| 【発明の名称】 |
刈払い機用ロータリカッタ |
| 【発明者】 |
【氏名】柴崎 稔
【氏名】加藤 宏樹
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| 【要約】 |
【課題】コードが摩耗して短くなった場合、コードが自動的に引出されてコードの長さを適度に保つことができるロータリカッタの提供。
【解決手段】コード4により刈り払いを行なうロータリカッタにおいて、ロータリカッタの回転中に、外方に導出されているコード4が摩耗して短くなると、遠心力により前記ストッパー5と上カム3−1との係合が外れてリール3が回転してコード4が引出される仕組みとなし、さらに継続して回転するリール4の下カム3−2と係合するストッパー5の一端により当該ストッパー5が径方向に移動させられリール3の一定回転後、上カム3−1とストッパー5の一端が再び係合してリール3の回転を阻止する仕組みとした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転して草等の刈払いを行なうコードと、該コードを収納しかつ間欠回動しながら該コードを繰り出すリールと、該リールを収納するケースおよび該ケースを覆うカバーとからなり、前記リール外に導出されたコードにより刈り払いを行なうロータリカッタにおいて、前記リールの上段と下段にそれぞれ上カム、下カムが設けられ、該リールの直径とほぼ同じ長さの略U字形のストッパーが前記ケースの底部中央に径方向にスライド可能に、かつ当該ストッパーの一端は前記上カムに係合してリールの回転を阻止し、同他端は前記下カムに係合して当該ストッパーを径方向に移動させるごとく組込まれ、前記リールに巻回されたコードの一端は前記ストッパーの外側から係合しコードガイドを介して該ロータリカッタの外方に導出され、コードの他端は前記ストッパーに関わりなく該ロータリカッタの外方に導出され、該ロータリカッタの回転中に、外方に導出されているコードが摩耗して短くなると、遠心力により前記ストッパーの一端と上カムとの係合が外れてリールが回転してコードが繰り出される仕組みとなし、さらに継続して回転するリールの下カムと係合するストッパーの一端により当該ストッパーが径方向に移動させられリールの一定回転後、上カムとストッパーの一端が再び係合してリールの回転を阻止する仕組みとなしたことを特徴とする刈払い機用ロータリカッタ。 【請求項2】 前記ストッパーに対して付与されるコードの押圧力を補助するための弾性体を、前記ストッパーに対し常時径方向の押圧力が付与されるように該ロータリカッタ内部に設けたことを特徴とする請求項1に記載の刈払い機用ロータリカッタ。 【請求項3】 前記弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段として、前記上カムに係合してリールの回転を阻止する側のケース内壁とストッパーとの間に弾性体を配置する方式を用いることを特徴とする請求項2に記載の刈払い機用ロータリカッタ。 【請求項4】 前記弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段として、前記下カムに係合してリールの回転を阻止する側のストッパー端部、またはストッパー中央部に弾性体を装着する方式を用いることを特徴とする請求項2に記載の刈払い機用ロータリカッタ。 【請求項5】 前記弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段として、前記上カムに係合してリールの回転を阻止する側のカバー内面またはケース内面にそれぞれカバーまたはケースと一体に設けたストッパー押しつけ部材を前記弾性体として用いることを特徴とする請求項2に記載の刈払い機用ロータリカッタ。 【請求項6】 前記弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段として、前記上カムに係合してリールの回転を阻止する側の前記ストッパー自体に設けた前記ケースおよび/またはカバーの内面に当接するアーム状部材を前記弾性体として用いることを特徴とする請求項2に記載の刈払い機用ロータリカッタ。 【請求項7】 前記弾性体としてばねまたはゴムを用いることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の刈払い機用ロータリカッタ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、原動機等の動力により回転軸を介して回転駆動されるケースの半径方向に延出されたコード(主にナイロン製)により草等の刈払い作業を行なうための刈払い機用ロータリカッタに係り、より詳しくはコードが摩耗して短くなった場合、コードが自動的に引き出される方式の刈払い機用ロータリカッタに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、この種のロータリカッタとしては、リールにナイロンコードを収納し、コードが摩耗した時、これを引き出すために、回転中にカッターを地面に押圧したり、叩いてコードを引き出すか、あるいはカッターの回転を上げることによりコードを引出す方式のものが主流であった。しかしながら、カッターを地面に押圧したり、叩いてコードを引き出す方式は小石を飛散させる危険があり、また、カッターの回転を上げる方式は構造が複雑で重量も増し、かつコードの引出しも原動機等の回転を最高位に上げて行なうため、両者共動力源である原動機およびカッターに無理が生じたり、またコードの引出しも不安定で、非常に危険であるという問題があった。 これらの問題を解決するため、出願人は、作業中コードが摩耗して短くなると自動的にコードがリールから繰り出される方式のロータリカッタを先に提案した(特許文献1参照)。この方式は、コードの出代が短くなれば遠心力の変化により作業中でも自動的にコードが繰り出されるため、前記したような押圧や叩く操作、あるいは回転を上げる等の操作を必要とせず、また、構造も簡単であるためコードの交換も簡易にかつ安全に行なうことができるという効果を奏するという特徴を有する。 特許文献1 特開平5−168328号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、前記した従来のロータリカッタの場合は、作業中コードが短くなって自動的に繰出される際、回転による遠心力および刈り草の抵抗等により、ケースに回転可能に内蔵された構成部品の一つであるリングが急速に回され、該リングに取付けられた略U字形のストッパーがケースに係止するとき強い衝撃力が発生し、該ストッパーが折損するという不具合があった。その対策としてストッパーを太くするとストッパー自体の重量が増し、遠心力が大きくなって意に反して早く作動してコードが長くなり過ぎてしまうという問題が生じた。 【0004】 本発明は、かかる問題を解決すると共に、構造簡単にしてコードの繰り出し動作の安定化とコードの繰り出し長さ精度の向上がはかられ、さらに常に所望の繰り出し長さを保持することができ、高い作業能率を得ることができるロータリカッタを提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明にかかる刈払い機用ロータリカッタは、回転して草等の刈払いを行なうコードと、該コードを収納しかつ間欠回動しながら該コードを繰り出すリールと、該リールを収納するケースおよび該ケースを覆うカバーとからなり、前記リール外に導出されたコードにより刈り払いを行なうロータリカッタにおいて、前記リールの上段と下段にそれぞれ上カム、下カムが設けられ、該リールの直径とほぼ同じ長さの略U字形のストッパーが前記ケースの底部中央に径方向にスライド可能に、かつ当該ストッパーの一端は前記上カムに係合してリールの回転を阻止し、同他端は前記下カムに係合して当該ストッパーを径方向に移動させるごとく組込まれ、前記リールに巻回されたコードの一端は前記ストッパーの外側から係合しコードガイドを介して該ロータリカッタの外方に導出され、コードの他端は前記ストッパーに関わりなく該ロータリカッタの外方に導出され、該ロータリカッタの回転中に、外方に導出されているコードが摩耗して短くなると、遠心力により前記ストッパーの一端と上カムとの係合が外れてリールが回転してコードが繰出される仕組みとなし、さらに継続して回転するリールの下カムと係合するストッパーの一端により当該ストッパーが径方向に移動させられリールの一定回転後、上カムとストッパーの一端が再び係合してリールの回転を阻止する仕組みとなしたことを特徴とするものである。 【0006】 また、本発明は上記構成の刈払い機用ロータリカッタにおいて、コードの繰出し長さをより精度よくかつ安定させるために、前記ストッパーに対して付与されるコードの押圧力を補助するための弾性体を、前記ストッパーに対し常時径方向の押圧力が付与されるように該ロータリカッタ内部に設けることを特徴とするものである。この弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段としては、前記上カムに係合してリールの回転を阻止する側のケース内壁とストッパーとの間に弾性体を配置する方式、前記下カムに係合してリールの回転を阻止する側のストッパー端部、またはストッパー中央部に弾性体を装着する方式、前記上カムに係合してリールの回転を阻止する側のカバー内面またはケース内面にそれぞれカバーまたはケースと一体に設けたストッパー押しつけ部材を前記弾性体として用いる方式、前記上カムに係合してリールの回転を阻止する側の前記ストッパー自体に設けた前記ケースおよび/またはカバーの内面に当接するアーム状部材を前記弾性体として用いる方式等を採用することができる。なお、前記弾性体としては、ばねまたはゴムが一般的である。 【0007】 刈払い機本体に取付けられたロータリカッタは、通常は適度の長さに繰り出されたコードにより、芝生や雑草を刈り取るが、コードが摩耗し、短くなると切れ味が悪くなり、作業能率が落ちるため、常に引出されたコードの長さを適度に保つ必要がある。このため、本発明では、ロータリカッタの動作中、コードが摩耗し短くなると、該ロータリカッタの回転により生ずる遠心力により前記ストッパーがコードの押付け力に抗して外方へ移動し前記リールの上カムから外れてリールが次のフックまで回転移動し、該リールが回転した分コードが繰り出されると同時に、前記ストッパーがリールの下カムにガイドされてリールの上カムと係合してリールの回転を阻止するごとく構成したものである。 【0008】 上記構成の刈払い機用ロータリカッタは、コードが摩耗し短くなると自動的にコードが繰り出されて、摩耗する前の長さに復帰する仕組みとなっているが、例えばリールが回転してコードが繰り出されたときその繰り出される速度とコードのストッパー押付け力が増加するのに時間差が生じ、コードのストッパー押付け力が十分に得られない場合には、ロータリカッタの回転により生ずる遠心力によりストッパーが再び外側に移動しリールが回転できる状態となり、コードが余分に繰り出されてしまうことがある。すなわち、コードのストッパー押付け力の増加が遅れた分だけコードが余分に繰り出されてしまうという問題が生ずる場合がある。また、ロータリカッタの低回転時には、コードにかかるテンションが弱くなるためストッパー押付け力が不安定となり、ストッパーが誤作動し易くなる。このため、本発明では、コードが繰り出されてからコードのストッパー押付け力が所望の値に増えるまでストッパーを動き難くするために、ストッパーに対して付与されるコードの押圧力を補助するための弾性体を、ストッパーに対し常時径方向の押圧力が付与されるようにロータリカッタ本体内部に設けることとした。 【発明の効果】 【0009】 本発明の刈払い機用ロータリカッタは、作業中にコードが摩耗し短くなると該コードの外方延出部の遠心力が弱まるため、このコードにより内方に押し付けられていたストッパーに生じている遠心力が前記コード押し付け力より強くなって当該ストッパーが外方へ移動しリールのカムとストッパーとの係合が外れることにより、コードの遠心力によってコードを巻き戻す方向にリールが回転移動し、次のカムにストッパーが係合するまで回転移動した分コードが自動的に繰り出されて、摩耗する前の長さに復帰する。したがって、本発明によれば、作業中にコードが摩耗し短くなれば、遠心力によりコードが所望長さ自動的に繰り出されるため、従来のような押圧や叩く操作、あるいは回転を上げる等の危険な操作を必要としないだけでなく、重量の増大を招かない程度の太さのストッパーでも回転による遠心力や刈り草の抵抗等により発生する衝撃力で折損することはなく、常に安定して能率的に刈払い作業を行なうことができるという効果を奏する。 【0010】 また、ロータリカッタの内部にストッパーに対して付与されるコードの押圧力を補助するための弾性体を組込むことにより、コードのストッパー押付け力が十分に得られない場合でもストッパーが外側に移動してコードが余分に繰り出されることがなくなり、コードの繰り出し長さをより精度よくかつ安定させることができると共に、ロータリカッタの低速回転時においてもコードの押圧力がアシストされることによりストッパーの誤作動も皆無となり、常に所定の繰り出し長さを確保することができるという優れた効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 図1は本発明に係るロータリカッタの第1実施例を一部切欠いて示す平面図、図2は図1のA−A線上の断面図、図3は同上のロータリカッタにおけるリールの上カムとストッパーとの係合状態を示す平面図、図4は同上のロータリカッタにおけるリールの下カムにストッパーがガイドされている状態を示す平面図、図5は同じく本発明の第2実施例を一部切欠いて示す平面図、図6は図5のB−B線上の断面図、図7は同じく本発明の第3実施例を一部切欠いて示す平面図、図8は同じく本発明の第4実施例を一部切欠いて示す平面図、図9は同じく本発明の第5実施例を一部切欠いて示す平面図、図10は同じく本発明の第6実施例を一部切欠いて示す平面図、図11は同じく本発明の第7実施例を示す図1相当図、図12は同じく本発明の第8実施例を示す図1相当図、図13は同じく本発明の第9実施例を示す図1相当図であり、1はケース、2はカバー、3はリール、3−1は上カム、3−2は下カム、4はコード、5は略U字形ストッパー、5−1は水平部分、5−2は長尺棒部、5−3は短尺棒部、6−1、6−2はコードガイド、7は原動機等との連結のためのプレート、8a、8b、8c、8dはばね、8eはゴム、9a、9bはストッパー押しつけ部材、9cはアーム状部材である。 【0012】 まず、図1〜図4に示す本発明の第1実施例のロータリカッタの構造について説明すると、ケース1の底部中央部には、リール3の回転を支持するためのボス部1−1が突設され、外周端部にはコード取出し部を除く部分に円筒壁1−2が設けられ、該円筒壁1−3部にカバー2が外嵌される構造になっている。さらに、カバー2にはプレート7が取付けられ、原動機等の駆動回転軸(図示せず)と連結される。リール3は上段と下段にそれぞれ上カム3−1、下カム3−2が形成され、前記ボス部1−1に回転可能に組付けられ、外周にコード4が巻回されている。前記略U字形ストッパー5は、水平部分5−1と、該水平部分5−1の両端部の一方に垂直に形成した前記リールの高さより長い長尺棒部5−2と、他方に垂直に形成した前記リールの高さより短い短尺棒部5−3とからなり、前記ケース1の底部および前記ボス部1−1の底部中央に設けられた溝部1−2に該ケース1の径方向にスライド可能に、かつ長尺棒部5−2が前記リールの上カム3−1に、短尺棒部5−3がリールの下カム3−2にそれぞれ係合離脱可能に垂直に嵌合して組込まれている。なお、前記カバー2には略U字形ストッパー5の長尺棒部5−2の上部が入る溝2−1が設けられている。 リール3に巻回されたコード4の一端は、前記略U字形ストッパー5の長尺棒部5−2を内方へ押し付けるように該長尺棒部5−2の外側を通してコードガイド6−1より外側へ導出され、該コード4の他端は、略U字形ストッパー5の短尺棒部5−3の内側を通してコードガイド6−2より外側へ導出されている。 【0013】 続いて、上記構成のロータリカッタの動作について説明する。 まず、カバー2上方のプレート7に原動機等の駆動回転軸(図示せず)が連結されたロータリカッタは、回転中は外方に引出されたコード4に遠心力が発生し、当該コード4を引出す力が発生するが、コード4は略U字形ストッパー5の長尺棒部5−2を通して引出されているため該略U字形ストッパー5はテンションのかかった前記コードにより内方へ押し付けられている。そのため、リール3の上カム3−1に略U字形ストッパー5の長尺棒部5−2が係合して該リール3の回転が阻止されている。 この状態において、ロータリカッタが動作中、コード4が摩耗し短くなると、該コード4の外方延出部の遠心力が弱まるため、ケース1内のコード4により長尺棒部5−2が内方へ押し付けられていた略U字形ストッパー5に作用する遠心力が、前記コード4による押圧力より大きくなり該押圧力に抗して略U字形ストッパー5の水平部分5−1が溝部1−2内を径方向にスライドして外方へ移動する。したがって、それまで略U字形ストッパー5の長尺棒部5−2によって係止されていたリール3の上カム3−1が開放され、コード4の遠心力により当該コードを巻き戻す方向にリール3が回転移動しコード4が繰り出される。そして、リール3が回転移動すると、略U字形ストッパー5の短尺棒部5−3がリールの下カム3−2にガイドされることにより、当該ストッパー5が今度は前記と逆方向にスライドし、リール3の次の上カム3−1に該略U字形ストッパー5の長尺棒部5−2が係止し、リール3の回転が止まりコード4の繰り出しが停止する。 すなわち、本発明では、コードが摩耗して短くなると、遠心力により略U字形ストッパー5がコード4の押し付け力に抗して移動し、該ストッパーの長尺棒部5−2がリール3の上カム3−1より外れてリール3が次の上カムまで回転移動し、このリールが回転した分コードが繰り出されて長くなり、摩耗する前の状態に復帰する。 なお、カッター回転方向(図1に矢印イで示す)を図示とは逆方向に使用しても同様な作用効果を得ることができることはいうまでもない。 【0014】 次に、上記構成の刈払い機用ロータリカッタにおいて、コードの繰出し長さをより精度よくかつ安定させるために、前記ストッパーに対して付与されるコードの押圧力を補助するための弾性体を組込んだロータリカッタを図5〜図13に基づいて説明する。 まず、図5、図6に示す本発明の第2実施例は、前記弾性体を用いて前記ストッパー5によるコードの押圧力を付与する手段として、前記上カム3−1に係合してリール3の回転を阻止する側のケース内壁とストッパー5との間に弾性体を配置する方式を採用するもので、具体的には前記ストッパー5に対して付与されるコード4の押圧力を補助するための弾性体としてばね8aを用い、前記上カム3−1に係合してリール3の回転を阻止する側のケース1内壁とストッパー5との間に前記ばね8aを組込む。その際、ばね8aはケース1の底部端部に突設したピン8a−1にそのコイル部分を外嵌すると共に、前記ストッパーに対し常時径方向の押圧力が付与されるように長い方の端部をストッパー5の長尺棒部5−2に、短い方の端部をケース1の内周壁にそれぞれ当接させて組込む。 【0015】 上記のように上カム3−1に係合してリール3の回転を阻止する側のケース1内壁とストッパー5との間に前記ばね8aを組込むことにより、コード4が繰り出されてからストッパー5に対して付与される該コード4の押圧力が弱くても、ストッパー5が前記ばね8aにより補助的に押圧されて動き難くなっているため、該ストッパー5が再び外側に移動してコード4が余分に繰り出されることがなくなり、コード4の繰り出し長さをより精度よくかつ安定させることができる。また、ロータリカッタの低速回転時においてもコード4の押圧力がアシストされることによりストッパー5の誤作動も皆無となり、常に所定の繰り出し長さを確保することができる。 【0016】 同じく図7に示す本発明の第3実施例は、前記弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段として、前記図5、図6に示す本発明の第2実施例に示すばね8aに替えてコイルばね8bを採用するもので、その取付け手段としては、ストッパー5の長尺棒部5−2と相対向するケース1の内周壁に突設したガイド8b−1に前記コイルばね8bをストッパー5に対し常時径方向の押圧力が付与されるように組込んだ構成となしたもので、前記コイルばね8bの作用により前記図5、図6に示すロータリカッタと同様の作用効果が得られる。 【0017】 同じく図8に示す本発明の第4実施例は、前記弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段として、ストッパー5自体にコイル状のばね8cを装着する方式を採用するもので、その構造はストッパー5の水平部分5−1の短尺棒部5−3と、ケース1のボス部1−1の付け根部に突設したストッパー5のガイド部8c−1との間に前記コイル状のばね8cをストッパー5に対し常時径方向の押圧力が付与されるように該ストッパー5自体に装着した構成となしたもので、この場合も前記コイルばね8cの作用により前記図5、図6に示すロータリカッタと同様の作用効果が得られる。 【0018】 同じく図9に示す本発明の第5実施例は、前記弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段として、前記図8に示す実施例と同様にストッパー5自体にコイル状のばね8dを装着する方式を採用するもので、その構造はストッパー5の水平部分5−1の略中央部に固着した円板状のばね座8d−1とケース1のボス部1−1の付け根部との間に前記コイル状のばね8dをストッパー5に対し常時径方向の押圧力が付与されるように該ストッパー5自体に装着した構成となしたもので、本実施例においても前記コイルばね8dの作用により前記図5、図6に示すロータリカッタと同様の作用効果が得られる。 【0019】 同じく図10に示す本発明の第6実施例は、前記弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段として、前記ばねに替えてゴムを採用するもので、その構造は前記図7に示す第3実施例におけるコイルばね8bに替えてゴム8eを用いた以外は、図7に示す第3実施例と同様の構成を有する。すなわち、ストッパー5の長尺棒部5−2と相対向するケース1の内周壁に突設したガイド8e−1に前記ゴム8eをストッパー5に対し常時径方向の押圧力が付与されるように組込んだ構成となしたもので、本実施例においても前記ゴム8eの作用により前記図5、図6に示すロータリカッタと同様の作用効果が得られる。 【0020】 同じく図11に示す本発明の第7実施例は、前記弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段として、カバーの一部を弾性体として使用する方式であり、その構造は前記上カム3−1に係合してリール3の回転を阻止する側のカバー2に設けられたストッパー5の長尺棒部5−2の上部が入る溝2−1の水平面部に、ストッパー5の長尺棒部5−2に当接して該ストッパー5に対し常時径方向の押圧力が付与されるように該カバー2と一体にストッパー押しつけ部材9aを設けた構成としなしたもので、本実施例においても前記ストッパー押しつけ部材9aの作用により前記図5、図6に示すロータリカッタと同様の作用効果が得られる。 【0021】 同じく図12に示す本発明の第8実施例は、前記弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段として、ケースの一部を弾性体として使用する方式であり、その構造は前記上カム3−1に係合してリール3の回転を阻止する側のケース1の底部に、ストッパー5の長尺棒部5−2に当接して該ストッパー5に対し常時径方向の押圧力が付与されるように該ケース1と一体にストッパー押しつけ部材9bを設けた構成としなしたもので、本実施例においても前記ストッパー押しつけ部材9bの作用により前記図5、図6に示すロータリカッタと同様の作用効果が得られる。 【0022】 同じく図13に示す本発明の第9実施例は、前記弾性体を用いて前記ストッパーによるコードの押圧力を付与する手段として、ストッパーの一部を弾性体として使用する方式であり、その構造はストッパー5の長尺棒部5−2の端部にこの側のケース1および/またはカバー2の内面に当接するアーム状部材9cを該ストッパー5に対し常時径方向の押圧力が付与されるように設けた構成としなしたもので、本実施例においても前記アーム状部材9cの作用により前記図5、図6に示すロータリカッタと同様の作用効果が得られる。 【産業上の利用可能性】 【0023】 本発明の刈払い機用ロータリカッタは、作業中にコードが摩耗し短くなると該コードの外方延出部の遠心力が弱まるため、このコードにより内方に押し付けられていたストッパーに生じている遠心力が前記コード押し付け力より強くなって当該ストッパーが外方へ移動しリールのカムとストッパーとの係合が外れることにより、コードの遠心力によってコードを巻き戻す方向にリールが回転移動し、次のカムにストッパーが係合するまで回転移動した分コードが自動的に引出されて、摩耗する前の長さに復帰する仕組みとなしたものであるから、従来のような押圧や叩く操作、あるいは回転を上げる等の危険な操作を必要としないだけでなく、重量の増大を招かない程度の太さのストッパーでも回転による遠心力や刈り草の抵抗等により発生する衝撃力で折損することはなく、常に安定して能率的に刈払い作業を行なうことができる。 また、ロータリカッタの内部にストッパーに対して付与されるコードの押圧力を補助するための弾性体を組込むことにより、コードのストッパー押付け力が十分に得られない場合でもストッパーが外側に移動してコードが余分に繰り出されることがなくなり、コードの繰り出し長さをより精度よくかつ安定させることができると共に、ロータリカッタの低速回転時においてもコードの押圧力がアシストされることによりストッパーの誤作動も皆無となり、常に所定の繰り出し長さを確保することができる。 したがって、本発明の刈払い機用ロータリカッタは、芝生や雑草の刈り払い機用として極めて実用性に富むものである。 【図面の簡単な説明】 【0024】 【図1】本発明に係るロータリカッタの第1実施例を一部切欠いて示す平面図である。 【図2】図1のA−A線上の断面図である。 【図3】同上のロータリカッタにおけるリールの上カムとストッパーとの係合状態を示す平面図である。 【図4】同上のロータリカッタにおけるリールの下カムにストッパーがガイドされている状態を示す平面図である。 【図5】同じく本発明の第2実施例を一部切欠いて示す平面図である。 【図6】図5のB−B線上の断面図である。 【図7】同じく本発明の第3実施例を一部切欠いて示す平面図である。 【図8】同じく本発明の第4実施例を一部切欠いて示す平面図である。 【図9】同じく本発明の第5実施例を一部切欠いて示す平面図である。 【図10】同じく本発明の第6実施例を一部切欠いて示す平面図である。 【図11】同じく本発明の第7実施例を示す図1相当図である。 【図12】同じく本発明の第8実施例を示す図1相当図である。 【図13】同じく本発明の第9実施例を示す図1相当図である。 【符号の説明】 【0025】 1 ケース 2 カバー 3 リール 3−1 上カム 3−2 下カム 4 コード 5 略U字形ストッパー 5−1 水平部分 5−2 長尺棒部 5−3 短尺棒部 6−1、6−2 コードガイド 7 原動機等との連結のためのプレート 8a、8b、8c、8d ばね 8e ゴム 9a、9b ストッパー押しつけ部材 9c アーム状部材
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| 【出願人】 |
【識別番号】391014000 【氏名又は名称】スターテング工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年12月27日(2006.12.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100123869 【弁理士】 【氏名又は名称】押田 良隆
【識別番号】100046719 【弁理士】 【氏名又は名称】押田 良輝
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| 【公開番号】 |
特開2007−312769(P2007−312769A) |
| 【公開日】 |
平成19年12月6日(2007.12.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−352261(P2006−352261) |
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