| 【発明の名称】 |
刈払機用刈込み具及び刈込み装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】小林 秀禎
【氏名】藤原 健二
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| 【要約】 |
【課題】用途に応じて回転刃及び刈込み具のうち所望のものを取り付けて使用することができると共に、刈込み具を使用するときは、刈込み刃の角度を変更することができるようにして、例えば生垣の上面や傾斜面を奇麗な平面に剪定できるようにすること。
【解決手段】ハンドルシャフト15と、このハンドルシャフト15に設けられた駆動部及びこの駆動部によって回転駆動される出力軸とを備え、出力軸に回転刃を着脱自在に取付け可能な刈払機に使用することができる刈込み具12において、刈込み具12は、櫛状に形成された多数の刃部22を有し、これらの刃部22が出力軸の回転によって往復動するバリカン型のものであって、出力軸及びハンドルシャフト15に対して軸継手28等を介して着脱自在に取付け可能であり、更に、ハンドルシャフト15に対する刃部(上下の刈込み刃19、20)22の角度α1、β2を変更するための角度変更機構49を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハンドルシャフトと、このハンドルシャフトに設けられた駆動部及びこの駆動部によって回転駆動される出力軸とを備え、前記出力軸に回転刃を着脱自在に取付け可能な刈払機に使用することができる刈込み具において、 前記刈込み具は、櫛状に形成された多数の刃部を有し、これらの刃部が前記出力軸の回転によって往復動するバリカン型のものであって、前記出力軸及び前記ハンドルシャフトに対して着脱自在に取付け可能であり、更に、前記ハンドルシャフトに対する前記刃部の角度を変更するための角度変更機構を備えることを特徴とする刈払機用刈込み具。 【請求項2】 前記角度変更機構は、前記出力軸と連結される第1固定側歯車と、この第1固定側歯車と噛合う第1回動側歯車と、この第1回動側歯車を内部に収容し前記角度変更方向に前記刃部と共に回動可能な回動ケースと、前記回動ケースを前記ハンドルシャフトに対して所定の回動範囲内で固定するための角度設定部とを備え、前記回動ケースの回動中心軸に対して、前記第1固定側歯車の中心軸を一致させて配置したことを特徴とする請求項1記載の刈払機用刈込み具。 【請求項3】 前記出力軸に対して軸継手を介して連結する動力伝達軸を備え、前記軸継手及び前記動力伝達軸を介して前記出力軸の動力が前記第1固定側歯車に伝達され、前記軸継手は、前記出力軸と着脱自在に構成された雌側部と、前記動力伝達軸の端部に設けられ前記雌側部と着脱自在に嵌合可能な雄側部とを備え、前記雌側部及び前記雄側部は、両者間で回転を伝達できる断面に形成されていることを特徴とする請求項2記載の刈払機用刈込み具。 【請求項4】 前記角度変更機構は、前記ハンドルシャフトに対する前記刃部の角度を360°の範囲で変更可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の刈払機用刈込み具。 【請求項5】 前記角度変更機構は、前記刈込み具の刃部を往復動させるための動力伝達機構を収容し前記角度変更方向に回動可能な回動ケースと、前記回動ケースを前記ハンドルシャフトに対して所定の回動範囲内で固定するための角度設定部と、前記出力軸と前記動力伝達機構の動力伝達軸とを互いに連結する自在軸継手とを備え、前記自在軸継手が前記出力軸に着脱自在に取り付けられ、前記回動ケースの回動中心軸が前記自在軸継手の中心と一致していることを特徴とする請求項1記載の刈払機用刈込み具。 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の刈払機用刈込み具と、この刈払機用刈込み具を動作させる出力軸と、この出力軸を回転駆動させる駆動部と、前記出力軸及び前記駆動部が設けられているハンドルシャフトとを備え、前記出力軸には回転刃が着脱自在に取付け可能であることを特徴とする刈込み装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えば円盤型の回転刃を着脱自在に取付け可能な刈払機に使用することができる刈払機用刈込み具であって、その刈込み具の角度を変更することができる刈払機用刈込み具、及びこの刈払機用刈込み具を備える刈込み装置に関する。 【背景技術】 【0002】 従来の刈払機用刈込み具の一例を図27〜図30を参照して説明する(例えば、特許文献1参照。)。図27等に示すこの刈払機用刈込み具(ヘッジトリマー)1を取り付けることができる刈込み装置2は、ハンドルシャフト3と、このハンドルシャフト3に設けられたエンジン等の駆動部(図示せず)及びこの駆動部によって回転駆動される出力軸(図30参照)4とを備え、この出力軸4に刈払機用刈込み具1が取り付けられている。ただし、この出力軸4は、本来、草刈チップソー等の回転刃(図示せず)を着脱自在に取り付けて使用されるものである。 【0003】 この刈払機用刈込み具1は、図29に示すように、動力伝達機構5を内部に収容するケース6を備えており、このケース6は、支持腕7が固定して設けられており、この支持腕7は、回転止めブロック8を介してハンドルシャフト3に着脱自在に取り付けられている。また、図30に示すように、動力伝達機構5に設けられている動力伝達軸9は、軸継手10を介して出力軸4に着脱自在に取り付けられている。 【0004】 これら図29及び図30に示すように、刈込み具1が取り付けられた刈込み装置2によると、駆動部を駆動することによって、出力軸4が所定方向に回転し、この出力軸4の回転が動力伝達機構5に伝達されて、この動力伝達機構5によって2枚の刈込み刃11、11が互い逆方向に往復動する。この2枚の刈込み刃11、11は、櫛状に配置された多数の刃部11aを有するものであり、バリカン型のものである。このバリカン型の刈込み具1が取り付けられた刈込み装置2は、例えば生垣の刈込みや樹木の剪定等に使用することができる。 【0005】 また、上記のように、この刈込み装置2によると、図29に示す刈込み具1に代えて、チップソー等の回転刃(図示せず)を出力軸4に取り付けて使用することができる。回転刃が取り付けられた刈込み装置2によると、芝や草等の刈払い作業に使用することができる。 【特許文献1】実用新案登録第3102286号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかし、図29に示すように、バリカン型の刈込み具1が取り付けられた刈込み装置2では、刈込み具1とハンドルシャフト3との成す角度を変更することができないので、例えば生垣の上面や傾斜面を奇麗に剪定することができないことがある。なぜなら、生垣の上面や傾斜面を剪定するときは、刈込み刃11、11をその上面や傾斜面に対して平行にする必要があるが、刈込み刃11、11を平行にするには、刈込み装置2全体の向きを変える必要があり、それが困難だからである。従って、生垣の上面や傾斜面を奇麗な平面に剪定することができないことがある。また、刈込み具1に代えて回転刃を取り付けた刈込み装置2を使用しても、上記生垣の上面や傾斜面を奇麗な平面に剪定することはできない。 【0007】 本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、用途に応じて回転刃及び刈込み具のうち所望のものを取り付けて使用することができると共に、刈込み具を使用するときは、刈込み刃の角度を変更することができるようにして、例えば生垣の上面や傾斜面を奇麗な平面に剪定することができる刈払機用刈込み具及び刈込み装置を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明に係る刈払機用刈込み具は、ハンドルシャフトと、このハンドルシャフトに設けられた駆動部及びこの駆動部によって回転駆動される出力軸とを備え、前記出力軸に回転刃を着脱自在に取付け可能な刈払機に使用することができる刈込み具において、前記刈込み具は、櫛状に形成された多数の刃部を有し、これらの刃部が前記出力軸の回転によって往復動するバリカン型のものであって、前記出力軸及び前記ハンドルシャフトに対して着脱自在に取付け可能であり、更に、前記ハンドルシャフトに対する前記刃部の角度を変更するための角度変更機構を備えることを特徴とするものである。 【0009】 この発明に係る刈払機用刈込み具によると、刈払機の出力軸に取り付けられている回転刃を取り外して、このバリカン型の刈込み具を出力軸に取り付けて使用することができる。逆に、出力軸に取り付けられている刈込み具を取り外して、回転刃を出力軸に取り付けて使用することができる。よって、ハンドルシャフト及びこのハンドルシャフトに取り付けられている駆動部を、回転刃を使用する場合と、刈込み具を使用する場合とで共用して使用することができる。 【0010】 そして、この刈込み具を使用して例えば生垣の刈込みや樹木の剪定等の作業をする場合、刈込み具に設けられている刃部のハンドルシャフトに対する角度を変更できるので、作業のし易い姿勢で生垣の上面や傾斜面等を剪定することができる。 【0011】 そして、この発明に係る刈払機用刈込み具において、前記角度変更機構は、前記出力軸と連結される第1固定側歯車と、この第1固定側歯車と噛合う第1回動側歯車と、この第1回動側歯車を内部に収容し前記角度変更方向に前記刃部と共に回動可能な回動ケースと、前記回動ケースを前記ハンドルシャフトに対して所定の回動範囲内で固定するための角度設定部とを備え、前記回動ケースの回動中心軸に対して、前記第1固定側歯車の中心軸を一致させて配置することが好ましい。このようにすると、回動ケースを回動させることによって、この回動ケースに設けられている刃部のハンドルシャフトに対する角度を変更することができる。そして、角度設定部は、角度を変更した回動ケースをハンドルシャフトに固定することができる。また、回動ケースの回動中心軸に第1固定側歯車の中心軸が一致しており、かつ、この第1固定側歯車と第1回動側歯車とが噛合っているので、回動ケースの角度を変更しても、第1固定側歯車と第1回動側歯車との噛合いが維持され、出力軸の回転によって刈込み具の刃部を往復動させることができる。 【0012】 また、この発明に係る刈払機用刈込み具において、前記出力軸に対して軸継手を介して連結する動力伝達軸を備え、前記軸継手及び前記動力伝達軸を介して前記出力軸の動力が前記第1固定側歯車に伝達され、前記軸継手は、前記出力軸と着脱自在に構成された雌側部と、前記動力伝達軸の端部に設けられ前記雌側部と着脱自在に嵌合可能な雄側部とを備え、前記雌側部及び前記雄側部は、両者間で回転を伝達できる断面に形成することが好ましい。このようにすると、刈込み具を出力軸から取り外すときは、軸継手の雄側部を雌側部から取り外し、この雌側部を出力軸から取り外せばよい。そして、刈込み具を出力軸に取り付けるときは、雌側部を出力軸に取り付けて、雄側部を雌側部に嵌合すればよい。 【0013】 更に、この発明に係る刈払機用刈込み具において、前記角度変更機構は、前記ハンドルシャフトに対する前記刃部の角度を360°の範囲で変更可能であるようにすることが好ましい。このようにすると、刈込み具に設けられている刃部のハンドルシャフトに対する角度を、所望の角度に変更できるので、刈り込み作業をし易くすることができる。 【0014】 そして、この発明に係る刈払機用刈込み具において、前記角度変更機構は、前記刈込み具の刃部を往復動させるための動力伝達機構を収容し前記角度変更方向に回動可能な回動ケースと、前記回動ケースを前記ハンドルシャフトに対して所定の回動範囲内で固定するための角度設定部と、前記出力軸と前記動力伝達機構の動力伝達軸とを互いに連結する自在軸継手とを備え、前記自在軸継手が前記出力軸に着脱自在に取り付けられ、前記回動ケースの回動中心軸が前記自在軸継手の中心と一致していることが好ましい。このようにすると、回動ケースを回動させることによって、この回動ケースに設けられている刃部のハンドルシャフトに対する角度を変更することができる。そして、角度設定部は、角度を変更した回動ケースをハンドルシャフトに固定することができる。また、回動ケースの回動中心軸が自在軸継手の中心に一致しており、かつ、この自在軸継手を介して出力軸と動力伝達軸とが連結しているので、回動ケースの角度を変更しても、出力軸と動力伝達軸との連結が維持され、出力軸の回転によって刈込み具の刃部を往復動させることができる。 【0015】 そして、この発明に係る刈込み装置は、上記発明の刈払機用刈込み具と、この刈払機用刈込み具を動作させる出力軸と、この出力軸を回転駆動させる駆動部と、前記出力軸及び前記駆動部が設けられているハンドルシャフトとを備え、前記出力軸には回転刃が着脱自在に取付け可能であるものである。 【0016】 この発明に係る刈込み装置によると、回転刃及び刈込み具のうち、用途に応じて所望のものを出力軸に取り付けて使用することができる。刈込み具は、上記と同様に作用するのでその説明を省略する。 【発明の効果】 【0017】 この発明に係る刈払機用刈込み具によると、例えば生垣の刈込みや樹木の剪定等の作業をする場合、この刈払機用刈込み具だけを購入して手持ちの刈払機に取り付けて使用することができるので、刈込み専用の刈込み装置(ハンドルシャフト、駆動部及び刈込み具を備えるもの)を購入する必要がなく経済的である。そして、刈込み具に設けられている刃部のハンドルシャフトに対する角度を変更できるので、作業者が無理な姿勢を採ることなく、作業のし易い姿勢で生垣の例えば上面や傾斜面等を奇麗な平面に剪定することができる。 【0018】 そして、この発明に係る刈込み装置によると、上記効果を奏すると共に、ハンドルシャフト及び駆動部を、回転刃と刈込み具とで共用できるので、保管場所が狭くて済む。また、回転刃及び刈込み具の両方を持ち運んで使用する場合は、ハンドルシャフト及び駆動部を共用できるので、運搬に便利である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 以下、本発明に係る刈払機用刈込み具(以下、単に「刈込み具」と言うこともある。)、及びこの刈払機用刈込み具を備える刈込み装置の第1実施形態を図1〜図13を参照して説明する。この刈込み具(ヘッジトリマー)12は、回転刃13を取り付けて使用される従来の可搬式の刈払機(図13に示す例えば草刈作業をするためのもの)に対して、図1及び図2に示すように、回転刃13に代えてこの刈込み具12を取り付けて使用できるものである。そして、このように、刈込み具12が取り付けられたものが本発明の刈込み装置14である。図1〜図3は、この刈込み装置14の正面図、平面図及び側面図である。 【0020】 刈込み装置14は、図1等に示すように、この刈込み装置14を携帯できるようにするためのハンドルシャフト15を有し、このハンドルシャフト15の基端にエンジン等の駆動部(図示せず)が取り付けられている。駆動部の回転軸は、ハンドルシャフト15内に収容されている動力伝達軸と連結している。この動力伝達軸は、ハンドルシャフト15の先端に配置されて互いに噛合う一対の傘歯車(図示せず)の一方と連結している。そして、他方の傘歯車に出力軸(図4参照)17が結合している。なお、この一対の傘歯車は、ギヤケース16内に収容されている。 【0021】 刈込み具12は、図4に示すように、この出力軸17に対して着脱自在な動力伝達機構18と、この動力伝達機構18を介して伝達される動力によって作動する一対の刈込み刃19、20を備えている。つまり、駆動部が駆動すると、その動力によって出力軸17が所定方向に回転し、この出力軸17の回転が動力伝達機構18によって伝達されて一対の刈込み刃19、20が作動する。 【0022】 一対の刈込み刃19、20は、図2に示すように従来と同等のものであり、上下に配置された上側刈込み刃19と下側刈込み刃20とから成り、それぞれが逆方向に往復動するバリカン型のものであって、上下の各刈込み刃19、20は同等のものである。各々の刈込み刃19、20は、細長い直線状の板状本体21を有し、この板状本体21の両側の各直線縁部に沿って、多数の刃部22が櫛状に形成されており、各刃部22の両側に切刃22aが形成されている。そして、この一対の刈込み刃19、20は、上下に配置された上側及び下側の案内板23、23に挟み込まれて保持されており、この上側案内板23の基端部が回動ケース24にボルト25(図5参照)で固定して取り付けられている。 【0023】 これら上下の案内板23、23が一対の刈込み刃19、20を保持する構造は、図5に示すように、上下の案内板23、23に複数の挿通孔を形成し、これら各挿通孔に対応して各刈込み刃19、20に複数の長孔19a、20aを形成して、更に、互いに対応する挿通孔、長孔19a、長孔20a及び挿通孔にボルト26を通してナットで締結したものである。ただし、一対の刈込み刃19、20が互いに逆方向に往復動できるように、各長孔19a、20aを刈込み刃19、20の長手方向に形成してあり、更に、一対の案内板23、23の間に複数のスペーサ27を介在させてある。 【0024】 動力伝達機構18は、図4及び図5に示すように、軸継手28、第1動力伝達軸(第1軸)29、第1固定側傘歯車30、第1回動側傘歯車31、及びカム機構32等を備えている。 【0025】 軸継手28は、図4に示すように、雌側部28aと雄側部28bとを備えている。雌側部28aは、カップ状に形成され、出力軸17に対して着脱自在に取り付けられている。つまり、雌側部28aの底部に形成された挿通孔に出力軸17が挿通しており、この出力軸17に形成された雄ねじ部17bにナット33が螺合している。そして、このナット33と出力軸17に形成された大径段部17aとの間に底部を挟み込むことによって、雌側部28aが出力軸17に着脱自在に取り付けられている。また、雌側部28aの下側開口部28cに対して雄側部28bが着脱自在に嵌合している。そして、この雄側部28bの外周面に形成された凸部34が、雌側部28aの開口部28cの内周面に形成された凹部35に嵌合しており、この凸部34と凹部35との嵌合によって、雌側部28aと雄側部28bとの間で回転を伝達できる構成となっている。この雄側部28bは、鉛直方向に配置された第1軸29の上端部に形成されている。 【0026】 この第1軸29は、図4に示すように、回動自在に軸受36を介して固定ケース37に設けられており、下端部に第2固定側傘歯車38が固定して設けられている。この第2固定側傘歯車38は、第3固定側傘歯車39と噛合っており、この第3固定側傘歯車39は、水平に配置された第2動力伝達軸(第2軸)40の略中央に固定して設けられている。この第2軸40は、回動自在に軸受41を介して支持されており、右端部が固定ケース37に支持され、左端部の手前部分が回動ケース24に支持されている。そして、第2軸40の左端部に第1固定側傘歯車30が固定して設けられている。この第1固定側傘歯車30は、第1回動側傘歯車31と噛合っており、この第1回動側傘歯車31は、鉛直方向に配置された第3動力伝達軸(第3軸)42の上端部に固定して設けられている。この第3軸42は、回動自在に軸受43を介して回動ケース24に設けられている。そして、第3軸42には、カム機構32を構成する2つの上側偏心カム44及び下側偏心カム45が固定して設けられている。これら互いに結合する第3軸42、上側偏心カム44及び下側偏心カム45の構造を図7(a)、(b)、(c)、(d)に示す。 【0027】 そして、これら上側及び下側の各偏心カム44、45は、図6(下側回動ケース24aを取り外して、動力伝達機構18を下方から見た図)に示すように、それぞれ上側及び下側の各リンク46、47を介して、上側及び下側の各刈込み刃19、20の基端部と連結している。つまり、この上側及び下側の各リンク46、47のそれぞれの一端には、カムホール46a、47aが形成されており、各カムホール46a、47aには上側及び下側の各偏心カム44、45が回動自在に嵌合している。また、上側及び下側の各リンク46、47のそれぞれの他端は、連結ピン48、48を介して上側及び下側の各刈込み刃19、20のそれぞれの基端部と揺動自在に連結している。 【0028】 上記のように構成された動力伝達機構18によれば、駆動部が駆動して図4に示す出力軸17が所定方向に回転すると、その回転が図4及び図6に示す軸継手28、第1軸29、第1固定側傘歯車30、第1回動側傘歯車31、及びカム機構32等を介して一対の刈込み刃19、20に伝達され、各刈込み刃19、20が互いに逆方向に往復動する。これによって、この刈込み装置14を使用して生垣等を剪定することができる。 【0029】 次に、角度変更機構49を図8及び図9等を参照して説明する。角度変更機構49は、同各図に示すように、固定ケース37に回動自在に取り付けられている刈込み具12の刃部22(刈込み刃19、20)を、ハンドルシャフト15に対して所望の角度となるように変更するためのものである。この角度変更機構49は、図4に示す出力軸17と連結する第1固定側傘歯車30と、この第1固定側傘歯車30と噛合う第1回動側傘歯車31と、この第1回動側傘歯車31を内部に収容し、角度変更方向に刈込み刃19、20と共に回動可能な回動ケース24と、この回動ケース24を回動自在に支持する回動支持部50と、この回動ケース24をハンドルシャフト15に対して所定の回動範囲内で固定するための角度設定部51とを備えている。そして、この回動ケース24の回動中心軸(回動支持部50)に対して、第1固定側傘歯車30の中心軸を一致させて配置してある。 【0030】 この回動支持部50は、図4に示すように、雄側支持部50a及び雌側支持部50bを備えており、刈込み具12をこの回動支持部50を中心にして回動させるためのものである。雄側支持部50aは、短円筒形であり、その中心に第2軸40が配置されて固定ケース37に設けられている。雌側支持部50bは、雄側支持部50aよりも大きい短円筒形であり、内側に雄側支持部50aが回動自在に嵌合している。この雌側支持部50bは、回動ケース24に設けられている。 【0031】 角度設定部51は、図1に示すように、角度設定板52及び支持腕53を備えており、刈込み具12を所定の回動位置でハンドルシャフト15に固定するためのものである。角度設定板52は、円弧状の板状体であって、複数の結合腕52aを介して回動ケース24と結合している。この角度設定板52には、円弧状孔52bが形成されており、この円弧状孔52bの円弧の中心は、回動支持部50の中心と一致している。支持腕53は、板状体であり、一端が固定ケース37と結合しており、他端が回転止めブロック54を介してハンドルシャフト15に対して着脱自在にボルト55、57で取り付けられている。そして、この支持腕53に固定ボルト56が螺合している。この固定ボルト56は、円弧状孔52bに挿通して角度設定板52を締め付けている。 【0032】 この角度変更機構49によると、図8に示すように、固定ボルト56を緩めて回動ケース24を、回動支持部50を中心にして回動させることによって、この回動ケース24に設けられている刈込み刃19、20のハンドルシャフト15に対する角度α1(時計方向に最大約55°)、及びβ1(反時計方向に最大約52°)を変更することができる。そして、角度設定部51の固定ボルト56を締め付けることによって、角度設定板52を所望の角度で支持腕53に固定することができ、これによって、所望の角度に変更した回動ケース24をハンドルシャフト15に固定することができる。また、回動支持部50の回動中心軸に、第1固定側傘歯車(第2軸40)30の中心軸が一致しており、かつ、この第1固定側傘歯車30と第1回動側傘歯車31とが噛合っているので、回動ケース24(刈込み刃19、20)の角度を変更しても、第1固定側傘歯車30と第1回動側傘歯車31との噛合いが維持され、出力軸17の回転によって刈込み具12の一対の刈込み刃19、20を往復動させることができる。 【0033】 次に、図1に示すように刈込み具12が取り付けられた刈込み装置14において、図13に示すように、この刈込み具12を取り外して草刈チップソー等の回転刃13を取り付ける手順を説明する。例えばまず、図10に示すように、ボルト57を外して支持腕53を回転止めブロック54から切り離し、そして軸継手28の雄側部28bを雌側部28aから取り外す。そして、図11に示すように、ボルト55を外して回転止めブロック54を分割して、この回転止めブロック54をハンドルシャフト15から取り外す。更に、ナット33を雄ねじ部17bから外して雌側部28aを出力軸17から抜き取る。しかる後に、図12に示すように、出力軸17に回転刃13及びホルダ60を装着して、ナット33を雄ねじ部17bに螺合させて締め付ける(図13参照)。このようにして、刈込み装置14の出力軸17に回転刃13を取り付けることができる。 【0034】 なお、図13に示すように、回転刃13が取り付けられた刈込み装置14において、この回転刃13を取り外して刈込み具12を取り付けるときは、上記と逆の手順で付け替えることができる。 【0035】 つまり、図10に示すように、出力軸17と刈込み具12の第1軸29とは、軸継手28の雌側部28aと雄側部28bとの嵌合によって連結されているので、雌側部28a及び雄側部28bを互いに嵌合したり、引き離すことによって、出力軸17と刈込み具12の第1軸29とを簡単に着脱することができるし、両者の芯合わせを簡単に行うことができる。これによって、出力軸17に対する刈込み具12及び回転刃13の付け替えを簡単に行うことができる。 【0036】 上記のように構成された刈込み装置14によると、図13に示す刈込み装置(刈払機)14の出力軸17に取り付けられている回転刃13を取り外して、図1及び図2に示すように、このバリカン型の刈込み具12を出力軸17に取り付けて使用することができる。逆に、出力軸17に取り付けられている刈込み具12を取り外して、回転刃13を出力軸17に取り付けて使用することができる。よって、ハンドルシャフト15及びこのハンドルシャフト15に取り付けられている駆動部を、回転刃13を使用する場合と、刈込み具12を使用する場合とで共用して使用することができる。 【0037】 従って、この刈払機用刈込み具12によると、例えば生垣の刈込みや樹木の剪定等の作業をする場合、この刈払機用刈込み具12だけを購入して手持ちの刈払機に取り付けて使用することができるので、刈込み専用の刈込み装置(ハンドルシャフト、駆動部及び刈込み具を備えるもの)を購入する必要がなく経済的である。 【0038】 そして、この刈込み具12を使用して例えば生垣の刈込みや樹木の剪定等の作業をする場合、図8及び図9に示すように、刈込み具12に設けられている刈込み刃19、20のハンドルシャフト15に対する角度α1、β1を変更できるので、作業者が無理な姿勢を採ることなく、作業のし易い姿勢で生垣の例えば上面や傾斜面等を奇麗な平面に剪定することができる。 【0039】 また、この刈込み装置14によると、ハンドルシャフト15及び駆動部を、回転刃13と刈込み具12とで共用できるので、保管場所が狭くて済む。更に、回転刃13及び刈込み具12の両方を持ち運んで使用する場合は、ハンドルシャフト15及び駆動部を共用できるので、運搬に便利である。なお、刈込み具12は、例えば生垣の刈込みや樹木の剪定等に使用することができ、草刈チップソー等の回転刃13は、芝や草等の刈払い作業に使用することができる。 【0040】 次に、この発明の第2実施形態に係る刈払機用刈込み具61、及びこの刈込み具61を備える刈込み装置62を図14〜図19を参照して説明する。図14に示す第2実施形態と、図1に示す第1実施形態とが相違するところは、第1実施形態では、図1に示すように、ハンドルシャフト15及び出力軸17に取り付けた刈込み具12を、回動支持部50を中心にして約110°(=α1+β1)の範囲内で角度を変更することができる構成であるのに対して、第2実施形態では、図14に示すように、ハンドルシャフト15及び出力軸17に取り付けた刈込み具61を、回動支持部50を中心にして約300°(=γ)の範囲内で角度を変更することができる構成としたところである。 【0041】 つまり、図1に示す第1実施形態の刈込み装置14に設けられている角度設定部51では、角度設定板52に形成されている円弧状孔52bに固定ボルト56を挿通して、この固定ボルト56を締め付けることによって角度設定板52を支持腕53に固定する構成であるので、円弧状孔52bが形成されている角度範囲(α1+β1:最大約110°)内でしか刈込み具12の角度を変更することができない。 【0042】 これに対して、図14に示す第2実施形態の刈込み装置62に設けられている角度設定部63は、図16に示す短円筒形の雌側支持部(回動支持部50)50bに対して、その周方向に沿って例えば約30°おきに設けた多数の角度設定孔(図14参照)64と、短円筒形の雄側支持部50aに設けた1つの固定孔(図14参照)65と、この固定孔65といずれかの角度設定孔64とを一致させた状態で両者に嵌合される固定ピン(図14参照)66と、この固定ピン66を互いに一致する固定孔65及び角度設定孔64に対して嵌合させたり、嵌合を解除するためのレバー(図14参照)67とを備えている。 【0043】 このレバー67は、図14に示すように、略く字形状に形成され、屈曲部に設けられている枢支ピン68によって揺動自在に支持腕53に取り付けられている。このレバー67の一端に、固定ピン66が連結ピンを介して設けられており、作業者がレバー67の他端を手で反時計方向(図14の矢印方向)に所定角度だけ揺動させることによって(図14に示す状態)、固定ピン66を、固定孔65及び角度設定孔64から引き抜くことができる。この嵌合解除の状態で、刈込み具61を、回動支持部50を中心にして、約300°(=γ)の範囲内でその角度を約30°ピッチで変更することができる。 【0044】 そして、刈込み具61の刈込み刃19、20をハンドルシャフト15に対して所望の角度γに設定した状態で、作業者がレバー67の他端から手を離すと、図15に示すように、レバー67はバネ69の力によって時計方向(図15の矢印の方向)に自動的に所定角度だけ揺動して、固定ピン66が固定孔65及び角度設定孔64に嵌合して嵌合状態となる。このように嵌合状態となると、回動ケース24が固定ケース37に固定された状態となり、刈込み具61をハンドルシャフト15に対して所望の角度γに固定することができる。従って、所望の角度γに固定した刈込み具(刈込み装置62)61を使用して刈込み作業をすることができる。 【0045】 この第2実施形態の刈込み装置62によると、刈込み具61に設けられている刈込み刃19、20のハンドルシャフト15に対する角度を、図14に示す所定角度γ(最大約300°)の範囲内で所望の角度に変更することができる。よって、第1実施形態の刈込み装置14の角度変更範囲(α1+β1)よりも広い範囲γで刈込み具61の角度を変更することができ、刈込み作業をし易くすることができる。 【0046】 ところで、図14に示すように、刈込み装置62の刈込み具61を約300°(γ)の範囲内でしか角度を変更できないのは、角度変更範囲γ以外の角度範囲で刈込み具61が回動することを、ギヤケース16が阻止するからである。 【0047】 従って、刈込み具61の角度を変更するときに、回動ケース24がギヤケース16に接触しないようにすることによって、刈込み具61を360°(全周)の範囲でハンドルシャフト15に対する角度を変更できるようにすることができる。回動ケース24がギヤケース16に接触しないようにする方法として、例えば、図16に示す第2軸40を長く形成して、出力軸17と刈込み刃19、20との間隔を所定の長さ以上にすればよい。 【0048】 これ以外は、第1実施形態と同等の構成であり同様に作用するので、同等部分を同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。図17〜図19は、第2実施形態に係る刈込み装置62を示す側面図、平面図及びD−D断面図である。 【0049】 次に、この発明の第3実施形態に係る刈払機用刈込み具70、及びこの刈込み具70を備える刈込み装置71を図20〜図26を参照して説明する。図20に示す第3実施形態と、図1に示す第1実施形態とが相違するところは、動力伝達機構18と72、及び角度変更機構49と73である。 【0050】 第3実施形態の動力伝達機構72は、図20及び図21に示すように、軸継手28、自在軸継手74、第1軸(第1動力伝達軸)29、小歯車75、大歯車76、第2軸(第2動力伝達軸)77、及びカム機構32等を備えている。 【0051】 軸継手28は、図21に示すように、雌側部28aと雄側部28bとを備えている。雌側部28aは、出力軸17に対して、雄ねじ部17b及びナット33で着脱自在に取り付けられている。そして、雌側部28a及び雄側部28bは、互いに着脱自在に嵌合しており、両者間で回転を伝達できる断面に形成されている。これら雌側部28a、雄側部28b及び出力軸17は、第1実施形態のものと同等のものである。この雄側部28bは、図21に示すように、自在軸継手74の第1ヨーク78と結合している。 【0052】 自在軸継手74は、図21に示すように、従来公知の自在軸継手であり、軸継手28の雄側部28bが結合する第1ヨーク78と、この第1ヨーク78と十字形部材79を介して揺動自在に連結する第2ヨーク80とを備えている。第2ヨーク80は、鉛直方向に配置された第1軸29の上端部に設けられている。 【0053】 この第1軸29は、図21に示すように、回動自在に軸受81を介して回動ケース82に設けられており、略中央部に小歯車75が固定して設けられている。この小歯車75は、大歯車76と噛合っており、この大歯車76は、鉛直方向に配置された第2軸(第2動力伝達軸)77の上端部に固定して設けられている。この第2軸77は、回動自在に軸受83を介して回動ケース82に設けられている。そして、第2軸77には、第1実施形態と同等のカム機構32を構成する2つの上側偏心カム44及び下側偏心カム45が固定して設けられている。 【0054】 そして、これら上側及び下側の各偏心カム44、45は、図23(a)、(b)(下側回動ケース82aを取り外して、動力伝達機構72を下方から見た図)に示すように、第1実施形態と同様に、それぞれ上側及び下側の各リンク46、47を介して、上側及び下側の各刈込み刃19、20の基端部と揺動自在に連結している。 【0055】 上記のように構成された動力伝達機構72によれば、駆動部が駆動して図21に示す出力軸17が所定方向に回転すると、その回転が図21及び図20に示す軸継手28、自在軸継手74、第1軸29、小歯車75、大歯車76、第2軸77、及びカム機構32等を介して一対の刈込み刃19、20に伝達され、各刈込み刃19、20が互いに逆方向に往復動する。これによって、この刈込み装置71を使用して生垣等を剪定することができる。 【0056】 次に、角度変更機構73を図20及び図24等を参照して説明する。角度変更機構73は、図24に示すように、出力軸17に対して、回動自在に取り付けられている刈込み具70の刈込み刃19、20を、ハンドルシャフト15に対して所望の角度α2、β2となるように変更するためのものである。この角度変更機構73は、図20に示す出力軸17と連結する自在軸継手74と、この自在軸継手74と連結する第1軸29と、この第1軸29を内部に収容し、角度変更方向に刈込み刃19、20と共に回動可能な回動ケース82と、この回動ケース82をハンドルシャフト15に対して所定の回動範囲内で固定するための角度設定部84とを備えている。そして、この回動ケース82の回動中心軸が自在軸継手74の中心と一致している。この自在軸継手74の中心とは、出力軸17と第1軸29とが互いに交差する状態で交わる点である。 【0057】 角度設定部84は、図20に示すように、角度設定板52及び支持腕53を備えており、刈込み具70を所定の回動位置α2、β2でハンドルシャフト15に固定するためのものである。角度設定板52は、円弧状の板状体であって、下端部が回動ケース82と結合している。この角度設定板52には、円弧状孔52bが形成されており、この円弧状孔52bの円弧の中心は、自在軸継手74の中心と一致している。支持腕85は、板状体であり、一端が回転止めブロック54を介してハンドルシャフト15に対して着脱自在にボルト57で取り付けられ、他端が自由端である。そして、この支持腕85に2本の固定ボルト56が螺合している。この固定ボルト56は、円弧状孔52bに挿通して角度設定板52を締め付けている。 【0058】 この角度変更機構73によると、図24に示すように、2本の固定ボルト56を緩めて回動ケース82を、自在軸継手74を中心にして回動させることによって、この回動ケース82に設けられている刈込み刃19、20のハンドルシャフト15に対する角度α2(時計方向に最大約30°)、β2(反時計方向に最大約40°)を変更することができる。そして、角度設定部84の固定ボルト56を締め付けることによって、角度設定板52を所望の角度で支持腕85に固定することができ、これによって、所望の角度α2、β2に変更した回動ケース82をハンドルシャフト15に固定することができる。また、回動ケース82の回動中心軸が自在軸継手74の中心に一致しており、かつ、この自在軸継手74を介して出力軸17と第1軸29とが連結しているので、回動ケース82の角度を変更しても、出力軸17と第1軸29との連結が維持され、出力軸17の回転によって刈込み具70の一対の刈込み刃19、20を往復動させることができる。 【0059】 なお、図25に示すように、支持腕85には、固定ボルト56が螺合される雌ねじ86を例えば4箇所に設けているので、固定ボルト56をこの4つの雌ねじ86のうちのいずれかに螺合させることによって、図20に示す刈込み具70の変更可能な角度α2、β2を変更することができる。 【0060】 次に、図20に示すように刈込み具70が取り付けられた刈込み装置71において、図13に示すように、この刈込み具70を取り外して草刈回転刃13を取り付ける手順を説明する。例えばまず、図25に示すように、固定ボルト56を外して角度設定板52を支持腕85から切り離し、そして軸継手28の雄側部28bを雌側部28aから取り外す。更に、図26に示すように、ナット33を雄ねじ部17bから外して雌側部28aを出力軸17から抜き取ると共に、ボルト55を外して回転止めブロック54を分割して、この回転止めブロック54をハンドルシャフト15から取り外す。しかる後に、図12及び図13に示すようにして、刈込み装置71の出力軸17に回転刃13を取り付ければよい。 【0061】 なお、図13に示すように、回転刃13が取り付けられた刈込み装置71において、この回転刃13を取り外して刈込み具70を取り付けるときは、上記と逆の手順で付け替えることができる。 【0062】 つまり、図25に示すように、出力軸17と刈込み具70の自在軸継手74とは、軸継手28の雌側部28aと雄側部28bとの嵌合によって連結されているので、雌側部28a及び雄側部28bを互いに嵌合したり、引き離すことによって、出力軸17と刈込み具70とを簡単に着脱することができるし、両者の芯合わせを簡単に行うことができる。これによって、第1実施形態と同様に、出力軸17に対する刈込み具70及び回転刃13の交換を簡単に行うことができる。 【0063】 上記のように構成された刈込み装置71によると、第1実施形態と同様に、例えば刈払機の出力軸17に取り付けられている回転刃13を取り外して、図20〜図22に示すように、このバリカン型の刈込み具70を出力軸17に取り付けて使用することができる。逆に、出力軸17に取り付けられている刈込み具70を取り外して、回転刃13を出力軸17に取り付けて使用することができる。よって、ハンドルシャフト15及びこのハンドルシャフト15に取り付けられている駆動部を、回転刃13を使用する場合と、刈込み具70を使用する場合とで共用して使用することができる。 【0064】 これ以外は、第1実施形態と同等の構成であり同様に作用するので、同等部分を同一の図面符号で示し、それらの詳細な説明を省略する。 【0065】 ただし、第2実施形態では、図14に示すように、複数の角度設定孔64を雌側支持部50bの周方向に沿って30°おきに設けたが、30°以外の角度ピッチで複数の角度設定孔64を設けてもよい。この角度設定孔64の角度ピッチで刈込み具61の角度を変更することができる。 【産業上の利用可能性】 【0066】 以上のように、本発明に係る刈払機用刈込み具及び刈込み装置は、用途に応じて回転刃及び刈込み具のうち所望のものを取り付けて使用することができると共に、刈込み具を使用するときは、刈込み刃の角度を変更することができるようにして、例えば生垣の上面や傾斜面を奇麗な平面に剪定することができる優れた効果を有し、このような刈払機用刈込み具及び刈込み装置等に適用するのに適している。 【図面の簡単な説明】 【0067】 【図1】この発明の第1実施形態に係る刈込み装置を示す正面図である。 【図2】同第1実施形態に係る刈込み装置を示す平面図である。 【図3】同第1実施形態に係る刈込み装置を示す右側面図である。 【図4】同第1実施形態の刈込み装置を示すA−A断面図である。 【図5】同第1実施形態の刈込み装置を示すB−B断面図である。 【図6】同第1実施形態に係る刈込み装置の下側回動ケースを取り外して見た動力伝達機構の部分断面底面図である。 【図7】同第1実施形態の第3軸、上側偏心カム及び下側偏心カムの構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は縦断面図である。 【図8】同第1実施形態の刈込み装置の刈込み具を上方に回動させた状態を示す正面図である。 【図9】同第1実施形態の刈込み装置の刈込み具を下方に回動させた状態を示す正面図である。 【図10】同第1実施形態の刈込み装置の刈込み具を出力軸から取り外した状態を示す正面図である。 【図11】同第1実施形態の刈込み装置の刈込み具と回転刃とを取り替える手順を説明するための図である。 【図12】同第1実施形態の刈込み装置の刈込み具と回転刃とを取り替える手順を説明するための図である。 【図13】同第1実施形態の刈込み装置に回転刃を取り付けた状態を示す正面図である。 【図14】この発明の第2実施形態に係る刈込み装置を示し、刈込み具の角度を変更可能な状態を示す正面図である。 【図15】同第2実施形態の刈込み装置を示し、刈込み具の角度を固定した状態を示す正面図である。 【図16】同第2実施形態の刈込み装置を示すC−C断面図である。 【図17】同第2実施形態に係る刈込み装置を示す右側面図である。 【図18】同第2実施形態に係る刈込み装置を示す平面図である。 【図19】同第2実施形態の刈込み装置を示すD−D断面図である。 【図20】この発明の第3実施形態に係る刈込み装置を示すE−E断面図である。 【図21】同第3実施形態の刈込み装置を示すF−F断面図である。 【図22】同第3実施形態の刈込み装置を示す平面図である。 【図23】同第3実施形態に係る刈込み装置の下側回動ケースを取り外して見た動力伝達機構の底面図であり、(a)は或る回転位置にあるカム機構を示し、(b)は他の回転位置にあるカム機構を示す。 【図24】同第3実施形態の刈込み装置の刈込み具を上下方向に回動させた状態を示す正面図である。 【図25】同第3実施形態の刈込み装置の刈込み具を出力軸から取り外した状態を示す正面図である。 【図26】同第3実施形態の刈込み装置の刈込み具と回転刃とを取り替える手順を説明するための図である。 【図27】従来の刈込み具を示す斜視図である。 【図28】同従来の刈込み具が取り付けられた刈込み装置を示す平面図である。 【図29】同従来の刈込み具の動力伝達機構を示すG−G断面図である。 【図30】同従来の刈込み具と出力軸との連結構造を示すH−H断面図である。 【符号の説明】 【0068】 12、61、70 刈払機用刈込み具 13 回転刃 14、62、71 刈込み装置 15 ハンドルシャフト 16 ギヤケース 17 出力軸 17a 大径段部 17b 雄ねじ部 18、72 動力伝達機構 19 上側刈込み刃 20 下側刈込み刃 21 刈込み刃の板状本体 22 刃部 22a 切刃 23 案内板 24、82 回動ケース 24a、82a 下側回動ケース 25、26、55、57 ボルト 27 スペーサ 28 軸継手 28a 雌側部 28b 雄側部 28c 下側開口部 29 第1軸(第1動力伝達軸) 30 第1固定側傘歯車 31 第1回動側傘歯車 32 カム機構 33 ナット 34 軸継手の凸部 35 軸継手の凹部 36、41、43、81、83 軸受 37 固定ケース 38 第2固定側傘歯車 39 第3固定側傘歯車 40、77 第2軸(第2動力伝達軸) 41、43、81、83 軸受 42 第3軸(第3動力伝達軸) 44 上側偏心カム 45 下側偏心カム 46 上側リンク 46a、47a カムホール 47 下側リンク 48 連結ピン 49、73 角度変更機構 50 回動支持部 50a 雄側支持部 50b 雌側支持部 51、63、84 角度設定部 52 角度設定板 52a 結合腕 52b 円弧状孔 53、85 支持腕 54 回転止めブロック 56 固定ボルト 60 ホルダ 64 角度設定孔 65 固定孔 66 固定ピン 67 レバー 68 枢支ピン 69 バネ 74 自在軸継手 75 小歯車 76 大歯車 78 第1ヨーク 79 十字形部材 80 第2ヨーク 86 雌ねじ
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| 【出願人】 |
【識別番号】592109950 【氏名又は名称】株式会社小林鉄工所
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| 【出願日】 |
平成17年9月26日(2005.9.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065868 【弁理士】 【氏名又は名称】角田 嘉宏
【識別番号】100106242 【弁理士】 【氏名又は名称】古川 安航
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| 【公開番号】 |
特開2007−82498(P2007−82498A) |
| 【公開日】 |
平成19年4月5日(2007.4.5) |
| 【出願番号】 |
特願2005−277630(P2005−277630) |
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