トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業




【発明の名称】 磁気作用により接続された結合アセンブリ
【発明者】 【氏名】ショーン ジェイ,デーリー

【氏名】ジェームズ イー,バークレー

【要約】 【課題】モア切断ユニット用に接続された結合リングを備える磁気作用を利用したモータ結合アセンブリを提供する。

【解決手段】結合リング10は、メス型傾斜要素が作製された結合面を含む。また、磁石20〜26が結合面の周りに置かれ、結合面と実質的に同一平面上に位置された面をそれぞれ含む。モータ12に接続されたリング部材は、メス型傾斜要素の数量と同等の数量のオス型傾斜要素を有するリング面28を備えて外の方に伸びておりメス型傾斜要素の内側に噛み合う。リング面28は、磁石20〜26の磁力のみによって結合面との接触を保持されている。リング部材は、メス型傾斜要素の内側にオス型傾斜要素が十分に噛み合うことによって、結合リング10に、回転するように固定される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モア切断ユニットに接続され、少なくとも1つの第1噛合要素を有する取付リングと、
モータに接続され、上記第1噛合要素と噛み合う少なくとも1つの第2噛合要素を含む支持リングとを備え、
上記支持リングは、上記第1噛合要素の内側に上記第2噛合要素が噛み合うことによって、回転するように上記取付リングに固定されることを特徴とするモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項2】
少なくとも1つの磁石をさらに備え、上記支持リングは、上記磁石の磁力によって上記取付リングとの接触を保持されていることを特徴とする請求項1に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項3】
上記支持リングと接触し、上記第1噛合要素が形成される上記取付リングの合せ面と、
上記合せ面に形成され、上記磁石を収容するくぼみとをさらに備え、
上記磁石の外側に面している表面が、上記取付リングの合せ面と実質的に同一平面上に位置することを特徴とする請求項2に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項4】
上記少なくとも1つの第1噛合要素は、上記取付リングの合せ面において定義された第1位置決め円上にそれぞれ配置された複数の第1噛合要素をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項5】
上記取付リングの合せ面に隣接するように接触する、上記支持リングの実質的に平らなリング面をさらに備え、上記第2噛合要素は上記リング面から外側に伸びていることを特徴とする請求項4に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項6】
上記少なくとも1つの第2噛合要素は、上記第1噛合要素の数量に等しい数量の複数の第2噛合要素をさらに含み、上記第2噛合要素は、上記支持リングのリング面において定義された第2位置決め円上にそれぞれ配置され、上記第1噛合要素の間隔と相互関係にある一定の間隔でそれぞれ並べられることを特徴とする請求項5に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項7】
上記第1位置決め円および上記第2位置決め円は、直径が実質的に等しいことを特徴とする請求項6に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項8】
上記第1位置決め円および上記第2位置決め円は、上記支持リングが回転するように上記取付リングに固定されるとき、上記モータの一般的な回転軸の周りにそれぞれ同心で配置されることを特徴とする請求項6に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項9】
上記第1噛合要素は、上記第2噛合要素が十分に噛み合った状態にあるとき、上記第2噛合要素と明確に噛み合う端壁をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項10】
上記第2噛合要素は、十分に噛み合った位置において上記第1噛合要素の端壁と噛み合う端面をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項11】
モア切断ユニットに接続され、複数の第1傾斜要素が作製された実質的に平らな結合面を含む結合リングと、
上記結合面の周りに配置され、外側に位置した磁石面が上記結合面と実質的に同一平面上に位置する複数の磁石と、
モータに接続され、上記第1傾斜要素の数量に等しい数量の複数の第2傾斜要素を含む実質的に平らなリング面を有するものであって、上記第2傾斜要素は、上記リング面から外側に伸びており、上記複数の第1傾斜要素のうち対応するものの内側に噛み合うように収容される、リング部材とを備え、
上記リング部材のリング面は、上記磁石の磁力のみによって上記結合面との接触を保持され、上記リング部材は、上記第1傾斜要素の内側に上記第2傾斜要素が全体的に噛み合うことによって、回転するように上記結合リングに固定されることを特徴とするモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項12】
上記結合リングの内側に置かれ、回転するように上記結合リングに配置された結合要素をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項13】
刃アセンブリをさらに備え、上記結合要素は上記刃アセンブリに接続され、上記結合要素および上記刃アセンブリはモータにより回転することを特徴とする請求項12に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項14】
上記結合要素に作製された複数のスプラインをさらに備え、
上記複数のスプラインは、モータのシャフトに配置された複数の噛合スプラインと噛み合うことを特徴とする請求項12に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項15】
少なくとも上記リング部材は、鉄を含む材料からなることを特徴とする請求項11に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項16】
上記結合面に作製され、上記磁石を収容する複数のくぼみをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項17】
上記結合リングの結合面において定義された第1位置決め円と、
上記支持部材のリング面において定義された第2位置決め円とをさらに備え、
上記複数の第1傾斜要素は、上記第1位置決め円に沿って配置され、上記複数の第2傾斜要素は、上記第2位置決め円の周りに均等な間隔で並べられ、上記第1傾斜要素の間隔と相互関係にある一定の間隔で並べられることを特徴とする請求項11に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項18】
上記複数の磁石は、上記第1位置決め円に沿って空間的に配置され、上記複数の磁石の個々は、上記複数の第1傾斜要素の連続するものの間に挿入されることを特徴とする請求項17に記載のモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリ。
【請求項19】
少なくとも1つのモアデッキと、
上記モアデッキに電動機を接続するモータ結合アセンブリとを備え、
上記モータ結合アセンブリは、
上記モアデッキに接続され、少なくとも1つのメス型形状噛合要素を有する取付リングと、
上記電動機に接続され、上記取付リングのメス型形状噛合要素と噛み合う少なくとも1つのオス型形状噛合要素を含む支持リングとを備え、
上記支持リングは、上記メス型形状噛合要素の内側に上記オス型形状噛合要素が噛み合うことによって、回転するように上記取付リングに固定されることを特徴とする草切断モア。
【請求項20】
上記取付リングにおいて定義された第1位置決め円と、
上記支持リングにおいて定義された第2位置決め円とをさらに備え、
上記少なくとも1つのメス型形状噛合要素は、上記第1位置決め円の周りに等距離で配置された複数のメス型形状噛合要素を含み、上記少なくとも1つのオス型形状噛合要素は、上記第2位置決め円の周りに等距離で配置され、上記メス型形状噛合要素の個々に合わせられた複数のオス型形状噛合要素を含むことを特徴とする請求項19に記載の草切断モア。
【請求項21】
上記支持リング用に選択された鉄を含む材料と、
上記取付リングの第1位置決め円に沿って空間的に配置された複数の磁石とをさらに備え、
上記複数の磁石の個々は、上記取付リングに作製された複数のくぼみの個々に収容され、上記複数のメス型形状噛合要素の連続するものの間に挿入されており、上記磁石の磁力が、上記取付リングおよび上記支持リングを解除可能に単独で結合することを特徴とする請求項20に記載の草切断モア。
【請求項22】
上記取付リングの実質的に平らな合せ面と、
上記磁石が上記くぼみに置かれているとき、上記取付リングの合せ面と実質的に同一平面上に合わせられる、上記磁石の外側に面している表面とをさらに備えることを特徴とする請求項21に記載の草切断モア。
【請求項23】
上記少なくとも1つのモアデッキは、上記電動機によって複数のリール刃が回転する、リールタイプのモアデッキをさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の草切断モア。
【請求項24】
上記少なくとも1つのモアデッキは、上記電動機によって少なくとも1つのロータリー刃が回転する、ロータリータイプのモアデッキをさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の草切断モア。
【請求項25】
結合リングおよびモータのリング部材を用いて、モアデバイス切断ユニットにモータを解除可能に接続する方法であって、
上記結合リングの実質的に平らな結合面に、複数のメス型傾斜要素を作製し、
上記結合リングを上記切断ユニットから離れて外側に向かせている上記切断ユニットに、上記結合リングを接続し、
上記リング部材における実質的に平らなリング面から、複数のオス型傾斜要素を伸ばし、
上記複数の第1傾斜要素の個々に収容させる上記複数の第2傾斜要素を有する上記リング面を、上記結合面に隣接することを特徴とする方法。
【請求項26】
さらに、上記結合面の周りに複数の磁石を配置することを特徴とする請求項25に記載の方法。
【請求項27】
さらに、上記磁石の磁力のみを用いて、上記結合面に上記リング面を噛み合わすことを特徴とする請求項26に記載の方法。
【請求項28】
さらに、上記結合面に、上記複数の磁石を収容する複数のキャビティを作製することを特徴とする請求項26に記載の方法。
【請求項29】
さらに、上記第2傾斜要素の端面と、上記第1傾斜要素の端壁との間の接触によって、上記結合リングに上記リング部材を回転するように固定することを特徴とする請求項25に記載の方法。
【請求項30】
さらに、上記結合面と実質的に同一平面となるように、複数の磁石の外側に面している磁石面を置くことを特徴とする請求項25に記載の方法。
【請求項31】
さらに、上記第1傾斜要素の数量と等しくなるように、上記第2傾斜要素の数量を制限することを特徴とする請求項25に記載の方法。
【発明の詳細な説明】【発明の詳細な説明】
【0001】
〔分野〕
本願の開示内容は、1つまたは複数の切断刃を有する、草を刈取るプラットフォームに関するものであり、また、上記切断刃を回転する刈取プラットフォームにモータを接続するための装置および方法に関するものである。
【0002】
〔背景〕
この項目の記述は、単に、本願の開示内容に関連する背景情報を与えるだけであり、従来技術を構成するものではない。
【0003】
草を刈取るプラットフォームは、商業および住宅の両方の種類の装備を備えており、一般的に、回転刃またはリール刃の何れか一方の切断システムを設けている。住宅用プラットフォームは、一般的に、回転刃で設計されたものが多い。リールモア(reel mower)は、草や多くの葉のようなものを刈るために、引き裂くよりもむしろ、はさみで切るような動作を利用している。そのようなリールモアは、特徴として、高品質な切断を供給するが、ロータリーモア(rotary mower)よりも多くの管理を必要とする。ゴルフコースの管理人は、ゴルフのグリーンのように、外観や健康的な草が重要である場所に、そのようなモアを好む。
【0004】
典型的なリールモアの構成では、受け棒または支持物と一般に呼ばれる取付部材が、リールに固定した状態で装置に取り付けられている。そして、取替え可能な受け刃が、受け棒に取り付けられている。リールおよび受け刃が、良質な刈取り動作を達成するために、受け刃は、リール軸に平行であって、リール刃のすぐ近くで保持されている。また、一般的に、受け刃が回転リールと適切な関係で動くように、調整メカニズムは、リールに関連する受け刃の動きを与えている。
【0005】
すなわち、従来のリール刃システムは、固定軸周りの回転を支持するリールを備えている。リールは、固定した受け刃に関連するリールを回転するように運転させる電動機、油圧モータ、または内燃式モータのような電力装置、または手動歯車システムに結合されている。また、一般的なゴルフコースアプリケーションにて用いられるリールモアユニットは、複合的なリールモアアセンブリを使用している。専用のモータによって動力を供給するとき、モータは、刃アセンブリシャフトに回転するように結合され、例えば、フランジを介して接続された留め具を用いて、または、リール刃デッキのハウジングに載せるモータのプレートを用いて載せられている。モータの留め具を取り去り、再度差し込むために必要とされる時間は、リール刃システムの管理にかかる時間およびコストを増やす。さらに、リール刃ハウジングへの留め具の接続は、さびつきを発生する傾向にある。さびつきは、複雑さを増やすため、モータの取り去り/再度差し込みにかかるコストを増やす。
【0006】
〔概略〕
いくつかの実施形態にかかるモア切断ユニット(mower cutting unit)用のモータ結合アセンブリ(motor coupling assembly)は、モア切断ユニットに接続される取付リングを備えている。取付リングは、少なくとも1つのメス型噛合要素を有する。また、支持リングが、モータに接続される。支持リングは、メス型噛合要素の内側に噛み合うように収容される少なくとも1つのオス型噛合要素を備える。支持リングは、メス型噛合要素の内側にオス型噛合要素が噛み合うことによって、取付リングに、回転するように固定される。
【0007】
他のいくつかの実施形態にかかるモア切断ユニット用のモータ結合アセンブリは、モア切断ユニットに接続された結合リングを備えている。結合リングは、メス型傾斜要素が作製された結合面を含む。また、磁石が、結合面の周りに置かれ、結合面と実質的に同一平面上に位置された面をそれぞれ含む。モータに接続されたリング部材は、メス型傾斜要素の数量と同等の数量のオス型傾斜要素を有するリング面を備える。オス型傾斜要素は、リング面から外の方に伸びており、メス型傾斜要素の内側に噛み合う。リング面は、磁石の磁力のみによって結合面との接触を保持されている。リング部材は、メス型傾斜要素の内側にオス型傾斜要素が十分に噛み合うことによって、結合リングに、回転するように固定される。
【0008】
また、さらにいくつかの実施形態にかかる方法は、結合リングおよびモータのリング部材を用いて、モアデバイス切断ユニット(mower device cutting unit)にモータを解除可能に接続する方法を与えている。上記方法は、結合リングの実質的に平らな結合面に、複数のメス型傾斜要素を作製することを含む。また、上記方法は、結合リングを切断ユニットから離れて外側に向かせている切断ユニットに、結合リングを接続することを含む。さらに、上記方法は、リング部材の実質的に平らなリング面から、複数のオス型傾斜要素を伸ばすことを含む。さらにまた、上記方法は、複数のメス型傾斜要素の個々に収容させる複数のオス型の傾斜路要素を有するリング面を、結合面に隣接することを含む。
【0009】
また、適用の可能性がある領域は、本明細書に与えられた記述から明白になる。記述および具体例は、一例として示すだけであり、本願の開示内容の範囲を限定するものではない。
【0010】
〔図面〕
本明細書に示す図面は、一例であり、あらゆる観点において本願の開示内容の範囲を限定するものではない。また、具体例では、同じ参照符号が同じ要素を参照している。
図1は、いくつかの実施形態にかかる、磁気作用により取り付けられたモータアセンブリの構成を示す斜視図である。
図2は、図1の接続されたモータアセンブリの側面図である。
図3は、メス型傾斜部と噛み合ったオス型傾斜部を示す、図2の断面3−3の部分断面側面図である。
図4は、取付リングの一部のキャビティ内に置いた、本願の教示内容における磁石を示す、図2の断面4−4の部分断面側面図である。
図5は、十分に噛み合った状態における支持リングおよび取付リングを示す、図3の領域5を拡大した部分断面側面図である。
図6は、部分的に噛み合った状態を示す、図5と同様の部分断面側面図である。
図7は、解除した状態を示す、図5と同様の部分断面側面図である。
図8は、いくつかの実施形態にかかる、磁気作用により取り付けられたモータアセンブリを使用する刈取ユニットを示す前方向からの斜視図である。
図9は、いくつかの実施形態にかかる、磁気作用により取り付けられたモータアセンブリを使用するリール刃ハウジングを示す前方向からの斜視図である。
【0011】
〔各種実施形態の詳細な説明〕
以下の記述は、単に、実在する好例となるものを示しており、本願の開示内容、応用、または使用を限定するものではない。
【0012】
図1を全体的に参照すると、いくつかの実施形態にかかるモータ結合アセンブリ10は、リール刃デッキ15のハウジング壁14に接続可能に置かれるモータ12を備えている。モータ12は、電動機または油圧モータを含む、複数のモータ設計のうちの1つである。モータ12は、ハウジング壁14の結合または取付リング18に接続される支持リング16を備えている。
【0013】
取付リング18に接触しながら支持リング16を保持するための結合力は、複数の磁石によって与えられる。いくつかの実施形態においては、複数の磁石は、取付リング18に配置された第1磁石20、第2磁石22、第3磁石24、および第4磁石を含んでいる。なお、本実施形態において示した磁石の数量は、一例として挙げたに過ぎない。磁石の数量は、モータ12のサイズ、モータ12の重量、モータ12によって生成されるトルク量、および磁石20〜26の材質を含むいくつかの特徴次第で、少なくとも1つから4つよりも大きい数量まで変更可能であり、上記特徴に限定されない。
【0014】
また、モータ12の支持リング16は、実質的に平らな支持リング面28を備えている。また、複数のオス型傾斜部が、支持リング面28の周囲に、予め決められた間隔で同心に配置されている。いくつかの実施形態においては、支持リング面28は、第1オス型傾斜部30、第2オス型傾斜部32、第3オス型傾斜部34、および第4オス型傾斜部36を備えている。支持リング面28に設けられるオス型傾斜部の数量は、設計者の裁量で示されたものから変更してもよい。オス型傾斜部は、支持リング面28の円37の周りに、実質的に均等な間隔で並べられている。それゆえ、好例な数量である4つのオス型傾斜部30,32,34,および36は、互いから実質的に90度増加の間隔にて並べられている。また、モータ12は、支持リング16から外の方に伸びている駆動シャフト38を備えている。駆動シャフト38は、回転軸40の周りの回転方向“A”に回転する。複数のスプライン42は、回転軸40に実質的に平行に伸びている駆動シャフト38の、外の方に伸びている先端部に設けられている。また、電力入力電極44が、モータ12に設けられている。電力入力電極44は、モータ12が電動機の場合には電気的な配線に相当し、モータ12が油圧モータの場合には、油圧流体用の、1つまたは複数の、チューブまたはパイプに相当する。
【0015】
また、取付リング18は、実質的に平らな取付リング面46を備えており、複数のメス型傾斜部が取付リング面46の周囲に配置されている。実施例では、第1メス型傾斜部48、第2メス型傾斜部50、第3メス型傾斜部52、および第4メス型傾斜部54のそれぞれを備える4つのメス型傾斜部が設けられている。メス型傾斜部48〜54のそれぞれは、オス型傾斜部30〜36のうちの1つと噛み合うように収容するために、大きさが合わせられて作製され、一定間隔で配置されている。また、結合部56が、取付リング18の中央部分を貫通して伸びている。結合部56は、駆動シャフト38のスプライン42を噛み合うように受け入れる複数の対になるスプライン58を備えている。結合部56は、ハウジング壁14に回転可能に配置され、刃回転軸60を定義している。結合部56は、シャフト内部方向“B”に、駆動シャフト38のスプライン42を受け入れる。また、複数の刃62,64,および66のそれぞれが、リール刃デッキ15用に刃アセンブリ68に配置されている。刃アセンブリ68は、回転方向“A”へのモータ12の駆動シャフト38の回転が、付随して刃アセンブリ68を回転するように、結合部56に接続されている。それゆえ、モータ12の駆動トルクは、駆動シャフト38から結合部56へ、そして、結合部56から刃アセンブリ68へと移動される。
【0016】
オス型傾斜部30,32,34,および36のそれぞれは、端面70を有している。端面70は、オス型傾斜部30,32,34,および36が、メス型傾斜部48,50,52,および54のうちの対応する1つに十分に噛み合うとき、メス型傾斜部48,50,52,および54のそれぞれの端壁72に接触する。メス型傾斜部48,50,52,および54と磁石20〜26とは、お互いから等間隔にそれぞれ並べられており、支持リング16の円37の直径に実質的に等しい直径を有する円73の周りに配置されている。また、端面70と端壁72との間の接触は、支持リング16の噛合回転方向“C”へのモータ12の回転を防止している。また、端面70が端壁72に接触するとき、モータ12の回転トルクによる支持リング16の回転も防止される。十分に噛み合うとき、支持リング面28は、取付リング面46との物理的な接触を実質的にもたらされており、第1磁石20、第2磁石22、第3磁石24、および第4磁石26のそれぞれによって噛み合う状態にされている。また、支持リング面28と取付リング面46との間の実質的に同じ高さの噛み合いを与えるために、磁石20,22,24,および26のそれぞれは、取付リング面46内に作製されたキャビティ74の中に配置される。磁石20,22,24,および26は、圧入、接着剤、ねじのような噛合(threadable engagement)、熱接着、または類似の貼付技術によって、各キャビティ74内に保持される。取付リング18からモータ12の接続を解除するためには、支持リング16を有するモータ12が、解除回転方向“D”に回転される。これは、図5〜7を参照しながらさらに詳細に説明する。
【0017】
ここで図2に最も示されるように、モータ12が取付リング18と十分に噛み合っているとき、隣接接合76が作製される。また、図2に示されるように、取付リング18は、例えば、溶接接合78を用いて、ハウジング壁14に固定して接続されている。また、接着剤、留め具、および類似の方法を含む他の種類の接続手段が、取付リング18とハウジング壁14との間に用いられてもよく、上記接続手段に限定されない。
【0018】
次いで、図3を全体的に参照すると、隣接接合76が定義される十分に噛み合った状態において、一構成例として、第1オス型傾斜部30の端面70が端壁72に噛み合って接触されながら、第1オス型傾斜部30が第4メス型傾斜部54の内側に十分に噛み合っている。また、第1オス型傾斜部30は、端面70へとつながる全体的に連続的にテーパしている側面を有することが示されている。この外形も設計者の裁量にて変更してもよい。例えば、曲面状の表面が、端面70につながるオス型傾斜部のそれぞれに用いられてもよい。これらの実施形態において、対応する曲面上の面が、メス型傾斜部48,50,52,および54のそれぞれに用いられる。一度十分に噛み合った状態では、当業者であれば、噛合回転方向“C”への回転が、本願の教示内容におけるオス型傾斜部およびメス型傾斜部の設計によって防止されることがわかるであろう。
【0019】
次いで、図4を全体的に参照すると、いくつかの実施形態は、取付リング18のキャビティ74内に置かれた第3磁石24を備えている。キャビティ74の深さ“X”は、磁石20,22,24,および26の厚さと実質的に等しい。これは、露出した磁石面79と取付リング面46との間に、実質的な同じ高さ、または、実質的に同一平面、という構成を与えている。
【0020】
次いで、図5〜7を参照すると、支持リング16からのモータ12の取り外し(接続解除)が示されている。図5は、支持リング16、取付リング18、およびハウジング壁14における組立幅“E”を定義する、十分に噛み合った状態を示している。また、組立幅“E”は、隣接接合76の接触のために低減させることはできない。モータ12を取り去り、各種磁石20,22,24,および26の磁気引力に打ち勝つために、支持リング16は、解除回転方向“D”に回転される。ここで図6に最も示されるように、中間位置幅“F”が、第1オス型傾斜部30が第4メス型傾斜部54から部分的に引っ込められるときに定義される。また、支持リング16が解除回転方向“D”に回転されるとき、分離距離“G”が徐々に増加する。分離距離“G”は、支持リング面28と取付リング面46との間の距離を示す。分離距離“G”は、解除回転方向“D”に支持リング16を続けて回転させることにより、徐々に増加する。これにより、支持リング面28と、磁石20,22,24,および26の何れかとの間の距離が増加し、磁気引力が減少する。それゆえ、メス型傾斜部48,50,52,および54の対応する表面と、オス型傾斜部30,32,34,および36のそれぞれの傾斜面80との間の接触がなめらかに滑ることにより、分離距離“G”が影響を受ける。
【0021】
傾斜部頂点81が取付リング面46と接触するように位置するために、支持リング16が解除回転方向“D”に回転されるとき、支持リング面28と取付リング面46との間の十分な分離距離“J”が、結果として生じる。このとき、オス型傾斜部(オス型傾斜部30によって例示)は、メス型傾斜部(第4メス型傾斜部54によって例示)から、完全に引っ込められている。それゆえ、十分な分離距離“J”は、各端面70の全体の高さをも示している。この高さは、磁石20,22,24,および26と支持リング面28との間の磁気引力を十分に低減して、取付リング18からモータ12の手動解除を可能にするために、設計者によって予め決められている。
【0022】
支持リング16および取付リング18の材質は、磁石20,22,24,および26の正味の引力を増加または減少するために、選択することが可能である。例えば、支持リング16は、鋼鉄、およびステンレス鋼などのような鉄を含む材料を含む、磁気を帯びた材料から供給されてもよく、上記材料に限定されない。取付リング18の材料は、磁石20,22,24,および26の結合力を最大限にするために、支持リング16と同様にしてもよい。もしリールデッキまたはモア切断ユニットの材質が鋼鉄であれば、取付リング18に鋼鉄材料を選択することにより、リールデッキと取付リング18との間に、溶接取付が与えられる。反対に、正味の磁気引力を低減することによってより容易に接続を解除させるために、取付リング18が、アルミニウムまたは真鍮のような無磁力材料から作製されてもよい。もしリールデッキまたはモア切断ユニットの材質がアルミニウムであれば、取付リング18にアルミニウム材料を選択することにより、リールデッキと取付リング18との間に、溶接取付が与えられる。磁石20,22,24,および26の材料は、ネオジウム、鉄を含む材料、セラミックス、および/または複合材料を含む、永久磁石の希土類元素材料を含むいくつかの適した磁石材料があり、上記材料に限定されない。
【0023】
次いで、図8を参照すると、本発明にかかるモータ結合アセンブリ10の応用例が、モアアセンブリ82として示されている。モアアセンブリ82は、第1駆動輪84、第2駆動輪86、および操縦輪88を備えている。第1駆動輪84、第2駆動輪86、および操縦輪88のそれぞれは、フレーム90に接続されている。また、フレーム90は、ガソリンエンジン、または電動機や電源のような推進ユニット(図示せず)を設ける推進ユニットハウジング92を支えている。また、座席94が、モアアセンブリ82の操縦者のために、フレーム90から間接的に支えられている。操縦装置96は、例えば、モアアセンブリ82を操縦するために設けられているL型ポスト98に接続されている。また、1つまたは複数のペダル100が、例えば、スロットルまたはブレーキ制御を与えるために設けられている。
【0024】
各種実施形態では、モアアセンブリ82は、第1リールデッキ102、第2リールデッキ104、および第3リールデッキ106のような切断ユニットを備えている。第1リールデッキ102、第2リールデッキ104、および第3リールデッキ106のそれぞれは、モアアセンブリ82が刈取操作方向“K”に前進するときに作用する刃アセンブリ108を備えている。また、第1リールデッキ102、第2リールデッキ104、および第3リールデッキ106のそれぞれは、切断位置(図示)と、上昇または収容位置(不図示)との間にて、フレーム90に対して移動可能となっている。
【0025】
次いで、図9を全体的に参照すると、第2リールデッキ104が拡大して詳細に示されている。第2リールデッキ104は、ハウジング壁14および反対側の第2ハウジング壁110の正反対の両端部に回転するように接続されている刃アセンブリ108を備えている。また、固定位置ローラ112および調整可能位置ローラ114が、切断動作中に、リールデッキの動作および切断高さの制御を与えるために、一般的に設けられている。それぞれの刃アセンブリ108は、刃アセンブリ回転軸116の周りに回転可能に配置されている。刃アセンブリ回転軸116は、刃回転軸60に相当し、図1に示した駆動シャフト回転軸40と同軸になるように合わせられる。実施例に示すように、刃アセンブリ108は、回転方向“A”の周りの、結合部56の回転によって動作する。
【0026】
一般的に、各リールデッキは、収集ハウジング118を備えている。収集ハウジング118は、第1収集壁120および第2収集壁122によって、左右端部の輪郭が形成されている。刃アセンブリ108の回転によって生成された、刈り取られた草は、収集ハウジング118の収集部124に集められる。また、刃かき取り部126が、刃アセンブリ108から余分に刈り取られた草を取り除くために用いられる。また、各リールデッキは、持ち上げ/支持部材128を一般的に設けている。持ち上げ/支持部材128は、刈取位置と詰込位置とのそれぞれの間で、リールデッキを上げるまたは下げるために、モアアセンブリ82に機械的に接続されている。モータ12が、一般に刃アセンブリ108またはリールデッキ104の管理を解かれる場合の、支持リング16の全体位置を示す図を設けるために、図9にモータ12は図示されていない。
【0027】
各種実施形態にかかる、磁気作用により取り付けられた結合アセンブリは、限定せずに、いくつかの各種の有利な点を与える。リールデッキにモータを接続するために、一般に用いられる留め具を取り除くことによって、モータの組立、接続の解除、および再組立が容易になる。モータとリールデッキアセンブリとの間の接続を保持する磁石を設けることによって、組立工程および解除工程の両方が容易になり、工具の使用は必要とせず、モータの回転のみを必要としている。本願の教示内容における、オス型およびメス型の傾斜部は、モータに明確な噛合位置を与え、また、リールデッキの取付リングにモータの支持リングを固定する、磁石の磁力に打ち勝たせるという機械的に有利な点を与える。モータ駆動シャフトの先端部のスプラインは、取付リング内の中央に位置する結合部に合わせられており、明確に噛み合う。スプライン接続は、モータ駆動シャフトに、なめらかに噛み合ったり取り外したりしている間、モータから刃アセンブリに力を伝達する明確な噛合を与えている。また、各種実施形態にかかる、磁気作用により取り付けられた結合アセンブリは、切断刃、または、ロータリーモアアセンブリの刃を回転することができる。
【0028】
本願の教示内容における記述は、単に、実在する好例や、開示の範囲内で意図される教示内容の要旨からそれない変形例を示すものである。そのような変形例は、教示内容の意図や範囲から逸脱するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】いくつかの実施形態にかかる、磁気作用により取り付けられたモータアセンブリの構成を示す斜視図である。
【図2】図1の接続されたモータアセンブリの側面図である。
【図3】メス型傾斜部と噛み合ったオス型傾斜部を示す、図2の断面3−3の部分断面側面図である。
【図4】取付リングの一部のキャビティ内に置いた、本願の教示内容における磁石を示す、図2の断面4−4の部分断面側面図である。
【図5】十分に噛み合った状態における支持リングおよび取付リングを示す、図3の領域5を拡大した部分断面側面図である。
【図6】部分的に噛み合った状態を示す、図5と同様の部分断面側面図である。
【図7】解除した状態を示す、図5と同様の部分断面側面図である。
【図8】いくつかの実施形態にかかる、磁気作用により取り付けられたモータアセンブリを使用する刈取ユニットを示す前方向からの斜視図である。
【図9】いくつかの実施形態にかかる、磁気作用により取り付けられたモータアセンブリを使用するリール刃ハウジングを示す前方向からの斜視図である。
【出願人】 【識別番号】391031890
【氏名又は名称】テキストロン インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】TEXTRON INCORPORATED
【出願日】 平成18年12月26日(2006.12.26)
【代理人】 【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人原謙三国際特許事務所


【公開番号】 特開2007−195544(P2007−195544A)
【公開日】 平成19年8月9日(2007.8.9)
【出願番号】 特願2006−349941(P2006−349941)