| 【発明の名称】 |
散布装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】八木沢 啓一
【氏名】池内 善活
【氏名】吉村 茂樹
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| 【要約】 |
【課題】第1繰出回転体で繰り出す被散布物の量と第2繰出回転体で繰り出す被散布物の量とが異なる不具合を防止できる散布装置を提供する。
【解決手段】散布装置2は、被散布物を収容する収容手段11と、収容手段11内の被散布物を繰り出す繰出手段12とを具備する。繰出手段12は、第1回転軸21と、第1回転軸21と同軸上に位置する第2回転軸22と、第1回転軸21を回転させる第1電動モータ23と、第2回転軸22を回転させる第2電動モータ24とを備える。繰出手段12は、第1回転軸21とともに回転して第1収容体13内の被散布物を繰り出す第1繰出回転体26と、第2回転軸22とともに回転して第2収容体14内の被散布物を繰り出す第2繰出回転体27とを備える。繰出手段12は、連結状態となって第1回転軸21と第2回転軸22とを連結し、非連結状態となって第1回転軸21と第2回転軸22との連結を解除する連結手段31を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被散布物を収容する収容手段と、 この収容手段内の被散布物を繰り出す繰出手段とを具備し、 前記繰出手段は、 第1回転軸と、 この第1回転軸と同軸上に位置する第2回転軸と、 前記第1回転軸を回転させる第1駆動体と、 前記第2回転軸を回転させる第2駆動体と、 前記第1回転軸に設けられ、この第1回転軸とともに回転して前記収容手段内の被散布物を繰り出す第1繰出回転体と、 前記第2回転軸に設けられ、この第2回転軸とともに回転して前記収容手段内の被散布物を繰り出す第2繰出回転体と、 連結状態となって前記第1回転軸と前記第2回転軸とを連結し、非連結状態となって前記第1回転軸と前記第2回転軸との連結を解除する連結手段と を備えることを特徴とする散布装置。 【請求項2】 被散布物を収容する収容手段と、 この収容手段内の被散布物を繰り出す繰出手段とを具備し、 前記繰出手段は、 第1回転軸と、 この第1回転軸と同軸上に位置する第2回転軸と、 前記第1回転軸を回転させる第1駆動体と、 前記第2回転軸を回転させる第2駆動体と、 前記第1回転軸に設けられ、この第1回転軸とともに回転して前記収容手段内の被散布物を繰り出す第1繰出回転体と、 前記第2回転軸に設けられ、この第2回転軸とともに回転して前記収容手段内の被散布物を繰り出す第2繰出回転体と、 前記第1回転軸の回転速度を検出する第1センサと、 前記第2回転軸の回転速度を検出する第2センサと、 前記第1センサからの検出信号および前記第2センサからの検出信号に基づいて前記第1駆動体および前記第2駆動体を制御する制御手段と を備えることを特徴とする散布装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、第1繰出回転体にて繰り出される被散布物の量と第2繰出回転体にて繰り出される被散布物の量とが異なる不具合を防止できる散布装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、例えば肥料等の被散布物を収容する収容手段とこの収容手段内の被散布物を繰り出す繰出手段とを具備し、この繰出手段が、第1回転軸と、この第1回転軸と同軸上に位置する第2回転軸と、第1回転軸を回転させる第1駆動モータと、第2回転軸を回転させる第2駆動モータと、第1回転軸に設けられこの第1回転軸とともに回転して収容手段内の被散布物を繰り出す第1繰出回転体と、第2回転軸に設けられこの第2回転軸とともに回転して収容手段内の被散布物を繰り出す第2繰出回転体とを備えた施肥装置等の散布装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開平4−27308号公報(第2図、第3図) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上記従来の散布装置では、第1回転軸および第2回転軸の各々に対する負荷のかかり具合の違いや、第1駆動モータと第2駆動モータとの製作上における誤差等によって、第1繰出回転体にて繰り出される被散布物の量と、第2繰出回転体にて繰り出される被散布物の量とが異なってしまうという問題がある。 【0004】 本発明は、このような点に鑑みなされたもので、第1繰出回転体にて繰り出される被散布物の量と第2繰出回転体にて繰り出される被散布物の量とが異なる不具合を防止できる散布装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 請求項1記載の散布装置は、被散布物を収容する収容手段と、この収容手段内の被散布物を繰り出す繰出手段とを具備し、前記繰出手段は、第1回転軸と、この第1回転軸と同軸上に位置する第2回転軸と、前記第1回転軸を回転させる第1駆動体と、前記第2回転軸を回転させる第2駆動体と、前記第1回転軸に設けられ、この第1回転軸とともに回転して前記収容手段内の被散布物を繰り出す第1繰出回転体と、前記第2回転軸に設けられ、この第2回転軸とともに回転して前記収容手段内の被散布物を繰り出す第2繰出回転体と、連結状態となって前記第1回転軸と前記第2回転軸とを連結し、非連結状態となって前記第1回転軸と前記第2回転軸との連結を解除する連結手段とを備えるものである。 【0006】 請求項2記載の散布装置は、被散布物を収容する収容手段と、この収容手段内の被散布物を繰り出す繰出手段とを具備し、前記繰出手段は、第1回転軸と、この第1回転軸と同軸上に位置する第2回転軸と、前記第1回転軸を回転させる第1駆動体と、前記第2回転軸を回転させる第2駆動体と、前記第1回転軸に設けられ、この第1回転軸とともに回転して前記収容手段内の被散布物を繰り出す第1繰出回転体と、前記第2回転軸に設けられ、この第2回転軸とともに回転して前記収容手段内の被散布物を繰り出す第2繰出回転体と、前記第1回転軸の回転速度を検出する第1センサと、前記第2回転軸の回転速度を検出する第2センサと、前記第1センサからの検出信号および前記第2センサからの検出信号に基づいて前記第1駆動体および前記第2駆動体を制御する制御手段とを備えるものである。 【発明の効果】 【0007】 請求項1に係る発明によれば、連結状態となって第1回転軸と第2回転軸とを連結し、非連結状態となって第1回転軸と第2回転軸との連結を解除する連結手段を備えるため、第1回転軸の回転速度と第2回転軸の回転速度とを一致させることができ、よって、第1繰出回転体にて繰り出される被散布物の量と第2繰出回転体にて繰り出される被散布物の量とが異なる不具合を防止できる。 【0008】 請求項2に係る発明によれば、第1センサからの検出信号および第2センサからの検出信号に基づいて第1駆動体および第2駆動体を制御する制御手段を備えるため、第1回転軸の回転速度と第2回転軸の回転速度とを一致させることができ、よって、第1繰出回転体にて繰り出される被散布量と第2繰出回転体にて繰り出される被散布物の量とが異なる不具合を防止できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 本発明の散布装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。 【0010】 図2において、1は走行車であるトラクタ(図示せず)の後部に3点リンク(作業機昇降装置)を介して連結される牽引式の耕耘作業機で、この耕耘作業機1の上部には散布装置(施肥播種機)2がフレームパイプ4等からなる支持手段3を介して設けられている。 【0011】 耕耘作業機1は、トラクタの後部に3点リンクを介して連結される機体6と、機体6に設けられ回転しながら耕耘作業をする耕耘体7と、機体6の耕耘カバー部の後端部にゴム板8を介して設けられ耕耘体7の後方位置で圃場面に追従するように上下方向に回動しながら整地作業をする整地体9とを備えている。 【0012】 散布装置2は、例えば多条施肥または多条播種する施肥播種機で、図1に示すように、肥料や種子等の粉状或いは粒状の被散布物を収容するホッパー手段である収容手段11と、この収容手段11の下部側に設けられ収容手段11内の被散布物を所定量ずつ繰り出す繰出手段12とを具備している。 【0013】 収容手段11は、左右方向に沿って並設され被散布物を収容する複数の収容体、すなわち例えば第1収容体13および第2収容体14を備えている。第1収容体13および第2収容体14は、いずれも下部に複数、例えば2つの回転体収容部15を有しており、図2に示されるように各回転体収容部15の下端部に散布口16が形成され、その散布口16にホース17の上端部が接続されている。 【0014】 繰出手段12は、図1ないし図3に示すように、軸方向が左右方向に一致する長手状の6角棒からなる繰出軸である第1回転軸21と、この第1回転軸21と同軸上に位置し軸方向が左右方向に一致する長手状の6角棒からなる繰出軸である第2回転軸22と、第1回転軸21の外端側に接続され第1回転軸21を回転させる第1駆動体である第1電動モータ23と、第2回転軸22の外端側に接続され第2回転軸22を回転させる第2駆動体である第2電動モータ24とを備えている。 【0015】 第1回転軸21は、第1収容体13の2つの回転体収容部15を貫通するように水平状に配設され、この第1回転軸21の回転体収容部15内に位置する2箇所の部分には、第1回転軸21とともに回転して収容手段11の第1収容体13内の被散布物を所定量ずつ繰り出す第1繰出回転体(繰出ロール)26がそれぞれ設けられている。また、第2回転軸22は、第2収容体14の2つの回転体収容部15を貫通するように水平状に配設され、この第2回転軸22の回転体収容部15内に位置する2箇所の部分には、第2回転軸22とともに回転して収容手段11の第2収容体14内の被散布物を所定量ずつ繰り出す第2繰出回転体(繰出ロール)27がそれぞれ設けられている。 【0016】 なお、第1繰出回転体26および第2繰出回転体27は、収容手段11の回転体収容部15内に回転可能に配設され、その外周面部には肥料等の被散布物が入り込む複数の凹部28が周方向に間隔をおいて形成されている(図3参照)。 【0017】 また、繰出手段12は、第1電動モータ23および第2電動モータ24の作動時に連結状態となって第1回転軸21と第2回転軸22とを連結し、非連結状態となって第1回転軸21と第2回転軸22との連結を解除する連結手段31を備えている。連結手段31は、操作レバー32の回動操作によって連結状態と非連結状態とに選択的に切り換え可能となっている。 【0018】 連結手段31は、図4(a)および(b)に示すように、例えば連結状態時に第1回転軸21の対向端部である内端部および第2回転軸22の対向端部である内端部の両方と嵌合し、非連結状態時に第1回転軸21の内端部および第2回転軸22の内端部のいずれか一方のみ、例えば第1回転軸21の内端部のみと嵌合する嵌合連結部材(クラッチ)33にて構成されている。 【0019】 嵌合連結部材33は、一方側に形成され第1回転軸21の内端部と嵌合する第1嵌合孔部34と、他方側に形成され第2回転軸22の内端部と嵌合する第2嵌合孔部35とを有している。また、嵌合連結部材33は、中央部に段部36を有し、この段部36に操作レバー32の先端部が回転自在に取り付けられている。そして、嵌合連結部材33は、操作レバー32の回動操作に基づく第1回転軸(第2回転軸22)21の軸方向に沿った移動により、図4(a)に示す連結状態と図4(b)に示す非連結状態とに選択的に切り換えられるようになっている。 【0020】 次に、上記一実施の形態の動作等を説明する。 【0021】 耕耘作業機1をトラクタの後部に3点リンクを介して連結し、トラクタの走行により耕耘作業機1および散布装置2を移動させると、耕耘体7にて耕耘作業が行なわれるとともに、整地体9にて整地作業が行なわれる。 【0022】 また同時に、散布装置2にて被散布物の散布作業が行なわれる。すなわち連結手段31の連結状態時には、第1回転軸21と第2回転軸22とが連結手段31である嵌合連結部材33にて互いに連結され、左右の両回転軸21,22が回転差なく同じ回転速度で同期回転する。このため、例えば第1収容体13内の被散布物および第2収容体14内の被散布物は、第1繰出回転体26および第2繰出回転体27によって第1収容体13内および第2収容体14内から繰り出され、ホース17を通って圃場に均一に散布される。 【0023】 なお、連結手段31の非連結状態時には、第1回転軸21と第2回転軸22との連結が解除されている。このため、例えば第1回転軸21のみが回転して第1収容体13内の被散布物のみが散布されたり、第2回転軸22のみが回転して第2収容体14内の被散布物のみが散布されたりする場合もある。また、種類の異なる被散布物を第1収容体13と第2収容体14とにそれぞれ収容し、第1回転軸21の回転速度と第2回転軸22の回転速度とを異ならせてそれぞれの散布量を調整する場合もある。 【0024】 そして、このような散布装置2によれば、連結状態となって第1回転軸21と第2回転軸22とを連結し、非連結状態となって第1回転軸21と第2回転軸22との連結を解除する機械的な同期手段としての連結手段31を備えるため、第1回転軸21の回転速度と第2回転軸22の回転速度とを一致させることができ、よって、第1繰出回転体26にて繰り出される被散布物の量と第2繰出回転体27にて繰り出される被散布物の量とが異なる不具合を防止でき、圃場全体にわたって均一な散布作業を行なうことができる。 【0025】 次に、本発明の散布装置の他の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、上記一実施の形態と同一の構成部分については同一符号を付し、その説明を省略する。 【0026】 図5に示す散布装置2の繰出手段12は、第1回転軸21の外端部近傍に配設され第1回転軸21の回転速度を検出する第1センサ41と、第2回転軸22の外端部近傍に配設され第2回転軸22の回転速度を検出する第2センサ42と、第1センサ41からの検出信号および第2センサ42からの検出信号に基づいて、第1回転軸21の回転速度と第2回転軸21の回転速度とが一致するように第1電動モータ23および第2電動モータ24を個々に制御する制御手段(コントローラ)43とを備えている。図5に示されるように、第1センサ41、第2センサ42、第1電動モータ23および第2電動モータ24が、制御手段43に配線44を介して電気的に接続されている。 【0027】 そして、この図5に示す散布装置2であっても、制御手段43の制御により第1回転軸21の回転速度と第2回転軸22の回転速度とを一致させることができ、よって、第1繰出回転体26にて繰り出される被散布物の量と第2繰出回転体27にて繰り出される被散布物の量とが異なる不具合を防止でき、圃場全体にわたって均一な散布作業を行なうことができる。 【0028】 また、この実施の形態では、2個の電動モータ23,24と2個のセンサ41,42とを有する構成について説明したが、例えば図6に示すように、4個の電動モータつまり第1電動モータ23、第2電動モータ24、第3電動モータ51および第4電動モータ52と、4個のセンサつまり第1センサ41、第2センサ42、第3センサ53および第4センサ54とを有する構成でもよい。 【0029】 第3電動モータ51は、第1回転軸21と同軸上に位置する第3回転軸61を回転させるもので、この第3回転軸61の回転速度が第3センサ53にて検出される。第4電動モータ52は、第1回転軸21と同軸上に位置する第4回転軸62を回転させるもので、この第4回転軸62の回転速度が第4センサ54にて検出される。4個の電動モータ23,24,51,52および4個のセンサ41,42,53,54が制御手段43に配線44を介して電気的に接続されている。 【0030】 そして、この図6に示す散布装置2であっても、制御手段43の制御により第1回転軸21の回転速度と第2回転軸22の回転速度と第3回転軸61の回転速度と第4回転軸62の回転速度とを一致させることができ、よって、第1繰出回転体26にて繰り出される被散布物の量と第2繰出回転体27にて繰り出される被散布物の量とが異なる不具合を防止でき、圃場全体にわたって均一な散布作業を行なうことができる。 【0031】 なお、例えば3個の電動モータとそれに対応した3個のセンサとを有する構成や、5個以上の電動モータとそれに対応した5個以上のセンサとを有する構成等でもよい。 【0032】 また、収容手段11は、左右2分割された第1収容体13および第2収容体14を有するものには限定されず、連続した1つの収容体からなるものや、4分割或いはそれ以上に分割されたもの等でもよい。 【図面の簡単な説明】 【0033】 【図1】本発明の一実施の形態に係る散布装置の概略背面図である。 【図2】同上散布装置および耕耘作業機の側面図である。 【図3】同上散布装置の部分側面図である。 【図4】同上散布装置の連結手段を示す図で、(a)が連結手段の連結状態時の図であり、(b)が連結手段の非連結状態時の図である。 【図5】本発明の他の実施の形態に係る散布装置の概略背面図である。 【図6】本発明のさらに他の実施の形態に係る散布装置の概略背面図である。 【符号の説明】 【0034】 2 散布装置 11 収容手段 12 繰出手段 21 第1回転軸 22 第2回転軸 23 第1駆動体である第1電動モータ 24 第2駆動体である第2電動モータ 26 第1繰出回転体 27 第2繰出回転体 31 連結手段 41 第1センサ 42 第2センサ 43 制御手段
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| 【出願人】 |
【識別番号】000188009 【氏名又は名称】松山株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年5月26日(2006.5.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062764 【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 襄
【識別番号】100092565 【弁理士】 【氏名又は名称】樺澤 聡
【識別番号】100112449 【弁理士】 【氏名又は名称】山田 哲也
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| 【公開番号】 |
特開2007−312705(P2007−312705A) |
| 【公開日】 |
平成19年12月6日(2007.12.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−146786(P2006−146786) |
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