| 【発明の名称】 |
刈払機 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 聖爾
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| 【要約】 |
【課題】両手把持タイプのものとしても、また、片手把持タイプのものとしても使用できるように構成した刈払機を提供することを目的とする。
【解決手段】ハンドルバー21bのハンドルグリップ部22bが、操作桿5の真上の位置を横断する状態にセットできるように構成し、かつ、ハンドルグリップ部22bを操作桿5の上方位置にセットした場合に、5〜15cmの間隔がハンドルグリップ部22bと操作桿5との間に形成されるように構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右一対のハンドルバーからなるハンドルと、当該ハンドルを操作桿に取り付けるための取付部を有し、 前記取付部が、操作桿に対して取付部を固定するためのベース部と、前記ハンドルを固定するためのブラケットとによって構成され、 前記ブラケットが、前記ベース部に対して垂直軸線周りに回動可能なように構成され、 前記一対のハンドルバーが、相互に独立し、前記ブラケットに対して水平軸線周りにそれぞれ回動可能なように構成されている刈払機において、 前記一対のハンドルバーのうち、少なくとも一方のハンドルバーのハンドルグリップ部が、前記操作桿の真上の位置を横断する状態にセットできるように構成され、 前記ハンドルグリップ部を前記操作桿の上方位置にセットした場合に、5〜15cmの間隔が当該ハンドルグリップ部と操作桿との間に形成されるように構成したことを特徴とする刈払機。 【請求項2】 前記一対のハンドルバーを両手把持用ポジションにセットした場合に、少なくとも一方のハンドルバーが、前記ブラケットから下方へ向かって延び、湾曲部が前記ブラケットよりも低い位置となるような形状となっており、これにより、当該ハンドルバーのハンドルグリップ部が前記操作桿の真上の位置を横断する状態とすることができるようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の刈払機。 【請求項3】 前記ブラケットの回動中心となる垂直軸線から前記ハンドルまでの距離が4〜12cmとなるように前記ブラケットが構成され、これにより、当該ハンドルバーのハンドルグリップ部が前記操作桿の真上の位置を横断する状態とすることができるようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の刈払機。 【請求項4】 前記取付部が、前記ベース部とブラケットの間に所定の高さの支持部が介在する構成となっており、これにより、前記ハンドルグリップ部を前記操作桿の上方位置にセットした場合に、5〜15cmの間隔が当該ハンドルグリップ部と操作桿との間に形成されるようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の刈払機。 【請求項5】 前記一対のハンドルバーを両手把持用ポジションにセットした場合に、少なくとも一方のハンドルグリップ部が、ブラケットの真横の位置よりも、5〜15cmエンジンユニット側へずれた位置となるようにハンドルバーが構成され、これにより、前記ハンドルグリップ部を前記操作桿の上方位置にセットした場合に、5〜15cmの間隔が当該ハンドルグリップ部と操作桿との間に形成されるようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の刈払機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、雑草等を刈り払う際に使用される刈払機に関し、特に、ハンドルの形状及びハンドルの取付部に特徴を有し、両手把持タイプのものとしても、また、片手把持タイプのものとしても使用できるように構成した刈払機に関する。 【背景技術】 【0002】 従来より、雑草等を刈り払う際には、刈払機と呼ばれるエンジン作業機が広く用いられている。刈払機は、一般に、操作桿の先端には回転刃が、後端にはエンジンが取り付けられており、操作桿内に挿通させたドライブシャフトを介してエンジンの駆動力が回転刃に供給されるように構成され、操作者が操作桿に取り付けられたハンドルを把持して操作するような構成となっている。 【0003】 刈払機の操作桿に取り付けられているハンドルの形状にはいくつかの種類があり、操作者が両手で把持するタイプのものと、片手で把持するタイプのものとがある。両手把持タイプのハンドルは、通常、両端が外側斜め上方へ折れ曲がり、或いは、湾曲してハンドルグリップ部を形成し、それらの中間の水平な部分が操作桿と直交する向きに取り付けられている。一方、片手把持タイプのハンドルは、円弧状或いは直線状の片手用ハンドルグリップ部が、操作桿の上方5cm〜15cm程度の高さに保持されるように構成されている。 【0004】 両手把持タイプのハンドルが取り付けられた刈払機は、操作者が身体を回転刃の方向に向け、両腕を若干前方へ突き出すような形で、ハンドルの左右のグリップ部をそれぞれ握り、刈り払う対象物(雑草など)に対し、操作者が正面を向いて操作することになる。このタイプの刈払機は、比較的平らな場所での使用に適しており、身体の中心線を軸として操作桿及びその先端の回転刃を左右に振りながら、前方へ進んでいくことにより、少ない労力で効率的に刈り払い作業を行うことができる。但し、法面の草を刈る場合や、起伏が大きい場所、変化に富んだ場所で使用する場合には、操作しづらいことがある。 【0005】 片手把持タイプのハンドルが取り付けられた刈払機は、操作者が右利きである場合には、操作者は操作桿の左側に立ち、片手用ハンドルグリップ部を左手で握り、操作桿の根本部分(エンジンに近接した位置)を右手で握って、刈り払う対象物に対し半身の姿勢で操作する。このタイプは、両手把持タイプのものと対照的に、法面の草を刈る場合や、起伏が大きい場所、変化に富んだ場所で使用するような場合に適している。 【特許文献1】実開昭63−129424号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 上述したように、両手把持タイプのハンドルと片手把持タイプのハンドルには、それぞれ一長一短がある。従って、ユーザーが新たに刈払機を購入しようとする際には、使用場所に適したタイプのハンドルが取り付けられた刈払機を適宜選択することになる。つまり、主として平坦な場所での使用を予定している場合には、両手把持タイプのハンドルが取り付けられた刈払機を選択すればよいし、法面や起伏が大きい場所での使用を予定している場合には、片手把持タイプのハンドルが取り付けられた刈払機を選択すればよい。 【0007】 しかしながら、平坦な場所と起伏が大きい場所のいずれもが含まれているような地形で用いる場合において、どちらか一方のタイプを選択しなければならないとすると、他方のメリットを切り捨てる結果となってしまう。また、ハンドルのタイプ毎にそれぞれ刈払機を一台ずつ購入するとなると、経済的な負担が大きくなってしまう。 【0008】 本発明は、このような従来技術における問題を解決すべくなされたものであって、両手把持タイプのものとしても、また、片手把持タイプのものとしても使用できるように構成した刈払機を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0009】 本発明の刈払機は、左右一対のハンドルバーからなるハンドルと、当該ハンドルを操作桿に取り付けるための取付部を有し、取付部が、操作桿に対して取付部を固定するためのベース部と、ハンドルを固定するためのブラケットとによって構成され、ブラケットが、ベース部に対して垂直軸線周りに回動可能なように構成され、一対のハンドルバーが、相互に独立し、ブラケットに対して水平軸線周りにそれぞれ回動可能なように構成され、一対のハンドルバーのうち、少なくとも一方のハンドルバーのハンドルグリップ部が、操作桿の真上の位置を横断する状態にセットできるように構成され、ハンドルグリップ部を操作桿の上方位置にセットした場合に、5〜15cmの間隔がハンドルグリップ部と操作桿との間に形成されるような構成となっていることを特徴としている。 【0010】 尚、一対のハンドルバーを両手把持用ポジションにセットした場合に、少なくとも一方のハンドルバーが、ブラケットから下方へ向かって延び、湾曲部が前記ブラケットよりも低い位置となるような形状となっているか、或いは、ブラケットの回動中心となる垂直軸線からハンドルまでの距離が4〜12cmとなるようにブラケットが構成されていることが好ましく、このように構成することによって、ハンドルバーのハンドルグリップ部が操作桿の真上の位置を横断するような状態にハンドルをセットすることが可能となる。 【0011】 また、取付部が、ベース部とブラケットの間に所定の高さの支持部が介在する構成となっているか、或いは、一対のハンドルバーを両手把持用ポジションにセットした場合に、少なくとも一方のハンドルグリップ部が、ブラケットの真横の位置よりも、5〜15cmエンジンユニット側へずれた位置となるようにハンドルバーが構成されていることが好ましく、このように構成することによって、ハンドルグリップ部を操作桿の上方位置にセットした場合に、5〜15cmの間隔がハンドルグリップ部と操作桿との間に形成されるような状態にハンドルをセットすることが可能となる。 【発明の効果】 【0012】 本発明の刈払機は、ハンドルを操作桿に取り付けるための取付部の構成要素の一つであるブラケットが、ベース部に対して垂直軸線周りに回動可能なように構成され、一対のハンドルバーが、相互に独立し、ブラケットに対して水平軸線周りにそれぞれ回動可能なように構成されているため、ベース部に対するブラケットの角度、及び、ブラケットに対するハンドルバーの角度を自在に調節することができ、これにより、ハンドルを両手把持用ポジションにセットすることができるほか、片手把持用ポジションにもセットすることができる。 【0013】 そして、片手把持用ポジションにセットした場合において、少なくとも一方のハンドルバーのハンドルグリップ部が操作桿の真上の位置を横断するような状態とすることができるため、操作者は、刈払機における左右方向の重心位置を握ることができ、その結果、刈払機を安定的に構えることができ、少ない労力で効率的に作業を行うことができる。 【0014】 また、片手把持用ポジションにセットした場合において、操作桿の上方位置において保持されるハンドルグリップ部と操作桿との間に、5〜15cmの間隔が形成されるような構成となっているので、操作者がハンドルグリップ部を握るための充分な間隔を操作桿との間に確保することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 以下、添付図面に沿って、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る刈払機1の平面図であり、図2は、図1の刈払機1におけるハンドル2及び取付部3の背面図(図1における矢印Aの方向へ視線を向けた場合に表れるハンドル2及び取付部3の形状を示す図)である。尚、図1において4はエンジンユニット、5は操作桿、6は回転刃である。 【0016】 図1及び図2に示されているように、この刈払機1においては、ハンドル2の両端にハンドルグリップ部22a,22bがそれぞれ形成されている。また、ハンドル2は、操作桿5の長手方向と直交する向き(図1の平面図において直交する向き)に固定されている。 【0017】 図2からもわかるように、本実施形態の刈払機1においては、左側と右側が対称的ではない特徴的な形状のハンドル2が取り付けられている。より具体的には、ハンドル2の主たる構成要素である両ハンドルバー21a,21bの形状は、湾曲部26a,26bよりも先の部分(ハンドルグリップ部22a,22bを含む)が外側斜め上方を向いた状態となっている点では共通しているものの、左側のハンドルバー21aが、取付部3のブラケット9から水平方向へ延びて湾曲部26aに至っているのに対し、右側のハンドルバー21bは、ブラケット9から下方へ向かって延び、湾曲部26bがブラケット9よりも低い位置となっている点で異なっている。(尚、本実施形態において「左側」とは、特に説明がない限り「図2における左側」を意味し、「右側」は、「図2における右側」を意味している。以下においても同様である。) 【0018】 また、右側のハンドルグリップ部22bは、左側のハンドルグリップ部22aよりも長く、左側のハンドルグリップ部22aの湾曲側端部24aがブラケット9よりも高い位置となっているのに対し、右側のハンドルグリップ部22bの湾曲側端部24bは、ブラケット9よりも低い位置となっている。 【0019】 図3は、図1及び図2に示した取付部3の一部切欠斜視図である。図示されているように、取付部3は、ベース部7、支持部8、ブラケット9、締付用把手10によって構成されている。(尚、図1及び図2においては、図3の締付用把手10は省略されている。) 【0020】 ベース部7は、操作桿5に対して取付部3を固定するためのものであり、上部7aと下部7bとによって操作桿5を上下から挟み込み、ネジを締め付けることにより、操作桿5上の任意の位置において、取付部3をしっかりと固定できるようになっている。そして、上部7aの上方には、垂直に突出した円柱状の支持部8が形成されている。ベース部7の上部7aと支持部8は一体的に成型されており、支持部8は、充分な強度をもってベース部7上に突出した状態が維持されるようになっている。 【0021】 ブラケット9は、図1及び図2に示したハンドル2を固定するためのものであり、上部9aと下部9bとによって、ハンドルバー21a,21bの基端部をそれぞれ上下から挟み込んで、ハンドル2を固定するようになっている。尚、ハンドルバー21a,21bの基端部には、図示されているように大径部23a,23bがそれぞれ形成されている。これらの大径部23a,23bは、ブラケット9の上部9a及び下部9bの内側に形成されている嵌合溝に嵌合するようになっており、これにより、ハンドルバー21a,21bの脱落が防止されるようになっている。 【0022】 ブラケット9は、支持部8に対して枢軸的に接続されており、支持部8の軸線C(垂直軸線)を中心として自在に回動させることができるようになっている。但し、ブラケット9の上方に取り付けられている締付用把手10を時計回り方向へ回し、内部のネジ(図示せず)を締め付けることにより、任意の角度位置で固定できるように構成されている。尚、締付用把手10を時計回り方向へ回転させることによる締め付けは、支持部8とブラケット9との固定関係のみならず、ブラケット9とハンドルバー21a,21bとの固定関係に対しても同時に作用する。 【0023】 つまり、締付用把手10を反時計回りへ所定量回転させて内部のネジを緩めると、支持部8上においてブラケット9が軸線Cを中心として回動自在な状態になるとともに、ハンドルバー21a,21bも、ブラケット9に対し、水平軸線を中心として回動自在な状態となる。そして、締付用把手10を時計回りへ回転させて内部のネジを締め付けると、支持部8に対するブラケット9の回動が規制されて固定状態になり、同様に、ブラケット9に対するハンドルバー21a,21bの回動も規制されて固定状態となる。 【0024】 支持部8は、高さ寸法が10(±5)cmに設定されており、ベース部7とブラケット9の間に介在することにより、ベース部7の上部7aから約10cm上方の高さ位置においてブラケット9を支持することを目的とするものである。その理由については後述する。 【0025】 尚、図3からも明らかなように、二つのハンドルバー21a,21bは、それぞれ別個の部材によって構成されており、相互に独立しているため、締付用把手10が緩められた場合、他方の回動動作とは無関係にそれぞれ独自に回動させることができる。 【0026】 本実施形態の刈払機1は、ハンドル2を固定するための取付部3が上記のような構造となっているため、ハンドル2の位置と角度を自由に変更することができる。また、上述したように、右側のハンドルバー21b及び右側のハンドルグリップ部22bが、左側のハンドルバー21a及び左側のハンドルグリップ部22aとは異なる特別な形状となっている。このため、本実施形態の刈払機1は、両手把持タイプのものとしても、また、片手把持タイプのものとしても使用することができる。 【0027】 より詳細には、図1及び図2においては、ハンドル2が、操作桿5と直交する向きに固定されており、両ハンドルグリップ部22a,22bが、操作桿5の左右においてそれぞれ外側斜め上方を向いた状態となっているため、操作者は、ハンドル2とエンジンユニット4の間の位置(図1に示すPの位置)に立ち、左側のハンドルグリップ部22aを左手で握り、右側のハンドルグリップ部22bを右手で握り、身体を回転刃6の方向へ向けて操作を行うことができる。つまり、ハンドル2を図1及び図2に示すような状態にセットした場合、この刈払機1を両手把持用のものとして使用することができる。 【0028】 そして、図1及び図2に示したような状態から、図3に示す締付用把手10を反時計回り方向へ回転させて、内部のネジを緩め、ハンドル2を保持した状態のブラケット9を反時計回り方向へ90°回転させ、右側のハンドルグリップ部22bの先端部25bが操作桿5の左側(エンジンユニット4から回転刃6の方を見て左側)となるように、右側のハンドルバー21bを90°回転させ、更に、左側のハンドルグリップ部22aの先端部25aが下方を向くように左側のハンドルバー21aを回転させる。この状態で締付用把手10を時計回り方向へ回転させて締め付け、ブラケット9及び両ハンドルバー21a,21bを固定する。 【0029】 そうすると、ハンドル2は図4及び図5に示すような状態となり、この場合、右利きの操作者は操作桿5の左側(図4に示すPの位置)に立ち、ハンドルグリップ部22bを左手で握り、操作桿5の根本部分(エンジンユニット4に近接した位置)に配置された後手用グリップ11を右手で握って、刈り払う対象物に対し半身の姿勢で操作することができる。つまり、ハンドル2を図4及び図5に示すような状態にセットした場合、この刈払機1を片手把持用のものとして使用することができる。 【0030】 両手把持タイプのハンドルが取り付けられた従来の刈払機においても、ブラケット及びハンドルがベース部に対して垂直軸線周りに回動可能なように、また、ハンドルバーがブラケットに対して水平軸線周りに回動可能なように構成され、かつ、左右のハンドルバーが相互に独立して回動するように構成されたものも存在する。しかしながら従来のものは、ハンドルバーを固定するブラケットがベース部に直結されており、ブラケットがベース部よりも5cm以上高い位置に保持されるような構造とはなっていなかったため、ブラケット及びハンドルバーを回転させて図4に示すような状態(片手把持用ポジション)とした場合、ハンドルグリップ部が操作桿に接触した状態となってしまったり、或いは、ハンドルグリップ部と操作桿の間に僅かな隙間しか形成されないといった状態になり、操作者がハンドルグリップ部を握るための充分な間隔を確保することができない。 【0031】 本実施形態においては、図3に示したように、ベース部7とブラケット9の間に10cmの高さの支持部8が介在しているため、ベース部7の上部7aから約10cm上方の高さ位置においてブラケット9が支持されることになり、その結果、ハンドルバー21bを図1及び図2に示されている状態(両手把持用ポジション)から図4に示すような片手把持用ポジションとなるように、ハンドル2を垂直軸線周りに90°、水平軸線周りに90°回転させた場合、図5に示すように、ハンドルグリップ部22bが、操作桿5の上方約10cmの高さ位置に保持され、操作者が右側のハンドルグリップ部22bを握るための充分な間隔を操作桿5との間に確保することができる。 【0032】 また、本実施形態においては、ハンドルバー21b及びハンドルグリップ部22bが特殊な構成となっているため(より具体的には、図1、図2に示したように、ハンドル2を両手把持用ポジションにセットした場合において、ハンドルバー21bが取付部3付近から一旦下方へと延び、湾曲部26bが取付部3よりも低い位置となっており、更に、ハンドルグリップ部22bの湾曲側端部24bも、取付部3より低い位置となっているため)、図4に示すように、ハンドル2を片手把持用のポジションにセットした場合に、ハンドルグリップ部22bの湾曲部側端部24bが、操作桿5よりも右側(エンジンユニット4から回転刃6の方を見て右側)に位置することになり、ハンドルグリップ部22bが、操作桿5の真上の位置を横断するような形(少なくとも操作桿5の中心軸から左右にそれぞれ5cmの範囲が、ハンドルグリップ部22bによってカバーされるような状態)となる。 【0033】 仮に、図2に示した右側のハンドルバー21b及びハンドルグリップ部22bが、左側のハンドルバー21a及び左側のハンドルグリップ部22aとそれぞれ同一形状であったとすると、ハンドル2を片手把持用のポジションにセットした場合、ハンドルグリップ部22b’は、全体が操作桿5の左側(エンジンユニット4から回転刃6の方を見て左側)に位置することになる(図4において破線で示す位置)。この場合、ハンドルグリップ部22b’は、刈払機1における左右方向の重心からずれることになるため、操作者がこの部分を握った場合、刈払機1を安定的に構えることが難しく、操作者に余計な負担がかかってしまうことになる。 【0034】 一方、本実施形態においては、上述したとおり、片手把持用のポジションにセットした場合、ハンドルグリップ部22bが操作桿5の真上の位置を横断するような形となるので、操作者は、刈払機1における左右方向の重心位置を握ることができる。また、本実施形態においては、片手把持用のポジションにセットした場合に、操作桿5とハンドルグリップ部22a,22bとの角度が、90°±15°の範囲内となるように設定されている。その結果、片手把持用の刈払機1として使用する場合において、ハンドルグリップ部22bを握りやすい状態とすることができ、かつ、刈払機1を安定的に構えることができ、少ない労力で効率的に作業を行うことができる。 【0035】 尚、「片手把持用ポジションにセットした場合において、ハンドルグリップ部22bが操作桿5の真上の位置を横断するような状態」とすることができるように構成されていれば、本発明の刈払機1におけるハンドル2は、必ずしも図2に示したような形状とする必要はない。 【0036】 例えば、図6(本発明の第2の実施形態に係る刈払機1(両手把持用ポジション)の平面図)に示すように、ブラケット9を、回動中心となる軸線Cからハンドル2までの距離が8(±4)cm程度となるように構成すれば、ハンドルバー21bが、図7に示すように、ブラケット9から水平方向へ延びて湾曲部26bに至るような形状となっていても、「片手把持用ポジションにおいて、ハンドルグリップ部22bが操作桿5の真上の位置を横断するような状態」とすることができる(図8参照)。 【0037】 また、「片手把持用ポジションにセットした場合において、ハンドルグリップ部22bが、操作桿5の上方位置に保持され、ハンドルグリップ部22bを握るための充分な間隔が操作桿5との間に形成される」ように構成されていれば、本発明の刈払機1における取付部3は、必ずしも図3に示したように、ベース部7とブラケット9の間に支持部8を介在させる必要はなく、ブラケット9がベース部7から所定の高さ位置において支持されるような構造とする必要はない。 【0038】 例えば、図10(本発明の第3の実施形態に係る刈払機1(両手把持用ポジション)の平面図)に示すように、両手把持用ポジションにセットした場合において、ハンドルグリップ部22bが、ブラケット9の真横の位置よりも、若干エンジンユニット4側へずれた位置(オフセット:10(±5)cm)となるようにハンドルバー21bを構成すれば、取付部3が、図11に示すように、ベース部7とブラケット9の間に支持部を介在させることなく、ベース部7とブラケット9とを直結した構造となっていても、「片手把持用ポジションにおいて、ハンドルグリップ部22bが操作桿5の上方位置に保持され、ハンドルグリップ部22bを握るための充分な間隔が操作桿5との間に形成される状態」とすることができる(図13参照)。 【図面の簡単な説明】 【0039】 【図1】本発明の第1の実施形態に係る刈払機1(両手把持用ポジション)の平面図。 【図2】図1の刈払機1におけるハンドル2及び取付部3の背面図。 【図3】図1及び図2に示した取付部3の一部切欠斜視図。 【図4】本発明の第1の実施形態に係る刈払機1(片手把持用ポジション)の平面図。 【図5】図4の刈払機1(片手把持用ポジション)の側面図。 【図6】本発明の第2の実施形態に係る刈払機1(両手把持用ポジション)の平面図。 【図7】図6の刈払機1におけるハンドル2及び取付部3の背面図。 【図8】本発明の第2の実施形態に係る刈払機1(片手把持用ポジション)の平面図。 【図9】図8の刈払機1(片手把持用ポジション)の側面図。 【図10】本発明の第3の実施形態に係る刈払機1(両手把持用ポジション)の平面図。 【図11】図10の刈払機1におけるハンドル2及び取付部3の背面図。 【図12】本発明の第3の実施形態に係る刈払機1(片手把持用ポジション)の平面図。 【図13】図12の刈払機1(片手把持用ポジション)の側面図。 【符号の説明】 【0040】 1:刈払機、 2:ハンドル、 3:取付部、 4:エンジンユニット、 5:操作桿、 6:回転刃、 7:ベース部、 7a:上部、 7b:下部、 8:支持部、 9:ブラケット、 9a:上部、 9b:下部、 10:締付用把手、 11:後手用グリップ、 21a,21b:ハンドルバー、 22a,22b:ハンドルグリップ部、 23a,23b:大径部、 24a,24b:湾曲部側端部、 25a,25b:先端部、 26a,26b:湾曲部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000108775 【氏名又は名称】タナカ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年3月27日(2006.3.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064300 【弁理士】 【氏名又は名称】武田 賢市
【識別番号】100107375 【弁理士】 【氏名又は名称】武田 明広
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| 【公開番号】 |
特開2007−259721(P2007−259721A) |
| 【公開日】 |
平成19年10月11日(2007.10.11) |
| 【出願番号】 |
特願2006−86550(P2006−86550) |
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