| 【発明の名称】 |
コンバインの刈取装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】上村 孝彦
【氏名】北川 智志
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| 【要約】 |
【課題】刈取装置から脱穀装置へと配策するハーネス及び注油ホース等が、刈取装置を一方側の側方外側へ回動移動操作した際に、たくれたり、又、挟み込まれたりして破損することを防止しようとするものである。
【解決手段】刈取装置3のハーネス3c、及び、注油ホース3d等は、前記支持パイプ杆12b下側部から刈取装置3回動支点部の上支持メタル2dと、接続用アーム13aと、下支持メタル2eとの外周部を経て、前記走行車台2上側面へ載置して穀稈を脱穀する脱穀装置4に配索して設けたことを特徴とするコンバインの刈取装置の構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車台(2)の前方部に穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)を支持する支持装置(12)は、後方上位から前方下位へ傾斜する支持杆(12a)上端部に左右方向へ支持パイプ杆(12b)を設け、該支持パイプ杆(12b)左側端部を支持する上・下受メタル(12f)、(12h)を設けて構成し、前記走行車台(2)左前部へ設けた上・下支持メタル(2d)、(2e)間に接続装置(13)の接続用アーム(13a)を設け、該上支持メタル(2d)と、該接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とは、回動軸(2f)で軸支して設け、該接続用アーム(13a)と、下受メタル(12h)とを接続して前記刈取装置(3)を左側方外側へ回動移動自在に設けた構成において、前記刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び、注油ホース(3d)等は、前記支持パイプ杆(12b)下側部から刈取装置(3)回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)との外周部を経て、前期走行車台(2)上側面へ載置して穀稈を脱穀する脱穀装置(4)に配索して設けたことを特徴とするコンバインの刈取装置。 【請求項2】 前記刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)等は、支持パイプ杆(12b)下側部から刈取装置(3)回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とを軸支する中空部材よりなる回動軸(2f)の内径部を通過して前記脱穀装置(4)に配索して設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの刈取装置。 【請求項3】 前記脱穀装置(4)のフィードチェン(4a)前部内側に設けた補助移送チェン(4c)下側に落下穀粒の溜りを防止する流下案内板(4d)を設けると共に、前記刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)等は、前記支持パイプ杆(12b)下側から該流下案内板(4d)前先端部より、所定位置後方部(A)から刈取装置(3)回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とを軸支する回動軸(2f)の内径部を通過して脱穀装置(4)に配索して設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンバインの刈取装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、圃場内の植立穀稈を刈り取って脱穀選別するコンバインの刈取装置に関する。 【背景技術】 【0002】 特許文献1に示すように、走行車台の前方部には、立毛穀稈を刈取り、後方上部へ移送する刈取装置を設け、この刈取装置は、この走行車台の左前部へ設けた支持メタルを回動中心として、左側方外側へ手動操作で回動自在に設けている。この刈取装置に不具合が発生して、点検、及び修理等を行うときには、この刈取装置を左側方外側へ回動移動操作して、点検、及び修理等を容易に行えるような状態にし、これらの作業を実施する。 【0003】 又、前記刈取装置のハーネス、及び注油ホースを、この刈取装置から脱穀装置への配策は、記載されていないが、一般的には、最短距離位置へ配策して設けている。 【特許文献1】実開平2−55528号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 前記刈取装置のハーネス、及び注油ホースを、この刈取装置から脱穀装置への配策は、この刈取装置を左側方外側への回動移動は、支持メタルを回動中心として、支持して回動移動されるが、支点部であるこの支持メタル部の外径部等を通過して、脱穀装置へ配策されていないことにより、これらハーネス、及び注油ホースの長さ変化が大きく、このために、これらに、ねじれ、たわみ、及び破損が発生したり、又、回動操作が困難になることなどあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。 このために、請求項1に記載の発明においては、走行車台(2)の前方部に穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)を支持する支持装置(12)は、後方上位から前方下位へ傾斜する支持杆(12a)上端部に左右方向へ支持パイプ杆(12b)を設け、該支持パイプ杆(12b)左側端部を支持する上・下受メタル(12f)、(12h)を設けて構成し、前記走行車台(2)左前部へ設けた上・下支持メタル(2d)、(2e)間に接続装置(13)の接続用アーム(13a)を設け、該上支持メタル(2d)と、該接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とは、回動軸(2f)で軸支して設け、該接続用アーム(13a)と、下受メタル(12h)とを接続して前記刈取装置(3)を左側方外側へ回動移動自在に設けた構成において、前記刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び、注油ホース(3d)等は、前記支持パイプ杆(12b)下側部から刈取装置(3)回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)との外周部を経て、前期走行車台(2)上側面へ載置して穀稈を脱穀する脱穀装置(4)に配索して設けたことを特徴とするコンバインの刈取装置としたものである。 【0006】 立毛穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取装置(3)は、走行車台(2)の前方部へ設け、この刈取装置(3)を支持する支持装置(12)は、後方上部から前方下部へ傾斜する、支持杆(12a)の上端部に、左右方向に設けた支持パイプ杆(12b)の左側端部を支持する上・下受メタル(12f)、(12h)を設け、又、走行装置(2)の左側前部へ設けた上・下支持メタル(2d)、(2e)間には、接続装置(13)の接続用アーム(13a)を設け、該上支持メタル(2d)と、該接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とは、回動軸(2f)で軸支して設け、該接続用アーム(13a)の上部と、該下受メタル(12h)の下部とを接続して、前記刈取装置(3)を左側方外側へ回動自在に設けている。 【0007】 前記刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)等は、前記刈取装置(3)の支持パイプ杆(12b)の下側部から、この刈取装置(3)の回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)との外周部を経て、走行車台(2)の上側面へ載置して、刈取装置(3)から穀稈の供給を受けて、この穀稈を挟持移送中に脱穀する脱穀装置(4)に配策して設け、この脱穀装置(4)の各部へ設けた各センサを始動、停止制御、及びこの脱穀装置(4)の各部へ注油する。又、この刈取装置(3)に不具合が発生して、点検、及び修理を行うときには、この刈取装置(3)を左側方外側へ手動操作により、回動移動させて、これらの点検、及び修理を容易な状態にして行う。 【0008】 請求項2の発明においては、前記刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)等は、支持パイプ杆(12b)下側部から刈取装置(3)回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とを軸支する中空部材よりなる回動軸(2f)の内径部を通過して前記脱穀装置(4)に配索して設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの刈取装置としたものである。 【0009】 穀稈を刈取り後方上部へ移送する前記刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)等は、支持パイプ杆(12b)の下側部から、該刈取装置(3)回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とを軸支する中空部材よりなる回動軸(2f)の内径部を経て、穀稈を脱穀する脱穀装置(4)に配策して設け、これらハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)の保護を確実にしている。 【0010】 請求項3の発明においては、前記脱穀装置(4)のフィードチェン(4a)前部内側に設けた補助移送チェン(4c)下側に落下穀粒の溜りを防止する流下案内板(4d)を設けると共に、前記刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)等は、前記支持パイプ杆(12b)下側から該流下案内板(4d)前先端部より、所定位置後方部(A)から刈取装置(3)回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とを軸支する回動軸(2f)の内径部を通過して脱穀装置(4)に配索して設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンバインの刈取装置としたものである。 【0011】 前記刈取装置(3)から穀稈の供給を受けて、脱穀装置(4)内を挟持移送して、脱穀するこの脱穀装置(4)のフィードチェン(4a)の前部内側には、刈取装置(3)から穀稈を引継ぎ移送する補助移送チェン(4c)で引継ぎ移送して、フィードチェン(4a)と共に挟持移送し、この補助移送チェン(4c)の下側に落下穀粒の溜りを防止する流下案内板(4d)を設け、この流下案内板(4d)で落下する穀粒を受けて、前方下部へ流下させている。この構成において、刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)等は、支持パイプ杆(12b)下側から流下案内板(4d)の前先端部より、所定位置後方部(A)から、刈取装置(3)の回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とを軸支する回動軸(2f)の内径部を経て、脱穀装置(4)に配策して設け、これらハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)上へ落下して溜る穀粒、及び藁屑等を防止している。 【発明の効果】 【0012】 請求項1に記載の発明においては、刈取装置(3)を支持杆(12a)と、支持パイプ杆(12b)等とで支持して設け、走行車台(2)の左前部の上・下支持メタル(2d)、(2e)間に接続装置(13)の接続用アーム(13a)を設け、該上支持メタル(2d)と、該接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とは、回動軸(2f)で軸支して設け、この接続用アーム(13a)と、支持パイプ杆(12b)の左端部を支持した、上・下受メタル(12f)、(12h)の、この下受メタル(12h)とを接続して、刈取装置(3)を左側方外側へ回動自在に設けた構成において、この刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)等は、支持パイプ杆(12b)下側部から、この刈取装置(3)の回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)との外周部を経て、走行車台(2)上側へ載置した脱穀装置(4)に配策して設けたことにより、刈取装置(3)を回動移動操作の時に、これらハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)の全長の変化が少なく、スムーズな回動移動が可能である。又、これらが切断されることを防止できると共に、たくれによる各部への引っ掛かりを防止することができる。 【0013】 請求項2に記載の発明においては、前記刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)等は、支持パイプ杆(12b)下側部から、この刈取装置(3)回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とを軸支する中空部材よりなる回動軸(2f)の内径部の上部から下部を経て、脱穀装置(4)に配策して設けたことにより、刈取装置(3)を回動操作の時に、これらハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)の全長の変化が少なく、スムーズな回動移動が可能である。又、これらが内径部を通ることで、切断されること、及び挟み込み等を防止できると共に、たわみによる各部への引っ掛かりを防止することができる。更に、各内径部へ藁屑等の溜りを防止することができる。 【0014】 請求項3に記載の発明においては、前記脱穀装置(4)のフィードチェン(4a)前部内側に設けた補助移送チェン(4c)下側に落下穀粒の溜りを防止する流下案内板(4d)を設けると共に、刈取装置(3)のハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)等は、前記支持パイプ杆(12b)下側から、該流下案内板(4d)の前先端部より、所定位置後方部(A)から刈取装置(3)回動支点部の上支持メタル(2d)と、接続用アーム(13a)と、下支持メタル(2e)とを軸支する回動軸(2f)の内径部を経て、脱穀装置(4)に配索して設けたことにより、補助移送チェン(4c)の下側のハーネス(3c)、及び注油ホース(3d)等に藁屑等の溜り、及び引っ掛ることを防止できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 コンバイン1の走行車台2の前方部には、穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取装置3を設け、又、この走行車台2の上側面には、この刈取装置3から刈取り穀稈を引継ぎ挟持移送中に脱穀する脱穀装置4を設け、脱穀済み穀粒を貯留する穀粒貯留タンク5を、この脱穀装置4の横側で走行車台2の上側面へ載置している。 【0016】 前記刈取装置3を支持する支持装置12の上下方向へ傾斜させて設けた支持杆12aの上端部には、左右方向へ支持パイプ杆12bへ設け、この支持パイプ杆12bの左端部に及び上・下受メタル12f、12hを設けている。走行車台2左側前部へ設けた上・下支持メタル2d、2e間には、接続装置13の接続用アーム13aを回動自在に回動軸2fで軸支して設け、該接続用アーム13aと、下受メタル12eとを接続し、刈取装置3を左側方外側へ回動自在に設けている。 【0017】 前記刈取装置3のハーネス3c、及び注油ホース3d等は、支持パイプ杆12bの下側部から、刈取装置3の回動支点部の上支持メタル2dと、接続用アーム13aと、下支持メタル2eとの外周部を経て、走行車台2の上側面へ載置した脱穀装置4へ配策して設けている。これら刈取装置3のハーネス3c、及び注油ホース3d等を主に図示して説明する。 【0018】 コンバイン1の走行車台2の下側には、図10で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ6aを張設した走行装置6を配設し、走行車台2の上側面に脱穀装置4を載置している。走行車台2の前方部の刈取装置3で立毛穀稈を刈り取りして、後方上部へ移送し、脱穀装置4のフィードチェン4aと、挟持杆4bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、脱穀装置4の右横側に配設した穀粒貯留タンク5内へ供給され、一時貯留される。 【0019】 前記走行車台2の前方部には、図10で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド7a、及び分草体7bと、立毛穀稈を引起す引起装置8aと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置9の各掻込装置9aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置8bと、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀装置4のフィードチェン4aと挟持杆4bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置9の根元・穂先移送装置10a・10b等からなる刈取装置3を設けている。該刈取装置3は、油圧駆動による伸縮シリンダ11により、土壌面に対して昇降する。 【0020】 図1〜図4で示すように、前記刈取装置3を支持する支持装置12の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆12aの上端部に設ける支持パイプ杆12bを走行車台2の上側面の支持枠2cの上側面に設けた上・下支持メタル2b、2e間には、接続装置13の接続用アーム13aを回動自在に回動軸2fで支持して設け、伸縮シリンダ11を作動させると支持杆12aと共に、この刈取装置3が上下回動する。この支持パイプ杆12bの左側端部に上・下受メタル12f、12hを設け、走行車台2の左前部へ設けた上・下支持メタル2d、2e間へ接続装置13の接続用アーム13aを設け、この刈取装置3を左側方外側へ回動自在に設けている。 【0021】 前記刈取装置3の穀稈掻込移送装置9によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀装置4への穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けている。 【0022】 前記穀粒貯留タンク5側の前部には、図10で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置15と、操縦席16とを設け、この操縦席16の下側にエンジン17を載置している。 【0023】 前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース18内の伝動機構18aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ18bを設けている。 【0024】 前記穀粒貯留タンク5内へ貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク5の後側には、図10で示すように、縦移送螺旋19aを内装した縦移送筒19を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この縦移送筒19の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋20aを伸縮自在に内装した排出オーガ20を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設している。 【0025】 前記刈取装置3は、図1〜図4で示すように、この刈取装置3を支持する支持装置12の支持杆12aの上端部には、エンジン17の回転動力を入力する伝動機構(図示せず)を内装した支持パイプ杆12bを設け、この支持パイプ杆12bの左端部には、上・下受メタル12f、12hをボルト等により装着して設けて、この支持パイプ杆12bを軸支している。又、右端部には、右上・右下受メタル12j、12mを設け、この右上受メタル12jには、締付用ハンドル(図示せず)を設け、この締付用ハンドルの操作により、右上・右下受メタル12j、12mを装着させて、この支持パイプ杆12bを軸支している。この刈取装置3を左側方外側へ回動操作するときは、開閉自在に設けたこの右上受メタル12jの締付用ハンドルを操作し、この右上受メタル12jを開状態にして、走行車台2の左前部へ設けた接続装置13の接続用アーム13a部の回動軸2fを回動中心(ハ)として、この刈取装置3を左側方外側へ回動移動する。 【0026】 前記走行車台2の左端部には、図1〜図4で示すように、この走行車台2の上側の支持枠2cの固定具2jの横側には、上・下支持メタル2d、2eを設けると共に、これら上・下支持メタル2d、2e間には、接続装置13の接続用アーム13aを設け、これら上・下支持メタル2d、2eと、接続用アーム13aとには、取付板2hへ軸支して設けた回動軸2fを装着している。この取付板2hを固定具12jへボルト、及びナット等により、装着している。 【0027】 前記下受メタル12hの下部へ突出させて前後両側へ設けた前・後アーム12n、12p部間には、接続用アーム13aを挿入して設け、これら前・後アーム12n、12pと、接続用アーム13aとには、接続板13bの一方側端部へ設けた接続用ピン13cを挿入し、軸支して設けると共に、この接続板13bの他方側端部を、下受メタル12hへボルト等により装着して設けている。又、下受メタル12hの前アーム12nの下端部を、ボルト等により、接続用アーム13aへ所定位置へ締付けしている。 【0028】 前記刈取装置3の右上受メタル12jを開操作して、刈取装置3を左側方外側へ回動移動操作したときには、下受メタル12hの前・後アーム12n、12pと、接続用アーム13aとを接続させて設けた、接続板13bに略水平状態に設けた、接続用ピン13cを回動軸心(イ)として、地面の傾斜に対応して、この刈取装置3が追従して、上下回動移動すべく設けている。 【0029】 前記刈取装置3を左側方外側へ回動移動操作する支持パイプ杆12bの左端部を軸支する下受メタル12hと、走行車台2の左前部へ設けた支持枠2c上側の回動軸2fで軸支した接続装置13の接続用アーム13aとを、接続する接続用ピン13cを前後方向に略水平状態に設けている。この接続用ピン13cを回動軸心(イ)として、この刈取装置3を左側方外側へ回動移動操作のときには、地面の傾斜に対して、この刈取装置3が追従して、上下回動移動自在に設けたことにより、支持パイプ杆12b、及び上・下受メタル12f、12hと、接続用アーム13aへ掛かる荷重を軽減することができる。又、この刈取装置3に不具合が発生して、点検、及び修理するとき、更に、この刈取装置3へ巻き付いた藁屑等を除却して、清掃を行うときには、回動移動操作することにより、点検、修理、及び清掃等を簡単で容易に行うことができる。又、確実な清掃ができる。 【0030】 前記支持装置12の支持パイプ杆12bの左端部を軸支する、上・下受メタル12f、12hの左右方向の略中心位置(ロ)の略真下位置には、図3で示すように、この下受メタル12hと、接続装置13の接続用アーム13aとを、接続する接続用ピン13cの回動軸心(イ)を位置させて設けている。 【0031】 前記支持パイプ杆12bの左端部を軸支する上・下受メタル12f、12hの左右方向の略中心位置(ロ)の略真下へ接続用ピン13cの回動軸心(イ)を位置させて設けたことにより、回動受装置部の回動軸2fの支点回りのモーメントがゼロになることで、走行車台2の支持枠2cの上側へ設けた受板2b上の上・下支持メタル2d、2eにこぜなどによる偏摩耗の原因となる力をなくすることができる。又、これら上・下支持メタル2d、2e、及び上・下受メタル12f、12hの破損等の防止もできる。 【0032】 図3で示すように、左側の前記支持枠2c上側の固定具2jと、右下受メタル12mとの間には、接続パイプ21の左右両側へ左・右取付板21a、21bを設け、この接続パイプ21のこの左取付板21aは、左側の固定具2jへボルト、及びナット等により、装着して設けると共に、右取付板21bは、右下受メタル12mへボルト、及びナット等により、装着している。この右下受メタル12mは、下側の右支持枠22へボルト、及びナット等により、装着している。 【0033】 前記刈取装置3は、図1〜図4で示すように、この刈取装置3を支持杆12aと、支持パイプ杆12b等とで支持して設けると共に、走行車台2の前左側部へ設けた、上・下支持メタル2d、2e間には、接続装置13の接続用アーム13aを設け、これら上支持メタル2dと、接続用アーム13aと、下支持メタル2eとは、回動軸2fで軸支して設けている。この接続用アーム13aと、支持パイプ杆12bの左端部を支持すべく設けた、上・下受メタル12f、12hのこの下受メタル12hとを接続して設け、この接続用アーム13aを手動による、左側方外側へ回動操作により、刈取装置3を左側方外側へ回動移動自在に設けた構成において、この刈取装置3のハーネス3c、及び注油ホース3d等は、この刈取装置3の支持パイプ杆12bの下側部から、この刈取装置3の回動支点部として設けた、回動軸2fで軸支した、上支持メタル2dと、接続用アーム13aと、下支持メタル2eとの外周部を経て、走行車台2の上側面へ載置して設け、穀稈を脱穀する脱穀装置4へと配策して設けている。 【0034】 前記ハーネス3c、及び注油ホース3d等は、図1、及び図2で示すように、支持パイプ杆12bの左端部側と、接続用アーム13aの上下端部側に設けた、各クランパ3hにより、固定して設けている。これらハーネス3cは、刈取装置3側と、脱穀装置4側とに2分割し、両者に設けたカプラ3e、3eで接続するもよい。又、注油ホース3dは、刈取装置3側と、脱穀装置4側とに2分割し、両者に設けた接続具3f、3fで接続するもよい。 【0035】 前記刈取装置3を支持杆12aと、支持パイプ杆12bとで支持して設けると共に、走行車台2の上側で左前部へ設けた、上・下支持メタル2d、2e間に接続装置13の接続用アーム13aを設け、これら上支持メタル2dと、接続用アーム13aと、下支持メタル2eとは、回動軸2fで軸支して設けている。この接続用アーム13aと、支持パイプ杆12bの左端部を軸支した、上・下受メタル12f、12hの、この下受メタル12hと、この接続用アーム13aとを接続して、刈取装置3を左側方外側へ回動自在に設けている。この刈取装置3のハーネス3c、及び注油ホース3d等は、支持パイプ杆12bの下側から、この刈取装置3の回動支点部の上支持メタル2dと、接続用アーム13aと、下支持メタル2eとの外周部を経て、走行車台2の上側へ載置した脱穀装置4に配策して設けたことにより、刈取装置3を回動移動操作の時に、これらハーネス3c、及び注油ホース3dの全長の変化が少なく、これにより、スムーズな回動移動が可能である。又、これらが切断されることを防止できると共に、たくれによる各部への引掛かりを防止することができる。 【0036】 穀稈を刈取り後方上部へ移送する、前記刈取装置3のハーネス3c、及び注油ホース3d等は、図5、及び図6で示すように、支持パイプ杆12bの下側部から、該刈取装置3の回動支点部の上支持メタル2dと、接続用アーム13aと、下支持メタル2eとを軸支する中空部材であるパイプ材等よりなる回動軸2fの中空である内径部を上部から下部を経て、脱穀装置4に配策して設けている。 【0037】 前記刈取装置3のハーネス3c、及び注油ホース3d等は、支持パイプ杆12bの下側部から、この刈取装置3回動支点部の上支持メタル2dと、接続用アーム13aと、下支持メタル2eとを軸支する中空部材よりなる回動軸2fの内径部を上部から下部を経て、脱穀装置4に配策して設けたことにより、刈取装置3を回動移動操作の時に、これらハーネス3c、及び注油ホース3dの全長の変化が少なく、スムーズに回動移動が可能である。又、これらを内径部へ設けていることにより、切断されること、及び挟み込み等を防止できると共に、たわみによる各部への引掛かりを防止することができる。更に、各内径部へ藁屑等の溜りを防止することができる。 【0038】 前記脱穀装置4のフィードチェン4aの前部内側には、図7〜図9で示すように、補助移送チェン4cを設け、この補助移送チェン4cの下側には、落下する穀粒の溜りを防止する流下案内板4dを設け、この流下案内板4dで落下穀粒を受けて、前方部へ流下案内して、この流下案内板4dの前端部から流下される。 【0039】 前記刈取装置3のハーネス3c、及び注油ホース3d等は、前記支持パイプ杆12bの下側から、前記流下案内板4dの前先端部より、所定位置後方部(A)から、この刈取装置3の回動支点の上支持メタル2dと、接続用アーム13aと、下支持メタル2eとを軸支する、回動軸2fの内径部を上部から下部を経て、該脱穀装置4に配策して設けている。 【0040】 前記脱穀装置4のフィードチェン4a前部内側に設けた、補助移送チェン4c下側には、落下穀粒の溜りを防止する流下案内板4dを、この補助移送チェン4cの内側へ設けた取付板4eへ装着して設けると共に、刈取装置3のハーネス3c、及び注油ホース3d等は、前記支持パイプ杆12b下側から、該流下案内板4dの前先端部より、所定位置後方部(A)から刈取装置3の回動支点部の上支持メタル2dと、接続用アーム13aと、下支持メタル2eとを軸支する回動軸2fの内径部を上部から下部を経て、脱穀装置4に配策して設けたことにより、補助移送チェン4cの下側のハーネス3c、及び注油ホース3d等に藁屑等の溜り、及び引掛ることを防止できる。 【0041】 前記刈取装置3の支持装置12の支持パイプ杆12bの下側へ設けた、ハーネス3c、及び注油ホース3dは、図11、及び図12で示すように、走行車台2上側の箱形状の支持枠2cの上側へ設けた、上支持メタル2dと、接続用アーム13aと、下支持メタル2eとを軸支する回動軸2fの内径部から、支持枠2cの横側面へ設けた四角形状の横孔25aへ挿入し、この支持枠2cの内側を通して、この支持枠2cの後側面へ設けた四角形状の後孔25b部を経て、脱穀装置4へと配策して設けている。 【0042】 これにより、前記ハーネス3c、及び注油ホース3dは、機体外へ出ることなく配策していることにより、藁屑等の溜り、及び引掛かることを防止できる。又、配策が容易である。 【0043】 前記ハーネス3cを二分割して、カプラ3e、3eで接続すると共に、注油ホース3dを二分割して、接続具3f、3fで接続した構成においては、図13、及び図14で示すように、これらカプラ3e、3eで接続部、及び接続具3f、3fで接続部は、走行車台2の上側へ設けた、箱形状の支持枠2c内へ収納状態に設けている。又、これらカプラ3e、3eで接続部、及び接続具3f、3fで接続部で二分割して、取り外しするときは、該支持枠2cの外側へカプラ3e部、及び接続具3f部を引き出し、取り外しする。 【0044】 これにより、前記カプラ3e部、及び接続具3f部を支持枠2c内へ収納したことにより、防塵効果の向上を図ることができると共に、ハーネス3c、及び注油ホース3dの寿命の延長を図ることができる。又、支持枠2cの外側へ引き出して、取り外すことにより、メンテナンス性の向上を図ることができる。 【0045】 前記ハーネス3c、及び注油ホース3dは、図15で示すように、二分割して、このハーネス3cは、カプラ3e、3eで接続して設けると共に、注油ホース3dは、接続具3f、3fで接続して設けている。これらハーネス3cのカプラ3e、3e部と、注油ホース3dの接続具3f、3f部とは、支持杆12aの上端部へ設けた、支持パイプ杆12bの前側の下側へ位置させて設けている。26は防塵用シートである。 【0046】 これにより、前記カプラ3e、及び接続具3fは、機体の左側から手を伸ばせば届く箇所にあり、脱着作業が容易である。 図16で示すように、前記支持パイプ杆12bの左端部には、この支持パイプ杆12bを支持する上・下支持メタル12f、12hを設け、この下受メタル12hと、接続用アーム13aとを重合させて、接続用ピン13cで接合して設けている。 【0047】 前記支持パイプ杆12bの下側部へ設けた、刈取装置3用のハーネス3c、及び注油ホース3dは、図16で示すように、下受メタル12hと、接続用アーム13aとの下側を経て、脱穀装置4へ配策して設けている。 【0048】 これにより、前記ハーネス3c、及び注油ホース3dは、下受メタル12hと、接続用アーム13aとの下側部へ設けたことにより、機体外側へ出ることなく、この機体内部に配策できるために、藁屑等の引っ掛かり防止と、防塵対策ができる。 【0049】 図17、及び図18で示すように、ハーネス3c、及び注油ホース3dを下受メタル12hと、接続用アーム13aとの下側へ設けた構成において、これらの前側で、回動部品である、下受メタル12h、及び接続用アーム13aには、防塵用シート26を設けて、カバーした構成である。 【0050】 これにより、前記ハーネス3c、及び注油ホース3dへ藁屑等の引っ掛かりを防止すると共に、防塵対策ができる。又、刈取装置3を回動移動操作の時に、防塵用シート26を取り外す必要がない。 【0051】 前記ハーネス3c、及び注油ホース3dは、図19、及び図20で示すように、支持パイプ杆12bの下側外周面部へ複数個のクランパ3hで固定すると共に、この支持パイプ杆12bの下側へ設けた接続パイプ21と、この接続パイプ21へ設けた取付板21cとへ設けたL字形状のハーネスガイド3jへ通して、脱穀装置4へと配策して設けている。 【0052】 これにより、前記刈取装置3の回動支点部に近い位置で、クランプ3h、及びハーネスガイド3jで支持されていることにより、ハーネス3c等の出入りが容易である。又、組立性、及び配策の確認が容易である。 【0053】 前記ハーネス3c、及び注油ホース3dは、図21で示すように、ハーネスガイド3jの上側近傍部で、上支持メタル12hへクランパ3hを設けて、支持させている。 これにより、前記ハーネスガイド3jの近傍部の上支持メタル12hへクランパ3hを設けたことにより、ハーネス3c等にたわみの発生を防止できる。又、組立性、及び配策の確認性が容易である。更に、藁屑の溜りを防止できる。 【0054】 前記刈取装置3の支持パイプ杆12bの外径下側部に設けた取付用ボス12cには、図22、及び図23で示すように、板バネ材等よりなる、取付用部材27をボルト等により、装着して設け、この取付用部材27には、ハーネス3c、及び注油ホース3d等を、クランパ3hで装着して、脱穀装置4へと配策して設けている。更に、刈取装置3を最大回動操作したときであっても、取付用部材27は、回動支点部の支持部材である上支持メタル2d部から外れないように設けている。 【0055】 これにより、前記ハーネス3c等の配策が安定する。又、開閉時にたくれの発生を防止できる。更に、組立性、及び配策の確認性が容易である。 前記上・下支持メタル2d、2eと、接続装置13の接続用アーム13aとを軸支する回動軸2fは、図24で示すように、パイプ材の中空軸で形成し、中空軸のこの回動軸2fの上部へ設けた取付板2hへ装着し、この取付板2hを、支持枠2cの上側へ設けた固定具2jへボルト、及びナットで装着し、上・下支持メタル2d、2eと、接続用アーム13aとを軸支している。又、固定具2jの下部の設けた受板2mの一方側端部は、回動軸2fの中心位置までにして、上部より、落下する藁屑、及び塵埃等を、この回動軸2fの内径部から、固定具2jの受板2mの端部より、圃場面へ落下させる。 【0056】 これにより、前記回動軸2fを中空軸としたことにより、内径部を通って落下することにより、この回動軸2f上へ堆積したり、内径部へ溜ったりすることを防止できる。 図25で示すように、前記下受メタル12hの前アーム12nと、接続装置13の接続用アーム13aとは、固定具2jへ設けた支柱2nへロックボルト24、及びナット24a等とにより、共締めしている。 【0057】 これにより、前記刈取機3を左側方外側へ開閉操作の工数の低減を図ることができる。 【図面の簡単な説明】 【0058】 【図1】刈取装置のハーネス等の配策拡大側面斜視図 【図2】刈取装置のハーネス等の配策拡大側面図 【図3】支持装置部と、接続装置部との拡大正面図 【図4】支持装置部と、接続装置部との拡大側面図 【図5】刈取装置のハーネス等の配策拡大正面図 【図6】刈取装置のハーネス等の配策拡大側面図 【図7】刈取装置のハーネス等の配策と、流下案内板部との拡大側面図 【図8】刈取装置のハーネス等の配策と、流下案内板部との取付拡大側面斜視図 【図9】刈取装置の補助移送チェンと、流下案内板部との取付拡大正面図 【図10】コンバインの左側全体側面図 【図11】刈取装置のハーネス等の配策拡大側面斜視図 【図12】刈取装置のハーネス等の配策側面図 【図13】刈取装置のハーネス等の配策拡大側面斜視図 【図14】刈取装置のハーネス等の配策側面図 【図15】刈取装置のハーネス等の配策拡大正面斜視図 【図16】刈取装置のハーネス等の配策拡大正面図 【図17】刈取装置のハーネス等の配策拡大正面斜視図 【図18】刈取装置のハーネス等の配策拡大側面図 【図19】刈取装置のハーネス等の配策拡大正面斜視図 【図20】刈取装置のハーネス等の配策拡大側面斜視図 【図21】刈取装置のハーネス等の配策拡大側面図 【図22】刈取装置のハーネス等の取付部材部の拡大側面図 【図23】刈取装置のハーネス等の取付部材部の拡大正面斜視図 【図24】支持装置部と、接続装置部との拡大正面図 【図25】支持装置部と、接続装置部との拡大側面図 【符号の説明】 【0059】 2 走行車台 2d 上支持メタル 2e 下支持メタル 2f 回動軸 3 刈取装置 3c ハーネス 3d 注油ホース 4 脱穀装置 4a フィードチェン 4c 補助移送チェン 4d 流下案内板 12 支持装置 12a 支持杆 12b 支持パイプ杆 12f 上受メタル 12h 下受メタル 13 接続装置 13a 接続用アーム A 所定位置後方部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年4月21日(2006.4.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−289022(P2007−289022A) |
| 【公開日】 |
平成19年11月8日(2007.11.8) |
| 【出願番号】 |
特願2006−118034(P2006−118034) |
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