| 【発明の名称】 |
作業車 |
| 【発明者】 |
【氏名】長井 敏郎
【氏名】秋山 尚文
【氏名】釘宮 啓
【氏名】森本 寛之
【氏名】鈴木 弘二
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| 【要約】 |
【課題】エアクリーナのメンテナンス性向上と冷却性向上。
【解決手段】走行車台2の上側には吸気ケース7を設け、該吸気ケース7内の一方側へ寄せてエアクリーナ8を設け、該エアクリーナ8の一方側面に吸気ケース7内から外部へ突出させて送気パイプ9を設けると共に、エアクリーナ8の一方側へサイレンサ10を設けた構成において、前記エアクリーナ8と前記サイレンサ10とは、接続パイプ12で接続して構成し、該接続パイプ12は前記吸気ケース7へ内装して設けたことを特徴とする作業車としたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車台(2)の上側には吸気ケース(7)を設け、該吸気ケース(7)内の一方側へ寄せてエアクリーナ(8)を設け、該エアクリーナ(8)の一方側面に吸気ケース(7)内から外部へ突出させて送気パイプ(9)を設けると共に、エアクリーナ(8)の一方側へサイレンサ(10)を設けた構成において、前記エアクリーナ(8)と前記サイレンサ(10)とは、接続パイプ(12)で接続して構成し、該接続パイプ(12)は前記吸気ケース(7)へ内装して設けたことを特徴とする作業車。 【請求項2】 前記サイレンサ(10)の吸気口(10a)を上方へ向けて設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 吸気ケース内へ設けたエアクリーナとサイレンサとを、接続パイプによって接続して、吸気ケースへ内装した技術であり、作業車として利用できる。 【背景技術】 【0002】 特開平11−123018号公報で示すように、例えば、操作レバー、又は操作スイッチ等を内装する操作ボックスを閉鎖状の消音室を設けると共に、該消音室内の空間部にエンジンと連通するエアクリーナを設ける。又、該エアクリーナの吸気パイプの吸気口を操作ボックスの一側壁に閉口させて、吸気パイプ中途部に設けた共鳴管を消音室に閉口させる。更に、操作ボックスの一側壁に吸気口と離間させて、通ずる吸気口を設けている。 【0003】 前記エアクリーナの吸気パイプを経てエンジンへ吸入させている。これにより、消音性が高く、コンパクトな装置とすることができると記載されている。 【特許文献1】特開平11−123018号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 従来は、特開平11−123018号公報で示すように、操作ボックスや外部から仕切られたエンジンルーム等の独立した室や閉鎖状の箱に内装して搭載することが多く、消音効果などの利点がある反面に、他の各種の装置と共に、ボックス内に設置する場合、構成が複雑となってコスト高になる課題があった。そして、従来の構成は、ボックス内に設けるから、清掃やメンテナンスに際して、二重、三重に囲んだ側板や蓋を開ける必要があって、作業が煩雑で手間がかかる課題があった。 【0005】 そして、この種の従来のエアクリーナは、前述のようにボックスに内装するから、消音効果はあるが、熱がこもって高温となり、冷却が困難になる課題もあった。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。 このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台(2)の上側には吸気ケース(7)を設け、該吸気ケース(7)内の一方側へ寄せてエアクリーナ(8)を設け、該エアクリーナ(8)の一方側面に吸気ケース(7)内から外部へ突出させて送気パイプ(9)を設けると共に、エアクリーナ(8)の一方側へサイレンサ(10)を設けた構成において、前記エアクリーナ(8)と前記サイレンサ(10)とは、接続パイプ(12)で接続して構成し、該接続パイプ(12)は前記吸気ケース(7)へ内装して設けたことを特徴とする作業車としたものである。 【0007】 走行車台(2)の上側面へ載置したエンジン用のエアクリーナ装置は、吸気ケース(7)内に構成し、走行車台(2)上へ設けている。この吸気ケース(7)内の一方側へ寄せた位置には、前記エアクリーナ装置のエアクリーナ(8)を設けている。 【0008】 前記吸気ケース(7)内へ設けたエアクリーナ(8)の一方側面には、この吸気ケース(7)内から外側へ突出させて、送気パイプ(9)を設けている。又、このエアクリーナ(8)の一方側へ設けた送気パイプ(9)の外側部には、サイレンサ(10)を内装して設け、このサイレンサ(10)の下端部と、エアクリーナ(8)外周部上側面へ設けたエアクリーナ用パイプとは、接続パイプ(12)を設けて接続させている。これらエアクリーナ(8)とサイレンサ(10)と接続パイプ(12)等とは、総て吸気ケース(7)へ内装して設け、構成をシンプルにしている。 【0009】 請求項2に記載の発明においては、前記サイレンサ(10)の吸気口(10a)を上方へ向けて設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン等のエアクリーナ装置としたものである。 【0010】 前記吸気ケース(7)へ内装して設けた、エアクリーナ(8)用のサイレンサ(10)の吸気口(10a)を上方へ向けて設け、この吸気口(10a)部から外気を吸入して、各部を経てエアクリーナ(8)へ送入させている。 【発明の効果】 【0011】 請求項1に記載の発明において、走行車台(2)の上側へ設けられた吸気ケース(7)内には、エアクリーナ(8)と送気パイプ(9)の一部分とサイレンサ(10)と接続パイプ(12)等とを内装して設けたことにより、構成がシンプルである。又、従来のように、この接続パイプ(12)を外側から内側へ挿入して装着する方式であると、この接続パイプ(12)を挿入用の挿入孔を吸気ケース(7)へ設ける必要があるが、この挿入孔が不用であり、加工工数の低減を図ることができる。この挿入孔と接続パイプ(12)の外径部との隙間にシール等の必要もなくなり、コスト低減になる。更に、この接続パイプ(12)が外側にあると、日光で熱せられて、吸込み空気の温度上昇の原因になることがあったが、これをなくすることができる。 【0012】 請求項2に記載の発明においては、前記サイレンサ(10)の吸気口(10a)を上方へ向けて設けたことにより、吸入される塵埃を吸いにくくして、エアクリーナ(8)内をクリーンに保つことができる。又、従来は、目抜孔部より、空気を吸込むが、空気といっしょに塵埃も吸われ、この塵埃が吸気ケース(7)内の下部を浮遊して溜ってくるが、この溜ってくる塵埃を吸入することがなくなった。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。 コンバイン1の走行車台2の前方部には、穀稈を刈取る刈取機3を設けると共に、この走行車台2の上側には、この刈取機3から刈取り穀稈の供給を受けて、脱穀する脱穀機4と、脱穀済み穀粒の供給を受けて、貯留する穀粒貯留タンク5と、このコンバイン1の各部を駆動するエンジン6等とを載置した構成である。 【0014】 又、エンジン6へ送風するエアクリーナ8等を内装する吸気ケース7を、走行車台2の上側へ設けている。この吸気ケース7内には、上記のエアクリーナ8以外に、このエアクリーナ8の一方側面に、この吸気ケース7内から外部へ突出させて送気パイプ9を設けると共に、該エアクリーナ8の一方側へサイレンサ10を設け、このサイレンサ10と、エアクリーナ8の外周部へ設けたエアクリーナ用パイプ11とは、略U字形状の接続パイプ12を設けて接続させている。これらエアクリーナ8と、サイレンサ10と、接続パイプ12等とは、吸気ケース7へ内装して設けている。これら吸気ケース7、及びエアクリーナ8等を主に図示して説明する。 【0015】 前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図7で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ13aを張設した走行装置13を配設し、走行車台2の上側面に脱穀機4を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機3で立毛穀稈を刈取りして、後方上部へ移送し、脱穀機4のフィードチェン4aと挟持杆4bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、脱穀機4の右横側に配設した穀粒貯留タンク5内へ供給され、一時貯留される。 【0016】 前記走行車台2の前方部には、図7で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド14a、及び各分草体14bと、立毛穀稈を引起す各引起装置14cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置15の各掻込装置15aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置14dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀機4のフィードチェン4aと挟持杆4bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置15の根元・穂先移送装置16a・16b等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ17により、土壌面に対して昇降する構成である。 【0017】 前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆18aの上端部に設ける支持パイプ杆18bを走行車台2の上側面に設けた支持装置18cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ17を作動させると支持杆18aと共に、刈取機3が上下回動する構成である。 【0018】 前記刈取機3の穀稈掻込移送装置15によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送する穀稈に接触作用することにより、脱穀機4への穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。 【0019】 前記穀粒貯留タンク5側の前部には、図7で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置19と、操縦席20とを設け、この操縦席20の下側にエンジン6、及びエアクリーナ8等を載置している。このエアクリーナ8の詳細は後述する。 【0020】 前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース21内の伝動機構21aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出する車速センサ21bを設けている。 【0021】 前記穀粒貯留タンク5内へ貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク5の後側には、図7で示すように、縦移送螺旋22aを内装した縦移送筒22を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この縦移送筒22の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋23aを伸縮自在に内装した排出オーガ23を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。 【0022】 前記コンバイン1の走行車台2の右側上部には、図1〜図3で示すように、取付台ステップフレーム2aを設け、この取付台2aの下側には、エンジンカバー6aで形成したエンジンルーム6bを設け、このエンジンルーム6b内には、エンジン6を内装している。又、この取付台2aの前側には、操縦席20を設け、この操縦席20の後側と、穀粒貯留タンク5の前側の突出部の下側の凹部(共に図示せず)との間で、取付台2aの上側には、略箱形状で天井部は、略半径状に形成すると共に、前後側の一部に目抜孔7cを設けた、吸気ケース7をボルト、及びナット等により、装着している。更に、取付台2aの上側には、エアクリーナ8を取付けする受板(図示せず)を設け、この受板へエアクリーナ8へ設けた取付板(図示せず)をボルト、及びナット等により、装着している。 【0023】 前記吸気ケース7内には、図1〜図3で示すように、一方側(右側後方)へ寄せた位置には、エアクリーナ装置のエアクリーナ8を左右方向へ位置させて設けている。このエアクリーナ8の右端部には掃除口8aを設け、この掃除口8aに継手ケース8bを設け、この継手ケース8bの右外側に覆い蓋8cを設けると共に、開閉具8dを設けている。この開閉具8dの操作より、覆い蓋8cを取り外し自在であり、掃除口8aからエアクリーナ8内を清掃できる。 【0024】 前記エアクリーナ8の一方側(左側)の側板には、L字形状の左受パイプ9aを設け、この左受パイプ9a下端部には、吸気ケース7の下外側部から突出させて、送気パイプ9を着脱自在に挿入して、締付具9bで装着している。 【0025】 前記エアクリーナ8の左受パイプ9aの左外側には、サイレンサ10を上下方向に設け、このサイレンサ10は、下部の円形状から上部の楕円形状に順次変化させて設けている。前記エアクリーナ8の外径の後方左外側部には、L字形状のエアクリーナ用パイプ11を設けている。これらエアクリーナ用パイプ11の下端部と、サイレンサ10の下端部とには、略U字形状の接続パイプ12を挿入して、接続させている。 【0026】 前記サイレンサ10の上端部の吸気口10aから吸入された外気は、このサイレンサ10から接続パイプ12を経てエアクリーナ用パイプ11からエアクリーナ8内へ吸入され、このエアクリーナ8内でクリーンな空気に清浄され、左受パイプ9aから送気パイプ9を経て、エンジン6内へ吸入される。 【0027】 前記走行車台2の取付台2aの上側には、吸気ケース7を設け、この吸気ケース7内には、エアクリーナ8と、サイレンサ10と、これらエアクリーナ8と、サイレンサ10とを接続する接続パイプ12等と、送気パイプ9の一部とを内装して設けたことにより、構成がシンプルである。又、従来のように、この接続パイプ12を吸気ケース7の外側から内側へ挿入して装着する方式であると、この接続パイプ12を挿入用の挿入孔を、吸気ケース7へ設ける必要があるが、この挿入孔が不用であり、加工工数の低減を図ることができる。更に、この接続パイプ12が外側にあると、日光で熱せられて、吸込み空気の温度が上昇する原因になる。 【0028】 図1、及び図3で示すように、前記サイレンサ10は上下方向で上方へ向けて設けると共に、上端部に吸気口10aを設けている。 前記吸気ケース7の前後両側面に設けた目抜孔7cから空気を吸込むが、空気と同時に小さい塵埃も吸込みされ、この塵埃がこの吸気ケース7内の下方部で浮遊して、堆積することがあり、この堆積塵埃がサイレンサ10の吸気口10aより、吸込まれることがあるが、サイレンサ10を上下方向に設け、上端部へ吸気口10aを設けたことにより、塵埃の吸込みが大巾に減少され、エアクリーナ8内をクリーンに保つことができる。 【0029】 図4〜図5で示すように、前記吸気ケース7の天井中央部の内側面には、L字形状で下部中央部に切欠の凹部24aを設けた支持板24を固着して設けている。又、サイレンサ10の上端部吸気口10aの中央部に設けた接続部10bには、支持板24の凹部24aを挿入して固定している。 【0030】 これにより、前記吸気ケース7へ設けた支持板24の凹部24aへサイレンサ10の接続部10bを挿入することより、サイレンサ10を確実に保持することができる。 図6で示すように、前記サイレンサ10の上端前方部の突出する突出部と、吸気ケース7の内側面とには、所定の隙間を確保すべく、この吸気ケース7の天井部に前方へ突出する突出部7aを設けている。 【0031】 これにより、前記サイレンサ10を吸気ケース7内へ内装が可能である。又、このサイレンサ10の吸気口10aの形状を覆うように、この吸気ケース7を形成したことにより、このサイレンサ10を保持するためのステーが不用になる。 【0032】 図4〜図6で示すように、前記吸気ケース7前部の内側面には、L字形状で左右方向中央部に切欠の凹部25aを設けた支持板25を固着して設けている。又、エアクリーナ8の外周前側面の略中央部には、固定具8eを設け、この固定具8eへ吸気ケース7の支持板25の凹部25aを挿入し、エアクリーナ8の左右方向位置を固定している。更に、吸気ケース7には、支持受板7bを設け、この支持受板7bの受孔で支持している。 【0033】 これにより、前記エアクリーナ8の外径部が支持受板7bと、固定具8e、及び支持板25とにより、保持されることにより、このエアクリーナ8を上下、前後、左右に確実に固定することができる。又、このエアクリーナ8を取り外し時に、取付板25が邪魔になることがない。 【0034】 図4〜図6で示すように、前記エアクリーナ8の送気パイプ9と、接続パイプ12とを、吸気ケース7内へ内装すると共に、これらが吸気ケース7内で当接しないように、配設している。 【0035】 これにより、前記送気パイプ9と、接続パイプ12とが、吸気ケース7内で当接しないように内装して設けたことにより、コンパクトな配設になった。 図4〜図6で示すように、前記エアクリーナ8と、サイレンサ10とを接続するU字形状の接続パイプ12は、吸気ケース7底部の空間部へ配設している。 【0036】 これにより、前記吸気ケース7底部の空間部を有効利用することができる。 図4で示すように、前記吸気ケース7の前後両側面へ設けた目抜孔7c部と、U字形状の接続パイプ12とは、前後に重合状態に設けている。 【0037】 これにより、前記吸気ケース7の目抜孔7c部から吸わした空気により、接続パイプ12が冷却されることにより、ヒートバランス的に有効な構成となる。 図4〜図6で示すように、前記エアクリーナ8の掃除口8aの反対側(左側)へサイレンサ10、及び接続パイプ12を設けた構成である。又、吸気ケース7を取り外しすると、エアクリーナ8、及びサイレンサ10等が見える状態に設けている。 【0038】 これにより、前記エアクリーナ8を清掃のと気に、サイレンサ10と、接続パイプ12等とが清掃の邪魔になることがない。又、吸気ケース7を取り外すことにより、エアクリーナ8と、サイレンサ10と、接続パイプ12等とがよく見えることにより、メンテナンス、及び清掃が容易である。 【0039】 従来は、図8、及び図9で示すように、オイルクーラ26は、油圧式無段変速装置29の後方部で、ラジエータ28の前側面で、ファン27の後方に設けていたが、これを図10、及び図11で示すように、オイルクーラ26は、油圧式無段変速装置29の右外側部で、ファン27の上側で、ラジエータ28の前方部へ位置させて、配設している。又、油圧式無段変速チャージポンプ駆動軸(図示せず)より、冷却用のファン27の駆動力を出して、強制的に冷却させる。 【0040】 これにより、前記ラジエータ28の横面にオイルクーラ26があり、このオイルクーラ26を通って熱せられた空気がラジエータ28へ当接することにより、ラジエータ28の冷却効率が悪いことがあったが、このラジエータ28部からオイルクーラ26を移動することにより、このラジエータ28の冷却効率を確保することができる。又、油圧式無段変速チャージポンプ駆動軸より、冷却用のファン27へ駆動力を出すことにより、電動ファンなどの部品を使用することなく強制的に冷却することができる。 【0041】 前記オイルクーラ26を二分割して、図12、及び図13で示すように、側面視ラジエータ28の横側と、ファン27の横側との二箇所に設け、正面視は、図11で示すように、油圧式無段変速装置29の右外側部で、ファン27の上側へ位置させて、配設している。29bは油圧用燃料タンクである。又、油圧式無段変速チャージポンプ駆動軸より、冷却用のファン27の駆動力を出し、強制的に冷却している。 【0042】 これにより、前記ラジエータ28の前側面部へ設けるオイルクーラ26を、二分割して小型化することにより、このラジエータ28の冷却効率を確保することができる。又、油圧式無段変速チャージポンプ駆動軸より、冷却用のファン27の駆動力を出すことにより、電動ファンなどの部品を使用することなく、強制的に冷却することができる。 【0043】 図14〜図16で示すように、前記走行車台2の上側へ取付台2aを設け、この取付台2aの上側部のエンジンルーム6bを形成するエンジンカバー6aを設け、このエンジンルーム6b内には、ラジエータ28を設けている。 【0044】 前記取付台2aには、吸引口2bを設け、この吸引口2bの外側には、吸引口カバー2cを着脱自在に設けている。この吸引口2bは掃除口とすることもできる。又、吸引口2bを開口状態にして、常に吸引状態とし、藁屑等の吸引防止用の網を設けてもよい。 【0045】 これにより、前記吸引口カバー2cを取り外すことにより、ラジエータ28、及びエンジンルーム6b内の塵埃、及び藁屑等の除去ができ、清掃が簡単にできる。又、取付台2aのラジエータ28の下部には、吸引口2bを設けたことにより、この吸引口カバー2cを取り外して、この吸引口2bからこのラジエータ28の下部へ外気を吸引させることができて、このラジエータ28の冷却効率を上げることができる。更に、このラジエータ28の下部の目詰りを防止できる。 【0046】 図17、及び図18で示すように、前記ラジエータ28と、ラジエータフレーム28aとは、一体に形成して着脱自在に設けている。このラジエータフレーム28a左右両側の上下部には、上・下取付板28b、28cを設け、この上取付板28bは、エンジン6の前部へボルト等で装着すると共に、下取付板28cは、走行車台2の前方横外側へ設けた前取付板2dへボルト、及びナット等により、装着している。 【0047】 これにより、前記ラジエータ28と、ラジエータフレーム28aとを、一体で容易に着脱ができる。又、狭い場所での分解、及び組立作業の工数削減を図ることができる。 図16、及び図19で示すように、前記走行車台2の上側へ設ける取付台2aは、前後に前フレーム2eと、後フレーム2fとに二分割し、後フレーム2fの前部を、前フレーム2eの後部へボルト、及びナット等により、装着して一体に形成している。 【0048】 これにより、前記取付台2aを二分割することにより、ラジエータ28を取り外しすることなく、後フレーム2fと同時に着脱可能になる。又、ラジエータ28を取り外しの時の作業性の向上を図ることができる。更に、取付台2aの軽量化を図ることができる。 【0049】 前記ミッションケース21には、図20、及び図21で示すように、注油パイプ21cを設けている。この注油パイプ21cには、この注油パイプ21c内へ突出させて、分岐用ボス21dを装着し、この分岐用ボス21dへL字形状の継手具21eを螺合し、この継手具21eへホース21fを装着している。21hは蓋である。ミッションケース21から注油パイプ21cへの油圧用の油の戻り方向を規制して、この注油パイプ21c内を流れる油圧用の油の流れスピードを規制している。 【0050】 これにより、前記注油パイプ21c内で油圧用の油の戻り方向を規制することにより、注油パイプ21cの内壁に油圧用の油が勢いよく当たることを防ぎ、確実に油をミッションケース21内へ還元できる。又、この注油パイプ21cを短く、小径にすることができて、コスト低減が可能である。 【0051】 前記コンバイン1の油圧回路30は、図22で示すように、ミッションケース21内の油を循環させる。この油を循環させるこの油圧回路30には、次の各部品を設けている。油圧式無段変速装置組立品29a、オイルクーラ組立品26a、オイルフィルタ組立品31、チャージポンプ組立品32a、ギャーポンプ組立品32b、ユアツバルブ組立品34、クラッチ組立品34a、コントロールバルブ組立品35、シリンダ組立品35a、プッシュシリンダ組立品36、リリーフバルブ組立品37等を設けていると共に、オイルクーラ組立品26aからギャーポンプ組立品32bへ流れる油の戻り部には、チェックバルブ33を設けている。 【0052】 又、図23で示すように、前記油圧バルブ組立品34、及びクラッチ爪組立品34aを取り外し、リリーフバルブ組立品37追加した構成のときにも、オイルクーラ組立品26aからギャーポンプ組立品32bへ流れる油の戻り部には、チェックバルブ33を設けている。 【0053】 これらにより、前記チェックバルブ33の追加により、ミッションケース21への油の戻りを規制し、油圧回路30上に必要油量を確実に確保することができる。 図22、及び図23で示すように、前記油圧回路30には、従来は、油圧式無段変速装置29専用の油タンク(図示せず)を設けていたが、これを廃止して、ミッションケース21内の油を油圧用の循環油として使用する。 【0054】 これにより、前記油圧式無段変速装置29専用の油タンクを廃止して、ミッションケース21内の油を油圧用の循環油に使用したことにより、部品点数の削減、及びコスト低減を図ることができる。 【0055】 図22、及び図23で示すように、前記油圧回路30のチャージポンプ組立品32aの装着を廃止して、図24、及び図25で示すように、前記油圧回路30のエンジン6より出力を得ているギャーポンプ組立品32bで、油圧式無段変速装置組立品29aのチャージポンプ組立品32aを兼用している。 【0056】 これにより、部品の削減ができる。又、コスト低減を図ることができる。 図23、及び図24で示すように、前記油圧回路30の油圧式無段変速装置組立品29aのチャージポンプ組立品32aと、ギャーポンプ組立品32bとのポンプ流量の異なりを利用して、油圧回路30を直列にして設けている。 【0057】 これにより、部品の削減ができる。又、コスト低減を図ることができる。 図26、及び図27で示すように、前記油圧回路30のミッションケース21と、ギャーポンプ組立品32bとの間には、フィルタ組立品31を設けて、ミッションケース21内から循環する油をこして、ごみを除去している。 【0058】 これにより、前記ミッションケース21と、ギャーポンプ組立品32との間には、フィルタ組立品31を設けたことにより、油のごみを除去し、機械部品の各部に、ごみの進入を防止している。 【0059】 図22、及び図23で示すように、前記油圧回路30のチャージポンプ組立品32aと、ギャーポンプ組立品32bとを直列に配設すると共に、オイルフィルタ組立品31と、オイルクーラ組立品26aを通過した油が、ギャーポンプ組立品32bを通過し、低温でごみのない油が、機械部の各部品部へ流れる。 【0060】 これにより、前記ミッションケース21内の循環用の油が、オイルフィルタ組立品31と、オイルクーラ組立品26aを通過した後に、ギャーポンプ組立品32bを通過し、低温でごみのない油が機械部品へ流れることにより、この機械部品にごみが付着して、故障の原因になることを防止できる。 【0061】 図28で示すように、前記ミッションケース21内の油は、このミッションケース21のホイルパイプ21fへ送油用の接続パイプ38を接続し、この接続パイプ38から各部への各パイプ39、及び各接続ホース39a等を経て、油圧式無段変速装置29、オイルクーラ26、伸縮シリンダ17等へ送油されて循環する。 【0062】 これにより、前記ミッションケース21のホイルパイプ21fへ接続パイプ38を接続することにより、空気を含んだ油を減らすことができる。 図29で示すように、前記ミッションケース21のホイルパイプ21fへ接続する接続パイプ38は、根元接続パイプ38aと、先接続パイプ38bとに二分割して設け、これらを接続具38cで接続して設けている。 【0063】 これにより、メンテナンス性が向上する。 【図面の簡単な説明】 【0064】 【図1】エアクリーナ部の拡大正面図 【図2】エアクリーナ部の拡大平面図 【図3】エアクリーナ部の拡大側面図 【図4】エアクリーナ部の拡大正面図 【図5】エアクリーナ部の拡大平面図 【図6】エアクリーナ部の拡大側面図 【図7】コンバインの左側全体側面図 【図8】従来のオイルクーラ取付部の拡大側面図 【図9】従来のオイルクーラ取付部の側面図 【図10】他の実施例を示す図で、オイルクーラ取付部の拡大側面図 【図11】他の実施例を示す図で、オイルクーラ取付部の正面図 【図12】他の実施例を示す図で、オイルクーラ取付部の拡大側面図 【図13】他の実施例を示す図で、オイルクーラと、油圧用燃料タンク等との拡大側面図 【図14】他の実施例を示す図で、コンバイン右側全体と、ステップフレーム等との側面図 【図15】他の実施例を示す図で、ステップフレーム部の拡大側面図 【図16】他の実施例を示す図で、ステップフレーム部と、吸気口カバー等との拡大側面図 【図17】他の実施例を示す図で、ラジエータと、ラジエータフレームとを組立時の拡大正面図 【図18】他の実施例を示す図で、ラジエータと、ラジエータフレームとを取り外し時の拡大正面図 【図19】他の実施例を示す図で、ステップフレーム取り外し時の拡大側面図 【図20】他の実施例を示す図で、ミッションケース部の拡大側面図 【図21】他の実施例を示す図で、ミッションケースの注油パイプの拡大側断面図 【図22】他の実施例を示す図で、注圧回路図 【図23】他の実施例を示す図で、注圧回路図 【図24】他の実施例を示す図で、注圧回路図 【図25】他の実施例を示す図で、注圧回路図 【図26】他の実施例を示す図で、注圧回路図 【図27】他の実施例を示す図で、注圧回路図 【図28】他の実施例を示す図で、ミッションケースと、オイルクーラ等との側面図 【図29】他の実施例を示す図で、ミッションケースと、接続パイプ等との拡大側面図 【符号の説明】 【0065】 2 走行車台 7 吸気ケース 8 エアクリーナ 9 送気パイプ 10 サイレンサ 10a 吸気口 12 接続パイプ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年1月20日(2006.1.20) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−189970(P2007−189970A) |
| 【公開日】 |
平成19年8月2日(2007.8.2) |
| 【出願番号】 |
特願2006−12500(P2006−12500) |
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