| 【発明の名称】 |
作業車の穴掘り装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】長井 訓
【氏名】高橋 恒
【氏名】堀 敏行
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| 【要約】 |
【課題】本発明の課題は、穴掘り作業と同時に、穴掘り後の穴に肥料を散布して作業の省力化を図ることにある。
【解決手段】本発明は、作業車後部に設けられた昇降アーム(10)の先端に、所定の穴を掘削するホールディガー(12)を装備し、このホールディガー(12)には穴掘り後の穴に施肥する施肥装置(20)の施肥供給口(21)を設けてあることを特徴とする。また、ホールディガー(12)による穴掘り深さが所定量に達すると、それを感知するセンサ(26)を設け、このセンサ(26)の検出結果に基づき施肥繰出モータ(23)を駆動するように連動構成してなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 作業車後部に設けられた昇降アーム(10)の先端に、所定の穴を掘削するホールディガー(12)を装備し、このホールディガー(12)には穴掘り後の穴に施肥する施肥装置(20)の施肥供給口(21)を設けてあることを特徴とする作業車の穴掘り装置。 【請求項2】 ホールディガー(12)による穴掘り深さが所定量に達すると、それを感知するセンサ(26)を設け、このセンサ(26)の検出結果に基づき施肥装置(20)の施肥繰出モータ(23)を駆動するように連動構成してなる請求項1に記載の作業車の穴掘り装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、トラクタ等における作業車の穴掘り装置に関し、農業機械や土木機械の技術分野に属する。 【背景技術】 【0002】 従来、例えば、特許文献1には、植樹用の穴を掘ったり、樹木周辺に肥料を埋設するための穴を掘削する穴掘り装置が開示されている。すなわち、穴掘り装置を用いて果樹園の枝下局所堆肥を行うために縦穴を掘削するためには、穴掘り装置をトラクタで目的の枝下まで移動させ、その位置で穴掘り装置が地面に対して略垂直になるように角度調整しておき、穴掘り螺旋を回転駆動しながら下降させて先端を地面に突っ込み穴掘し、この開けられた穴に堆肥を挿入するものである。 【0003】 また、特許文献2には、傾斜地においてもマスト上に装備する穴掘り装置を重力が働く直下方向に姿勢制御できる穴掘り装置が開示されている。 【特許文献1】特開2005−155043号公報 【特許文献2】特開平9−209676号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 かかる従来技術は、堆肥挿入用と謂えども穴掘り作業のみ行う技術であって、穴掘り作業と他の作業との同時作業を行う技術思想については開示がなく、開けた穴に肥料を散布する技術は存在しない。 【0005】 本発明は、穴掘り作業と同時に、穴掘り後の穴に肥料を散布して作業の省力化を図ることにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。 すなわち、請求項1記載の本発明は、作業車後部に設けられた昇降アーム(10)の先端に、所定の穴を掘削するホールディガー(12)を装備し、このホールディガー(12)には穴掘り後の穴に施肥する施肥装置(20)の施肥供給口(21)を設けてあることを特徴とする。 【0007】 ホールディガー(12)は、駆動モータ(11)によって回転駆動され、昇降アーム(10)の下降操作により、降下させながら地中を推進し穴掘り作業を行なう。 そして、この穴掘り作業が完了し、ホールディガー(12)が上昇を開始すると、肥料繰出部(20a)から肥料が繰り出され、肥料散布管(22)を通じて施肥供給口(21)より穴掘り後の穴に散布される。 【0008】 請求項2に記載の発明は、ホールディガー(12)による穴掘り深さが所定量に達すると、それを感知するセンサ(26)を設け、このセンサ(26)の検出結果に基づき施肥装置(20)の施肥繰出モータ(23)を駆動するように連動構成してなる。これによって、所定深さの穴が形成されたときに肥料を自動的に繰出散布することとなる。 【発明の効果】 【0009】 以上要するに、本発明によれば、穴掘り作業と同時に、穴掘り後の穴に肥料を散布できるので、作業の省力化を図ることができる。 また、請求項2に記載の発明では、所定深さの穴が形成されたときに肥料を自動的に繰出散布でき施肥を適所に行うことができ、かつ手動操作を不要とさせて操作を容易化できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 この発明の実施例を図面に基づき説明する。 図1は、乗用作業車の一例としてトラクタを示すものであり、この車体1の前部のボンネット2内にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケ−ス3内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪4と後輪5とに伝えるようにしている。車体後部側には運転席6、その運転席6の前方にはステアリングハンドル7が装備されている。 【0011】 また、車体後部には左右一対のロアリンク8a,8aを具備し、該ロアリンク8a,8aの後端側に連結してマスト8bを設け、ミッションケースの後端に後上方に突出する状態に連結したヒッチアーム9の下端側を補強支持すべく構成している。このヒッチアーム9に対し、その先端に上下及び左右回動自在に枢着された昇降アーム10には、駆動モータ11によって回転駆動されるホールディガー(穴掘りオーガ)12が装備されている。 【0012】 すなわち、上記昇降アーム10は、アーム屈折用モータ13及びアーム水平回動用モータ14によって揺動駆動され、上下方向に昇降し、且つ、左右方向にもスイングする構成としている。運転席6の近傍に配置して設けた操作レバー15の前後方向の操作で、アーム上げスイッチ15uとアーム下げスイッチ15dを切替作動してアーム屈折用モータ13を駆動制御し、操作レバー15の左右方向の操作で、アーム左スイングスイッチ15lとアーム右スイングスイッチ15rを切替作動してアーム水平回動用モータ14を駆動制御するようになっている。 【0013】 運転席6の背部側には、粒状肥料を収納する施肥タンク20aと肥料を所定量づつ繰り出す繰出部20bとからなる施肥装置20が設置されている。また、一方、ホールディガー12側の前記駆動モータ11に連動する回転軸12aは中空に形成され、下端側には穴掘り後の穴に肥料を散布する施肥供給口21が具備され、肥料繰出部20bからの繰出肥料が肥料散布管22を通じて施肥供給口21より吐出されるようになっている。施肥供給口21は、螺旋状に形成したホールディガー12の回転軸12aの中空部12cを前記肥料散布管22と連通すべく構成すると共に、その先端(下端)を開口して構成している。 【0014】 肥料繰出部20bの繰出ローラは施肥繰出用モータ23によって駆動され、前記操作レバー15の近傍に配設した散布開始/停止スイッチ24の操作によりモータ23の駆動が入り・切りされるようになっている。 【0015】 ホールディガー12の回転軸12aの上半部を囲うように筒状壁12dを設ける。螺旋羽根12eで揚上される掘削土を所定に保持しうるもので、つまり、螺旋羽根12eが回転を継続する間は筒状壁に達した土は下方への抜けが生じない。作業が終わって回転軸12aの回転を停止すると徐々に下方に流下するもので、作業終了と共に、開穴位置から離れて土を排出させるものである。 【0016】 なお、ホールディガー12による穴掘り深さが所定量に達すると、それを感知するセンサを設け、このセンサの検出結果に基づき前記施肥繰出モータ23を駆動するように連動構成し、肥料を自動的に繰出散布する構成としてもよい。即ち、前記昇降アーム10には、該アーム10の上下位置を検出するセンサ26を備えておき、そして、ホールディガー12を回転駆動しながら、アーム10を除々に下降操作することにより穴掘り作業が進行させつつ、このセンサ26の角度検出によって掘削深さを検出する構成である。そして、コントローラ30は、この検出角度(≒深さ)が所定に達すると肥料を繰り出す繰出モータ23をオンすべく構成するものである。 【0017】 図4は、上記のコントローラ30の機能を表わすフローチャートで、所定の位置、深さ、角度を予め入力しておくプログラムモード、アームの昇降操作によるモード、アームスイングモード、傾斜姿勢での掘削を行うモードを選択設定できるようになっている。 【0018】 オペレータは、土質や施肥対象の果樹等を配慮しながら、上記のモードを選択することができる。 図例に示すように、ホールディガー12の基部側近くには、地中の樹木の根を検知する超音波センサ25が設けられ、穴を開けたい場所までトラクタを移動させ、トラクタに設けられたボタンスイッチを押すと、自動で超音波センサ25が地中の状態を判断し、根のない位置まで昇降アーム10を移動させて、穴掘り作業を開始する構成になっている。これによれば、地中にある樹木の根を避けて穴掘り作業が行われるので、不用意に根を破損させる恐れがない。 【0019】 また、前記昇降アーム10には、該アーム10の上下位置を検出する前記センサ26に加え、左右回動位置を検出するセンサ27を備えておき、そして、ホールディガー12を回転駆動しながら、図2に示すように、コントローラ30から出力されるホールディガー傾斜用モータ31の駆動によって任意の傾斜角で穴が開けられるように制御することもできる。 【0020】 これによれば、穴を垂直に開けるものに対し、穴を傾斜状に掘削することで、施肥の対象とされる対象果樹等に確実に施肥できて肥料効果がより向上することになる。 なお、前記構成において、図2に示すコントローラ30により、例えば、トラクタボンネットの前端部を基準として所定の位置に穴を開けられるように制御することもできる。従来は、トラクタに対し、昇降アームを手動で操作して穴を開けるので、穴と穴の間隔がまちまちとなり、植木を移植する場合などには美観を損なう問題があるが、上記本例によれば正確な位置に穴を開けることができる。 【0021】 図2において、液晶モニタ34は、例えば、施肥タンク20a内の肥料の収容量を表示する。ブザー35は、タンク内の肥料が所定量以下に減少すると、これが鳴動してオペレータに報知するようにしている。 【0022】 上記実施例では、肥料繰出部20aの肥料を繰出モータ23で繰り出す粒状肥料を対象に説明したが、液肥を収容するタンクとし、液圧ポンプを備えて肥料供給口21から施肥する構成でもよい。この場合には、肥料供給口21には吐出ノズルを構成するものである。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】ホールディガーを備えたトラクタの側面図 【図2】制御ブロック回路図 【図3】操作レバーの斜視図 【図4】フローチャート 【符号の説明】 【0024】 1 車体 10 昇降アーム 11 駆動モータ 12 ホールディガー 13 アーム屈折用モータ 20 施肥装置 21 施肥ノズル 22 肥料散布管 26 センサ
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成17年7月29日(2005.7.29) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−29062(P2007−29062A) |
| 【公開日】 |
平成19年2月8日(2007.2.8) |
| 【出願番号】 |
特願2005−221357(P2005−221357) |
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