| 【発明の名称】 |
コンバイン |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 喜代志
【氏名】都田 力也
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| 【要約】 |
【課題】前処理部の搬送装置から脱穀装置のフィードチェーンへ確実に引渡し、かつ穀稈の搬送乱れを防止するようにしたコンバインを提供する。
【解決手段】前処理部10で刈取った穀稈を、穂先搬送装置18及び株元搬送装置21により搬送して、脱穀装置25のフィードチェーン26に引渡すようにしたコンバインにおいて、前記穂先搬送装置18及び株元搬送装置21から前記フィードチェーン26への穀稈の引渡し部分にあって、かつ前記株元搬送装置21より穀稈の株元側を搬送する位置に、前記穂先搬送装置18及び株元搬送装置21と共に穀稈を搬送する補助搬送装置22を配置し、前記穂先搬送装置18、前記株元搬送装置21及び前記補助搬送装置22の搬送終端位置を、穀稈の搬送方向で略々同一とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前処理部で刈取った穀稈を、穂先搬送装置及び株元搬送装置により搬送して、走行機体に配置された脱穀装置のフィードチェーンに引渡してなるコンバインにおいて、 前記穂先搬送装置及び株元搬送装置から前記フィードチェーンへの穀稈の引渡し部分にあってかつ前記株元搬送装置より穀稈の株元側を搬送する位置に、前記穂先搬送装置及び株元搬送装置と共に穀稈を搬送する補助搬送装置を配設し、 前記穂先搬送装置、前記株元搬送装置及び前記補助搬送装置の搬送終端位置を、穀稈の搬送方向で略々同一とした、 ことを特徴とするコンバイン。 【請求項2】 駆動源からの動力を変速装置を介して、穂先搬送装置及び株元搬送装置に伝達すると共に、前記補助搬送装置及び前記フィードチェーンに伝達し、 前記フィードチェーン、前記穂先搬送装置、前記株元搬送装置及び前記補助搬送装置を連動して変速してなる、 請求項1記載のコンバイン。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、前処理部で刈取った穀稈を、穂先搬送装置及び株元搬送装置により搬送し、脱穀装置のフィードチェーンに引渡すようにしたコンバインに関する。 【背景技術】 【0002】 前処理部に配置され刈取った穀稈を搬送する穀稈搬送装置と、脱穀装置に配置され前記穀稈搬送装置で搬送されてくる穀稈を受取り、該穀稈の穂先側が該脱穀装置内を通過するように搬送するフィードチェーンとの間に、穀稈の搬送方向に複数の補助搬送装置を重複するように配置し、該補助搬送装置を介して前記穀稈搬送装置とフィードチェーンとの間の穀稈の受け渡しを行うようにしたコンバインが知られている(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 【特許文献1】特開2000−279019号公報(第2−3頁、図1) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 前記コンバインによれば、穀稈搬送装置と補助搬送装置の間、上流側の補助搬送装置と下流側の補助搬送装置の間、補助搬送装置とフィードチェーンの間から穀稈の落下を防止することができる。しかし、穀稈が複数の搬送装置の間で複数回受け渡しされるため、穀稈の搬送乱れが大きくなる。 【0005】 前記の事情に鑑み、本発明は、前処理部の搬送装置から脱穀装置のフィードチェーンへ確実に引渡し、かつ穀稈の搬送乱れを防止するようにしたコンバインを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 前記目的を達成するため、請求項1に係る本発明は、前処理部(10)で刈取った穀稈(8)を、穂先搬送装置(18)及び株元搬送装置(21)により搬送して、走行機体(3)に配置された脱穀装置(25)のフィードチェーン(26)に引渡してなるコンバイン(1)において、 前記穂先搬送装置(18)及び株元搬送装置(21)から前記フィードチェーン(26)への穀稈(8)の引渡し部分にあってかつ前記株元搬送装置(21)より穀稈(8)の株元側を搬送する位置に、前記穂先搬送装置(18)及び株元搬送装置(21)と共に穀稈(8)を搬送する補助搬送装置(22)を配設し、 前記穂先搬送装置(18)、前記株元搬送装置(21)及び前記補助搬送装置(22)の搬送終端位置を、穀稈(8)の搬送方向で略々同一とした、 ことを特徴とするコンバインにある。 【0007】 請求項2に係る本発明は、駆動源(30)からの動力を変速装置(35)を介して、穂先搬送装置(18)及び株元搬送装置(21)に伝達すると共に、前記補助搬送装置(22)及び前記フィードチェーン(26)に伝達し、 前記フィードチェーン(26)、前記穂先搬送装置(18)、前記株元搬送装置(21)及び前記補助搬送装置(22)を連動して変速してなる、 請求項1記載のコンバインにある。 【0008】 なお、前記した括弧内の符号等は、図面を参照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。 【発明の効果】 【0009】 請求項1に係る本発明によると、穂先搬送装置及び株元搬送装置の外に補助搬送装置を設けたので、前処理部から脱穀装置のフィードチェーンへの穀稈の引渡しを確実に行うことができ、かつ穂先搬送装置、株元搬送装置及び補助搬送装置の搬送終端位置が略々同一なので、前記フィードチェーンへの穀稈の引渡しタイミングが略々同一となって、搬送乱れを防止することができる。 【0010】 請求項2に係る本発明によると、フィードチェーン、前処理部の穂先搬送装置、株元搬送装置及び補助搬送装置を連動して変速するので、前記前処理部から脱穀装置への穀稈の引渡しに際して、搬送乱れを生じることなく穀稈を受継ぎ、搬送することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。 【0012】 図1乃至図8は、本発明によるコンバインの実施の形態を示すもので、図1は、コンバインの側面図、図2は、コンバインの前処理部の側面図、図3は、前処理部の平面図、図4は、穀稈の受け渡し部を示す斜視図、図5は、穀稈の搬送状態を示す図2のA−A断面図、図6は、穀稈の搬送状態を示す図2のB−B断面図、図7は、穀稈の搬送状態を示す図2のC−C断面図、図8は、コンバインの伝動図である。 【0013】 図1に示すように、コンバイン1は、一対のクローラ走行装置2、2に支持された走行機体3の前方一側に降自在に支持され、穀稈の刈取りを行う前処理部10と、前記走行機体3の前方他側に配置され、コンバイン1の運転制御を行う運転席5と、前記走行機体3の前記前処理部10の後方に配置され、該前処理部10で刈り取った穀桿の脱穀を行う脱穀装置25と、前記走行機体3の前記運転席の後方に配置され、前記脱穀装置25で脱穀された穀粒を一時的に貯留するグレンタンク6とを有している。 【0014】 図1乃至図4に示すように、前記前処理部10は、前記走行機体3の前部上方に回動可能に配置された軸(図示せず)を介して、該軸を中心として揺動しその前部が上下方向に移動(昇降)するように支持されている。前記軸に固定されたフレーム11には、穀稈の分草を行う複数のデバイダ12と、該デバイダ12で分草された穀稈の引起しを行う引起し装置13と、該引起し装置13で引起された穀稈を掻き込むスターホイル15aと掻き込みベルト15bを有する掻き込み装置15と、該掻き込み装置15に掻き込まれた穀稈を切断する刈刃装置16を備え、穀稈の刈取りを行う。 【0015】 また、前記前処理部10は、前記刈刃装置16で切断された穀稈の上部を搬送する上先搬送体17aと、該穀稈の下部を搬送する下部搬送体17bを有する搬送装置17と、該搬送装置17から穀稈の穂先部を受取って搬送する穂先搬送装置18と、前記フレームに矢印A方向に揺動可能に支持され、前記搬送装置17から穀稈の下部を受取って搬送すると共に、前記脱穀装置25における扱ぎ深さを調整する扱深搬送装置20と、該扱深搬送装置20から穀稈の株元側を受取って搬送する株元搬送装置21とを有している。 【0016】 また、前記前処理部10には、前記株元搬送装置21で搬送される穀稈のさらに株元側に位置するように配置され、前記穂先搬送装置18、株元搬送装置21と共に穀稈を搬送する補助搬送装置22を有している。そして、前記穂先搬送装置18、前記株元搬送装置21及び前記補助搬送装置22の各搬送装置は、図3の示すように、それぞれの搬送終端位置が略々一致するように配置されている。 【0017】 前記脱穀装置25は、穀稈を保持しその穂先が脱穀装置25内を通過するように搬送するためのフィードチェーン26を有し、該フィードチェーン26は、図3に示すように、前記穂先搬送装置18、前記株元搬送装置21及び前記補助搬送装置22によって搬送される穀稈の前記補助搬送装置22よりさらに穀稈の株元側を保持するように配置されている。 【0018】 図5乃至図7に示すように、前記穂先搬送装置18、前記株元搬送装置21、補助搬送装置22及び前記フィードチェーン26は、搬送する穀稈8の脱落を防止するため、前記穂先搬送装置18にはガイド18aが、前記株元搬送装置21にはガイド21aが、前記補助搬送装置22にはガイド22aが、前記フィードチェーン26にはガイド26aが、それぞれ配置され、これらガイド18a、ガイド21a、ガイド22a及びガイド26aで穀稈の脱落を防止しつつ搬送するように構成されている。 【0019】 前処理部10の刈刃装置16で切断され、図5に示すように、穂先搬送装置18及び株元搬送装置21で搬送される穀稈8は、株元側(右側)が垂れ下がった状態で搬送される。そして、搬送始端側が垂れ下がった穀稈8の株元側よりさらに下方に設定された補助搬送装置22に掬い上げられ、図6に示すように、穂先搬送装置18、株元搬送装置21及び補助搬送装置22で搬送される。 【0020】 搬送される穀稈8の株元側は、補助搬送装置22で押し上げられ、フィードチェーン26とガイド26aの間に送り込まれ、図7に示すように、フィードチェーン26とガイド26aとによって保持される。この状態で、穂先搬送装置18、株元搬送装置21及び補助搬送装置22の搬送終端に達すると、穂先搬送装置18、株元搬送装置21及び補助搬送装置22が離脱して、穀稈8はフィードチェーン26のみによって脱穀装置25へ搬送される。 【0021】 補助搬送装置22により、前処理部10から脱穀装置25への穀稈8の受け渡しを確実に行なうことができ、かつ穂先搬送装置、株元搬送装置及び補助搬送装置の搬送終端位置が略々同一なので、前記フィードチェーンへの穀稈の引渡しタイミングが略々同一となって、搬送乱れを防止することができる。 【0022】 図8に示すように、前記走行機体3に搭載されたエンジン30の出力は、走行用HST31を含むトランスミッション32を介して前記クローラ走行装置2、2(図1参照)に伝達される外、前記グレンタンク6と、車速連動用HST33を含む変速装置35を介して、前記前処理部10及び前記脱穀装置25、前記フィードチェーン26に伝達される。前記補助搬送装置22は、前記フィードチェーン26を介して伝動駆動されるようになっている。なお、前記脱穀装置の扱胴36、唐箕ファン37、搖動選別装置38等も前記エンジン30で駆動される。 【0023】 伝動機構を前記のように構成することにより、前処理部10と脱穀装置25を連動して変速させることができ、即ち、前処理部の穂先搬送装置18、株元搬送装置21、補助搬送装置22と、脱穀装置25のフィードチェーン26を連動して変速させることができるので前記前処理部10から脱穀装置25への穀稈の受け渡しに際して、穀稈に搬送乱れを生じることなく確実に受け渡すことができる。 【図面の簡単な説明】 【0024】 【図1】コンバインの側面図である。 【図2】コンバインの前処理部の側面図である。 【図3】前処理部の平面図である。 【図4】穀稈の受け渡し部を示す斜視図である。 【図5】穀稈の搬送状態を示す図2のA−A断面図である。 【図6】穀稈の搬送状態を示す図2のB−B断面図である。 【図7】穀稈の搬送状態を示す図2のC−C断面図である。 【図8】コンバインの伝動図である。 【符号の説明】 【0025】 1 コンバイン 3 走行機体 8 穀稈 10 前処理部 18 穂先搬送装置 21 株元搬送装置 22 補助搬送装置 25 脱穀装置 26 フィードチェーン 30 駆動源(エンジン) 35 変速装置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成17年10月4日(2005.10.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082337 【弁理士】 【氏名又は名称】近島 一夫
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| 【公開番号】 |
特開2007−97472(P2007−97472A) |
| 【公開日】 |
平成19年4月19日(2007.4.19) |
| 【出願番号】 |
特願2005−291187(P2005−291187) |
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