| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】池田 直哉
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| 【要約】 |
【課題】コンバインの運転席側部に設けられるサイドコラムについて、部品点数を削減してサイドコラムの組み付け作業を容易にし、かつ外観の向上を可能とする技術を提供することを課題とする。
【解決手段】運転部14側部にサイドコラム21を設け、サイドコラム21上に、各操作レバー26・27・28や操作スイッチ等を配置した操作パネル23と、サイドアシスト25と、表示パネル24とを配置したコンバイン50の運転部14において、操作パネル23の前部から側部に、サイドアシスト25と、表示パネル24の取付部を一体的に構成したサイドパネル22を配置した構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 運転座席側部にサイドコラムを設け、 該サイドコラム上に、 操作レバーや操作スイッチ等を配置した操作パネルと、 サイドアシストと、 表示パネルとを配置したコンバインの操縦部において、 前記操作パネルの前部から側部に、 前記サイドアシストと、 表示パネルの取付部を一体的に構成したサイドパネルを配置したこと、 を特徴とするコンバイン。 【請求項2】 前記サイドパネルをブロー成形により成形し、 サイドパネルの前部に取付孔を開口し、 該取付孔に表示パネルを下方より取り付けたこと、 を特徴とする請求項1記載のコンバイン。 【請求項3】 前記表示パネルを平面視において、 運転座席と右側分草板を結ぶ線上に配置したこと、 を特徴とする請求項2記載のコンバイン。 【請求項4】 前記サイドパネルが、 該サイドパネルの縁部下面に凸部を有し、 該凸部に前記操作パネルを当接して固定するとともに、 前記サイドパネルを、 前記操作パネルに載置するように配置したこと、 を特徴とする請求項2記載のコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、コンバインの運転席に設けられるサイドコラムの技術に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、コンバインの運転席において、運転席の側部にサイドコラムを設けて、該サイドコラム上に表示パネルや各種の操作レバーおよびサイドアシスト(取っ手部)等を集中して配置し、オペレータの座席スペースを確保しやすくして、かつ運転操作性の向上がなさせている。例えば、(特許文献1)に記載の如く、運転座席の左側にレバーガイドを配置し、さらにその左側に取っ手部が形成されたサイドカバーを配置するとともに、前記レバーガイドの前方に表示パネルを配置してオペレータの座席スペースの確保と操縦性の向上等を可能とする技術が公開され、公知となっている。 また、(特許文献2)に記載の如く、コンバインの運転席前方に配置されるフロントパネルをブロー成型品で構成し、該フロントパネルにアーチ状の手摺部を設けるとともに、表示パネルを収納する収納空間を有するメータボックスを、前記フロントパネルとヒンジ部で接合する構造とした技術が公開され、公知となっている。 【特許文献1】特開2003−284422号公報 【特許文献2】特許第3641601号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、従来のサイドコラムの構造においては、前記メータパネルおよびサイドアシスト等は別々の部品で構成されるため、部品点数が多くなって取付に手間を要し、かつ取付ボルト等の締結部が露出して外観が見苦しいという問題があった。 そこで本発明では、コンバインの運転席側部に設けられるサイドコラムについて、部品点数を削減してサイドコラムの組み付け作業を容易にし、かつ外観の向上を可能とする技術を提供することを課題としている。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 【0005】 即ち、請求項1においては、運転座席側部にサイドコラムを設け、該サイドコラム上に、操作レバーや操作スイッチ等を配置した操作パネルと、サイドアシストと、表示パネルとを配置したコンバインの操縦部において、前記操作パネルの前部から側部に、前記サイドアシストと、表示パネルの取付部を一体的に構成したサイドパネルを配置したこと、を特徴としたものである。 【0006】 請求項2においては、前記サイドパネルをブロー成形により成形し、サイドパネルの前部に取付孔を開口し、該取付孔に表示パネルを下方より取り付けたこと、を特徴としたものである。 【0007】 請求項3においては、前記表示パネルを平面視において、運転座席と右側分草板を結ぶ線上に配置したこと、を特徴としたものである。 【0008】 請求項4においては、前記サイドパネルが、該サイドパネルの縁部下面に凸部を有し、該凸部に前記操作パネルを当接して係止するとともに、前記サイドパネルを、前記操作パネルに載置するように配置したこと、を特徴としたものである。 【発明の効果】 【0009】 本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 【0010】 請求項1においては、サイドパネルの部品点数を削減することができる。そのため、組立工数を削減でき、表示パネルを容易に取り付けることができる。また、外観を向上することができる。 【0011】 請求項2においては、サイドパネルを簡単に安価に製造することができる。また、表示パネルを簡単に取り付けることができる。 【0012】 請求項3においては、刈取作業時に視線を大きくそらすことなく、表示パネルを見ることができる。 【0013】 請求項4においては、サイドパネルと操作パネルの接合部に隙間がないため、塵等の堆積を防止することができ、かつ外観を向上させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 次に、発明の実施の形態を説明する。 【0015】 次に、発明の実施の形態を説明する。 まず、本発明に係るコンバイン50の全体構成について、図1または図2を用いて説明する。 尚、以下の説明における左・右は、コンバイン50の機体進行方向における左・右を指すものとする。 本発明に係るコンバイン50において、クローラ式走行装置1上には機体フレーム2が載置され、この機体フレーム2の前端には刈取部3が昇降可能に配設されている。この刈取部3の前端からは穀稈を分草するための分草板4が突出しており、この分草板4の後部には引起しケース5(引起し装置)が立設されている。そして、引起しケース5からはタイン6が突出しており、このタイン6が引起しケース5の周りを回動することにより穀稈を引き起し、前記分草板4後部に配設される刈刃7により穀稈の株元を刈り取る構成となっている。 【0016】 機体側方(左側方)には、脱穀用穀稈を搬送するフィードチェン9が設けられており、刈取部3で刈り取られた穀稈は、下部搬送装置8a、上部搬送装置8b、縦搬送装置8cにより後方へ搬送され、株元が縦搬送装置8cの上端からフィードチェン9に受け継がれて脱穀部12内に搬送される。 扱胴12aは、脱穀部12における扱室18内に設けられており、該扱室18は左側方を開放可能な扱室カバー18aに覆われている。 また、フィードチェン9の後端には排藁チェン10が配設されており、この排藁チェン10の後部下方には排藁カッター装置、拡散コンベア等からなる排藁処理部11が形成されている。この排藁処理部により、排藁を切断して藁片にした後、拡散しながら圃場に均一放出、あるいは切断せずに放出するようにしている。 【0017】 前記脱穀部12の下方には選別部が配設されており、この選別部によって脱穀部12から流下する穀粒や藁屑などから穀粒を選別し、選別後の穀粒を脱穀部12の側方に配設されるグレンタンク13に搬送して貯溜したり、藁屑などを機外に排出したりするようにしている。このグレンタンク13後方には排出オーガ15が構成されて縦排出オーガ15aが立設されている。この縦排出オーガ15aを中心にしてグレンタンク13が側方へ回動可能とされており、機体内部側に配置される駆動系や油圧系のメンテナンスが容易に行われるようになっている。グレンタンク13の底部には図示しない排出コンベアが前後方向に配設されており、この排出コンベアから前記排出オーガ15に動力を伝達することで、排出オーガ15に設けられた排出口15cから外部へグレンタンク13内の穀粒を排出できるようにしている。前記排出オーガ15は、主に、下端が前記排出コンベアと連通され穀粒を縦送りする前記縦排出オーガ15aと、この縦排出オーガ15aの上端に連通されて穀粒を横送りする横排出オーガ15bとからなり、グレンタンク13の後側に立設された縦排出オーガ15aの上端に、横排出オーガ15bの基端側が上下回動可能に枢着されている。縦排出オーガ15aは、機体フレーム2に対して旋回可能に枢着されている。これらにより、任意の場所へ穀粒を排出することが可能となっている。 また、グレンタンク13の前方には運転部14が構成されており、操向ハンドル16およびシート20が設けられている。 そして、運転部14の左側方においては、サイドコラム21が配設されている。 該サイドコラム21上には、サイドパネル22および操作パネル23が構成され、サイドパネル22には、表示パネル24およびサイドアシスト25等が設けられ、また操作パネル23上には、走行変速レバー26、副変速レバー27、作業切替クラッチレバー28等がオペレータの視認および操作のしやすい位置に配置されている。 以上が、本発明に係るコンバイン50の全体構成についての説明である。 【0018】 次に、本発明の要旨である、サイドコラム21の全体構造について、図3乃至図9を用いて詳細に説明をする。 図3に示す如く、前述した通り、サイドコラム21の上部には、サイドパネル22および操作パネル23が配設されている。 図3乃至図9に示す如く、サイドパネル22は、ブロー成型品の樹脂製部材であり、丸みを帯びた平面視略「く」字型形状に成型している。サイドパネル22全体が一体部材で成型されているため、部品点数の削減が可能となり、組付時間の短縮や製造コストの削減に寄与している。 また、サイドパネル22の前部は断面視略三角形状に形成して、後方上向きかつオペレータ側に向けた傾斜面を形成して、この傾斜面の中央には、表示パネル24の表示面を露出するための開口部として表示開口部22aが形成されている。 【0019】 また、図5に示す如く、前記ブロー成形したサイドパネル22下面側において、表示開口部22a下方には、表示パネル24をサイドパネル22内に挿入し取り付けるための取付開口部22bが形成されている。そして、該取付開口部22bを塞ぐように表示パネル取付金具29が固設されている。 表示パネル取付金具29には、取付開口部22bの周囲に設けられたネジ穴22c・22c・・・と対応する孔29b・29b・・・が形成されており、この孔29bを通してネジ孔22cにネジを螺合させることにより、表示パネル取付金具29を固設するようにしている。 そして、表示パネル取付金具29上には、取付ステー29cを設けており、これにより表示パネル24の取付角度を調整し、表示パネル24を前記取付ステー29c上に組み付けて表示パネル取付金具29上に支持し、下方からサイドパネル22内に挿入して取り付ける構成としている。 また、表示パネル取付金具29の中央には、配線取り出し用の配線開口部29aが形成されており、表示パネル24に接続される配線類をサイドパネル22の外部に引き出すことが可能な構成としている。 このように、サイドパネル22内部および下面に接合箇所を設ける構成とすることにより、外観上はボルトによる締結部が露出せず、運転部14内部の美観性向上に寄与している。 【0020】 また、図3、図4、図6、図7に示す如く、サイドパネル22の側部の前後中途部には、サイドアシスト25となる開口部が一体的に形成されている。このサイドアシスト25となる開口部は前後方向に長い長孔として左右方向に貫通して形成され、該開口部に手を挿入でき、上面と開口部の間を握れる構成としている。こうして、オペレータが運転部14へ搭乗後にシート20に座った状態で左前側方向にサイドアシスト25が位置し、左手で握り姿勢を安定させる際等の手掛かりとなるように構成している。このように、サイドアシスト25を一体的に成型することにより、部品点数を削減することができ、組みつけ作業が省略できる。また、運転部14の美観性向上にも寄与している。 【0021】 また、図3乃至図5および図7に示す如く、操作パネル23は、背面視で鋼板を略コの字型に形成した部材であり、コの字の開放側を下方に向けて、サイドパネル22の運転席側に配設している。そして、操作パネル23には、前記各操作レバー26・27・28やスイッチ類を露出させるための各種レバー用の開口部26a・27a・28aが形成されており、操作パネル23内に内臓される図示しない機構部を保護しつつ、レバーおよびスイッチ等の操作部だけをオペレータにとって操作性の良い配置で露出させるように構成している。 【0022】 また、図3、図7または図9に示す如く、前記サイドパネル22は、操作パネル23上に載置されるようにして配置され、かつサイドパネル22の下面の縁部状に形成された凸部22eに操作パネル23が当接するように構成されている。つまり、該凸部22eは断面視矩形状に構成して、サイドパネル22の側端面よりも内側に配置し、凸部22eの側面とサイドパネル22の側端側の下面が操作パネル23の上角部に当接して配置され、言い換えれば、操作パネル23の端部上にサイドパネル22の一部が載置されて、サイドパネル22と操作パネル23が平面視で一部重なるようにして隙間ができないようにしている。そして、図5、図6に示すように、該凸部22eに形成されているボルト穴22d・22d・・・を利用して、操作パネル23がサイドパネル22にボルト等により締結され、支持される構成としている。 こうして、前記凸部22eには、操作パネル23の前方側と左方側の二辺が当接するように構成しているため、操作パネル23の位置決めが容易となり、操作パネル23の組付作業が容易になる。 【0023】 また、図2に示す如く、操作パネル23は、刈取作業中のオペレータにとって確認頻度が高い右側の分草板4を視認する際の視線と平面視において延長線上に配置する構成としている。つまり、右側の分草板4とシート22上に座ったオペレータの頭とを結ぶ線上の間に操作パネル23が配置される。これにより、刈取作業時には少ない視線の移動で表示パネル23を確認することが可能となり、作業性や安全性の向上に寄与している。 以上が、サイドコラム21の全体構造についての説明である。 【0024】 以上の説明に示す如く、運転部14側部にサイドコラム21を設け、サイドコラム21上に、各操作レバー26・27・28や操作スイッチ等を配置した操作パネル23と、サイドアシスト25と、表示パネル24とを配置したコンバイン50の運転部14において、操作パネル23の前部から側部に、サイドアシスト25と、表示パネル24の取付部を一体的に構成したサイドパネル22を配置した構成としている。 これにより、サイドパネル22の部品点数を削減することができるのである。そのため、組立工数を削減でき、表示パネル24を容易に取り付けることができるのである。 また、外観を向上することができるのである。 【0025】 また、サイドパネル22をブロー成形により成形し、サイドパネル22の前部に表示開口部22aを開口し、表示開口部22aに表示パネル24を下方より取り付けた構成としている。 これにより、サイドパネル22を簡単に安価に製造することができるのである。 また、表示パネル24を簡単に取り付けることができるのである。 【0026】 また、表示パネル24を平面視において、シート20(つまり、着座したオペレータの仮想頭部位置)と右側の分草板4を結ぶ線上に配置した構成としている。 これにより、刈取作業時に視線を大きくそらすことなく、表示パネル24を見ることができるのである。 【0027】 また、サイドパネル22が、縁部下面に凸部22eを有し、凸部22eに操作パネル23を当接して係止するとともに、サイドパネル22を、操作パネル23に載置するように配置した構成としている。 これにより、サイドパネル22と操作パネル23の接合部に隙間がないため、塵等の堆積を防止することができ、かつ外観を向上させることができるのである。 【図面の簡単な説明】 【0028】 【図1】本発明の一実施例に係るコンバインの全体的な構成を示した側面図。 【図2】同じく平面図。 【図3】本発明の一実施例に係るサイドコラムの全体的な構成を示した斜視図。 【図4】同じく平面図。 【図5】同じく下面図。 【図6】同じく左側面図。 【図7】同じく右側面図。 【図8】同じく正面図。 【図9】同じく背面図。 【符号の説明】 【0029】 6 運転部 21 サイドコラム 22 サイドパネル 23 操作パネル 24 表示パネル 25 サイドアシスト 26 走行変速レバー 27 副変速レバー 28 作業切替クラッチレバー
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006781 【氏名又は名称】ヤンマー株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年3月10日(2006.3.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2007−236336(P2007−236336A) |
| 【公開日】 |
平成19年9月20日(2007.9.20) |
| 【出願番号】 |
特願2006−65817(P2006−65817) |
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