| 【発明の名称】 |
コンバインの照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】馬場 馨一
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| 【要約】 |
【課題】コンバインで薄暮や夜間に刈取作業を行なう場合、運転席及び各種操作具を備える操縦部と、この操縦部の後方に配置されている穀粒タンクとを同時または選択的に照らすことができる照明灯を提供する。
【解決手段】穀粒タンク18の前側上部にアクリル樹脂等の透明なプレートからなる透明な窓32を設け、この透明な窓32の上方から穀粒タンク18内部を照らす一つの照明灯31を当該窓32の近傍に設置すると共に、前記照明灯31の姿勢変更によって操縦部17も照らすことができるように構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体フレーム(13)の前方に穀稈を刈取る前処理部(14)を備え、該前処理部(14)で刈取った穀稈を脱穀して穀粒を選別する脱穀部(15)を機体フレーム(13)の左側に配置する一方、運転席(16)及び各種操作具を備える操縦部(17)と、前記脱穀部(15)で選別済みの穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク(18)とを機体フレーム(13)の右側に連続して配置したコンバインであって、前記穀粒タンク(18)の前側上部に透明な窓(32)を設け、該窓(32)の近傍に穀粒タンク(18)内部を照らす照明灯(31)を設置すると共に、当該照明灯(31)の姿勢変更によって操縦部(17)も照らせるように構成したことを特徴とするコンバインにおける照明装置。 【請求項2】 機体フレーム(13)の前方に穀稈を刈取る前処理部(14)を備え、該前処理部(14)で刈取った穀稈を脱穀して穀粒を選別する脱穀部(15)を機体フレーム(13)の左側に配置する一方、運転席(16)及び各種操作具を備える操縦部(17)と、前記脱穀部(15)で選別済みの穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク(18)とを機体フレーム(13)の右側に連続して配置したコンバインであって、前記穀粒タンク(18)の前側上部に透明な窓(42)を設け、該窓(42)の外側から穀粒タンク(18)内部を照らすと共に、操縦部(17)も同時に照らすことができる照明灯(41)を設置したことを特徴とするコンバインにおける照明装置。 【請求項3】 機体フレーム(13)の前方に穀稈を刈取る前処理部(14)を備え、該前処理部(14)で刈取った穀稈を脱穀して穀粒を選別する脱穀部(15)を機体フレーム(13)の左側に配置する一方、運転席(16)及び各種操作具を備える操縦部(17)と、前記脱穀部(15)で選別済みの穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク(18)とを機体フレーム(13)の右側に連続して配置したコンバインであって、前記穀粒タンク(18)の前側上部に透明な窓(52)を設けると共に穀粒タンク(18)内部に照明灯(51)を設置して、該照明灯(51)により穀粒タンク(18)内部を照らしながら、同時に前記窓(52)を介して操縦部(17)も照らせるように構成したことを特徴とするコンバインにおける照明装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、コンバインの照明装置に係り、詳しくは、穀粒タンクの内部と操縦部の周辺を照らす照明灯に関する。 【背景技術】 【0002】 従来のコンバインにおいては、薄暮や夜間に刈取作業を行なう場合、穀粒タンク内における穀粒の貯留状態や選別状態等を確認すべく、穀粒タンクの内部を照らす照明灯を穀粒タンク内に設けると共に、当該穀粒タンクに外側から内部を透視しうる透視部を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。 【0003】 また、運転席と前処理部の穀稈搬送経路を仕切る防塵用の仕切板を立設し、この仕切板に穿設した孔に照明灯を貫通状に取り付けて、当該照明灯により運転席と前処理部の穀稈搬送経路とを同時に照らせるように構成したものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。 【特許文献1】特開昭58−149612号公報(第2頁、第2図) 【特許文献2】実開昭58−100142号公報(第1頁、第1図−第3図) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかし、従来のコンバインでは、運転席及び各種操作具を備える操縦部と、この操縦部の後方に配置されている穀粒タンクとを同時に照らすことができる照明灯がなく、薄暮や夜間に刈取作業を行なう場合に操縦部や穀粒タンク内部の目視確認が困難で有り、作業性に問題を有していた。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって機体フレームの前方に穀稈を刈取る前処理部を備え、該前処理部で刈取った穀稈を脱穀して穀粒を選別する脱穀部を機体フレームの左側に配置する一方、運転席及び各種操作具を備える操縦部と、前記脱穀部で選別済みの穀粒を一時的に貯留する穀粒タンクとを機体フレームの右側に連続して配置したコンバインであって、前記穀粒タンクの前側上部に透明な窓を設け、該窓の近傍に穀粒タンク内部を照らす照明灯を設置すると共に、当該照明灯の姿勢変更によって操縦部も照らせるように構成したことを第1の特徴としている。 【0006】 また、機体フレームの前方に穀稈を刈取る前処理部を備え、該前処理部で刈取った穀稈を脱穀して穀粒を選別する脱穀部を機体フレームの左側に配置する一方、運転席及び各種操作具を備える操縦部と、前記脱穀部で選別済みの穀粒を一時的に貯留する穀粒タンクとを機体フレームの右側に連続して配置したコンバインであって、前記穀粒タンクの前側上部に透明な窓を設け、該窓の外側から穀粒タンク内部を照らすと共に、操縦部も同時に照らすことができる照明灯を設置したことを第2の特徴としている。 【0007】 また、機体フレームの前方に穀稈を刈取る前処理部を備え、該前処理部で刈取った穀稈を脱穀して穀粒を選別する脱穀部を機体フレームの左側に配置する一方、運転席及び各種操作具を備える操縦部と、前記脱穀部で選別済みの穀粒を一時的に貯留する穀粒タンクとを機体フレームの右側に連続して配置したコンバインであって、前記穀粒タンクの前側上部に透明な窓を設けると共に穀粒タンク内部に照明灯を設置して、該照明灯により穀粒タンク内部を照らしながら、同時に前記窓を介して操縦部も照らせるように構成したことを第3の特徴としている。 【発明の効果】 【0008】 請求項1の発明によれば、穀粒タンクの前側上部に透明な窓を設け、該窓の近傍に穀粒タンク内部を照らす照明灯を設置すると共に、当該照明灯の姿勢変更によって操縦部も照らせるように構成したことによって、一つの照明灯により選択的に穀粒タンク内部または操縦部を照らすことができるので、薄暮や夜間に刈取作業を行なう場合に操縦部や穀粒タンク内部の確実な目視確認が可能になって作業性が向上する。また、操縦部と穀粒タンク内部を個別に照らす照明灯を設けなくて済み、且つ消費電力も軽減できるのでコスト的に優れている。 【0009】 また、請求項2及び請求項3によれば、一つの照明灯により穀粒タンク内部と操縦部を同時に効率的に照らすことができるので、薄暮や夜間に刈取作業を行なう場合に操縦部と穀粒タンク内部の確実な目視確認が可能になって作業性が向上する。また、操縦部と穀粒タンク内部を個別に照らす照明灯を設けなくて済み、且つ消費電力も軽減できるのでコスト的に優れている。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、コンバイン11の側面図及び平面図であって、コンバイン11は、左右一対のクローラ走行装置12,12に機体フレーム13を支持すると共に、この機体フレーム13の前方に穀稈を刈取る前処理部14を備え、該前処理部14で刈取った穀稈を脱穀して穀粒を選別する脱穀部15を機体フレーム13の左側に連続して配置する一方、運転席16及び各種操作具を備える操縦部17と、該操縦部17の後方に脱穀部15で選別済みの穀粒を一時的に貯留する穀粒タンク18とを機体フレーム13の右側に配置し、該穀粒タンク18内に一時的に貯留した穀粒を穀粒排出オーガ19により機外に排出することができるようになっている。更に脱穀部15及び穀粒タンク18の後方には、脱穀部15で脱穀した後の排稈を機外に排出処理する後処理部20を機体フレーム13上に配置している。 【0011】 そして、操縦部17を構成する運転席16前方のフロントパネル21には、機体操向及び前処理部14の昇降操作を行うマルチステアリングレバー22を突設すると共に、運転席16左側のサイドパネル23には、主変速レバー24、副変速レバー25、及び作業機・刈取クラッチレバー26等のコンバイン11の操縦に必要な複数の操作レバーや、刈高自動制御の自動を入切する刈高自動スイッチ、リフトシャット制御の自動を入切するリフトシャット自動スイッチ、及び扱ぎ深さ自動制御の自動を入切する扱ぎ深さ自動スイッチ等のスイッチ類Sを集中的に配置している。尚、穀粒タンク18の前側上部には、オペレータが運転席16に着座した状態で振り返って穀粒タンク18内部を目視確認できる透明な覘き窓18aを設けている。 【0012】 次に、運転席16及び上述した複数の操作レバー24,25,26やスイッチ類Sを備える操縦部17と、この操縦部17の後方に配置されている穀粒タンク18とを同時または選択的に照らすことができる本発明の照明灯(31,41,51)の構成について詳細に説明する。 【0013】 先ず、図1及び図2に示す第一実施例では、穀粒タンク18の左前側上部にアクリル樹脂等のプレートからなる透明な窓32を設け、この透明な窓32の上方から穀粒タンク18内部を照らすことができる照明灯31を当該窓32の近傍に設置すると共に、照明灯31を図中矢印の如く上下に姿勢変更可能に構成することによって、一つの照明灯31により選択的に穀粒タンク18内部または操縦部17(主として左側のサイドパネル23部分)を照らすことができるようになり、薄暮や夜間に刈取作業を行なう場合に操縦部17の目視確認や、覘き窓18aを介して穀粒タンク18内部を確実に視認することができるようになって作業性が向上する。また、操縦部17と穀粒タンク18内部を個別に照らす照明灯を設けなくて済み、且つ消費電力(バッテリーの負荷)も軽減できるのでコスト的に優れている。尚、照明灯31を適切に姿勢変更すれば、穀粒タンク18内部と操縦部17とを同時に効率的に照らすことも可能である。 【0014】 また、図3に示す第二実施例では、穀粒タンク18の左前側上部にアクリル樹脂等のプレートからなる透明な窓42を設け、この窓42の上方から穀粒タンク18内部を照らすと共に、操縦部17(主として左側のサイドパネル23部分)も同時に照らすことができる照明灯41を設置し、更に穀粒タンク18の左前側上部の内面に、アルミ板の表面にPVDコーティングを施した反射材40を貼着して、この反射材40に照明灯41からの光束を図中矢印で示す如く反射させ、当該穀粒タンク18内をより広範囲に照らすことができるように構成している。 【0015】 そして、図4に示す第三実施例では、穀粒タンク18の左前側上部の前面にアクリル樹脂等のプレートからなる透明な窓52を設ける共に、穀粒タンク18内部に照明灯51を設置して、該照明灯51により穀粒タンク18内部を照らしながら、同時に前記窓52を介して操縦部17(主として左側のサイドパネル23部分)も照らせるように構成し、更に第三実施例と同様に穀粒タンク18の左前側上部の内面(窓52の下方)に、アルミ板の表面にPVDコーティングを施した反射材50を貼着して、この反射材50に照明灯51からの光束を図中矢印で示す如く反射させ、当該穀粒タンク18内をより広範囲に照らすことができるように構成している。 【0016】 即ち、上述した第二実施例及び第三実施例によれば、一つの照明灯41,51により穀粒タンク18内部と操縦部17(主として左側のサイドパネル23部分)を同時に効率的に照らすことができるので、薄暮や夜間に刈取作業を行なう場合に操縦部17の目視確認や、覘き窓18aを介して穀粒タンク18内部を確実に視認することができるようになって作業性が向上する。また、操縦部17と穀粒タンク18内部を個別に照らす照明灯を設けなくて済み、且つ消費電力(バッテリーの負荷)も軽減できるのでコスト的に優れている。 【図面の簡単な説明】 【0017】 【図1】コンバインの側面図(照明灯の第一実施例)。 【図2】コンバインの平面図(照明灯の第一実施例)。 【図3】照明灯の第二実施例を示す要部側面図。 【図4】照明灯の第三実施例を示す要部側面図。 【符号の説明】 【0018】 13 機体フレーム 14 前処理部 15 脱穀部 16 運転席 17 操縦部 18 穀粒タンク 31 照明灯(第一実施例) 32 透明な窓(第一実施例) 41 照明灯(第二実施例) 42 透明な窓(第二実施例) 51 照明灯(第三実施例) 52 透明な窓(第三実施例)
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成17年10月10日(2005.10.10) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−104903(P2007−104903A) |
| 【公開日】 |
平成19年4月26日(2007.4.26) |
| 【出願番号】 |
特願2005−295794(P2005−295794) |
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