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【発明の名称】 移植機
【発明者】 【氏名】三島 友孝

【要約】 【課題】整地ロータの駆動を操作するクラッチレバーを無くし、整地ロータの手動での煩雑な駆動制御がない移植機を提供することを課題としている。

【解決手段】圃場に苗を植え付ける植付部14と、回転駆動により圃場の表面から植付け深さまでの圃場表層の整地作業を行う整地ロータ22とを備えた植付作業機7が、植付作業機7の圃場に接地した下降状態、且つ整地ロータ22が整地作業が可能となる作業姿勢Aである場合にのみ、整地ロータ22に駆動力を入り切り自在に伝動するクラッチ38を、整地ロータ22に駆動力を伝動するように入り作動させるクラッチコントロール手段を設けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
圃場に苗を植え付ける植付部(14)と、回転駆動により圃場の表面から植付け深さまでの圃場表層の整地作業を行う整地ロータ(22)とを備えた植付作業機(7)を走行機体(1)に対して昇降自在に連結し、整地ロータ(22)が、植付作業機(7)の圃場に接地した下降状態において、上記整地作業が可能となる作業姿勢(A)と、上記植付作業機(7)の下降状態時に圃場から離反し、上記整地作業が不可能となる収納姿勢(B)に姿勢切換可能に取り付けられ、整地ロータ(22)に駆動力を入り切り自在に伝動するクラッチ(38)を設けた移植機において、植付作業機(7)が上記下降状態、且つ整地ロータ(22)が作業姿勢(A)である場合にのみ整地ロータ(22)に駆動力を伝動するように上記クラッチ(38)を入り作動させるクラッチコントロール手段を設けた移植機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場表層の整地作業を行う整地ロータを備えた移植機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来圃場に苗を植え付ける植付部備えた植付作業機を走行機体に対して昇降自在に連結し、回転駆動により圃場の代掻きを行う代掻き用のロータを植付作業機に設け、代掻き用のロータに駆動力を入り切り自在に伝動するクラッチを設けた移植機が公知となっている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第3088629号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記移植機には、代掻き用のロータは搭載されているが、回転駆動により圃場の表面から植付け深さまでの圃場表層の整地作業を行う整地ロータは搭載されていない。上記代掻き用ロータは、植付機(植付作業機)の昇降に連動して駆動及び停止がコントロールされる。
【0004】
通常整地ロータは、植付作業機の圃場に接地した下降状態において、上記整地作業が可能となる作業姿勢と、上記植付作業機の下降状態時に圃場から離反し、上記整地作業が不可能となる収納姿勢とに姿勢切換可能に取り付けられる。整地ロータの駆動に上記代掻き用のロータの駆動手法を採用することはできるが、整地ロータは収納姿勢時には回転駆動させる必要はない。
【0005】
しかし上記特許文献1の代掻き用のロータの駆動機構には、植付作業機の昇降に加えて、代掻き用のロータの昇降に基づき代掻き用のロータの駆動をコントロールするという技術的な思想の示唆や記載はない。これに対して本件は植付作業機の昇降に加えて、整地ロータの姿勢を検出して、整地ロータを自動的に駆動可能な状態とする移植機を提供し、整地ロータの駆動を操作するクラッチレバーを無くし、整地ロータの手動での煩雑な駆動制御をなくすことを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の移植機は、圃場に苗を植え付ける植付部14と、回転駆動により圃場の表面から植付け深さまでの圃場表層の整地作業を行う整地ロータ22とを備えた植付作業機7を走行機体1に対して昇降自在に連結し、整地ロータ22が、植付作業機7の圃場に接地した下降状態において、上記整地作業が可能となる作業姿勢Aと、上記植付作業機7の下降状態時に圃場から離反し、上記整地作業が不可能となる収納姿勢Bに姿勢切換可能に取り付けられ、整地ロータ22に駆動力を入り切り自在に伝動するクラッチ38を設けた移植機において、植付作業機7が上記下降状態、且つ整地ロータ22が作業姿勢Aである場合にのみ整地ロータ22に駆動力を伝動するように上記クラッチ38を入り作動させるクラッチコントロール手段を設けたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
以上のように構成される本発明の構造によると、整地ロータ用のクラッチを入り切り操作する操作レバーが不要となり、整地ロータの駆動が必要となる場合(整地ロータの作業姿勢時に、植付作業機が下降状態である場合)に、上記クラッチが自動的に入り作動され、整地ロータは駆動される。
【0008】
これにより整地ロータの駆動の入り切りを操作レバーによって手動操作する必要がなく、煩雑な操作が不要となるという利点がある。また整地ロータの駆動忘れや、駆動停止忘れが防止され、整地ロータが非駆動のまま接地して圃場面を引きずられたり、整地ロータを駆動したまま植付作業機を上昇させて泥土を撒き散らす等の不都合を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は本発明を採用した移植機である乗用田植機の側面図である。該乗用田植機の走行機体1は前後輪2,3を備えている。該走行機体1のボンネット4の後方には、運転席6が設けられている。走行機体1の後方には、植付作業機7が昇降リンク機構8を介して昇降自在、且つローリング可能に連結されている。上記植付作業機7には、苗載台9が斜設されている。
【0010】
苗載台9の背面(裏面)側には、上下方向の縦フレーム11と、縦フレーム11の下方に左右方向に横設されている横フレーム12とが設けられている。該横フレーム12は、縦フレーム11に一体的に固定されている。上記横フレーム12側には、複数のプランタケース13が取り付けられている。該プランタケース13には植付部14が回転駆動自在に取り付けられている。
【0011】
運転席6内には後方側に座席16が設けられている。該座席16の前方にフロント操作パネル17が設けられている。フロント操作パネル17からステアリングハンドル18が突出している。図2に示されるように、ステアリングコラム18aから一方の(本実施形態においては右)側方に突出して昇降操作レバー19が設けられている。
【0012】
昇降操作レバー19の上下方向の揺動によって、植付作業機7の上下昇降と植付部14等の駆動による植付作動とを操作することができる。昇降操作レバー19の上下揺動操作は電気的に検出され出力される。
【0013】
昇降操作レバー19の操作によってフロート21が圃場面上に接地するように植付作業機7を下降させ、植付クラッチを入り作動させて、植付作業機7を植付作動させながら走行機体1を圃場内で走行させることによって、走行機体1の走行に伴い回転駆動される植付部14が苗載台9から苗を掻き取り、圃場に植え付ける植付作業が行われる。
【0014】
なお本乗用田植機は代掻同時移植機ではないため、代掻き後の圃場への苗の植付作業を行う。また植付作業機7は、上記フロート21が圃場面上に接地する高さ位置から、所定の最上昇高さまでの範囲で昇降する。オペレータは昇降操作レバー19の操作によって、昇降範囲内の任意の高さで植付作業機7の位置固定を行うことができる。
【0015】
上記植付作業機7側には、乗用田植機の略全幅にわたって整地ロータ22が支点軸(ロータ軸)23に回転駆動自在に軸支されて設けられている。整地ロータ22は、植付作業機7と後輪3との間に配置されている。フロート21が圃場面上に接地する植付作業機7の下降状態において、整地ロータ22が、圃場に接地するとともに圃場の表層部分に挿入され回転駆動されることによって、代掻き後の圃場の植付深さより浅い表層部分のみを整地する。
【0016】
植付け作業時に走行機体1の旋回等により荒れた代掻き後の圃場の枕地等において整地ロータ22を上記のように回転駆動することにより、整地ロータ22が、上記枕地等の整地を行い、整地ロータ22による整地後の枕地等に苗を安定して植え付けることができる。
【0017】
図3に示されるように、上記両縦フレーム11の上方側間には、左右方向の軸24が回動自在に軸支されている。該軸24には、軸24の回動を操作するレバー26が突設されている。該レバー26の揺動により軸24が回動する。上記軸24の左右両側にはアーム27が設けられている。各アーム27の先端側には中継アーム28が回動自在に軸支連結されている。
【0018】
左右の各中継アーム28の下端側には支持ロッド29が回動自在に軸支連結されている。支持ロッド29は筒状のガイド31(図1参照)内にスライド自在に挿入されている。ガイド31はブラケット32を介して横フレーム12側に取り付けられている。上記支持ロッド29の下端側に前述のロータ軸23が左右方向に回動駆動自在に軸支されている。該ロータ軸23に整地ロータ22が一体的回転するように取り付けられている。
【0019】
整地ロータ22の支持機構は上記のように構成されている。レバー26の揺動によって軸24が回動し、アーム27,中継アーム28を介して支持ロッド29がガイド31に案内されて上下にスライド移動し、ロータ軸23が上下に移動する。ロータ軸23の上下移動によって、ロータ軸23に一体的に取り付けられた整地ロータ22の高さが調節される。
【0020】
上記レバー26は縦フレーム11に固定されたレバーガイド33に挿通されている。レバー26をレバーガイド33に設けられた段部に係止することによって整地ロータ22の高さを位置決め調節することができる。
【0021】
上記整地ロータ22の高さ調節によって、整地ロータ22がフロート21の下面から突出し、植付作業を行うために、フロート21が接地するように植付作業機7を下降させると、整地ロータ22が前述のように圃場に接地する作業姿勢と、整地ロータ22がフロート21の下面より上方に退避し、植付作業を行うために、フロート21が接地するように植付作業機7を下降させた場合でも、整地ロータ22が圃場から離反し、上記植付作業時でも上記整地作業が不可能となる収納姿勢とに姿勢切り換え自在となっている。
【0022】
フロート21が接地した植付作業機7の下降状態において、整地ロータ22が作業姿勢をとり、回転駆動されることによって、植付作業時に整地ロータ22による整地作業を行うことが可能となる。
【0023】
レバーガイド33側には、整地ロータ22を収納姿勢に位置させるときのレバー26のポジションを検出するセンサである収納姿勢検出スイッチ36が設けられている。収納姿勢検出スイッチ36によって整地ロータ22の姿勢を検出することができる。
【0024】
整地ロータ22の駆動力は後輪駆動用のリヤトランスミッション37側からロータクラッチ38を介してロータ軸23のギヤケース39に入り切り自在に伝動される。図4に示されるように、ロータクラッチ38のハウジングからは、クラッチ操作用のシフタ軸41が突出している。
【0025】
ロータクラッチ38のハウジングの上方には電動シリンダ42が設けられている。電動シリンダ42のロッドと上記シフタ軸41とは、アーム43によって連結されている。ロータクラッチ38は、電動シリンダ42の駆動(ロッドの操作)によるシフタ軸41の操作によって入り切りが操作される。
【0026】
昇降リンク機構8は、図5に示されるコントロールバルブ44によって伸縮が制御される油圧シリンダによって昇降操作される。コントロールバルブ44には、回動してコントロールバルブ44の状態を切り替える操作軸が設けられている。操作軸の回動角度の範囲に応じて、コントロールバルブ44が複数のポジションに切り換えられ、油圧シリンダの状態が切り換えられる。
【0027】
コントロールバルブ44の操作軸は、操作モータ46の駆動によってアーム47を介して回動操作される。前述の植付クラッチは、操作モータ46の近傍に設けられた操作アーム48の揺動により入り切り操作される。
【0028】
上記操作アーム48は、操作カム49のカム面(周面)によって操作される。操作カム49は、操作モータ46の駆動により操作軸の回動と連動して回転する。以上のように植付作業機7の昇降及び植付作動の入り切りは、操作モータ46の回転制御によってコントロールされる。
【0029】
油圧シリンダへの圧油の流れ及び油圧シリンダからオイルタンクへの圧油の流れを止めるコントロールバルブ44の固定ポジションで、油圧シリンダは伸縮がロックされ、植付作業機7は所定高さでの固定状態となり、位置決めされる。圧油を油圧シリンダ側に送るコントロールバルブ44の上昇ポジションで、油圧シリンダが伸び作動し、植付作業機7は上昇状態となり上昇する。
【0030】
油圧シリンダからの圧油をオイルタンクに戻すことができ、フロート21の接地によって植付作業機7側からのフィードバックに基づき油圧シリンダを自動伸縮させるコントロールバルブ44の下降・自動ポジションでは、植付作業機7は下降・自動状態となる。
【0031】
植付作業機7は下降・自動状態では、フロート21の非接地状態で植付作業機7の自重により、油圧シリンダが縮作動して下降し、この植付作業機7の下降状態からフロート21が接地して下降を停止すると、植付作業機7は自動的に圃場面に追従可能な自動状態となる。
【0032】
上記のようにフロート21が接地して下降を停止した植付作業機7の自動状態において操作モータ46を駆動して操作カム49により植付クラッチを入り状態とすることによって、植付部14等の駆動が開始され、植付作業機7は植付状態となる。
【0033】
上記操作モータ46及び電動シリンダ42は、図示しないマイコンユニットの出力側に接続され、マイコンユニットによってコントロールされている。マイコンユニットの入力側には、前述の昇降操作レバー19と、操作カム49の回転角度を検出する操作カムポテンショメータ52と、収納姿勢検出スイッチ36とが接続されている。
【0034】
前述のように操作カム49は、コントロールバルブ44の操作軸の回動と連動して回転するため、植付作業機7が固定状態であるときの回転角度,植付作業機7が上昇状態であるときの回転角度,植付作業機7が下降状態であるときの回転角度,植付作業機7が自動状態であるときの回転角度,植付作業機7が植付状態であるときの回転角度の範囲を各別に持つ。このため上記操作カムポテンショメータ52から出力される操作カム49の回転角度の情報に基づいて前述の植付作業機7の各状態を検出することができる。
【0035】
操作モータ46は、昇降操作レバー19からの情報と操作カムポテンショメータ52からの情報とに基づいて、昇降操作レバー19の操作に応じてマイコンユニットによって回転が制御される。操作モータ46の制御によって植付作業機7の昇降や植付クラッチの入り切りがコントロールされる。以上のように昇降操作レバー19の操作によって植付作業機7の昇降や植付クラッチの入り切りがコントロールされる。
【0036】
マイコンユニット側には、整地ロータ用のロータクラッチ38の入り切りを自動的にコントロールするクラッチコントロールプログラムが備えられている。マイコンユニットは、クラッチコントロールプログラムに基づいて作動することによって、上記ロータクラッチ38を自動的にコントロールするクラッチコントロール手段として機能する。
【0037】
クラッチコントロール手段によるクラッチコントロール制御は、図6のフローチャートに示されるように、まずステップS1において、収納姿勢検出スイッチ36のON,OFFをチェックする。整地ロータ22が作業姿勢であり、収納姿勢検出スイッチ36がOFFの場合は、ステップS2に進み、操作カムポテンショメータ52により、操作カム49のポジション(回転角度)をチェックする。
【0038】
ステップS2において操作カム49の回転角度が植付作業機7の自動又は植付状態の範囲である場合は、前述のようにフロート21が圃場に接するように植付作業機7が下降した状態であるため、ステップS3に進み、整地ロータ22に駆動力が伝動されるように、電動シリンダ42によってロータクラッチ38を入り作動させ、リターンする。
【0039】
ステップS1において、収納姿勢検出スイッチ36がONである場合、ステップS2において操作カム49の回転角度が植付作業機7の上昇又は固定状態の範囲である場合は、整地ロータ22が収納姿勢、又はフロート21が圃場に接するように植付作業機7が下降した状態ではないと判断され、ステップS4に進み、整地ロータ22に駆動力が伝動されないように、電動シリンダ42によってロータクラッチ38を切り作動させ、リターンする。
【0040】
上記クラッチコントロール手段によって、図4に示されるように、植付作業機7が植付作業が可能となるようにフロート21が接地した下降状態である際に、整地ロータ22が作業姿勢Aであると、整地ロータ22が自動的に駆動される。これにより整地ロータ22によって整地作業を行わせながら植付作業を行う場合に、整地ロータ22の駆動忘れが防止され、整地ロータ22が回転駆動することなく圃場に接地された状態で、走行機体1が走行し、圃場を荒らすという不都合が防止される。
【0041】
なおクラッチコントロール手段は、収納姿勢検出スイッチ36のON,OFF状態の検出により整地ロータ22の姿勢を検出するため、フロート21が接地した植付作業機7の上記下降状態において、整地ロータ22を収納姿勢から作業姿勢に姿勢切換操作を行うと、整地ロータ22の駆動が自動的に開始される。
【0042】
一方図7に示されるように、植付作業機7が植付作業が可能となるようにフロート21が接地した下降状態である場合でも、整地ロータ22が収納姿勢Bであると、整地ロータ22が駆動されることはない。これにより整地ロータ22を使用せずに植付作業を行う場合に、整地ロータ22の駆動停止忘れが防止され、不要に整地ロータ22が回転駆動して泥土を飛散させる等の不都合が防止される。
【0043】
また図8に示されるように、植付作業機7がフロート21が接地しないように上昇した状態であると、整地ロータ22が作業姿勢Aであっても、整地ロータ22が駆動されることはない。これにより植付作業機7の上昇時の整地ロータ22の駆動停止忘れが防止され、植付作業機7が上昇した状態で不要に整地ロータ22が回転駆動して泥土を飛散させる等の不都合が防止される。
【0044】
以上のようにクラッチコントロール手段によって、整地ロータ22の駆動の入り切りを状況に応じて手動で入り切り操作するという煩雑な操作の必要がなく、整地ロータ22の駆動制御を作業者が意識することなく自動的に簡単に行うことができる。
【0045】
本クラッチコントロール手段は、植付作業機7の前述の各状態を、本来昇降操作レバー19によるコントロールバルブ44のポジションコントロールに使用する操作カムポテンショメータ52を兼用使用して検出する構造となっており、植付作業機7の昇降を検出するため、他の検出器等が不要である。
【0046】
なお図9に示されるように、コントロールバルブ44の近傍に植付作業機7の昇降及び植付クラッチの入り切りを操作するリフトレバー53と、リフトレバー53の揺動角度(ポジション)を検出するリフトレバーポテンショメータ54とが設けられている場合もある。
【0047】
前述の操作モータ46は、リフトレバーポテンショメータ54からの情報と操作カムポテンショメータ52からの情報とに基づいて、リフトレバー53の操作に応じてマイコンユニットによって回転が制御され、これによりリフトレバー53の操作によって植付作業機7の昇降や植付クラッチの入り切りがコントロールされる。
【0048】
この場合、クラッチコントロール手段を、リフトレバーポテンショメータ54からの情報によって検出されるリフトレバー53のポジションに基づき、植付作業機7が植付作業が可能となるようにフロート21が接地した下降状態(自動状態又は植付状態)であることを検出するように構成してもよい。
【0049】
また本実施形態においてはコントロールバルブ44及び植付クラッチを操作モータ46によって制御して植付作業機7の昇降と植付クラッチの入り切りを操作する構造の乗用田植機を例に説明したが、コントロールバルブ44と植付クラッチとを機械的な連繋機構によって操作して植付作業機7の昇降と植付クラッチの入り切りを操作する構造の乗用田植機に本クラッチコントロール手段を適用することもできる。
【0050】
この場合は、上記リフトレバーポテンショメータ54を利用したクラッチコントロール手段と同様に、例えば植付作業機7の昇降を操作する昇降レバーのポジションを検出する検出器を設け、該検出器からの出力に基づいてクラッチコントロール手段を作動させるように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】乗用田植機の側面図である。
【図2】ステアリングハンドル部分の斜視図である。
【図3】整地ロータ部分の正面図である。
【図4】植付作業機がフロート接地状態で下降し、整地ロータが作業姿勢である植付作業機部分の側面図である。
【図5】コントロールバルブ部分の要部側面図である。
【図6】クラッチコントロール制御のフローチャート図である。
【図7】植付作業機がフロート接地状態で下降し、整地ロータが収納姿勢である植付作業機部分の側面図である。
【図8】植付作業機が上昇し、整地ロータが作業姿勢である植付作業機部分の側面図である。
【図9】他の実施形態のコントロールバルブ部分の要部側面図である。
【符号の説明】
【0052】
1 走行機体
7 植付作業機
14 植付部
22 整地ロータ
38 ロータクラッチ(クラッチ)
A 作業姿勢
B 収納姿勢
【出願人】 【識別番号】000001878
【氏名又は名称】三菱農機株式会社
【出願日】 平成17年11月17日(2005.11.17)
【代理人】 【識別番号】100081673
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 誠


【公開番号】 特開2007−135451(P2007−135451A)
【公開日】 平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願番号】 特願2005−332413(P2005−332413)