| 【発明の名称】 |
苗株移植装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山口 信
【氏名】竹川 和弘
【氏名】川田 誠
【氏名】加藤 哲
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| 【要約】 |
【課題】植付具と干渉することのないコンパクトな構成により、苗株姿勢が確保できて高精度の植付けを可能とする苗株移植装置を提供する。
【解決手段】苗株移植装置は、苗載台51、マット苗Mの下端縁を受ける縁受部材63eおよび底受部材63f、その株分口51aを挟んで対向する左右の苗株案内板63g、植付具62等から構成され、上記左右の苗株案内板63g、63gは、上記底受部材63fおよび縁受部材63eに取付け固定するとともに、同縁受部材63eから植付具62の側に突出して形成し、これら左右の苗株案内板63gのそれぞれの外側には、上記底受部材63fおよび上記縁受部材63eからそれぞれ延びる2つのリブ63a,63bを互いに連結した二股リブを苗株の移送方向Tに沿って設けて構成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 傾斜姿勢でマット苗(M)をスライド可能に収容する苗載台(51)と、この苗載台(51)にセットされたマット苗(M)の下端縁を受ける縁受部材(63e)と、この縁受部材(63e)を保持しつつ同マット苗の底面側を受ける底受部材(63f)と、これら縁受部材(63e)および底受部材(63f)の一部を切欠いて形成した株分口(51a)を挟んで対向する左右の苗株案内板(63g、63g)と、その株分口(51a)からマット苗(M)の一部を株分けするとともに左右の苗株案内板(63g、63g)に沿って苗株を植付け移送する植付具(62)とからなる苗株移植装置において、 上記左右の苗株案内板(63g、63g)は、上記底受部材(63f)および縁受部材( 63e)に取付け固定するとともに、同縁受部材(63e)から植付具(62)の側に突出して形成し、これら左右の苗株案内板(63g、63g)のそれぞれの外側には、上記底受部材(63f)および上記縁受部材(63e)からそれぞれ延びる2つのリブ(63a,63b)を互いに連結した二股リブを苗株の移送方向(T)に沿って設けたことを特徴とする苗株移植装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、苗植付機に搭載されてマット苗から株分けして圃場に植付けする苗株移植装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 苗植付機に搭載される苗株移植装置は、特許文献1に記載のように、傾斜姿勢でマット苗を収容する苗載台と、マット苗下端を受けるために縁受部材および底受部材を断面がL字状に一体形成した苗受部、その株分口の左右に設けた苗株案内板、所定の軌跡で植付動作する植付具等から構成される。 上記苗株移植装置のマット苗の下端から植付具によって株分けされた苗株は、左右の苗株案内板に沿って移動され、圃場に植付けされる。 【特許文献1】特開平9−266711号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、左右の苗株案内板は、植付具と干渉しない範囲で小型に構成する必要から左右方向に揺れ動いて苗株の姿勢が乱れることがあり、その結果、植付け精度が確保できないという問題があった。 【0004】 本発明の目的は、植付具と干渉することのないコンパクトな構成により、苗株姿勢が確保できて高精度の植付けを可能とする苗株移植装置を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 請求項1の発明は、傾斜姿勢でマット苗をスライド可能に収容する苗載台と、この苗載台にセットされたマット苗の下端縁を受ける縁受部材と、この縁受部材を保持しつつ同マット苗の底面側を受ける底受部材と、これら縁受部材および底受部材の一部を切欠いて形成した株分口を挟んで対向する左右の苗株案内板と、その株分口からマット苗の一部を株分けするとともに左右の苗株案内板に沿って苗株を植付け移送する植付具とからなる苗株移植装置において、上記苗株案内板は、上記底受部材および縁受部材に取付け支持するとともに、同縁受部材から植付具の側に突出して形成し、この苗株案内板のそれぞれの外側には、上記底受部材および上記縁受部材からそれぞれ延びる2つのリブを互いに連結した二股リブを苗株の移送方向に沿って設けたことを特徴とする。 上記左右の苗株案内板は、二股リブによって左右方向に大きな曲げ剛性が確保される。 【発明の効果】 【0006】 請求項1の構成により、植付具の先端が株分口に進入してマット苗から苗株を取り分け、この苗株は植付具によりその植付け移送軌跡に沿って延びる左右の苗株案内板に左右を案内されつつ移動される。この左右の苗株案内板は、その二股リブが底受部材と縁受部材とに及ぶことから、側方への曲げ剛性が確保されて株分口との位置ずれが抑えられ、その結果、苗株を介して植付具の左右の移動を抑えつつ植付位置の近傍まで苗株の姿勢を保持することができる。したがって、上記構成の苗株移植装置は、植付具と干渉することのないコンパクトな補強リブにより、苗株を所定姿勢で高精度に植付けすることが可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 本発明の一実施例である7条植え乗用型田植機について図面に基づき詳細に説明する。 図1に本実施例の乗用型田植機の全体側面図を、図2には図1の田植機の平面図を示す。 【0008】 この田植機1は、走行車体2の後側に昇降連結装置3を介して農作業機部としての苗株移植装置4が昇降可能に連結されている。走行車体2は、駆動輪である各左右一対の前輪10、10及び後輪11、11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13、13が設けられ、該前輪ファイナルケース13、13の操舵角を変更可能な前輪支持部から外向きに突出する前輪車軸に前輪10、10が取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18、18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18、18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11、11が取り付けられている。 【0009】 エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、エンジン20の回転動力が、第一ベルト伝動装置21と無段変速可能な第二ベルト伝動装置23を介してミッションケース12に伝達される。そして、ミッションケース12内のトランスミッションにて変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。 【0010】 走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13、13に伝達されて前輪10、10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18、18に伝達されて後輪11、11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗株移植装置4へ伝達される。 【0011】 エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を収容したフロントカバー32があり、その上方に前輪10、10を操向操作するハンドル34が設けられている。エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。 また、フロントカバー32及びフロアステップ35の後方部分は、フロアステップ35よりも高くなったリヤステップ36になっている。走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗載台38、38が機体よりも側方に張り出す位置と内側に収納した位置とに回動可能に設けられている。 【0012】 昇降連結装置3は平行リンク構成であって、一本の上リンク40と左右一対の下リンク41、41を備えている。これらリンク40、41、41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設したリンクベースフレーム42に回動自在に支持されており、先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗株移植装置4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗株移植装置4がローリング自在に連結されている。 【0013】 メインフレーム15に基部が枢着された昇降油圧シリンダ45のピストンロッドが上リンク40に一体形成した苗載台支持フレーム46の先端部にスプリングを介して連結されており、該シリンダ45を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗株移植装置4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。 【0014】 苗株移植装置4は7条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、苗を載せて左右往復動して苗を一株ずつ各条の株分口51a、…に供給する苗載台51、株分口51a、…に供給された苗を圃場に植付ける植付装置52、…、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ53L、53R等を備えている。 【0015】 苗株移植装置4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にミッドフロート57,57及びサイドフロート56,56がそれぞれ設けられている。これらフロート55、56、57を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55、56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に植付装置52、…により苗が植付けられる。 【0016】 各フロート55、56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動が上下動検出機構により検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダ45を制御する油圧バルブを切り替えて苗株移植装置4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。 【0017】 苗株移植装置4は、植付伝動軸26(図1)を介して走行車体側の動力により、その苗載台51、…は左右に摺動自在であり、この左右往復動により、苗載台51の最下段に位置する苗を株分口51a(図2)に供給し、該苗を植付装置52、…が圃場に植付ける。苗載台51、…が左右行程の端部まで移動して最下段の苗が全て植付けられると、苗送りベルト60が作動して、台上の苗を1段分だけ下方へ移送する。 【0018】 また、図3の苗載台支持フレーム構成展開図に示すように、植付装置52の作動及び停止を隣接2条ずつの単位で切り替える畦クラッチ103が伝動ケース102内に設けられている。このクラッチ103は、畦際での作業時に「切」に操作されることが多いことから、通常前記した「畦クラッチ」と呼んでいる。畦クラッチ103の入・切操作は、ハンドルポストに設けた畦クラッチレバー54で行う。この畦クラッチレバー54は各畦クラッチ103と対応して設けられている。 【0019】 支持フレームは苗載台51の上部を左右移動案内部であるローラ111を介して左右移動可能に支持する上下に長い縦フレーム65a〜65cを左右並列に3本設け、3本の縦フレーム65a〜65cを掛け渡す横フレーム66と、3本の縦フレーム65a〜65cのうち図面左端と中央部に位置する2本の縦フレーム65a、65b間をつなぐ一対の第一横フレーム67a,67bを前記一対の縦フレーム65a、65bに対して取り外しできないように溶接などで固着して、一対の横フレーム67a,67bの間に線引きマー力駆動装置82を取り付けできる取付部を設ける。 【0020】 そして残りの1本の縦フレーム65cと中央の縦フレーム65bの問をつなぐ一対の第二横フレーム68a,68bは2本の縦フレーム65b、65cに対してそれぞれ着脱可能な構成とする。また、前記横フレーム67b,68bは施肥ホース64の支持フレームも兼ねる構成にする。 【0021】 なお3本の縦フレーム65a〜65cの上端には苗載台51の案内ローラ111が取り付けられ、3本の縦フレーム65a〜65cの下端には植付具62を備えた植付伝動ケース102が連結している。 【0022】 前記構成で取付部を設けた第一横フレーム67a,67b及び縦フレーム65a,65bを取り外しできないように溶接又は一体成形などの方法で固着しているので、低コストで製造できる。 また、第二横フレーム68a,68bを交換して苗載台51の設置個数など苗株移植装置4のサイズに合わせてフレーム65〜68の全体の左右幅が変えることができ、苗移植機としての汎用性が高くなる。 また、上記苗株移植装置4の支持フレーム構造はコンパクトな構成でしかも強度があるので、縦フレーム65a〜65cの上端に苗載台案内ローラ111を取り付けることができる。 【0023】 また、左側の一対の縦フレーム65a,65bの間に苗移植機では必須の構成である線引きマーカ駆動装置82を配置して、支持フレーム構造全体の重心を図面左寄りとしている。このような配置で、施肥装置61を用いないタイプの苗移植機では右側の第二横フレーム68bと施肥ホース64を取り外しても、右寄りに植付伝動ケース101があるので、苗移植機の全体の左右方向のバランスを保つことができる。 【0024】 図4には苗株移植装置4の概略側面図を示すが、苗載台51と施肥ホース64との間に左右の線引きマーカ53の図示しないマーカワイヤを通す構成とする。これによりマーカワイヤが施肥ホース64と縦フレーム65に前後でガードされるため、後輪11にマーカワイヤが引っかかることがなく、全ての部品がすっきりと納まり、見た目も美しい。 【0025】 苗載台51の下方には、図4におけるA矢視図を図5に示すように、連結軸44を支持する伝動ケース50から左右のローリングスプリング47a,47aを介して左右の縦フレーム65a,65cと連結し、かつ、苗載台51の下面で機体の左右方向に延びる支持レール51rに左右のバランススプリング47b、47bを介して連結しすることによりローリング動作可能な支持手段を構成する。 【0026】 (株分口) 苗株移植装置4の株分口51aには、その要部側面図および正面図を図6、図7にそれぞれ示すように、傾斜姿勢のマット苗Mをスライド可能に収容して機体の左右方向に往復動作する苗載台51と、そのマット苗Mの下端を受けるために機体の左右方向に延びる苗受部63e、63fを設ける。この苗受部63e、63fの株分口51aには、マット苗Mの下端から一部を苗株として株分けしつつ、その苗株を所定の軌跡Tで植付け移送する植付具62を配置する。 【0027】 詳細には、苗載台51は、マット苗Mをスライド可能に傾斜した底板51bを備え、その傾斜下端に臨む位置に苗受部を配置する。この苗受部は、苗載台51にセットされたマット苗Mの下端縁を受ける縁受部材63eと、この縁受部材63eを保持しつつ同マット苗Mの底面側を受ける底受部材63fとを断面がL字状に一体形成したものであり、その一部を切欠いて株分口51aを形成し、この株分口51aを挟んで対向する左右の苗株案内板63g,63gを苗株の移送軌跡Tに沿って設ける。 【0028】 左右の苗株案内板63g,63gは、底受部材63fおよび縁受部材63eに取付け固定支持するとともに、同縁受部材63eから植付具62の側に干渉しない範囲hで突出して形成する。この苗株案内板63g,63gのそれぞれの外側には、底受部材63fおよび縁受部材63eからそれぞれ延びる2つのリブ63a,63bと、これらを互いに連結して更に延びる延長リブ63cとからなる二股リブを苗株の移送経路Tに沿って側面視でY字状に形成する。 【0029】 上記構成の苗株移植装置4は、植付具62の先端が株分口51aに進入してマット苗Mから苗株を取り分け、この苗株は植付具62によりその運動軌跡Tに沿って延びる左右の苗株案内板63g,63gに左右を案内されつつ移動される。この左右の苗株案内板63g,63gは、二股リブ63a〜63cが底受部材63fと縁受部材63eとに及ぶことから、側方への曲げ剛性が確保されて株分口51aとの位置ずれが抑えられ、その結果、苗株を介して植付具62の左右の移動を抑えつつ植付位置の近傍まで苗株の姿勢を保持することができる。 【0030】 このように、左右の苗株案内板63g,63gは、その外側面の二股リブ63a〜63cにより成形後の捩れを防止するとともに、左右方向の大きな曲げ剛性が確保されることから、植付具62の振動によっても苗株を所定姿勢に保持することにより高精度の植付けが可能となる。 【0031】 (施肥ホース) 図8は、施肥ホースの配置構成の側面図である。 苗載台51の幅内に配置される施肥ホース64は、苗載台フレーム67b,68bの横つなぎのチューブで強制的に前に押し出し、ローリングスプリング47aを逃がすように構成する。このように構成することにより、苗載台51の両外側部に後輪タイヤ11を逃がして配置される施肥ホース64に準じて構成できることから、コンパクトに機体全長を抑えて機体の重量バランスを改善することができる。 【0032】 (サイドプレート) 図9は、苗株移植装置のサイドプレート部の側面図である。 苗載台フレーム102の両サイドを閉鎖するフランジ状のサイドプレート71を設け、植付深さフレームパイプ107d、チューブ苗取りの穴の目隠し、横位置決めを兼ねて一体に形成する。この止めプレート71により、部品削減とともに、外観性の向上を図ることができる。 【0033】 (ブラケット) 図10は、苗株移植装置のローリングハブ部の平面図である。 ローリングハブ44hと植付部フレーム102とをつなぐブラケット44bを1本の剛体で構成し、これを畦クラッチケーブル103cと施肥ホース64との間の位置に配置する。このように構成することにより、畦クラッチケーブル103cがリードカム107の下を通らざるを得ない場合でも、苗株移植装置4を支持することができる。 【0034】 (伝動系) 図11は、苗株移植装置の伝動系の側面図である。 主伝動軸4a、カウンタ軸107c、リードカム軸107、植付深さフレーム107dの各軸を結ぶ線が苗載台51の傾斜に沿って同苗載台51より前傾するように縦型配置に構成する。このように構成することにより、軸間距離が延びてシャフトの折れ角が緩やかになり、伝動系をコンパクト化して軽量低重心化が可能となる。 【0035】 (ラインマーカ) 図12は、ラインマーカ53の収納状態を併記した側面図、図13は、ラインマーカ支持部の拡大図(a)とそのB矢視図(b)である。 ラインマーカ53の継手53sをスプリング等の弾性部材として本体部を支持することにより、簡易な構成で低コスト化でき、かつ、ガイドをパイプ材で構成した場合に泥詰まりで動かなくなるという事態を回避することができる。 【0036】 (フロート) 図14は、フロートの平面図(a)および側面図(b)である。 7条植付けの場合において、2条分のサイドフロート56を両外側に配置し、中央には3条分のセンターフロート55を配置する。このセンターフロート55は、その中央部55cを細く先行突出し、両側部55s、55sを後退して後輪11を逃がす形に構成する。その中央部55cおよび両側部55s、55sの先端を上に傾斜してアップターンを形成し、かつ、苗株移植装置4が最上位において油圧リンクに干渉しないように、中央部55cのアップターンは両側部55s、55sより低く形成する。 【0037】 このように構成することにより、中空材による個別のフロートを要することなく、フロート先や両側端に泥が溜まって重くなることによるセンシングの不利を解消することができる。 また、フロート55の前端縁は、中央部55cおよび両側部55s、55sとも機体の左右方向線によって形成することにより、泥水のしき込みを良くし、わき出しを少なくすることができる。また、両側部55s、55sの先端位置は、サイドフロート56の先端位置と合わせることにより、泥を均一にしき込むことができる。この場合において、センターフロート55の両側部55s、55sの先端位置がサイドフロート56の先端位置より前に出る位置に配置することにより、大径の外側輪と小径の内側輪で構成される後輪からの逃げを確保しつつ、サイドフロート56の水の影響を少なくすることができる。 【0038】 また、センターフロート55の底面には、その底面図を図15(a)に示すように、中央部55cと両側部55s、55sの境目に水抜き溝55t、55tを形成し、これら両水抜き溝55t、55tの前端部を湾入して凹部55b、55bを形成する。上記水抜き溝55t、55tにより水のわき出しを少なくし、また、凹部55b、55bにより泥や水の流れを良くすることができる。 以上のほかに、図15(b)のように、水抜き溝55u,55uは先端側を広くして植付条間に形成し、または、図15(c)のように、水抜き溝55v,55w植付条の位置Pに形成することにより、水抜けを良くすることができる。 【0039】 フィンガー55fの先端側面部には、その要部構成図を図16に示すように、小さな凹部55rを形成することにより、摩耗が進んでその存在が目視判別できなくなった時を交換時期の目安とすることができる。 【図面の簡単な説明】 【0040】 【図1】乗用型田植機の全体側面図である。 【図2】図1の乗用型の田植機の平面図である。 【図3】植付部のフレーム構成展開図である。 【図4】植付部の側面図である。 【図5】図4におけるA矢視図である。 【図6】苗株移植装置の要部側面図である。 【図7】苗株移植装置の要部正面図である。 【図8】施肥ホースの配置構成の側面図である。 【図9】苗株移植装置のサイドプレート部の側面図である。 【図10】苗株移植装置のローリングハブ部の平面図である。 【図11】苗株移植装置の伝動系の側面図である。 【図12】ラインマーカの収納状態を併記した側面図である。 【図13】ラインマーカ支持部の拡大図である。 【図14】フロートの平面図(a)および側面図(b)である。 【図15】フロートの底面図(a〜c)である。 【図16】フィンガーの要部構成図である。 【符号の説明】 【0041】 1 田植機 3 昇降連結装置 4 苗株移植装置 10 前輪 11 後輪 51 苗載台 51b 底板 51a 株分口 52 植付装置 62 植付具 63a,63b リブ(二股リブ) 63c 延長リブ(二股リブ) 63e 縁受部材(苗受部) 63f 底受部材(苗受部) 63g 苗株案内板 M マット苗 T 移送軌跡
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成17年11月30日(2005.11.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077779 【弁理士】 【氏名又は名称】牧 哲郎
【識別番号】100078260 【弁理士】 【氏名又は名称】牧 レイ子
【識別番号】100086450 【弁理士】 【氏名又は名称】菊谷 公男
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| 【公開番号】 |
特開2007−143537(P2007−143537A) |
| 【公開日】 |
平成19年6月14日(2007.6.14) |
| 【出願番号】 |
特願2005−346168(P2005−346168) |
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