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【発明の名称】 植え替え用具
【発明者】 【氏名】須長 英男

【要約】 【課題】鉢植えをした植物を鉢から取り出すために当該鉢に植え込まれている植物を素手で引っ張ると、当該植物の根に付着した土が当該鉢と密着しているため当該植物に大きな牽引力が加わり、最悪の場合は当該植物が引きちぎれてしまう場合がある。また当該植物を引っ張らずにフォーク型園芸具で土を掘り起こす場合、フォークの歯が直線的であるために上に持ち上げた場合の引っかかりが弱く、植木鉢が深い場合には当該植物を引き出すのは容易ではない。

【解決手段】櫛状の歯の先端が柄のある側とは反対側に反り返っている熊手を使用する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
櫛状の歯の先端が柄のある側とは反対側に反り返っていることを特徴とする熊手。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は農業または園芸をするための農具に関し、特に鉢植えをした植物を鉢から取り出すための農具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、鉢植えをした植物を鉢から取り出すためには、鉢の内側の縁の土をシャベルで掘り起こした上で、当該鉢と当該鉢に植え込まれている植物とを素手で引っ張るか、フォーク型園芸具で掘り起こすことが一般的である。
【特許文献1】特許公開平11−262302号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
鉢植えをした植物を鉢から取り出すために当該鉢に植え込まれている植物を素手で引っ張ると、当該植物の根に付着した土が当該鉢と密着しているため当該植物に大きな牽引力が加わり、最悪の場合は当該植物が引きちぎれてしまう場合がある。
【0004】
また当該植物を引っ張らずにフォーク型園芸具で土を掘り起こす場合、フォークの歯が直線的であるために上に持ち上げた場合の引っかかりが弱く、植木鉢が深い場合には当該植物を引き出すのは容易ではない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
櫛状の歯の先端が柄のある側とは反対側に反り返っている熊手を使用する。
【発明の効果】
【0006】
鉢植えをした植物を鉢から取り出す場合、本発明を鉢の内側の縁に沿って土の中に押し込み、十分押し込んだところで更に本発明の柄を当該鉢の側壁に向かって押す。
【0007】
これにより、本発明の歯の先端には、当該鉢の上部を支点にした梃子の原理により当該植物の根を土の中から持ち上げる力が生じる。
【0008】
更に本発明全体を真上に引き上げるように柄に引き上げる力を加えることにより、当該植物は根本から引き出される。
【0009】
本発明は、鉢に植え込まれた植物を根本から持ち上げるため、当該植物の茎などにダメージを与えることはない。
【0010】
なお特許文献1記載の技術は、柄の途中から湾曲した構造であるため、鉢植した植物の植え替え作業において本発明と同様の効果を与えることはない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1に本発明の最良の実施形態の右側面図を示す。
【0012】
図1中、1は歯であり、2は柄であり、3はゴム製パッドである。
【0013】
図2に本発明の最良の実施形態の正面図を示す。
【0014】
図2に示す通り、歯1は1aおよび1bおよび1cの3つの歯より構成されており、それぞれは櫛状に配列している。
【0015】
更に歯1aおよび1bおよび1cは、上から見て円弧上に配列する。
【0016】
図3に、本発明の最良の実施形態の作用を示す。
【0017】
図3中、4は植木鉢であり、5は土であり、6は植物であり、7は植物6の根であり、8は柄2に加えた力の想像線である。
【0018】
図3に示す通り、本発明を使用するときには、まず柄2を持ち、歯1の歯先を植木鉢4の縁に当て、更に柄2に上から下に力8を加え、歯1の歯先を土5に突き刺す。
【0019】
柄2に力8を加えることで歯1は土5の中にどんどんめり込むが、歯1の先端が反っているため歯1は土5の中を反りの方向に進んで行く。
【0020】
このため歯1は土5の中を植木鉢4の中心に向かって進み、最終的には歯1の先端は植物6の真下に達する。
【0021】
図4に本発明の最良の実施形態の作用を説明する。
【0022】
図4は、本発明の歯1の全体が土5の中に入り込み、植木鉢4の上部がゴム製パッド3に当たっている状態を示す。
【0023】
当該状態で柄2の先端を植木鉢4の側壁に近づけるように力9を加えると、植木鉢4の上部とゴム製パッド3の接点を支点にした梃子の原理により、歯1に根7を持ち上げる力が生じる。
【0024】
これにより土5内に亀裂が生じ、根7を持ち上げ易い状態となる。
【0025】
また柄2の先端が植木鉢4の上部より低くなるため、力9を加えた状態で更に本発明全体を真上に持ち上げる力10を加えることができ、これにより更に容易に植物6を根7ごと持ち上げることが可能となる。
【0026】
上述の通り本発明では植物6を根7から持ち上げるため、植物6の地上部へのダメージは皆無である。
【0027】
またシャベル等より根7を持ち上げる作用が大きく、その分効率的な植え替え作業をすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の最良の実施形態の右側面図である。
【図2】本発明の最良の実施形態の正面図である。
【図3】本発明の最良の実施形態の作用を示す図である。
【図4】本発明の最良の実施形態の作用を説明する図である。
【符号の説明】
【0029】
1,1a,1b,1c 歯
2 柄
3 ゴム製パッド
4 植木鉢
5 土
6 植物
7 植物6の根
8 柄2に加えた力の想像線
9 柄2に加えた力の想像線
10 柄2に加えた力の想像線
【出願人】 【識別番号】305025887
【氏名又は名称】須長 英男
【出願日】 平成18年4月22日(2006.4.22)
【代理人】
【公開番号】 特開2007−289034(P2007−289034A)
【公開日】 平成19年11月8日(2007.11.8)
【出願番号】 特願2006−118595(P2006−118595)