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【発明の名称】 合成デジタル画像効果を作成する方法及び装置
【発明者】 【氏名】マーレイ・ディー・クレイグ

【氏名】ロバート・ピー・キャジア

【氏名】ベンジャミン・ディー・キンベル

【要約】 【課題】合成デジタル画像効果を作成するための正確で簡単な方法及び装置を提供する。

【解決手段】ユーザはデジタル画像を取り込み、次にこのデジタル画像が、撮像装置200内での後処理のために選択される。撮像装置200は、フルサイズ画像を復元し、その画像に付随するあらゆるメタデータをバッファリングする。ユーザが各後処理効果を画像に適用する際、効果パラメータがその画像のメタデータに追加される。後処理が完了すると、メタデータからの効果パラメータが別個のカスタム効果ファイルに格納される(106)。撮像装置200はその後、カスタム効果ファイルから効果パラメータを読み出せ(108)ば、一連の効果を後続の画像に対して実行することができる(110)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)デジタル画像を取り込むステップと、
(b)画像後処理セッション中に使用する後処理効果の選択をユーザに提供するステップと、
(c)前記画像後処理セッション中に前記ユーザによって選択された各後処理効果についての効果パラメータを記録するステップと、
(d)前記画像後処理セッション中に前記ユーザによって選択された前記後処理効果のそれぞれからの効果パラメータをカスタム効果ファイルに格納するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
(e)前記カスタム効果ファイルから前記効果パラメータを読み出すステップと、
(f)前記画像後処理セッション中に前記ユーザによって選択された前記後処理効果を、前記カスタム効果ファイルからの前記効果パラメータを用いて第2のデジタル画像に適用するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記効果パラメータを記録するステップが、前記効果パラメータを不揮発性メモリに記録し、
前記効果パラメータを格納するステップが、前記効果パラメータを前記不揮発性メモリからファイルにコピーする、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
デジタル画像、画像メタデータ及びカスタム効果ファイルを格納するように構成されたメモリと、
前記メモリに電気的に結合されたプロセッサであって、
複数のデジタル画像後処理効果を第1のデジタル画像に適用し、
前記第1のデジタル画像に対して使用された各画像後処理効果についての効果パラメータを記録し、
後処理効果とそれらの関連効果パラメータを、前記メモリ内のカスタム効果ファイルに格納する、
ように構成されたプロセッサと、
を備えている撮像装置。
【請求項5】
前記プロセッサはまた、
前記メモリから前記カスタム効果ファイルを読み出し、
前記カスタム効果ファイルからの前記後処理効果とそれらの関連効果パラメータを用いて第2のデジタル画像に後処理効果を適用する、
ように構成されている、請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記メモリに電気的に結合され、ユーザが様々なデジタル画像後処理効果を選択することを可能にするメニューを表示するように構成されたディスプレイをさらに備えている、請求項4に記載の撮像装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、包括的には画像取り込みの分野に関し、特に合成デジタル画像効果の正確で簡単な作成の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル撮像の分野において、多くの撮影者は、初心者も上級者も、自分の画像をより個人的なものにしたいという願望を持つ。これを行う方法の1つは、画像後処理方法を用いて縁取り、カラーフィルタ、及びテクスチャ等の効果を画像に加えることを伴う。しかし、これらの効果の多くの適用は通常、試行錯誤により達成され、場合によっては、効果を実行する順序が最終画像の形成に重要となる。ユーザは多くの場合、いくつかの効果を所与の画像に適用したことを覚えていることはできるが、一連の効果を後続の画像に対して正確に複製することはできない。
【0003】
現在、複雑で強力なデジタル画像効果の適用は、ユーザに対し、生画像をコンピュータに転送し、コンピュータにおいて(しばしば高価な)ソフトウェアを用いて効果を画像に適用することを必要とする。デジタルカメラ(又は他の撮像装置)をプリンタに直接結合することを望むユーザの場合、現在、カメラ上で、又はプリンタファームウェア内で利用できる画像効果は非常に限られた数しかない。
【発明の開示】
【0004】
ユーザはデジタル画像を取り込み、次にこのデジタル画像が、撮像装置内での後処理のために選択される。撮像装置は、フルサイズ画像を復元し、その画像に付随するあらゆるメタデータをバッファリングする。ユーザが各後処理効果を画像に適用する際、効果パラメータがその画像のメタデータに追加される。後処理が完了すると、メタデータからの効果パラメータが別個のカスタム効果ファイルに格納される。撮像装置はその後、カスタム効果ファイルから効果パラメータを読み出せば、一連の効果を後続の画像に対して実行することができる。
【0005】
本発明の他の態様及び利点は、本発明の原理を例として図示する添付図面と共に解釈される、以下の詳細な説明から明らかとなるだろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この好適な実施形態の説明は、本発明の全体的な説明書きの一部と見なされる添付図面と共に読まれるよう意図される。説明中、「下側」、「上側」、「水平方向」、「垂直方向」、「上」、「下」、「上部」、「底部」、「左」、及び「右」といった相対的な用語とその派生語(例えば「水平方向に」、「下方に」、「上方に」等)は、そのときに説明されているか、又は考察中の図面に示される方位を指すものと解釈されるべきである。これらの相対的な用語は、説明の都合によるものであり、通常、特定の方位を要求するようには意図されない。「接続された」、「結合された」、及び「相互接続された」といった取り付け、結合等に関する用語は、別途明記しない限り、構造が直接的に又は介在構造を介して間接的に互いに固定されるか又は取り付けられる関係、及びともに可動であるか又は固定的な取り付け又は関係を指す。
【0007】
図1は、本発明による、合成デジタル画像効果を作成する方法の1つの例示的な実施形態のフロー図である。ステップ100において、デジタル画像を取り込む。ステップ102において、画像後処理セッション中に使用する後処理効果の選択をユーザに提供する。ステップ104において、ユーザによって選択された各後処理効果についての効果パラメータを記録する。ステップ106において、デジタル画像後処理セッション中にユーザによって選択された各後処理効果の効果パラメータをカスタム効果ファイルに格納する。ステップ108において、カスタム効果ファイルから効果パラメータを読み出す。ステップ110において、カスタム効果ファイルからの効果パラメータを用いて第2のデジタル画像に後処理効果を適用する。
【0008】
後処理効果の例は、ユーザのデジタル画像の縁取りの生成を含む。このような例示的な効果において、効果パラメータは、縁取りの幅、縁取りの様式、及び縁取りの色等の情報を含み得る。別の後処理効果は、画像に対する部分的に透明な署名(signature)又は著作権のオーバーレイであってもよい。この例示的な効果において、効果パラメータは、署名欄の様式、署名欄の画像の位置、署名欄の透明度、デジタル画像上の署名欄の位置、署名欄の色等の情報を含み得る。当業者は、本発明の範囲内で多種多様なデジタル画像後処理効果を使用できることを認識するであろう。
【0009】
他の可能な後処理効果には、デジタル画像に用いるテクスチャの作成、日付/時刻スタンプ、又は傷をつけることで古くなって傷のついた写真のように見せかけること、色あせ、画像を和らげること、輝度及びコントラストの調整、並びにセピア色効果が含まれ得る。他の後処理効果には、カラーパレットの変更(色数の削減又は変更等)、ハーフトーニング、点描画法(点を用いた画像全体の描画及びシェーディング)、擬似エンボス又はレリーフ効果、画像のクロッピング及びズーム、画像の万華鏡化(kaleidoscoping)のためのミラーリング、ビネッティング等が含まれ得る。
【0010】
カスタム効果ファイルは、後処理効果のリスト及びそれらが適用される順序、並びに後処理効果のそれぞれに関連する効果パラメータを含まなければならない。本発明の好ましい実施形態において、カスタム効果ファイルの構造は柔軟であり、各後処理効果に使用される効果パラメータの数が様々であることを可能にする。例えば、画像を単にグレースケール画像に変換する後処理効果には効果パラメータが一切ないかもしれず、署名欄の追加等の他の効果は多数の効果パラメータを有するかもしれない。当業者は、本発明の範囲内で使用できるファイル構造が多数あることを認識するであろう。或る種のファイル構造は他のファイル構造よりも空間効率が高いかもしれないが、必要な情報を収容することが可能なあらゆるファイル構造が本発明の範囲内で使用可能であろう。
【0011】
図2Aは、本発明による撮像装置の1つの例示的な実施形態の正面図である。本発明のこの例示的な実施形態では、本体200と、レンズ202と、レンズ202によって投影された画像を検知するように構成されたイメージセンサ204と、イメージセンサ204に電気的に結合され、画像データ、画像メタデータ及びカスタム効果ファイルを格納するように構成されたメモリ206とを備えるデジタルカメラが設計される。このデジタルカメラはまた、複数のデジタル画像後処理効果を第1のデジタル画像に適用し、第1のデジタル画像に対して使用された各画像後処理効果についての効果パラメータを記録し、後処理効果とそれらの関連効果パラメータをメモリ206内のカスタム効果ファイルに格納するように構成されたプロセッサ214を備える。プロセッサ214はまた、上記メモリ206からカスタム効果ファイルを読み出し、このカスタム効果ファイルからの後処理効果とそれらの関連効果パラメータを用いて第2のデジタル画像に後処理効果を適用するように構成される。この例示的なデジタルカメラはまた、シャッターボタン208と、ファインダ210と、フラッシュ212とを備える。本発明のいくつかの例示的な実施形態において、メモリ206の一部又は全部は不揮発性メモリであってもよい。
【0012】
図2Bは、図2Aからの、本発明による撮像装置の1つの例示的な実施形態の背面図である。この例示的なデジタルカメラはまた、メモリ206に電気的に結合され、取り込んだ画像と、ユーザが様々なデジタル画像後処理効果を選択することを可能にするメニューとを表示するように構成されたディスプレイ216(LCD等)を備える。
【0013】
本発明の上記の説明は、例示及び説明の目的で提示された。この説明は、網羅的であること、又は本発明を開示された厳密な形態に制限することを意図されず、上記の教示に鑑みて他の修正形態及び変形形態が可能であり得る。実施形態は、本発明の原理とその実際の用途を最も良く説明し、よって他の当業者が本発明を、意図する特定用途に適した様々な実施形態及び様々な修正形態で最も良く活用することを可能にするように選択され述べられた。添付の特許請求の範囲は、先行技術によって制限される範囲を除き、本発明の他の代替的な実施形態を含むように解釈されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明による、合成デジタル画像効果を作成する方法の1つの例示的な実施形態のフロー図である。
【図2A】本発明による撮像装置の1つの例示的な実施形態の正面図である。
【図2B】図2Aからの、本発明による撮像装置の1つの例示的な実施形態の背面図である。
【符号の説明】
【0015】
202:レンズ
204:イメージセンサ
206:メモリ
208:シャッターボタン
210:ファインダ
212:フラッシュ
214:プロセッサ
216:ディスプレイ
【出願人】 【識別番号】503003854
【氏名又は名称】ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.
【出願日】 平成18年5月1日(2006.5.1)
【代理人】 【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一

【識別番号】100096769
【弁理士】
【氏名又は名称】有原 幸一

【識別番号】100107319
【弁理士】
【氏名又は名称】松島 鉄男

【識別番号】100114591
【弁理士】
【氏名又は名称】河村 英文

【公開番号】 特開2006−311574(P2006−311574A)
【公開日】 平成18年11月9日(2006.11.9)
【出願番号】 特願2006−127330(P2006−127330)