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【発明の名称】 情報通知システム及び通信装置
【発明者】 【氏名】大西 賢一
【住所又は居所】大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内

【氏名】田端 義明
【住所又は居所】大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内

【氏名】田中 義久
【住所又は居所】大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内

【要約】 【課題】画像形成装置等の電気機器において、表示部に表示された案内を見ながらトラブル解消作業やメンテナンス作業等を行う場合であっても、当該作業を容易に行うことができる情報通知システムを提供する。

【解決手段】携帯電話の画像撮影部で撮影された被写体の画像と、記憶部に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が含まれている場合は(S2でYES)、通信部が当該モデル画像の示すパーツに関する情報をプリンタから受信する(S4)。表示制御部は、当該通信部が受信した情報の表示部における表示位置を、上記モデル画像と同一又は近似と判断された被写体中の画像の近傍に表示させる(S5,S6)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気機器に関する情報を、通信装置によって取得して通知する情報通知システムであって、
前記電気機器は、当該電気機器の各パーツに関する情報を記憶する情報記憶手段と、前記通信装置の通信手段からの要求に応じて、前記情報記憶手段から対応する情報を検索する検索手段と、この検索手段によって検索された情報を前記通信装置の通信手段に対して送信する情報送信手段とを有し、
前記通信装置は、被写体を撮影する撮影手段と、この撮影手段によって撮影された被写体画像を表示する表示手段と、前記電気機器のパーツ別の外形を示すモデル画像を記憶するモデル画像記憶手段と、前記モデル画像記憶手段に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が、前記撮影手段によって撮影された被写体画像に含まれているかを判断する判断手段と、この判断手段において、前記モデル画像と同一又は近似の画像が前記被写体画像に含まれていると判断された場合に、当該モデル画像が示すパーツに対応する情報を前記電気機器から受信する通信手段と、この通信手段によって前記電気機器から受信された当該情報の前記表示手段における表示位置を、前記モデル画像と同一又は近似と判断された前記被写体中の画像の近傍として表示させる表示制御手段とを有する情報通知システム。
【請求項2】
前記モデル画像記憶手段は、予め定められたシンボル画像を前記モデル画像として記憶する請求項1に記載の情報通知システム。
【請求項3】
電気機器に関する機器情報を取得して通知する通信装置であって、
被写体を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された被写体画像を表示する表示手段と、
前記電気機器のパーツ別の外形を示すモデル画像を記憶するモデル画像記憶手段と、
前記モデル画像記憶手段に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が、前記撮影手段によって撮影された被写体画像に含まれているかを判断する判断手段と、
前記判断手段において、前記モデル画像と同一又は近似の画像が前記被写体画像に含まれていると判断された場合に、当該モデル画像が示すパーツに対応する情報を前記電気機器から受信する通信手段と、
前記通信手段によって前記電気機器から受信された当該情報の前記表示手段における表示位置を、前記モデル画像と同一又は近似と判断された前記被写体中の画像の近傍として表示させる表示制御手段と
を有する通信装置。
【請求項4】
電気機器に関する機器情報を、通信装置によって取得して通知する情報通知システムであって、
前記電気機器は、当該電気機器の各パーツに関する情報を記憶し、この情報を電波を介して送出する1以上の情報送出手段を有し、
前記通信装置は、被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された被写体の画像を表示する表示手段と、前記電気機器の情報送出手段に対して電波を送信して、当該情報送出手段から前記電気機器に関する情報を電波を介して受信する情報受信手段と、前記電気機器のパーツ別の外形を示すモデル画像を記憶するモデル画像記憶手段と、前記モデル画像記憶手段に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が、前記撮影手段によって撮影された被写体画像に含まれているかを判断する判断手段と、この判断手段において、前記モデル画像と同一又は近似の画像が前記被写体画像に含まれていると判断された場合に、前記情報受信手段によって前記電気機器から受信された当該情報の前記表示手段における表示位置を、前記モデル画像と同一又は近似と判断された前記被写体中の画像の近傍として表示させる表示制御手段とを有する情報通知システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ等の電気機器から、紙詰まり時の対処方法やメンテナンス情報等を、通信装置によって取得して通知する情報通知システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタ等の画像形成装置(電気機器の一例)で紙詰まり等のトラブルが発生した場合、トラブルを解消するための方法は、当該画像形成装置の装置前面等に設けられた操作パネルの表示部に表示されることが多い。このように、操作者に対してトラブル解消方法等の情報を表示部に表示する画像形成装置としては、例えば、特許文献1に示されるように、画像形成に関する各ユニットの消耗具合に関する情報を液晶表示部に表示するようにしたものである。
【特許文献1】特開2003−324570号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記のような画像形成装置では、給紙カセットの下段や、装置内部などで生じたトラブルを解消する場合、装置前面の表示部から操作者が顔を離して作業を行わなければならないため、装置前面の表示部に表示されたトラブル解消方法を見ながら、当該トラブル解消のための作業を行うことは困難である。
【0004】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、画像形成装置等の電気機器において、表示部に表示された案内を見ながらトラブル解消作業やメンテナンス作業等を行う場合であっても、当該作業を容易に行うことができる情報通知システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に記載の発明は、電気機器に関する情報を、通信装置によって取得して通知する情報通知システムであって、
前記電気機器は、当該電気機器の各パーツに関する情報を記憶する情報記憶手段と、前記通信装置の通信手段からの要求に応じて、前記情報記憶手段から対応する情報を検索する検索手段と、この検索手段によって検索された情報を前記通信装置の通信手段に対して送信する情報送信手段とを有し、
前記通信装置は、被写体を撮影する撮影手段と、この撮影手段によって撮影された被写体画像を表示する表示手段と、前記電気機器のパーツ別の外形を示すモデル画像を記憶するモデル画像記憶手段と、前記モデル画像記憶手段に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が、前記撮影手段によって撮影された被写体画像に含まれているかを判断する判断手段と、この判断手段において、前記モデル画像と同一又は近似の画像が前記被写体画像に含まれていると判断された場合に、当該モデル画像が示すパーツに対応する情報を前記電気機器から受信する通信手段と、この通信手段によって前記電気機器から受信された当該情報の前記表示手段における表示位置を、前記モデル画像と同一又は近似と判断された前記被写体中の画像の近傍として表示させる表示制御手段とを有するものである。
【0006】
この構成では、通信装置の撮影手段で被写体を撮影すると、この撮影手段によって撮影された被写体画像に、モデル画像記憶手段に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が含まれているか、すなわち、電気機器のパーツを示す画像が含まれているかを判断手段が判断する。被写体画像にモデル画像と同一又は近似の画像が含まれていると判断手段が判断した場合は、通信手段が、当該モデル画像が示すパーツに関する情報を電気機器から受信する。このとき、電気機器側では、検索手段が、通信装置の通信手段からの要求に対応する情報を情報記憶手段から検索し、情報送信手段が、当該検索された情報を通信装置の通信手段に対して送信する。そして、通信装置の表示制御手段は、当該電気機器から通信手段が受信した情報を、表示手段において、モデル画像と同一又は近似と判断された前記被写体中の画像の近傍に表示させるようになっている。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報通知システムであって、前記モデル画像記憶手段は、予め定められたシンボル画像を前記モデル画像として記憶するものである。
【0008】
この構成では、上記モデル画像として、予め定められたシンボル画像を用いるので、電気機器のパーツを撮影しなくても、電気機器に付されたシンボル画像を撮影すれば、電気機器から上記情報を受信できる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明は、電気機器に関する機器情報を取得して通知する通信装置であって、
被写体を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって撮影された被写体画像を表示する表示手段と、
前記電気機器のパーツ別の外形を示すモデル画像を記憶するモデル画像記憶手段と、
前記モデル画像記憶手段に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が、前記撮影手段によって撮影された被写体画像に含まれているかを判断する判断手段と、
前記判断手段において、前記モデル画像と同一又は近似の画像が前記被写体画像に含まれていると判断された場合に、当該モデル画像が示すパーツに対応する情報を前記電気機器から受信する通信手段と、
前記通信手段によって前記電気機器から受信された当該情報の前記表示手段における表示位置を、前記モデル画像と同一又は近似と判断された前記被写体中の画像の近傍として表示させる表示制御手段と
を有するものである。
【0010】
この構成では、撮影手段で被写体を撮影すると、撮影手段によって撮影された被写体画像に、モデル画像記憶手段に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が含まれているか、すなわち、電気機器のパーツを示す画像が含まれているかを判断手段が判断する。この被写体画像にモデル画像と同一又は近似の画像が含まれていると判断手段が判断した場合は、通信手段が、当該モデル画像が示すパーツに関する情報を電気機器から受信する。そして、表示制御手段は、当該電気機器から通信手段が受信した情報を、表示手段において、モデル画像と同一又は近似と判断された前記被写体中の画像の近傍に表示させるようになっている。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、電気機器に関する機器情報を、通信装置によって取得して通知する情報通知システムであって、
前記電気機器は、当該電気機器の各パーツに関する情報を記憶し、この情報を電波を介して送出する1以上の情報送出手段を有し、
前記通信装置は、被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された被写体の画像を表示する表示手段と、前記電気機器の情報送出手段に対して電波を送信して、当該情報送出手段から前記電気機器に関する情報を電波を介して受信する情報受信手段と、前記電気機器のパーツ別の外形を示すモデル画像を記憶するモデル画像記憶手段と、前記モデル画像記憶手段に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が、前記撮影手段によって撮影された被写体画像に含まれているかを判断する判断手段と、この判断手段において、前記モデル画像と同一又は近似の画像が前記被写体画像に含まれていると判断された場合に、前記情報受信手段によって前記電気機器から受信された当該情報の前記表示手段における表示位置を、前記モデル画像と同一又は近似と判断された前記被写体中の画像の近傍として表示させる表示制御手段とを有するものである。
【0012】
この構成では、通信装置の情報受信手段が、電気機器の情報送出手段に対して電波を送信して、当該情報送出手段から電波を介して上記電気機器に関する情報を受信すると、表示制御手段が、当該電気機器から受信した情報を、表示手段において、モデル画像と同一又は近似と判断された前記被写体中の画像の近傍に表示させるようになっている。
【発明の効果】
【0013】
請求項1及び請求項3に記載の発明によれば、通信装置の撮影手段で電気機器のパーツを撮影すれば、この撮影したパーツに関する情報が、表示手段における当該電気機器のパーツを示す画像の近傍に表示されるので、給紙カセットの下段や、装置内部などで生じたトラブルを解消する場合など、電気機器の機器前面に設けられた操作パネルの表示部から操作者が顔を離して作業を行わなければならないような状況であっても、操作者は、当該通信装置を携帯していれば、通信装置の表示手段に表示された上記パーツに関する情報を見ながら当該作業を容易に行うことができる。また、上記電気機器のパーツに関する情報は、表示手段においてパーツ表示部分の近傍に表示されるので、操作者は、表示されている情報が理解しやすくなる。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、上記モデル画像として、予め定められたシンボル画像を用いるので、電気機器のパーツを撮影しなくても、このシンボル画像部分を撮影すれば、電気機器から上記情報を受信できる。また、実際に電気機器のパーツを撮影した場合の画像よりもデータ量が少ない画像を、シンボル画像として採用することも可能になるので、通信装置のモデル画像記憶手段に記憶させておく必要があるデータ量を低減でき、被写体画像にモデル画像と同一又は近似の画像が含まれているかの判断時の処理負担も軽減することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、通信装置と、電気機器との間で複雑な通信を行わなくても、簡単な構成でもって、通信装置が電気機器から必要な情報を受信することができる。また、上記電気機器のパーツに関する情報は、表示手段においてパーツ表示部分の近傍に表示されるので、操作者は、表示されている情報が理解しやすくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態に係る情報通知システム及び通信装置について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る情報通知システムの概略構成を示すブロック図である。情報通知システム1は、携帯電話(本発明に係る通信装置の一例)2と、1以上のプリンタ(請求項でいう画像形成装置の一例)3とを備える。
【0017】
携帯電話2は、画像撮影部(撮影手段)21と、制御ユニット22と、ROM23と、RAM24と、操作部25と、通信I/F26と、表示部(表示手段)27と、電話通信部(通信手段)28と、記憶部(モデル画像記憶手段)29とを備える。
【0018】
画像撮影部21は、CCD等を有する小型撮像装置等からなるものである。ROM23は、各種の動作プログラムを記憶するものである。RAM24は、制御ユニット22の動作領域等として使用される。操作部25は、操作者による手動操作で外部からの指示入力を受け付ける。通信I/F26は、プリンタ3等との各種データ送受信を行うためのインタフェイスとして機能する。
【0019】
表示部27は、LCD(liquid crystal display)等からなり、操作者に対する操作案内メッセージや、画像撮影部21によって撮影された被写体画像、更には、プリンタ3から受信した当該プリンタ3に関する各種情報等を表示する。電話通信部28は、公衆電話回線を利用した電話通信に必要な各種処理を実行する。
【0020】
記憶部29は、1以上のプリンタ3のパーツ(例えば、定着装置、給紙カセット、搬送ローラ、原稿排出部、フィニッシャ、トナータンク等、プリンタ3の各部分)の外形を表した画像からなるモデル画像のデータ(以下、モデル画像データという)を記憶しており、それと共に、各モデル画像データにそれぞれ関連付けられている個別情報(プリンタ3の情報記憶部37に記憶されている)を特定するためのID情報(identification:識別情報)を記憶している。
【0021】
制御ユニット22は、判断部(判断手段)221、通信部(通信手段)222制御部223、及び表示制御部224を備えている。判断部221は、画像撮影部21によって撮影された被写体の画像データに、記憶部29に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が含まれているか否かを判断する。そして、判断部221は、モデル画像に一致する画像データが、画像撮影部21によって撮影された被写体の画像に含まれている場合には、当該モデル画像に関連付けられているID情報を記憶部29から読み出す。
【0022】
通信部222は、プリンタ3に対して、上記判断部221が記憶部29から読み出したID情報及び当該ID情報に対応する情報の送信要求をプリンタ3に送り、プリンタ3から当該情報を受信する。
【0023】
表示制御部(表示制御手段)224は、通信部222がプリンタ3から受信した上記情報を、表示部27において、上記のモデル画像と同一又は近似と判断された被写体中の画像の近傍に表示させる処理を行うものである。例えば、画像撮影部21によって、プリンタ3の定着装置部分が撮影され、この定着装置部分の画像が上記モデル画像と一致したとすると、プリンタ3から受信した当該定着装置に関する情報を、表示部27に表示されている定着装置の画像の近傍に表示されるように制御する。
【0024】
制御部223は、携帯電話2の各部分の動作を制御するものである。なお、制御ユニット22は、判断部221、通信部222、制御部223及び表示制御部224のそれぞれが個別に回路等で構成されていてもよいし、また、ROM23等に記憶されている動作プログラムに従って、CPUが判断部221、通信部222、制御部223及び表示制御部224として動作する構成としてもよい。また、通信I/F26は、プリンタ3との間でデータ通信が可能なインタフェイスであり、Bluetooth(登録商標)等の無線通信方式が好ましいが、有線通信方式のUSB(universal serial bus)であってもよい。
【0025】
プリンタ3は、制御ユニット31と、ROM32と、RAM33と、操作部34と、画像形成部35と、通信I/F36と、情報記憶部(情報記憶手段)37とを備える。ROM32は、各種の動作プログラムを記憶するものである。RAM33は、制御ユニット31の動作領域等として使用される。操作部34は、操作者からの各種プリンタ操作指示の入力を受け付けるものである。画像形成部35は、例えば、電子写真方式等により、ネットワーク接続されたパーソナルコンピュータから受信したデータを記録紙に印刷するもである。通信I/F36は、プリンタ3との間でデータ通信が可能なインタフェイスであり、Bluetooth(登録商標)等の無線通信方式が好ましいが、USB(universal serial bus)であってもよい。
【0026】
制御ユニット31は、検索部(検索手段)311、情報送信部(情報送信手段)312及び制御部313を備えている。
【0027】
検索部311は、携帯電話2の通信部222から受信するID情報及び当該ID情報に対応する情報送信の要求に応じて、当該ID情報に対応する情報を情報記憶部37から検索する。
【0028】
情報送信部312は、検索部311によって検索された情報を、携帯電話2に送信するものである。具体的には、情報送信部312は、通信I/F36と、携帯電話2側の通信I/F26とを介して、携帯電話2の通信部222まで、プリンタ3に関する上記各種情報を送信する。
【0029】
情報記憶部(情報記憶手段)37は、プリンタ3の各パーツ毎に、各パーツに関する情報を記憶している。この情報は、メンテナンス情報、紙詰まり等のトラブル発生時の対処方法、当該パーツの寿命等を示す情報からなる。この各パーツに関する情報には、固有のID情報が付され、情報記憶部37には、各パーツに関する情報と、それぞれのパーツ情報に対応付けられた固有のID情報とが記憶されている。
【0030】
また、制御部313は、プリンタ3の各部分の動作を制御するものである。なお、制御ユニット31は、検索部(検索手段)311、情報送信部(情報送信手段)312及び制御部313のそれぞれが個別に回路等で構成されていてもよいし、また、ROM32等に記憶されている動作プログラムに従って、CPUが検索部311、情報送信部312及び制御部313として動作する構成としてもよい。
【0031】
情報通知システム1による情報通知処理を説明する。図2は情報通知システム1による情報通知処理を示すフローチャートである。操作者が、携帯電話2の画像撮影部21によってプリンタ3のパーツを被写体として撮影すると(S1でYES)、判断部221が、画像撮影部21によって撮影された被写体の画像データに、記憶部29に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が含まれているか否かを判断する(S2)。そして、判断部221は、モデル画像に一致する画像データが、画像撮影部21によって撮影された被写体の画像に含まれている場合には(S2でYES)、当該被写体の画像に含まれていると判断されたモデル画像に関連付けられているID情報と、このID情報に対応する情報の送信要求を送信する(S3)。
【0032】
なお、画像撮影部21によって撮影された被写体の画像に、上記モデル画像と同一又は近似の画像が含まれているか否かを判断する処理は、以下のようにして行われる。判断部221は、記憶部29に予め記憶されているプリンタ3の各パーツの画像をモデル画像(元絵)とし、画像撮影部21で撮影した画像中に、モデル画像とのデータ一致度が予め設定しておいた所定の値に達する画像が存在するか否かを判断する。そして、判断部221は、当該所定の値に達する画像が存在することをもって、被写体画像中にモデル画像が含まれていると判断する。当該所定の値を調整することで、被写体画像中に、モデル画像と完全に同一の画像が存在するかは勿論、モデル画像と近似する画像が存在するかも判断できる。
【0033】
プリンタ3では、携帯電話2からの上記ID情報及び送信要求に基づいて(P1でYES)、検索部311が、上記ID情報に対応する情報を情報記憶部37から検索する(P2)。検索部311によって、上記ID情報に対応する情報が検索されると、情報送信部312が当該検索された情報を携帯電話2に送信する(P3)。
【0034】
携帯電話2では、通信部222が、プリンタ3から上記情報を受信すると(S4でYES)、表示制御部224は、当該受信した情報の表示部27における表示位置を、上記モデル画像と同一又は近似と判断された画像の近傍に設定し(S5)、当該受信した情報を表示部27に表示させる(S6)。
【0035】
これにより、例えば、画像撮影部21によって、プリンタ3の定着装置部分が撮影され、この定着装置部分の画像が上記モデル画像と一致したとすると、プリンタ3から受信した当該定着装置に関するメンテナンス情報等が、表示部27に表示されている定着装置の画像の近傍に表示されることになる。
【0036】
次に、本発明の第2実施形態に係る情報通知システムを説明する。図3は第2実施形態に係る情報通知システムの概略構成を示すブロック図、図4はRF−IDタグ及び情報取得部の構成の概略を示す図である。
【0037】
第2実施形態に係る情報通知システム10では、プリンタ3に、その各パーツ毎にRF−IDタグ(情報送出手段)51が取り付けられており、携帯電話2には、RF−IDタグ51と交信して情報を取得する情報取得部(情報受信手段)50が設けられている。携帯電話2の情報取得部50が、プリンタ3の各RF−IDタグ51から、それぞれのRF−IDタグ51が取り付けられている各パーツに関する情報(メンテナンス情報等)を受信するようになっている。
【0038】
図4に示すように、プリンタ3に取り付けられるRF−IDタグ51は、パーツに関するメンテナンス情報等の情報を記憶するメモリ511と、携帯電話2の情報取得部50との間での交信を制御する交信制御部512と、情報取得部50との間で電波による情報送受信を行うアンテナ513とを有する。RF−IDタグ51は、プリンタ3の各パーツ毎に取り付けられるので、各RF−IDタグ51のメモリ511には、その取り付け先となるパーツに対応したメンテナンス情報等と、各RF−ID51が取り付けられているパーツを示すID情報とが記憶される。
【0039】
携帯電話2の情報取得部50は、RF−IDタグ51に対して、電波を介して情報送信要求指示を送信し、RF−IDタグ51から電波を介して情報を受信するアンテナ等として機能する情報受信部501と、情報受信部501によるRF−IDタグ51との交信を制御し、情報受信部501がRF−IDタグ51から受信した情報を、制御ユニット22の制御部223に送出する交信制御部502とを有する。
【0040】
なお、携帯電話2の記憶部29には、1以上のプリンタ3のパーツ(例えば、定着装置、給紙カセット、搬送ローラ、原稿排出部、フィニッシャ、トナータンク等、プリンタ3の各部分)を示すモデル画像のデータが記憶されており、それと共に、各モデル画像に関連付けて、そのモデル画像が示すパーツ固有のID情報を記憶している。
【0041】
かかる構成により、携帯電話2がプリンタ3の各RF−IDタグ51との情報受信可能範囲に移動すると、携帯電話2の情報取得部50が、RF−IDタグ51から、当該RF−IDタグ51の取り付け先となっているパーツのメンテナンス情報等を取得できるようになっている。
【0042】
情報通知システム10による情報通知処理を説明する。図5は第2実施形態に係る情報通知システム10による情報通知処理を示すフローチャートである。なお、図2に示した処理と同様の処理については同符号を付して説明を省略する。
【0043】
操作者が、携帯電話2の画像撮影部21によってプリンタのパーツを被写体として撮影すると(S1でYES)、判断部221が、画像撮影部21によって撮影された被写体の画像データに、記憶部29に記憶されているモデル画像と同一又は近似の画像が含まれているか否かを判断する(S2)。モデル画像に一致する画像データが、画像撮影部21によって撮影された被写体の画像に含まれている場合には(S2でYES)、判断部221は、プリンタ3に取り付けられているいずれかのRF−IDタグ51からのメンテナンス情報等及びID情報が情報取得部50に受信されているかを判断する(S13)。
【0044】
いずれかのRF−IDタグ51からメンテナンス情報等及びID情報が受信されている場合(S13でYES)、判断部221は、上記S2で被写体画像に含まれていると判断したモデル画像に関連付けられて記憶部29に記憶されているID情報と、RF−IDタグ51から受信したID情報とが一致するか否かを判断する(S14)。ここで、両ID情報が一致していると判断した場合は(S14でYES)、操作者が、携帯電話2の画像撮影部21で撮影したパーツに付されているRF−IDタグ51から、当該RF−IDタグ51に記憶されているメンテナンス情報等が受信されていることになるので、表示制御部224は、当該受信したメンテナンス情報等の表示部27における表示位置を、上記モデル画像と同一又は近似と判断された画像の近傍に設定し(S5)、当該受信したメンテナンス情報を表示部27に表示させる(S6)。
【0045】
これにより、携帯電話2とプリンタ3との間で複雑な通信を行わなくても、簡単な構成でもって、携帯電話2がプリンタ3からメンテナンス情報等の必要な情報を受信することができる。プリンタ3には、各パーツにRF−IDタグ51を取り付けるだけで足り、一般的なプリンタの構成を変更又は追加する必要がないので、簡単な構成でもって、プリンタ3の各パーツ毎のメンテナンス情報等を表示させることができる。
【0046】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、プリンタ3を通信装置の一例として説明しているが、本発明に係る通信装置はプリンタに限定されるものではなく、通信機能を備えたPDA(personal digital assistants)やノートブックパソコンであってもよい。
【0047】
また、上記実施形態では、プリンタ3を電気機器の一例として説明しているが、本発明はプリンタ以外の電気機器であっても適用可能である。特に、第2実施形態に係る情報通知システム10は、電気機器以外の物品であっても、上記RF−IDタグ51を取り付けることにより、当該物品又は物品のパーツに関するメンテナンス情報等を携帯電話2の表示部27に表示することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報通知システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態に係る情報通知システムによる情報通知処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態に係る情報通知システムの概略構成を示すブロック図である。
【図4】RF−IDタグ及び情報取得部の構成の概略を示す図である。
【図5】第2実施形態に係る情報通知システムによる情報通知処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0049】
1,10 情報通知システム
2 携帯電話
21 画像撮影部
22 制御ユニット
221 判断部
222 通信部
223 制御部
224 表示制御部
25 操作部
27 表示部
28 電話通信部
29 記憶部
3 プリンタ
31 制御ユニット
311 検索部
312 情報送信部
313 制御部
34 操作部
35 画像形成部
37 情報記憶部
50 情報取得部
501 情報受信部
502 交信制御部
51 RF−IDタグ
511 メモリ
512 交信制御部
513 アンテナ
【出願人】 【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラミタ株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号
【出願日】 平成16年8月24日(2004.8.24)
【代理人】 【識別番号】100067828
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 悦司

【識別番号】100096150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 孝夫

【識別番号】100099955
【弁理士】
【氏名又は名称】樋口 次郎

【公開番号】 特開2006−66967(P2006−66967A)
【公開日】 平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願番号】 特願2004−243790(P2004−243790)