| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】山崎 達也
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| 【要約】 |
【課題】運搬車両の荷台に排出する際に、荷台の奥行を運転席から視認することは困難であり、荷台から穀粒がこぼれるのを回避するために荷台の手前側に排出すると、荷台の手前側に穀粒が片寄り作業効率が悪いという課題があった。
【解決手段】機外に穀粒を排出する排出筒(7)を、アクチュエータにより機体に対して旋回および昇降動作自在に構成して設け、排出筒(7)先端に排出口(32)を備えたコンバインにおいて、排出筒(7)に、排出口(32)から排出筒(7)長手方向への距離を外部より視認可能な排出筒位置視認用の指標(33)を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機外に穀粒を排出する排出筒(7)を、アクチュエータにより機体に対して旋回および昇降動作自在に構成して設け、排出筒(7)先端に排出口(32)を備えたコンバインにおいて、 排出筒(7)に、排出口(32)から排出筒(7)長手方向への距離を外部より視認可能な排出筒位置視認用の指標(33)を設けたことを特徴とするコンバイン。 【請求項2】 指標(33)は、排出筒(7)を長手方向で所定間隔毎に色分けることにより構成した請求項1記載のコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、機外に穀粒を排出する排出筒を、アクチュエータにより機体に対して旋回および昇降動作自在に構成して設け、排出筒先端に排出口を備えたコンバインに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、排出筒を手動旋回操作する操作スイッチを設け、排出筒の移動方向を示す移動方向視認用指標を、外部より視認可能に排出筒の外面に付し、操作スイッチ側にも排出筒の外面に付したものと同じ移動方向視認用指標を付することにより、排出筒の旋回させたい側に付された移動方向視認用指標と同じ指標が付された操作スイッチを操作することにより、常に排出筒を旋回操作したい方向に操作することができるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。 【特許文献1】特開2004−187583号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかし、運搬車両の荷台に排出する際に、荷台の奥行を運転席から視認することは困難であり、荷台から穀粒がこぼれるのを回避するために荷台の手前側に排出すると、荷台の手前側に穀粒が片寄って堆積し、作業効率が悪いという課題があった。 本発明の目的は、上記従来の課題を改善する点にある。 【課題を解決するための手段】 【0004】 機外に穀粒を排出する排出筒を、アクチュエータにより機体に対して旋回および昇降動作自在に構成して設け、排出筒先端に排出口を備えたコンバインにおいて、排出筒に、排出口から排出筒長手方向への距離を外部より視認可能な排出筒位置視認用の指標を設けたことを特徴とする。 また、指標は、排出筒を長手方向で所定間隔毎に色分けることを特徴とする。 【発明の効果】 【0005】 排出筒に、排出口から排出筒長手方向への距離を外部より視認可能な排出筒位置視認用の指標を設けたことにより、排出口と運搬車両の荷台との位置関係を合わせた状態で、排出筒視認用の指標と荷台の前壁との位置関係を確認することで、次回からは排出筒位置視認用の指標と荷台の前壁との位置関係を合わせることにより、迅速に排出口を荷台の適正位置に合わせることが可能となり、荷台から穀粒がこぼれることなく、作業効率の向上が図れる。 また、指標は、排出筒を長手方向で所定間隔毎に色分けることにより、文字等に比較して直感的に排出筒の位置を合わせることができる。しかも、色の所定間隔を認識していれば、排出筒を長手方向にどれ位動かせる余裕があるのかが判断しやすくなる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 次に、本発明の実施の形態の一つを図面に基づいて説明する。 図1はコンバインの穀粒排出作業を示す側面図である。コンバイン1は、機体の前方に茎稈を刈り取る前処理部2を備え、機体上部の左側には刈り取った茎稈から穀粒を脱穀し、かつ、穀粒を選別する脱穀部と、脱穀済みの排稈を排出処理する後処理部3とを前後に配置し、右側にはオペレータが搭乗する運転操作部5と、選別した穀粒を貯溜する穀粒タンク6と、機体に対して旋回および昇降動作自在で穀粒タンク6内に貯留した穀粒を機外に排出する排出オーガを内装した排出筒7とを前後に配置するとともに、機体下部には左 右のクローラ走行部9を備えて構成される。11は後方に荷台12を備えたトラック(運搬車両)である。 【0007】 図2は運転操作部の平面図である。操縦部5にはオペレータが座る運転シート15を備え、運転シート15の前方には機体を左右に操向操作する操向レバー16を備え、運転シート15の左側方には走行速度を前後進無段階に変速操作する主変速レバー17、主変速レバー17の左側方には作業目的や刈取条件により走行速度を三段階に有段変速操作する副変速レバー19、副変速レバー19の後方にはエンジンの回転数を調節するエンジンコントロールレバー21、エンジンコントロールレバー21の後方には脱穀部と前処理部2の動力を入切操作する作業機・刈取クラッチレバー22を備えている。また、運転シート15の後方には排出筒7を旋回および昇降操作するオーガ手動レバー23、オーガ手動レバー23の横には排出筒7の駆動を入切操作する排出クラッチスイッチ25、排出筒7を自動的に排出位置または収納位置に移動するオーガ自動スイッチ26を備えている。 【0008】 排出オーガ7の自動制御は、オーガ自動スイッチ26を操作したときに、排出筒7が収納位置にない場合は自動的に収納位置に移動し、収納位置にある場合は通常自動的に機体の真後ろ位置に移動するように設定されている。しかし、オペレータによっては機体の真後ろ位置以外で排出する人もいるので、任意の位置に自動旋回するように設定できるようにしてある。例えば、機体の真右位置に自動旋回位置を設定する場合は、オーガ手動レバー23を操作して排出筒7を真右位置に移動し、オーガ自動スイッチ26を設定時間以上押し続けると、ブザー音が鳴るとともに排出筒7の現在位置が記憶されるようになっている。よって、次からは排出筒7が収納位置にある場合は、オーガ自動スイッチ26を操作すると、記憶した真右位置に自動的に移動することになる。なお、記憶した排出筒7位置はEEPROMに記憶されるので、電源を落としても設定した記憶を維持している。 【0009】 図3は排出筒7の旋回位置と旋回速度の関係を示すグラフである。排出筒7の手動旋回速度は、排出筒7の旋回位置と穀粒排出クラッチのON/OFFに対応して自動的に切り換えるように設定してあり、具体的には、オーガ手動レバー23操作時に、排出筒7が収納位置から真右位置までの範囲(穀粒排出不能範囲)内では、排出筒7が高速で旋回するので排出作業を効率的にできる。また、オーガ手動レバー23操作時に、穀粒排出クラッチがOFF(未排出)の状態で、排出筒7が収納位置から左旋回または右45度以上の右旋回位置(穀粒排出可能範囲)では、自動的に旋回速度を中速に制御するので、トラック11の荷台12に対する排出口32の位置を合わせやすくなる。また、排出筒7が穀粒排出可能範囲に位置している状態で、穀粒排出クラッチがONの場合には、自動的に旋回速度を低速に制御するので、トラック11の荷台12上で穀粒を排出中でも、荷台12からはみ出さずに片寄りなく排出できる。 【0010】 図4は排出筒7が荷台12内の手前側に位置する状態を示す側面図、図5は排出筒7が荷台12内の奥側に位置する状態を示す側面図である。排出筒7の長手方向先端には、下方に向けて穀粒を排出する排出口32がある。排出筒7の下面側には、排出口32から排出筒7長手方向への距離を外部より視認可能にするための排出筒位置視認用の指標33を設けてある。具体的には所定間隔毎に色分けされたシール状のマーク35を貼り付けてある。 【0011】 次に本発明の作用の一例を以下に示す。 刈取作業中にグレンタンク6が満杯になると、図1のように、刈取作業を中断して圃場の外で待つトラック11の近くまで移動し、オーガ自動スイッチ26を操作して排出筒7を排出位置まで移動する。しかし、コンバイン1の運転操作部5にいるオペレータには荷台12の奥行を視認することは困難である。そこで、排出口32とトラック11の荷台12との位置関係を適正に合わせた状態で、排出筒位置視認用のマーク35と荷台12の前 壁36との位置関係を確認することで、次回からはマーク35と前壁36との位置関係を合わせることで、迅速に排出筒7の排出口32を荷台12の適正位置に合わせることが可能となり、荷台12から穀粒がこぼれることなく、作業効率の向上が図れる。 【0012】 また、指標33を、排出筒7長手方向で所定間隔毎に色分けしたマーク35にすることにより、文字等に比較して直感的に排出筒7の位置を合わせることができる。しかも、色の所定間隔(長さ)を認識していれば、排出筒7を長手方向にどれ位動かせる余裕があるのかが判断しやすくなる。 【0013】 なお、本実施例では指標33を所定間隔毎に色分けされたシール状のマーク35で構成しているが、これに限らず数字、模様、目盛等、指標33になり得るものであれば問題ない。また、シール状のマーク35に限らず、塗装でも可能である。 【0014】 また、排出筒7を、根元側の固定筒と先端側の移動筒により伸縮(移動)可能に構成し、アクチュエータまたは手動により運転操作部5から排出口32の位置を長手方向に移動できる排出筒7においては、移動筒に指標33を設けることにより、機体を前後に移動させることなく、指標33を目安に運転操作部5から移動筒を長手方向に移動させることで、更に排出作業の効率が向上する。 【図面の簡単な説明】 【0015】 【図1】コンバインの穀粒排出作業を示す側面図である。 【図2】運転操作部の平面図である。 【図3】排出筒の旋回位置と旋回速度の関係を示すグラフである。 【図4】排出筒が荷台内の手前側に位置する状態を示す側面図である。 【図5】排出筒が荷台内の奥側に位置する状態を示す側面図である。 【符号の説明】 【0016】 7 排出筒 32 排出口 33 指標
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成17年10月3日(2005.10.3) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−97454(P2007−97454A) |
| 【公開日】 |
平成19年4月19日(2007.4.19) |
| 【出願番号】 |
特願2005−289774(P2005−289774) |
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