| 【発明の名称】 |
移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】小山 真一
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| 【要約】 |
【課題】移植機に搭載されるトランスミッションの構造を簡素化しトランスミッションを小型化すると共に、動力伝達損失を最小に抑える。
【解決手段】エンジンの動力をトランスミッションを介して伝達する移植機において、動力が入力される主軸52と走行側へ動力を伝達する走行用出力軸53とを副変速部67を介して繋ぐと共に、走行用出力軸53と前後輪軸とを第1の減速装置、及び第2の減速装置68を介して繋ぎ合せて動力を伝達する。これにより、トランスミッションの伝動軸を1本減少する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 エンジンの動力をトランスミッションを介して前輪、後輪、植付作業部及び他の作業用PTO軸に伝達してなる移植機において、 前記トランスミッションの走行用出力軸に連動して該トランスミッションから後方に延びている後輪用PTO軸と後輪駆動軸との間に第1の減速装置を介在し、 前記トランスミッションの走行用出力軸のギヤと植付作業部出力軸に回転自在に支持したアイドルギヤとにより第2の減速装置を構成し、 前記トランスミッションの走行用出力軸から、前記第1の減速装置を介して前記後輪に動力伝達すると共に前記第2の減速装置を介して前記前輪に動力伝達する、 ことを特徴とする移植機。 【請求項2】 前記第1の減速装置は、前記後輪用PTO軸から、前記後輪駆動軸に動力伝達すると共に前記他の作業用PTO軸に動力伝達する分岐ケースに配置されてなる、 請求項1記載の移植機。 【請求項3】 前記トランスミッションは、互に平行に配置された、前記エンジンからの動力が伝達される主軸と、前記走行用出力軸と、前記植付作業部出力軸と、を有し、 前記主軸の複数のギヤと前記走行用出力軸の複数のギヤにより副変速部を構成し、 該副変速部がいずれの変速段にあっても、該変速段の伝動下流側の回転が前記第2の減速装置を介して前記前輪に伝達されてなる、 請求項1又は2記載の移植機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、乗用田植え機等の移植機に係り、詳しくはその動力伝達装置に関する。 【背景技術】 【0002】 一般に、移植機では、機体前部に搭載されるエンジンの発生動力を無段変速装置を介してトランスミッションに入力して所定の軸回転数へ変換した後、駆動輪や機体後部に位置する植付作業機の動力として使用され植付作業が行われる。移植機に搭載されるトランスミッションは、トランスミッションケースと複数の軸と変速ギヤを組み合わせることにより構成され、入力される動力を適正な出力へ変換する装置として広く移植機に用いられている(例えば特許文献1)。 【0003】 【特許文献1】特開2000−203291号公報(図10、図11) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 前記移植機では、限られた車両搭載スペースに必要な機材を収容することが求められると共に、エンジン動力の伝達損失を如何に低減するかが課題となるところである。 【0005】 係る場合に、動力を伝達するトランスミッションでは、複数の回転軸と変速ギヤを組み合わせることにより構成されることから、トランスミッションケースが大型化して機材搭載スペースを占有する傾向にある。また、トランスミッション軸受け部の摩擦抵抗、変速ギヤの歯面接触抵抗やイナーシャ等により動力の伝達損失を生ずる場合も有り得ている。 【0006】 本発明は、トランスミッションを構成する軸数と変速ギヤの削減を図ることによりトランスミッション構造を簡素化してトランスミッションケースの小型化を図ることを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 前記目的を達成するため、請求項1に係る本発明は、エンジンの動力をトランスミッション(5)を介して前輪(14)、後輪(15)、植付作業部(20)及び他の作業用PTO軸(82)に伝達してなる移植機(1)において、 前記トランスミッション(5)の走行用出力軸(53)に連動して該トランスミッション(5)から後方に延びている後輪用PTO軸(58)と後輪駆動軸との間に第1の減速装置(80)を介在し、 前記トランスミッション(5)の走行用出力軸のギヤ(66)と植付作業部出力軸(54)に回転自在に支持したアイドルギヤ(64)とにより第2の減速装置(68)を構成し、 前記トランスミッション(5)の走行用出力軸(53)から、前記第1の減速装置(80)を介して前記後輪(15)に動力伝達すると共に前記第2の減速装置(68)を介して前記前輪(14)に動力伝達する、 ことを特徴とする移植機にある。 【0008】 請求項2に係る本発明は、前記第1の減速装置(80)は、前記後輪用PTO軸(58)から、前記後輪駆動軸に動力伝達すると共に前記他の作業用PTO軸(82)に動力伝達する分岐ケース(81)に配置されてなる、 請求項1記載の移植機にある。 【0009】 請求項3に係る本発明は、前記トランスミッション(5)は、互に平行に配置された、前記エンジンからの動力が伝達される主軸(52)と、前記走行用出力軸(53)と、前記植付作業部出力軸(54)と、を有し、 前記主軸(52)の複数のギヤと前記走行用出力軸(53)の複数のギヤにより副変速部(67)を構成し、 該副変速部(67)がいずれの変速段にあっても、該変速段の伝動下流側の回転が前記第2の減速装置(68)を介して前記前輪に伝達されてなる、 請求項1又は2記載の移植機にある。 【0010】 尚、前記した括弧内の符号等は図面を参照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。 【発明の効果】 【0011】 請求項1に係る本発明によると、後輪駆動系は、トランスミッションから延びている後輪用PTO軸と後進駆動軸との間に減速装置を介在し、前輪駆動系は、植付作業部用出力軸にアイドルギヤを支持することにより減速装置を構成したので、従来必要であったトランスミッション内の減速ギヤ用軸を省くことが可能となり、トランスミッションの小型化を図ることができると共に、動力伝達損失を最少に抑えることができる。 【0012】 請求項2に係る本発明によると、後輪駆動系の第1の減速装置は、従来の他の作業用PTO軸の分岐ケースを利用することができるので、上記トランスミッションの変更に伴う他の動力伝達系の変更を最小限に抑えることができる。 【0013】 請求項3に係る本発明によると、主軸と走行用出力軸との間に副変速部を介在し、該変速部による変速段がいずれの状態にあっても、その伝動下流側に第2の減速装置が介在するので、走行時及び作業時にそれぞれ適正な走行変速を得ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。図1乃至図5は、本発明の実施の形態を示すもので、図1は移植機の側面図、図2は作業状態にあるトランスミッション変速機構の展開図、図3は走行状態にあるトランスミッション変速機構の展開図、図4は第1の減速装置の展開図、図5は従来例を示すトランスミッション変速機構の展開図である。 【0015】 図1に示すように、移植機1は、走行機体10と、該走行機体10の後方に連結された植付作業機20とからなり、走行機体10は、機体フレーム12と、該機体フレーム12の前方に配置された左右一対のフロントアクスルケースを介してそれぞれ支持された左右一対の前輪14と、該機体フレーム12の後方に配置された左右一対のリアアクスルケース16にそれぞれ支持された後輪15とを有している。 【0016】 機体フレーム12の前部にはエンジンとトランスミッション5が搭載され、機体カバー13により覆われている。また、機体フレーム12の中央部には運転席17が配置され、該運転席17には座席シート18、ステアリングハンドル19の他、運転に必要なレバー、ペダル、スイッチ、表示機器等が配置されている。 【0017】 植付作業機20は機体フレーム12の後部に昇降リンク機構21を介して連結されており、昇降リンク機構21にローリング自在に連結される作業部フレーム22と、作業フレーム22の上方に左右往復自在に支持された苗のせ台23と、苗を移植する植付機構24と、植付機構24の下部で上下方向に揺動自在に配置されたフロート25を備えている。 【0018】 植付機構24では、トランスミッション5より出力される植付PTO軸57、107により動力が伝達され、苗のせ台23に搭載されたマット状の苗から1株分の苗を掻き取って、圃場に植え付けるように構成されている。 【0019】 移植機1はエンジンを動力源として、トランスミッション5により適宜に動力変換を行いながら前後輪14、15と植付機構24を駆動するための動力として伝達され、苗植え作業が行われる。その他に、トランスミッション5からは植付PTO軸57,107と後輪を駆動するための走行PTO軸とは別に、整地作業機等の汎用作業に用いるための作業用PTO82、121を有している。 【0020】 図5を用いて従来例によるトランスミッション構造を説明すると、トランスミッション100のミッションケース101には、エンジンからの動力が無段変速機(図示せず)を介して入力される主軸102と、該主軸102と所定の間隔で平行に並ぶ中間伝達軸103、植付作業部出力軸104、走行出力軸105とが回転自在に支持されると共に、植付PTO軸107及び後輪用PTO軸108の一端がこれら主軸102、中間伝達軸103、植付作業部出力軸104、走行出力軸105と略垂直方向に回転自在に支持されている。 【0021】 主軸102には、植付作業機20へ動力を伝達するための作業機側出力ギヤ110と、前後輪14、15へ動力を伝達するための走行側ギヤ111がスプライン嵌合により軸方向へ摺動自在に配置され、動力の分配が成される。 【0022】 作業機側出力ギヤ110には、植付作業部出力軸104へスプライン嵌合により摺動自在に嵌合された作業部1次ギヤ112が噛合しており、入力された動力は作業部1次ギヤ112を介して植付作業部出力軸104へ伝達される。 【0023】 植付作業部出力軸104の端部には、植付作業機20に一定以上の負荷が加わった場合に動力の伝達を遮断することができるトルクリミッタ113と、植付PTO軸107へ動力を伝達するための作業部2次ギヤ114を有しており、これらトルクリミッタ113、作業部2次ギヤ124を介して植付PTO軸107へ動力が伝達される。また、作業部1次ギヤ122はセレクトレバー106を操作することによりシフトされ、作業機側出力ギヤ110と作業部1次ギヤ122の組み合わせを変更することにより適宜のギヤ比が選択され、植付PTO軸107へ適当な動力を伝達することが可能となっている。 【0024】 他方、走行側ギヤ111は、減速ギヤ用軸103へスプライン嵌合により摺動可能に嵌合する減速ギヤ用1次ギヤ112と噛合されている。走行側ギヤ111は2枚のギヤ111a、111bを有しており、減速ギヤ用1次ギヤ112が有する2枚のギヤ112a、112bと選択的に噛合することが可能となっている。このようにして減速ギヤ用1次ギヤ112へ伝達された動力は、減速ギヤ用軸103と該軸の中央部に位置する減速ギヤ用2次ギヤ114を介して走行出力軸105へと動力が伝達されることとなる。 【0025】 走行出力軸105では、減速ギヤ用2次ギヤ114より入力された動力は、該減速ギヤ用2次ギヤ114と常時噛合する走行出力1次ギヤ115を介して、前輪へ動力を伝達する前輪駆動ギヤ116と、後輪へ動力を伝達する後輪駆動ギヤ117により前後車軸へ分配される。 【0026】 走行出力軸105の端部に形成された後輪駆動ギヤ117へは、後輪用走行PTO軸108の後輪用走行PTOギヤ118がベベルギヤ構造により噛合しており、更に、後輪用走行PTO軸108の後端部へはリヤアクスルへ動力を伝える後輪用PTO出力ギヤ119が位置している[図5−(b)]。この後輪用PTO出力ギヤ119は分岐ケース120に収められており、分岐ケース120の一端からは減速ギヤを介して他の作業用PTO軸121が延出され、適宜の作業機械動力源として使用することができる。 【0027】 このように、従来例によるトランスミッションでは主軸102、植付作業部出力軸104、減速ギヤ用軸103、走行出力軸105の4本の軸を平行に配置した上で、複数のギヤを介在させることにより動力の分配と必要な減速比を得るものであったため、ミッションケース101が大型化する傾向にあり、また、各軸と複数のギヤを回転させるために動力伝達損失が生じる場合があった。 【0028】 以上の従来例に対して、本発明の好ましい実施の形態を図2に示す作業状態にあるトランスミッション変速機構の展開図に基づき説明すると、トランスミッション5のミッションケース51には、エンジンからの動力が無段変速機(図示せず)を介して入力される主軸52と、該主軸52と所定の間隔で平行に並ぶ走行用出力軸53、植付作業部出力軸54とが回転自在に支持されると共に、植付PTO軸57及び後輪用PTO軸58の一端がこれら主軸52、走行用出力軸53、植付作業部出力軸54と略垂直方向に回転自在に支持されている。 【0029】 主軸52には、植付作業機20へ動力を伝達するための作業機側出力ギヤ60と、前後輪14、15へ動力を伝達するための走行側ギヤ61がスプライン嵌合により摺動自在に配置され、動力の分配が成される。 【0030】 作業機側出力ギヤ60は、植付作業部出力軸54へスプライン嵌合により摺動自在に嵌合された作業部1次ギヤ62と噛合しており、入力された動力は作業部1次ギヤ62を介して植付作業部出力軸54へ伝達される。該植付作業部出力軸54の中央部には、後述する前輪側へ駆動力を伝達するためのアイドルギヤ64が筒軸64aにより回転自在に被嵌されると共に、植付作業部出力軸54の端部には、植付作業機20側に一定以上の負荷が加わった場合に動力の伝達を遮断することができるトルクリミッタ63と、植付PTO軸57へ動力を伝達するための作業部2次ギヤ65を有しており、これらトルクリミッタ63、作業部2次ギヤ65を介して植付PTO軸57へ動力が伝達される。作業部1次ギヤ62では、セレクトレバー56の操作によりリンク56aを介して作業部1次ギヤ62をシフトすることができ、作業部1次ギヤ62のギヤと作業機側出力ギヤ60のギヤ組み合わせを変更することが可能であり、適宜のギヤ比を選択して植付PTO軸57へ動力を伝達することができる。 【0031】 他方、走行側ギヤ61へは、走行用出力軸53へスプライン嵌合により摺動可能に嵌合された走行用出力ギヤ66が噛合している。走行側ギヤ61は2枚のギヤ61a、61bが一体として成型され、また、走行用出力ギヤ66は3枚のギヤ66a、66b、66cが一体として成型されており、これらギヤを適宜に組み合わせることにより、ギヤ比を調整する副変速部67が構成される。 【0032】 副変速部67の作用について詳述すると、図2に示す作業時状態によれば、走行側ギヤ61の小ギヤ61aが走行用出力ギヤ66の大ギヤ66aと噛合して、大きな減速比と高い軸トルクを得ることができる。本噛合状態では、走行用出力ギヤ66のギヤ66cがアイドルギヤ64を構成するギヤ64bと噛合しており(図中では離間して示す)、大ギヤ66aより入力された動力はギヤ66c、ギヤ64bを介してアイドルギヤ64へ伝達されることとなる。 【0033】 次に走行状態にある副変速部67を説明すると、図3では図2に示す走行用出力ギヤ66がセレクトレバー56の操作により走行用出力軸53の右方へとシフトされ、上述した走行側ギヤ61の小ギヤ61aと走行用出力ギヤ66の大ギヤ66aとの噛合が解除されて、走行側ギヤ61の大ギヤ61bと走行用出力ギヤ66のギヤ66cとが噛合されると共に、走行用出力ギヤ66のギヤ66bがアイドルギヤ64のギヤ64bと噛合され(図中では離間して示す)、ギヤ66cより入力された動力はギヤ66bを介してギヤ64bへ伝達されることとなる。このように、副変速部67を構成する走行用出力ギヤ66が走行側ギヤ61のいずれのギヤを噛合していても、アイドルギヤ64のギヤ64bは、ギヤ66b、またはギヤ66cのいずれかと常時噛合することとなる。本走行状態によれば、減速比が小さく設定され、高回転軸出力を得ることができる。 【0034】 次に、アイドルギヤ64は、植付作業部出力軸54を回転自在に被嵌する筒軸64aの一方の端部に支持されるギヤ64bと、筒軸64aの他方の端部へは前輪へ動力を伝達するギヤ64cが支持され一体として回動する。アイドルギヤ64のギヤ64cは前輪駆動軸と繋がるデファレンシャルギヤ70のリングギヤ70aと常時噛合されて(図中では離間して示す)走行動力が伝達される。このように、走行用出力ギヤ66から入力された動力は、アイドルギヤ64を第2の減速装置68として必要な減速比を得て前輪車軸へ伝達されることとなる。 【0035】 他方、走行用出力ギヤ66より入力された動力は、走行用出力軸53を介して該走行用出力軸53の端部に位置する後輪駆動ギヤ69まで伝わり、更に伝達下流に繋がる後輪用PTO軸58へと動力が伝達される。後輪駆動ギヤ69はベベルギヤにより構成され、噛合する後輪用PTO軸58の端部に位置する後輪用PTO入力ギヤ71と共働して、駆動力を略垂直方向に変換されている。 【0036】 後輪用PTO入力ギヤ71を介して動力伝達がされた後輪用PTO軸58は、ミッションケース51の後端部から延出して走行機体10のフロアー下を通過して機体後方まで亘り、動力をリヤアクスルケース16まで導くことができる。後輪用PTO軸58では、機体長さに応じて離間した位置まで動力が伝達されることから、必要により軸中間にユニバーサルジョイントや支持軸受けを有している。 【0037】 後輪用PTO軸58の後端部には第1の減速装置80が繋がれ、該第1の減速装置80はリヤアクスルケース16側へ動力を伝達するための減速機構と、汎用作業の動力源として使用することができる作業用PTO82とを有している。 【0038】 更に、図4を用いて第1の減速装置80の構造を説明すると、第1の減速装置80へは後輪用PTO軸58が分岐ケース81の前端部へ導かれると共に、該後輪用PTO軸58は分岐ケースを貫通して延出して、汎用作業に使用される作業用PTO82を形成する。分岐ケース81内の後輪用PTO軸58には後輪用PTO出力ギヤ83が形成されており、該後輪用PTO出力ギヤ83は後輪用PTO軸58と平行に位置する後輪駆動軸84に繋がる後輪駆動入力ギヤ85と噛合して後輪駆動軸84へ動力伝達される。後輪駆動軸84の後方にはリヤアクスルケース16へ繋がる後輪駆動出力ギヤ86を有しており、分岐ケース81のアタッチメント部87をリヤアクスルケース16と当接することにより、後輪駆動軸84まで伝達された動力は後輪駆動出力ギヤ86を介して後輪へ伝わることとなる。 【0039】 本第1の減速装置80は、図5−(b)の従来例にて説明した後輪側へ動力を伝達するための分岐ケース120を流用することが可能であり、従来の分岐ケース構造を大幅に変更することなく転用できる。 【0040】 以上のように、本発明によるトランスミッション5では、主軸52、走行用出力軸53、植付作業部出力軸54の3軸により構成され、従来例によるトランスミッション100に必要であった中間伝動軸103が不要となるので、トランスミッションケース51をコンパクトに抑えることができる。また、動力伝達部品数が少なくなることにより動力伝達損失を低く抑えることが可能となる。 【0041】 更に、第1の減速装置80は従来例による分岐ケース120を転用することができるので、トランスミッション構造の変更に伴う他の動力伝達系の変更を最小に抑えることができる。 【0042】 最後に、上記に示した本発明による実施例は移植機に使用することができるトランスミッション構造の最良の形態を一実施例として記載したものであり、本発明の思想は広く動力機械に使用されるトランスミッションへ転用可能であることを付記する。 【図面の簡単な説明】 【0043】 【図1】移植機の側面図である。 【図2】作業状態にあるトランスミッション変速機構の展開図である。 【図3】走行状態にあるトランスミッション変速機構の展開図である。 【図4】第1の減速装置の展開図である。 【図5】従来例を示すトランスミッション変速機構の展開図である。 【符号の説明】 【0044】 1 移植機 5 トランスミッション 10 走行機体 20 植付作業機 14 前輪 15 後輪 51 トランスミッションケース 52 主軸 53 走行用出力軸 54 植付作業部出力軸 57 植付PTO軸 58 後輪用PTO軸 64 アイドルギヤ 66 走行用出力ギヤ 67 副変速部 68 第2の減速装置 80 第1の減速装置 82 作業用PTO
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成17年9月30日(2005.9.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082337 【弁理士】 【氏名又は名称】近島 一夫
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| 【公開番号】 |
特開2007−97412(P2007−97412A) |
| 【公開日】 |
平成19年4月19日(2007.4.19) |
| 【出願番号】 |
特願2005−287596(P2005−287596) |
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