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【発明の名称】 肥料等の散布機
【発明者】 【氏名】小笠原 敬士

【氏名】甲地 重春

【氏名】戸舘 裕紀

【要約】 【課題】従来肥料を落下させ散布するタイプの肥料散布機において、片側散布、両側散布が可能な構成のものは、構造が複雑で1つのシャッター板開閉手段又は1つの電動作動装置により散布量を調節することができない問題点があった。

【解決手段】フレーム1と、フレーム1に固定され底面21に複数肥料落下口22を設けたホッパー2と、ホッパー底面21に摺動して肥料落下口22を開閉可能な複数のシャッター板3と、それぞれのシャッター板3を走行方向左右に開閉させるようにシャッター板3に係脱自在に係合される回動アーム4と、回動アーム4を回動させるシャッター板開閉手段5と、操縦席から操作可能位置に回動アーム4とシャッター板3との係合状態の係脱切換え動作を行う切換え手段6とを有する肥料等の散布機による。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームと、フレームに固定され底面に複数肥料落下口を設けたホッパーと、ホッパー底面に摺動して肥料落下口を開閉可能な複数のシャッター板と、それぞれのシャッター板を走行方向左右に開閉させるようにシャッター板に係脱自在に係合される回動アームと、回動アームを回動させるシャッター板開閉手段と、操縦席から操作可能位置に回動アームとシャッター板との係合状態の係脱切換え動作を行う切換え手段とを有することを特徴とする肥料等の散布機。
【請求項2】
フレームと、フレームに固定され左右に長い底面に複数肥料落下口を設けたホッパーと、ホッパー底面に摺動して肥料落下口を開閉可能な左右分割される2つのシャッター板と、それぞれのシャッター板を走行方向左右に開閉させるようにシャッター板に係脱自在に係合される左右の回動アームと、左右の回動アームを回動させる1つのシャッター板開閉手段と、操縦席から操作可能位置に左右の回動アームとシャッター板との係合状態の係脱切換え動作を行う切換え手段とを有し、
それぞれ回動アームは、回動板とシャッター板係合部とからなり、それぞれの回動板は連結ロッドで連結されてシャッター板開閉部の作動により同時に回動するとともに、それぞれのシャッター板係合部はそれぞれの切換え手段により、それぞれのシャッター板の係合突起とそれぞれ独立して係脱自在であり、
シャッター板開閉手段の作動により左右のシャッター板を同時に開閉可能であるとともに、切換え手段により左右の選択する一方のシャッター板のみを開閉することが可能であることを特徴とする肥料等の散布機。
【請求項3】
回動アームが、回動板とシャッター板係合部とからなり、シャッター板係合部が、シャッター板の下方に突設された係合突起を左右両側から挟持するような左右挟持部からなるコ字状体からなるとともに、左右の挟持部の一つが上下に回動可能で他の一つが回動板に固定されている請求項1又は請求項2に記載の肥料等の散布機。
【請求項4】
シャッター板開閉手段が、1つの電動作動装置を有するシャッター板開閉手段である請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の肥料等の散布機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、トラクタの後部に装着して圃場に石灰等の土壌改良材や化学肥料等を散布するライムソワー、すなわち肥料等の散布機に関する。詳細には肥料を落下させて散布するタイプの肥料等の散布機に関する。この明細書、特許請求の範囲、要約書において使用する「肥料」という単語は、石灰等の土壌改良材、化学肥料、その他の有機肥料を含む意味で使用する。
【背景技術】
【0002】
肥料等の散布機は、トラクタの後部に装着されて牽引されつつ圃場に石灰等の土壌改良材や化学肥料等を散布する装置であり、一般的にホッパー等に入れた石灰等の土壌改良材や化学肥料を、ホッパー底面に設けられた孔から圃場に落下させていた。
【0003】
通常ホッパー本体の底面に設けられた多数の散布孔と、その底面とスライド可能で多数のスライド孔を有するスライド板を設け、ホッパー底面の散布孔とスライド板のスライド孔を合致させることにより石灰等の土壌改良材の散布が可能になり、又散布孔をスライド板面で狭くしたり塞ぐことにより散布量を変化させたり散布を停止させていた。
【0004】
例えば、実公平5−41609号公報(従来技術1)には、「ホッパーaと、左右のシャッター3a、3bと、各別に作動アーム4a、4bを連繋し、それら作動アームを各別に作動させる左右のシフトアーム6a、6bと、操作杆d、規制板g、規制板gに設けられる左右及び中央のガイド溝7a、7b、7c」等を有する肥料散布機の記載がある。
【0005】
そして従来技術1の「左右のシャッター3a、3b」の開閉作動は、第6図にあるように「規制板gの左右及び中央のガイド溝7a、7b、7c」に一本の「操作杆d」を「傾斜回動」又は直立させて、左右のシフトアーム6a、6bを回動させ作動アーム4a、4bを回動させそれに連結する左右のシャッター3a、3bが個々に開閉する構成である。
【0006】
また、特開平11−127647号公報(従来技術2)の肥料散布機には、「フレーム1、ホッパー2、底板7の固定散布孔8、左右のシャッター板10LRの可動散布孔11、操作レバー3等」を有し、操作レバー3に連結するロッド14、ロッド14に連結し左右に長いリンク15、左右に対称に配置した一対のクランク16、16により左右のシャッター板10L、10Rを作動している構造の開示がある。
【0007】
更に、実公平8−3230号公報(従来技術3)には「肥料等をアジテーター6にて繰り出す肥料散布機において、ホッパー5の底板5b下面に、手動のハンドル24により左右に摺動する散布量調節シャッター15を設け、該散布量調節シャッター15の下面に開閉シャッター16を配置し、該開閉シャッター16は遠隔操作可能な駆動モーター30の回転により上下方向に回動され、散布量調節シャッター15の落下孔15aを下方から閉鎖すべく構成したことを特徴とする肥料散布機のシャッター」の開示がある。
【特許文献1】実公平5−41609号公報(従来技術1)
【特許文献2】特開平11−127647号公報(従来技術2)
【特許文献3】実公平8−3230号公報(従来技術3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来技術1及び2には、散布孔を有し左右長手方向に長い底面を有するホッパーの底面に左右にスライドして個々に移動可能なシャッター板を有する肥料散布機の開示がある。しかし従来技術1の「左右のシャッター3a、3b」の開閉作動は、第6図にあるように「規制板gの左右及び中央のガイド溝7a、7b、7c」に一本の「操作杆d」を「傾斜回動」又は直立させて行い左右のシャッター3a、3bが個々に開閉する構成であるため、構造が複雑となり製造コストが嵩むという課題があった。
【0009】
更に従来技術1は、左右のシャッター3a、3bを作動させる2つの作動アーム4a、4bを回動させるために、それぞれ2つのシフトアーム6a、6bが連結が必要であった。そのため、電動作動装置を取り付け電動作動装置による作動を選択する場合は、2つの電動作動装置が必要になり高価となり作業が複雑になる欠点があった。
【0010】
また、従来技術2は、「操作レバー3に連結するロッド14、ロッド14に連結し左右に長いリンク15、左右に対称に配置した一対のクランク16、16により左右のシャッター板10L、10R」が互いに逆側に開閉する。そして、片側散布する場合は、シフトレバー19を切換えて散布しない側のアーム部160の遊端側を嵌合凹部191に嵌合させて左右に動かないようにし、散布する側のみを左右に動かして行う構成である。しかし従来技術2の「切換え機構」は、操縦者が操縦席より降りて切換え作業をする必要があるとともに、リンク部分が複雑でリンク節も多く、各リンク節部のガタツキ等から操作レバー3のレスポンスも劣り、シャッター開度量の調節にも誤差が生じやすい等の問題があった。
【0011】
更に従来技術3の「肥料散布機のシャッター」は、「手動のハンドル24により左右に摺動する散布量調節シャッター15」のため、作業者は操縦席から降りて散布量調節の作業を行う必要があるとともに、作業が手作業であり散布量の調整などに困難性があった。また散布量調節シャッター15が分割された構成でないため、片側散布は、右又は左の開閉シャッター16を開閉して行う必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するため、フレームと、フレームに固定され底面に複数肥料落下口を設けたホッパーと、ホッパー底面に摺動して肥料落下口を開閉可能な複数のシャッター板と、それぞれのシャッター板を走行方向左右に開閉させるようにシャッター板に係脱自在に係合される回動アームと、回動アームを回動させるシャッター板開閉手段と、操縦席から操作可能位置に回動アームとシャッター板との係合状態の係脱切換え動作を行う切換え手段とを有することを特徴とする肥料等の散布機を提案する。
【0013】
また、フレームと、フレームに固定され左右に長い底面に複数肥料落下口を設けたホッパーと、ホッパー底面に摺動して肥料落下口を開閉可能な左右分割される2つのシャッター板と、それぞれのシャッター板を走行方向左右に開閉させるようにシャッター板に係脱自在に係合される左右の回動アームと、左右の回動アームを回動させるシャッター板開閉手段と、操縦席から操作可能位置に左右の回動アームとシャッター板との係合状態の係脱切換え動作を行う切換え手段とを有し、
それぞれ回動アームは、回動板とシャッター板係合部とからなり、それぞれの回動板は連結ロッドで連結されてシャッター板開閉部の作動により同時に回動するとともに、それぞれのシャッター板係合部はそれぞれの切換え手段により、それぞれのシャッター板の係合突起とそれぞれ独立して係脱自在であり、
シャッター板開閉手段の作動により左右のシャッター板を同時に開閉可能であるとともに、切換え手段により左右の選択する一方のシャッター板のみを開閉することが可能であることを特徴とする肥料等の散布機を提案する。
【0014】
更に、回動アームが、回動板とシャッター板係合部とからなり、シャッター板係合部が、シャッター板の下方に突設された係合突起を左右両側から挟持するような左右挟持部からなるコ字状体からなるとともに、左右の挟持部の一つが上下に回動可能で他の一つが回動板に固定されている0012欄又は0013欄に記載の肥料等の散布機を提案する。
【0015】
また、シャッター板開閉手段が、電動作動装置を有するシャッター板開閉手段である0012欄又は0013欄又は0014欄に記載の肥料等の散布機を提案する。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、左右のシャッター板が、一つのシャッター板開閉手段の作動によって同時及び左右それぞれのシャッター板の開閉が行われるため、シャッター板開閉の作動が非常に操作しやすいとともに、その作動を電動作動装置によって行う場合、1つの電動作動装置を取り付ければよいので安価容易に製造ができるという効果がある。また、構造が簡単なため、保守メンテナンスが容易であり、製造コストを軽減することができる効果がある。
【0017】
また、請求項3の発明によれば、電動作動装置を含むシャッター板開閉手段によるシャッター板の誤作動による移動、それに伴う散布口の開口を防ぐことができる効果があるとともに、再係合がし易いという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
この発明の実施形態について図1乃至図10に基づいて説明する。図1はこの発明の実施形態の肥料散布機を走行機側から見た一部切欠正面図、図2は同じく側面図、図3は同じく側面切欠図、図4は図1のA矢視図であり要部拡大図、図5は同じくシャッター板の閉鎖状態を示す底面図、図6は同じくシャッター板の開放状態を示す底面図、図7は同じくシャッター板開閉手段が電動作動装置を有する第2実施形態の側面図、図8は第2実施形態の正面図、図9は第2実施形態の作動説明図、図10は第2実施形態のシャッター開度制御装置の回路図である。
【0019】
この発明の一つの実施形態である第1実施形態について、図1乃至図6に基づいて説明する。この発明の第1実施形態に係る肥料等の散布機は、図示しないトラクタ等の走行機の後部に装着可能なフレーム1と、フレーム1に固定され底面21に複数肥料落下口22を設けたホッパー2と、ホッパー底面21に摺動して肥料落下口22を開閉可能な複数のシャッター板3と、それぞれのシャッター板3を走行方向左右に開閉させるようにシャッター板3に係脱自在に係合される回動アーム4と、回動アーム4を回動させるシャッター板開閉手段5と、操縦席から操作可能位置に設けられ回動アーム4とシャッター板3との係合状態の係脱切換え動作を行う切換え手段6とを有している。
【0020】
フレーム1は、ロアピン10、トップリンク11によってトラクタ等の走行車に装着され、入力軸12、伝動ケース13を介してトラクタ等の走行車から動力が伝動され、ホッパー2の内部下部に設けられるアジテータ25を回転させる。
【0021】
ホッパー2は、底面21が走行方向に直交な長手方向を有し、上面に開閉自在なホッパーカバー23を設けた箱状体であり肥料等の被散布物を収納する。ホッパー底面21は、多数の肥料落下口22を長手方向に直線上に設けている。肥料落下口22の口形状は、シャッター板3の散布口30との重なり状態で散布量が調整できる幅広から順次幅狭になる口形状である。
【0022】
シャッター板3(3a、3b)は、左右2つの細長い板状体からなり、ホッパー底面21の下面に接して長手方向中央で分割され、それぞれ摺動可能である。シャッター板3は、長手方向に亘って複数の長方形の散布口30を直線状に設ける。左右それぞれのシャッター板3a、3bの中央側に下方に突出する係合突起31a、31bを設けている。係合突起31は、シャッター板3に固定された棒部310と、棒部310に回動可能に設けられるローラ部311からなる。
【0023】
回動アーム4は、右回動アーム4aと左回動アーム4bとの2つの部材から成り、それぞれ回動板40a、40bとシャッター板係合部41a、41bとからなるとともに互いの一端同士を連結ロッド42によって連結される。左右の回動板40a、40bは、それぞれフレーム1本体に固定されているフレームボス14に各アーム回動軸43a、43bによって回動自在に取り付けられている。左右のアーム回動軸43a、43bは、左右の右シャッター板3a、3bの中央側で係合突起31a、31bの近傍に配設される。
【0024】
各シャッター板係合部41a、41bは、シャッター板3a、3bの下方に突設された係合突起31a、31bのそれぞれを左右両側から挟持するような左右挟持部410、411からなるコ字状体であり、左右の挟持部410、411のどちらか一つが上下に回動可能であり、他の一つが回動板40に固定されている。各シャッター板係合部41a、41bは、それぞれのシャッター板3a、3bが、その散布口30をホッパー底面21の肥料落下口22を開口する摺動方向側に回動可能な回動挟持部411を配設し、ホッパー底面21の肥料落下口22を閉鎖する摺動方向側に回動板40に固定されている固定挟持部410を設けている。回動挟持部411は、切換え手段6の切換えレバー60に連通している切換えケーブルワイヤ61に接続しており、図4に示すように挟持部回動軸412を中心に下方へ回動可能である。挟持部回動軸412には、戻し用コイルバネ413を設けており回動挟持部411を上方に回動するように付勢している。
【0025】
シャッター板開閉手段5は、操縦席から操作可能位置に配設されるシャッター板開閉レバー50とリンクロッド51とからなる。シャッター板開閉レバー50は、フレーム1にレバー回動軸52によって回動自在に取り付けられており、その先端でリンクロッド51の一端と回動自在に連結している。リンクロッド51は、他の端部で1つの回動アーム4、この実施例では右回動アーム4aの回動板40aに回動自在に連結している。
【0026】
切換え手段6は、操縦席から操作可能位置に配設される左右2つの切換えレバー60、60と2本のケーブルワイヤ61、61とからなり、それぞれのケーブルワイヤ61、61は、切換えレバー60、60に一端部で接続し逆端部でそれぞれのシャッター板係合部41a、41bの回動挟持部411に回動自在に接続している。
【0027】
各切換え手段6は、各切換えレバー60を操作により、各シャッター板係合部41a、41bの回動挟持部411を戻り用コイルバネ413の付勢力に抗して下方に回動させることができ、その状態ではシャッター板開閉レバー50を操作して回動アーム4を回動させても、シャッター板3は肥料落下口22を開口する方向に摺動しない。また逆に切換えレバー60を戻す操作を行うことにより、シャッター板係合部41a、41bの回動挟持部411を戻り用コイルバネ413の付勢力によって上方に回動させることができ、固定挟持部410と回動挟持部411によってシャッター板3の係合突起31を両側から挟持する。その状態でシャッター板開閉レバー50を操作し回動アーム4を回動させると、シャッター板3は肥料落下口22を開口する方向に摺動可能となる。
【0028】
次に、この発明の第1実施形態について説明すると、操縦席から操作可能位置に設けてある切換えレバー60、60の両方、あるいは左右の片方を操作して、シャッター板係合部41a、41bの回動挟持部411を下方に回動させた位置にするか、あるいは固定挟持部410と対する位置においてシャッター板3a、3bの係合突起31a、31bを挟持するかを選択する。
【0029】
シャッター板係合部41の回動挟持部411を下方にした状態であると、回動挟持部411が係合突起31に作用しないため、シャッター板開閉手段5を作動させて、図6のように回動リンク4a、4bを図面右周りに回動させてもシャッター板3a、3bは右方向に移動しない。そのため、シャッター板3の散布口30がホッパー底面21の肥料落下口22の位置に重なることがなく、肥料の散布は防止される。したがって、左右どちらかの切換えレバー60のみを作用させて、一方のシャッター板係合部41の回動挟持部411を下方にすると、シャッター板開閉手段5を作動させても、その側のシャッター板3は移動せず逆側のみ半分の散布となる。
【0030】
逆にシャッター板係合部41の回動挟持部411を固定挟持部410と対する位置においてシャッター板3a、3bの係合突起31a、31bを挟持した状態でシャッター板開閉手段5を作動させて、図6のように回動リンク4a、4bを図面右周りに回動させるとシャッター板3a、3bは右方向に移動して、散布口30がホッパー底面21の肥料落下口22の位置に重なる状態になり、その開口から肥料は散布される。
【0031】
次にこの発明の他の実施形態である第2実施形態について、図7乃至図10に基づいて説明する。この発明の第2実施形態に係る肥料等の散布機は、シャッター板開閉手段5が電動作動装置7及びシャッタ開度制御装置8を有する形態であり、その他は第1実施形態の肥料等の散布機と同じ構成である。
【0032】
電動シャッター板開閉手段5のリンクロッド51は、一端部で電動作動装置7に連結するとともに他端部で1つの回動アーム4、この実施例では左回動アーム4cの回動板40cに回動自在に連結している。
【0033】
シャッター開度制御装置8は、電気回路を備えており、主電源であるバッテリー82をON,OFFするメインスイッチ81a、シャッター開度設定装置であるシャッター開度設定ダイヤル81b、シャッター板3の開閉動作を指示するシャッタ開閉スイッチ81c、シャッタ全閉時に点灯するシャッター全閉ランプ81dを備えたコントロールボックス81からの電気信号指示により制御回路が作動し電動モータMを作動させる。コントロールボックス81は図示されていないがトラクタ操縦席から操作可能位置に配置される。
【0034】
コントロールボックス81に設けられたシャッタ開度設定ダイヤル81bを回動させることにより前記シャッター板3のスライド量、つまりシャッター開度を任意に設定することができる。このシャッター開度設定ダイヤル81bを回動させ所望のシャッター開度に設定すると、シャッター開度指示抵抗値をシャッター開度制御装置8へ出力し、電動作動装置7内に設けられている電動モータMが回動を開始しシャッタギヤプレート70を回動させる。
【0035】
このシャッタギヤプレート70の軸支部にはポテンショメータ71が設けてあり、シャッタギヤプレート70の回動にともない電気抵抗値の変位をシャッター開度制御装置8へ出力し、前記シャッタ開度設定ダイヤル81bにより設定されたシャッタ開度指示抵抗値と同じ値になるまで電動モータMを回動させ、設定開度までシャッター板3がスライドするようになっている。そしてシャッター開度指示抵抗値と同じ値に電動モータMが回動してシャッター板3が設定開度に達すると。シャッター開度確認ランプ81eが点灯する。
【0036】
又、コントロールボックス81に設けられたシャッター開閉スイッチ81cをOFFにするとシャッター板3が開状態となっている場合でも、シャッター開度「0」にすることができる。この時全閉となったことが分かるようシャッタ全閉ランプ81dが点灯するよう設けてある。
【0037】
コントロールボックス81には開度設定目盛が設けてあり、前記シャッタ開度設定ダイヤル81bを所望のシャッタ開度となるよう開度設定目盛まで回動させることにより、シャッタ開度指示抵抗値をシャッタ開度制御装置8へ出力し電動モータMを回動させる。電動モータMの回動とともにモータギヤ72が回動し、このモータギヤ72と噛合するシャッタギヤプレート70を回動させ、このシャッタギヤプレート70の軸支部に設けられたポテンショメータ71がシャッタギヤプレート70の回動にともない、電気抵抗値を変位させながらシャッタ開度制御装置8へ出力する。
【0038】
シャッタ開度設定ダイヤル81bから出力されるシャッタ開度指示抵抗値およびポテンショメータ82から出力される電気抵抗値yをシャッタ開度制御装置8内に設けられるCPU84により抵抗値比較を行い、シャッタ開側リレー83a又はシャッタ閉側リレー83bが作動し、電動モータMの回動制御を行う。
【産業上の利用可能性】
【0039】
この発明は、圃場への肥料等の散布機に利用する価値が高い。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】この発明の実施形態の肥料散布機を走行機側から見た一部切欠正面図
【図2】同じく側面図
【図3】同じく側面切欠図
【図4】図1のA矢視図であり要部拡大図
【図5】同じくシャッター板の閉鎖状態を示す底面図
【図6】同じくシャッター板の開放状態を示す底面図
【図7】この発明の第2実施形態であり、シャッター板開閉手段が電動作動装置を有する実施形態の側面図
【図8】同じく第2実施形態の正面図
【図9】同じく第2実施形態の作動説明図
【図10】同じく第2実施形態のシャッター開度制御装置の回路図
【符号の説明】
【0041】
1 フレーム
10 ロアピン
11 トップリンク
12 入力軸
13 伝動ケース
14 フレームボス
2 ホッパー
20 ホッパー本体
21 ホッパー底面
22 肥料落下口
23 ホッパーカバー
24 底面回動軸
25 アジテーター
3 シャッター板
30 散布口
31 係合突起
310 棒部
311 ローラ部
4(4a、4b) 回動アーム
40(40a、40b) 回動板
41(41a、41b) シャッター板係合部
410 固定挟持部
411 回動挟持部
412 挟持部回動軸
413 戻り用コイルバネ
42 連結ロッド
43(43a、43b) アーム回動軸
5 シャッター板開閉手段
50 シャッター板開閉レバー
51 リンクロッド
52 レバー回動軸
6 切換え手段
60 切換えレバー
61 ケーブルワイヤ
7 電動作動装置(シャッター板開閉手段)
M 電動モータ
70 シャッタギヤプレート
71 ポテンショメータ
72 モータギア
8 シャッター開度制御装置
81 コントロールボックス
81a メインスイッチ
81b シャッター開度設定ダイヤル
81c シャッター開閉スイッチ
81d シャッター全閉ランプ
82 バッテリー(主電源)
83a シャッタ開側リレー
83b シャッタ閉側リレー
84 CPU
【出願人】 【識別番号】000171746
【氏名又は名称】株式会社ササキコーポレーション
【出願日】 平成18年2月20日(2006.2.20)
【代理人】 【識別番号】100086184
【弁理士】
【氏名又は名称】安原 正義

【識別番号】100059591
【弁理士】
【氏名又は名称】安原 正之


【公開番号】 特開2007−215523(P2007−215523A)
【公開日】 平成19年8月30日(2007.8.30)
【出願番号】 特願2006−42947(P2006−42947)