| 【発明の名称】 |
動電型スピーカー |
| 【発明者】 |
【氏名】米山 昭 【住所又は居所】山梨県富士吉田市上暮地1丁目23番1号 株式会社シチズン電子内
【氏名】西室 敏也 【住所又は居所】山梨県富士吉田市上暮地1丁目23番1号 株式会社シチズン電子内
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| 【要約】 |
【課題】リード線半田付けの半田フィレットの高さがネックで製品厚みが厚くなる。
【解決手段】ケース1にヨーク2がインサート成形され、ヨーク2の上面に磁石、トッププレートが積層・接合されて磁気回路が構成される。ヨーク2の側壁の内周部とトッププレートの外周部との間に形成される磁気ギャップ内にボイスコイルを位置する。ケース1の上面に振動板の外周を固定し、その下面にボイスコイルを保持し、ケース1の上部に振動板を覆う複数の放音穴を有するプロテクタ7を固定した動電型スピーカーで、ケース1の下面には両面基板8が固定され、基板8にはスピーカー外周の外側のプロテクタ7側の面に接続端子パターン9が配設され、接続端子パターン9にリード線10を半田11で半田付けする。スピーカーの厚み以内で半田フィレットを抑えることができ、スピーカーの薄型化が可能になる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プラスチックのケースに磁性材料よりなる碗形状をしたヨークがインサート成形され、該ヨークの上面に固定された磁石と、該磁石の上面に磁性材料よりなるトッププレートが接合されて磁気回路が構成され、該磁気回路のヨークの側壁の内周部とトッププレートの外周部との間に形成される磁気ギャップ内に位置するボイスコイルと、前記ケースの上面に振動板の外周を固定し、該振動板の下面に前記ボイスコイルを保持し、前記ケースの上部に前記振動板を覆う複数の放音穴を有するプロテクタを固定した動電型スピーカーにおいて、前記ケースの下面にはガラスエポキシ樹脂などよりなる両面基板が固定され、該基板には前記スピーカー外周の外側の前記プロテクタ側の面に接続端子パターンが配設され、該接続端子パターンにリード線を半田付けしたことを特徴とする動電型スピーカー。 【請求項2】 前記接続端子パターンを配設した基板近傍のケースのフレームを延長し、その延長部に溝を配置して、該溝へ前記リード線を固定したことを特徴とする請求項1記載の動電型スピーカー
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、携帯電話などの移動通信機器に組み込まれ、着信を音響により使用者へ知らせるための動電型スピーカーに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、パソコン、携帯電話など各種の電子機器に、各種の情報を音声出力するためのスピーカーが配設されている。最近、これらの電子機器の小型化に伴い、これに併設されるスピーカーの小型化と高効率化が必要される。このような動電型スピーカーが提案されている。(例えば、特許文献1参照) 【特許文献1】特開2002−152882号(第2頁、図9) 【0003】 上記した特許文献1に開示されている動電型スピーカーの構造は、図5及び図6に示すように、プラスチックのケース21に磁性材料よりなる碗形状をしたヨーク22がインサート成形されており、ヨーク22の上面に磁石23が固定されていて、磁石23の上面に磁性材料よりなるトッププレート24が接合されている。これによって磁気回路が構成され、ヨーク22の側壁の内周部とトッププレート24の外周部との間に磁気ギャップが生じている。 【0004】 前記ケース21の上部に振動板26の外周を固定し、振動板26の下面にボイスコイル25が固定している。ボイスコイル25は前記トッププレート24とヨーク22の作る磁気回路に位置している。前記ケース21の上部には振動板26を覆って軽金属などのプロテクタ27を固定してある。ケース21とプロテクタ27にはそれぞれ複数の放音穴が配設してある。 【0005】 前記ボイスコイル25の2本の巻き線端末29は、前記振動板26の下面に沿わせて接着し、ケース21の外部に引き出して、ケース21の側面に設けた窪みを通ってケース21の下端に導いている。ケース21の下面にはガラスエポキシ樹脂などの基板28が接着してあり、基板28には図6に示すように、2個の接続端子パターン30が設けてあって、巻き線端末29の先端を半田31で接続してある。接続端子パターン30は枝分かれした形状で、一方の枝30aに巻き線端末29を半田付けし、もう一方の枝30bに、このスピーカーを機器に接続する図示しないリード線を半田付けする。 【0006】 図7及び図8において、接続端子パターン30にリード線32を半田33にて接続した状態を示すものであり、2個の接続端子パターン30が設けてあって、接続端子パターン30の一方のパターン30aに図示しない巻き線端末を半田付けし、他方のパターン30bに、このスピーカーを機器に接続するリード線32を半田33で接続するものである。 【0007】 このような動電型スピーカーの動作は、前記ボイスコイルに信号電流を流すと、電流と前記磁気ギャップに生じている磁束との電磁作用で、ボイスコイルとこれと一体の振動板が振動して音響を発生する。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 解決しようとする問題点は、上記した特許文献1に開示した動電型スピーカーの構造において、前記接続端子パターンにリード線を半田付けする場合、半田フィレット及びリード線保護部分の高さがネックとなり、製品の厚みが厚くなる。図7に示すように、半田33の高さが、前記ヨーク22の下面より出っ張り、半田フィレットをスピーカーの厚み以内に抑えることができない。製品の薄型化が困難である。などの問題があった。 【0009】 本発明は、上述の欠点を解消するもので、その目的は、接続端子パターン面をプロテクタ側の面に配置することにより、スピーカーの厚み分までの空間を利用することで、半田フィレット及びリード線保護部分の高さへの干渉を無くし、スピーカーの厚み以内で、半田フィレットを抑え、製品の薄型化が可能な動電型スピーカーを提供するものである。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記目的を達成するために、本発明における動電型スピーカーは、プラスチックのケースに磁性材料よりなる碗形状をしたヨークがインサート成形され、該ヨークの上面に固定された磁石と、該磁石の上面に磁性材料よりなるトッププレートが接合されて磁気回路が構成され、該磁気回路のヨークの側壁の内周部とトッププレートの外周部との間に形成される磁気ギャップ内に位置するボイスコイルと、前記ケースの上面に振動板の外周を固定し、該振動板の下面に前記ボイスコイルを保持し、前記ケースの上部に前記振動板を覆う複数の放音穴を有するプロテクタを固定した動電型スピーカーにおいて、前記ケースの下面にはガラスエポキシ樹脂などよりなる両面基板が固定され、該基板には前記スピーカー外周の外側の前記プロテクタ側の面に接続端子パターンが配設され、該接続端子パターンにリード線を半田付けしたことを特徴とするものである。 【0011】 また、前記接続端子パターンを配設した基板近傍のケースのフレームを延長し、その延長部に溝を配置して、該溝へ前記リード線を固定したことを特徴とするものである。 【発明の効果】 【0012】 本発明の動電型スピーカーは、スピーカーの厚み以内で、半田フィレットを抑え、製品の薄型化が可能な動電型スピーカーを提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 本発明の動電型スピーカーについて、図面に基づいて説明する。 【実施例1】 【0014】 図1及び図2は、本発明の実施例1に係わり、図1は、動電型スピーカーの要部断面図、図2は、図1の平面図である。図1及び図2において、従来例と同様に、プラスチックのケース1に磁性材料よりなる碗形状をしたヨーク2がインサート成形されており、ヨーク2の上面に図示しない磁石と磁性材料よりなるトッププレートが接合され、これによって磁気回路が構成されている。ヨーク2の側壁の内周部とトッププレートの外周部との間に磁気ギャップが生じている。 【0015】 前記ケース1の上部には、従来例と同様に、振動板の外周を固定し、振動板の下面にボイスコイルが固定している。ボイスコイルは前記トッププレートとヨーク2の作る磁気回路に位置している。前記ケース1の上部には振動板を覆って軽金属などのプロテクタ7を固定してある。ケース1とプロテクタ7にはそれぞれ複数の放音穴が配設している。 【0016】 前記ケース1の下面にはガラスエポキシ樹脂などの両面基板8がカシメ部8aでカシメ、固着されている。基板8の一部は前記ケース1の外側に露出している。基板8の前記プロテクタ7側の面には、2個の接続端子パターン9が設けてあって、接続端子パターン9は、一方の端部9aに図示しない巻き線端末を、他方の端部9bにこのスピーカーを機器に接続するリード線10を半田11で半田付けする。 【0017】 以上述べた構成の動電型スピーカーの作用・効果について説明する。本発明の動電型スピーカーは、スピーカーの外周のプロテクタ7側に接続端子パターン9を配設し、リード線10を半田11で半田付けすることにより、スピーカーの厚み以内に半田フィレットを抑えることが可能になり、スピーカーを薄型にすることが可能になる。 【実施例2】 【0018】 図3及び図4は、本発明の実施例2に係わり、図3は、動電型スピーカーの要部断面図、図4は、図3の平面図である。図3及び図4において、上記した実施例1と異なるところは、前記接続端子パターン9を配設した基板8の近傍のケース1のフレーム1aを延長し、その延長部に溝1bを配置して、該溝1bへ前記リード線10を固定する。前記接続端子パターン9は、一方の端部9aに図示しない巻き線端末を、他方の端部9bには、このスピーカーを機器に接続するリード線10を半田11で半田付けする。 【0019】 以上述べた構成の動電型スピーカーの作用・効果について説明する。上記した実施例1と同様に、スピーカーの外周のプロテクタ7側に接続端子パターン9を配設し、リード線10を半田11で半田付けすることにより、スピーカーの厚み以内に半田フィレットを抑えることが可能になると同時に、更に、リード線11をケース1に形成された溝1aに固定して、リード線11の断線を防止することができる。 【0020】 以上のべたように、スピーカーの外周のプロテクタ側に接続端子パターンを配設し、リード線を半田付けすることにより、スピーカーの厚み以内に半田フィレットを抑えることが可能になり、スピーカーを薄型化が可能である。また、リード線の断線を防止することも可能である。 【図面の簡単な説明】 【0021】 【図1】本発明の実施例1に係わる動電型スピーカーの要部断面図である。 【図2】図1の平面図である。 【図3】本発明の実施例2に係わる動電型スピーカーの要部断面図である。 【図4】図3の平面図である。 【図5】従来の動電型スピーカーの断面図である。 【図6】図5の下面図である。 【図7】従来の他の動電型スピーカーの断面図である。 【図8】図7の下面図である。 【0022】 1 ケース 1b 溝 2 ヨーク 7 プロテクタ 8 基板 9 接続端子パターン 10 リード線 11 半田
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| 【出願人】 |
【識別番号】000131430 【氏名又は名称】シチズン電子株式会社 【住所又は居所】山梨県富士吉田市上暮地1丁目23番1号
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| 【出願日】 |
平成17年4月19日(2005.4.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085280 【弁理士】 【氏名又は名称】高宗 寛暁
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| 【公開番号】 |
特開2006−303829(P2006−303829A) |
| 【公開日】 |
平成18年11月2日(2006.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願2005−121668(P2005−121668) |
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