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【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】池田 直哉

【要約】 【課題】脱穀および刈取の操作レバーを前後左右に操作する構成とすると、操作レバーの回動基部を収容する操作コラム内にスペースを確保することが必要であり、構造をコンパクトにまとめることが困難であった。

【解決手段】シート20の側方にサイドコラム21を配置し、サイドコラム21上に脱穀クラッチレバー29を配置したコンバイン50の運転部14において、サイドコラム21上に刈取クラッチ61を断接するための刈取クラッチスイッチ30を配置した構成とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転座席側方にサイドコラムを配置し、
該サイドコラム上に脱穀クラッチレバーを配置したコンバインの運転部において、
前記サイドコラム上に刈取クラッチを断接するための刈取スイッチを配置したこと、
を特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記刈取スイッチを脱穀クラッチレバーの「入」位置近傍に配置したこと、
を特徴とする請求項1記載のコンバイン。
【請求項3】
前記刈取スイッチは脱穀クラッチ「入」時のみON作動可能とし、
脱穀クラッチが「切」時にはOFFとなるように構成したこと、
を特徴とする請求項2記載のコンバイン。
【請求項4】
前記脱穀クラッチレバーが、
前記脱穀クラッチ「切」時には、
前記サイドコラムに対して鉛直方向に位置し、
かつ、前記脱穀クラッチ「入」時には、
前記サイドコラムに対して平行方向に位置する構成とし、
前記脱穀クラッチ「入」時における前記脱穀クラッチレバーの先端下方に、
前記刈取スイッチを配置したこと、
を特徴とする請求項2記載のコンバイン。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインの技術に関する。詳しくは、コンバインの運転部に設けられる刈取作業用スイッチの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンバインの運転部に設けられる作業操作用の操作レバー等において、脱穀クラッチと刈取クラッチの操作レバーを一本の操作レバーで構成し、目的に応じて操作方向を異なるように構成し(例えば、脱穀クラッチの操作方向を前後方向とし、刈取クラッチの操作方向を左右方向に構成する)、操作性を改善する技術が公開され、公知となっている(特許文献1参照)。
また、脱穀クラッチを操作レバーで操作し、刈取クラッチを該操作レバーの把持部に設けた操作スイッチで操作するように構成し、操作性を改善する技術も公開されており、公知となっている(特許文献2、3参照)。
【特許文献1】特許第3662189号公報
【特許文献2】特開平5−153842号公報
【特許文献3】特開2000−92949号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、脱穀および刈取の操作レバーを前後左右に操作する構成とすると、操作レバーの回動基部を収容する操作コラム内にスペースを確保することが必要であり、構造をコンパクトにまとめることが困難であった。
また、操作レバーの把持部に刈取スイッチを設ける構成とすると、レバー操作時に誤ってスイッチに触れ、誤作動を起こす可能性があった。
そこで本発明では、このような現状を鑑み、簡単でコンパクトな構成であり、かつ操作性のよいコンバインの作業用操作部を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、運転座席側方にサイドコラムを配置し、該サイドコラム上に脱穀クラッチレバーを配置したコンバインの運転部において、前記サイドコラム上に刈取クラッチを断接するための刈取スイッチを配置したこと、を特徴としたものである。
【0006】
請求項2においては、前記刈取スイッチを脱穀クラッチレバーの「入」位置近傍に配置したこと、を特徴としたものである。
【0007】
請求項3においては、前記刈取スイッチは脱穀クラッチ「入」時のみON作動可能とし、脱穀クラッチが「切」時にはOFFとなるように構成したこと、を特徴としたものである。
【0008】
請求項4においては、前記脱穀クラッチレバーが、前記脱穀クラッチ「切」時には、前記サイドコラムに対して鉛直方向に位置し、かつ、前記脱穀クラッチ「入」時には、前記サイドコラムに対して平行方向に位置する構成とし、前記脱穀クラッチ「入」時における前記脱穀クラッチレバーの先端下方に、前記刈取スイッチを配置したこと、を特徴としたものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0010】
請求項1においては、刈取クラッチの「入」「切」をする操作が簡単に行える。また、操作力を殆ど必要としない。
【0011】
請求項2においては、刈取スイッチの位置が判り易く、容易に見つけて操作できる。
【0012】
請求項3においては、誤操作を防止できる。また、脱穀クラッチ「切」時は自動的に刈取クラッチ「切」とすることができる。
【0013】
請求項4においては、自然な操作方向とすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明に係るコンバイン50の全体構成について、図1乃至図3を用いて説明する。
尚、以下の説明における左・右は、コンバイン50の機体進行方向における左・右を指すものとする。
図1または図2に示す如く、本発明に係るコンバイン50において、クローラ式走行装置1上には機体フレーム2が載置され、この機体フレーム2の前端には刈取部3が昇降可能に配設されている。この刈取部3の前端からは穀稈を分草するための分草板4が突出しており、この分草板4の後部には引起しケース5(引起し装置)が立設されている。そして、引起しケース5からはタイン6が突出しており、このタイン6が引起しケース5の周りを回動することにより穀稈を引き起し、前記分草板4後部に配設される刈刃7により穀稈の株元を刈り取る構成となっている。
【0015】
機体側方(左側方)には、脱穀用穀稈を搬送するフィードチェン9が設けられており、刈取部3で刈り取られた穀稈は、下部搬送装置8a、上部搬送装置8b、縦搬送装置8cにより後方へ搬送され、株元が縦搬送装置8cの上端からフィードチェン9に受け継がれて脱穀部12内に搬送される。
扱胴12aは、脱穀部12における扱室18内に設けられており、該扱室18は左側方を開放可能な扱室カバー18aに覆われている。
また、フィードチェン9の後端には排藁チェン10が配設されており、この排藁チェン10の後部下方には排藁カッター装置、拡散コンベア等からなる排藁処理部11が形成されている。この排藁処理部により、排藁を切断して藁片にした後、拡散しながら圃場に均一放出、あるいは切断せずに放出するようにしている。
【0016】
前記脱穀部12の下方には選別部が配設されており、この選別部によって脱穀部12から流下する穀粒や藁屑などから穀粒を選別し、選別後の穀粒を脱穀部12の側方に配設されるグレンタンク13に搬送して貯溜したり、藁屑などを機外に排出したりするようにしている。このグレンタンク13後方には排出オーガ15が構成されて縦排出オーガ15aが立設されている。この縦排出オーガ15aを中心にしてグレンタンク13が側方へ回動可能とされており、機体内部側に配置される駆動系や油圧系のメンテナンスが容易に行われるようになっている。グレンタンク13の底部には図示しない排出コンベアが前後方向に配設されており、この排出コンベアから前記排出オーガ15に動力を伝達することで、排出オーガ15に設けられた排出口15cから外部へグレンタンク13内の穀粒を排出できるようにしている。前記排出オーガ15は、主に、下端が前記排出コンベアと連通され穀粒を縦送りする前記縦排出オーガ15aと、この縦排出オーガ15aの上端に連通されて穀粒を横送りする横排出オーガ15bとからなり、グレンタンク13の後側に立設された縦排出オーガ15aの上端に、横排出オーガ15bの基端側が上下回動可能に枢着されている。縦排出オーガ15aは、機体フレーム2に対して旋回可能に枢着されている。これらにより、任意の場所へ穀粒を排出することが可能となっている。
また、グレンタンク13の前方には運転部14が構成されており、操向ハンドル16およびシート20が設けられている。
そして、運転部14の左側方においては、サイドコラム21が配設されている。
【0017】
図3に示す如く、サイドコラム21上には、サイドパネル22および操作パネル23が配設されている。
サイドパネル22には、表示パネル24およびサイドアシスト25等が設けられ、また操作パネル23上には、走行変速レバー26、副変速レバー27、サイドデバイダ操作レバー28、脱穀クラッチレバー29、刈取クラッチスイッチ30、前照灯スイッチ31、ウインカースイッチ32、ホーンスイッチ33等がオペレータの視認が容易であり、かつ手を伸ばせば容易に操作可能な位置に配置されている。
以上が、本発明に係るコンバイン50の全体構成についての説明である。
【0018】
次に、本発明の要部である、脱穀クラッチレバー29について、図3または図4を用いて説明をする。
図3に示す如く、脱穀クラッチレバー29は、サイドコラム21に設けられた操作パネル23の後部略中央に形成された開口部23aから、レバー部29aを運転部14側に臨ませて設けられている。レバー部29aは側面視略「く」の字型に棒状部材を折り曲げ加工された部材であり、上端の把持部にはグリップ部29bが設けられている。
また、図4に示す如く、脱穀クラッチレバー29の下端には、パイプ状のレバー軸29cが左右方向に向けて固設されている。
【0019】
また、機体フレーム2には、背面視略コの字型の支持部材35がコの字の開放側を上方に向けて固設されており、また、支持部材35の内部には、前記コの字の対向する面を繋ぐように左右方向に軸部材36を横設している。
そして、脱穀クラッチレバー29は、前記軸部材36を前記レバー軸29cに挿通して、回動可能に支持されるように構成している。
【0020】
また、前記軸部材36には、回動部材37が軸支されている。回動部材37は、背面視略「F」字型に平板を折り曲げ加工した部材であり、縦方向の左側面下端部を軸部材36により軸支されている。
回動部材37の上面部には、右方を開放側とする、平面視略「U」字型の切欠き部37aが形成されており、該切欠き部37aで前記レバー軸29cを掛止するように構成している。つまり、回動部材37は、脱穀クラッチレバー29の回動動作に合わせて回動するように構成している。
また、回動部材37前面の上下略中央部には、縦方向の左方側面から片持ちに張り出して、かつ前方に傾斜した面が形成され、押圧部37bを形成している。そして、脱穀クラッチレバー29が前端まで回動されたときに、それに伴って回動部材37が回動し、押圧部37bがリミットスイッチ38の検知部38aを押圧し、リミットスイッチ38を「入」(もしくは「切」)状態とするように構成している。なお、脱穀クラッチレバー29と回動部材37は一体的に構成することもできる。
【0021】
また、回動部材37の左方外側の側面には、連結部材39が軸支されている。連結部材39は、側面視略「く」の字型に加工された平板部材であり、下端を折り曲げ加工して略水平の面を形成し、該面に孔39aを形成するようにしている。
そして、孔39aにボルト端部に掛止部を設けた掛止部材40を挿通し、ナット54・54で固設するようにして、付勢力を調整できるようにしている。
そして、掛止部材40と脱穀テンションアーム41を、バネ64を介して接続することにより、回動部材37の回動に伴って、連結部材39および掛止部材40が略上下に変位し、脱穀テンションアーム41を回動させるように構成している。該脱穀テンションアーム41の先端にはテンションプーリ49が回転自在に支持され、脱穀入力プーリ44と脱穀出力プーリ42に巻回したVベルト43をテンションプーリ49により緊張可能として、ベルトテンション式の脱穀クラッチ60を構成している。
そして、脱穀テンションアーム41が上方(図4における反時計回り)に回動し持ち上げられているときには、Vベルト43が緊張されて脱穀クラッチ60が「入」の状態となり、脱穀出力プーリ42からVベルト43を介して脱穀入力プーリ44に動力が伝達される。
また、脱穀テンションアーム41が下方(図4における時計回り)に回動し押し下げられているときには、Vベルト43の緊張が解かれて脱穀クラッチ60が「切」の状態となり、脱穀入力プーリ44には動力が伝達されない。
つまり、脱穀クラッチレバー29を往復回動することにより、脱穀テンションアーム41が往復回動し、脱穀クラッチ60の断接を行うようにしている。
【0022】
また、図3または図4に示す如く、脱穀クラッチレバー29のレバー部29aを側面視略「く」の字状に構成して、グリップ部29bを操作パネル23の面より上方に突出して、脱穀クラッチレバー29は略90度回動することによって「入」「切」操作できるようにしている。
そして更に、脱穀クラッチレバー29のグリップ部29bは、脱穀クラッチ60が「切」の時には、操作パネル23の面(水平面)に対して、略垂直に立設するように構成し、脱穀クラッチ60が「入」の時には、グリップ部29bが操作パネル23の面に対して略平行に、前後方向に倒れた状態として、操作パネル23の面との間に指が入る程度の間隔をあける構成としている。
これにより、脱穀クラッチレバー29の回動状態(グリップ部29bの方向)を確認するだけで、脱穀クラッチ60の「入」「切」の状況が一目瞭然に判別できる。
以上が、本発明の要部である、脱穀クラッチレバー29についての説明である。
【0023】
次に、本発明の要部である、刈取クラッチスイッチ30について、図3または図5を用いて説明をする。
図3に示す如く、刈取クラッチスイッチ30は、操作パネル23上の左右略中央であって、前記脱穀クラッチレバー29の若干前方となる位置に配設されている。つまり、脱穀クラッチ60を「入」位置に回動して、グリップ部29bが操作パネル23の面に対して略平行となった状態のときに触れることがない、グリップ部29b先端近傍に配接されている。
本実施例では、刈取クラッチスイッチ30は、押し込み式の押ボタンスイッチで構成され、スイッチ「入」時には、押し込まれた状態を維持し、スイッチ「切」時には、押ボタンが浮き上がり元の状態に戻るように構成している。また、押ボタン部は緑色等に着色された半透明の樹脂部材で構成され、押ボタンの内部にはランプを内臓している。そして、スイッチ「入」時にはランプが点灯し、押ボタン部が発光するように構成している。
つまり、刈取クラッチスイッチ30の「入」「切」の状態が、形態および光によって一目瞭然に判別できるように構成している。
尚、刈取クラッチスイッチ30の仕様は押ボタンスイッチに限定するものではなく、例えばランプ付きのトグルスイッチやシーソースイッチ等を用いることも可能であり、また、スイッチの操作状況を表示パネル24上等に表示させるようにすることも可能である。
【0024】
図5に示す如く、刈取クラッチスイッチ30は、モータやシリンダやソレノイド等のアクチュエータと接続され、該アクチュエータを刈取クラッチ61と連繋し、該刈取クラッチスイッチ30の操作によりアクチュエータを作動させて刈取クラッチ61を「入」「切」できるようにしている。
尚、本実施例では、アクチュエータとしてモータ45を採用した例を示しているが、これに限定するものではない。
つまり、刈取クラッチスイッチ30は電気的にアクチュエータとなるモータ45と接続されており、刈取クラッチスイッチ30を「入」とすることにより、モータ45のモータ軸45aが予め設定した一定角度回転するように構成している。
このとき、モータ軸45aに固設されたアーム46が、モータ軸45aの回転に伴って回動する。そして、アーム46には、左方に突設して回動軸46aが設けられている。
また、掛止部材47は、上端部にパイプ状の軸部材47aが固設され、下端部には孔を形成した掛止部が形成されている。
そして、掛止部材47は、軸部材47aに回動軸46aを挿通し軸支して、アーム46により支持されるように構成している。
【0025】
そして、掛止部材47と刈取テンションアーム48を、バネ65を介して接続し、該刈取テンションアーム48の先端にテンションプーリ48aを回転自在に支持し、刈取入力プーリ53と刈取出力プーリ51に巻回したVベルト52をテンションプーリ48aにより緊張可能として、ベルトテンション式の刈取クラッチ61を構成している。
このように構成して、モータ45を作動してモータ軸45aが回転し、それに伴いアーム46が回動することにより、掛止部材47が略上方に変位するようにしている。
すると、刈取テンションアーム48は、テンションプーリ48aを押し下げるように(図5における時計回り)回動され、刈取クラッチ61が「入」の状態となり、刈取出力プーリ51からVベルト52を介して刈取入力プーリ53に動力が伝達される。
【0026】
また、モータ45はスプリングリターン方式のものを採用しており、モータ45への通電が無くなったときには、モータ軸45aの回転角度が元の所定の角度に戻るようにしている。
これにより、モータ45への通電が無くなった時には、掛止部材47が略下方に変位し、元の位置に戻るように構成している。
このとき、刈取テンションアーム48は、テンションプーリ48aを持ち上げるように(図5における反時計回り)回動され、刈取クラッチ61が「切」の状態となり、刈取入力プーリ53には動力が伝達されなくなる。
つまり、刈取クラッチスイッチ30の「入」「切」操作により、刈取テンションアーム48が往復回動し、刈取クラッチ61の断接を行うようにしている。但し、脱穀クラッチ60及び刈取クラッチ61はベルトテンション式のクラッチに限定するものではなく、多板式のクラッチや電磁クラッチ等を用いることも可能である。
以上が、本発明の要部である、刈取クラッチスイッチ30についての説明である。
【0027】
次に、脱穀クラッチレバー29および刈取クラッチスイッチ30の連係および操作について、図6を用いて説明をする。
刈取作業時においては、脱穀部12が作動していないときに刈取部3を作動させると、脱穀されない未処理の穀稈が脱穀部12やフィードチェン9に詰まってしまうという問題がある。そのため、脱穀部12が作動していないときには刈取部3が作動しないように保護する機能を備えるようにしている。
本実施例では、前記リミットスイッチ38の「入」信号をコントローラ63に取り込み、刈取クラッチスイッチ30の「入」信号が入力されても、リミットスイッチ38の「入」信号が入力されていない場合には、コントローラ63からモータ45には出力を行わず、刈取クラッチを「入」状態としないようにインターロック回路を構成している。
これにより、誤操作によって脱穀部12やフィードチェン9に詰まりが発生することが防止できる。
【0028】
また図6に示す如く、オペレータが脱穀クラッチ「切」状態にある脱穀クラッチレバー29を操作して、脱穀クラッチレバー29を脱穀クラッチ「入」状態の位置まで回動したとき、その回動終了時点では、オペレータはグリップ部29bを握った状況であり、オペレータの手の直前下方に刈取クラッチスイッチ30が位置する状況となる。
そして、次に刈取部3を作動させる場合には、若干手を前方に伸ばすことで、容易に刈取クラッチスイッチ30を操作することができる。
つまり、オペレータは脱穀クラッチレバー29の操作を起点として、自然な操作の流れで、容易に刈取クラッチスイッチ30を押して刈取クラッチ61を「入」とすることができる。
以上が、脱穀クラッチレバー29および刈取クラッチスイッチ30の連係および操作についての説明である。
【0029】
以上の説明に示す如く、シート20の側方にサイドコラム21を配置し、サイドコラム21上に脱穀クラッチレバー29を配置したコンバイン50の運転部14において、サイドコラム21上に刈取クラッチ61を断接するための刈取クラッチスイッチ30を配置した構成としている。尚、脱穀クラッチレバー29と刈取クラッチスイッチ30はフロントコラム上に配置する構成とすることも可能である。
このように構成したので、刈取クラッチ61の「入」「切」をする操作が簡単に行えるのである。また、操作力を殆ど必要としないのである。
【0030】
また、刈取クラッチスイッチ30を脱穀クラッチレバー29の「入」位置近傍に配置した構成としている。
このように構成したので、刈取クラッチスイッチ30の位置が判り易く、容易に見つけて操作できるのである。
【0031】
また、刈取クラッチスイッチ30は脱穀クラッチ60「入」時のみON作動可能とし、脱穀クラッチ60の「切」時にはOFFとなるように構成している。
このように構成したので、誤操作を防止できるのである。また、脱穀クラッチ60の「切」時には自動的に刈取クラッチ61を「切」とすることができるのである。
【0032】
また、脱穀クラッチレバー29が、脱穀クラッチ60「切」時には、サイドコラム21の操作パネル23に対して鉛直方向に位置し、かつ、脱穀クラッチ60「入」時には、操作パネル23に対して平行方向に位置する構成とし、脱穀クラッチ60「入」時における脱穀クラッチレバー29の先端(グリップ部29b)下方に、刈取クラッチスイッチ30を配置した構成としている。
このように構成したので、自然な操作方向とすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施例に係るコンバインの全体構成を示した側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】同じくサイドコラムの全体構成を示した斜視図。
【図4】本発明の一実施例に係る刈取クラッチ機構の全体構成を示した側面図。
【図5】同じく脱穀クラッチ機構の全体構成を示した側面図。
【図6】刈取クラッチ機構と脱穀クラッチ機構の関係を示す模式図。
【符号の説明】
【0034】
14 運転部
20 シート
21 サイドコラム
29 脱穀クラッチレバー
30 刈取クラッチスイッチ
50 コンバイン
61 刈取クラッチ
【出願人】 【識別番号】000006781
【氏名又は名称】ヤンマー株式会社
【出願日】 平成18年3月10日(2006.3.10)
【代理人】 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎


【公開番号】 特開2007−236335(P2007−236335A)
【公開日】 平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願番号】 特願2006−65816(P2006−65816)