| 【発明の名称】 |
ファクシミリ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 智浩 【住所又は居所】愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー工業株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】ファクシミリ装置側が公衆電話回線を開放した際に、外付電話機が公衆電話回線を閉結しているもとの誤判定してしまうことを防止する。
【解決手段】回線開放時電圧調査処理時に検出した回線電圧が判定電圧Vtより小さい場合においては、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧Vcが開放時回線電圧Vmと同一電圧であるときには、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放した時から所定時間Tmが経過したときに、検出回線電圧Vcと判定電圧Vtとを比較して、外付電話機3が公衆電話回線を閉結しているか否かを判定する。これにより、仮に、外付電話機が公衆電話回線を閉結しているときの回線電圧と回線開放時電圧Vmとが同一であっても、外付電話機が公衆電話回線を開放しているのにも拘わらず、外付電話機が公衆電話回線を閉結してものと誤判定してしまうことを未然に防止できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 公衆電話回線に接続された電話機と並列に前記公衆電話回線に接続されるファクシミリ装置であって、 前記公衆電話回線を介して画像データを送受信するファクシミリ回路と、 前記公衆電話回線の回線電圧を検出する電圧検出手段と、 信号の送受信とは無関係に前記公衆電話回線を閉結した後に前記公衆電話回線を開放するとともに、その開放した時の回線電圧を検出する開放電圧検出手段と、 前記電圧検出手段が検出した検出回線電圧に基づいて前記電話機が前記公衆電話回線を閉結しているか開放しているかを判定する外付電話使用状態監視手段と、 前記外付電話使用状態監視手段により前記電話機が前記公衆電話回線を閉結していると判定された場合に、前記電話機が使用中である旨の警告を発する警告手段とを有し、 前記開放電圧検出手段が検出した開放時回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差より小さい場合において、前記外付電話使用状態監視手段は、 前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差より小さいときに前記電話機が前記公衆電話回線を開放していると判定し、 一方、前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差以上のときに前記電話機が前記公衆電話回線を閉結していると判定し、 さらに、前記開放時回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差以上である場合において、前記外付電話使用状態監視手段は、 前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差より小さいとき、又は前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧が前記開放時回線電圧と同一電圧であるときに前記電話機が前記公衆電話回線を開放していると判定し、 一方、前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差以上であり、かつ、前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧が前記開放時回線電圧と異なるときに前記電話機が前記公衆電話回線を閉結していると判定することを特徴とするファクシミリ装置。 【請求項2】 公衆電話回線に接続された電話機と並列に前記公衆電話回線に接続されるファクシミリ装置であって、 前記公衆電話回線を介して画像データを送受信するファクシミリ回路と、 前記公衆電話回線の回線電圧を検出する電圧検出手段と、 信号の送受信とは無関係に前記公衆電話回線を閉結した後に前記公衆電話回線を開放するとともに、その開放した時の回線電圧を検出する開放電圧検出手段と、 前記電圧検出手段が検出した検出回線電圧に基づいて前記電話機が前記公衆電話回線を閉結しているか開放しているかを判定する外付電話使用状態監視手段と、 前記外付電話使用状態監視手段により前記電話機が前記公衆電話回線を閉結していると判定された場合に、前記電話機が使用中である旨の警告を発する警告手段とを有し、 前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときに前記開放電圧検出手段が検出した開放時回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差以下の場合において、前記外付電話使用状態監視手段は、 前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差より小さいときに前記電話機が前記公衆電話回線を開放していると判定し、 一方、前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差以上のときに前記電話機が前記公衆電話回線を閉結していると判定し、 また、前記開放時回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差より大きい場合において、前記外付電話使用状態監視手段は、 前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差より小さいときに前記電話機が前記公衆電話回線を開放していると判定し、 一方、前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差以上であり、かつ、前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧が前記開放時回線電圧と異なるときに前記電話機が前記公衆電話回線を閉結していると判定し、 さらに、前記開放時回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差より大きい場合であって、かつ、前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放したときの前記検出回線電圧が前記開放時回線電圧と同一電圧であるときにおいて、前記外付電話使用状態監視手段は、 前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放した時から所定時間が経過したときの前記検出回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差より小さいときに前記電話機が前記公衆電話回線を開放していると判定し、 一方、前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放した時から所定時間が経過したときの前記検出回線電圧と前記基準電圧との電圧差が前記所定電圧差以上のときに前記電話機が前記公衆電話回線を閉結していると判定する ことを特徴とするファクシミリ装置。 【請求項3】 前記所定時間は、前記ファクシミリ回路が前記公衆電話回線を開放した時を基準として検出し始めた回線電圧と前記基準電圧との電圧差が、前記所定電圧差より小さくなるまでの所要時間以上であることを特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。 【請求項4】 前記ファクシミリ回路に接続される前記公衆電話回線の種類を判別する回線自動判別手段と、 前記回線自動判別手段が作動したときのみ前記開放電圧検出手段を作動させる開放電圧検出開始手段とを有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のファクシミリ装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、公衆電話回線に接続された電話機と並列に公衆電話回線に接続されるファクシミリ回路を有するファクシミリ装置に関するものであり、特に、ファクシミリ機能に加えて、プリンタ機能やスキャナ機能等が負荷された多機能型のファクシミリ装置に適用して有効である。 【背景技術】 【0002】 ファクシミリ装置は、電話機と同様に、公衆電話回線を介して画像データ信号を送受信するものである。このため、一般的に、電話機とファクシミリ装置とは、互いに公衆電話回線に対して並列に接続される(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 しかし、電話機とファクシミリ装置とを同時に公衆電話回線に接続することはできないため、特許文献1に記載されているように、ファクシミリ装置側にて公衆電話回線の回線電圧を監視(検出)するとともに、ファクシミリ装置自体が信号を送受信していない場合、つまりファクシミリ装置が公衆電話回線を開放している場合において回線電圧が所定電圧以下となったときに、ファクシミリ装置と並列に公衆電話回線に接続された電話機(以下、外付電話機と言う。)が公衆電話回線を閉結している状態(フックアップ状態)であると判定し、逆に、ファクシミリ装置が公衆電話回線を開放している場合において回線電圧が所定電圧より高くなったときに、外付電話機が公衆電話回線を開放している状態(フックダウン状態)であると判定している。 【特許文献1】特開2004−207809号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ところで、公衆電話回線とファクシミリ装置及び外付電話機との間に、内線交換機(Private Branch Exchange)やターミナルアダプタ等の回線接続装置が配置されると、以下に述べる理由により外付電話機が公衆電話回線を開放しているか閉結しているかを正確に判定することができない場合がある。 【0005】 すなわち、公衆電話回線とファクシミリ装置及び外付電話機との間に回線接続装置が設けられていない場合には、図8に示すように、ファクシミリ装置又は外付電話機が送受信可能な状態となると、公衆電話回線が閉結されて回線電圧が待機電圧Vrから所定の電圧まで低下する。そして、公衆電話回線が開放されると、回線電圧が待機電圧Vrまで復帰(上昇)する。 【0006】 したがって、通常は、前述したように、回線電圧が所定電圧Vt以下となったときに、外付電話機が公衆電話回線を閉結している状態(フックアップ状態)であると判定し、逆に、ファクシミリ装置が公衆電話回線を開放している場合において回線電圧が所定電圧Vtより高くなったときに、外付電話機が公衆電話回線を開放している状態(フックダウン状態)であると判定している。 【0007】 しかし、公衆電話回線とファクシミリ装置及び外付電話機との間に回線接続装置が設けられている場合には、図9に示すように、ファクシミリ装置が公衆電話回線を開放しても、回線電圧は直ぐに待機電圧Vrに復帰することなく、所定電圧Vtより低い中間電圧を所定時間維持した後、待機電圧Vrに復帰する場合がある。 【0008】 このため、ファクシミリ装置が公衆電話回線を開放しても、回線電圧が所定電圧Vtにより低い中間電圧に保持されるため、実際には、外付電話機は公衆電話回線を開放しているのにも拘わらず、ファクシミリ装置は、外付電話機が公衆電話回線を閉結しているもとの誤判定してしまう。 【0009】 延いては、ファクシミリ装置は、実際には、外付電話機は公衆電話回線を開放しているのにも拘わらず、外付電話機が使用中である旨の警告を誤って表示してしまうので、ユーザは、ファクシミリ装置に故障が発生したものと誤認してしまう。 【0010】 本発明は、上記点に鑑み、ファクシミリ装置側が公衆電話回線を開放した際に、外付電話機が公衆電話回線を閉結しているもとの誤判定してしまうことを防止することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0011】 本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、公衆電話回線に接続された電話機と並列に公衆電話回線に接続されるファクシミリ装置であって、公衆電話回線を介して画像データを送受信するファクシミリ回路と、公衆電話回線の回線電圧を検出する電圧検出手段と、信号の送受信とは無関係に公衆電話回線を閉結した後に公衆電話回線を開放するとともに、その開放した時の回線電圧を検出する開放電圧検出手段と、電圧検出手段が検出した検出回線電圧に基づいて電話機が公衆電話回線を閉結しているか開放しているかを判定する外付電話使用状態監視手段と、外付電話使用状態監視手段により電話機が公衆電話回線を閉結していると判定された場合に、電話機が使用中である旨の警告を発する警告手段とを有し、開放電圧検出手段が検出した開放時回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差より小さい場合において、外付電話使用状態監視手段は、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差より小さいときに電話機が公衆電話回線を開放していると判定し、一方、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差以上のときに電話機が公衆電話回線を閉結していると判定し、さらに、開放時回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差以上である場合において、外付電話使用状態監視手段は、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差より小さいとき、又はファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧が開放時回線電圧と同一電圧であるときに電話機が公衆電話回線を開放していると判定し、一方、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差以上であり、かつ、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧が開放時回線電圧と異なるときに電話機が公衆電話回線を閉結していると判定することを特徴とする。 【0012】 前述のごとく、誤判定の原因は、ファクシミリ装置が公衆電話回線を開放しても、回線電圧が所定電圧Vtにより低い中間電圧に保持されるためである。 これに対して、請求項1に記載の発明では、開放時回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差以上である場合、上記例に準えれば、開放時回線電圧が所定電圧Vtにより低い中間電圧に保持される場合には、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧が開放時回線電圧と同一電圧であるときに電話機が公衆電話回線を開放していると判定するので、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧が上記中間電圧であるときに、外付電話機は公衆電話回線を開放しているのにも拘わらず、外付電話機が公衆電話回線を閉結しているものと誤判定してしまうことを防止できる。 【0013】 なお、図8及び図9に示されるように、通常は、公衆電話回線が閉結されると回線電圧が低下し、逆に、公衆電話回線が開放されると回線電圧が上昇することを利用して公衆電話回線が開放されたか閉結されたかを監視している。これは、換言すれば、基準電圧である待機電圧Vrとの電圧差に基づいて公衆電話回線が開放されたか閉結されたかを監視していることである。 【0014】 したがって、本発明及び以下の発明では、基準電圧からの電圧低下に基づいて公衆電話回線が開放されたか閉結されたかを監視する場合は勿論のこと、基準電圧からの電圧上昇に基づいて公衆電話回線が開放されたか閉結されたかを監視する場合も含まれるものである。 【0015】 なお、本発明及び以下の発明において、「検出回線電圧が開放時回線電圧と同一電圧である」とは、厳密に検出回線電圧が開放時回線電圧と同一であるというものではなく、開放時回線電圧を含む所定範囲内に検出電圧が含まれることを意味するものである。 【0016】 同様に、「検出回線電圧が開放時回線電圧と異なるとは、厳密に検出回線電圧が開放時回線電圧と相違するというものではなく、開放時回線電圧を含む所定範囲内に検出電圧が含まれないことを意味するものである。 【0017】 請求項2に記載の発明では、公衆電話回線に接続された電話機と並列に公衆電話回線に接続されるファクシミリ装置であって、公衆電話回線を介して画像データを送受信するファクシミリ回路と、公衆電話回線の回線電圧を検出する電圧検出手段と、信号の送受信とは無関係に公衆電話回線を閉結した後に公衆電話回線を開放するとともに、その開放した時の回線電圧を検出する開放電圧検出手段と、電圧検出手段が検出した検出回線電圧に基づいて電話機が公衆電話回線を閉結しているか開放しているかを判定する外付電話使用状態監視手段と、外付電話使用状態監視手段により電話機が公衆電話回線を閉結していると判定された場合に、電話機が使用中である旨の警告を発する警告手段とを有し、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときに開放電圧検出手段が検出した開放時回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差以下の場合において、外付電話使用状態監視手段は、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差より小さいときに電話機が公衆電話回線を開放していると判定し、一方、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差以上のときに電話機が公衆電話回線を閉結していると判定し、また、開放時回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差より大きい場合において、外付電話使用状態監視手段は、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差より小さいときに電話機が公衆電話回線を開放していると判定し、一方、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差以上であり、かつ、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧が開放時回線電圧と異なるときに電話機が公衆電話回線を閉結していると判定し、さらに、開放時回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差より大きい場合であって、かつ、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧が開放時回線電圧と同一電圧であるときにおいて、外付電話使用状態監視手段は、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放した時から所定時間が経過したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差より小さいときに電話機が公衆電話回線を開放していると判定し、一方、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放した時から所定時間が経過したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差以上のときに電話機が公衆電話回線を閉結していると判定することを特徴とする。 【0018】 ところで、仮に、外付電話機が公衆電話回線を閉結したときの回線電圧が上記の中間電圧と同一の場合には、回線接続装置の影響でファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧が中間電圧と同一となったのか、又は実際に外付電話機が使用中であるために、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧が中間電圧と同一となったのかを判別することができないので、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧が開放時回線電圧と同一電圧であるときに外付電話機が公衆電話回線を開放しているか否かを判定すると、誤判定してしまうおそれがある。 【0019】 これに対して、本発明では、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧が開放時回線電圧と同一電圧であるときは、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放した時から所定時間が経過したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差より小さいときに電話機が公衆電話回線を開放していると判定し、一方、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放した時から所定時間が経過したときの検出回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差以上のときに電話機が公衆電話回線を閉結していると判定するので、外付電話機が公衆電話回線を閉結したときの回線電圧が上記の中間電圧と同一の場合であっても、外付電話機は公衆電話回線を閉結しているのか又は開放しているのかを確実に判定することができる。 【0020】 したがって、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときの検出回線電圧が上記中間電圧であるときに、外付電話機は公衆電話回線を開放しているのにも拘わらず、外付電話機が公衆電話回線を閉結しているものと誤判定してしまうことを防止できる。 【0021】 請求項3に記載の発明では、所定時間は、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放した時を基準として検出し始めた回線電圧と基準電圧との電圧差が、所定電圧差より小さくなるまでの所要時間以上であることを特徴とする。 【0022】 前述のごとく、回線接続器は、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときに、所定時間だけ中間電圧を維持する。 したがって、本発明のごとく、所定時間を、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放した時を基準として検出し始めた回線電圧と基準電圧との電圧差が所定電圧差より小さくなるまでの所要時間以上の所定時間とすれば、外付電話機が公衆電話回線を閉結しているのか又は開放しているのかを確実に判定することができる。 【0023】 ところで、公衆電話回線には、いわゆるプッシュフォン回線及びダイヤル回線等があり、回線の種類によっては、送信されるデータ形式が異なる。そこで、通常、ファクシミリ装置を公衆電話回線に接続する際には、いずれの種類の電話回線であるかを調べた上で接続する必要がある。 【0024】 そして、いずれの種類の公衆電話回線であるかを調べる際に、外付電話機が公衆電話回線を閉結していると、いずれの種類の公衆電話回線であるかを調べることができないので、いずれの種類の公衆電話回線であるかを調べる際には、外付電話機が公衆電話回線を開放していることを確認した上でする必要がある。 【0025】 また、開放電圧検出手段にて開放時回線電圧を検出する際に、外付電話機が公衆電話回線を閉結していると、正確な開放時回線電圧を検出することができない。 これに対して、請求項4に記載の発明では、ファクシミリ回路に接続される公衆電話回線の種類を判別する回線自動判別手段を有し、回線自動判別手段が作動したときのみ開放電圧検出手段を作動させるので、外付電話機が公衆電話回線を開放しているときに、開放時回線電圧を検出することができる。したがって、正確な開放時回線電圧を検出することができるので、外付電話機は公衆電話回線を閉結しているのか又は開放しているのかを確実に判定することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0026】 以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。 (第1実施形態) 図1は、本発明の実施形態に係るファクシミリ装置1の電気的構成を示したブロック図であり、図2は回線I/F部19のブロック図である。 【0027】 ファクシミリ装置1には、図1に示すように、CPU11、ROM12、EEPROM13、RAM14、画像メモリ15、回線I/F部19、モデム20、バッファ21、スキャナ22、符号化部23、及び復号化部24等から構成されるファクシミリ回路、並びにプリンタ25、操作パネル4、LCD(液晶表示パネル)5及びアンプ27が設けられており、これらがバスライン30を介して互いに接続されている。 【0028】 なお、LCD5は、CPU11から指令信号に基づいて、様々な情報を文字又は画像を通じてユーザに向けて発するものであり、その情報としては、例えば、ファクシミリ回路に対して並列に公衆電話回線32に接続された外付電話機3が使用中である旨、又はFAXデータを送受信中である旨等が挙げられる。したがって、本実施形態では、LCD5が、特許請求の範囲に記載された警告手段に相当する。 【0029】 回線I/F部19は、回線制御を行うためのものであり、図2に示すように、半導体化DAA33を有して構成されており、この回線I/F部19は、交換機29から送られる呼出信号(リング信号)や相手側装置の電話番号(発信者番号)を示す信号等の各種信号を受信するとともに、操作パネル4上のキーの操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機29へ送信する。 【0030】 また、回線I/F部19には、外付電話機3をファクシミリ回路に対して並列に公衆電話回線32に接続するための外付電話端子T1、T2が設けられており、ファクシミリ装置1(ファクシミリ回路)及び外付電話機3は、この回線I/F部19を介して電話回線31に接続される。 【0031】 なお、CPU11は、回線I/F部19を介して送受信される各種信号に従って、バスライン30により接続された各部を制御し、ファクシミリ動作、すなわち、画像データ等の送受信(データ通信)を実行するものである。ROM12は、このファクシミリ装置1で実行される制御プログラム等を格納した書換不能記憶装置であり、このROM12には、図3〜図5に示されるフローチャートを実行するプログラムが格納されている。 【0032】 RAM14は、ファクシミリ装置1の各動作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するための随時読込書換可能記憶装置であり、このRAM14は、回線電圧値メモリ14a及び判定値メモリ14b等から構成されている。 【0033】 回線電圧値メモリ14aは、電話回線31の開放時、すなわち半導体化DAA33において、回線網を制御するための直流回路が開放された状態である時に半導体化DAA33に供給される電圧値を記憶するメモリであり、この回線電圧値メモリ14aは、電話回線31の開放時において、電圧検出回路34(図2参照)により検出された電圧値を、その検出順に記憶する。因みに、電圧検出回路34は、公衆電話回線の回線電圧を検出する電圧検出手段を構成するものである。 【0034】 なお、本実施形態に係る回線電圧メモリは、複数個(例えば、10個)の電圧値を記憶することができ、この回線電圧値メモリ14aに記憶された複数個の電圧値は、その記憶された複数個の電圧値の平均値が算出された後、回線電圧値メモリ14aから消去される。そして、その算出された電圧値の平均値が定常時の待機電圧値Vrとして、後述する定常電圧値メモリ13aに記憶される。 【0035】 また、判定値メモリ14bは、外付電話機3がフックアップ状態であるか又はフックダウン状態であるかを判定するための判断基準値となる判定電圧Vtを記憶するメモリである。この判定電圧Vtは、図8又は図9に示すように、電話回線31が開放状態である場合における回線電圧の基準電圧よりも小さく、かつ、基準電圧との電圧差が所定の電圧差ΔV以上となる電圧値である。因みに、本実施形態では、基準電圧として、前記の待機電圧値Vrを採用している。 【0036】 なお、付電話機3がフックアップ状態であるか又はフックダウン状態であるかを判定方法の詳細は、後述する。 また、図1中、EEPROM13は、定常電圧値メモリ13a及び閾値メモリ13bを有するとともに、ファクシミリ装置1の電源オフ後も書き込まれた(記憶された)データが保持される、書換可能な不揮発性記憶装置である。 【0037】 定常電圧値メモリ13aは、上記回線電圧値メモリ14aに記憶された10個分の電圧値の平均値である待機電圧値Vrを記憶するためのメモリであり、この定常電圧値メモリ13aは、回線電圧値メモリ14aに10個の電圧値が記憶されると、その10個の電圧値から算出される平均値により更新されるので、電話回線31が開放状態である間は定期的に更新される。 【0038】 閾値メモリ13bは、外付電話機3のフックアップを判定するため判定電圧Vtを算出するための係数Ct(例えば、0.5)及び後述する回線開放時電圧Vmを記憶する記憶装置である。つまり、本実施形態において判定電圧Vtは、定常電圧値メモリ13aに記憶された待機電圧値Vrに、閾値メモリ13bに記憶された係数Ctを乗算した値として算出された後、判定値メモリ14bに記憶される。因みに、本実施形態では、閾値メモリ13bに記憶される係数Ctは、ユーザやサービスマンが操作パネル4を操作することにより、変更することができる。 【0039】 画像メモリ15は、通信履歴、画像データ及び印刷のためのビットイメージを記憶するための記憶装置であり、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM(DRAM)により構成されている。そして、受信された画像データは、一旦画像メモリ15に記憶され、プリンタ25によって記録紙に印刷された後に、この画像メモリ15から消去される。また、スキャナ22によって読み取られた画像データも、この画像メモリ15に記憶される。 【0040】 モデム20は、画情報及び通信データを変調及び復調して伝送するとともに、伝送制御用の各種手順信号を送受信するためのものである。バッファ21は、相手側装置との間で送受信される符号化された画情報を含むデータを一時的に記憶するためのものである。 【0041】 スキャナ22は、原稿挿入口に挿入された原稿を画像データとして読み取るためのものであり、原稿搬送用モータを備えている。符号化部23は、スキャナ22により読み取られた画像データの符号化を行うものである。復号化部24は、バッファ21または画像メモリ15に記憶された画像データを読み出して、これを復号化するものであり、復号化されたデータは、プリンタ25により記録紙に印刷される。アンプ27は、そのアンプ27に接続されたスピーカ28を鳴動して、呼出音や音声を出力するためのものである。 【0042】 因みに、本実施形態に係るプリンタ25は、記録紙を搬送する記録紙用搬送モータ、印字ヘッドを搭載したキャリッジを移動させるキャリッジモータ、及び記録紙へインクを吐出する印字ヘッド等を備えた、周知のインクジェット方式のプリンタで構成されている。 【0043】 このように構成されたファクシミリ装置1は、回線I/F19を介して、電話回線31に接続されている。この電話回線31は、本ファクシミリ装置1の交換機29に接続され、この交換機29は公衆電話回線32に接続される。 【0044】 半導体化DAA33は、図2に示すように、主に回線終端、ハイブリット、リング信号の検出等の機能を持っている。そして、半導体化DAA33とモデム20との間には、半導体化DAA33とモデム20とを直流的に絶縁し、かつ、データ及び信号等を伝達する絶縁部である絶縁部35が介在している。 【0045】 また、回線I/F部19のうち、半導体化DAA33の以外の構成部品としては、TEL(音声通信)とFAX(画像通信)とを切り換えるためConnect MODEM to Lineリレー36(以下、CMLリレー36と記す。)、整流器37、及び直流ループカット用コンデンサ38a、38b、38c、38d等が設けられている。なお、L1、L2は電話回線31側への端子であり、T1、T2は外付電話機3側への端子である。 【0046】 因みに、FAXデータのA/D変換、D/A変換を行うCODEC40が半導体化DAA33に設けられているので、絶縁部35はディジタル伝達になる。このため、本実施形態では、絶縁部35に高絶縁のコンデンサ35a、35bが用いられる。 【0047】 CMLリレー36は、待機時においては、図2に示すように、外付電話機3側に閉結されており、FAX通信が始まると、混線を防止すべく、CPU11は、CMLリレー制御信号をオフにして外付電話機3を公衆電話回線32から開放する。 【0048】 整流器37は、回線網の直流ループ電流の極性を一方向へ整流するものである。半導体化DAA33の電源は、トランス46を通してモデム20側から供給され、整流器37により整流されて電話回線31の電圧極性に関係なく一定極性の電圧になる。電圧検出回路34は整流器37により整流されて半導体DAA33に供給される電圧を検出するものであり、図2に示すように、整流器37とハイブリッドネットワーク44とを結ぶ接続線とCODEC40とに接続されている。電圧検出回路34による検出結果は、半導体化DAA33から、モデム20を介して、CPU11へ出力される。 【0049】 ハイブリットネットワーク44は、回線網の開放及び閉結を行うためのものであり、電話回線31からのFAXデータを送信又は受信データに分離する2線−4線変換回路、送信データの受信経路への回り込みを抑制するキャンセラー回路、及びフィルタ回路等から構成される。このハイブリッドネットワーク44には、回線網、CODEC40、シリアルI/F41及びグランドが接続されている。なお、CODEC40との間には、送信アンプ42が介在している。 【0050】 CODEC40は、FAX受信データ及び送信データのA/D変換及びD/A変換を行うためのものである。このCODEC40には、回線網、外付電話機3、ハイブリッドネットワーク44及びシリアルI/F41が、送信アンプ42又はトーンアンプ43を介して、接続されている。 【0051】 なお、送信アンプ42は、送信データのゲイン調整を行うためのものである。また、トーンアンプ43は差動型の増幅器であり、電話回線31の端子L1、L2に対し、差動入力になっている。 【0052】 そして、CODEC40に電話回線31又は外付電話機3からトーン信号が到来すると、トーンアンプ43→CODEC40→シリアルI/F41→絶縁部35→モデム20の順に流れ、CODEC40から送信されるトーン検出信号がCPU11により検出される。 【0053】 リング検出回路39は、回線網、外付電話機3及びシリアルI/F41に接続されている。リング検出回路39に電話回線31からリング信号が到来すると、それと同じサイクルで、リング検出信号がリング検出回路39→シリアルI/F41→絶縁部35のコンデンサaを通り、リング検出信号がL(ローレベル)からH(ハイレベル)へ(又はその逆へ)変化することにより、モデム20を介して、CPU11により検出される。 【0054】 トランジスタ45は、電圧検出回路34により検出される回線閉結時の回線電圧が予め定められた電圧電流特性となるように、ベース電位を変えることにより、半導体化DAA33の見かけ上の抵抗値を調整するためのものである。 【0055】 シリアルI/F41は、リング検出回路39からのリング検出信号等の各信号、及びCODEC40からのFAX受信データを、絶縁部35のコンデンサ35bに対しシリアルデータに一本化しながら、電話回線31の閉結、開放を半導体化DAA33に行わせるための制御信号及びCODEC40へのFAX送信データに対し、絶縁部35のコンデンサ35aからのシリアル信号をそれぞれに分離するものである。 【0056】 次に、本実施形態に係るファクシミリ装置1の特徴的制御作動である、外付電話機3がフックアップ状態であるかフックダウン状態であるかを検出するための制御を、図3及び図4に示すフローチャートに基づいて説明する。 【0057】 因みに、図3は、外付電話機3がフックアップ状態であるかフックダウン状態であるかを検出するための制御を示すフローチャートであり、図4は図3に示すフローチャートで実行されるステップ(S3)の詳細制御フローを示すフローチャートである。 【0058】 ファクシミリ装置1の電源が投入されると、図3に示される制御フローが起動され、先ず、内蔵されたタイマー(図示せず。)が起動される(S1)。次に、TEL信号又はFAX信号の送受信とは無関係に公衆電話回線32(電話回線31)が閉結された後に公衆電話回線32が開放され、その開放された時の回線電圧(以下、回線開放時電圧Vmと記す。)が検出された後(S3)、S1にて起動されたタイマーが示す現在の時刻が計測されるとともに、その計測したタイマー時刻がRAM14に記憶される(S5)。なお、S3の詳細は後述する。 【0059】 そして、公衆電話回線32の回線電圧が所定時間(本実施形態では、約100m秒)毎に検出される(S7〜S13)。すなわち、S1にて起動されたタイマーが示す現在の時刻が計測され(S7)、その計測されたタイマー時刻とRAM14に記憶されているタイマー時刻(S5にて計測されたタイマー時刻)とを比較することにより、前回、電圧検出回路34により回線電圧を検出した時から前記所定時間が経過したか否かが判定される(S9)。 【0060】 そして、前回、回線電圧を検出した時から所定時間が経過していないものと判定された場合には(S9:NO)、S1に起動されたタイマーが示す現在の時刻が、再び、計測され(S7)、一方、前回、電圧検出回路34により回線電圧を検出した時から前記所定時間が経過したものと判定された場合には(S9:YES)、電圧検出回路34により公衆電話回線32の回線電圧が検出されるとともに(S11)、この時のタイマー時刻がRAM14に記憶される(S13)。なお、以下、電圧検出回路34により検出された回線電圧を検出回線電圧Vcと記す。 【0061】 次に、ファクシミリ回路(半導体化DAA33)が公衆電話回線32を閉結したか否か、つまりファクシミリ装置1がFAXデータを送受信している最中であるか否かが判定される(S15)。 【0062】 そして、ファクシミリ回路(半導体化DAA33)が公衆電話回線32を閉結したと判定されたと判定された場合には(S15:YES)、FAXデータを送受信するための処理が実行され(S17)、FAXデータの送受信が終了したか否か、つまりファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したか否かが判定される(S19)。 【0063】 なお、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放し、FAXデータの送受信が終了したと判定された場合には(S19:YES)、S7に戻り、再び、前記所定時間毎に公衆電話回線32の回線電圧が検出される。 【0064】 因みに、本実施形態では、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を閉結したか否かの判定は、検出回線電圧Vcと待機電圧値Vrとの電圧差が所定の電圧差ΔVを超えて、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さくなったか否かをもって判定しておらず、CPU11がFAXデータの送受信処理を行うための指令信号を発したか否かによって判定している。 【0065】 同様に、本実施形態では、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したか否かの判定は、検出回線電圧Vcと待機電圧値Vrとの電圧差が所定の電圧差ΔV以下となって、検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上となったか否かをもって判定しておらず、CPU11がFAXデータの送受信処理の停止指令信号を発したか否かによって判定している。 【0066】 また、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放している、つまりファクシミリ装置1がFAXデータを送受信していないと判定された場合には(S15:NO)、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結しているか否かを判定すべく、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいか否かが判定される(S21)。 【0067】 そして、検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であると判定された場合には(S21:NO)、外付電話機3は公衆電話回線32を開放しているもの判定され、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告がLCD5に表示されることなく、S7に戻り、再び、前記所定時間毎に公衆電話回線32の回線電圧が検出される。 【0068】 一方、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいと判定された場合には(S21:YES)、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結しているおそれがあるので、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であるか否かが判定される(S23)。 【0069】 そして、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であると判定された場合には(S23:YES)、「発明が解決しようとする課題」の欄で説明したように、「公衆電話回線32とファクシミリ装置1及び外付電話機3との間に回線接続装置が設けられているために、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放しても回線電圧は直ぐに待機電圧Vrに復帰することなく、判定電圧Vtより低い中間電圧を所定時間維持した後、待機電圧Vrに復帰する場合」に該当すると考えられるので、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告がLCD5に表示されることなく、S7に戻り、再び、前記所定時間毎に公衆電話回線32の回線電圧が検出される。 【0070】 一方、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一でない、つまり検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmとが異なると判定された場合には(S23:NO)、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結していると考えられるので、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告がLCD5に表示される(S25)。 【0071】 ここで、「検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一」とは、厳密に検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であるというものではなく、回線開放時電圧Vmを含む所定範囲内に検出回線電圧Vcが含まれることを意味するものである。 【0072】 同様に、「検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと異なる」とは、厳密に検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと相違するというものではなく、回線開放時電圧Vmを含む所定範囲内に検出電圧が含まれないことを意味するものである。 【0073】 なお、回線開放時電圧Vmを含む所定範囲とは、実機試験等により決定されるものであるが、例えば、回線開放時電圧Vmを中心として回線開放時電圧Vmの±10%の範囲等が考えられる。 【0074】 ところで、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さく、かつ、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと異なる場合には(S23:NO)、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結して公衆電話回線32を使用中であると考えられ、かつ、外付電話機3とファクシミリ装置1とを同時に使用することができない。 【0075】 そこで、CPU11は、外付電話機3が使用中であると判定した場合には、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告をLCD5に表示するとともに(S25)、S27以降の制御フローを実行して、外付電話機3の使用状態を監視し続ける。 【0076】 すなわち、S25にて「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告がLCD5に表示されると、S7〜S13と同様に、所定時間(本実施形態では、100msec)毎に、公衆電話回線32の回線電圧が検出される(S27〜S33)。 【0077】 次に、S31にて検出された検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいか否かが判定され(S35)、その検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいと判定された場合には(S35:YES)、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であるか否かが判定される(S37)。 【0078】 そして、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと異なると判定された場合には(S37:NO)、前述したように、公衆電話回線32が外付電話機3により閉結された状態であると考えられるので、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告表示が解除されことなく、S27に戻り、再び、所定時間毎に、公衆電話回線32の回線電圧が検出される(S27〜S33)。 【0079】 一方、その検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であると判定された場合(S35:NO)、又は検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であると判定された場合には(S37:YES)、公衆電話回線32が外付電話機3から開放された状態であると考えられるので、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告表示が解除された後(S39)、S7に戻り、再び、所定時間毎に、公衆電話回線32の回線電圧が電圧検出回路34にて検出される(S7〜S13)。 【0080】 次に、S3にて実行される回線開放時電圧Vmの検出の詳細を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。 回線開放時電圧Vmの検出(S3)は、前述したように、TEL信号又はFAX信号の送受信とは無関係に、ファクシミリ装置1の電源が投入された時に実行される。 【0081】 そして、電源が投入され、かつ、内蔵のタイマーが起動されると、先ず、ファクシミリ装置1に接続された公衆電話回線32が、プッシュフォン回線又はダイヤル回線のいずれであるかを判定する自動回線判別処理(S53)が既に実行されたか否かが判定される(S51)。 【0082】 なお、本実施形態においては、自動回線判別処理(S53)が既に実行されたか否かの判定は、プッシュフォン回線であると判定されたときにEEPROM13に記憶されるフラグ又はダイヤル回線であると判定されたときにEEPROM13に記憶されるフラグのいずれかが存在している場合には、自動回線判別処理(S53)が既に実行されたものと判定され、いずれのフラグも存在した場合には、未だ自動回線判別処理(S53)が実行されていないものと判定される。 【0083】 そして、自動回線判別処理(S53)が既に実行されたものと判定された場合には(S51:YES)、回線開放時電圧Vmを調べる処理(以下、回線開放時電圧調査処理と言う。)が終了して、S5(図3参照)が実行される。一方、未だ自動回線判別処理(S53)が実行されていないものと判定された場合には(S51:NO)、回線開放時電圧Vmを検出するための制御フローが実行される。 【0084】 すなわち、CPU11は、公衆電話回線32を閉結して117や177等の返信が自動的にされる相手に公衆電話回線32を接続した後(S55、S57)、所定時間(本実施形態では、5秒)が経過したときに公衆電話回線32を開放するとともに(S59)、その公衆電話回線32を開放した時に公衆電話回線32の回線電圧を検出する(S61)。 【0085】 そして、CPU11は、S61にて検出された検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であるか否かを判定し(S63)、検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であると判定した場合には(S63:YES)、待機電圧値Vrの値を回線開放時電圧Vmとして回線開放時電圧VmをEEPROM13に記憶させ(S65)、一方、S61にて検出された検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいと判定した場合には(S63:NO)、その検出回線電圧Vcを回線開放時電圧Vmの値として回線開放時電圧VmをEEPROM13に記憶させた後(S67)、回線開放時電圧調査処理を終了させる。 【0086】 なお、S61にて検出された検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であると判定された場合には、待機電圧値Vrの値を回線開放時電圧VmとしてEEPROM13に記憶され、一方、S61にて検出された検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいと判定された場合には、その検出回線電圧Vcを回線開放時電圧Vmの値としてEEPROM13に記憶されるのは、以下のような理由である。 【0087】 すなわち、公衆電話回線32が閉結状態にあるか、開放状態にあるかの判定は、原則として、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより低いか否かに基づいて判定されるが、公衆電話回線32とファクシミリ装置1及び外付電話機3との間に回線接続装置が設けられている場合には、前述したように、ファクシミリ装置1が公衆電話回線32を開放しても、回線電圧は直ぐに待機電圧Vrに復帰することなく、判定電圧Vtより低い中間電圧を所定時間維持した後、待機電圧Vrに復帰する場合がある。 【0088】 このため、回線開放時電圧Vmが判定電圧Vtより低い中間電圧である場合には、ファクシミリ装置1は、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているのにも拘わらず、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結してものと誤判定してしまう。 【0089】 しかし、回線開放時電圧Vmが判定電圧Vtより高い電圧である場合には、仮に、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放した後、回線電圧が、所定時間、回線開放時電圧Vmに維持されても、その回線開放時電圧Vmは判定電圧Vtより高い電圧であるので、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているのにも拘わらず、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結したものと誤判定されてしまうことはない。 【0090】 したがって、回線開放時電圧Vmが判定電圧Vtより高い電圧である場合には、従来と同様に、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより低いか否かに基づいて、公衆電話回線32が閉結状態であるか開放状態であるかを検出するれば十分である。つまり、回線開放時電圧Vmが判定電圧Vtより高い電圧である場合には、回線開放時電圧Vmの値を待機電圧値Vrと見なしても、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているのにも拘わらず、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結してものと誤判定されてしまうことはない。 【0091】 そこで、本実施形態では、回線開放時電圧調査処理において、回線開放時電圧Vmが判定電圧Vtより高い電圧であると判定された場合には、待機電圧値Vrの値を回線開放時電圧Vmとして回線開放時電圧VmをEEPROM13に記憶させている。 【0092】 ところで、本実施形態では、回線開放時電圧調査処理時に検出した回線電圧が判定電圧Vt以上のときには回線開放時電圧Vmの値を待機電圧値Vrとするので、仮に、回線開放時電圧Vmの値が待機電圧値Vrとして記憶された場合において、図3に示すフローチャートのS21において、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいと判定されたときには(S21:YES)、次の制御ステップ(S23)では、必ず、検出回線電圧Vcと回線開放時電圧Vmとは異なると判定される(S23:NO)。 【0093】 したがって、本実施形態に係るファクシミリ装置1では、回線開放時電圧調査処理時に検出した回線電圧が判定電圧Vt以上の場合においては、公衆電話回線32とファクシミリ装置1及び外付電話機3との間に回線接続装置が設けられていない場合と同様に、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcと基準電圧をなす待機電圧値Vrとの電圧差が所定電圧差より小さいときには外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているものと判定され、一方、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcと待機電圧値Vrとの電圧差が所定電圧差より大きいときに外付電話機3が公衆電話回線を閉結しているものと判定される。 【0094】 また、本実施形態に係るファクシミリ装置1では、回線開放時電圧調査処理時に検出した回線電圧が判定電圧Vtより小さい場合においては、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcと待機電圧値Vrとの電圧差が所定電圧差より小さいとき、又はファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcが開放時回線電圧Vmと同一電圧であるときには外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているものと判定され、一方、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcと待機電圧値Vrとの電圧差が所定電圧差以上であり、かつ、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcが開放時回線電圧Vmと異なるときに外付電話機3が公衆電話回線を閉結しているものと判定される。 【0095】 なお、以上に説明した制御フローの説明からも明らかなように、本実施形態では、S5〜S23が特許請求の範囲に記載された外付電話使用状態監視手段に相当し、S53が特許請求の範囲に記載された回線自動判別手段に相当し、S55〜S67が特許請求の範囲に記載された開放電圧検出手段に相当する。 【0096】 次に、本実施形態に係るファクシミリ装置1の特徴を説明する。 外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているのにも拘わらず、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結してものと誤判定してしまう原因は、前述のごとく、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放しても、回線電圧が判定電圧Vtにより低い中間電圧に保持されるためである。 【0097】 これに対して、本実施形態では、開放時回線電圧Vmが判定電圧Vtにより低い中間電圧に保持される場合においては、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより低いときであっても、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcが開放時回線電圧Vmと同一電圧であるときに外付電話機3が公衆電話回線32を開放していると判定するので、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているのにも拘わらず、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結してものと誤判定してしまうことを未然に防止できる。 【0098】 ところで、外付電話機3とファクシミリ装置1(ファクシミリ回路)とは、互いに公衆電話回線32に対して並列に接続されるので、外付電話機3とファクシミリ装置1とを同時に公衆電話回線32に接続することはできない。 【0099】 このため、本実施形態では、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結している間は、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告をLCD5に表示することにより、外付電話機3の使用中に他のユーザが誤ってファクシミリ装置1を使用してしまうことを防止し、一方、外付電話機3が公衆電話回線32を開放したときには、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告をLCD5から削除することにより、ファクシミリ装置1が使用可能状態にあることをユーザに伝達している。 【0100】 しかし、公衆電話回線32とファクシミリ装置1及び外付電話機3との間に回線接続装置が設けられている場合には、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放しても、回線電圧は直ぐに待機電圧Vrに復帰することなく、判定電圧Vtより低い中間電圧を所定時間維持した後、待機電圧Vrに復帰する場合があるように、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しても、回線電圧は直ぐに待機電圧Vrに復帰することなく、判定電圧Vtより低い中間電圧を所定時間維持した後、待機電圧Vrに復帰する場合がある。 【0101】 そして、このような場合には、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しても、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告がLCD5に表示され続けるので、ユーザは、ファクシミリ装置1が故障してしまったものと誤認してしまう。 【0102】 これに対して、本実施形態に係るファクシミリ装置1では、開放時回線電圧Vmが判定電圧Vtにより低い中間電圧に保持される場合においては、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいときであっても、検出回線電圧Vcが開放時回線電圧Vmと同一電圧であるときには、外付電話機3が公衆電話回線32を開放していると判定するので、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているのにも拘わらず、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結してものと誤判定してしまうことを未然に防止できる。 【0103】 延いては、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しても、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告がLCD5に表示され続けることを未然に防止できるので、ファクシミリ装置1が故障してしまったものとユーザが誤認してしまうことを未然に防止できる。 【0104】 ところで、公衆電話回線には、いわゆるプッシュフォン回線及びダイヤル回線等があり、回線の種類によっては、送信されるデータ形式が異なる。そこで、通常、ファクシミリ装置を公衆電話回線に接続する際には、いずれの種類の電話回線であるかを調べた上で接続する必要がある。 【0105】 そして、いずれの種類の公衆電話回線であるかを調べる際に、外付電話機が公衆電話回線を閉結していると、いずれの種類の公衆電話回線であるかを調べることができないので、いずれの種類の公衆電話回線であるかを調べる際には、外付電話機が公衆電話回線を開放していることを確認した上でする必要がある。同様に、回線開放時電圧Vmを検出する際に、外付電話機が公衆電話回線を閉結していると、正確な開放時回線電圧を検出することができない。 【0106】 これに対して、本実施形態では、ファクシミリ回路に接続される公衆電話回線の種類を自動判別する際に、併せて回線開放時電圧Vmを検出するので、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているときに、開放時回線電圧Vmを検出することができる。したがって、正確な開放時回線電圧Vmを検出することができるので、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結しているのか又は開放しているのかを確実に判定することができる。 【0107】 (第2実施形態) 本実施形態は、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結しているときの回線電圧と回線開放時電圧Vmとが、仮に同一である場合であっても、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結している否かを確実に判定することができるようにしたものである。 【0108】 以下、本実施形態の詳細を説明する。なお、本実施形態に係るファクシミリ装置1の構成は、第1実施形態に係るファクシミリ装置1と同じであり、その相違点は、外付電話機3がフックアップ状態であるかフックダウン状態であるかを検出するための制御フロー、及び回線開放時電圧調査処理のみであるので、以下、その相違点についてのみ説明する。 【0109】 図5及び図6は、本実施形態に係るファクシミリ装置1における、外付電話機3がフックアップ状態であるかフックダウン状態であるかを検出するための制御フローを示すフローチャートである。 【0110】 ファクシミリ装置1の電源が投入されると、図5及び図6に示される制御フローが起動され、先ず、内蔵されたタイマーが起動される(S101)。次に、回線開放時電圧調査処理が実行された後(S103)、S101にて起動されたタイマーが示す現在の時刻が計測されるとともに、その計測したタイマー時刻がRAM14に記憶される(S105)。なお、本実施形態における回線開放時電圧調査処理の詳細は後述する。 【0111】 そして、第1実施形態に係るファクシミリ装置1と同様に、公衆電話回線32の回線電圧が所定時間(本実施形態では、約100m秒)毎に検出される(S107〜S113)。すなわち、S101にて起動されたタイマーが示す現在の時刻が計測され(S107)、その計測されたタイマー時刻とRAM14に記憶されているタイマー時刻(S105にて計測されたタイマー時刻)とを比較することにより、前回、回線電圧を検出した時から前記所定時間が経過したか否かが判定される(S109)。 【0112】 そして、前回、回線電圧を検出した時から所定時間が経過していないものと判定された場合には(S109:NO)、S101に起動されたタイマーが示す現在の時刻が、再び、計測され(S107)、一方、前回、回線電圧を検出した時から前記所定時間が経過したものと判定された場合には(S109:YES)、公衆電話回線32の回線電圧が検出されるとともに(S111)、この時のタイマー時刻がRAM14に記憶される(S113)。 【0113】 次に、ファクシミリ回路(半導体化DAA33)が公衆電話回線32を閉結したか否かが判定され(S115)、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を閉結したと判定された場合には(S115:YES)、FAXデータを送受信するための処理が実行され(S117)、FAXデータの送受信が終了したか否かが判定される(S119)。 【0114】 なお、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放し、FAXデータの送受信が終了したと判定された場合には(S119:YES)、S107に戻り、再び、前記所定時間毎に公衆電話回線32の回線電圧が検出される。 【0115】 また、ファクシミリ装置1がFAXデータを送受信していないと判定された場合には(S115:NO)、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結しているか否かを判定すべく、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいか否かが判定される(S121)。 【0116】 そして、検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であると判定された場合には(S121:NO)、外付電話機3は公衆電話回線32を開放しているもの判定され、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告がLCD5に表示されることなく、S107に戻り、再び、前記所定時間毎に公衆電話回線32の回線電圧が検出される。 【0117】 一方、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいと判定された場合には(S121:YES)、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結しているおそれがあるので、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であるか否かが判定され(S123)、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一でないと判定された場合には(S123:NO)、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結していると考えられるので、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告がLCD5に表示される(S125)。 【0118】 ここで、「検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一である」及び「検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一でない」とは、第1実施形態に係るファクシミリ装置1と同意義である。 【0119】 次に、S107〜S113と同様に、所定時間(本実施形態では、100msec)毎に、公衆電話回線32の回線電圧が検出される(S127〜S133)。そして、S131にて検出された検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいか否かが判定され(S135)、その検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいと判定された場合には(S135:YES)、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であるか否かが判定される(S137)。 【0120】 また、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと異なると判定された場合には(S137:NO)、公衆電話回線32が外付電話機3により閉結された状態であると考えられるので、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告表示が解除されことなく、S127に戻り、再び、所定時間毎に、公衆電話回線32の回線電圧が検出される(S127〜S133)。 【0121】 一方、その検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であると判定された場合(S135:NO)、又は検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であると判定された場合には(S137:YES)、公衆電話回線32が外付電話機3から開放された状態であると考えられるので、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告表示が解除された後(S139)、S107に戻り、再び、所定時間毎に、公衆電話回線32の回線電圧が電圧検出回路34にて検出される(S107〜S113)。 【0122】 また、S123にて検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であると判定された場合には(S123:YES)、S101にて起動されたタイマーが示す現在の時刻が計測されるとともに、その計測されたタイマー時刻がRAM14に記憶される(S141)。そして、再び、タイマー時刻が計測され(S143)、その計測されたタイマー時刻とRAM14に記憶されているタイマー時刻とを比較することにより、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であることが検出された時から所定時間Tmが経過したか否かが判定される(S145)。 【0123】 なお、所定時間Tmとは、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放した時を基準として検出し始めた回線電圧と待機電圧値Vrとの電圧差が、待機電圧値Vrと判定電圧Vtとの電圧差より小さくなるまでの所要時間以上の所定時間を言い、具体的には、S103にて検出される回線開放時電圧Vmが維持される時間以上の所定時間である。 【0124】 また、本実施形態では、約100msec毎にタイマー時刻を計測しているので、S141にてタイマー時刻を計測するタイミングは、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放した時とほぼ同一時刻と見なすことができる。このため、S145では、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放した時から所定時間Tmが経過したか否かを判定していることと同義となる。 【0125】 そして、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放した時から所定時間Tmが経過していないと判定された場合には(S145:NO)、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であるか否かが判定される(S147)。なお、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であるか否かの判断基準は、第1実施形態に係るファクシミリ装置1と同じである。 【0126】 このとき、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一でないと判定された場合には(S147:NO)、S107に戻り、再び、所定時間毎に、公衆電話回線32の回線電圧が電圧検出回路34にて検出される(S107〜S113)、一方、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一であると判定された場合には(S147:YES)、S143に戻り、再びタイマー時刻が計測される(S143)。 【0127】 なお、S147は、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときに現れる回線電圧が、所定時間Tm、回線開放時電圧Vmに維持されているか否かを監視する制御ステップである。このため、所定時間が経過する前に、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと異なることとなった場合には、公衆電話回線32とファクシミリ装置1及び外付電話機3との間に接続された回線接続装置の影響が消失したものと考えることができる。 【0128】 そこで、本実施形態では、所定時間が経過する前に、検出回線電圧Vcが回線開放時電圧Vmと同一でないと判定された場合には(S147:NO)、制御フローをS107に戻すことにより、S121又はS123にて外付電話機3が公衆電話回線32を本当に閉結しているか否かを判定している。 【0129】 また、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放した時から所定時間Tmが経過したものと判定された場合には(S145:YES)、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいか否かが判定され(S151)、検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であると判定された場合には(S151:NO)、S107に戻り、再び、所定時間毎に、公衆電話回線32の回線電圧が電圧検出回路34にて検出される(S107〜S113)。 【0130】 一方、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいと判定された場合には(S151:YES)、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結していると考えられるので、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告がLCD5に表示される(S153)。 【0131】 次に、現在のタイマー時刻が計測されるとともに、その計測時刻がRAM14に記憶された後(S155)、S107〜S113と同様に、所定時間(本実施形態では、100msec)毎に、公衆電話回線32の回線電圧が検出される(S157〜S163)。 【0132】 このとき、S163にて検出された検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいか否かが判定され(S165)、その検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であると判定された場合には(S165:NO)、公衆電話回線32が外付電話機3から開放された状態であると考えられるので、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告表示が解除された後(S167)、S107に戻り、再び、所定時間毎に、公衆電話回線32の回線電圧が電圧検出回路34にて検出される(S107〜S113)。 【0133】 一方、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいと判定された場合には(S165:YES)、公衆電話回線32が外付電話機3により閉結されたままの状態であると考えられるので、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告表示が解除されことなく、S157に戻り、再び、所定時間毎に、公衆電話回線32の回線電圧が検出される(S157〜S163)。 【0134】 次に、本実施形態における回線開放時電圧調査処理の詳細を、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。 回線開放時電圧Vmの検出(S103)は、前述したように、TEL信号又はFAX信号の送受信とは無関係に、ファクシミリ装置1の電源が投入された時に実行される。 【0135】 そして、電源が投入され、かつ、内蔵のタイマーが起動されると、先ず、ファクシミリ装置1に接続された公衆電話回線32が、プッシュフォン回線又はダイヤル回線のいずれであるかを判定する自動回線判別処理(S203)が既に実行されたか否かが判定される(S201)。 【0136】 なお、本実施形態においても第1実施形態と同様に、自動回線判別処理(S203)が既に実行されたか否かの判定は、プッシュフォン回線であると判定されたときにEEPROM13に記憶されるフラグ又はダイヤル回線であると判定されたときにEEPROM13に記憶されるフラグのいずれかが存在している場合には、自動回線判別処理(S203)が既に実行されたものと判定され、いずれのフラグも存在した場合には、未だ自動回線判別処理(S203)が実行されていないものと判定される。 【0137】 そして、自動回線判別処理(S203)が既に実行されたものと判定された場合には(S201:YES)、回線開放時電圧調査処理が終了して、S103(図5参照)が実行される。一方、未だ自動回線判別処理(S203)が実行されていないものと判定された場合には(S201:NO)、回線開放時電圧Vmを検出するための制御フローが実行される。 【0138】 すなわち、CPU11は、公衆電話回線32を閉結して117や177等の返信が自動的にされる相手に公衆電話回線32を接続した後(S205、S207)、所定時間(本実施形態では、5秒)が経過したときに公衆電話回線32を開放するとともに(S209)、その公衆電話回線32を開放した時に公衆電話回線32の回線電圧を検出する(S211)。 【0139】 そして、S211にて検出された検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であるか否かが判定され(S213)、検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であると判定された場合には(S213:YES)、待機電圧値Vrの値を回線開放時電圧Vmとして回線開放時電圧VmがEEPROM13に記憶され、かつ、所定時間Tmとして0秒がEEPROM13に記憶される(S214)。 【0140】 なお、S211にて検出された検出回線電圧Vcが判定電圧Vt以上であると判定された場合に、待機電圧値Vrの値を回線開放時電圧VmとしてEEPROM13に記憶するのは、第1実施形態に係るファクシミリ装置1と同様な理由である。 【0141】 一方、S211にて検出された検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいと判定された場合には(S213:NO)、タイマー時刻が計測されるとともに、その計測したタイマー時刻T2がRAM14に記憶される(S215)。そして、回線開放時電圧Vmの初期値としてS211にて検出された検出回線電圧VcがRAM14に記憶されるとともに、所定時間Tmの初期値として0秒がRAMに記憶される(S217)。 【0142】 次に、再び、タイマー時刻が計測されるとともに、その計測したタイマー時刻T1がRAM14に記憶され(S219)、S219にて記憶されたタイマー時刻T1から所定時間(本実施形態では、100msec)が経過したか否かが判定される(S221、S223)。 【0143】 そして、S219にて記憶されたタイマー時刻T1から所定時間Δt(本実施形態では、100msec)が経過したと判定された場合には(S223:YES)、RAM14に記憶されている所定時間Tmの値に所定時間Δtを加えた値が、所定時間Tmとして新たにRAM14に記憶された後(S225)、公衆電話回線32の回線電圧が検出される(S227)。 【0144】 次に、S227に検出された検出回線電圧Vcが待機電圧値Vrと同一であるか否かが判定され(S229)、検出回線電圧Vcが待機電圧値Vrと同一であると判定された場合には(S229:YES)、S225で更新された所定時間Tmの値が確定された所定時間TmとしてEEPROM13に記憶され、かつ、S217にてRAM14に記憶された検出回線電圧VcがEEPROM13に記憶された後(S231)、回線開放時電圧調査処理が終了する。 【0145】 なお、検出回線電圧Vcが待機電圧値Vrと同一であるか否かの判定は、本実施形態では、待機電圧値Vrを含む所定範囲内に検出回線電圧Vcが含まれているか否かを基準判断され、待機電圧値Vrを含む所定範囲とは、例えば、待機電圧値Vrを中心として待機電圧値Vrの±20%の範囲等が考えられる。 【0146】 一方、S227に検出された検出回線電圧Vcが待機電圧値Vrと同一でないと判定された場合には(S229:NO)、S227にて検出された検出回線電圧Vcが、回線開放時電圧Vmとして新たにRAM14に記憶された後(S233)、S215にて記憶されたタイマー時刻T2から所定時間Δt2が経過したか否かが判定される(S235)。 【0147】 そして、S215にて記憶されたタイマー時刻T2から所定時間Δt2が経過していないと判定された場合には(S235:NO)、S219に戻り、一方、S215にて記憶されたタイマー時刻T2から所定時間Δt2が経過したと判定された場合には(S235:YES)、S233で更新された回線開放時電圧Vmの値が確定した回線開放時電圧VmとしてEPROM13に記憶され、かつ、S225で更新された所定時間Tmの値が確定された所定時間TmとしてEEPROM13に記憶された後(S237)、回線開放時電圧調査処理が終了する。 【0148】 ところで、本実施形態においても第1実施形態と同様に、回線開放時電圧調査処理時に検出した回線電圧が判定電圧Vt以上のときには回線開放時電圧Vmの値を待機電圧値Vrとするので、仮に、回線開放時電圧Vmの値が待機電圧値Vrとして記憶された場合において、図5に示すフローチャートのS121において、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいと判定されたときには(S121:YES)、次の制御ステップ(S123)では、必ず、検出回線電圧Vcと回線開放時電圧Vmとは異なると判定される(S123:NO)。 【0149】 したがって、本実施形態に係るファクシミリ装置1では、回線開放時電圧調査処理時に検出した回線電圧が判定電圧Vt以上の場合においては、公衆電話回線32とファクシミリ装置1及び外付電話機3との間に回線接続装置が設けられていない場合と同様に、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcと基準電圧をなす待機電圧値Vrとの電圧差が所定電圧差より小さいときには外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているものと判定され、一方、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcと待機電圧値Vrとの電圧差が所定電圧差より大きいときに外付電話機3が公衆電話回線を閉結しているものと判定される。 【0150】 また、本実施形態に係るファクシミリ装置1では、回線開放時電圧調査処理時に検出した回線電圧が判定電圧Vtより小さい場合においては、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcと待機電圧値Vrとの電圧差が所定電圧差より小さいときには外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているものと判定され、一方、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcと待機電圧値Vrとの電圧差が所定電圧差以上であり、かつ、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcが開放時回線電圧Vmと異なるときに外付電話機3が公衆電話回線を閉結しているものと判定される。 【0151】 さらに、本実施形態に係るファクシミリ装置1では、回線開放時電圧調査処理時に検出した回線電圧が判定電圧Vtより小さい場合においては、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcが開放時回線電圧Vmと同一電圧であるときには、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放した時から所定時間Tmが経過したときの検出回線電圧Vcと待機電圧値Vrとの電圧差が所定電圧差より小さいときに外付電話機3が公衆電話回線32を開放していると判定され、一方、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放した時から所定時間Tmが経過したときの検出回線電圧Vcと待機電圧値Vrとの電圧差が所定電圧差以上のときに外付電話機3が公衆電話回線を閉結していると判定される。 【0152】 なお、以上に説明した制御フローの説明からも明らかなように、本実施形態では、S105〜S123及びS141〜S151が特許請求の範囲に記載された外付電話使用状態監視手段に相当し、S203が特許請求の範囲に記載された回線自動判別手段に相当し、S205〜S237が特許請求の範囲に記載された開放電圧検出手段に相当する。 【0153】 次に、本実施形態に係るファクシミリ装置1の特徴を説明する。 外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているのにも拘わらず、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結してものと誤判定してしまう原因は、前述のごとく、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放しても、回線電圧が判定電圧Vtにより低い中間電圧に保持されるためである。 【0154】 これに対して、第1実施形態では、開放時回線電圧Vmが判定電圧Vtにより低い中間電圧に保持される場合においては、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより低いときであっても、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcが開放時回線電圧Vmと同一電圧であるときに外付電話機3が公衆電話回線32を開放していると判定したが、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結しているときの回線電圧と回線開放時電圧Vmとが、仮に同一である場合には、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結してものと誤判定してしまう。 【0155】 しかし、本実施形態では、回線開放時電圧調査処理時に検出した回線電圧が判定電圧Vtより小さい場合においては、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放したときの検出回線電圧Vcが開放時回線電圧Vmと同一電圧であるときには、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放した時から所定時間Tmが経過したときに、検出回線電圧Vcと判定電圧Vtとを比較して、外付電話機3が公衆電話回線を閉結しているか否かを判定するので、仮に、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結しているときの回線電圧と回線開放時電圧Vmとが同一であっても、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているのにも拘わらず、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結してものと誤判定してしまうことを未然に防止できる。 【0156】 なお、本実施形態においても、外付電話機3が確実に公衆電話回線32を閉結していると判定された後、つまり「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告がLCD5に表示された後も、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さいときであって、かつ、検出回線電圧Vcが開放時回線電圧Vmと同一電圧であるときには、外付電話機3が公衆電話回線32を開放していると判定するので、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しても、「ソトヅケデンワシヨウチュウ」といった旨の警告がLCD5に表示され続けることを未然に防止できる。 【0157】 ところで、回線接続器は、前述のごとく、ファクシミリ回路が公衆電話回線を開放したときに、所定時間だけ中間電圧を維持する。 したがって、本実施形態のごとく、所定時間Tmとして、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を開放した時を基準として検出し始めた回線電圧と待機電圧値Vrとの電圧差が、待機電圧値Vrと判定電圧Vtとの電圧差より小さくなるまでの所要時間以上の所定時間を採用すれば、外付電話機が公衆電話回線を閉結しているのか又は開放しているのかを確実に判定することができる。 【0158】 また、ファクシミリ回路に接続される公衆電話回線の種類を自動判別する際に、併せて回線開放時電圧Vmを検出するので、外付電話機3が公衆電話回線32を開放しているときに、開放時回線電圧Vmを検出することができる。したがって、正確な開放時回線電圧Vmを検出することができるので、外付電話機3が公衆電話回線32を閉結しているのか又は開放しているのかを確実に判定することができる。 【0159】 (その他の実施形態) 上述の実施形態では、ファクシミリ回路が公衆電話回線32を閉結したか否かの判定は、CPU11がFAXデータの送受信処理を行うための指令信号を発したか否かによって判定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、検出回線電圧Vcと待機電圧値Vrとの電圧差が所定の電圧差ΔVを超えて、検出回線電圧Vcが判定電圧Vtより小さくなったか否かをもって判定してもよい。 【0160】 また、上述の実施形態では、外付電話機3を接続するための外付電話端子T1、T2を有するファクシミリ装置であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、外付電話端子T1、T2を有しておらず、外付けの分配機等で公衆電話回線32を分配するファクシミリ装置にも適用することができる。 【0161】 また、上述の実施形態では、ファクシミリ装置1自身が、送信された音声信号を再生するスピーカと通話者が発する音声をピックアップするマイクロフォン等とが一体化された送受話器(ハンドセット)を有し、この送受話器を介して、いわゆる電話をすることができるものであってもよい。 【0162】 また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。 【図面の簡単な説明】 【0163】 【図1】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置1の電気的構成を示したブロック図である。 【図2】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置1の回線I/F部19のブロック図である。 【図3】本発明の第1実施形態に係るファクシミリ装置1における、外付電話機3がフックアップ状態であるかフックダウン状態であるかを検出するための制御を示すフローチャートである。 【図4】本発明の第1実施形態に係るファクシミリ装置1における、回線開放時電圧調査処理を示すフローチャートである。 【図5】本発明の第2実施形態に係るファクシミリ装置1における、外付電話機3がフックアップ状態であるかフックダウン状態であるかを検出するための制御を示すフローチャートである。 【図6】本発明の第2実施形態に係るファクシミリ装置1における、外付電話機3がフックアップ状態であるかフックダウン状態であるかを検出するための制御を示すフローチャートである。 【図7】本発明の第2実施形態に係るファクシミリ装置1における、回線開放時電圧調査処理を示すフローチャートである。 【図8】公衆電話回線とファクシミリ装置及び外付電話機との間に回線接続装置が設けられていない場合の電圧変化を示すグラフである。 【図9】公衆電話回線とファクシミリ装置及び外付電話機との間に回線接続装置が設けられている場合の電圧変化を示すグラフである。 【符号の説明】 【0164】 1…ファクシミリ装置、3…外付電話機、4…操作パネル、 13a…定常電圧値メモリ、13b…閾値メモリ、14a…回線電圧値メモリ、 14b…判定値メモリ、15…画像メモリ、19…回線I/F部、20…モデム、 21…バッファ、22…スキャナ、23…復号化部、24…復号化部、 25…プリンタ、27…アンプ、28…スピーカ、29…交換機、 30…バスライン、31…電話回線、32…公衆電話回線、34…電圧検出回路、 35…絶縁部、35a…コンデンサ、35b…コンデンサ、36…CMLリレー、 37…整流器、39…リング検出回路、42…送信アンプ、43…トーンアンプ、 44…ハイブリットネットワーク、44…ハイブリッドネットワーク、 45…トランジスタ、46…トランス。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005267 【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社 【住所又は居所】愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号
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| 【出願日】 |
平成17年3月25日(2005.3.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082500 【弁理士】 【氏名又は名称】足立 勉
【識別番号】100129090 【弁理士】 【氏名又は名称】竹中 謙史
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| 【公開番号】 |
特開2006−270743(P2006−270743A) |
| 【公開日】 |
平成18年10月5日(2006.10.5) |
| 【出願番号】 |
特願2005−88260(P2005−88260) |
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