| 【発明の名称】 |
携帯用除草機 |
| 【発明者】 |
【氏名】粕谷 健一
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| 【要約】 |
【課題】地中部分での抵抗が少なく除草作業が効率的に行なえ、回転板に突設する突起体より深い根を有する雑草等であっても根こそぎ除草する。
【解決手段】携帯用除草機1の回転板4の下面には複数の突起体8を設け、枠体10により回転板4の前方外周を囲う。突起体8は、爪状に曲折する棒体8aと棒体8aの内側より外周面を離隔して設ける爪状板体8bから構成される。回転板4を出力軸7に取り付ける固定キャップ13は取り替え可能であって複数段階設ける。固定キャップ13は回転板4の土中潜り込みを防止し、枠体10は作物内に回転板4が侵入することを防止する。雑草が生えている地面に回転している回転板4を押し付けることで突起体8が地面を浅く耕すと共に雑草の根を棒体8aが引っ掛け外方に飛ばして除去する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 駆動部に接続して管体内を挿通する伝導軸と、管体先端部に取り付けられ伝導軸に接続する出力軸と、この出力軸の下端に固定され下面に複数の突起体を設ける回転板とを有する携帯用除草機において、前記突起体は、爪状に曲折する棒体と、棒体内側より外周面を離隔して設ける爪状板体であることを特徴とする携帯用除草機。 【請求項2】 前記出力軸は、前記回転板の下面に突設高さが複数段階あって取り替え可能な固定キャップを有することを特徴とする請求項1記載の携帯用除草機。 【請求項3】 前記管体先端部は、前記回転板の少なくとも前方外周に侵入防止用ガードを取り付けることを特徴とする請求項1記載の携帯用除草機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、畑や畔等で苗の周囲若しくは一定の面に生えた雑草の除去を簡易的に行なうとともに地表部分を耕すこともできる携帯用除草機に関するものである。 【背景技術】 【0002】 畑や花壇などで野菜や果物、草木などの栽培を行なう際、その周囲に不要な雑草が生えてしまうのは避けられない。雑草を除去する方法として一般には、携帯用の仮払機を用いての除草が行なわれてきた。 【0003】 刈払機は、ガソリンエンジンの回転駆動力を管体先端部に取り付ける刈取り刃に伝え、その回転により雑草等を刈り取りながら払い除くもので、刈取り刃を雑草が生えている地面と平行に保ち、管体に設けるハンドルを両手で把持し、管体を左右に振幅させて雑草等を刈り取ると同時に、刈り取られた雑草等を左右方向へ払い飛ばすものであった。 【0004】 刈取り刃は一般に鋼製の板体であって外周部に多数のエッジを形成していた。このエッジの形状は刈り取る雑草等の種類により種々のタイプがあり、作業状態により適宜交換するものであった。 【0005】 しかし、刈払機での除草を作物の近傍で行なうと、作物を傷つける恐れがあるので畑等作物の近傍での使用には適さなかった。又、雑草等を根の部分から取り除くこともできなかった。 【0006】 従って作物周囲では、手作業による除草が余儀なくされていたが、窮屈な姿勢を長時間にわたって強いられる点、非効率的である点などから、畑等の雑草の除去を簡易的に行なえる装置が熱望されており、このため例えば下記に示すような携帯用除草機が提案されていた。 【特許文献1】特開平08−322356号公報 【0007】 特許文献1には、刈払機の刈取り刃に代えて取り付ける刈払機用除草刃が開示されており、この除草刃は、金属製の回転板の下面に板状の突起を設けるものであった。刈払機に除草刃を取り付けて使用すると、その回転に伴い、突起が地表に突き刺さった状態で回転方向へ激しく動き、地表は浅く耕されるとともに地表に生えている雑草等はその根の少なくとも一部を含めて取り除かれるという効果を期待するものであった。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 しかし、従来の刈払機用除草刃は、回転板から帯板状の突起を突設していたため、突起全体に土や草木の根が当たり、地中部分での抵抗が大きくなり、除草作業が効率的ではなかった。又、除草刃の高さより深い根を有する雑草等の場合には、根は突起下端で切断されてしまうことが多く、根こそぎ除草することは困難であった。 【0009】 この発明は、従来の携帯用除草機が有する上記の問題点を解消すべくなされたものであり、地中部分での抵抗が少なく除草作業が効率的に行なえ、回転板に突設する突起体より深い根を有する雑草等であっても根こそぎ除草することが可能な携帯用除草機を提供することを目的としている。 【0010】 又、刈り取り深さの調整が可能で、作物周囲のみを除草作業し、作物を傷つけない携帯用除草機を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0011】 上記課題を解決するため、この発明の携帯用除草機は、駆動部に接続して管体内を挿通する伝導軸と、管体先端部に取り付けられ伝導軸に接続する出力軸と、この出力軸の下端に固定され下面に複数の突起体を設ける回転板とを有する携帯用除草機において、前記突起体は、爪状に曲折する棒体と、棒体内側より外周面を離隔して設ける爪状板体であることを特徴とするものである。 【0012】 棒体は、V形若しくはU形に曲折するのが望ましく、爪状板体は、この棒体内部に適宜間隔をあけて設置する。棒体内側と爪状板体の間隙は、草木の根の下部の侵入を阻止して、根又は茎が棒体に絡みつかない程度の隙間とする。 【0013】 爪状板体は、土中回転時における棒体内部の抵抗を分担し、棒体に作用する抵抗力を軽減する。棒体は、当接する面積が少なく、爪上板体で耕された土中を回転するため、比較的細径でも使用に耐え得る。細径の棒体は耕耘された土中における草木の根を引っ掛け易い。 【0014】 作業を行う時には、除草する面に対して回転板を平行に保持し、管体を左右に振りながら突起体を地面に当接し、回転する棒体及び爪状板体により雑草等を根こそぎ除去する。 【0015】 請求項2記載の携帯用除草機の前記出力軸は、前記回転板の下面に突設高さが複数段階あって取り替え可能な固定キャップを有することを特徴とするものである。固定キャップは回転板を出力軸に安定的に固定するもので、環状の突起部を形成し、この突起部が回転体の土中潜り込みを防止する。 【0016】 即ち回転板と共に回転する固定キャップは、刈り取り深さが深くなり過ぎないように抑える役目をしており、高さが異なる数種類の交換部品を用意することによって希望する深さ条件に応じた作業が可能となる。従って、固定キャップの高さ調整を行うことにより軽い耕耘作業も可能である。 【0017】 請求項3記載の携帯用除草機の前記管体先端部は、前記回転板の少なくとも前方外周に侵入防止用ガードを取り付けることを特徴とするものである。侵入防止用ガードは、回転板の高さでその外周を覆う枠体若しくは面材とするが、刈り取り状況が把握できるような構成が望ましい。 【0018】 作物にガードが接触した段階でそれ以上内部に機械を送り込まなければ、作物を傷付けることがないので作物周囲のみの除草作業が可能となる。 【発明の効果】 【0019】 この発明の携帯用除草機は、回転板の突起体として爪状に曲折する棒体とその内部の爪状板体を設けたので、地中部分での抵抗が少なく除草作業が効率的に行なえる。爪状板体は棒体内部に適宜間隔をあけて設置するので草木の根又は茎が絡みつかず、回転板に突設する突起体より深い根を有する雑草等であっても根こそぎ除草することができる。又回転する棒体及び爪状板体により雑草等を除去すると共に地面の耕耘も行う。 【0020】 これにより狭い株間や軟弱な苗の周囲に生える雑草等を、作物に傷をつけることなく、除草作業を容易に行うことが可能となる。 【0021】 請求項2記載の携帯用除草機は、出力軸を取り付ける回転板の下面に突設高さが複数段階あって取り替え可能な固定キャップを有するので、回転体の土中潜り込みを防止できると共に希望する深さ条件に応じた作業が可能となる。 【0022】 請求項3記載の携帯用除草機は、管体先端部に回転板の少なくとも前方外周に侵入防止用ガードを取り付けるので作物を傷付けることがなく作物周囲のみの除草作業が可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0023】 次にこの発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は携帯用除草機の全体を示す斜視図、図2は携帯用除草機先端部下面を拡大する斜視図、図3は携帯用除草機先端部の縦断面図である。携帯用除草機1は、駆動部2を管体3の後端に装着し、前端に回転板4を取り付ける構成で、駆動部2としては、例えば、ガソリンエンジンによる原動機を用いる。この原動機から前方に伸びる管体3内には伝動軸5を挿通し、管体先端部に所定の角度で取り付けるギヤケース6内のギヤ列6aを介して出力軸7に接続して下端に固定する回転板4を回転している。 【0024】 回転板4の下面には複数の突起体8を設け、管体3の中間部にはハンドル9を取り付ける。又管体先端には、回転板4の少なくとも前方外周を囲う枠体10を取り付ける。 【0025】 管体3は回転板4を左右に振り動かすための操作棒で、ハンドル9には駆動部2の出力を制御するための図示しないスロットルレバー等を備える。又管体3には肩掛け用バンドを装着してもよい。 【0026】 回転板4の中心部には出力軸7に取り付けるための取付孔51が形成されており、突起体8は、爪状に曲折する棒体8aと、棒体8aの内側より外周面を離隔して設ける爪状板体8bから構成される。突起体8は点対称配置で2乃至3箇所固着するが、4箇所以上設けてもよい。 【0027】 回転板4は出力軸7の先端部で、上側押え部材12と下側押え部材を兼用する固定キャップ13により挟持され、固定ナット14で締付固定されている。固定キャップ13は取り替え可能であって、突設高さLが中である固定キャップ23、大である固定キャップ33のように複数段階設ける。 【0028】 固定キャップ13,23,33は夫々環状の突起部13a,23a,33aを形成し、回転板4の土中潜り込みを防止する。枠体10は作物内に回転板4が侵入することを防止するためのガードである。 【0029】 携帯用除草機1を使用する際は、雑草が生えている地面に回転している回転板4を押し付けることで、突起体8が地面を浅く耕すと共に、雑草の根を棒体8aが引っ掛け外方に飛ばして除去する。 【産業上の利用可能性】 【0030】 この発明の携帯用除草機は、作物近傍の除草を行なうのみならず、軽い耕耘作業も行なうことができる。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】携帯用除草機の全体を示す斜視図である。 【図2】携帯用除草機先端部下面を拡大する斜視図である。 【図3】携帯用除草機先端部の縦断面図である。 【符号の説明】 【0032】 1 携帯用除草機 2 駆動部 3 管体 4 回転板 5 伝動軸 8 突起体 8a 棒体 8b 爪状板体 10 枠体
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| 【出願人】 |
【識別番号】505457569 【氏名又は名称】株式会社石井農機
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| 【出願日】 |
平成17年12月9日(2005.12.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098453 【弁理士】 【氏名又は名称】飯郷 豊
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| 【公開番号】 |
特開2007−159422(P2007−159422A) |
| 【公開日】 |
平成19年6月28日(2007.6.28) |
| 【出願番号】 |
特願2005−356365(P2005−356365) |
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