| 【発明の名称】 |
撮像装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】野澤 慎吾 【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノン株式会社内
|
| 【要約】 |
【課題】高画質のデジタル信号接続でテレビ受像機と接続しながら,機器特有の各種撮影情報を高い自由度でテレビ受像機に表示可能であり,のかつ回路規模の小さい撮像装置を提供すること。
【解決手段】被写体を撮像し映像信号に変換する撮像部と,映像信号を映像パケット化して記録媒体に書き込む記録部と,前記記録媒体から映像パケットを読み出す再生部とを有する撮像装置であって,前記再生部が読み出した映像パケットを受け取り該映像パケットに関連するデータパケットを生成するパケット生成部と,前記映像パケットとデータパケットを多重して出力する多重化部とを有する構成。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被写体を撮像し映像信号に変換する撮像部と,映像信号を高能率符号化する符号化部と,該符号列を映像パケット化して記録媒体に書き込む記録再生部とを有する撮像装置であって,映像パケットに関連するデータパケットを生成するパケット生成部と,前記映像パケットと前記データパケットを多重して出力する多重化部とを有することを特徴とする装置。 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって,映像パケットのパケット長とデータパケットのパケット長が同一であることを特徴とする装置。 【請求項3】 請求項1および2に記載の装置であって,データパケットがマークアップ言語で記述されたデータを含むことを特徴とする装置。 【請求項4】 請求項1〜3に記載の装置であって,データパケットが画像データを含むことを特徴とする装置。 【請求項5】 請求項1〜4に記載の装置であって,多重化部において映像パケットとデータパケットが同一番組に属することを示す関連付けテーブルを生成し,前記パケットと共に多重して出力することを特徴とする装置。 【請求項6】 請求項1〜5に記載の装置であって,前記データパケットが,所定時間の間隔で繰り返し生成されることを特徴とする装置。 【請求項7】 請求項1〜6に記載の装置であって,前記生成されるデータパケットが,前記映像パケットのタイムコードを示すデータを含むことを特徴とする装置。 【請求項8】 請求項1〜6に記載の装置であって,前記生成されるデータパケットが,前記映像パケットの記録モードを示すデータを含むことを特徴とする装置。 【請求項9】 請求項1〜6に記載の装置であって,前記生成されるデータパケットが,前記映像パケットが記録されている記録媒体の残量を示すデータを含むことを特徴とする装置。 【請求項10】 請求項1〜6に記載の装置であって,前記生成されるデータパケットが,前記映像パケットの撮影日時を示すデータを含むことを特徴とする装置。 【請求項11】 請求項1〜6に記載の装置であって,前記生成されるデータパケットが,前記映像パケットの前後に撮影された動画クリップの代表シーンを示す画像データを含むことを特徴とする装置。 【請求項12】 請求項1〜6に記載の装置であって,前記生成されるデータパケットが,前記映像パケットの前後および同時に撮影された静止画データを含むことを特徴とする装置。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は,映像を撮影する撮像装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 近年,デジタル信号処理技術の進歩により,動画像や静止画像,音声等,大量のデジタル情報を高能率符号化し,小型磁気媒体への記録や通信媒体への伝送を行なうことが可能となっている。このような技術を応用し,容易に高品位な映像を撮影して即座に情報媒体へ出力できる撮像装置の開発が行われている。 【0003】 更に昨今,テレビ放送のデジタル化の影響を受け,テレビ受像機にもデジタル化が進み,撮像装置とテレビ受像機をデジタル信号で接続し,高品質に映像の記録再生を行ったり,撮像装置とテレビ受像機とを高度に連携操作することへの要求が高まっている。 【0004】 又、従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2をあげることが出来る。 【特許文献1】特開2003−9097号公報 【特許文献2】特開2004−312685号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 各種映像機器間のデジタル信号接続には,IEEE1394規格による接続が広く普及している。撮像装置とテレビ受像機の接続にも,IEEE1394を用いることが現実的でかつ有効な方法と考えられる。また,既存のデジタルVTRが採用しているように,授受するデジタル信号にはMPEG等に代表される高能率符号列を用い,テレビ受像機側で復号し表示する方法が一般的と言える。こうした符号列によるデジタル信号の授受は,比較的低いレートでの転送となるため,画質の劣化や欠落が起きにくいうえ,小規模で安価な回路で実現できる。 【0006】 しかしながら,こうした接続方法では,タイムコードや撮影日時など各種撮影情報の合成表示において,アナログ信号接続でおこなっていたような,撮像装置が撮影情報を映像に合成した状態でテレビ受像機に出力する方法が困難である。こうした旧来の方法を用いるには,一旦撮像装置が符号列を復号化したうえで撮影情報を合成し,再度符号化して出力する必要があった。こうした構成では,復号化と再符号化が余分に必要となるため,画質に劣化が生じやすく,また回路規模も非常に大きくなるという欠点を持っていた。 【0007】 また,テレビ受像機から撮像装置に対して,撮影情報を問い合わせる処理を行い,テレビ受像機によって情報を合成する構成も従来技術であるが,この方法では,表示内容や表示形式がテレビ受像機側によって限定されるため,撮像装置特有の情報を表示することに制限があった。 【0008】 こうした背景において本発明の目的は,高画質のデジタル信号接続でテレビ受像機と接続しながら,機器特有の各種撮影情報を高い自由度でテレビ受像機に表示可能であり,なおかつ回路規模の小さい撮像装置を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上述の目的を達成するため,本発明における撮像装置は,被写体を撮像し映像信号に変換する撮像部と,映像信号を映像パケット化して記録媒体に書き込む記録部と,前記記録媒体から映像パケットを読み出す再生部とを有する撮像装置であって,前記再生部が読み出した映像パケットを受け取り該映像パケットに関連するデータパケットを生成するパケット生成部と,前記映像パケットとデータパケットを多重して出力する多重化部とを有する構成とした。 【0010】 本発明の構成は,現在急速に普及し始めているデジタル放送対応のテレビ受像機を接続対象とし,ほとんどのデジタル放送対応テレビ受像機に装備されているデータ放送受信機能を利用することで,容易に上述の目的を達成するものである。すなわち,撮影情報をデータ放送形式のデータパケット化し,映像と多重してテレビ受像機に供給することで,データ放送の多彩なコンテンツ表示方法を採り入れた様々な形式でテレビ受像機に表示させることができる。 【0011】 データパケットはBML,XML,HTMLなどのマークアップ言語と,JPEGやPNGなどの画像データで規格化されており,単純なデータ形式でありながら,その表現性は極めて高く,機器特有の各種撮影情報を高い自由度でテレビ受像機に表示可能で,なおかつ回路規模の小さい撮像装置を実現することができる。 【発明の効果】 【0012】 以上説明したように,本発明における撮像装置は,被写体を撮像し映像信号に変換する撮像部と,映像信号を映像パケット化して記録媒体に書き込む記録部と,前記記録媒体から映像パケットを読み出す再生部とを有する撮像装置であって,前記再生部が読み出した映像パケットを受け取り該映像パケットに関連するデータパケットを生成するパケット生成部と,前記映像パケットとデータパケットを多重して出力する多重化部とを有する構成とした。 【0013】 本発明の構成は,現在急速に普及し始めているデジタル放送対応のテレビ受像機を接続対象とし,ほとんどのデジタル放送対応テレビ受像機に装備されているデータ放送受信機能を利用することで,容易に上述の目的を達成するものである。すなわち,撮影情報をデータ放送形式のデータパケット化し,映像と多重してテレビ受像機に供給することで,データ放送の多彩なコンテンツ表示方法を採り入れた様々な形式でテレビ受像機に表示させることができる。 【0014】 データパケットはBML,XML,HTMLなどのマークアップ言語と,JPEGやPNGなどの画像データで規格化されており,単純なデータ形式でありながら,その表現性は極めて高く,機器特有の各種撮影情報を高い自由度でテレビ受像機に表示可能で,なおかつ回路規模の小さい撮像装置を実現することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 以下,本発明の実施例について図面を参照して説明する。 【0016】 図1は本発明による撮像装置の第一の構成例を示す図である。 【0017】 図1において,破線内が本発明の範疇で,101は撮像部,102は符号化部,103は記録再生部,104は記録媒体,105はパケット生成部,106は多重部である。破線外の受像装置は既存のデジタル放送対応テレビ受像機である。 【0018】 撮像部101は被写体を撮像し映像信号を符号化部102に供給する。符号化部102は映像信号を高能率符号化し記録再生部103に供給する,記録再生部は高能率符号列を固定長のパケットに分割してから記録媒体104に記録する。図2は本構成例によって記録されるパケット列の例を示す図である。図に示すように,本構成例では高能率符号化にMPEGを使用し,映像と音声と番組テーブルをそれぞれ188バイトのパケットに分割している。各パケットにはパケットを識別するためのパケットIDが符号列と共に格納されている。パケットIDとパケット種別の対応が番組テーブルパケットによって定義され,個々のパケット種別の判別やパケット群を番組別に分類することが,パケットIDを調べることで可能となっている。 【0019】 再生時において記録再生部103は,記録媒体104からパケット列を読み出し,パケット列を取り出しパケット生成部105および多重化部106に供給する。パケット生成部は供給されるパケット列から,タイムコードや撮影日時,記録モードなどの撮影情報を表示するためのデータパケットを生成し多重化部に供給する。多重化部106は記録再生部から供給されるパケット列とパケット生成部から供給されるデータパケット列とを多重化し外部の受像装置へ出力する。図3は本構成例によって出力されるパケット列の例を示す図である。図に示すように,本構成例では映像や音声と同じパケット長が同一のデータパケットを多重している。また,データパケットの内容も図示しているように代表的なマークアップ言語のHTMLにより記述されている。このデータパケットと映像パケットおよび音声パケットとは,図中の番組テーブルによって関連付けされる。前記多重化部が,前記データパケットを識別するパケットIDを番組テーブルパケットに追加して出力する。 【0020】 なお,前記パケット生成部は前記記録再生部より記録媒体の残量情報や,再生中の映像パケットの前後に撮影された動画クリップの代表シーンを示す画像データ,更には,再生中の動画パケットの前後および同時に撮影された静止画データを取得し,それらをデータパケット化して前記多重化部へ供給することも本発明の範疇である。 【0021】 図4は本構成例の出力をデジタル放送対応テレビ受像機で表示した例を示す図である。図において401はデータ放送領域,402は映像領域,更に,データ放送領域内において403は撮影情報,404は前後の動画代表シーン,405は前後に撮影した静止画一覧を示す。このような,様々な情報を使用者に分かりやすく並べて表示させることは,前述のマークアップ言語を用いることで,容易に実現できる。また,イラストや絵文字,スクリプトなどを使用して,撮像装置特有の情報表示を実現することも可能である。こうしたイラストや絵文字,スクリプトなどのデータは受像装置によって蓄積されて利用され得るが,撮像装置の操作には早送りや巻戻しなど,断続的な特殊操作が発生するため,本発明では,所定時間の間隔でこれら多様されるデータのパケットを繰り返し生成する構成とした。 【0022】 なお,実施例では,撮像装置と再生装置について説明したが,同様な処理を行う処理方法や,同様な処理工程を含む,コンピュータで読み込み可能なプログラムを格納した記憶媒体であってもまた本発明の範疇である。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】本発明の構成例を示す図である。 【図2】本発明による記録のデータ構造を示す図である。 【図3】本発明による出力のデータ構造を示す図である。 【図4】本発明による出力を受像装置に表示する例を示す図である。 【符号の説明】 【0024】 101 撮像部 102 符号化部 103 記録再生部 104 記録媒体 105 パケット生成部 106 多重化部
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社 【住所又は居所】東京都大田区下丸子3丁目30番2号
|
| 【出願日】 |
平成17年6月3日(2005.6.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090538 【弁理士】 【氏名又は名称】西山 恵三
【識別番号】100096965 【弁理士】 【氏名又は名称】内尾 裕一
|
| 【公開番号】 |
特開2006−340146(P2006−340146A) |
| 【公開日】 |
平成18年12月14日(2006.12.14) |
| 【出願番号】 |
特願2005−163844(P2005−163844) |
|