| 【発明の名称】 |
大豆除草機 |
| 【発明者】 |
【氏名】矢野 典弘
【氏名】越智 健市
【氏名】永井 真人
【氏名】黒岩 二三男
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| 【要約】 |
【課題】従来、業時に除草爪や機体の一部が収穫前の乾燥している大豆作物に接触し、豆を覆っているサヤ(莢)に衝撃が加わって脱粒が発生し、多大の収穫ロスを招く課題があり、大豆収穫前の除草作業時に、大豆作物に対する水分散布によりサヤを保湿することで脱粒を防止し、上記問題点を解消して収穫率の向上を図る。
【解決手段】走行車両(1)の進行方向前側に大豆作物に対して水分を散布する水分散布装置(7)を設け、進行方向後側には左右の作物条列間における畝間に沿って移動し溝部の表土を掘削しながら除草する除草装置(8)を配置して設けてあることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 行車両(1)の進行方向前側に大豆作物に対して水分を散布する水分散布手段(7)を設け、進行方向後側には左右の作物条列間における畝間に沿って移動し畝間または畝上面の雑草を除草する除草手段(8)を配置して設けてあることを特徴とする水分散布手段 【請求項2】 前記水分散布手段(7)は、往復除草作業中、次行程の除草域において水分散布可能に構成してあることを特徴とする前記水分散布手段(7)は、往復除草作業中、次行程の除草域において水分散布可能に構成して前記水分散布手段(7)は、除草作業中、次行程の除草域において水分散布可能に構成してあることを特徴とする請求項1記載の大豆除草機。 【請求項3】 前記除草手段(8)は、複数条を同時に除草作業できる構成としてあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の大豆収穫機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、大豆作物の育成された畝と畝との間(畝間)の除草を行う大豆除草機に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、畝間の除草作業機として、特許文献1に示されているように、カルチ爪によって畝の表面を耕起しながら畝上の除草を行い、ロータリ爪によって畝と畝との間の畝間を掘削しながら除草を行うものが知られている。 【特許文献1】特開平9−37604号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 ビーンコンバインによる大豆の収穫作業は、畝間や畝上面の除草を行なった後に実施されており、除草作業時には、除草爪や機体の一部が収穫前の乾燥している大豆作物に接触し、豆を覆っているサヤ(莢)に衝撃が加わって脱粒が発生し、多大の収穫ロスを招く問題があった。 【0004】 本発明の課題は、大豆収穫前の除草作業時に、大豆作物に対する水分散布によりサヤを保湿することで脱粒を防止し、上記問題点を解消して収穫率の向上を図ることにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。 すなわち、請求項1記載の本発明は、走行車両(1)の進行方向前側に大豆作物に対して水分を散布する水分散布手段(7)を設け、進行方向後側には左右の作物条列間における畝間に沿って移動し畝間または畝上面の雑草を除草する除草手段(8)を配置して設けてあることを特徴とする。 【0006】 左右の大豆作物条列間の除草作業を実施するにあたり、大豆作物には予め進行方向前側の水分散布手段(7)によって水分が散布されるので、大豆のサヤには水分が保有されることになり、除草作業中、除草装置や、機体の一部が大豆作物に接触しても脱粒する虞れがなくなる。 【0007】 請求項2記載の本発明は、請求項1において、前記水分散布手段(7)は、往復除草作業中、次行程の除草域において水分散布可能に構成してあることを特徴とする。 除草作業は、往復行程のうち往行程で水分散布後、復行程で行われることとなるので、直ぐではなく一定の時間をおくことができ、サヤの保湿性が一層良くなり、脱粒が確実に防止される。 【0008】 請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2において、前記除草手段(8)は、複数条を同時に除草作業できる構成としてあることを特徴とする。 除草作業は、複数条の畝間を同時に行えるので、水分散布と相俟って複合作業を能率よく行うことができる。 【発明の効果】 【0009】 以上要するに、請求項1の本発明によれば、大豆作物の除草作業にあたっては、水分散布後に除草作業を行うので、サヤの保湿によって脱粒の防止を図ることができ、大豆の収穫率を高めることができる。 【0010】 また、請求項2の本発明によれば、請求項1の発明効果を奏するものでありながら、水分散布は、往復行程作業のうち次行程の除草域において行うので、一定時間後のサヤの保湿性が一層高まり、衝撃によるサヤからの脱粒を確実に防止することができる。 【0011】 更に、請求項3の本発明によれば、請求項1又は請求項2の発明効果を奏するものでありながら、除草作業は複数条を同時に行うので、水分散布作業と相俟って複合作業を能率よく行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 この発明の実施例を図面に基づき説明する。 図1及び図2に示すように、走行車両1の車体前部のボンネット2内にエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケ−ス内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪3と後輪4とに伝えるようにしている。車体後部側には運転席5が、その前方にはステアリングハンドル6が装備されている。 【0013】 走行車両1の進行方向前側には、大豆作物に水分を散布する水分散布手段(水分散布装置)7を設置し、進行方向後側には、左右の作物条列間における畝間に沿って移動し畝間溝部の表土を掘削しながら除草する除草手段(除草装置)8を配設している。 【0014】 水分散布装置7は、水(又は薬液)を収容するタンク9、タンク内の水を吸い上げて散布ノズルから噴出するポンプ10、散布ブーム11に設置された散布ホース12及び散布ノズル13等からなる。前記散布ブ−ム11は、中央の散布ブ−ム11Cと、その左右両側に連結される左右散布ブ−ム11L,11Rとからなり、左右の散布ブ−ム11L,11Rは、中央のブ−ム11Cに対し前後方向の軸芯周りに回動自在に連結支持され、先端側を上方へ回動させて収納状態に保持させたり、或いは地面と略平行で左右横方向への張り出し状態となる散布作業姿勢状態に回動させて支持させたりすることができる。 【0015】 除草装置8は、チエンケース16に回転駆動可能に軸架されて左右に突出した駆動軸17と、駆動軸17に軸受保持された大小径の異なる左右の盤体18,19と、左右の盤体18,19間にわたって横方向に連結された除草ブレード20等からなり、3基の除草装置8,8,8を左右横方向所定間隔おきに配設し、車両の走行に伴い各畝U,U,U間の溝部に沿わせて接地転回移動させながら除草ブレード20によって掘削し除草する構成としている。また、各除草装置8,8,8は車体に対し昇降リンク機構21を介して例えば油圧シリンダ機構の伸縮作動によって上下に昇降する構成としている。 【0016】 回転する除草ブレード20の後方には、接地移動する転動自在のゲージ輪24が設けられている。このゲージ輪24は、左右横方向の横軸25回りに回動固定自在に枢着してあり、通常は固定ピン26により固定されて回動不能であり、固定ピン26を抜き外すと、横軸25を支点として後方上方へ回動するようになっている(図3中仮想線)。この構成により、ゲージ輪24と除草ブレード20間に詰まった草類を容易に取り除くことができる。 【0017】 前記盤体18,19の軸受ボス部27に設けられた取付孔28と、駆動軸17に設けられた取付孔29とに取付ピン30を挿通することにより両者を一体的に連結保持し、この取付ピン30を抜き外すと、除草ブレード20が盤体18,19と共に駆動軸17から簡単に取外しできる構成としている。従って、除草ブレード20は駆動軸17に対し工具を要することなく容易に着脱でき、除草ブレード20内面とチエンケース16との間の狭小空間部に巻き込んだ草を簡単に取り除くことができる。 【0018】 また、除草ブレード20は、図6に示すように、回転方向に対して外端側が内端側より後退角θを保持すべく適宜に傾斜させた構成としている。これによれば、掘削される草が順次外側に向けて寄せられながら排出されることになり、チエンケース16側への草の巻き込みを防止することができる。 【0019】 図8、図9に示す実施例では、チエンケース16側の盤体19の外径をブレード20の回転外周径より大きくすることによって、ブレードで削り取った草がチエンケースとの間に入り込むのをその径大部分19aにて阻止することができる。 【0020】 また、図10に示す実施例によると、ブレード20の外周回転径が内側(チエンケース16側)より外側ほど小径となるよう所定の角度αをもって傾斜する傾斜部20sを設けた構成になっているので、削り取った草を外側方へ寄せながら排出することができ、チエンケース側への草の巻き込みを防止することができる。 【0021】 図11及び図12に示す実施例について説明すると、チエンケース16と除草ブレード20との間には、ブレード20の外周回転軌跡より稍小径に構成された円筒状の巻付防止円筒体32を介装して、該ブレード20とチエンケース16間への草の巻き込みを防止する構成としている。チエンケース16より固定具33を突設し、この固定具33に円形プレート34を取り付け、チエンケース16の側面と円形プレート34との隙間が発生しないように構成し、そして、この円形プレート34には前記巻付防止円筒体32を一体的に固着して回転しない構成とし、草の巻き込み防止化を図るようにしている。 【0022】 また、図13及び図14に示すように、前記巻付防止円筒体32の内側において、該巻付防止円筒体32より小径の巻付防止円筒体32aを円形プレート34から突設し、この巻付防止円筒体32aに内接して巻付防止円筒体32bを除草ブレード20側の盤体19から突設し、固定側巻付防止円筒体32aと回転側巻付防止円筒体32bを互いにラップさせて、草の駆動軸17への巻き付き防止を図るようにしている。要するに、外側の大径巻付防止円筒体と内側の小径巻付防止円筒体とで二重構造化することによって、一層の巻き付き防止効果を期待することができる。 【0023】 図15、図16に示す実施例では、除草プレート20の回転方向両面に刃部C1,C2を設けた構成としている。長期使用により、片面の刃部C1が摩耗、或は損傷等により切断性能が低下した時は、チエンケースを挟む左右両サイドのブレード除草部を入れ替えて使用すれば、他面の刃部C2によって作用させることが可能となり、ブレードの寿命を長期に維持することができる。 【0024】 上例の除草装置8と水分散布装置7とを備えた走行車輌を畝に沿って走行させ除草作業を開始する。あらかじめ水タンク9には水を満タンにしておき、作業開始と共に散布ブーム11のうち次行程となる側のブーム(図2の例では右側散布ブーム)11Rを作業姿勢に張り出しておき、かつ中心の散布ブーム11Cも散布状態としてポンプ10駆動し散水しながら除草作業を行う。したがって、機体直前及び次行程の畝上面及び生育した大豆作物に散水され、適宜に保湿される。その後で機体が通過し、除草装置8によって畝間の除草及び畝上面の除草がなされる。この除草装置8の除草中、機体や除草機機枠一部が生育大豆に接触すると、サヤが弾けて脱粒し易いが、水分散布装置6によって予め除草前に水分散布がなされるものであるから、大豆のサヤには水分が保有されることになり、除草作業中、除草装置8や、機体の一部が大豆作物に接触しても脱粒する虞れがない。 【0025】 上記の実施例では除草装置8として、左右の作物条列間における畝間に沿って移動し畝間溝部の表土を掘削しながら除草する構成としたが、これに限定されるものでなく、例えば、回転円盤を畝上面に沿って縦軸回りに回動する除草装置としてもよく、他の如何なる構成でもよい。 【0026】 また、作業行程を畝形成するため往復除草作業形態としてあるから、水分散布装置6による散水は次行程の範囲に行わせることができ、機体前後に配設する関係に比較して、散水後除草作業までの時間が確保でき水分を保つ時間を長くして保湿効果を高めることができる。 【0027】 図17に示す実施例は、ガソリンエンジンの始動性の向上を図った構成例を示すものである。長期保管するとキャブレータ内の燃料が蒸発し、エンジンに装着されているポンプで燃料を吸い上げても配管内の燃料が下がっていて、吸い上げができなく、始動性が極端に悪くなる。その対応として、本例では、燃料タンク40の供給口41を塞ぐキャップを外し、簡易的手動ポンプ(ジャバラ式手押しポンプ)42をその供給口41にねじ込みする。そして、手でポンプを押し、燃料を配管43を通じてガソリン標準の燃料ポンプの所まで燃料を押し上げる。その後、キーにて始動すると、長期保管に対し、始動しないエンジンでも始動することになる。 【図面の簡単な説明】 【0028】 【図1】大豆除草機の側面図 【図2】同上平面図 【図3】除草装置の側面図 【図4】同上要部の背面図 【図5】同上要部の一部分解背面図 【図6】除草装置の要部の背面図 【図7】同上要部の側面図 【図8】除草装置の要部の背面図 【図9】同上要部の側面図 【図10】除草装置の要部の背面図 【図11】除草装置の要部の背面図 【図12】同上要部の側断面図 【図13】除草装置の要部の側断面図 【図14】同上要部の背面図 【図15】除草装置の要部の側面図 【図16】同上要部の背面図 【図17】燃料タンク及びその関係側面図 【符号の説明】 【0029】 1 走行車両 7 水分散布手段(水分散布装置) 8 除草手段(除草装置) 9 水タンク 11 散布ブーム 12 散布ホース 13 散布ノズル 16 チエンケース 17 駆動軸 18 盤体 19 盤体 20 除草ブレード
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年1月31日(2006.1.31) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−202409(P2007−202409A) |
| 【公開日】 |
平成19年8月16日(2007.8.16) |
| 【出願番号】 |
特願2006−21584(P2006−21584) |
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