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【発明の名称】 撮像装置及び画像記録方法
【発明者】 【氏名】小林 素明
【住所又は居所】東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリンパスイメージング株式会社内

【要約】 【課題】プリキャプチャ機能によって得られた画像の中の必要な画像だけ記録することによって容量の限られた記録メディアを有効活用できる撮像装置及びこのような撮像装置における画像記録方法を提供すること。

【解決手段】レリーズボタン322の1段階目の押圧がなされると、測距動作が行われる。測距動作の終了後、シャッタ部206が開放されてキャプチャ動作が実行される。このタイミングでレリーズボタン322の2段階目の押圧がなされると、キャプチャ動作で取得された画像が内蔵記録メディア221に記録された後、キャプチャ画像のコマ送り再生が実行される。コマ送り再生中に栞ボタンが押されると、そのとき外部液晶モニタ220に表示中の画像が内蔵記録メディア221から着脱可能記録メディア222に複製記録される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮像する撮像動作を行って画像を取得する撮像手段と、
上記撮像手段による撮像動作で取得された画像を記録する記録手段と、
上記撮像手段による撮像動作で取得された画像を表示する表示手段と、
第1段階の押圧によって第1の指示信号を出力し、第2段階の押圧によって第2の指示信号を出力する撮影指示手段と、
選択指示信号を出力する選択指示手段と、
上記第1の指示信号に応答して上記撮像手段による撮像動作を繰り返し実行させ、上記撮像動作が繰り返されている間に上記第2の指示信号が出力された場合に、上記第2の指示信号が出力されたタイミングの前後に取得された画像を上記表示手段に順次表示させ、上記表示手段に画像が順次表示されている間に上記選択指示信号が出力された場合に、そのタイミングで上記表示手段に表示されている画像を上記記録手段に記録させるように制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
上記記録手段は、
上記制御手段によって制御され上記撮像手段によって繰り返し取得される画像を一時的に記録する第1の記録手段と、
上記表示手段に表示されている画像を記録する第2の記録手段と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
上記制御手段は、上記選択指示信号が出力された場合に、そのタイミングで上記表示手段に表示されている画像を上記第1の記録手段から上記第2の記録手段に複製記録することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
上記第1の記録手段は、ハードディスクドライブを含むことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項5】
上記第2の記録手段は、当該撮像装置に着脱自在な記録メディアを含むことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項6】
上記選択手段は、操作部材の操作に応じて上記選択指示信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項7】
上記選択手段は、操作者の生体情報に応じて上記選択指示信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項8】
上記操作者の生体情報は、上記操作者の脳波及び声の少なくとも何れか一方を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項9】
上記制御手段は、上記第2の指示信号に応答して上記撮像手段によって取得された画像を、撮影実時間よりも時間を伸張させて上記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項10】
第1の指示信号に応答して撮像動作を繰り返し実行し、
撮像動作が繰り返されている間に第2の指示信号が出力された場合に、上記第2の指示信号が出力されたタイミングの前後に取得された画像を順次表示し、
上記画像が順次表示されている間に選択指示信号が出力された場合に、そのタイミングで表示されている画像を記録する、
ことを特徴とする画像記録方法。
【請求項11】
第1の指示信号に応答して撮像動作を繰り返し実行することによって取得された一連の画像を第1の記録手段に記録し、
上記画像を記録している間に第2の指示信号が出力された場合に、上記第2の指示信号が出力されたタイミングの前後に取得された画像を上記第1の記録手段から読み出して順次表示し、
上記画像が順次表示されている間に選択指示信号が出力された場合に、そのタイミングで表示されている画像を上記第1の記録手段から第2の記録手段に複製記録する、
ことを特徴とする画像記録方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置及び撮像装置における画像記録方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、被写体像を撮影光学系を介してCCD等の撮像素子上に結像させて電気信号に変換し、これにより得られた被写体像の画像を半導体メモリのような記録メディアに記録する撮像装置が広く普及している。
【0003】
また、特許文献1においては、レリーズボタンの1段階目の押圧がなされている間、新しい順に所定数だけ蓄えるようにバッファメモリを巡回利用しながら画像の撮影を繰り返し実行し、レリーズボタンの2段階目の押圧がなされた時点で、そのときバッファメモリに蓄えられている画像とレリーズボタンの2段階目の押圧がなされた時点で撮影された画像とを記録メディアに記録する、所謂プリキャプチャ機能を有するカメラが提案されている。
【0004】
このようなプリキャプチャ機能を利用することにより、ユーザはシャッタチャンスを逃すことなく、所望の画像を容易に撮影することが可能である。
【特許文献1】特開2002−252804号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1において提案されているプリキャプチャ機能の場合、バッファメモリに蓄えられた画像とレリーズボタンの2段階目の押圧がなされた時点で撮影された画像の全ての画像を記録メディアに記録するので、本来記録する必要のない画像まで記録メディアに記録されてしまうことになる。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、プリキャプチャ機能によって得られた画像の中の必要な画像だけ記録することによって容量の限られた記録メディアを有効活用できる撮像装置及びこのような撮像装置における画像記録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様による撮像装置は、被写体を撮像する撮像動作を行って画像を取得する撮像手段と、上記撮像手段による撮像動作で取得された画像を記録する記録手段と、上記撮像手段による撮像動作で取得された画像を表示する表示手段と、第1段階の押圧によって第1の指示信号を出力し、第2段階の押圧によって第2の指示信号を出力する撮影指示手段と、選択指示信号を出力する選択指示手段と、上記第1の指示信号に応答して上記撮像手段による撮像動作を繰り返し実行させ、上記撮像動作が繰り返されている間に上記第2の指示信号が出力された場合に、上記第2の指示信号が出力されたタイミングの前後に取得された画像を上記表示手段に順次表示させ、上記表示手段に画像が順次表示されている間に上記選択指示信号が出力された場合に、そのタイミングで上記表示手段に表示されている画像を上記記録手段に記録させるように制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様による画像記録方法は、第1の指示信号に応答して撮像動作を繰り返し実行し、撮像動作が繰り返されている間に第2の指示信号が出力された場合に、上記第2の指示信号が出力されたタイミングの前後に取得された画像を順次表示し、上記画像が順次表示されている間に選択指示信号が出力された場合に、そのタイミングで表示されている画像を記録することを特徴とする。
【0009】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第3の態様による画像記録方法は、第1の指示信号に応答して撮像動作を繰り返し実行することによって取得された一連の画像を第1の記録手段に記録し、上記画像を記録している間に第2の指示信号が出力された場合に、上記第2の指示信号が出力されたタイミングの前後に取得された画像を上記第1の記録手段から読み出して順次表示し、上記画像が順次表示されている間に選択指示信号が出力された場合に、そのタイミングで表示されている画像を上記第1の記録手段から第2の記録手段に複製記録することを特徴とする。
【0010】
これら第1〜第3の態様によれば、第2の指示信号が出力されたタイミングの前後で取得された画像の中から選択指示信号が出力されたタイミングの画像のみを記録することができるので、記録メディアを有効活用できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、プリキャプチャ機能によって得られた画像の中の必要な画像だけ記録することによって容量の限られた記録メディアを有効活用できる撮像装置及びこのような撮像装置における画像記録方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの内部の電気回路構成について詳しく示すブロック図である。ここで、図1に示すデジタルカメラ(以下、カメラと称する)は、レンズ交換式のデジタル一眼レフレックス方式のカメラを想定して図示しているが、一眼レフレックス方式以外のカメラにも第1の実施形態を適用することができる。
【0013】
図1に示すカメラ1は、レンズ鏡筒100と、カメラ本体200とから構成されている。
【0014】
レンズ鏡筒100の各部の制御はレンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lucomと称する)101によって行われる。一方、カメラ本体200の各部の制御はボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、Bucomと称する)201によって行われる。ここで、カメラ本体200にレンズ鏡筒100が装着された際には、通信コネクタ101aを介してLucom101とBucom201とが通信可能に接続される。この場合、カメラシステムとして、Lucom101がBucom201に従属するようにして稼動するようになっている。
【0015】
また、上述したように、レンズ鏡筒100の内部には、撮影光学系102が配設されている。この撮影光学系102は複数の光学レンズから構成されており、レンズ駆動機構103内に存在する図示しないDCモータにより、その光軸方向に駆動される。
【0016】
また、撮影光学系102の後方には絞り104が設けられている。この絞り104は、絞り駆動機構105内に存在する図示しないステッピングモータによって開閉駆動される。絞り104の開閉が制御されることによって、撮影光学系102を介してカメラ本体200に入射する被写体からの光束の光量が制御される。
【0017】
ここで、レンズ駆動機構103内のDCモータの制御及び絞り駆動機構105内のステッピングモータの制御は、Bucom201の指令を受けたLucom101によって行われる。
【0018】
また、カメラ本体200の内部の撮影光学系102の光路上にはAFミラー202が配置されている。カメラ1が通常状態にある場合には、AFミラー202が図示の位置にある。この場合、撮影光学系102を介して入射した被写体からの光束がAFミラー202で反射される。AFミラー202で反射された光束は自動焦点調節処理(AF処理)を行うためのAFセンサユニット203に導かれる。AFセンサユニット203の内部には、例えば位相差方式のAFを行うためのAFセンサが設けられている。このAFセンサに入射した光束は電気信号に変換される。AFセンサユニット203のAFセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路204を介してBucom201へ送信される。そして、Bucom201において測距処理が行われ、撮影光学系102の焦点状態が演算される。この結果は、Bucom201からLucom101に送信される。Lucom101では、Bucom201から通知された焦点状態に基づいて撮影光学系102の駆動制御が行われる。
【0019】
また、カメラ1が撮影動作状態にあるときには、AFミラー202が撮影光学系102の光軸から退避する所定の位置に移動される。このようなAFミラー202の駆動は、ミラー駆動機構205によって行われる。また、ミラー駆動機構205の制御は、Bucom201によって行われる。
【0020】
AFミラー202が撮影光学系102の光路上から退避することによって、撮影光学系102を透過した被写体からの光束はシャッタ部206の方向に入射する。フォーカルプレーン式のシャッタ部206を構成する先幕と後幕とを駆動するためのばね力は、シャッタチャージ機構207によってチャージされる。また、先幕と後幕の駆動は、シャッタ制御回路208によって行われる。これらシャッタチャージ機構207及びシャッタ制御回路208は、Bucom201によって制御される。
【0021】
シャッタ部206を通過した光束は、シャッタ部206の後方に配置された撮像ユニット209内部の撮像素子210に入射する。この撮像素子210は、撮像素子210と撮影光学系102との間に配設された防塵フィルタ211によって保護されている。防塵フィルタ211は、例えばガラス等の透明部材で構成されている。
【0022】
また、防塵フィルタ211の周縁部には、該防塵フィルタ211を所定の振動周波数で振動させるための圧電素子212が取り付けられている。圧電素子212は、2つの電極を有しており、防塵フィルタ駆動回路213によって駆動される。また、防塵フィルタ211の制御は、Bucom201によって行われる。防塵フィルタ駆動回路213によって圧電素子212を振動させることによって、防塵フィルタ211が振動する。これによって、防塵フィルタ211の表面に付着した塵埃が払い落とされる。
【0023】
ここで、撮像素子210と圧電素子212とは、防塵フィルタ211を一面とするケース内に一体的に収納されている。これにより、撮像素子210への塵埃の付着を確実に防止することができる。
【0024】
また、撮像ユニット209の近傍には、温度測定回路214が設けられている。通常、温度はガラス製の物材の弾性係数に影響する。つまり、温度の変化は防塵フィルタ211の固有振動数を変化させる要因の1つとなるため、防塵フィルタ211を振動させる際には、常にその周辺温度が計測されるようにしている。なお、温度測定回路214の温度測定ポイントは防塵フィルタ211の振動面の極近傍に設定することが好ましい。このように、温度の変化を考慮しながら防塵フィルタ211の振動を制御することにより、常に最適な条件で防塵フィルタ211を振動させることが可能である。
【0025】
ここで、図1のカメラ1は、電子ビューファインダ(EVF)を利用したファインダ装置を利用している。このため、撮像素子210で得られた電気信号(画像信号)は、所定タイミング毎に撮像インターフェイス回路215を介して読み出されてデジタル化される。撮像インターフェイス回路215でデジタル化されて得られた画像データは、画像処理コントローラ216を介してSDRAMなどで構成されたバッファメモリ217に格納される。ここで、バッファメモリ217は、画像データなどのデータの一時保管用メモリであり、画像データに各種処理が施される際のワークエリアなどに利用される。
【0026】
撮像インターフェイス回路215を介して読み出され、バッファメモリ217に格納された画像データは画像処理コントローラ216によって読み出される。画像処理コントローラ216によって読み出された画像データは、EVF表示用のホワイトバランス補正などの画像処理が施された後、バッファメモリ217に格納される。その後、バッファメモリ217に格納された画像データは、フレーム単位で画像処理コントローラ216によって読み出されてビデオ信号に変換される。このビデオ信号は、表示用の所定のサイズにリサイズされた後、EVF用液晶モニタ218に画像として表示される。このEVF用液晶モニタ218に表示された画像は、接眼レンズ219を介して観察できるようになっている。これにより光学式のファインダがなくとも、ユーザは被写体の状態を目視観察することができる。
【0027】
また、撮影終了後には、撮像インターフェイス回路215を介して読み出され、バッファメモリ217に格納された画像データが画像処理コントローラ216によって読み出される。画像処理コントローラ216によって読み出された画像データは、ホワイトバランス補正や、階調補正、色補正などの周知の画像処理が施された後、バッファメモリ217に格納される。その後、バッファメモリ217に格納された画像データが画像処理コントローラ216によって読み出されてビデオ信号に変換され、表示用の所定のサイズにリサイズされた後、外部液晶モニタ220に出力表示される。ユーザは、外部液晶モニタ220に表示された画像により、撮影した画像を確認することができる。
【0028】
また、画像記録時には、画像処理コントローラ216によって処理された画像データが、JPEG方式などの周知の圧縮方式によって圧縮される。JPEG圧縮によって得られたJPEGデータは、バッファメモリ217に格納された後、まず第1の記録手段としての内蔵記録メディア221に記録され、その後第2の記録手段としての着脱可能記録メディア222に記録される。ここで、内蔵記録メディア221は、例えばハードディスクドライブで構成されている。一方、着脱可能記録メディア222はカメラ1に着脱自在に構成されたメモリカードなどが用いられる。
【0029】
また、画像を再生する際には、内蔵記録メディア221や着脱可能記録メディア222に記録されたJPEGデータが画像処理コントローラ216によって読み出されて伸長される。その後、この伸長データがビデオ信号に変換された後、表示用の所定のサイズにリサイズされ、外部液晶モニタ220に出力表示される。
【0030】
また、Bucom201には、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する不揮発性メモリ223やカメラの制御プログラムが書き込まれたFlashRom224がアクセス可能に接続されている。ここで、不揮発性メモリ223は、例えば書き換え可能なEEPROMで構成されている。
【0031】
更に、Bucom201には、電源回路225を介して電源としての電池226が接続されている。電源回路225では、電池226の電圧が、当該カメラシステムの各部が必要とする電圧に変換され、当該カメラシステムの各部に供給される。
【0032】
更に、Bucom201には、当該カメラ1の動作状態を表示出力によってユーザに告知するための動作表示用LCD227と、当該カメラ1の各種操作部材の操作状態を検出するためのカメラ操作スイッチ(SW)228とが接続されている。
【0033】
ここで、カメラ1の操作部材について説明する。図2は、カメラの操作部材について説明するためのカメラ1の外観背面図である。なお、実際には図2に示す操作部材よりも多くの操作部材が存在していても良いことは言うまでもない。
【0034】
図2に示すように、カメラ1の背面には、メインダイヤル311と、AFフレームボタン312と、AEロックボタン313と、再生モードボタン314と、消去ボタン315と、プロテクトボタン316と、情報表示ボタン317と、メニューボタン318と、十字ボタン319と、OKボタン320と、栞ボタン321とが設けられている。更に、カメラ1の上面には、レリーズボタン322が設けられている。
【0035】
メインダイヤル311は、他の操作部材が押された状態で操作される操作部材である。このメインダイヤル311が回転操作されることにより、現在ユーザによって押されている操作部材に係る機能の設定変更を行うことが可能である。
【0036】
AFフレームボタン312は、撮影時のAF方式を選択するためのボタンである。このAFフレームボタン312が押されている状態でダイヤル操作がなされることにより、AF方式が、例えばマルチAF又はスポットAFに変更される。マルチAFでは、画面内の複数測距点の焦点状態が検出される。一方、スポットAFでは、画面内の一点(複数候補の中から選択できる)の焦点状態が検出される。
【0037】
AEロックボタン313は、露光条件を固定するためのボタンである。このAEロックボタン313が押されている間は、そのとき演算されている露光量が固定される。
【0038】
再生モードボタン314は、カメラ1の動作モードを、画像再生可能な再生モードに切り替えるためのボタンである。
【0039】
消去ボタン315は、再生モード中において画像データ(JPEGファイル)を内蔵記録メディア221や着脱可能記録メディア222から消去するためのボタンである。
【0040】
プロテクトボタン316は、再生モード中において、誤って画像データが消去されないように、画像データにプロテクトをかけるためのボタンである。
【0041】
情報表示ボタン317は、画像データの付加情報(例えば、Exif情報)に基づく画像情報を表示させるためのボタンである。
【0042】
メニューボタン318は、外部液晶モニタ220にメニュー画面を表示させるためのボタンである。このメニュー画面は、複数の階層構造からなるメニュー項目によって構成されている。操作者であるユーザは、所望のメニュー項目を十字ボタン319で選択することができ、OKボタン320で選択した項目を決定することができる。ここで、メニュー項目としては、例えば内蔵記録メディア221や着脱可能記録メディア222のセットアップ、画像データの画質、画像処理、シーンモードなどの設定を行うことができる撮影メニュー、画像再生時の再生条件及び画像プリント時の設定などを行うことができる再生メニュー、撮影者の好みに応じた種々の細かい設定を行うことができるカスタムメニュー、及び警告音の種類などのカメラの動作状態を設定するセットアップメニューなどがある。
【0043】
選択指示手段としての栞ボタン321は、後述するキャプチャ動作によって内蔵記録メディア221に記録された画像の中から、着脱可能記録メディア222に複製記録する画像を選択するための選択指示信号を出力させるためのボタンである。
【0044】
撮影指示手段としてのレリーズボタン322は、撮影準備動作及び露光動作を実行させるためのボタンである。このレリーズボタンは、第1レリーズスイッチと第2レリーズスイッチの2段式のスイッチで構成されており、レリーズボタン322の1段階目の押圧操作によって第1の指示信号が出力されて測光処理や測距処理などの撮影準備動作や、後述するキャプチャ動作が実行される。また、レリーズボタン322の2段階目の押圧操作によって第2の指示信号が出力されてキャプチャ動作によって取得された画像が内蔵記録メディア221に記録される。
【0045】
次に、以上説明したような構成を有するカメラ1による画像記録方法について図3を参照して説明する。図3は、カメラ1の単写モード時の動作について示すフローチャートである。なお、図3の処理は、制御手段としてのBucom201によって制御される。
【0046】
図3のフローチャートの処理は、カメラ1が単写モードである場合に、ユーザによるレリーズボタン322の1段階目の押圧がなされた時点で開始される。ユーザによるレリーズボタン322の1段階目の押圧がなされると、測距処理が行われて撮影光学系102の焦点状態が演算される(ステップS1)。そして、この焦点状態に応じてLucom101において焦点調節に必要な撮影光学系102の駆動量が演算される。そして、ここで演算された駆動量に基づいて撮影光学系102の駆動が行われる(ステップS2)。
【0047】
続いて、AFミラー202が撮影光学系102の光路上から退避する所定の位置に移動され、シャッタ部206が開放される(ステップS3)。これによって撮像素子210の撮像面が露出して、キャプチャ動作が行われる(ステップS4)。このキャプチャ動作においては、連続的に撮像動作が行われ、これにより得られた一連の画像(以下、キャプチャ画像と称する)のうちの最新の所定コマ(例えば、10コマ)の画像が順次バッファメモリ217に格納されていく。つまり、バッファメモリ217には、常に一定コマ数分の画像が格納され、新たに画像が取得された場合には、古いものから順に上書きされる。また、キャプチャ動作中では、1コマの画像の撮像が行われるたびに、その画像内の所定範囲内のデータの累積加算値から、測光処理が行われる。この測光処理の結果に応じて、絞り104の絞り量の調整などが行われる。また、所定範囲内のデータの累積加算値から、測距処理を行い、この結果に応じて撮影光学系102の位置の微調整を行うようにしても良い。
【0048】
キャプチャ動作実行中には、ユーザによるレリーズボタン322の2段階目の押圧がなされたか否かが判定される(ステップS5)。ステップS5の判定において、ユーザによるレリーズボタン322の2段階目の押圧がなされていない場合には、ステップS4に戻り、キャプチャ動作が継続される。
【0049】
一方、ステップS5の判定において、ユーザによるレリーズボタン322の2段階目の押圧がなされた場合には、ステップS5をステップS6に分岐して、レリーズボタン322の2段階目の押圧がなされたタイミングにおいて撮像された画像を含む、最新の所定コマのキャプチャ画像が内蔵記録メディア221に記録される(ステップS6)。なお、ステップS6の画像記録の際には、レリーズボタン322の2段階目の押圧がなされたタイミングから、所定時間の間キャプチャ動作を継続し、それによって得られた最新の所定コマの画像をキャプチャ画像として内蔵記録メディア221に記録するようにしても良い。
【0050】
ステップS6の画像記録の終了後、内蔵記録メディア221に記録されたキャプチャ画像が1コマずつ読み出されて再生される(ステップS7)。このステップS7の再生時においては、ユーザが充分に視認でき、また画像の選択操作を行えるように、キャプチャ動作時において1コマが実際に撮像された時間よりも再生時間を伸張して1コマずつ再生するようにする。なお、ステップS7の再生をステップS6の画像記録と並列的に行うようにしても良い。つまり、1コマの記録が終了する毎にその1コマを読み出して再生するようにしても良い。
【0051】
画像再生時には、栞ボタン321が押されたか否かが判定される(ステップS8)。ステップS8の判定において、栞ボタン321が押された場合には、ステップS8をステップS9に分岐して、栞ボタン321が押されたタイミングで外部液晶モニタ220に表示されている画像が、内蔵記録メディア221から着脱可能記録メディア222に複製記録される(ステップS9)。その後、ステップS10に移行する。一方、ステップS8の判定において、栞ボタン321が押されていない場合には、ステップS8からステップS10に分岐する。
【0052】
以上の処理の後、キャプチャ画像のコマ送り再生が終了か否か、例えば全てのキャプチャ画像の再生が終了したか否かが判定される(ステップS10)。ステップS10の判定において、キャプチャ画像のコマ送り再生が終了していない場合には、ステップS8に戻り、コマ送り再生が継続される。一方、ステップS10の判定において、キャプチャ画像のコマ送り再生が終了した場合には、図3のフローチャートの処理が終了され、図示しないカメラのメインフローチャートに復帰する。ここで、キャプチャ画像のコマ送り再生終了後に、コマ送り再生を再び行うか否かをユーザに確認するようにしても良い。
【0053】
以上説明したように、第1の実施形態によれば、実時間で撮影が行われた直後に、即座に時間を伸張した状態でのキャプチャ画像の再生が行われるので、ユーザが記録したい画像の選択が容易であり、簡単にかつ確実にベストショットの画像を選択して、着脱可能な記録メディアに記録することができる。また、キャプチャ画像は、カメラに内蔵された記録メディアに記録されるので、後で別のショットが必要になったときにも簡単に取り出すことができ、また、必要な画像のみを選んで着脱可能な記録メディアに記録することができるので、着脱可能な記録メディアに大容量の記録メディアを用いることなく、ベストショットの画像のみを効率良く記録できる。
【0054】
なお、図3のフローチャートは、カメラ1が単写モードである場合のフローチャートであるが、カメラ1が連写モードである場合においては、ステップS6からステップS7に移行する前にレリーズボタンの2段階目の押圧があるか否かを判定し、レリーズボタンの2段階目の押圧がなされている間は撮像動作と記録メディアへの書き込み動作を繰り返し実行するステップを設けるようにすれば良い。そして、レリーズボタンの2段階目の押圧が解除された場合に、図3のステップS7に移行するようにすれば、カメラ1が連写モードの場合にも第1の実施形態の技術を適用することができる。
【0055】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態は、栞ボタン321の代わりに生体情報入力装置からの生体情報に応じて着脱可能な記録メディアに記録する画像を選択することができる例である。
【0056】
図4は、第2の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの内部の電気回路構成について詳しく示すブロック図である。なお、カメラ1自体の構成は、図1で説明したものと同様である。このカメラ1には、外部装置として生体情報入力装置401が接続になっており、この生体情報入力装置401が第1の実施形態の栞ボタン321の代わりとして動作する。
【0057】
図5は、生体情報入力装置401の一例としての脳波検出装置をカメラ1に接続したときの様子を示す図である。ユーザが、脳波検出装置を図6のようにして頭部に装着することにより、脳波検出装置501に設けられた電極501aを介してユーザの脳波(α波やβ波など)が検出される。この信号がカメラ1のBucom201に入力されることにより、ユーザからの指示がなされたことが認識される。なお、生体情報入力装置としては、脳波検出装置以外にも、音声信号を入力する装置や、ユーザの瞬きなどを検出する装置など種々の装置が考えられる。
【0058】
図7は、第2の実施形態における画像記録方法の処理手順について示すフローチャートである。この図7で異なっている点は、図3のステップS8の判定が栞ボタン321の押圧がなされたか否かではなく、生体情報が入力されたか否か(ステップS18)に変更されている点だけである。
【0059】
以上説明したように、第2の実施形態によれば、生体情報の入力によって画像の選択を行うことができる。これにより、画像を見てから栞ボタン321を押すまでの人間の反応時間による遅れを短縮できる。
【0060】
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
【0061】
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの内部の電気回路構成について詳しく示すブロック図である。
【図2】カメラの操作部材について説明するためのデジタルカメラの外観背面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における単写モード時の動作について示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの内部の電気回路構成について詳しく示すブロック図である。
【図5】生体情報入力装置の一例としての脳波検出装置をデジタルカメラに接続したときの様子を示す図である。
【図6】ユーザが脳波検出装置を装着しているときの様子を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における単写モード時の動作について示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0063】
1…デジタルカメラ(カメラ)、100…レンズ鏡筒、101…レンズ制御用マイクロコンピュータ(Lucom)、101a…通信コネクタ、102…撮影光学系、103…レンズ駆動機構、104…絞り、105…絞り駆動機構、200…カメラ本体、201…ボディ制御用マイクロコンピュータ(Bucom)、202…AFミラー、203…AFセンサユニット、204…AFセンサ駆動回路、205…ミラー駆動機構、206…シャッタ部、207…シャッタチャージ機構、208…シャッタ制御回路、209…撮像ユニット、210…撮像素子、211…防塵フィルタ、212…圧電素子、213…防塵フィルタ駆動回路、214…温度測定回路、215…撮像インターフェイス回路、216…画像処理コントローラ、217…バッファメモリ、218…EVF用液晶モニタ、219…接眼レンズ、220…外部液晶モニタ、221…内蔵記録メディア、222…着脱可能記録メディア、223…不揮発性メモリ(EEPROM)、224…FlashRom、225…電源回路、226…電池、227…動作表示用LCD、228…カメラ操作スイッチ、321…栞ボタン、322…レリーズボタン、401…生体情報入力装置
【出願人】 【識別番号】504371974
【氏名又は名称】オリンパスイメージング株式会社
【住所又は居所】東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号
【出願日】 平成17年3月25日(2005.3.25)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊

【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司

【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘

【識別番号】100084618
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 貞男

【識別番号】100092196
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 良郎

【公開番号】 特開2006−270868(P2006−270868A)
【公開日】 平成18年10月5日(2006.10.5)
【出願番号】 特願2005−89513(P2005−89513)