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【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】渡辺 均

【氏名】松井 正実

【氏名】市丸 智之

【氏名】上村 孝彦

【氏名】北川 智志

【氏名】辻 健太郎

【要約】 【課題】刈取機を左側方外側へ手動回動操作のときに、スムーズに回動移動させようとするものである。

【解決手段】走行車台2の前方部には、穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取機3を設け、該刈取機3を支持する支持装置12の上下方向へ設けた支持杆12aの上端部に、左右方向の支持パイプ杆12bを設け、該支持パイプ杆12bへ設けた接続装置13の接続用アーム13aの回動軸13bを、前記走行車台2の左前部へ設けた支持メタル2bで回動自在に軸支し、該回動軸13bを
【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行車台(2)の前方部には、穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取機(3)を設け、該刈取機(3)を支持する支持装置(12)の上下方向へ設けた支持杆(12a)の上端部に、左右方向の支持パイプ杆(12b)を設け、該支持パイプ杆(12b)へ設けた接続装置(13)の接続用アーム(13a)の回動軸(13b)を、前記走行車台(2)の左前部へ設けた支持メタル(2b)で回動自在に軸支し、該回動軸(13b)を回動中心(イ)として、刈取機(3)を左側方外側へ回動自在に設けると共に、該刈取機(3)の下部には、回動操作のときに、該刈取機(3)を支持する回動受装置(14)を着脱自在に設けた構成において、前記回動受装置(14)を取り外した時には、前記走行車台(2)の上側へ設けたステップ台(2a)内へ収納可能に設けたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記回動受装置(14)の回転輪(14b)を装着した支持軸(14a)を挿入する支持パイプ(8c)を、刈取る穀稈を分離する分草体(8)の分草パイプ(8a)の後側下部の前フレーム受具(8b)へ設けると共に、該支持パイプ(8c)の下端部(A)位置と、該前フレーム受具(8b)の下端部(B)位置とは、略同じ位置へ位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場内の植立を穀稈を刈り取って脱穀選別するコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
実開平2−55528号公報で示すように、走行車台の前部には、立毛穀稈を刈取り、後方上部へ移送する刈取機を設け、この刈取機は、この走行車台の左側前部へ設けた支持メタルを回動中心として、左側方外側へ手動操作で回動自在な構成である。この刈取機に不具合が発生して、点検、及び修理等を行うときには、この刈取機を左側方外側へ回動移動操作して、点検、及び修理等が容易に行えるような状態にして、これらの作業を実施する。
【特許文献1】実開平2−55528号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
穀稈を刈取り移送する刈取機に不具合が発生し、点検、及び修理等を行うときには、この刈取機を走行車台の左側前部へ設けた支持メタルを回動中心として、左側方外側へ回動移動操作後に行うが、この刈取機は重量物であり、又、一点支持であることにより、この刈取機は垂れ下がり状態になり、回動用の支持部が変形して、回動が困難になることが発生したり、又、本体とこの刈取機との関係位置が変わり、良好な刈取り作業ができないことがあった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。
このために、請求項1に記載の発明においては、走行車台(2)の前方部には、穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取機(3)を設け、該刈取機(3)を支持する支持装置(12)の上下方向へ設けた支持杆(12a)の上端部に、左右方向の支持パイプ杆(12b)を設け、該支持パイプ杆(12b)へ設けた接続装置(13)の接続用アーム(13a)の回動軸(13b)を、前記走行車台(2)の左前部へ設けた支持メタル(2b)で回動自在に軸支し、該回動軸(13b)を回動中心(イ)として、刈取機(3)を左側方外側へ回動自在に設けると共に、該刈取機(3)の下部には、回動操作のときに、該刈取機(3)を支持する回動受装置(14)を着脱自在に設けた構成において、前記回動受装置(14)を取り外した時には、前記走行車台(2)の上側へ設けたステップ台(2a)内へ収納可能に設けたことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0005】
立毛穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取機(3)は、走行車台(2)の前方部へ設けている。この刈取機(3)を支持する支持装置(12)の上下方向へ設けた支持杆(12a)の上端部に、左右方向の支持パイプ杆(12b)を設け、この支持パイプ杆(12b)へ設けた接続装置(13)の接続用アーム(13a)の回動軸(13b)を、走行車台(2)の左前部へ設けた支持メタル(2b)で回動自在に軸支する。このように、刈取機(3)を左側方外側へ手動操作で回動移動自在に設けると共に、該刈取機(3)の下部には、回動操作のときに、この刈取機(3)を支持して、同時に回動移動する回動受装置(14)を着脱自在に設けている。この回動受装置(14)を取り外した時には、該走行車台(2)の上側へ設けたステップ台(2a)下の空間部内へ収納して、穀稈の収穫作業を行う。
【0006】
請求項2の発明においては、前記回動受装置(14)の回転輪(14b)を装着した支持軸(14a)を挿入する支持パイプ(8c)を、刈取る穀稈を分離する分草体(8)の分草パイプ(8a)の後側下部の前フレーム受具(8b)へ設けると共に、該支持パイプ(8c)の下端部(A)位置と、該前フレーム受具(8b)の下端部(B)位置とは、略同じ位置へ位置させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとしたものである。
【0007】
前記回動受装置(14)の回転輪(14b)を装着した支持軸(14a)を挿入して支持する支持パイプ(8c)を、刈取る穀稈を分離する分草体(8)の分草パイプ(8a)の後側下部へ設けた、の前フレーム受具(8b)の後側へ設けている。
【0008】
前記分草体(8)へ設ける支持パイプ(8c)の下端部(A)位置と、該前フレーム受具(8b)の下端部(B)位置とは、略同じ位置へ位置させて設け、後側のこの支持パイプ(8c)へ藁屑等の引っ掛かることを防止している。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明においては、穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取機(3)は、この刈取機(3)を支持する支持装置(12)の支持パイプ杆(12b)へ設けた、接続装置(13)の接続用アーム(13a)の回動軸(13b)を、走行車台(2)の左前部へ設けた支持メタル(2b)で回動自在に軸支し、この刈取機(3)を左側方外側へ回動自在に設けると共に、この刈取機(3)の下部には、回動操作のときに、この刈取機(3)を支持して回動する回動受装置(14)を着脱自在に設け、又、この回動受装置(14)を取り外したときは、走行車台(2)の上側へ設けたステップ台(2a)内へ収納できることにより、この刈取機(3)を回動のときは、回動受装置(14)を装着して、この回動受装置(14)で刈取機(3)を受けることにより、不具合発生時の点検、及び修理の時に、この刈取機(3)を容易に回動移動させることができて、点検、及び修理が容易である。又、収穫作業のときには、回動受装置(14)を取り外しするが、取り外したときには、ステップ台(2a)下の空間部へ収納することにより、この回動受装置(14)を確実に保管することができると共に、便利である。又、不具合の点検、及び修理を行うときは、本体より刈取機(3)を回動移動させることにより、点検、及び修理が容易である。
【0010】
請求項2に記載の発明においては、前記回動受装置(14)の回転輪(14b)を装着した支持軸(14a)を挿入して支持する支持パイプ(8c)を、刈取る穀稈を分離する分草体(8)の分草パイプ(8a)の後側下部へ設けた、前フレーム受具(8b)の後側へ設けている。これら支持パイプ(8c)の下端部(A)位置と、前フレーム受具(8b)の下端部(B)位置とは、略同じ位置へ位置させて設けたことにより、後側のこの支持パイプ(8c)へ藁、及び藁屑と、雑草等との引っ掛かることを防止できる。又、泥等の堆積を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の前方部には、穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取機3を設け、又、この走行車台2の上側面には、この刈取機3から刈取り穀稈を引継ぎ挟持移送中に脱穀する脱穀機4を設け、脱穀済み穀粒を貯留する穀粒貯留タンク5を、この脱穀機4の横側で走行車台2の上側面へ載置している。
【0012】
前記刈取機3を支持する支持装置12の上下方向へ傾斜させて設けた支持杆12aの上端部には、左右方向へ支持パイプ杆12bを設け、この支持パイプ杆12bへ設けた接続装置13の接続用アーム13aの回動軸13bを、前記走行車台2の左前部へ設けた支持メタル2bで回動自在に軸支して設け、この回動軸13bを回動中心(イ)として、刈取機3で左側方外側へ回動自在に設けている。この刈取機3の下部には、回動操作のときに、この刈取機3を支持する回動受装置14を着脱自在に設けている。この回動受装置14を取り外したときには、走行車台2の上側へ設けたステップ台2a内の空間部へ収納可能に設けている。これら刈取機3の接続装置13、及び回動受装置14と、支持装置12等とを主に図示して説明する。
【0013】
コンバイン1の走行車台2の下側には、図7で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ6aを張設した走行装置6を配設し、走行車台2の上側面に脱穀機4を載置している。走行車台2の前方部の刈取機3で立毛穀稈を刈り取りして、後方上部へ移送し、脱穀機4のフィードチェン4aと、挟持杆4bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、脱穀機4の右横側に配設した穀粒貯留タンク5内へ供給され、一時貯留される。
【0014】
前記走行車台2の前方部には、図7で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド7a、及び分草体8と、立毛穀稈を引起す引起装置7bと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置9の各掻込装置9aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置7cと、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀機4のフィードチェン4aと挟持杆4bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置9の根元・穂先移送装置10a・10b等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ11により、土壌面に対して昇降する。
【0015】
図5、及び図6で示すように、前記刈取機3を支持する支持装置12の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆12aの上端部に設ける支持パイプ杆12bを走行車台2の上側面の支持枠2cの上側面に設けた支持メタル2b、及び接続装置13等で回動自在に支持させている。伸縮シリンダ11を作動させると、支持杆12aと共に、この刈取機3が上下回動する。
【0016】
この支持パイプ杆12bの左側端部へ設けた上・下支持メタル12d、12eと、走行車台2の左前部へ設けた支持メタル2b部の接続装置13の接続用アーム13aとは、接続している。又、この刈取機3の下部へ設けて、この刈取機3を回動時に支持する回動受装置14を設けている。これら接続装置13と、回動受装置14との詳細は後述する。
【0017】
前記刈取機3の穀稈掻込移送装置9によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機4への穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けている。
【0018】
前記穀粒貯留タンク5側の前部には、図7で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置15と、操縦席16とを設け、この操縦席16の下側にエンジン17を載置している。
【0019】
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース18内の伝動機構18aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ18bを設けている。
【0020】
前記穀粒貯留タンク5内へ貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク5の後側には、図7で示すように、縦移送螺旋19aを内装した縦移送筒19を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この縦移送筒19の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋20aを伸縮自在に内装した排出オーガ20を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【0021】
穀稈を刈取り後方上部へ移送する前記刈取機3は、図5、及び図6で示すように、この刈取機3を支持する支持装置12の支持パイプ杆12bの左外側部へ設けた、接続装置13の接続用アーム13aの回動軸13bを、走行車台2の左前部の支持枠2cの上側へ設けた支持メタル2bで回動自在に軸支し、この刈取機3を左側方外側へ回動自在に設けている。
【0022】
前記刈取機3を左側方外側へ回動操作するときは、この刈取機3を支持して、同時に回動移動する、回動受装置14を、図1、及び図2で示すように、この刈取機3の後方下部の左右両側へ着脱自在に設けている。又、この回動受装置14を取り外したときには、走行車台2の上側へ設けたステップ台2aの空間部へ収納可能に設けている。この刈取機3の回動構成についての詳細は後述する。
【0023】
前記回動受装置14は、図3で示すように、コ字形状のアーム14cへ回転輪14bを、支持ピン14dで回転自在に軸支し、抜け止めを施すと共に、このアーム14cの上側面の左右方向、及び前後方向の略中央部には、パイプ材よりなる支持軸14aを挿入して固着している。この支持軸14aを分草体8へ設けた支持パイプ8cへ挿入して、この支持パイプ8cと、支持軸14aとの上部へ固定ピン14eを挿入して固定支持し、抜け止めを施している。この回動受装置14は、刈取機3に不具合が発生したときには、この回動受装置14を支持パイプ8c内へ挿入して、刈取機3を支持させて、この刈取機3を左側方外側へ回動移動操作し、不具合の点検、及び修理を容易に行うことができる。
【0024】
穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取機3は、この刈取機3を支持する支持装置12の支持パイプ杆12bへ設けた、接続装置13の接続用アーム13aへ設けた回動軸13bを、走行車台2の左前部へ設けた支持メタル2bの中央部の挿入孔へ挿入して、回動自在に軸支し、この刈取機3を左側方外側へ回動自在に設けると共に、この刈取機3の下部には、回動操作のときに、この刈取機3を支持して回動する回動受装置14を着脱自在に設け、又、この回動受装置14を取り外したときには、走行車台2上側へ設けたステップ台2aの空間部へ収納できることにより、この刈取機3を回動操作するときには、回動受装置14を装着して、この回動受装置14でこの刈取機3を受けることにより、不具合発生時の点検、及び修理時に、この刈取機3を容易に回動移動させることができて、点検、及び修理が容易にできる。又、収穫作業のときには、回動受装置14を取り外し、取り外したこの各回動受装置14を、ステップ台2aの下側の空間部へ収納することにより、この回動受装置14を確実に保管することができると共に、便利である。又、不具合の点検、及び修理が確実にできる。
【0025】
前記刈取機3を左側方外側へ回動操作するときに、この刈取機3を支持する回動受装置14の回転輪14bを軸支したアーム14cの上側面より、上方へ突出させて設けたパイプ材よりなる支持軸14aを、図3、及び図4で示すように、刈取る穀稈を分離する分草体8の分草板8dを、前端部へ装着した分草パイプ8aの後側下部へ前フレーム受具8bへ装着して設けている。この前フレーム受具8bの後側へ上下方向へ設けた、支持パイプ8cの下端部(A)位置と、前フレーム受具8bの下端部(B)とは、略同じ位置へ位置させて設け、後側へ設けた支持パイプ8cへ藁屑、及び草と、泥等との引っ掛かり、及び堆積を防止している。
【0026】
前記回動受装置14の回転輪14bを軸支したアーム14cの上側面より、上方へ突出させて設けたパイプ材よりなる支持軸14aを、刈取る穀稈を分離する分草体8の分草パイプ8aの後側下部の前フレーム受具8bの後側へ設けた、支持パイプ8cへ挿入して設け、これら支持パイプ8cの下端部(A)位置と、この前フレーム受具8bの下端部(B)位置とは、略同じ位置へ位置させて設けたことにより、後側のこの支持パイプ8cへ藁、及び藁屑と、雑草等との引っ掛かることを防止できる。又、泥等の堆積を防止することができる。
【0027】
前記走行車台2の左側前部へ設けた支持メタル2bと、支持装置12の支持杆12aの上端部へ設けた支持パイプ杆12bの左端の外径部には、図5、及び図6で示すように、上支持メタル12dと、下支持メタル12eとを、ボルト、及びナット等により、装着して設けている。
【0028】
前記下支持メタル12eの下端部には、接続装置13の接続用アーム13aの一方側(内側部)のコ字形状部を挿入して、支持ピン13cで軸支して設けている。又、この接続用アーム13aの他方側(外側部)には、回動軸13bを挿入して設け、この接続用アーム13aの下部面から下方へ突出した回動軸13bは、走行車台2の左前部へ装着して設けた支持枠2c上の支持メタル2bの挿入孔へ回動自在に挿入し、この回動軸13bを回動中心(イ)として、刈取機3を左側方外側へ回動自在に設けている。又、図9で示すように、回動受装置14は、収納時には、上下逆にして、分草パイプ8aへ設けた支持パイプ8cへ上部から収納する構成とするもよい。
【0029】
前記回動受装置14の回転輪14bをアーム14cを介して、装着した支持軸14bを挿入して、支持する支持パイプ8cを、刈取る穀稈を分離する分草体8の分草板8dを、先端部へ装着した分草パイプ8aの後側下部へ設けた、前フレーム受具8bへ装着して設けている。これら支持パイプ8cの下端部(A)位置と、前フレーム受具8bの下端部(B)位置とは、略同じ位置へ位置させて設けたことにより、後側のこの支持パイプ8cへ藁、及び藁屑と、雑草等との引っ掛かることを防止できる。又、泥等の堆積を防止することができる。これらにより、分草パイプ8a、及び支持パイプ8cの変形を防止できる。又、収納が容易である。
【0030】
前記支持装置12の左右方向略中央部の支持杆12aの下端部には、図3、及び図4で示すように、下伝動ケース12fを設け、この下伝動ケース12fには、前方下部へ傾斜させて、接続パイプ12hを設け、この接続パイプ12hの下端部で、左右両側の前フレーム受具8b、8bへ挿入して、左右接続パイプ12jを設けている。
【0031】
図8で示すように、回動受装置14の後方部には、後回動受装置21を設けている。この後回動受装置21は、受軸装置22と、回転輪装置23とよりなり、折り畳み自在であると共に、伸縮自在である。後回動受装置21の回転輪装置23を最短に収縮して、折り畳みしたときは、固定具21aで固定する。
【0032】
前記後回動受装置21の受軸装置22は、支持装置12の支持杆12aの外径部下側で、上下方向所定位置へ支持具12mを設けている。この支持具12mへ下部内径へ螺旋ねじ22b有する支持軸22aを取付用ピン22cで軸支して設けている。
【0033】
前記受軸装置22の支持軸22aの螺旋ねじ22b部には、回転輪装置23の調節軸23aの外径へ設けた螺旋ねじ23bを螺合させて、伸縮自在に設けている。この調節軸23aの下端部には、コ字形状のアーム23cを設け、このアーム23cへ後回転輪23dを、固定ピン23eで回転自在に軸支して設け、この後回転輪23dにより、刈取機3が独立して移動自在である。又、後回転輪23dの上下位置が調節自在である。
【0034】
前記刈取機3を、図6で示すように、コンバイン1より、独立して取り外し操作するときには、この刈取機3の支持パイプ杆12bを支持している支持メタル12cの上側へ設けている。上支持メタル12nのハンドル12pで開操作し、前部を開放状態にし、この刈取機3の下部へ回動受装置14と、後回動受装置21とを装着し、その後に後回動受装置21を伸張操作し、この刈取機3を所定量持ち上げた後に、この刈取機3を移動操作して、コンバイン1から取り外しする。
【0035】
これにより、前記刈取機3をコンバイン1から容易に、単独で取り外すことができる。この刈取機3を移動させることができる。又、後回動受装置21を折り畳みできることにより、便利である。更に、簡単な部品、及び簡単な操作で後回転輪23d位置を上下移動できることにより、この刈取機3の取り外しが容易である。
【0036】
前記刈取機3が左側方外側へ回動移動は、図10で示すように、支持装置12の支持パイプ杆12bの左端部へ設けた受メタル24の下側と、走行車台2の上側の支持枠2cの上側へ設けた、上・下支持メタル2d、2eで軸支した回動軸2fとの間には、垂直用回動フレーム25aと、水平用回動フレーム25bとを上下に設けて、接続ピン25cで接続し、この水平用回動フレーム25bを回動軸2fで軸支して設けている。
【0037】
上述の回動構成の前記刈取機3において、図10で示すように、この刈取機3へ設けて、脱穀機4、及び走行装置6等へ向けて配策する注油ホース26a、及びハーネス26b等は、刈取機3の回動支点である回動軸2fの回動中心(イ)部へ近接させて配策して、複数個のクランプ27で固定して設けている。
【0038】
これにより、前記注油ホース26a、及びハーネス26b等の配策は、刈取機3が左側方外側へ回動移動する回動中心(イ)の近傍部へ位置させて、各クランプ27で固定して設けたことにより、これらが切断されることがなくなり、又、回動移動操作時には、接続部を外して切り離す必要があったが、これが不用となり、回動時の工数低減を図ることができる。
【0039】
前記刈取機3から脱穀機4へ向けて配策する注油ホース26a、及びハーネス26b等は、図11で示すように、走行クローラ6aの上側で、走行車台2へ装着して設けたカバー28aの上側面より、所定寸法(H1)上部へ位置させて、バッテリ28bの上側を経て、脱穀機4へ向けて配策する。又、これらを複数個のクランプ27で固定している。
【0040】
これにより、前記注油ホース26a、及びハーネス26bを中空に配策することにより、藁屑等の溜りを防止できる。
前記脱穀機4の前側へ設けた入口漏斗4cの前端下側面部と、走行車台2の上部へ設けた走行用油圧配管の油圧パイプ30bとの間で支持パイプ杆12bの後側には、ゴム材等とよりなる後防塵板29を、図12〜図15で示すように、設けている。
【0041】
前記後防塵板29は、上端部側へ設けた三個の取付用孔29aと、入口漏斗4cの前端部とをボルト、及びナット等で装着する。上段の取付用孔29aと、中間の取付孔29aとの間には、略H形状に切込線29cと、切込用孔29bとを設け、このH形状部で支持パイプ杆12bへ設けた回転センサ30cが突出状態になった形状を、このH形状部を凸形状にして、カバーしている。中間部の三箇所の上下に設けた、各取付用孔29aを利用して、各バンドで走行用のパイプ30a等へ装着している。下端部側へ設けた四個の取付孔29aを利用して、各バンドで走行用油圧配管の油圧パイプ30b等へ装着している。一方横側の突出部へ設けた、この突出部を刈取機3を左側方外側へ回動操作用の水平回動フレーム25bと、下支持メタル2eとへ巻き付けて、各取付孔29aを利用して、各バンドで装着している。31は補助移送チェンである。
【0042】
これにより、前記後防塵板29へ切込線29c等を設けることにより、単純な形状で取付けができる。刈取機3を回動時、及び回動センサ30cのメンテナンス性が向上する。防塵性の向上を図ることができる。
【0043】
図16〜図20で示すように、前記脱穀機4のフィードチェン4aの右側前部には、補助チェン31を設け、この補助チェン31の左右両側に左・右補助チェンガイド31a、31bを設けると共に、下側に前後方向は略L字形状で、左右方向はクランク形状の流し戸樋32aを設け、この流し戸樋32aのL字形状の上端部には、ゴム材よりなるシール32bを設けている。
【0044】
前記シール32bの上端部と、脱穀機4の前側へ設けた入口漏斗4cの下側面とは、当接状態に設けている。
これにより、前記入口漏斗4cと、流し戸樋32aとの間の隙内をシール32bで塞いでいることにより、藁屑、塵埃、穀粒等を漏下をなくして、走行装置6部へこれらの堆積を防止している。
【0045】
前記脱穀機4の入口側へ設けた入口漏斗4cは、図21〜図23で示すように、この入口漏斗4cの前端部の高さ位置と、脱穀機4へ装着する後端部の高さ位置とは、前端部位置を所定寸法(H1)高い位置としている。又、補助チェン31を設けた構成においては、この入口漏斗4cの左側前部へ切欠(ロ)を設けて、補助チェン31の当接を防止している。
【0046】
これにより、前記入口漏斗4c部での穀粒の漏れ、及び溜りを防止できる。又、穀稈は脱穀機4内へスムーズに引継される。
図24〜図28で示すように、ゴム材等よりなる前防塵板33を支持パイプ杆12bの前側で、入口漏斗4cの前端近傍部の下側部から走行車台2の支持枠2cの上側面部の間に亘って設けている。
【0047】
前記前防塵板33の裏側面の上部には、取付孔33bを設けた上補強板33aと、中間部には、取付孔33dを設けた中補強板33cと、下部には、取付孔33fを設けた下補強板33eとを設けると共に、これら上・中・下補強板33a、33c、33eの裏側面には、上下方向に縦補強板35を装着している。又、この縦補強板35が位置する箇所で、上下方向に所定間隔を設けて、前防塵板33には、取付孔34aを有する補強部材34を一体に成形して設けている。
【0048】
前記前防塵板33と、上・中・下補強板33a、33c、33eの各取付孔33b、33d、33f部とは、ボルトを挿入して、ナットで締付けして、固定している。又、上側の補強部材34部は、受メタル24へ設けた固定ボス24aへボルトを螺合して、装着すると共に、下側の補強部材34部は、垂直回動アーム25aへ設けた支持ボス36へボルトを螺合して、装着している。この前防塵板33を取付けすると、受メタル24の外側へ設けたプーリ24bを上側から覆う状態になり、落下する藁屑等がこのプーリ24bへ巻き付きしない状態にしている。更に、入口漏斗4cの前端部と、前防塵板33の後端部とは、図28で示すように、所定寸法(H2)重合させて設けている。
【0049】
これにより、落下する藁屑、塵埃、雑草等が下部の前記プーリ34b、及び刈取機3を回動移動させる回動支持部等への堆積を防止できる。又、入口漏斗4cと、前防塵板33とは重合させていることにより、この前防塵板33に沿って下部へ落下させることができる。
【0050】
図27、及び図28で示すように、前記前防塵板33は、脱穀機4の入口漏斗4cの前端部から、支持パイプ杆12bの前側を経て、走行車台2の上側へ設けた支持枠2c上側面の近傍部までを連続的に覆う状態に設けている。又、この支持枠2cの上側面の近傍部から、入口漏斗4cへ向けて、傾斜させて設け、藁屑等の溜りを防止している。更に、この前防塵板33は、支持パイプ杆12bの外側部へ設けたプーリ24b、刈取機3を左側方外側へ回動移動させる回動支持装置部の各部品等を覆うように設けている。
【0051】
これにより、穀稈の流れに沿って、前記脱穀機4の入口漏斗4c部から支持枠2cの上側面の近傍部の間に亘って、前防塵板33を設けたことにより、穀稈移送中に落下する藁屑、塵埃、雑草、穀粒等を、この前防塵板33で流下して、機外へ排出させることにより、機体内へこれら藁屑等が堆積することを防止できる。
【0052】
図29〜図30で示すように、前記後防塵板29の前方左側部へ設けた前防塵板33の下端部は、他の部品へ装着せずに作業中は、前後に振れるように設けている。又、この前防塵板33は、支持パイプ杆12b、受メタル24、垂直用回動アーム25a、水平用回動アーム25b等の前側へ設けると共に、これら回動部材の各アーム25a、25bへ装着して設けている。更に、前防塵板33下部の前後位置は、走行車台2の上側へ設けた支持枠2cの前側の近傍部へ位置させて設けると共に、この前防塵板33の下端部と、この支持枠2cの上側面とには、所定隙間(ハ)を設けている。
【0053】
これにより、前記支持枠2cの上側面、及び後側の後防塵板29と、前防塵板33との間には、所定隙間(ハ)を設けていることにより、落下する藁屑等の詰りを防止して、溜ることを防止できる。又、この前防塵板33の下端部が前後に振れることにより、藁屑等の流下が良好である。各回動アーム25a、25b部等をカバーしたことにより、藁屑等の堆積を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】回動受装置の装着時と、収納時との拡大側面図
【図2】回動受装置をステップ台へ収納状態の拡大側面斜視図
【図3】回動受装置部の拡大側面図
【図4】回動受装置の取付部の拡大平面図
【図5】刈取機回動部の拡大側面斜視図
【図6】刈取機を回動時の拡大側面斜視図
【図7】コンバインの左側全体側面図
【図8】回動受装置と後回動受装置との拡大側面図
【図9】回動受装置と回動操作取付け時と、収納時との拡大側面図
【図10】注油ホースと、ハーネスとの配策時の拡大正面図
【図11】注油ホースと、ハーネスとの配策時の拡大側面斜視図
【図12】後防塵板の拡大正面図
【図13】後防塵板取付時の拡大側面斜視図
【図14】後防塵板取付時の拡大正面図
【図15】後防塵板取付時の拡大側面図
【図16】流し戸樋部の拡大側面図
【図17】流し戸樋と、補助チェン部との拡大側面斜視図
【図18】流し戸樋と、入口漏斗との拡大側面図
【図19】流し戸樋と、入口漏斗と、補助チェンとの拡大側面図
【図20】流し戸樋と、入口漏斗との拡大正面図
【図21】入口漏斗の拡大側面図
【図22】入口漏斗と、フィードチェンと、補助チェンとの拡大正面図
【図23】入口漏斗と、フィードチェンと、補助チェンとの拡大平面図
【図24】前防塵板の拡大正面図
【図25】前防塵板と、補強部材との拡大側面図
【図26】前防塵板の取付部の拡大側面斜視図
【図27】前防塵板の取付時の拡大正面図
【図28】前防塵板の取付時の拡大側面図
【図29】後防塵板と、前防塵板との取付時の拡大側面斜視図
【図30】後防塵板と、前防塵板との取付時の拡大正面図
【図31】後防塵板と、前防塵板との取付時の拡大側面図
【符号の説明】
【0055】
2 走行車台
2a ステップ台
2b 支持メタル
3 刈取機
8 分草体
8a 分草パイプ
8b 前フレーム受具
8c 支持パイプ
12 支持装置
12a 支持杆
12b 支持パイプ杆
13 接続装置
13a 接続用アーム
13b 回動軸
14 回動受装置
14a 支持軸
14b 回転輪
イ 回動中心
A 下端部
B 下端部
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成18年2月14日(2006.2.14)
【代理人】
【公開番号】 特開2007−215410(P2007−215410A)
【公開日】 平成19年8月30日(2007.8.30)
【出願番号】 特願2006−36125(P2006−36125)