の接合部外径に下接合メタル(9c)と、上部移送筒(10)の移送始端の接合部外径に上接合メタル(10b)とを設けている。該上部移送筒(10)を収納状態の長手方向へ移動操作するときには、該上部移送筒(10)を上接合メタル(10b)から、収納状態とは逆の長手方向へ所定の小量移動操作し、下噛合クラッチ(9d)と、上噛合クラッチ(10c)との噛合を解除後に、この上部移送筒(10)等を、円周方向へ回動移動操作し、その後に収納状態の長手方向へ移動操作して、収納状態にすべく設けている。 【0013】 又、これら前記上接合メタル(10b)と、下接合メタル(9c)とは鋳物材で形成して、これら上接合メタル(10b)と、下接合メタル(9c)とを接合する回動支点軸(9e)は同一線上へ設け、該上接合メタル(10b)等を回動自在に軸支して設けていることにより、構成が簡単である。又、手動の一動作により、下噛合クラッチ(9d)と、上噛合クラッチ(9c)との噛合の解除ができることにより、簡単な操作により、上部移送筒(10)等を収納状態にすることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 コンバイン1の走行車台2の下側には、走行装置3を設けている。又、該走行車台2の前部には、立毛穀稈を刈取りする刈取機4を設けると共に、上側面には、刈取り穀稈を受けて脱穀する脱穀機5と、この脱穀機5の右横側には、脱穀済みで選別済み穀粒を受けて貯留する貯留タンク6を設けた構成である。この貯留タンク6の後側には、貯留穀粒を機外へ移送排出する上部・下部移送筒10、9と排出口11a(以下、排穀口という。)を有する排出筒11と、シュータ28等よりなる移送排出筒装置8(以下、穀粒移送排出筒装置という。)を設けた構成である。この穀粒移送排出筒装置8は、上下に二分割した上部移送筒10と、下部移送筒9とに分割し、この上部移送筒10を収納状態にするときには、下部移送筒9の横側へ円周方向へ回動操作後に、この下部移送筒9の長手方向へ収納操作する構成である。この穀粒移送排出筒装置8を主に図示して説明する。 【0015】 前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図8で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、走行車台2の上側面には、脱穀機5を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機4で立毛穀稈を刈取りして、後方上部へ移送し、脱穀機5のフィードチェン7aと、挟持杆7bとで引継いで、挟持移送されながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、揚穀筒5aで揚送されて、脱穀機5の右横側に配設した、前後方向へタンク移送螺旋6aを底部へ軸支した。貯留タンク6内へ供給され、一時貯留される。 【0016】 前記走行車台2の前方部には、図8で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド12a、及び各分草体12bと、立毛穀稈を引起す各引起装置12cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置13の各掻込装置13aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置12dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀機5のフィードチェン7aと挟持杆7bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置13の根元・穂先移送装置14a・14b等からなる刈取機4を設けている。該刈取機4は、油圧駆動による伸縮シリンダ15により、土壌面に対して、昇降する。 【0017】 前記刈取機4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16aの上端部に設ける支持パイプ杆16bを走行車台2の上側面に設けた支持装置16cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ15を作動させると、支持杆16aと共に、刈取機4が上下回動する。 【0018】 前記刈取機4の穀稈掻込移送装置13によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機5へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けている。 【0019】 前記貯留タンク6側の前部には、図8で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う制御装置17aと、操縦席17bとを設け、この操縦席17bの下側にエンジン18を載置している。 【0020】 前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース19内の伝動機構19aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ19bを設けている。 【0021】 前記貯留タンク6内へ貯留した貯留穀粒を機外へ排出する。この貯留タンク6の後側には、図1、及び図5〜図7で示すように、この貯留タンク6内の前後方向へ軸支内装したタンク移送螺旋6aの移送終端側の後端部を軸支する後支持メタル6cは、貯留タンク6の後側板6bの外側面へ装着して設けた構成である。前端部は前側板6dへ設けた前支持メタル6eで軸支している。 【0022】 前記後支持メタル6cには、図5〜図7で示すように、上下方向所定位置で二分割した、下部移送螺旋9aを回転自在に軸支内装した下部移送筒9と、上部移送螺旋10aを回転自在に軸支内装した上部移送筒10とよりなる穀粒移送排出筒装置8を設け、この下部移送筒9の下端部へ設けた回動ケース9bは、後支持メタル6cの外側へ回動自在に装着して設け、この回動ケース9bを回動中心(イ)として、これら回動ケース9bと、下部・上部移送筒9、10と、排出筒11等とよりなる、穀粒移送排出筒装置8は、一体で、例えば、コンバイン1の機体1aの右側方外側へ回動移動自在な構成であり、手動操作により、右側方外側へ回動移動する。 【0023】 前記貯留タンク6下部の前後方向へ設けたタンク移送螺旋6aの移送終端部で、下部移送筒9の下端部へ設けた回動ケース9b内へ軸支したタンクベベルギヤーと、下部移送筒9へ軸支内装した下部移送螺旋9aの下端へ軸支した下部ベベルギヤーとを噛合させて、下部・上部移送螺旋9a、10aを回転駆動させて、下部・上部移送筒9、10内を穀粒が移送され、排出筒11の排穀口11aから機外へ排出される。 【0024】 前記穀粒移送排出筒装置8は、図1〜図7で示すように、上下の所定位置で下部移送筒9と、上部移送筒10とに二分割し、二分割したこの上部移送筒10を収納状態に操作するときには、図1〜図4で示すように、下部移送筒9に対して、円周方向へ回動移動操作後に、収納方向の長手方向へ移動自在に設けている。又、この上部移送筒10の移送終端部には、穀粒を機外へ排出する排穀口11aを有する略箱形状の排出筒10を固着して設けている。 【0025】 前記貯留タンク6内へ貯留した穀粒を、機外へ移送排出する穀粒移送排出筒装置8は、下部移送筒9と、上部移送筒10とに二分割し、二分割したこの上部移送筒10は、下部移送筒9に対して、円周方向へ回動操作後に、収納方向の長手方向へ移動操作すると、収納状態になる。又、この上部移送筒10の移送終端部には、穀粒を機外へ排出する排穀口11aを有する排出筒11を設けたことにより、簡単な構成で収納が可能である。又、作動空間も従来の折り畳みに対して少なく、取り扱い性が良好である。更に、操作性の向上を図ることができる。 【0026】 前記穀粒移送排出筒装置8の上部移送筒10へ軸支内装した、上部移送螺旋10aの移送始端の先端部へ設けた上噛合クラッチ10cは、図1〜図4で示すように、上部移送筒10の移送始端外周部へ設けた、鋳物材で形成した、上接合メタル10b部内へ位置させて軸支している。又、下部移送筒9へ軸支内装した、下部移送螺旋9aの移送終端の先端部へ設けた下噛合クラッチ9dは、図1で示すように、下部移送筒9の移送終端外周部へ設けた、鋳物材で形成した、下接合メタル9c部内へ位置させて軸支している。これら上噛合クラッチ10cと、下噛合クラッチ9dとは噛合する状態に設け、下部移送螺旋9aと、上部移送螺旋10aとの回転駆動の伝動は、図7で示すように、エンジン18の回転動力がタンク移送螺旋6aへ入力され、このタンク移送螺旋6aから下部移送螺旋9aが回転駆動され、この下部移送螺旋9aから上部移送螺旋10aが回転駆動される。 【0027】 前記上部移送筒10を収納状態の長手方向へ手動により、移動操作するときは、図1〜図4で示すように、該上部移送筒10の上接合メタル10bと、下部移送筒9の下接合メタル9cとを接合状態にすべく同一線上へ設けた、回動支点軸9eを締付けしているナット9fをゆるめて、上部移送筒10を収納状態とは、逆の長手方向へ所定の小量を手動移動操作し、下噛合クラッチ9dと、上噛合クラッチ10cとの噛合を解除し、その後に、この上部移送筒10等を円周方向へ回動移動操作し、その後に、長手方向の収納状態へ移動操作し、収納状態にすべく設けている。 【0028】 前記貯留タンク6内へ貯留した穀粒を機外へ移送排出する穀粒移送排出筒8の上下に二分割した、下部移送筒9と、上部移送筒10とに個別に軸支内装した下部移送螺旋9aの移送終端部と、上部移送螺旋10aの移送始端部とには、個別に下・上噛合クラッチ9d、10cを噛合させて設け、これら下部移送筒9の移送終端部外径部に下接合メタル9cと、上部移送筒10の移送始端部外径部に上接合メタル10bとを設けている。該上部移送筒10を収納状態の長手方向へ移動操作するときには、該上部移送筒10を上接合メタル10bから、収納状態とは逆の長手方向へ所定の小量移動操作し、下噛合クラッチ9dと、上噛合クラッチ10cとの噛合を解除後に、この上部移送筒10等を円周方向へ回動移動操作し、その後に収納状態の長手方向へ移動操作して、収納状態にする。 【0029】 又、前記上接合メタル10bと、下接合メタル9cとは鋳物材で形成し、これら上接合メタル10bと、下接合メタル9cとを接合状態にする回動支点軸9eは、同上線上へ設け、該上接合メタル10b等を回動自在に軸支して設けていることにより、構成が簡単である。又、手動の一動作により、下噛合クラッチ9dと、上噛合クラッチ10cとの噛合の解除ができることにより、簡単な操作により上部移送筒10等を収納状態にすることができる。 【0030】 前記下部移送筒9へ軸支内装した下部移送螺旋9aは、図1で示すように、下移送螺旋軸9hに下移送螺旋プレート9jを設けている。この下移送螺旋軸9hの下端部は、回動ケース9bで軸支すると共に、上端部は、下接合メタル9cで軸支している。 【0031】 前記上部移送筒10へ軸支内装した上部移送螺旋10aは、図1、及び図5で示すように、上移送螺旋軸10dに上移送螺旋プレート10eを設けている。この上移送螺旋軸9hの下端部は、上接合メタル10bで軸支すると共に、上端部は、排出筒11へ設けた排出筒メタル11bで軸支している。又、この排出筒11の下端部には、樹脂材、及びゴム材等よりなる筒状でジャバラ式のシュータ25を設けている。 【0032】 前記下部移送筒9の下接合メタル9cの外径部には、図1で示すように、ロックレバー9mを回動自在に設けている。又、上部移送筒10の外径部には、ロックピン10hを設けると共に、この上部移送筒10の外径部へ設けた上接合メタル9bには、このロックピン10hを挿入して、移動する切欠孔10fを設けている。 【0033】 前記下部移送筒9の下接合メタル9c部と、上部移送筒10の上接合メタル9b部とを、図1で示すように、接合状態に操作すると、ロックレバー9mがロックピン10hへ係合状態になる。又、上部移送筒10を下部移送筒9側へ収納状態に操作するときは、図2で示すように、収納方向とは逆方向へこの上部移送筒10を小量移動操作する。その後に、図3で示すように、回動支点軸9eのナット9f、9fをゆるめて、円周方向へ回動操作する。その後に、図4で示すように、該上部移送筒10を収納方向へ移動操作する。 【0034】 更に、貯留穀粒を機外へ排出する排出作業を行うときには、図1で示すようにロックレバー9mをロックピン10hへ係合させ、ロック状態にして行う。 これにより、簡単な構成により、前記上部移送筒10が自然に収納状態へ移動することを、防止できて安全である。 【0035】 前記穀粒移送排出筒装置8の下部移送筒9と、上部移送筒10とに設けた下部接合メタル9cと上部接合メタル10bとを接続した回動支点軸9eは、図9、及び図10で示すように、下部移送筒9の後側へ位置させて設けている。上部移送筒10を収納状態に操作したときには、この上部移送筒10は、該下部移送筒9の後側(進行方向後側)に位置する状態に収納される。又、図11、及び図12で示すように、該上部移送筒10は、収納状態へ操作したときには、該下部移送筒9に対して、左側、又は右側へ位置する状態に収納される。 【0036】 これにより、前記貯留タンク6の容量を確保できる。 前記穀粒移送排出筒装置8の後側の上方部へ設けた、排藁カバー26へ上部移送筒10を収納状態に移動操作したときであっても、この排藁カバー26の上側面には、図9で示すように、この上部移送筒10の移送始端部(下端部)が直接当接することを防止している。この当接防止は、下部移送筒9の外径部へストッパ9nを設け、このストッパ9nへ上部移送筒10の移送始端の外径部へ設けた補強部材10jを当接させて、排藁カバー26には、この上部移送筒10下端部の当接を防止している。 【0037】 これにより、前記排藁カバー26は、上部移送筒10を収納状態に操作したときであっても、破損することを防止できる。 前記下部移送筒9の移送終端部(上端部)へ設けた下接合メタル9cの上端部面は、図9で示すように、貯留タンク6の上端部面より、所定寸法(L1)上部に位置させている。 【0038】 これにより、前記貯留タンク6の容量を確保することができる。 前記下部移送筒9の上端部へ設けた下接合メタル9cには、図13で示すように、下突出部9Pを設けると共に、上部移送筒10の下端部へ設けた上接合メタル10bには、上突出部10mを設けている。これら下突出部9Pと、上突出部10mとは、上部移送筒10を収納状態に操作するために、円周方向の所定位置へ回動操作すると、これら下・上接合メタル9c、10bへ設けた、下突出部9Pへ上突出部10mが当接して、上部移送筒10は、下部移送筒9の真後部位置より、内側部には回動移動しない。 【0039】 これにより、前記上部移送筒10を収納時には、所定位置以上は円周方向へ回動移動しないことにより、安全に収納が出来る。又、収納操作が容易である。 前記上部移送筒10の上接合メタル10bには、図14、及び図15で示すように、収縮用ローラ10nを、この上接合メタル10bの内径部より、突出させて複数個を回動自在に設け、この収縮用ローラ10nを上部移送筒10の外径部へ当接させて、この上部移送筒10の収納状態への移動操作を容易にしている。 【0040】 これにより、前記上部移送筒10の収納性の向上を図っている。 前記上接合メタル10bへ複数個の収縮用ローラ10nを設けた構成において、この上接合メタル10bの内径部には、図15で示すように、回り止め用の溝10Pを設けている。上部移送筒10の外径部へ接合して設けた丸棒部材10Qを、この溝10Pで軸支させている。 【0041】 これにより、前記上部移送筒10を収納操作時に、この上部移送筒10の回転を防止させている。 前記下部移送筒9の下接合メタル9cと接合する、上部移送筒10の上接合メタル10bの、この上部移送筒10が収納移動する内径部は、図16で示すように、上下両側部27a、27aは、この上部移送筒10と所定の小隙間を有する小径部(D1)に形成し、又、中央部27bは、この上部移送筒10と所定の大隙間を有する大径部(D2)とに形成している。更に、図17、及び図18で示すように、小径部(D1)と、大径部(D2)とを、所定幅で交互に設けている。 【0042】 これにより、前記上部移送筒10を上接合メタル10b内径部の収納移動をスムーズにした。 前記上部移送筒10の排出筒11へ設けたシュータ25を取り外して、図19で示すように、下部移送筒9の下接合メタル9c部へ直接装着して、この下部移送筒9からシュータ25を経て機外へ穀粒を排出する。 【0043】 これにより、穀粒を排出する位置が、色々な条件に対して、適応が可能になる。 図20で示すように、前記下部移送筒9に軸支内装した、下部移送螺旋9aの移送終端部には、すり鉢状の下噛合クラッチ28aを設けている。又、上部移送筒10の上部移送螺旋10aの移送始端部には、すり鉢状の該下噛合クラッチ28aと噛合して、上部移送螺旋10aを回転駆動する山形形状の上噛合クラッチ28bを設けている。更に、この上部移送螺旋10aの移送始端部には、軸受用のベアリング等は設けない。 【0044】 これにより、構成が簡単であり、コスト低減になる。 前記ブレーキ装置20は、図5で示すように、回動板22と、ブレーキ板23とよりなる。回動板22は、回動ケース9bと、下部移送筒9とに装着して設け、この回動板22には、長孔22aと、突出部22bとを設けると共に、この突出部22bに菱形状で中央部へ向けて傾斜した凹部22cを設けている。 【0045】 前記回動板22の後側には、ブレーキ板23と、回動板22とを支持ピン21で軸支して設けると共に、ナット21aで抜け止めを施している。このブレーキ板23は、ブレーキアーム23aと、ブレーキボス23bとよりなり、このブレーキアーム23aに菱形状で中央部へ向けて傾斜した凹部23cを設けている。これらブレーキアーム23aの凹部23cと、回動板22の凹部23cとの間には、球状のボール22dを設けている。ブレーキ板23のブレーキアーム23aと、ブレーキレバー11hとの間には、スプリング23eと、ワイヤ23dとを設けて接続している。 【0046】 前記ボール22dが各凹部22c、23c間にあるときには、回動板22へブレーキ荷重が負荷されず、手動操作で穀粒移送排出筒装置8を回動移動できる。又、ブレーキレバー11hの操作により、ブレーキ板23と、ボール22dとを回動移動させて、回動板22上の平面部へボール24dが移動したときには、この回動板22へブレーキ荷重が負荷されて、穀粒移送排出筒装置8を手動操作で回動移動できないように設けている。 【0047】 前記穀粒移送排出筒装置8を手動操作により、右側方外側へ回動移動させると共に、補助的な支持させるガスダンパ24は、図5で示すように、下部移送筒9の後外側へ設けている。このガスダンパ24の一方側(上側)は、下部移送筒9へ設けたダンパ用支持板24aへ装着すると共に、他方側(下側)は、走行車台2の後右側端部へ装着して設けている。 【0048】 前記穀粒移送排出筒装置8を一方側(右側)の側方外側へ手動操作で回動移動は、下部移送筒9の基部側へガスダンパ24を設けて、回動移動の補助をさせて、手動操作で回動すべく設けたことにより、回動移動が容易である。又、コストの安価な穀粒移送排出筒装置8が作製可能である。更に、下部移送筒9の後外側へ設けたことにより、ストロークの長いガスダンパ24が使用できて、フィーリングが向上する。 【0049】 前記穀粒移送排出筒装置8の支持は、図5で示すように、ガスダンパ24で補助すると共に、ブレーキ装置20により、確実に支持させている。又、このブレーキ装置20のブレーキレバー11hの操作部、及びクラッチレバー17cとは、下部移送筒9の移送終端の近傍部へ設けたクラッチ・ブレーキ操作ケース11d、11eへ軸支して設けている。 【0050】 これにより、構成が簡単で前記穀粒移送排出筒装置8を確実に支持できる。又、ワイヤ23dの処理が簡単である。 【図面の簡単な説明】 【0051】 【図1】上部移送筒と、下部移送筒との接合時の側断面図、及び平面図 【図2】上部移送筒と、下部移送筒との収納移動操作時の側断面図 【図3】上部移送筒と、下部移送筒との収納移動操作時の側断面図 【図4】上部移送筒と、下部移送筒との収納移動操作時の側断面図 【図5】貯留タンク部と、穀粒移送排出筒装置部との背面図 【図6】貯留タンク部と、穀粒移送排出筒装置部との背面図 【図7】貯留タンク部と、穀粒移送排出筒装置部との拡大平断面図 【図8】コンバインの左側全体側面図 【図9】貯留タンク部と、穀粒移送排出筒装置部との背面図 【図10】貯留タンク部と、穀粒移送排出筒装置部との拡大平面図 【図11】貯留タンク部と、穀粒移送排出筒装置部との拡大平面図 【図12】貯留タンク部と、穀粒移送排出筒装置部との拡大平面図 【図13】下接合メタル部と、上接合メタル部との拡大平面図 【図14】上部移送筒部と、下部移送筒部との拡大側断面図 【図15】上接合メタル部の拡大平面図 【図16】上部移送筒部と、下部移送筒部との拡大側断面図 【図17】上部移送筒部と、下部移送筒部との拡大側断面図 【図18】上接合メタル部の拡大平面図 【図19】下部移送筒部と、シュータ部との拡大側面図 【図20】上部移送筒部と、下部移送筒部との拡大側面図 【符号の説明】 【0052】 6 貯留タンク 8 穀粒移送排出筒装置 9 下部移送筒 9a 下部移送螺旋 9b 回動ケース 9c 下接合メタル 9d 下噛合クラッチ 10 上部移送筒 10a 上部移送螺旋 10b 上接合メタル 10c 上噛合クラッチ 11 排出筒 11a 排出口
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年3月8日(2006.3.8) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−236268(P2007−236268A) |
| 【公開日】 |
平成19年9月20日(2007.9.20) |
| 【出願番号】 |
特願2006−62559(P2006−62559) |
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