| 【発明の名称】 |
水田フロートを用いた水田雑草及び雑草種子回収処理機 |
| 【発明者】 |
【氏名】會田 豊治
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| 【要約】 |
【課題】水田における雑草及び雑草種子の回収処理作業において、水深の浅いところで使用できる水田フロートを装備し、牽引力が軽減でき、スムーズに高率良くできるようにする。
【解決手段】機体に、形状が畳み状の滑走フロート1を装備する。カートリッジ式の処理袋7を用いて、取込み口2にワンタッチで着脱ができ、また袋の開閉作業もクリップ7bで開閉する。次に、袋が水面に埋没しないようにワイヤー7dを組込み、中空を確保し通気性を計る。その次に、回収によって処理袋7の重量が増しても滑り易くする為、袋を底部に滑走シート7g、その上部に透水シート7f用いて2面形成にする。その他の方法として、袋直下に滑走補助シート8を備えて袋を載せる。それとフロートにシャシーで構成した荷台フロート11を用いて、処理袋7の運搬をする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 湛水状態の水田において、浮遊物を回収する為に、フロートの形状が畳み状であって、水深の浅い概ね5〜15センチで使用できる水田フロートを機体、及び荷台に備えていることを特徴とする水田雑草及び雑草種子回収処理機。 【請求項2】 前記請求項1において、回収物を集積する処理袋がカートリッジ式であって、その袋は中空を保つ為にワイヤーが配設され、また袋の後部に排出口を備えていることを特徴とする水田雑草及び雑草種子回収処理機。 【請求項3】 前記請求項1において、処理袋の底部に滑走性の優れたシート、その上部に透水性シートを用いて2面形成していることを特徴とする水田雑草及び雑草種子回収処理機。 【請求項4】 前記請求項1において、滑走性の優れた補助シートを雑草及び雑草種子の取込み口の下部に取付けて後方に敷設され、そのシートの上に処理袋が配備されて回収物の集積する構成であることを特徴とする水田雑草及び雑草種子回収処理機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、水田フロートを活用して浮遊物の回収を主目的とする水田雑草及び雑草種子回収処理機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 出願人が、先に出願した特願第2005−301566号のものがあり、またこれと目的用途の異なる浮遊物を回収する装置のものがある。 【特許文献1】特開2003−034925号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 解決しようとする問題点は回収作業において、処理袋の重量が増すことによって、その処理袋が取付け口から抜けてしまう恐れがあった。またその袋の脱着及び開閉作業が繰返される中で、足場環境の悪い圃場では、必要以上に時間が掛かり煩わしい側面があった。また、牽引に必要以上の負荷が掛かり、長時間による持続的作業が難しく苦痛を伴うなう問題があった。 【0004】 次に、袋の空間が保たれていない構造の処理袋を牽引した場合、水面から埋没に近い状態で推移する為、空気の流れが途だされ、回収物の流動性が抑制され、回収がスムーズにいかない問題があった。 【0005】 それと、一般的な水面用フロートは、仕様特性が概ね水深30〜100センチ要求されており、フロートの形状が主に丸型で浮力値の大きなもの程、径が大きく水深の浅いところでの使用が難しいものであった。 【0006】 本発明は、このような諸問題を解決しようとするものである。すなわち、本発明装置は処理袋の回収による集積で、重量が増しても牽引力が軽減できる工夫をしている。また処理袋の交換を速やかに、且つ確実に実施できるようにするものである。更にまた処理袋内部の通気性を確保し、回収物の流動性を高めた集積の実現を目的とするものである。その他に、水田フロートを利用して運搬作業ができるようになっている。 【課題を解決するための手段】 【0007】 請求項1記載の水田雑草及び雑草種子回収処理機は、湛水状態の水田において、浮遊物を回収する為に、フロートの形状が畳み状であって、水深の浅い概ね5〜15センチで使用できる水田フロートを機体、及び荷台に備えて構成していることを特徴とする。 【0008】 上記によると、本体の発明品は、フロートを取付け金具で機体に装備して浮力させ、またフロートにシャシーで荷台を構成して浮力させ、ロープで機体と荷台を連結し、機体と一緒に牽引されて運搬作業ができるようにするものである。また回収物を終了した処理袋を荷台フロートに積載する方法以外にも、回収中の処理袋の後部に集積された一部分を荷台フロートに積載して作業を続行することもできる。 【0009】 請求項2記載の水田雑草及び雑草種子回収処理機は、前記請求項1において、回収物を集積する処理袋がカートリッジ式であって、その袋は中空を保つ為にワイヤーが配設され、また袋の後部に排出口を備えて構成していることを特徴とする。 【0010】 上記によると、処理袋の取付作業がワンタッチで着脱できるように取付け箇所をフレームとクリップピンで形成してある。また回収処理袋の内部に中空を保つ為にワイヤーを適所に配設してある。更にまた処理袋の入口が自在に開閉できるように、フレームの接点に蝶番を用いてある。回収物の排出作業も袋の前部の他に、後部からもできるように排出口を設けてある。 【0011】 請求項3記載の水田雑草及び雑草種子回収処理機は、前記請求項1において、処理袋の底部に滑走性の優れたシート、その上部に透水性シートを用いて2面形成で構成してあることを特徴とする。 【0012】 上記によると、回収作業において、引きずられる処理袋の土壌接触部分に滑走性の優れたシートを用い、また上部に透水性シートを用いて、袋内部から排出される水及び空気の流れを妨げないようにしたものである。 【0013】 請求項4記載の水田雑草及び雑草種子回収処理機は、前記請求項1において、滑走性の優れた補助シートを雑草及び雑草種子の取込み口の下部に取付けて後方に敷設され、その上に処理袋が配備されて回収物の集積する構成であることを特徴とする。 【0014】 上記によると、回収作業において、引きずる処理袋が土壌面と直接接触することを避け、滑走性の優れたシートを設けた上に処理袋が配備されてある。 【発明の効果】 【0015】 請求項1記載による発明によれば、水田フロートの浮力効果によって、機体及び処理袋が浮き上がり、また浮き上がり易く、土壌との摩擦抵抗を少なくすることが可能になって、牽引力の軽減を計って持続的作業ができる。また、荷台フロートを運搬舟として活用することによって、処理袋の交換の回数を少なくして回収物を集積しながら長時間作業を実施できる。これによって大区画の圃場においても高率的に作業ができる。 【0016】 請求項2記載による発明によれば、処理袋をカートリッジ式にすることで、確実に且つ迅速に装備、及び袋入口の開閉を可能とし、また中空を確保して通気性を計ることによって、回収物の戻り現象を解消し、スムーズな集積を可能とし、その後の回収物の排出作業も後方に排出口を設けることによって、高率的にできる。 【0017】 請求項3記載による発明によれば、処理袋が直接土壌と接触しながら引きずられても、処理袋自体が滑走性に優れて摩擦抵抗が少ない為、牽引するのに負担が少なくて持続的作業ができる。また、水深が浅く、十分な浮力効果が期待できなくても牽引力の負担を軽減できる。 【0018】 請求項4記載による発明によれば、処理袋の形状において、優れた滑走性を有していない袋を用いても、牽引力の軽減を計って持続的作業ができる。また、水深が浅く、十分な浮力効果が期待できなくても牽引力の負担を軽減できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0019】 以下、本発明に係る優れた水田雑草及び雑草種子回収処理機の実施の形態を図1から図9を参照にして説明する。 【実施例1】 【0020】 図1は、本発明装置の実施例の正面図であって、図2は同じく平面図、図3は同じく側面図、図4は部分詳細図、図5は処理袋の口を開いた状態を示した説明図、図6は処理袋の口を閉じた状態を示した説明図、図7は、図5の切断線 a−a の断面図(1)と(2)を示したものである。また図8は、荷台フロートの説明図である。図9は人力による牽引の様子を示した説明図である 【0021】 本発明装置の構成をを説明すると、例えば、厚さ10センチ、長さ90センチ、巾21センチの滑走フロート1が左右に配置される。その間に回収物を回収する為の幅172センチ、高さ20センチの取込み口2が、自在に上下の出し入れが可能にしてあり、受け台3によって支持される。滑走フロート1と受け台3は、高さ調整装置4によって水深に応じた調整を計り左右のネジで固定されるもので、この状態を図4の詳細図で示す。 【0022】 続いて、雑草フェンス5は、滑走フロート1の先端及び側面に取付けられるもので、浮遊物の量と水深を見計らって高さ調整してネジで固定されるもである。また雑草フェンス5の先端に具備されているガイドローラ6は、圃場面の農道及び畦畔沿いの浮遊物を回収する場合において、牽引による本体の進行が、スムーズに行くように案内するものである。 【0023】 図5に示す処理袋7は、幅55センチ、高さ20センチ、長さ2メートルのカートリッ−ジ式で、3個それぞれを取込み口2にセットするものである。その袋の入口をフレーム7aに備えてある2個のクリップ7bで固定する状態を示している。また図6は、袋の入口を閉じた状態を示している。 【0024】 図7で示している処理袋7は、2種類の形状のもがあって選択使用するもので、図5の切断線 a−a の断面図で、その一つが、(1)全面が目の細かいビニール系メッシュの透水シート7fを用い、中空を保つため内部にワイヤ7dを20センチ間隔に配置された形状のものである。同上の断面図で、他にもう一つが、(2)底部が滑り易いように厚目のビニールシートである滑走シート7gを用い、その上部に目の細かいビニール系メッシュの透水シート7fを用い、前述と同じようにワイヤ7dが配置された形状である。 【0025】 この2種類の処理袋7の選択は、水深が十分な場合、図7の(1)及び(2)に示すどちらの形状でもよい。しかし、作業水深が浅い場合、または使用条件によって、図7の(2)に示す形状の袋を使用した方が、牽引の負担が軽く有利である。 【0026】 例えば、滑走フロート1に用いた水田フロートは、左右合わせて約く30キログラム浮力させることができる。また水深が十分で無く、完全に浮力しなくても形状が直方体であるため、滑走板の代用として、楽な力で牽引することができる。 【0027】 図3及び図8で示している荷台フロート11の寸法は、厚さ10センチ、長さ71センチ、巾182センチで約く130キログラムを浮力させることができる。これをロープ10で滑走フロート1と接続して牽引され、運搬の荷役をするものである。 【0028】 この荷台フロート11を利用した有効な回収作業の方法の一つとして、図2、図3及び図8で示しているように、処理袋7の後部に備えられてある止め具7hを荷台フロート11に備えられてある止め具7hに引っ掛けて固定し、回収物を荷台フロート11に、順次積載しながら作業を続行することができる。 【0029】 この場合、牽引によって処理袋7に回収物が適量貯まったことを見計らって、両手でスライド式にセットされてある取込み口2を、両手で上へ持ち上げ、荷台フロート11に積載されている袋の部分へ回収物を移動させて集積をするものである。同時に、この上下動作を繰返すことによって、透水シート7fの働きである、濾過の目詰まりを解消する重要な役割を果たす。その後、また元に取込み口2を受け台3の溝にスライドさせて戻し、また適宜前述の動作を繰返すものである。 【0030】 作業により処理袋7を交換する時は、図5で示しているように、取込み口2に、フレーム7aが固定されているクリップ7bを解除して取外した後、フレーム7aは、4個の蝶番7cによって形成されていることから一方を押すことによってフレーム7aが閉じ、クリップ7bでロックする。この状態を図6で示している。 【0031】 作業を継続する場合、新規に処理袋7を取込み口2にセットし、この動作を繰返し行うものである。また、回収物を袋から排出する場合、処理袋端部の排出口7e、図示していないチャックを開けて排出するものである。他に、袋の入口のクリップ7bを解除して、フレーム7aを開けて排出することもできる。 【0032】 図9は、人力による牽引を示している。この場合、牽引金具9に概ね4メートルの牽引ロープ10を取付けて行っている状態を示している。 【実施例2】 【0033】 本発明装置の実施例2の説明によると、例えば、処理袋7の形成において、滑走シート7gを備えていなく、全体を透水シート7fのみで形成された処理袋7を用いて回収作業をする場合、取込み口2の下部に、滑走性の優れた滑走補助シート8(幅50センチ、長さ180センチ)を3枚並列に取付けた状態の上に、処理袋7を載せて作業することができる。 【0034】 ここで、採用している具体的な滑走補助シート8は、適度の強度を有するビニールシート、またはトタン板である。これによって、実施例1に述べた時と、概ね同じ牽引力で、回収作業ができる。 【産業上の利用可能性】 【0035】 本発明装置は、比較的構造が単純なことから安価に提供できること。これにより有機栽培米の生産において、除草剤を使用した殺草方法の代替手段として、雑草及び雑草種子を、代掻き作業において、強制的に浮遊させて回収する手法の普及が期待される。また環境汚染の心配がないので、社会に対する貢献が大きい。 【0036】 それと、水田フロートとしての用途が、例えば、フロート上に、シャシーを組んで、背負い動力肥料散布機を設置した水上動力肥料散布機、前述と同じく水上動力薬剤散布機、またフロートを複数個組合わせる構成によってマニュアスプレッダ−を装備した水上マニュアスプレッダ−、同じくロータリを装備した水上トラクター等の機械提供が現実的である。 【0037】 また、水田フロートの有効な活用手段として、浮力によって農用車両総重量を支えて駆動する力が、点とする地面でなく、面とする水面であることから、大幅に減らすことが可能になる。 そこで新たな方法として、浮力推進とホイル走行を組合わせた、2種複合型走行方式を構成することによって、エンジンの小型化、及びシャシーの大幅な軽量化が可能になる。湿田で十分な走行機能が発揮できないままのトラクター、乗用管理機(田植え機)、コンバインの現状において、抜本的且つ有効な改善手段が残っている。 【図面の簡単な説明】 【0038】 【図1】本発明装置の実施方法を示した正面図である。 【図2】同、実施方法を示した平面図である。 【図3】同、実施方法を示した側面図である。 【図4】同、取込み口と受け台を示した部分詳細図である。 【図5】同、処理袋の口を開いた状態を示す説明図である。 【図6】同、処理袋の口を閉じた状態を示す説明図である。 【図7】同、図5の切断線 a−a に沿った断面を示す説明図で、(1)処理袋の全面透水シートで覆われたもの。(2)処理袋の底部が滑走シート、その上部に透水シートで覆われたものを示す説明図である。 【図8】同、荷台フロートを示した説明図である。 【図9】同、人力による牽引を示した説明図である。 【符号の説明】 【0039】 1 滑走フロート 2 取込み口 3 受け台 4 高さ調整装置 5 雑草フェンス 6 ガイドローラ 7 処理袋 7a フレーム 7b クリップ 7c 蝶番 7d ワイヤー 7e 排出口 7f 透水シート 7g 滑走シート 7h 止め具 8 滑走補助シート 9 牽引金具 10 牽引ロープ 11 荷台フロート
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| 【出願人】 |
【識別番号】391038039 【氏名又は名称】會田 豊治
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| 【出願日】 |
平成17年12月13日(2005.12.13) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2007−159461(P2007−159461A) |
| 【公開日】 |
平成19年6月28日(2007.6.28) |
| 【出願番号】 |
特願2005−358871(P2005−358871) |
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