| 【発明の名称】 |
草刈機 |
| 【発明者】 |
【氏名】鮫島 和夫
【氏名】戸越 義和
【氏名】江崎 善幸
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| 【要約】 |
【課題】自走車体に昇降リンク22を介して連結された草刈装置20を、草刈装置20の底面側が車体前方向きになった上昇取り付け姿勢に楽に回動操作することができるようにする。
【解決手段】昇降リンク22と、草刈装置20の連結フレーム15に連結された支持フレーム40とにわたって弾機41を連結してある。支持リンク40がブラケット19にロックピン44によって回動不能に連結されると、弾機41が圧縮操作されて弾性復元力を発揮し、この弾性復元力が草刈装置10を上昇回動させる方向の操作力として草刈装置10に付与される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自走車体の前部に、上下駆動揺動自在な昇降リンクを介して昇降操作自在に草刈装置を連結し、 前記草刈装置が、前記昇降リンクに対して上昇回動して草刈装置の底面側が車体前方向きになった上昇取り付け姿勢と、前記昇降リンクに対して下降回動して草刈装置の底面側が車体下方向きになった下降取り付け姿勢とに切り換え自在に支持されている草刈機であって、 前記草刈装置を前記上昇取り付け姿勢に切り換える方向の操作力を草刈装置に付与する弾力発揮状態と、草刈装置に対する操作力付与を解除した作用解除状態とに切り換え自在な弾機を備えてある草刈機。 【請求項2】 前記草刈装置に回動自在に支持された回動自由状態と、前記草刈装置に回動不能に固定されたロック状態とに切り換え自在な支持リンクを備え、 前記弾機を前記昇降リンクと前記支持リンクとに連結するとともに、前記支持リンクが前記回動自由状態に切り換え操作されることによって、前記弾機が前記作用解除状態になり、前記支持リンクが前記ロック状態に切り換え操作されることによって、前記弾機が前記弾力発揮状態になるように構成してある請求項1記載の草刈機。 【請求項3】 前記弾機を弾性変形させるべく前記支持リンクを回動操作するバーハンドルを、前記支持リンクに対して脱着自在な状態で備えてある請求項2記載の草刈機。 【請求項4】 前記バーハンドルを保管する収納部を、前記草刈装置に設けてある請求項3記載の草刈機。 【請求項5】 前記草刈装置を前記上昇取り付け姿勢に固定するロックピンと、このロックピンのためのピン孔とを、草刈装置が上昇取り付け姿勢に切り換え操作されることによって位置合わせ状態になるように配置するともに、前記ロックピンを前記ピン孔に挿入付勢するロックばねを備えてある請求項1〜4のいずれか1項に記載の草刈機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、自走車体の前部に、上下駆動揺動自在な昇降リンクを介して昇降操作自在に草刈装置を連結し、前記草刈装置が、前記昇降リンクに対して上昇回動して草刈装置の底面側が車体前方向きになった上昇取り付け姿勢と、前記昇降リンクに対して下降回動して草刈装置の底面側が車体下方向きになった下降取り付け姿勢とに切り換え自在に支持されている草刈機に関する。 【背景技術】 【0002】 上記草刈機としては、従来、たとえば特許文献1に示されるものがあった。 特許文献1に示されるものにあっては、走行機体に昇降リンク9を介して草刈装置としてのモーアMを連結するとともに、昇降リンク9にリフトロッド10を介して連結されたリフトアーム8、昇降リンク9とモーアMの刈り刃ハウンジング2に連結された調節ロッド19を備え、リフトアーム8によって昇降リンク9を上下に揺動操作してモーアMを昇降操作する。昇降リンク9を上昇させてモーアMを持ち上げ、かつ、調節ロッド19による刈り刃ハウジング2と昇降リンク9の連結を外すと、刈り刃ハウジング2が枢支連結点Sのまわりで昇降リンク9に対して回動してほぼ立ち姿勢(上昇取り付け姿勢に相当)になり、刈り刃ハウジング2の底面2Aが前向きになるものである。 【0003】 つまり、この種の草刈機は、草刈装置を上昇取り付け姿勢に切り換えることにより、草刈装置を昇降リンクに連結したままにしながら、草刈装置の底面側を車体前方向きにして草刈装置の清掃や点検などを行うことができるものである。 【0004】 【特許文献1】特開平3−224402号公報(第9ページ、第5図) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 上記した従来の技術を採用しても、草刈装置の重心位置によっては、草刈装置の自重による回動だけでは、回動角が少なくて草刈装置の底面側が十分に前向きにならないことがある。また、草刈装置をさらに回動させてより上昇した取り付け姿勢にしようとしても、草刈装置によっては、重くて上昇回動しにくく、草刈装置の底面側を十分に前向きにできなくなることがあった。 【0006】 本発明の目的は、草刈装置を楽に上昇回動させて、草刈装置の底側を十分に前向きにすることができ、しかも、構造簡単に得ることができる草刈機を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本第1発明にあっては、自走車体の前部に、上下駆動揺動自在な昇降リンクを介して昇降操作自在に草刈装置を連結し、前記草刈装置が、前記昇降リンクに対して上昇回動して草刈装置の底面側が車体前方向きになった上昇取り付け姿勢と、前記昇降リンクに対して下降回動して草刈装置の底面側が車体下方向きになった下降取り付け姿勢とに切り換え自在に支持されている草刈機において、 前記草刈装置を前記上昇取り付け姿勢に切り換える方向の操作力を草刈装置に付与する弾力発揮状態と、草刈装置に対する操作力付与を解除した作用解除状態とに切り換え自在な弾機を備えてある。 【0008】 すなわち、弾機を作用解除状態に切り換えておけば、弾機による草刈装置に対しての操作力付与が行われず、草刈装置を下降取り付け姿勢に維持して支障なく作業を行うことができる。 【0009】 弾機を弾力発揮状態に切り換えると、草刈装置を上昇取り付け姿勢に切り換える方向の操作力が弾機によって草刈装置に付与され、弾機による援助操作を受けながら、草刈装置を上昇取り付け姿勢に切り換え操作することができる。 【0010】 従って、本第1発明によると、草刈装置の清掃や点検などの作業を行う際、弾機による援助操作を受ける分だけ楽に草刈装置を上昇させた取り付け姿勢に切り換えて、草刈装置の底面側を大きく前向きにして能率よく作業を行うことができる。しかも、弾機を弾力発揮状態と作用解除状態に切り換え自在に備えるだけの簡単な構造で済み、安価に得ることができる。 【0011】 本第2発明にあっては、本第1発明の構成において、前記草刈装置に回動自在に支持された回動自由状態と、前記草刈装置に回動不能に固定されたロック状態とに切り換え自在な支持リンクを備え、前記弾機を前記昇降リンクと前記支持リンクとに連結するとともに、前記支持リンクが前記回動自由状態に切り換え操作されることによって、前記弾機が前記作用解除状態になり、前記支持リンクが前記ロック状態に切り換え操作されることによって、前記弾機が前記弾力発揮状態になるように構成してある。 【0012】 すなわち、支持リンクを回動自由状態に切り換えると、弾機がたとえ弾性復元力を発揮しても、支持リンクが草刈装置に対して回動し、弾機の弾性復元力が草刈装置に対して及ばないように作用解除状態になる。支持リンクをロック状態に切り換えると、弾機の弾性復元力が支持リンクを介して草刈装置に対して及ぶように弾力発揮状態になるものである。 【0013】 従って、本第2発明によると、弾機を前記支持リンクを介して草刈装置に連結するだけの簡単な構造で済み、より安価に得ることができる。 【0014】 本第3発明にあっては、本第2発明の構成において、前記弾機を弾性変形させるべく前記支持リンクを回動操作するバーハンドルを、前記支持リンクに対して脱着自在な状態で備えてある。 【0015】 すなわち、支持リンクを揺動操作することによって弾機を弾性変形操作する。このとき、バーハンドルを支持リンクに装着し、バーハンドルの長さを利用して弾機を軽く弾性変形操作することができる。作業時には、バーハンドルを障害物にならないように外しておくことができるものである。 【0016】 従って、本第3発明によると、作業時にはバーハンドルが障害物にならないようにすることができるものでありながら、弾機を弾性変形操作する際、バーハンドルを使用して軽く弾性変形操作することができる。 【0017】 本第4発明にあっては、本第3発明の構成において、前記バーハンドルを保管する収納部を、前記草刈装置に設けてある。 【0018】 すなわち、作業時など、バーハンドルを収納部に装着して草刈装置に保管しておき、弾機を使用する際、バーハンドルを弾機の近くに位置する収納部から取り出して速やかに弾機を変形操作することができるものである。 【0019】 従って、本第4発明によると、作業時などバーハンドルを紛失などしないように保管することができながら、草刈装置の清掃や点検などの際、バーハンドルを弾機の近くから取り出して弾機を速やかに変形操作し、清掃や点検などの作業を能率よく行うことができる。 【0020】 本第5発明にあっては、本第1〜4発明のいずれか一つの構成において、前記草刈装置を前記上昇取り付け姿勢に固定するロックピンと、このロックピンのためのピン孔とを、草刈装置が上昇取り付け姿勢に切り換え操作されることによって位置合わせ状態になるように配置するともに、前記ロックピンを前記ピン孔に挿入付勢するロックばねを備えてある。 【0021】 すなわち、草刈装置を下降取り付け姿勢から回動操作して草刈装置が上昇取り付け姿勢に切り換わると、ロックピンとピン孔が位置合わせ状態になってロックピンがロックばねのためにピン孔に自ずと挿入され、草刈装置が上昇取り付け姿勢に固定される。 【0022】 従って、本第5発明によると、草刈装置の清掃や点検を行う際、草刈装置を上昇取り付け姿勢に切り換えるに伴って草刈装置が上昇取り付け姿勢に自ずと固定され、特別な固定手間を掛けなくとも、草刈装置を上昇取り付け姿勢に固定して容易に作業を行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0023】 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 図1,2に示すように、左右一対の駆動自在な前車輪1、左右一対の駆動及び操向操作自在な後車輪2、車体後部に設けたエンジン3が装備された原動部、この原動部の車体前方側近くに配置した運転座席4が装備された運転部、運転座席4の後側近くに位置したロプス6を備えた自走車体の前部に、車体フレームを構成している前部ミッションケース7から車体前方向きに延出されたリンク機構20を介して草刈装置10を連結するとともに、前記エンジン3からの駆動力が前記前部ミッションケース7に位置する動力取り出し軸7aから回転軸9を介して草刈装置10に伝達されるように構成して、乗用型草刈機を構成してある。 【0024】 この草刈機は、草刈りや芝刈り作業を行うものであり、リンク機構20の左右一対のリフトアーム21が上下に揺動操作されると、リンク機構20が前部ミッションケース7に対して上下に揺動操作されて草刈装置10を、接地ゲージ輪11が地面上に接地した下降作業状態と、接地ゲージ輪11が地面上から上昇した上昇非作業状態とに昇降操作する。草刈装置10を下降作業状態にして自走車体を走行させると、草刈装置10は、刈り刃ハウジング12の内部の車体横方向での複数箇所において車体上下向きの軸芯まわりで駆動回動されるブレード形の回転刈り刃13によって草や芝を切断し、刈り草や刈り芝を回転刈り刃13の回動によって発生した風によって刈り刃ハウジング12の内部を刈り刃ハウジング12の横一端側に位置する排出口12bに搬送し、この排出口12bから刈り刃ハウジング外に排出していく。 【0025】 図1,3などに示すように、前記リンク機構20は、前記前部ミッションケース7の下部の両横側から車体前方向きに上下揺動自在に延出された昇降リンク22、前記前部ミッションケース7の上部の両横側に上下揺動自在に支持された前記リフトアーム21、車体左側において前記リフトアーム21の先端部と前記昇降リンク22の中間部を連結しているリフトロッド23、車体右側において前記リフトアーム21の先端部と前記昇降リンク22の中間部を連結しているリフトロッド23を備えて構成してある。 【0026】 前記各リフトアーム21は、左右のリフトアーム21の基部を前部ミッションケース7に回動自在に連結している回転支軸21bを介して前部ミッションケース7の上部内に位置するリフトシリンダ24に連動されている。前記各昇降リンク22の先端部は、草刈装置10の刈り刃ハウジング12の上面側に位置する連結ブラケット16に車体横向きの軸芯P1まわりで相対回動自在に連結されている。各連結ブラケット16は、刈り刃ハウジング12の上面側に左右一対の連結板14を介して固定された連結フレーム15に固定されている。前記各昇降リンク22の途中部位と、草刈装置10の刈り刃ハウジング12の後部の上面側に固定されたブラケット17とに姿勢規制ロッド25が連結されている。 【0027】 図5に示すように、左側の昇降リンク22に連結されている前記姿勢規制ロッド25の下端側にも、右側の昇降リンク22に連結されている前記姿勢規制ロッド25の下端側にも、この姿勢規制ロッド25に固定のピンホルダー30に摺動自在に支持された連結ピン31、この連結ピン31を刈り刃ハウジング12の前記ブラケット17に挿入するように摺動付勢している連結ばね32、連結ピン31を連結ばね32に抗して摺動操作して前記ブラケット17から抜き外し操作するように連結ピン31の端部に備えさせた人為操作部33を設けてある。 【0028】 つまり、各姿勢規制ロッド25は、連結ピン31を刈り刃ハウジング12の前記ブラケット17に対して抜き挿しすることによって刈り刃ハウジング12の後側に連結したり、刈り刃ハウジング12の後側から外したりすることができるようになっており、刈り刃ハウジング12の後側の前記姿勢規制ロッド25による昇降リンク22に対する連結が解除されると、草刈装置10が前記軸芯P1まわりで昇降リンク22に対して上昇及び下降回動させることができるようになっている。 【0029】 すなわち、昇降リンク22を上昇操作し、かつ、各姿勢規制ロッド25を刈り刃ハウジング12のブラケット17から外した状態にすると、草刈装置10が軸芯P1まわりで昇降リンク22に対して上下回動するようになり、図6に示すように、草刈装置10を昇降リンク22に対して上昇回動させることにより、草刈装置10は、刈り刃ハウジング12の後側に位置する障害物乗り越え用のローラ18が接地部材になって地面上に立ち、刈り刃ハウジング12の開口12aが存在している草刈装置10の底面側が車体前方向きになった上昇取り付け姿勢になる。図4に示すように、草刈装置10を昇降リンク22に対して下降回動させることにより、草刈装置10は、刈り刃ハウジング12が昇降リンク22から垂下し、刈り刃ハウジング12の開口12aが存在している草刈装置10の底面側が車体下方向きになった下降取り付け姿勢になる。 【0030】 図3,7,10に示すように、前記連結フレーム15が備えるブラケット19に連結ピン40bを介して中間部が支持された支持リンク40を草刈装置10に設け、この支持リンク40の下端部と、前記一方の昇降リンク22に固設されたブラケット22aとにガススプリング41を連結してある。 【0031】 前記ガススプリング41は、昇降リンク22のブラケット22aに一端側が回動自在に支持されたシリンダチューブ41a、前記支持リンク40に一端側が回動自在に支持されたシリンダロッド41b、前記シリンダチューブ41aの内部に封入されたガス(図示せず)を備えて構成してある。 【0032】 シリンダロッド41bは、シリンダチューブ41aに摺動出退自在に内嵌されている。シリンダチューブ内の前記ガスは、シリンダロッド41bがシリンダチューブ41aに入り込むように短縮操作されるに伴ってシリンダロッド41bをシリンダチューブ41aから突出する側に摺動付勢した作用状態になるようにして封入されている。 これにより、ガススプリング41は、シリンダロッド41bがシリンダチューブ41aに入り込むように短縮操作されていくと、これに伴って弾性変形していき、シリンダロッド41bをシリンダチューブ41aから突出する側に摺動付勢する弾性復元力を蓄積していく。 【0033】 前記支持リンク40は、前記連結ピン40bの軸芯であって、前記左右の昇降リンク22の先端部がブラケット16に対して回動する前記軸芯P1と同一又はほぼ同一の軸芯まわりで回動するように前記ブラケット19に支持されている。図7に示すように、支持リンク40及びブラケット19にピン孔42,43を設け、図7(ロ)に示す如く両ピン孔42,43にロックピン44が装着されると、支持リンク40は、草刈装置10の連結フレーム15に回動不能に固定された状態に切り換わり、図7(イ)に示す如く前記ロックピン44が両ピン孔42,43から抜き外されると、支持リンク40は、草刈装置10の連結フレーム15に対して軸芯P1まわりで自由に回動する回動自由状態に切り換わるように構成してある。 【0034】 草刈装置10が昇降リンク22に対して前記下降取り付け姿勢にある状態において、支持リンク40が前記回動不能状態に切り換えられると、支持リンク40がガススプリング41を短縮操作し、かつ、ガススプリング41の弾性復元力が支持リンク40、ロックピン44を介してブラケット19に伝達される状態になることにより、ガススプリング41は、蓄積している弾性復元力を、草刈装置10を上昇取り付け姿勢に切り換える方向の操作力として、支持リンク40、ロックピン44を介して草刈装置10の連結フレーム15に付与する弾力発揮状態に切り換わるようになっている。 草刈装置10が昇降リンク22に対して前記下降取り付け姿勢にある状態であっても、支持リンク40が自由回動状態に切り換えられると、ガススプリング41が弾性復元力を発揮しても、この弾性復元力によって支持リンク40が回動操作されることにより、ガススプリング41は、草刈装置10に対する操作力付与を解除した作用解除状態に切り換わるようになっている。 【0035】 図7に示すように、前記支持リンク40は、この支持リンク40の上端側に設けたハンドル連結部40aに脱着自在なバーハンドル45を連結して操作するように構成してある。前記バーハンドル45は、角パイプ材によって構成してあり、バーハンドル45の一端側を支持リンク40の前記ハンドル連結部40aに外嵌させて支持リンク40の回動軸芯まわりで揺動操作することにより、支持リンク40がバーハンドル45と共に揺動して前記回動不能状態の位置になるように、かつ、支持リンク40がガススプリング41を短縮操作するように支持リンク40を揺動操作できるようになっている。 【0036】 図3に示すように、草刈装置10の刈り刃ハウジング12の横一端側の上方に、ロックピン51を備えたロック機構50を設けてある。 【0037】 図9に明示するように、ロック機構50は、連結フレーム15が有する前記ブラケット16の横側面がわに固定のピンホルダー52に摺動自在に支持された前記ロックピン51、このロックピン51に装着されたロックばね53、前記ブラケット16に連結されている前記昇降リンク22の先端部に設けたピン孔54を備えて構成してある。 【0038】 前記ロックピン51と前記ピン孔54とは、草刈装置10が昇降リンク22に対して上昇回動して前記上昇取り付け姿勢になると、これに伴ってロックピン51がピン孔54に入り込むことが可能な位置合わせ状態になるように配置してある。前記ロックばね53は、ロックピン51が備えるばね受け体51aに押圧作用することにより、ロックピン51をピン孔54に挿入する側に摺動付勢するようになっている。 【0039】 これにより、ロック機構50は、草刈装置10が昇降リンク22に対して上昇回動操作されて前記上昇取り付け姿勢になると、これに伴ってロックピン51をロックばね53によってピン孔54に挿入し、ブラケット16をロックピン51によって昇降リンク22に回動不能に固定することによって草刈装置10を上昇取り付け姿勢に固定するように作用したロック状態にロックばね51によって自ずと切り換わるようになっている。ロックピン51のピンホルダー52から突出している端部に設けた操作部55によってロックピン51をロックばね53に抗して摺動操作してピン孔54から抜き外すことにより、ロック機構50を草刈装置10の上昇取り付け姿勢への固定を解除したロック解除状態に切り換えることができる。 【0040】 つまり、草刈りや芝刈り作業を行う際、草刈装置10を刈り刃ハウジング12の後端側が一対の姿勢規制ロッド25によって左右の昇降リンク22に連結された状態にしておいて、リフトシリンダ24を操作する。すると、リフトシリンダ24が左右一対のリフトアーム21を一体に上下に揺動操作し、左側のリフトアーム21がリフトロッド23を介して左側の昇降リンク22を、右側のリフトアーム21がリフトロッド23を介して右側の昇降リンク22をそれぞれ上下に揺動駆動して各昇降リンク22の先端部が草刈装置10の連結フレーム15に昇降作用する。これにより、草刈装置10が前記下降作業状態に下降したり、前記上昇非作業状態に昇降したりする。このとき、各昇降リンク22の中間部が姿勢規制ロッド25を介して刈り刃ハウジング12の後側を支持作用することにより、草刈装置10は、刈り刃ハウジング12の開口12aが存在する底面側が車体下方向きになった作業用の連結姿勢を維持した状態で下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降する。 このとき、支持リンク41を回動自由状態に切り換えておく。すると、ガススプリング41が作用解除状態になり、ゲージ輪11及びローラ18が地面上の凹部に入り込んだり、凸部に乗り上がったりした際、草刈装置10が軸芯P1まわりで揺動昇降する。 【0041】 草刈装置10の刈り刃ハウジング12の内部を清掃や点検する作業を行う際、図7(イ)に示すように、昇降リンク22を下降操作し、草刈装置10を草刈装置10の底面側が車体下方向きになった下降取り付け姿勢で昇降リンク22に支持されるとともにゲージ輪11で地面上に接地した状態にする。次に、図7(ロ)に示すように、支持リンク41に連結したバーハンドル45を揺動操作し、ガススプリング41を短縮操作してガススプリング41に弾性復元力を蓄積させるとともに支持リンク40にロックピン44を装着して支持リンク40を回動不能なようにロック状態に切り換えて、ガススプリング41を弾力発揮状態に切り換える。この後、図8に示すように、昇降リンク22を上昇操作して草刈装置10の連結フレーム15を持ち上げさせる。このとき、一対の姿勢規制ロッド25を刈り刃ハウジング12のブラケット17から外しておいて、刈り刃ハウジング12の後側と昇降リンク22との連結が解除された状態にしておき、草刈装置10の連結フレーム15が持ち上げ操作されると、草刈装置10を軸芯P1まわりで昇降リンク22に対して上昇回動するように回動操作し、刈り刃ハウジング12がローラ18を接地部材にして地面上に立った上昇取り付け姿勢にする。このとき、ガススプリング41が弾性復元力を発揮し、この弾性復元力が草刈装置10を上昇取り付け姿勢に切り換える方向の操作力として支持リンク40を介して草刈装置10に付与される。これにより、ガススプリング41による援助操作のために、草刈装置10を上昇取り付け姿勢に楽に回動操作することができる。草刈装置10が上昇取り付け姿勢になると、草刈装置10の刈り刃ハウジング12の開口12aが車体前方向きなり、刈り刃ハウジング12の内部の清掃や点検などの作業が車体前方側から行いやすくなる。草刈装置10が上昇取り付け姿勢になったとき、ロック機構50のロックピン51がロックばね53によって昇降リンク22のピン孔54に挿入されてロック機構50がロック状態に自ずと切り換わっており、草刈装置10を振動や重量によって上昇取り付け姿勢から姿勢変化しないようにロック機構50によって上昇取り付け姿勢に固定させながら作業を行うことができる。 【0042】 図3に示すように、支持リンク40から取り外された前記バーハンドル45のための収納部60を、草刈装置10の刈り刃ハウジング12の上面側の前記連結フレーム15の近くに設けてある。 【0043】 図10に明示するように、前記収納部60は、連結フレーム15の前記ブラケット19に固定された係止片61、連結フレーム15に支持されたキャッチャー62を備えて構成してある。 【0044】 つまり、収納部60は、バーハンドル45の一端部を係止片61に外嵌させて係止させ、バーハンドル45の中間部をキャッチャー62に嵌め込んで挟持させることにより、ハンドルバー45を連結フレーム15の前記ブラケット19と16の間に連結フレーム15に沿った収納姿勢にして保管するようになっている。 【0045】 〔別実施例〕 前記ガススプリング41に替えてコイルスプリングなどを採用して実施しても、本発明の目的を達成することができるのであり、ガススプリング41、コイルスプリングなどを総称して弾機41と呼称する。 【図面の簡単な説明】 【0046】 【図1】乗用型草刈機全体の側面図 【図2】乗用型草刈機全体の平面図 【図3】草刈装置の平面図 【図4】草刈装置の側面図 【図5】姿勢規制ロッドの脱着構造の断面図 【図6】草刈装置の上昇取り付け姿勢での側面図 【図7】(イ)は、弾機の作用解除状態での側面図、(ロ)は、弾機の弾力発揮状態での側面図 【図8】草刈装置の上昇要領を示す側面図 【図9】ロック機構の断面図 【図10】収納部の平面図 【符号の説明】 【0047】 10 草刈装置 22 昇降リンク 40 支持リンク 41 弾機 45 バーハンドル 51 ロックピン 53 ロックばね 54 ピン孔 60 収納部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成17年6月27日(2005.6.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2007−110(P2007−110A) |
| 【公開日】 |
平成19年1月11日(2007.1.11) |
| 【出願番号】 |
特願2005−186629(P2005−186629) |
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