| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】長井 敏郎
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| 【要約】 |
【課題】脱穀レバーと刈取スイッチの誤認。
【解決手段】走行装置1の前方に刈取装置3を、走行装置1の上方に脱穀装置2およびグレンタンク4を、夫々設け、前記グレンタンク4の前側に操縦部6を設け、該操縦部6の座席10の前側には前側操作部12を、座席10の前方側部には側部操作部13を夫々設け、前記側部操作部13のパネル14には、前記脱穀装置2の駆動を入り切りさせる脱穀レバー15を設け、該脱穀レバー15の操作溝21の前端より前側のパネル14には前記刈取装置3の駆動を入り切りさせる刈取スイッチ22を設けたコンバイン。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行装置(1)の前方に刈取装置(3)を、走行装置(1)の上方に脱穀装置(2)およびグレンタンク(4)を、夫々設け、前記グレンタンク(4)の前側に操縦部(6)を設け、該操縦部(6)の座席(10)の前側には前側操作部(12)を、座席(10)の前方側部には側部操作部(13)を夫々設け、前記側部操作部(13)のパネル(14)には、前記脱穀装置(2)の駆動を入り切りさせる脱穀レバー(15)を設け、該脱穀レバー(15)の操作溝(21)の前端より前側のパネル(14)には前記刈取装置(3)の駆動を入り切りさせる刈取スイッチ(22)を設けたコンバイン。 【請求項2】 請求項1において、前記刈取スイッチ(22)は、脱穀レバー(15)の操作溝(21)の前方右側のパネル(14)に設けたコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、コンバイン、特に、操縦部の構成に係るものである。 【背景技術】 【0002】 従来、コンバインの操縦部の内の側部操作部には、脱穀装置の駆動を入り切りさせる脱穀レバーを設け、該脱穀レバーの握り部の上面には刈取装置の駆動を入り切りさせる刈取スイッチを設けた構成は、公知である(特許文献1) 【特許文献1】特開平5−153842号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 前記公知例は、脱穀レバーの握り部の上面に刈取スイッチを設けているため、脱穀レバーの操作と刈取スイッチの操作との間に混同が生じるという課題がある。 また、脱穀レバーの入り切りの振動やショックで刈取スイッチが破損する事があった。 本願は、脱穀レバーと刈取スイッチの配置について工夫し、操作性および視認性の良好な操縦部を有するコンバインを提供するものである。 また、刈取スイッチの破損を防止しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は、走行装置1の前方に刈取装置3を、走行装置1の上方に脱穀装置2およびグレンタンク4を、夫々設け、前記グレンタンク4の前側に操縦部6を設け、該操縦部6の座席10の前側には前側操作部12を、座席10の前方側部には側部操作部13を夫々設け、前記側部操作部13のパネル14には、前記脱穀装置2の駆動を入り切りさせる脱穀レバー15を設け、該脱穀レバー15の操作溝21の前端より前側のパネル14には前記刈取装置3の駆動を入り切りさせる刈取スイッチ22を設けたコンバインとしたものであり、走行装置1を駆動して機体を前進させ、脱穀レバー15により脱穀クラッチ(図示省略)を入りにして脱穀装置2を駆動し、次に、刈取スイッチ22により刈取クラッチ(図示省略)を入りにして刈取装置3を駆動させて刈取脱穀作業を開始し、旋回するときなどでは脱穀装置2を駆動させたまま刈取装置3を停止させるが、刈取装置3の停止は刈取スイッチ22により行うので、脱穀レバー15とは無関係に行え、誤って脱穀装置2を停止させる誤操作を防止する。 本発明は、前記刈取スイッチ22は、脱穀レバー15の操作溝21の前方右側のパネル14に設けたコンバインとしたものであり、刈取スイッチ22は、脱穀レバー15の「入り切り」操作とは無関係にオンオフ操作が行え、また、脱穀レバー15の操作溝21の前方右側に刈取スイッチ22を設けているので、刈取スイッチ22は脱穀レバー15よりも座席10に近く、脱穀レバー15の操作位置に影響されずに刈取スイッチ22の操作を行え、特に、脱穀レバー15を前方に倒したときの操作性を向上させる。 【発明の効果】 【0005】 請求項1の発明では、刈取クラッチと脱穀クラッチの操作手段である脱穀レバー15と刈取スイッチ22とを個別独立して設けているので、一度に操作することがなく、位置の誤認を防止する。また、刈取スイッチ22には、脱穀レバーの入り切りの振動が伝わらないので、刈取スイッチ22の破損を防止できる。 請求項2の発明では、刈取スイッチ22は脱穀レバー15よりも座席10に近いので、刈取スイッチ22の誤操作を防止するだけでなく、操作性も向上させる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 本発明の実施例を図により説明すると、1は走行装置、2は走行装置1の上方位置に設けた脱穀装置、3は脱穀装置2の前側に設けた刈取装置、4はグレンタンク、5はグレンタンク4内の穀粒を排出する排出オーガ、6は操縦部である。 前記操縦部6には、作業者が着座する座席10を設け、座席10の前側に作業者が乗降するステップ11を設け、ステップ11の前方には前方操作部12を設け、ステップ11の側部には側部操作部13を設ける。 【0007】 しかして、側部操作部13のうち後側パネル14には前記脱穀装置2の駆動を入り切りさせる脱穀レバー15を設ける。脱穀レバー15は、レバー軸16の基部を機体の固定部に横軸17により回動自在に取付け、脱穀レバー15と図示は省略するが脱穀クラッチ(図示省略)とをワイヤー等の連結手段により連結し、レバー軸16の上部に握り部20を設けて構成している。 21は後側パネル14に形成したレバー軸16が移動する操作溝である。 操作溝21の前端より前側の後側パネル14には刈取装置3の駆動を入り切りさせる刈取スイッチ22を設ける。刈取スイッチ22は任意の手段により刈取クラッチ(図示省略)を入り切りするように連結する。 【0008】 刈取スイッチ22は内部に電球23を内蔵し(図6)、刈取スイッチ22をオンにすると点灯し、オフにすると消灯するように構成する。24は刈取スイッチ22のスイッチボタン、25はコード、26はコネクタである。 また、刈取スイッチ22内に電球23を内蔵せずに、刈取スイッチ22の近傍の後側パネル14にランプ(図示省略)を設け、刈取スイッチ22のオン・オフ操作によりランプを点灯・消灯するように構成してもよい。 側部操作部13には、脱穀レバー15と刈取スイッチ22とを個別に設けているので、脱穀レバー15による脱穀クラッチの入り切り操作と刈取スイッチ22による刈取クラッチの入り切り操作との誤認操作を抑制する。 【0009】 即ち、機体を走行させて作業するときには、まず、刈取スイッチ22により刈取クラッチを入りにし、次に、脱穀レバー15により脱穀クラッチを入りにしてから刈取脱穀作業を開始し、旋回するときなどでは脱穀装置2を駆動させたまま刈取装置3を停止させるが、刈取装置3の停止は刈取スイッチ22により行うので、脱穀レバー15とは無関係に行え、誤って脱穀装置2を停止させる誤操作を防止する。 また、刈取スイッチ22を通常の押しボタン式のスイッチを採用して後側パネル14に取付けて構成できるので、配線が断線する等の故障の発生を減少させ、耐久性を向上させることができる。 【0010】 しかして、刈取スイッチ22は、脱穀レバー15の前方右側の後側パネル14に設ける。 即ち、脱穀レバー15の操作溝21の前方であって、操作溝21の延長線より右側に配置する。 そのため、刈取スイッチ22は、脱穀レバー15の「入り切り」操作とは無関係にオンオフ操作が行える。また、脱穀レバー15の握り部20に刈取スイッチ22を設けた場合に比し、刈取スイッチ22の位置が不動になるので、刈取スイッチ22のオン・オフの何れであるかの認識が容易になって操作性が向上する。 【0011】 また、脱穀レバー15の右側に刈取スイッチ22を設けているので、刈取スイッチ22は脱穀レバー15よりも座席10に近く、脱穀レバー15の操作位置に影響されずに刈取スイッチ22の操作を行え、特に、脱穀レバー15を前方に倒したときの操作性を向上させる。 【0012】 しかして、前記脱穀レバー15は、その握り部20と操作溝21とを、相対的に握り部20が操作溝21を通りうる幅となるように構成する(図5)。 即ち、脱穀レバー15の握り部20に刈取スイッチ22を設けていないので、握り部20を小径に形成して、脱穀レバー15を取付けた後からでも、後側パネル14の操作溝21を握り部20に通して、後側パネル14を側部操作部13に取付けられるようにする。 したがって、側部操作部13の組立てが容易になり、メンテナンスも容易になる。 また、他の機種の脱穀レバー15と共用でき、コストダウンできる。 【0013】 しかして、後側パネル14の前側には側部操作部13のうち前側パネル30を設け、前側パネル30には手動扱深さスイッチ31と自動扱深さスイッチ32と自動方向制御スイッチ33と刈取自動上昇スイッチ34等を設け、刈取スイッチ22とは別に設ける。 即ち、後側パネル14には刈取スイッチ22のみを設けて、刈取スイッチ22と他の自動扱深さスイッチ32等のスイッチとの差別化を図って、刈取スイッチ22を明確に認識できるようにしている。 つまり、刈取スイッチ22以外のスイッチは仮に誤って操作しても刈取作業が中断することはないが、刈取スイッチ22を誤操作すると、刈取作業が中断してしまうので、本願のように刈取スイッチ22と他の自動扱深さスイッチ32等のスイッチとの差別化を図ることにより、刈取スイッチ22の誤操作を防止する。 【0014】 なお、自動扱深さスイッチ32は、所定位置に設けてセンサにより穀稈の長さを検出して脱穀装置2へ供給する位置を変更する扱深さの自動制御を入り切りするものであり、また、自動方向制御スイッチ33は刈取部に設けたセンサにより穀稈の列に合わせて走行方向を自動制御するものであり、また、刈取自動上昇スイッチ34は刈取部を所定高さにまで上昇させると刈取部の駆動を停止させる自動制御の入り切りするものである。 【0015】 この場合、手動扱深さスイッチ31と自動扱深さスイッチ32と自動方向制御スイッチ33と刈取自動上昇スイッチ34とは、手動扱深さスイッチ31が後側に、自動扱深さスイッチ32と自動方向制御スイッチ33と刈取自動上昇スイッチ34の順に、前側となるように配置すると、操作性を向上させて好適である。 即ち、刈取自動上昇スイッチ34や自動方向制御スイッチ33は作業前に自動制御の適否を選択すれば良いが、自動扱深さスイッチ32や特に手動扱深さスイッチ31は作業の操作頻度が高いので、これらを座席10の近くになるように配置させることで、操作性を向上させる。 【0016】 しかして、後側パネル14は、ノブボルト36により機体に取付けると、刈取スイッチ22の交換等のメンテナンスが容易になり、好適である。 刈取スイッチ22以外のスイッチは仮に故障しても刈取作業が中断することはないが、刈取スイッチ22が故障すると、刈取作業が中断してしまうので、刈取スイッチ22を簡単に着脱できる後側パネル14に取付け、刈取スイッチ22の交換等のメンテナンスを容易にして、メンテナンス時間の短縮を図った。 【0017】 しかして、手動扱深さスイッチ31は前側パネル30の最後方に配置すると、好適である。 即ち、手動扱深さスイッチ31は操作頻度のみならず、操作時間も「長押し操作」で長くなるので、この手動扱深さスイッチ31を前側パネル30の最後方に配置すると、操作性を向上させる。 【0018】 しかして、前側パネル30には、走行装置1の走行速度を変速操作する主変速レバー40を設け、主変速レバー40と脱穀レバー15とは、脱穀レバー15を前方に倒したときに、前方に倒した脱穀レバー15と略起立する主変速レバー40との間に側面視三角形状の空間S(図4では理解を容易にするために斜線で表示しているが、これにより構成が限定されるものではない)を形成しうるように配置する。 主変速レバー40は、走行中頻繁に操作するので、手動扱深さスイッチ31等の前側パネル30に設けて一群のスイッチより座席10に近く配置して操作性を向上させるが、主変速レバー40と脱穀レバー15の間に空間Sを形成して一群の手動扱深さスイッチ31等の操作性の低下も抑制している。 41は副変速レバー、42はエンジンの回転数を変更操作するスロットルレバー、43は走行方向を操作するパワステレバー、44はエンジンスタートキー挿入口、45はカバーである。 【図面の簡単な説明】 【0019】 【図1】コンバインの側面図。 【図2】同平面図。 【図3】操縦部側面図。 【図4】操縦部側面図。 【図5】操縦部平面図。 【図6】刈取スイッチの一例を示す断面図。 【図7】操縦部の他の実施例の平面図。 【符号の説明】 【0020】 1…走行装置、2…脱穀装置、3…刈取装置、4…グレンタンク、5…排出オーガ、6…操縦部、10…座席、11…ステップ、12…前側操作部、13…側部操作部、14…後側パネル、15…脱穀レバー、16…レバー軸、17…横軸、20…握り部、21…操作溝、22…刈取スイッチ、23…電球、30…前側パネル、32…自動扱深さスイッチ、33…自動方向制御スイッチ、34…刈取自動上昇スイッチ、31…手動扱深さスイッチ、36…ノブボルト、40…主変速レバー。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月7日(2006.6.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089934 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 淳一郎
【識別番号】100092945 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 千秋
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| 【公開番号】 |
特開2007−325531(P2007−325531A) |
| 【公開日】 |
平成19年12月20日(2007.12.20) |
| 【出願番号】 |
特願2006−158642(P2006−158642) |
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