| 【発明の名称】 |
田植機の予備苗台構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥村 健
【氏名】土井 邦夫
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| 【要約】 |
【課題】不要に長い支柱を機体に備えることなく、必要に応じて予備苗台の台数を変更することができる構造簡単な予備苗台構造を提供する。
【解決手段】田植機Aの予備苗台構造200は、機体5に立設されるベースフレーム210と、予備苗台50を支持可能なユニットフレーム220であって、ベースフレーム210に着脱自在に連結可能とされたユニットフレーム220とを備え、ユニットフレーム220は、下段に位置する他のユニットフレーム220に対しても着脱自在に連結可能とされている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体に立設されるベースフレームと、予備苗台を支持可能なユニットフレームであって、前記ベースフレームに着脱自在に連結可能とされたユニットフレームとを備え、前記ユニットフレームは、下段に位置する他のユニットフレームに対しても着脱自在に連結可能とされていることを特徴とする田植機の予備苗台構造。 【請求項2】 前記ユニットフレームは、予備苗台を機体幅方向外方側及び内方側の双方において支持し得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の田植機の予備苗台構造。 【請求項3】 前記ベースフレームは、予備苗台を支持し得るように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の田植機の予備苗台構造。 【請求項4】 前記ベースフレーム及び/又は前記ユニットフレームは、前記予備苗台を機体前後方向にスライド可能に支持していることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の田植機の予備苗台構造。 【請求項5】 予備苗台を支持する支持部材であって、前記ベースフレーム及び/又は前記ユニットフレームに着脱自在に連結される支持部材を備え、 前記支持部材は、前記予備苗台を略水平状態とさせる使用位置と前記予備苗台を略垂直姿勢とさせる格納位置とをとり得るように、対応する前記ベースフレーム又は前記ユニットフレームに機体前後方向に沿った枢支軸回り揺動可能とされていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の田植機の予備苗台構造。 【請求項6】 前記支持部材は、前記使用位置から前記枢支軸回りに上方へ揺動されることで前記格納位置をとると共に、使用位置側当接部材及び格納位置側当接部材とそれぞれ当接することで前記使用位置及び前記格納位置を超えて揺動しないように構成されており、 基端部が対応する前記ベースフレーム又は前記ユニットフレームに連結され且つ先端部が前記支持部材に連結された付勢部材が前記支持部材を前記格納位置側当接部材に向けて付勢することで該支持部材が前記格納位置に係止されるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の田植機の予備苗台構造。 【請求項7】 前記付勢部材は、前記支持部材が前記格納位置から前記使用位置へ揺動する間の中間位置に位置する際に付勢力が最大となるように配置されていることを特徴とする請求項6に記載の田植機の予備苗台構造。 【請求項8】 前記ベースフレームは機体前後方向に離間配置された前ベース支柱及び後ベース支柱を有し、 前記ユニットフレームは前記前ベース支柱及び前記後ベース支柱に対応した前支柱及び後支柱と、該前支柱及び後支柱の間を連結する連結支柱とを有していることを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の田植機の予備苗台構造。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は田植機に関し、詳しくは、田植機に適用される予備苗台構造に関する。 【背景技術】 【0002】 田植機に付設される予備苗台構造として、機体に複数の支柱を立設し、該複数の支柱に予備苗台及びスペースを交互に挿入させるように構成したものが提案されている(下記特許文献1参照)。 斯かる予備苗台構造は、前記予備苗台を前記支柱に対して脱着できる為、機体の移送運搬時等においては該機体に前記支柱だけが取り付けられた状態とすることができ、運搬用スペースの省スペース化が図れるとされている。 【0003】 しかしながら、前記従来の予備苗台構造においては、機体に立設された支柱にスペーサを介して予備苗台を挿入させる構成である為、前記支柱は、想定される予備苗台の数量に応じて予め設定される高さに固定されることになる。 従って、例えば、前記支柱が最大で4つの予備苗台を装着可能な高さに設定されている場合には、5つ以上の予備苗台を装着することは不可能であるし、又、実際には2つの予備苗台分の予備苗で十分である場合には、不要な高さを有する前記支柱の上方部分が視界を遮る等の不都合が生じ得る。 【特許文献1】特開平5−153822号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明は、前記従来技術に鑑みなされたものであり、不要に長い支柱を機体に備えることなく、必要に応じて予備苗台の台数を変更することができる構造簡単な予備苗台構造の提供を、一の目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、前記目的を達成するために、機体に立設されるベースフレームと、予備苗台を支持可能なユニットフレームであって、前記ベースフレームに着脱自在に連結可能とされたユニットフレームとを備え、前記ユニットフレームは、下段に位置する他のユニットフレームに対しても着脱自在に連結可能とされていることを特徴とする田植機の予備苗台構造を提供する。 【0006】 好ましくは、前記ユニットフレームは、予備苗台を機体幅方向外方側又は内方側において支持し得るように構成され得る。さらに好ましくは、前記ユニットフレームは、予備苗台を機体幅方向外方側及び内方側の双方において支持し得るように構成され得る。 【0007】 好ましくは、前記ベースフレームは、予備苗台を支持し得るように構成され得る。この場合、前記ベースフレームは、予備苗台を機体幅方向外方側又は内方側において支持し得るように構成され得る。さらに好ましくは、前記ベースフレームは、予備苗台を機体幅方向外方側及び内方側の双方において支持し得るように構成され得る。 【0008】 何れにしても、前記ベースフレーム及び/又は前記ユニットフレームは、前記予備苗台を機体前後方向にスライド可能に支持していることが好ましい。 【0009】 本発明に係る田植機の予備苗台構造の具体的態様としては、予備苗台を支持する支持部材であって、前記ベースフレーム及び/又は前記ユニットフレームに着脱自在に連結される支持部材を備え、前記支持部材は、前記予備苗台を略水平状態とさせる使用位置と前記予備苗台を略垂直姿勢とさせる格納位置とをとり得るように、対応する前記ベースフレーム又は前記ユニットフレームに機体前後方向に沿った枢支軸回り揺動可能とされている態様を例示できる。 この場合、前記支持部材は、前記使用位置から前記枢支軸回りに上方へ揺動されることで前記格納位置をとるようにしてもよいし、前記使用位置から前記枢支軸回りに下方へ揺動されることで前記格納位置をとるようにしてもよい。 【0010】 斯かる態様において、好ましくは、前記支持部材は、前記使用位置から前記枢支軸回りに上方へ揺動されることで前記格納位置をとると共に、使用位置側当接部材及び格納位置側当接部材とそれぞれ当接することで前記使用位置及び前記格納位置を超えて揺動しないように構成されており、基端部が対応する前記ベースフレーム又は前記ユニットフレームに連結され且つ先端部が前記支持部材に連結された付勢部材が前記支持部材を前記格納位置側当接部材に向けて付勢することで該支持部材が前記格納位置に係止されるように構成され得る。 【0011】 さらに好ましくは、前記付勢部材は、前記支持部材が前記格納位置から前記使用位置へ揺動する間の中間位置に位置する際に付勢力が最大となるように配置され得る。 【0012】 又、本発明に係る田植機の予備苗台構造において、前記ベースフレームは機体前後方向に離間配置された前支柱及び後支柱を有していてもよい。この場合、前記ユニットフレームは前記前ベース支柱及び前記後ベース支柱に対応した前支柱及び後支柱と、該前支柱及び後支柱の間を連結する連結支柱とを有していてもよい。 【発明の効果】 【0013】 本発明に係る田植機の予備苗台構造によれば、予備苗台を支持可能な前記ユニットフレームは、前記機体に立設される前記ベースフレームに着脱自在に連結可能とされるので、該ベースフレームを不要に長くしなくてもよい。さらに、前記ユニットフレームは、下段に位置する他のユニットフレームに対しても着脱自在に連結可能とされているので、前記ユニットフレームを任意の段数に増設でき、これにより、必要に応じて予備苗台の台数を変更することができる。 さらに、前記ベースフレームを不要に長くしなくてもよいので、視界を良好に確保できると共に、機体の全高を低くでき、例えば、田植機の輸送時や納屋格納時に邪魔になり難い。 【0014】 又、前記ユニットフレームは、予備苗台を機体幅方向外方側及び内方側の双方において支持している場合には、支持される予備苗台の台数をそれだけ増やすことができる。例えば、同じ台数の予備苗台を機体幅方向外方側又は内方側において支持する場合に比べ、前記ユニットフレームの段数を少なく(換言すれば、前記ユニットフレーム全体の高さを低く)することができる。 【0015】 又、前記ベースフレームは、予備苗台を支持し得るように構成されている場合には、支持される予備苗台の台数をさらに増やすことができる。 【0016】 又、前記ベースフレーム及び/又は前記ユニットフレームは、前記予備苗台を機体前後方向にスライド可能に支持している場合には、例えば、苗継ぎ時に前記予備苗台を畦に近い位置に移動させることができ、これにより、苗継ぎ作業の労力軽減を図ることができる。さらに、支持される上下段の予備苗台について、予備苗を載置する際或いは取り出す際に上段に位置する予備苗台が邪魔にならないように、該予備苗台を機体前後方向に関し異なる位置に位置させることができる。これにより、予備苗台に対する予備苗の載置或いは取り出し作業性を向上させることができる。 【0017】 又、予備苗台を支持する支持部材であって、前記ベースフレーム及び/又は前記ユニットフレームに着脱自在に連結される支持部材を備え、前記支持部材は、前記予備苗台を略水平状態とさせる使用位置と前記予備苗台を略垂直姿勢とさせる格納位置とをとり得るように、対応する前記ベースフレーム又は前記ユニットフレームに機体前後方向に沿った枢支軸回り揺動可能とされている場合には、機体の全幅を小さくでき、例えば、田植機の圃場からの移動時やトラック輸送時、納屋格納時等に邪魔になり難い。 【0018】 斯かる場合において、前記支持部材は、前記使用位置から前記枢支軸回りに上方へ揺動されることで前記格納位置をとると共に、且つ、使用位置側当接部材及び格納位置側当接部材とそれぞれ当接することで前記使用位置及び前記格納位置を超えて揺動しないように構成されており、基端部は対応する前記ベースフレーム又は前記ユニットフレームに連結され且つ先端部は前記支持部材に連結された付勢部材が前記支持部材を前記格納位置側当接部材に向けて付勢することで該支持部材が前記格納位置に係止されるように構成されている場合には、前記支持部材の前記使用位置及び前記格納位置でのオーバーランをぞれぞれ防止できると共に、前記支持部材が前記付勢部材によって前記格納位置に確実に保持され得る。 【0019】 そして、前記付勢部材は、前記支持部材が前記格納位置から前記使用位置へ揺動する間の中間位置に位置する際に付勢力が最大となるように配置されている場合には、前記支持部材が該付勢部材によって前記使用位置に確実に保持され得る。 【0020】 又、前記ベースフレームは機体前後方向に離間配置された前ベース支柱及び後ベース支柱を有し、前記ユニットフレームは前記前ベース支柱及び前記後ベース支柱に対応した前支柱及び後支柱と、該前支柱及び後支柱の間を連結する連結支柱とを有している場合には、前記連結支柱によって、前記前支柱及び前記後支柱の強度を向上させることができ、例えば、前記前支柱及び前記後支柱のひずみ、変形を有効に防止することが可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 以下、本発明に係る実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。 図1は、本実施の形態に係る予備苗台構造200が適用された田植機Aの側面図である。 【0022】 まず、図1を参照しつつ、前記田植機Aの全体構成について説明する。 該田植機Aは、作業車本機1と、該作業車本機1の後方に付設される植付装置3と、前記植付装置3の前方に位置するように前記作業車本機1の後部に付設される施肥ユニット100とを備えている。 【0023】 前記作業車本機1は、図1に示すように、機体フレーム5と、該機体フレーム5の前部に載置される駆動源6と、該駆動源6に作動連結された状態で該駆動源6の後方に配設されるミッションケース8と、該ミッションケース8の機体幅方向両側に配設された一対のフロントアクスルケース9と、該一対のフロントアクスルケース9に前車軸10Aを介してそれぞれ支持された一対の水田走行用前輪10と、前記ミッションケース8の後部に連結フレーム11を介して連結されるリヤアクスルケース12と、該リヤアクスルケース12の機体幅方向両側に後車軸13Aを介して支持された一対の水田走行用後輪13とを備えている。 【0024】 さらに、該作業車本機1は、前記駆動源6を覆うボンネット7と、前記ミッションケース8を覆うように前記機体フレーム5上に張設された車体カバー14と、前記車体カバー14上に備えられた運転席21と、前記運転席21の前方で且つ前記ボンネット7の後部に配設された操向ハンドル20と、前記ボンネット7の機体幅方向両側に設けられた前記予備苗台構造200及び収納構造300とを備えている。 【0025】 前記車体カバー14は、前記ボンネット7の機体幅方向両側に配置された補助ステップ15と、前記ボンネット7の後方に配置された主ステップ16とを備えている。前記補助ステップ15及び前記主ステップ16でステップ台30を構成している。 【0026】 前記植付装置3は、植付ケース38と、苗載台33と、該苗載台33に載置された苗マットを下方へ搬送させ得るように該苗載台33に装着された苗送りベルト(図示せず)と、前記植付ケース38に回転可能に支持されたロータリケース31と、該ロータリケース31に支持された爪ケース32であって、植付爪を有する爪ケース32とを備えている。 【0027】 本実施の形態においては、前記植付装置3は、1条分の苗マットを載置可能な1条用苗載台33が機体幅方向に6台並設された6条用とされている。 前記植付ケース38の機体幅方向両側に前記ロータリケース31が一対設けられている。 即ち、本実施の形態においては、前記植付装置3は、2条用の植付ケース38を3台有し、且つ、前記ロータリケース31を6台有している。 【0028】 前記植付装置3は、前記作業車本機1に設けられた植付用PTO軸(図示せず)に作動連結される植付入力軸(図示せず)を有する植付駆動ケース26と、機体幅方向に延びるように前記植付駆動ケース26に連結された横パイプケースであって、前記植付入力軸に作動連結される植付駆動軸が内挿された横パイプケース(図示せず)と、前記横パイプケースに立設された左右一対のサイドフレーム34と、前記左右一対のサイドフレーム34の上部間を連結するように機体幅方向に延びるローリングフレーム(図示せず)とをさらに備えている。 【0029】 さらに、前記植付装置3は、前記植付ケース38の下方に配設されたセンターフロート35及びサイドフロート36を有している。 【0030】 斯かる構成の植付装置3は、前記機体フレーム5と前記植付駆動ケース26との間に介挿された昇降リンク機構2を介して、前記作業車本機1に対して昇降自在に連結されている。 詳しくは、該昇降リンク機構2は、前記機体フレーム5と前記植付駆動ケース26との間に延びる昇降リンク27と、該昇降リンク27と前記連結フレーム11の間に介挿された昇降用油圧シリンダ(図示せず)とを有している。 斯かる構成を備えることにより、前記田植機Aは、前記昇降用油圧シリンダを進退動作させることにより、前記植付装置3は作業車本機1に対して昇降されるようになっている。 【0031】 図2は、予備苗台50を支持した前記予備苗台構造200の全体構成を示す斜視図である。又、図3,図4,図5及び図6は、それぞれ、前記予備苗台構造200を示す分解斜視図,正面図,側面図及び平面図である。 なお、前記予備苗台構造200は、例えば、前記田植機Aの機体幅方向(図中Y方向)一方側Y1(ここでは機体前後方向(図中X方向)前方X1に向かって左側、以下単に左側という)又は機体幅方向Y他方側Y2(ここでは前方X1に向かって右側、以下単に右側という)の少なくとも一方側に設けられ得る。本実施の形態においては、前記予備苗台構造200は、前記田植機Aの左側Y1及び右側Y2の両側に設けられている。 左右の予備苗台構造200は実質的に同じ構成をしており、図3乃至図6では、左側の予備苗台構造200のみを示し、右側の予備苗台構造200は図示を省略している。後述する図7乃至図9についても同様である。 又、前記予備苗台構造200に支持される予備苗台50は、図3においては、図示を省略している。 【0032】 次に、前記予備苗台構造200について詳述する。 前記予備苗台構造200は、図2乃至図6に示すように、機体(ここでは前記機体フレーム5)に立設されるベースフレーム210と、予備苗台50を支持可能なユニットフレーム220であって、前記ベースフレーム210に着脱自在に連結可能とされたユニットフレーム220とを備えている。 そして、前記ユニットフレーム220は、図示の例では1段構成としたが、下段に位置する他のユニットフレーム220に対しても着脱自在に連結可能とされている(換言すれば、前記ユニットフレーム220が多段構成可能とされている)。 斯かる構成を備えた予備苗台構造200によれば、予備苗台50を支持可能な前記ユニットフレーム220は、前記機体フレーム5に立設される前記ベースフレーム210に着脱自在に連結可能とされるので、該ベースフレーム210を不要に長くしなくてもよい。さらに、前記ユニットフレーム220は、下段に位置する他のユニットフレーム220に対しても着脱自在に連結可能とされているので、前記ユニットフレーム220を任意の段数に増設でき、これにより、必要に応じて予備苗台50の台数を変更することができる。 さらに、前記ベースフレーム210を不要に長くしなくてもよいので、視界を良好に確保できると共に、機体の全高を低くでき、例えば、田植機Aの輸送時や納屋格納時に邪魔になり難い。 【0033】 好ましくは、前記ベースフレーム210は、予備苗台50を支持し得るように構成され得る。 斯かる構成を備えた予備苗台構造では、支持される予備苗台50の台数をさらに増やすことができる。 【0034】 さらに説明すると、本実施の形態では、前記予備苗台構造200は、予備苗台50を支持する支持部材230であって、前記ベースフレーム210及び前記ユニットフレーム220に着脱自在に連結される支持部材230を備えている。 前記支持部材230は、前記予備苗台50を略水平状態とさせる使用位置(図2の左側及び図3,図4(a),図5及び図6参照)と前記予備苗台50を略垂直姿勢とさせる格納位置(図2の右側及び図4(b)参照)とをとり得るように、対応する前記ベースフレーム210又は前記ユニットフレーム220に機体前後方向Xに沿った枢支軸P回り揺動可能とされている。 斯かる構成を備えた予備苗台構造200によれば、機体の全幅を小さくでき、例えば、田植機Aの圃場からの移動時やトラック輸送時、納屋格納時等に邪魔になり難い。 【0035】 図7は、前記支持部材230が、前記使用位置と前記格納位置とをとり得るように、対応する前記ベースフレーム210及び前記ユニットフレーム220に機体前後方向Xに沿った枢支軸P回り揺動可能とされる状態を説明する為の正面図であって、図7(a)は、前記支持部材230が前記使用位置に位置している状態を示す図であり、図7(b)は、前記支持部材230が前記格納位置に位置している状態を示す図である。 なお、図7では、機体前後方向X前方側の状態を示しているが、後方側の状態も同様の構成をしており、ここでは図示を省略している。 【0036】 図7に示すように、前記支持部材230は、前記使用位置(図7(a)参照)から前記枢支軸P回りに上方へ揺動されることで前記格納位置(図7(b)参照)をとるように構成されている。又、前記支持部材230は、使用位置側当接部材510及び格納位置側当接部材520とそれぞれ当接することで前記使用位置及び前記格納位置を超えて揺動しないように構成されている。 そして、基端部241が対応する前記ベースフレーム210又は前記ユニットフレーム220に連結され且つ先端部242が前記支持部材230に連結された付勢部材240(ここでは、巻きバネ)が前記支持部材230を前記格納位置側当接部材520に向けて付勢することで該支持部材230が前記格納位置に係止されるように構成されている。 斯かる構成を備えた予備苗台構造200では、前記支持部材230の前記使用位置及び前記格納位置でのオーバーランをそれぞれ防止できると共に、前記支持部材230が前記付勢部材240によって前記格納位置に確実に保持され得る。 【0037】 詳しくは、前記付勢部材240は、前記支持部材230が前記格納位置から前記使用位置へ揺動する間の中間位置に位置する際に付勢力が最大となるように配置されている。 換言すれば、前記付勢部材240は、前記支持部材230が前記使用位置に位置している状態において(図7(a)参照)、前記基端部241の前記ベースフレーム210又は前記ユニットフレーム220との係合点241aと、前記先端部242の前記支持部材230との係合点242aとを結ぶ直線αを基準にして前記枢支軸Pが上方に位置し、且つ、前記支持部材230が前記格納位置に位置している状態において(図7(b)参照)、前記直線αを基準にして前記枢支軸Pが下方に位置するように配置されている。 斯かる構成では、前記支持部材230が該付勢部材240によって前記使用位置に確実に保持され得る。 【0038】 本実施の形態においては、前記ベースフレーム210は、図3に示すように、機体前後方向Xに離間配置された前ベース支柱211及び後ベース支柱212を有している。 又、前記ユニットフレーム220は、前記前ベース支柱211及び前記後ベース支柱212に対応した前支柱221及び後支柱222と、該前支柱221及び後支柱222の間を連結する連結支柱223(ここでは複数の連結支柱223)とを有している。 斯かる構成では、前記連結支柱223によって、前記前支柱221及び前記後支柱222の強度を向上させることができ、例えば、前記前支柱221及び前記後支柱222のひずみ、変形を有効に防止することが可能となる。 又、前記ベースフレーム210は、さらに、前記前ベース支柱211及び前記後ベース支柱212の間を連結するベース連結支柱213(ここでは複数のベース連結支柱213)を有している。この場合、前記ベース連結支柱213によって、前記前ベース支柱211及び前記後ベース支柱212の強度を向上させることができ、例えば、前記前ベース支柱211及び前記後ベース支柱212のひずみ、変形を有効に防止することが可能となる。 【0039】 さらに具体的に説明すると、前記ベースフレーム210において、前記前ベース支柱211及び前記後ベース支柱212は、それぞれ、基端部211a,212aが前記機体フレーム5に連結され、該基端部211a,212aから機体幅方向Y外方に延びると共に、途中で上方へ略直角に延びている。 前記ベース連結支柱213は、上下一対のものとされており、上側のベース連結支柱213は前記前ベース支柱211及び前記後ベース支柱212の先端部211b,212bに架設され、且つ、下側のベース連結支柱213は前記前ベース支柱211及び前記後ベース支柱212の上下方向中間部に架設されている。 【0040】 又、前記ユニットフレーム220において、前記連結支柱223は、上下一対のものとされており、下側の連結支柱223は前記前支柱221及び前記後支柱222の下端部221a,222aに架設され、且つ、上側の連結支柱223は前記前支柱221及び前記後支柱222の上端部221b,222bに架設されている。 【0041】 斯かる構成の前記ベースフレーム210及び前記ユニットフレーム220において、前記上下一対のベース連結支柱213及び前記上側の連結支柱223は、何れも機体前後方向Xに離間配置された左右一対の取付板250を有している。 【0042】 詳しくは、前記前ベース支柱211及び前記後ベース支柱212は、何れも棒状のものとされている。前記前支柱221及び前記後支柱222も、何れも棒状のものとされている。 前記上下一対のベース連結支柱213及び前記上側の連結支柱223は、何れも機体前後方向X視L字状の屈曲部材からなっており、機体前後方向Xに延びる一方側のステー部213a,223aが機体幅方向Y内方側に向くように略垂直に配設され、且つ、機体前後方向Xに延びる他方側のステー部213b,223bが上方側を向くように略水平に配設されている。 又、前記左右一対の取付板250は、何れも前記上下一対のベース連結支柱213及び前記上側の連結支柱223の内側面に略垂直に固着されている。 【0043】 前記左右一対の取付板250は、図7に示すように、何れも機体前後方向Xに貫通する貫通孔251を有しており、この貫通孔251に前記枢支軸Pが該枢支軸P回り回動自在に挿通されている。そして、該枢支軸Pに前記支持部材230が設けられている。 【0044】 前記上下一対のベース連結支柱213及び前記上側の連結支柱223は、何れも前記使用位置側当接部材510及び前記格納位置側当接部材520を兼ねている。 即ち、前記上下一対のベース連結支柱213及び前記上側の連結支柱223は、何れも前記他方側のステー部213b,223b下面が前記使用位置側当接部材510として作用し、前記他方側のステー部213b,223b端面が前記格納位置側当接部材520として作用している。 そして、前記支持部材230は、前記使用位置を超えて揺動しないように前記他方側のステー部213b,223b下面510と当接する第1当接部230aと、前記格納位置を超えて揺動しないように前記他方側のステー部213b,223b端面520と当接する第2当接部230bとを有している。 【0045】 又、前記付勢部材240は、前記支持部材230が前記格納位置から前記使用位置へ揺動する間の中間位置に位置する際に付勢力が最大となるように、前記基端部241が前記他方側のステー部213b,223bに係止され且つ前記先端部242が前記支持部材230の機体前後方向Xに延びる延在部233に係止されている。 【0046】 本実施の形態においては、前記ベースフレーム210及び前記ユニットフレーム220は、前記予備苗台50を機体前後方向Xにスライド可能に支持している。 斯かる構成を備えた予備苗台構造では、例えば、苗継ぎ時に前記予備苗台50を畦に近い位置に移動させることができ、これにより、苗継ぎ作業の労力軽減を図ることができる。さらに、支持される上下段の予備苗台50について、図5及び図6に示すように、予備苗を載置する際或いは取り出す際に上段に位置する予備苗台50が邪魔にならないように、該予備苗台50を機体前後方向Xに関し異なる位置に位置させることができる。これにより、予備苗台50に対する予備苗の載置或いは取り出し作業性を向上させることができる。 【0047】 図8は、前記予備苗台構造200を斜め下から視た斜視図である。 図3及び図8に示すように、前記支持部材230は、機体前後方向Xに離間配置された前支持部231及び後支持部232と、該前支持部231及び後支持部232の間を連結する連結支持部233とを有しており、ここでは、前記前支持部231,前記後支持部232及び前記連結支持部233が単一の板状体によって一体形成されている。 【0048】 図5,図6及び図8に示すように、前記予備苗台50は、機体前後方向X前方X1に位置する前方スライド位置と、機体前後方向X後方X2に位置する後方スライド位置とをとり得るように前記支持部材230に支持されている。 詳しくは、前記予備苗台50は、前記支持部材230における前記連結支持部233にスライド自在に支持されるガイド部51と、前記枢支軸Pにスライド自在に支持される基端部52とを有しており、前記基端部52の外側端面52aと、前記取付板250の内側端面250aとが当接することで、前記前方スライド位置及び前記後方スライド位置を超えた移動が規制されるようになっている。 【0049】 前記ユニットフレーム220は、本実施の形態では、予備苗台50を機体幅方向Y外方側において支持し得るように構成されているが、それに限定されるものではなく、図9に示すように、機体幅方向Y外方側及び内方側の双方において支持し得るように構成されていてもよい。 斯かる構成を備えた予備苗台構造では、支持される予備苗台50の台数をそれだけ増やすことができる。例えば、同じ台数の予備苗台50を機体幅方向外方側又は内方側において支持する場合に比べ、前記ユニットフレーム220の段数を少なく(換言すれば、前記ユニットフレーム220全体の高さを低く)することができる。 【図面の簡単な説明】 【0050】 【図1】図1は、本実施の形態に係る予備苗台構造が適用された田植機の側面図である。 【図2】図2は、予備苗台を支持した予備苗台構造の全体構成を示す斜視図である。 【図3】図3は、予備苗台構造を示す分解斜視図である。 【図4】図4は、予備苗台構造を示す正面図であって、図4(a)は、支持部材が使用位置に位置している状態を示す図であり、図4(b)は、支持部材が格納位置に位置している状態を示す図である。 【図5】図5は、予備苗台構造を示す側面図である。 【図6】図6は、予備苗台構造を示す平面図である。 【図7】図7は、支持部材が、使用位置と格納位置とをとり得るように、対応するベースフレーム及びユニットフレームに機体前後方向に沿った枢支軸回り揺動可能とされる状態を説明する為の正面図であって、図7(a)は、支持部材が使用位置に位置している状態を示す図であり、図7(b)は、支持部材が格納位置に位置している状態を示す図である。 【図8】図8は、予備苗台構造を斜め下から視た斜視図である。 【図9】図9は、ユニットフレームが予備苗台を機体幅方向外方側及び内方側の双方において支持し得るように構成されている状態を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0051】 5…機体 50…予備苗台 200…予備苗台構造 210…ベースフレーム 211…前ベース支柱 212…後ベース支柱 220…ユニットフレーム 221…前支柱 222…後支柱 223…連結支柱 240…付勢部材 241…付勢部材の基端部 242…付勢部材の先端部 510…使用位置側当接部材 520…格納位置側当接部材 A…田植機 P…枢支軸 X…機体前後方向 Y…機体幅方向
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006781 【氏名又は名称】ヤンマー株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年2月24日(2006.2.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100109427 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴木 活人
【識別番号】100114410 【弁理士】 【氏名又は名称】大中 実
【識別番号】100108992 【弁理士】 【氏名又は名称】大内 信雄
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| 【公開番号】 |
特開2007−222091(P2007−222091A) |
| 【公開日】 |
平成19年9月6日(2007.9.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−48051(P2006−48051) |
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