| 【発明の名称】 |
ポット式育苗容器用播種装置およびポット式育苗容器の播種方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】石川 浩一
【氏名】野澤 正之
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| 【要約】 |
【課題】間欠播種なので作業効率が低く、構造が複雑である。
【解決手段】縦横に多数のポット2を有する育苗容器1を移送する移送台7の上方位置に、円周方向及び軸心方向に所定の間隔を置いて嵌合凹部19を形成した横軸繰出ロール18を設け、前記嵌合凹部19の位置を示す位置検出透孔56と該位置検出透孔56の位置を検出するロール位置感知センサ57を設け、該ロール位置感知センサ57は前記位置検出透孔56を検知することにより前記嵌合凹部19が所定待機位置で横軸繰出ロール18の回転を停止するように構成し、前記育苗容器1の移送路には該育苗容器1の移動を感知する容器感知体60を設け、該容器感知体60は前記育苗容器1の所定位置に移動したことを感知すると前記待機状態の横軸繰出ロール18の回転を開始するように構成したポット式育苗容器用播種装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 縦横に多数のポット2を有する育苗容器1を移送する移送台7の上方位置に、円周方向及び軸心方向に所定の間隔を置いて嵌合凹部19を形成した横軸繰出ロール18を設け、前記嵌合凹部19の位置を示す位置検出透孔56と該位置検出透孔56の位置を検出するロール位置感知センサ57を設け、該ロール位置感知センサ57は前記位置検出透孔56を検知することにより前記嵌合凹部19が所定待機位置で横軸繰出ロール18の回転を停止するように構成し、前記育苗容器1の移送路には該育苗容器1の移動を感知する容器感知体60を設け、該容器感知体60は前記育苗容器1の所定位置に移動したことを感知すると前記待機状態の横軸繰出ロール18の回転を開始するように構成したポット式育苗容器用播種装置。 【請求項2】 請求項1において、前記位置検出透孔56は、前記ポット2と同数、前記横軸繰出ロール18の側面に、前記横軸繰出ロール18の軸心を中心とする円周状に配置形成したポット式育苗容器用播種装置 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記待機中の横軸繰出ロール18の種子が嵌合している嵌合凹部19Bが横軸繰出ロール18の落下位置Rに来るタイミングで、前記容器感知体60が育苗容器1を感知するように、該容器感知体60を育苗容器1の移動方向に位置調節自在に取付けたポット式育苗容器用播種装置。 【請求項4】 請求項1において、前記移送台7の上方位置に側板30を左右一対設け、該左右の側板30に一端を装着口42に形成した斜めの着脱用溝40を形成し、前記横軸繰出ロール18は、そのロール回転軸26を該ロール回転軸26の軸心方向に対する放射方向に着脱用溝40を移動させて着脱自在に構成したポット式育苗容器用播種装置。 【請求項5】 請求項4において、前記着脱用溝40の溝底41の下側の側板30にロール回転軸26を支持する下側軸受ローラ45を位置不動状態に設け、溝底41の上側にロール回転軸26の上面に当接する上側軸受ローラ46を移動自在に設けたポット式育苗容器用播種装置。 【請求項6】 請求項4または請求項5において、前記上側軸受ローラ46はアーム47の先端に取付け、アーム47の基部は軸48により側板30に回動自在に取付け、アーム47はバネ49により上側軸受ローラ46がロール回転軸26から退避するように付勢すると共に、上側軸受ローラ46がロール回転軸26の上面に当接した状態でアーム47の回動を固定用ボルト50により固定するように構成したポット式育苗容器用播種装置。 【請求項7】 請求項4または請求項5または請求項6において、前記横軸繰出ロール18のロール回転軸26の従動歯車51とモータ53の出力歯車54との間に無端チエン52を掛け回し、チエン52の外周側を前記着脱用溝40と反対側の従動歯車51に掛け回したポット式育苗容器用播種装置。 【請求項8】 請求項7において、前記従動歯車51の下側後方所定位置に下側中間歯車55Aを、従動歯車51の斜め上側前方所定位置に上側中間歯車55Bを夫々設け、下側中間歯車55Aと上側中間歯車55Bの間のチエン52の外周側を従動歯車51に噛み合わせるように構成したポット式育苗容器用播種装置。 【請求項9】 請求項4または請求項5または請求項6または請求項7または請求項8において、横軸繰出ロール18の外周面には、前記各嵌合凹部19の左右中間位置を縦に割るようにスリット20を横軸繰出ロール18の円周方向に全周に亘って形成し、各スリット20には掻出体22を嵌合させ、各掻出体22は各スリット20に嵌合した状態でアーム25を、横軸繰出ロール18のロール回転軸26に軸装してロールユニットYを構成し、ロールユニットYごと側板30の着脱用溝40を移動させて着脱交換自在に構成したポット式育苗容器用播種装置。 【請求項10】 種子供給ホッパー9に種子を投入して落下位置Rから種子が落下するまで横軸繰出ロール18を空運転し、落下位置Rから種子が落下すると、位置検出透孔56とロール位置感知センサ57とにより種子の嵌合している待機嵌合凹部19Bが落下位置Rから手前の所定位置に位置したとき、横軸繰出ロール18を回転停止させて待機状態とし、次に、移送台7に育苗容器1を供給し、該移送中の育苗容器1を所定位置の容器感知体60が感知すると、横軸繰出ロール18の回転を再開し、待機嵌合凹部19Bと移動中の育苗容器1のポット2とが同期して播種し、容器感知体60が育苗容器1の通過を感知すると、一旦、横軸繰出ロール18を所定の位置にて回転停止させて待機状態とし、容器感知体60が次の育苗容器1を感知すると、横軸繰出ロール18の回転を再開して前記播種を反復するポット式育苗容器の播種方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ポット式育苗容器用播種装置およびポット式育苗容器の播種方法に係るものである。 【背景技術】 【0002】 従来、縦横に多数のポットを有する育苗容器を移送する移送台の上方位置に、円周方向及び軸心方向に所定の間隔を置いて嵌合凹部を形成した横軸繰出ロールを軸装し、下方移動するポットに播種する播種装置は、公知である(特許文献1) 【特許文献1】特開平11−2992号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 前記公知例は、横軸繰出ロール18および育苗容器1を、間欠移動させて播種するため、作業効率が低いという課題がある。 また、間欠移動は、構造が複雑になるという課題がある。 また、ポットのピッチの相違する育苗容器に対応するのが面倒であるという課題がある。 そこで、本願は、横軸繰出ロールおよび育苗容器の両者を連続移動中に播種できるように工夫すると共に、ピッチの相違する育苗容器に対応するのも容易にしたものである。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は、縦横に多数のポット2を有する育苗容器1を移送する移送台7の上方位置に、円周方向及び軸心方向に所定の間隔を置いて嵌合凹部19を形成した横軸繰出ロール18を設け、前記嵌合凹部19の位置を示す位置検出透孔56と該位置検出透孔56の位置を検出するロール位置感知センサ57を設け、該ロール位置感知センサ57は前記位置検出透孔56を検知することにより前記嵌合凹部19が所定待機位置で横軸繰出ロール18の回転を停止するように構成し、前記育苗容器1の移送路には該育苗容器1の移動を感知する容器感知体60を設け、該容器感知体60は前記育苗容器1の所定位置に移動したことを感知すると前記待機状態の横軸繰出ロール18の回転を開始するように構成したポット式育苗容器用播種装置としたものである。 本発明は、前記位置検出透孔56は、前記ポット2と同数、前記横軸繰出ロール18の側面に、前記横軸繰出ロール18の軸心を中心とする円周状に配置形成したポット式育苗容器用播種装置としたものである。 本発明は、前記待機中の横軸繰出ロール18の種子が嵌合している嵌合凹部19Bが横軸繰出ロール18の落下位置Rに来るタイミングで、前記容器感知体60が育苗容器1を感知するように、該容器感知体60を育苗容器1の移動方向に位置調節自在に取付けたポット式育苗容器用播種装置としたものである。 本発明は、前記移送台7の上方位置に側板30を左右一対設け、該左右の側板30に一端を装着口42に形成した斜めの着脱用溝40を形成し、前記横軸繰出ロール18は、そのロール回転軸26を該ロール回転軸26の軸心方向に対する放射方向に着脱用溝40を移動させて着脱自在に構成したポット式育苗容器用播種装置としたものである。 本発明は、前記着脱用溝40の溝底41の下側の側板30にロール回転軸26を支持する下側軸受ローラ45を位置不動状態に設け、溝底41の上側にロール回転軸26の上面に当接する上側軸受ローラ46を移動自在に設けたポット式育苗容器用播種装置としたものである。 本発明は、前記上側軸受ローラ46はアーム47の先端に取付け、アーム47の基部は軸48により側板30に回動自在に取付け、アーム47はバネ49により上側軸受ローラ46がロール回転軸26から退避するように付勢すると共に、上側軸受ローラ46がロール回転軸26の上面に当接した状態でアーム47の回動を固定用ボルト50により固定するように構成したポット式育苗容器用播種装置としたものである。 本発明は、前記横軸繰出ロール18のロール回転軸26の従動歯車51とモータ53の出力歯車54との間に無端チエン52を掛け回し、チエン52の外周側を前記着脱用溝40と反対側の従動歯車51に掛け回したポット式育苗容器用播種装置としたものである。 本発明は、前記従動歯車51の下側後方所定位置に下側中間歯車55Aを、従動歯車51の斜め上側前方所定位置に上側中間歯車55Bを夫々設け、下側中間歯車55Aと上側中間歯車55Bの間のチエン52の外周側を従動歯車51に噛み合わせるように構成したポット式育苗容器用播種装置としたものである。 本発明は、横軸繰出ロール18の外周面には、前記各嵌合凹部19の左右中間位置を縦に割るようにスリット20を横軸繰出ロール18の円周方向に全周に亘って形成し、各スリット20には掻出体22を嵌合させ、各掻出体22は各スリット20に嵌合した状態でアーム25を、横軸繰出ロール18のロール回転軸26に軸装してロールユニットYを構成し、ロールユニットYごと側板30の着脱用溝40を移動させて着脱交換自在に構成したポット式育苗容器用播種装置としたものである。 本発明は、種子供給ホッパー9に種子を投入して落下位置Rから種子が落下するまで横軸繰出ロール18を空運転し、落下位置Rから種子が落下すると、位置検出透孔56とロール位置感知センサ57とにより種子の嵌合している待機嵌合凹部19Bが落下位置Rから手前の所定位置に位置したとき、横軸繰出ロール18を回転停止させて待機状態とし、次に、移送台7に育苗容器1を供給し、該移送中の育苗容器1を所定位置の容器感知体60が感知すると、横軸繰出ロール18の回転を再開し、待機嵌合凹部19Bと移動中の育苗容器1のポット2とが同期して播種し、容器感知体60が育苗容器1の通過を感知すると、一旦、横軸繰出ロール18を所定の位置にて回転停止させて待機状態とし、容器感知体60が次の育苗容器1を感知すると、横軸繰出ロール18の回転を再開して前記播種を反復するポット式育苗容器の播種方法としたものである。 【発明の効果】 【0005】 請求項1の発明では、移動中のポット2に横軸繰出ロール18の嵌合凹部19を同期させて回転させられるので、育苗容器1を停止させずに連続播種でき、作業効率が向上する。 請求項2の発明では、位置検出透孔56とロール位置感知センサ57により横軸繰出ロール18を所定位置で待機させることができるので、育苗容器1を停止させずに行う連続播種を、簡単な構成で実現できる。 請求項3の発明では、所定位置で待機させた横軸繰出ロール18を、育苗容器1の移送に合わせて最適なタイミングで同期回転させることができ、播種精度を向上させることができる。 請求項4の発明では、育苗容器1のポット2のピッチにあった嵌合凹部19を有する横軸繰出ロール18に交換することで、どのような育苗容器1でも育苗容器1を停止させずに連続播種でき、作業効率が向上する。 請求項5の発明では、横軸繰出ロール18の着脱を容易にして、交換作業を容易にすることができる。 請求項6の発明では、横軸繰出ロール18の着脱するとき、上側軸受ローラ46が邪魔にならず、一人での交換作業も可能にすることができる。 請求項7の発明では、横軸繰出ロール18の着脱するとき、一々伝動機構を着脱しないで交換することができる。 請求項8の発明では、横軸繰出ロール18の着脱に際しての伝動機構の着脱を簡素な構成で不要にできる。 請求項9の発明では、横軸繰出ロール18を掻出体22と一体でロールユニットYとして着脱可能にでき、交換作業を頗る容易にできる。 請求項10の発明では、移動中のポット2に横軸繰出ロール18の嵌合凹部19を同期させて回転させられるので、育苗容器1を停止させずに連続播種でき、作業効率が向上する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 本発明の一実施例を図により説明すると、1はポットシートまたはセルトレイと当業者に呼ばれる育苗容器であり、合成樹脂あるいは腐食する水溶性の紙材料等により縦横に多数のポット2を連設して形成している。実施例のポット2は、左右方向に8個または10個並設され、前後方向(移送方向)には16個または20個並設され、全部で128個または200個並設される。前記ポット2は平面視円形または四角形で下方に至に従い狭小となるように形成し、その底面には透孔4を形成する。 【0007】 6は前記育苗容器1に播種する種子供給装置であり、前記育苗容器1を嵌合した収納箱3を水平に移送する移送台7の上方位置に設けられる。移送台7には前記育苗容器1を嵌合した収納箱3を一定速度で移送する移送ローラー8を移送方向に並設する。 前記種子供給装置6の前記育苗容器1の移送方向の前側上部に種子供給ホッパー9を設ける。種子供給ホッパー9の下部には倒八状の誘導板10、11を設け、一方の誘導板10にはシャッタ兼種子受板12を移動調節自在に取付け、他方の誘導板11には前記シャッタ兼種子受板12との間の供給口14の大きさを調節する繰出量調節板15を設ける。 【0008】 前記誘導板10の下端部近傍には横軸繰出ロール18の外周面を近接させる。横軸繰出ロール18の外周面には、円周方向及びロール軸線方向(母線方向)に所定の間隔を置いて嵌合凹部19を形成する。また、横軸繰出ロール18の外周面には、前記各嵌合凹部19の左右中間位置を縦に割るようにスリット20を横軸繰出ロール18の円周方向に全周に亘って形成する。 スリット20の断面形状は上側を開放したコの字形形状の溝形状に形成する。この場合、スリット20の上部と横軸繰出ロール18の外周面都の境界部分は、所謂面取りをして傾斜面21に形成すると、種子Sの嵌合が良好になって、好適である。また、横軸繰出ロール18の外周面は、ロール軸線方向(母線方向)において嵌合凹部19が低く、嵌合凹部19と嵌合凹部19との間が高くすると、種子Sの嵌合が良好になって、好適である(図3)。 【0009】 この場合、種子は、通常の種子のみならず、不整形の外形の種子の外周を球形にコーティングした所謂コーティング種子でもよい。 スリット20の深さは嵌合凹部19と同じか若干深く形成し、各スリット20には掻出体22を嵌合させる。掻出体22は、スリット20の幅より薄い板部材を取付軸23に挿通し、各掻出体22の間に緩くカラー24を介在させ、各掻出体22が取付軸23の軸方向に移動して各スリット20に嵌合するようにする。取付軸23の左右両側はアーム25に取付け、アーム25は前記横軸繰出ロール18のロール回転軸26に軸装して取付ける。 【0010】 前記横軸繰出ロール18の回転下降側の上面位置には、軸心方向が、横軸繰出ロール18のロール回転軸26の軸心方向と平行で、かつ接触面において同方向回転する回転均平ブラシ27を設け、嵌合凹部19に嵌合せずに前記横軸繰出ロール18と共回りする過剰種子を掃き戻す。前記回転均平ブラシ27は、その中心軸28の左右両端部を種子供給装置6の側板30に移動自在に設けた移動調節板(図示省略)に軸着し、該移動調節板は側板30にボルト(図示省略)により移動自在に取付ける。 【0011】 回転均平ブラシ27の回転下降側の横軸繰出ロール18の側面には、嵌合凹部19に嵌合した種子を上方位置から下方位置まで傷めないように誘導する誘導体33を設ける。誘導体33はウレタン等の弾性部材34の外面に樹脂性のシート(図示省略)を被覆し、該シートを横軸繰出ロール18の側面に密着させて摺接させる。 【0012】 しかして、前記嵌合凹部19は、1個の種子のみが嵌合する大きさ(容積)に形成し、前記育苗容器1のポット2の条数に左右方向の間隔および数を合わせ、ポット2のピッチに合わせて円周方向に同ピッチに形成するが、条数とその間隔とピッチを相違させた嵌合凹部19を同一の横軸繰出ロール18に形成し、育苗容器1のポット2に合わせた嵌合凹部19を有する横軸繰出ロール18に着脱交換して選択使用する。 【0013】 前記種子供給装置6の左右の側板30には、横軸繰出ロール18のロール回転軸26が通る着脱用溝40を形成する。着脱用溝40は、その一端を溝底41に形成し、溝底41は本来播種作業時に横軸繰出ロール18のロール回転軸26が位置する場所に形成し、着脱用溝40の他端は、側板30の前縁に開放して装着口42に形成する。 【0014】 横軸繰出ロール18は、そのロール回転軸26の左右両端を該ロール回転軸26の軸心方向に対する放射方向に装着口42から斜めの着脱用溝40に挿入し、そのまま着脱用溝40内を移動させて装着し、反対に、着脱用溝40内を移動させて取り外して交換する。 【0015】 この場合、横軸繰出ロール18にはそのスリット20に掻出体22を嵌合させた状態でロールユニットYを構成し、ロールユニットY単位に着脱可能にすると、一層、横軸繰出ロール18の交換を容易にする。 【0016】 前記着脱用溝40の溝底41に位置するロール回転軸26は、側板30に設けた前後一対の下側軸受ローラ45により支持され、ロール回転軸26の左右両端の上面には上側軸受ローラ46を夫々当接させる。上側軸受ローラ46はアーム47の先端に取付け、アーム47の基部は軸48により側板30に回動自在に取付ける。49は上側軸受ローラ46をロール回転軸26から退避するように付勢するバネ、50は固定用ボルトであり、固定用ボルト50は側板30の螺子孔(ナット)に螺合させてアーム47の回動を固定する。 【0017】 したがって、横軸繰出ロール18は、横軸繰出ロール18のロール回転軸26を下側軸受ローラ45と上側軸受ローラ46により支持しているので、上側軸受ローラ46を外すと、ロール回転軸26は着脱用溝40を通して側板30より外すことができ、簡単に横軸繰出ロール18の交換ができる。 【0018】 なお、ロール回転軸26の左右両端および下側軸受ローラ45並びに上側軸受ローラ46は、図示は省略するが、段付ローラーに形成すると、ロール回転軸26の軸心方向の移動が阻止され、播種精度が向上して、好適である。 【0019】 しかして、前記ロール回転軸26には、従動歯車51を設け、従動歯車51にはチエン52を掛け回す。チエン52には、横軸繰出ロール18の後側に設けたモータ53の出力歯車54に掛け回す。 この場合、チエン52は、前記着脱用溝40と反対側の従動歯車51の外周に噛み合うように、側板30に中間歯車55を設ける。 【0020】 即ち、従動歯車51の下側後方所定位置に下側中間歯車55Aを、従動歯車51の斜め上側前方所定位置に上側中間歯車55Bを夫々設け、下側中間歯車55Aと上側中間歯車55Bの間のチエン52を従動歯車51に噛み合わせる。 【0021】 中間歯車55Cは下側中間歯車55Aと出力歯車54の間に設けた中間歯車である。また、実施例では上側中間歯車55Bをテンション歯車に構成し、側板30に移動自在に取付け、チエン52の張り具合を調節する。 【0022】 したがって、下側中間歯車55Aと上側中間歯車55Bの間のチエン52は、着脱用溝40と反対側の従動歯車51の外周に噛み合うように掛け回しているから、一々チエン52を他の中間歯車55から外したり、テンション歯車である上側中間歯車55Bを緩めることなく、そのまま着脱用溝40を通して取り外すことができる。 また、装着するときも、着脱用溝40にロール回転軸26を通して、ロール回転軸26が溝底41に至って下側軸受ローラ45により支持されたときに、下側中間歯車55Aと上側中間歯車55Bの間のチエン52を掛け回せばよい。 【0023】 しかして、前記横軸繰出ロール18の側面には、ポット2と同数の位置検出透孔56をロール回転軸26を中心に円状に配置形成する。側板30には前記位置検出透孔56の有無を感知するロール位置感知センサ57を設ける。ロール位置感知センサ57は、例えば、明暗を感知するフォトセンサにより形成して位置検出透孔56の有無を感知するように構成する。 【0024】 実施例では、側板30に窓58を設け、該窓58を通してロール位置感知センサ57が位置検出透孔56を感知するように構成している。 一方、前記移送台7または種子供給装置6の所定位置には、前記育苗容器1の移送を感知する容器感知体60を設け、容器感知体60が育苗容器1を感知すると、モータ53に通電して横軸繰出ロール18の回転を開始させて、横軸繰出ロール18の嵌合凹部19の回転と育苗容器1のポット2の移動とを同期させて、各ポット2に一粒〜3粒程点播種する。 【0025】 即ち、ロール位置感知センサ57により常時、横軸繰出ロール18の嵌合凹部19が播種位置で停止するように、モータ53の回転を止めて横軸繰出ロール18を待機させ、待機させた横軸繰出ロール18を容器感知体60による育苗容器1の感知で回転させ、それ以後、回転する横軸繰出ロール18の嵌合凹部19と育苗容器1のポット2が同期して、移動中のポット2に播種できる。 【0026】 実施例の容器感知体60は、接触型のリミットスイッチにより形成しているが、非接触型のスイッチを使用してもよい。同様に、位置検出透孔56とロール位置感知センサ57は、前記横軸繰出ロール18の回転と同期回転する従動歯車51または別途設けた部材に位置検出透孔56を設け、この位置検出透孔56をロール位置感知センサ57により感知してもよい。 【0027】 (実施例の作用) 種子供給ホッパー9に種子を投入し、移送台7に育苗容器1を嵌合した収納箱3を供給すると移送ロール8により移送され、種子供給装置6の下方に至る。 種子供給ホッパー9内の種子はシャッタ兼種子受板12上を流下して、シャッタ兼種子受板12と横軸繰出ロール18の外周面との間に溜り、上昇する横軸繰出ロール18の嵌合凹部19に嵌合し、横軸繰出ロール18の回転により上昇し、横軸繰出ロール18と共回りする嵌合凹部19に嵌合していない過剰種子は、回転均平ブラシ27により戻されて均平され、誘導体33により誘導されて下方に至り、育苗容器1のポット2に播種される。 【0028】 この場合、横軸繰出ロール18の嵌合凹部19は、所定粒数(1個)の種子が嵌合する大きさ(容積)に形成し、前記育苗容器1のポット2の条数に左右方向の間隔および数を合わせ、ポット2のピッチに合わせて円周方向に同ピッチに形成しており、横軸繰出ロール18は、横軸繰出ロール18の側面のポット2と同数の位置検出透孔56をロール回転軸26を中心に円状に配置形成し、側板30には前記位置検出透孔56の有無感知するロール位置感知センサ57を設け、位置検出透孔56とロール位置感知センサ57は、種子供給装置6に通電したとき、位置検出透孔56とロール位置感知センサ57が一致しているときはそのままとし、位置検出透孔56とロール位置感知センサ57とが不一致のときは一致するまで横軸繰出ロール18を回転させて、下方を通過するポット2の略中央となる落下位置Rに嵌合凹部19が位置する待機状態で停止させる(後述する容器感知体60が育苗容器1を検知していないので、ロール位置感知センサ57が優先している)。 【0029】 したがって、種子供給ホッパー9に種子を投入し、落下位置Rで種子が落下するまで空運転させて、一旦停止させておく。 即ち、落下位置Rの落下嵌合凹部19Aの種子は落下するが、その手前の待機嵌合凹部19Bには種子が嵌合している(図9)。 【0030】 次に、移送台7に供給した育苗容器1を嵌合した収納箱3が種子供給装置6の下方所定位置に至ると、容器感知体60が育苗容器1を感知して横軸繰出ロール18の回転開始させ、この横軸繰出ロール18の回転速度とポット2の移動速度とを同期させることで、回転中の横軸繰出ロール18は移動中のポット2に連続して点播種する。 【0031】 この場合、待機中の横軸繰出ロール18の種子が嵌合している待機嵌合凹部19Bが落下位置Rに至る間に、育苗容器1が所定距離T分移動するように、容器感知体60を所定位置に位置させる(図9)。 【0032】 しかして、育苗容器1が播種されている間は、容器感知体60がオンになっているので、ロール位置感知センサ57の信号は無視されるが、一つの育苗容器1の播種が終了して、育苗容器1から容器感知体60が離れてオフになると、次の嵌合凹部19が落下位置Rに至る前に、ロール位置感知センサ57は次の位置検出透孔56を検出して横軸繰出ロール18の回転を止め、待機状態にし、次の、育苗容器1を容器感知体60が感知すると、前記作業を反復する。 【0033】 即ち、落下位置Rの落下嵌合凹部19Aの種子を育苗容器1の最後列のポット2に播種するときは容器感知体60から育苗容器1が離れているので、待機嵌合凹部19Bが落下位置Rに回転する前に、ロール位置感知センサ57が位置検出透孔56を感知して、横軸繰出ロール18の回転を止め、待機状態にする。 【0034】 したがって、育苗容器1のポット2のピッチと、横軸繰出ロール18の嵌合凹部19のピッチは完全に一致させる必要があり、育苗容器1のポット2のピッチに合わせたピッチの嵌合凹部19を有する横軸繰出ロール18に着脱交換して選択使用する。 【0035】 そこで、種子供給装置6の左右の側板30には、横軸繰出ロール18のロール回転軸26が通る着脱用溝40を形成し、着脱用溝40の一方側を溝底溝底41に、他方側を側板30の前縁に開放した装着口42に夫々形成し、着脱用溝40の溝底41は横軸繰出ロール18のロール回転軸26を装着する位置とし、左右の溝底41の下方には前後一対の下側軸受ローラ45を設け、ロール回転軸26の上面には上側軸受ローラ46を当接させているから、横軸繰出ロール18のロール回転軸26は一対の下側軸受ローラ45と上側軸受ローラ46により支持されて回転し、上側軸受ローラ46を退避させるだけで、ロール回転軸26は着脱用溝40を移動可能になり、横軸繰出ロール18を取り外すことができる。 【0036】 したがって、横軸繰出ロール18は、横軸繰出ロール18のロール回転軸26を下側軸受ローラ45と上側軸受ローラ46により支持しているので、上側軸受ローラ46を外すと、ロール回転軸26は着脱用溝40を通して側板30より外すことができ、簡単に横軸繰出ロール18の交換ができる。 【0037】 この場合、上側軸受ローラ46はアーム47の先端に取付け、アーム47の基部は軸48により側板30に回動自在に取付けられ、アーム47はバネ49により上側軸受ローラ46がロール回転軸26から退避するように付勢されているから、アーム47を固定している固定用ボルト50を外すと、上側軸受ローラ46はロール回転軸26から退避し、ロール回転軸26は着脱用溝40を移動可能になり、横軸繰出ロール18を取り外すことができる。 【0038】 しかして、横軸繰出ロール18のロール回転軸26の従動歯車51とモータ53の出力歯車54との間には無端チエン52を掛け回しているが、チエン52の外周側が、着脱用溝40と反対側の従動歯車51の外周の一部に掛け回し、着脱用溝40の移動方向側の従動歯車51の外周には接触しないようにしているから、横軸繰出ロール18を外すとき、従動歯車51はチエン52から単に離れるだけであり、そのまま外すことができる。 【0039】 即ち、従動歯車51とモータ53の出力歯車54との間には、着脱用溝40と反対側の従動歯車51の外周にチエン52が噛み合うように、中間歯車55を側板30に取付ける。 【0040】 実施例では、従動歯車51の下側後方所定位置に下側中間歯車55Aを、従動歯車51の斜め上側前方所定位置に上側中間歯車55Bを夫々設け、下側中間歯車55Aと上側中間歯車55Bの間のチエン52を従動歯車51に噛み合わせているから、下側中間歯車55Aと上側中間歯車55Bの間のチエン52は従動歯車51の後側面に押し付けられて回転を伝達する。 【0041】 したがって、下側中間歯車55Aと上側中間歯車55Bの間のチエン52の外周側は、着脱用溝40と反対側の従動歯車51の外周に噛み合うように掛け回しているから、一々チエン52を他の中間歯車55から外したり、テンション歯車である上側中間歯車55Bを緩めることなく、そのまま着脱用溝40を通して取り外すことができる。 【0042】 また、装着するときも、着脱用溝40にロール回転軸26を通して、ロール回転軸26が溝底41に至って下側軸受ローラ45により支持されたときに、下側中間歯車55Aと上側中間歯車55Bの間のチエン52を掛け回せばよい。 【0043】 このように、育苗容器1のポット2のピッチに合わせたピッチの嵌合凹部19を有する横軸繰出ロール18に、簡単に着脱交換して選択使用することにより、連続回転中の横軸繰出ロール18とポット2の移動速度とを同期させて、連続点播種作業を実現する。 【0044】 しかして、横軸繰出ロール18のスリット20には掻出体22を嵌合させているが、各掻出体22を各スリット20に嵌合した状態でアーム25を、横軸繰出ロール18のロール回転軸26に軸装してロールユニットYを構成し、ロールユニットY単位に着脱可能にすると、一層、横軸繰出ロール18の交換を容易にする。 【図面の簡単な説明】 【0045】 【図1】ポット式育苗容器の一例を示す部分斜視図。 【図2】種子供給装置の側面図。 【図3】ロールの一部断面図。 【図4】ロールの一部斜視図。 【図5】掻出体およびロールユニットの斜視図。 【図6】種子供給装置の側面図。 【図7】種子供給装置の側面図。 【図8】移送台の平面図。 【図9】ロールとポットの位置関係を示す概略側面図。 【図10】同平面図。 【符号の説明】 【0046】 1…育苗容器、2…ポット、3…収納箱、4…透孔、5…平坦部、6…種子供給装置、7…移送台、8…移送ローラー、9…種子供給ホッパー、10…誘導板、11…誘導板、12…シャッタ兼種子受板、14…供給口、15…繰出量調節板、18…横軸繰出ロール、19…嵌合凹部、20…スリット、22…掻出体、23…取付軸、24…カラー、25…アーム、26…ロール回転軸、27…回転均平ブラシ、30…側板、33…誘導体、34…弾性部材、40…着脱用溝、41…溝底、42…装着口、45…下側軸受ローラ、46…上側軸受ローラ、47…アーム、48…軸、49…バネ、50…固定用ボルト、51…従動歯車、52…チエン、53…モータ、54…出力歯車、55…中間歯車、56…位置検出透孔、57…ロール位置感知センサ、60…容器感知体。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000132219 【氏名又は名称】株式会社スズテック
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| 【出願日】 |
平成17年10月24日(2005.10.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089934 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 淳一郎
【識別番号】100092945 【弁理士】 【氏名又は名称】新関 千秋
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| 【公開番号】 |
特開2007−111021(P2007−111021A) |
| 【公開日】 |
平成19年5月10日(2007.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2005−308838(P2005−308838) |
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