| 【発明の名称】 |
苗植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】上甲 幸司
【氏名】高木 慎
【氏名】加藤 武史
【氏名】野本 勲
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| 【要約】 |
【課題】夜間に移動農機を畦越えしたり、トラックの荷台に積降しするときは、足元が暗かったり、見え難いと操作が行い難い。そこで、簡単な構成、操作でこのような問題を解消し、更に、安全に車体を走行させることを課題とする。
【解決手段】左右一対の前車輪7と後車輪5を配置し、操縦席8の前方のフロア9上にステアリングハンドル10を設けた車体3の後部にリフトリンク17を介して昇降可能に苗植機19を連結した苗植機において、前記ステアリングハンドル10のステアリングポスト12にライト2を設け、該ライト2を点灯状態のままでステアリングハンドル10を操縦席8で操作する作業位置Aと車体3の前側から操作する歩行位置Bとに回動及び固定自在に構成し、ステアリングハンドル10の歩行位置Bへの回動によりライト2が下方の作業者足元部を照明する構成とした苗植機。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右一対の前車輪(7)と後車輪(5)を配置し、操縦席(8)の前方のフロア(9)上にステアリングハンドル(10)を設けた車体(3)の後部にリフトリンク(17)を介して昇降可能に苗植機(19)を連結した苗植機において、前記ステアリングハンドル(10)のステアリングポスト(12)にライト(2)を設け、該ライト(2)を点灯状態のままでステアリングハンドル(10)を操縦席(8)で操作する作業位置(A)と車体(3)の前側から操作する歩行位置(B)とに回動及び固定自在に構成し、ステアリングハンドル(10)の歩行位置(B)への回動によりライト(2)が下方の作業者足元部を照明する構成としたことを特徴とする苗植機。 【請求項2】 操縦席(8)側部のフロア(9)の後端部から後車輪(5)のフェンダ(27)部上に設けたフロアカバー(4)に視透穴(6)を形成したことを特徴とする請求項1記載の苗植機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、苗植機において、畦越やトラックへの積降し等で走行作業を行い易くするものである。 【背景技術】 【0002】 苗植機の操作ハンドルやステアリングハンドル、および照明用ライト等は定位置に固定されている。 【特許文献1】特開平10-56833号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、夜間に苗植機を畦越えしたり、トラックの荷台に積降しするときは、足元が暗かったり、見え難いと操作が行い難い。そこで、この発明は、簡単な構成、操作でこのような問題を解消し、更に、安全に車体を走行させることを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 請求項1に記載の発明は、左右一対の前車輪7と後車輪5を配置し、操縦席8の前方のフロア9上にステアリングハンドル10を設けた車体3の後部にリフトリンク17を介して昇降可能に苗植機19を連結した苗植機において、前記ステアリングハンドル10のステアリングポスト12にライト2を設け、該ライト2を点灯状態のままでステアリングハンドル10を操縦席8で操作する作業位置Aと車体3の前側から操作する歩行位置Bとに回動及び固定自在に構成し、ステアリングハンドル10の歩行位置Bへの回動によりライト2が下方の作業者足元部を照明する構成とした苗植機とするものである。 【0005】 従って、ステアリングハンドル10を操縦席8で操作する作業位置Aでライト2は前方を照明し、歩行位置Bでは歩行して操作する作業者の足元部を照すことができる。 そして、ステアリングハンドル10を歩行位置Bへ回動する簡単な操作によりライト2が自動的に作業者の足元部を照明することができ、車体3をトラックの荷台に積込んだり降したりするときや畦越えするときに、作業者は車体3の前側に位置して、車体3を前進させながらステアリングハンドル10を持って安全に車体3を走行させることができる。 【0006】 請求項2に記載の発明は、操縦席8側部のフロア9の後端部から後車輪5のフェンダ27部上に設けたフロアカバー4に視透穴6を形成した請求項1記載の苗植機とするものである。 【0007】 従って、請求項1記載の発明の作用に加えて、操縦者がフロアカバー4の視透穴6を通して下方の後車輪5の位置が視認でき、然も、視透穴6を構成するフロアカバー4部は高位置に形成しているから、視透穴6による視界を広くとることができると共に後車輪5で飛散される泥土がこの視透穴6からフロア9上等に飛散しないようにして、更に、安全に車体3を走行させることができる。 【発明の効果】 【0008】 請求項1に記載の発明は、左右一対の前車輪7と後車輪5を配置し、操縦席8の前方のフロア9上にステアリングハンドル10を設けた車体3の後部にリフトリンク17を介して昇降可能に苗植機19を連結した苗植機において、前記ステアリングハンドル10のステアリングポスト12にライト2を設け、該ライト2を点灯状態のままでステアリングハンドル10を操縦席8で操作する作業位置Aと車体3の前側から操作する歩行位置Bとに回動及び固定自在に構成し、ステアリングハンドル10の歩行位置Bへの回動によりライト2が下方の作業者足元部を照明する構成とした苗植機としたので、ステアリングハンドル10を操縦席8で操作する作業位置Aでライト2は前方を照明し、歩行位置Bでは、歩行して操作する作業者の足元部を照すことができる。 【0009】 そして、ステアリングハンドル10を歩行位置Bへ回動する簡単な操作によりライト2が自動的に作業者の足元部を照明することができ、車体3をトラックの荷台に積込んだり降したりするときや畦越えするときに、作業者は車体3の前側に位置して、車体3を前進させながらステアリングハンドル10を持って安全に車体3を走行させることができる。 【0010】 請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、操縦者がフロアカバー4の視透穴6を通して下方の後車輪5の位置が視認でき、然も、視透穴6を構成するフロアカバー4部は高位置に形成しているから、視透穴6による視界を広くとることができると共に後車輪5で飛散される泥土がこの視透穴6からフロア9上等に飛散しないようにして、更に、安全に車体3を走行させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 この発明は、移動農機に関するもので、苗植機や管理作業機等に利用することができる。 この発明の実施例を図面に基づいて説明する。第一実施例を図1に基づいて説明し、第二実施例を図2、図3に基づいて説明し、第三実施例を図4、図5に基づいて説明する。これら各実施例は請求項1、および2に記載の発明を現わす。また、第四実施例を図6、図7に基づいて説明し、第五実施例を図8、図9に基づいて説明する。これらの実施例は請求項3に記載の発明を現わす。さらに、第六実施例を図10に基づいて説明し、第七実施例を図11、図12に基づいて説明する。 【実施例1】 【0012】 第一実施例を図面に基づいて説明する。車体3は、左右一対の前車輪7と後車輪5を配置し、エンジンの駆動で推進できる。操縦席8の前方のフロア9上にステアリングハンドル10からなる操作具1を設ける。このステアリングハンドル10のステアリング軸11を支持するステアリングポスト12は、下端部をフロア9上のブラケット13に横方向のポスト軸14の回りに前後に回動可能に支持される。 【0013】 前記ステアリングポスト12は、操縦席8で操作しうる作業操向位置Aと、車体3の前側に下降して歩行状態で操作しうる歩行操向位置Bとに回動して固定することができる。これらいずれの操向位置A,Bにおいても、ステアリングハンドル10の操作で前車輪7を操向することができる。ライト2はこのステアリングポスト12の前側に一体に設けられて、作業操向位置Aでは前方を照明し、歩行操向位置Bでは前下方を照明して、歩行して操作する者Cの足元部を照すことができる。 【0014】 車体3をトラックの荷台に積込んだり降すとき、さらには畦越えするときは、ステアリングポスト12を歩行操向位置Bにして、作業者Cが車体3の前側に位置して、車体3を低速で前進させながらステアリングハンドル10を操向する。このとき、作業者Cの足元部がライト2で照明されるため、前車輪7の踏付操向位置が確認できるため、的確な操向を行うことができる。とくにトラックに対する積降しでは、あゆみを用いるために、車輪5,7を踏外さないようにして操向を的確に行いうる。 【0015】 また、ライト2は、夜間のときは常時点灯されている状態にあるため、この点灯状態のままでステアリングポスト12姿勢を作業操向位置Aと歩行操向位置Bとの間を切替えることができる。そして、歩行操向位置Bではライト2が照明された状態とする。 【実施例2】 【0016】 第二実施例を図2に基づいて上例と異なる点を説明する。ライト2は車体3の前端部において、前方下部を照明しうる構成として、ステアリングポスト12を前側の歩行操向位置Bに傾斜することによって、このライト2を点灯させる。また、この前部には前照用ライト15が設けられている。ライト2はこの前照用ライト15と共に同時に照明させることもでき、また切替えて照明できる構成とすることもできる。なお、車体3の後部には、エンジンカバー16下にエンジンが搭載されて、前車輪5及び後車輪7を駆動して走行できると共に、後部にリフトリンク17を介してリフトシリンダ18の伸縮で昇降可能の苗植機19が連結される。この苗植機19は、フロート20で支持される苗植フレーム21に苗タンク22、およびこの苗タンク22から繰出される苗を植付ける苗植装置23等を配置して、複数条の苗植付を行うことができる。24は施肥装置である。 【実施例3】 【0017】 第三実施例を図3に基づいて上例と異なる点を説明する。車体3の前端部に設けられる操作具1は、押えレバー26形態として、レバー軸25の回りに上下に回動することができ、ばねで常時上方位置Dに弾発させ、これを下方位置Eに下動させて下方へ押えつけることによって車体3の前部の浮上や、この前車輪5が接地面から浮き上るのを防止する。このような押えレバー26を下方位置Eへ回動することによって、スイッチを作動させてライト2を点灯するように構成する。 【0018】 なお、この押えレバー26は左右にループ状、または左右一対のL字形態として、操向用の左右一対の操向クラッチレバーを設けて、この操向レバーの肥持することによって、操向クラッチを切って操向させたり、前車輪7の操向角を間歇的に切って操向できる構成とすることもできる。 【実施例4】 【0019】 第四実施例を図4、図5に基づいて上例と異なる点を説明する。操縦席8側部のフロア9の後端部、ないしフェンダ27部上のフロアカバー4に視透穴6を形成して、操縦者がこの視透穴6を通して下方の後車輪5の位置が視認できる構成としている。この視透穴6を構成するフロアカバー4部はできるだけ高位置に形成しているので、前記視透穴6による視界を広くとることができると共に後車輪5で飛散される泥土がこの視透穴6からフロア9上等に飛散しないようにしている。 【実施例5】 【0020】 第五実施例を図6、図7に基づいて上例と異なる点を説明する。車体3のフロア9上に、ハニカム形態の視透穴6を形成し、かつ操縦者が前車輪7や後車輪5部を視認できるフロアカバー4を設ける。このフロアカバー4は合成樹脂製のマット形態として、適宜の厚さに形成することによって、車輪5,7で飛散される泥土が、視透穴6から上方へ飛び出さないように構成している。しかし、ステップフロア上の泥土はこの視透穴6から落下されて掃除を容易に行わせるものである。 【実施例6】 【0021】 第六実施例を主として図8、図9に基づいて上例と異なる点を説明する。苗植機19は、三条植形態として、フロート20,苗タンク22、および苗植装置23等を各々3基組に構成している。この苗植機19を前記車体3後部のリフトリンク17に対して、左右一側へ向けて半条植幅分だけ移動させて(図8)固定できる構成(図面省略)としている。通常の苗植作業時は図9のように苗植機19を車体3後部の中央部に位置させて、後車輪5,5間のトレッド間の中央部と、後車輪5,5跡との三条植えを行うが、畦際作業のように車体3を畦に接近させて走行し難い場合は、図8のように車体3に対して苗植機19を、半条植幅分だけ横移動させてオフセット形態とする。このとき左右後車輪5,5のトレッド間には二条植を行い、外側に一条植を行う形態として、畦際に沿わせることができて作業性を高めることができる。28は車体3の前部両側に装着の補助苗載台である。 【0022】 このような車体3に対して施肥装置24は常時中央分の定位置に装着されて、可撓性の播種ホースを苗植機19の各苗植装置23側へ連結させて、オフセット位置へも播種位置を移動自在の構成とすることができる。 【0023】 また、苗植機19は三条植形態としたが、四条植〜八条植のように条数の多い形態にも利用できる。 【実施例7】 【0024】 第七実施例を主として図10に基づいて上例と異なる点を説明する。前記車体3の上側を覆うようにして構成されるフロア9、フェンダ27、エンジンカバー16、およびステアリングポスト12部を覆うポストカバー29等を、合成樹脂材で一体的に形成して、車体カバー30を構成して軽量化を図る。この車体カバー30は、センターラインで左右に二つ割に形成して、このセンターラインの割形端縁Fをボルト締め等で相互に接合させて構成する。 【0025】 この割形端縁Fは、ポストカバー29やエンジンカバー16部の中央部を通って形成され、ポストカバー29部では、ライトの取付穴31やステアリングポストの取付穴32等が位置されて、二つ割形態になっている。また、その他に操作ペタルの位置されるペタル穴33等の操作具を通すための取付穴を配置することもできる。 【0026】 このような成形構成では、割形が割形端縁Fに対して左右にほぼ対称的な構成とすることができるため、成形や、組立構成が簡単である。また、機体の左右側方から作業者が車体カバ−30を容易に取付、取外しできる。 【図面の簡単な説明】 【0027】 【図1】この発明の第一実施例を示すハンドル部の側面図。 【図2】第二実施例を示すハンドル部の側面図。 【図3】第三実施例を示すレバー部の側面図。 【図4】第四実施例を示す車体の側面図。 【図5】その一部の拡大斜視図。 【図6】第五実施例を示す車体の斜視図。 【図7】そのフロア部の一部拡大斜視図。 【図8】第六実施例を示す苗植機の平面図。 【図9】その作用を示す平面図。 【図10】第七実施例を示す車体カバー部の分解斜視図。 【符号の説明】 【0028】 2 ライト 3 車体 5 後車輪 7 前車輪 8 操縦席 9 フロア 10 ステアリングハンドル 12 ステアリングポスト 17 リフトリンク 19 苗植機 A 作業位置 B 歩行位置
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成19年1月31日(2007.1.31) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−135599(P2007−135599A) |
| 【公開日】 |
平成19年6月7日(2007.6.7) |
| 【出願番号】 |
特願2007−21330(P2007−21330) |
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