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【発明の名称】 表示制御システム、携帯情報処理装置および情報処理方法、表示装置および方法、通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
【発明者】 【氏名】鈴木 徹
【住所又は居所】東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニー株式会社内

【氏名】青柳 潤
【住所又は居所】東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニー株式会社内

【要約】 【課題】人間以外のものに対する誤作動をおこすことなく、安価な小型の装置で、より確実に人間への強い光の照射を防ぐ。

【解決手段】プロジェクタ1がスクリーンに画像を表示させるために投射する光の近傍にいる人間が携帯する安全カード11は、通信装置14から送信されてきた信号を基に、安全カード11と通信装置14との距離を算出し、プロジェクタ1に設けられる制御装置13から送信されてきた信号を基に、安全カード11と制御装置13との距離を算出し、算出した2つの距離を基に安全カード11の位置を演算し、安全カード11の位置を示す信号を制御装置13に送信する。制御装置13は、安全カード11からの信号を受信し、その信号に含まれる安全カード11の位置が、投射されている光の領域内である場合、プロジェクタ1に光の強度の低減を指示する。本発明は、プロジェクタに適用することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置、前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置、および前記携帯情報処理装置と無線通信を行う少なくとも1つ以上の通信装置からなる表示制御システムにおいて、
前記携帯情報処理装置は、
前記通信装置から送信されてきた、前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号、および前記表示装置から送信されてきた、前記携帯情報処理装置と前記表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を受信する第1の受信手段と、
前記第1の無線信号を基に前記第1の距離を算出し、前記第2の無線信号を基に前記第2の距離を算出する距離算出手段と、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算手段と、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置を示す第3の無線信号を前記表示装置に送信する第1の送信手段と
を備え、
前記通信装置は、
前記携帯情報処理装置と前記通信装置との前記第1の距離を算出させるための前記第1の無線信号を前記携帯情報処理装置あてに送信する第2の送信手段を備え、
前記表示装置は、
前記携帯情報処理装置と前記表示装置との前記第2の距離を算出させるための前記第2の無線信号を前記携帯情報処理装置あてに送信する第3の送信手段と、
前記携帯情報処理装置から送信されてきた、前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置を示す前記第3の無線信号を受信する第2の受信手段と、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置が、前記画像を表示させるために投射される光の領域内または前記光の領域の周囲の領域内である場合、前記画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段と
を備える
ことを特徴とする表示制御システム。
【請求項2】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置と無線通信を行うとともに、前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、所定の信号を送信する少なくとも1つ以上の通信装置と無線通信を行う携帯情報処理装置において、
前記通信装置から送信されてきた自分と前記通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号、および前記表示装置から送信されてきた自分と前記表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を受信する受信手段と、
前記第1の無線信号を基に前記第1の距離を算出し、前記第2の無線信号を基に前記第2の距離を算出する距離算出手段と、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、自分の平面上の位置を演算する位置演算手段と、
自分の平面上の前記位置を示す第3の無線信号を前記表示装置に送信する送信手段と
を含むことを特徴とする携帯情報処理装置。
【請求項3】
前記送信手段は、自分を識別するための識別情報を含む前記第3の無線信号を前記表示装置に送信する
ことを特徴とする請求項2に記載の携帯情報処理装置。
【請求項4】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置と無線通信を行うとともに、前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、所定の信号を送信する少なくとも1つ以上の通信装置と無線通信を行う携帯情報処理装置の情報処理方法において、
前記通信装置から送信されてきた前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を受信する第1の受信ステップと、
前記表示装置から送信されてきた前記携帯情報処理装置と前記表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を受信する第2の受信ステップと、
前記第1の無線信号を基に前記第1の距離を算出する第1の距離算出ステップと、
前記第2の無線信号を基に前記第2の距離を算出する第2の距離算出ステップと、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置を示す第3の無線信号を前記表示装置に送信する送信ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置と無線通信を行うとともに、前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、所定の信号を送信する少なくとも1つ以上の通信装置と無線通信を行う携帯情報処理装置の情報処理用のプログラムにおいて、
前記通信装置から送信されてきた前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップと、
前記表示装置から送信されてきた前記携帯情報処理装置と前記表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップと、
前記第1の無線信号を基に前記第1の距離を算出する第1の距離算出ステップと、
前記第2の無線信号を基に前記第2の距離を算出する第2の距離算出ステップと、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置を示す第3の無線信号の前記表示装置への送信を制御する送信制御ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項6】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置と無線通信を行うとともに、前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、所定の信号を送信する少なくとも1つ以上の通信装置と無線通信を行う携帯情報処理装置を制御するコンピュータに、情報処理を行わせるプログラムにおいて、
前記通信装置から送信されてきた前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップと、
前記表示装置から送信されてきた前記携帯情報処理装置と前記表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップと、
前記第1の無線信号を基に前記第1の距離を算出する第1の距離算出ステップと、
前記第2の無線信号を基に前記第2の距離を算出する第2の距離算出ステップと、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置を示す第3の無線信号の前記表示装置への送信を制御する送信制御ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。
【請求項7】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置において、
前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、通信装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を受信する前記携帯情報処理装置あてに、前記携帯情報処置装置と自分との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を送信する送信手段と、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した前記携帯情報処理装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置を示す第3の無線信号を受信する受信手段と、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置が、前記画像を表示させるために投射されている光の領域内または前記光の領域の周囲の領域内である場合、前記画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段と
を含むことを特徴とする表示装置。
【請求項8】
レーザーである光を外部に投射して前記画像を表示させる
ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記低減指示手段は、前記携帯情報処理装置が送信する前記第3の無線信号に前記携帯情報処理装置を識別するための識別情報が含まれている場合、前記識別情報、前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置、および前記画像を表示させるために投射される光の領域内における光の強度の強弱を基に、光の強度の低減の制御を指示する
ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
【請求項10】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置の表示方法において、
前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、通信装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を受信する前記携帯情報処理装置あてに、前記携帯情報処置装置と前記表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を送信する送信ステップと、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した前記携帯情報処理装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置を示す第3の無線信号を受信する受信ステップと、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置が、前記画像を表示させるために投射されている光の領域内または前記光の領域の周囲の領域内である場合、前記画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップと
を含むことを特徴とする表示方法。
【請求項11】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置の表示処理用のプログラムにおいて、
前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、通信装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を受信する前記携帯情報処理装置への、前記携帯情報処置装置と前記表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号の送信を制御する送信制御ステップと、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した前記携帯情報処理装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置を示す第3の無線信号の受信を制御する受信制御ステップと、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置が、前記画像を表示させるために投射されている光の領域内または前記光の領域の周囲の領域内である場合、前記画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項12】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置を制御するコンピュータに、表示処理を行わせるプログラムにおいて、
前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、通信装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を受信する前記携帯情報処理装置への、前記携帯情報処置装置と前記表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号の送信を制御する送信制御ステップと、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した前記携帯情報処理装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置を示す第3の無線信号の受信を制御する受信制御ステップと、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置が、前記画像を表示させるために投射されている光の領域内または前記光の領域の周囲の領域内である場合、前記画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。
【請求項13】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置、前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置、並びに前記表示装置および前記携帯情報処理装置と無線通信を行う少なくとも1つ以上の通信装置からなる表示制御システムにおいて、
前記携帯情報処理装置は、前記通信装置および前記表示装置あてに、前記携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号を送信する第1の送信手段を備え、
前記通信装置は、
前記携帯情報処理装置から送信されてきた前記第1の無線信号を受信する第1の受信手段と、
前記第1の無線信号を基に、前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を算出する第1の距離算出手段と、
前記第1の距離を示す第2の無線信号を前記表示装置あてに送信する第2の送信手段と
を備え、
前記表示装置は、
前記携帯情報処理装置から送信されてきた前記第1の無線信号、および前記通信装置から送信されてきた前記携帯情報処理装置と前記通信装置との前記第1の距離を示す前記第2の無線信号を受信する第2の受信手段と、
前記第1の無線信号を基に、前記携帯情報処理装置と前記表示装置との第2の距離を算出する第2の距離算出手段と、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算手段と、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置が、前記画像を表示させるために投射される光の領域内または前記光の領域の周囲の領域内である場合、前記画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段と
を備える
ことを特徴とする表示制御システム。
【請求項14】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置、および前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置と無線通信を行う通信装置において、
前記携帯情報処理装置から送信されてきた、前記携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号を受信する受信手段と、
前記第1の無線信号を基に、前記携帯情報処理装置と自分との距離を算出する距離算出手段と、
前記携帯情報処理装置と自分との距離を示す第2の無線信号を前記表示装置あてに送信する送信手段と
を含むことを特徴とする通信装置。
【請求項15】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置、および前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置と無線通信を行う通信装置の通信方法において、
前記携帯情報処理装置から送信されてきた、前記携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号を受信する受信ステップと、
前記第1の無線信号を基に、前記携帯情報処理装置と前記通信装置との距離を算出する距離算出ステップと、
前記携帯情報処理装置と前記通信装置との距離を示す第2の無線信号を前記表示装置あてに送信する送信ステップと
を含むことを特徴とする通信方法。
【請求項16】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置、および前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置と無線通信を行う通信装置の通信処理用のプログラムにおいて、
前記携帯情報処理装置から送信されてきた、前記携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する受信制御ステップと、
前記第1の無線信号を基に、前記携帯情報処理装置と前記通信装置との距離を算出する距離算出ステップと、
前記携帯情報処理装置と前記通信装置との距離を示す第2の無線信号の前記表示装置への送信を制御する送信制御ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項17】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置、および前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置と無線通信を行う通信装置を制御するコンピュータに、通信処理を行わせるプログラムにおいて、
前記携帯情報処理装置から送信されてきた、前記携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する受信制御ステップと、
前記第1の無線信号を基に、前記携帯情報処理装置と前記通信装置との距離を算出する距離算出ステップと、
前記携帯情報処理装置と前記通信装置との距離を示す第2の無線信号の前記表示装置への送信を制御する送信制御ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。
【請求項18】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置において、
前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置から送信されてきた、前記携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号、および前記第1の無線信号を受信した前記通信装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号を受信する受信手段と、
前記第1の無線信号を基に、前記携帯情報処理装置と前記表示装置との第2の距離を算出する距離算出手段と、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算手段と、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置が、前記画像を表示させるために投射される光の領域内または前記光の領域の周囲の領域内である場合、前記画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段と
を含むことを特徴とする表示装置。
【請求項19】
レーザーである光を外部に投射して前記画像を表示させる
ことを特徴とする請求項18に記載の表示装置。
【請求項20】
前記低減指示手段は、前記携帯情報処理装置が送信する前記第3の無線信号に前記携帯情報処理装置を識別するための識別情報が含まれている場合、前記識別情報、前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置、および前記画像を表示させるために投射される光の領域内における光の強度の強弱を基に、光の強度の低減の制御を指示する
ことを特徴とする請求項18に記載の表示装置。
【請求項21】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置の表示方法において、
前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置から送信されてきた、前記携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号を受信する第1の受信ステップと、
前記第1の無線信号を受信した前記通信装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号を受信する第2の受信ステップと、
前記第1の無線信号を基に、前記携帯情報処理装置と前記表示装置との第2の距離を算出する距離算出ステップと、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置が、前記画像を表示させるために投射される光の領域内または前記光の領域の周囲の領域内である場合、前記画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップと
を含むことを特徴とする表示方法。
【請求項22】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置の表示処理用のプログラムにおいて、
前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置から送信されてきた、前記携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップと、
前記第1の無線信号を受信した前記通信装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップと、
前記第1の無線信号を基に、前記携帯情報処理装置と前記表示装置との第2の距離を算出する距離算出ステップと、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置が、前記画像を表示させるために投射される光の領域内または前記光の領域の周囲の領域内である場合、前記画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータに読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
【請求項23】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置を制御するコンピュータに、表示処理を行わせるプログラムにおいて、
前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置から送信されてきた、前記携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップと、
前記第1の無線信号を受信した前記通信装置から送信されてくる前記携帯情報処理装置と前記通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップと、
前記第1の無線信号を基に、前記携帯情報処理装置と前記表示装置との第2の距離を算出する距離算出ステップと、
前記第1の距離および前記第2の距離を基に、前記携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、
前記携帯情報処理装置の平面上の前記位置が、前記画像を表示させるために投射される光の領域内または前記光の領域の周囲の領域内である場合、前記画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。
【請求項24】
外部に光を投射して画像を表示させる表示装置、および前記画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置からなる表示制御システムにおいて、
前記携帯情報処理装置は、
GPS(Global Positioning System)衛星から送信されてきた、GPS信号を基に、前記携帯情報処理装置の位置を演算する位置演算手段と、
前記携帯情報処理装置の前記位置を示す無線信号を前記表示装置あてに送信する送信手段と
を備え、
前記表示装置は、
前記携帯情報処理装置から送信されてきた、前記携帯情報処理装置の前記位置を示す前記無線信号を受信する受信手段と、
前記携帯情報処理装置の前記位置が、前記画像を表示させるために投射される光の領域内または前記光の領域の周囲の領域内である場合、前記画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段と
を備える
ことを特徴とする表示制御システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御システム、携帯情報処理装置および情報処理方法、表示装置および方法、通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、人間への強い光の照射を防ぐことができるようにした表示制御システム、携帯情報処理装置および情報処理方法、表示装置および方法、通信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、大きな画像を明るく表示させるために、強い光を投射するプロジェクタが開発されている。これに伴い、プロジェクタの映画館などの市場の拡大が期待されている。
【0003】
しかしながら、プロジェクタが投射する強い光を人間が直視してしまった場合、目(視力)に障害が生じる危険性がある。
【0004】
また、現在開発が進められている、レーザー(LASER(Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation))の光(光線)(以下、レーザー光と称する)をスクリーンに投射することによって画像を映し出すプロジェクタにおいても同様に、人間がレーザー光を直視してしまった場合、目(視力)に障害が生じる危険性がある。
【0005】
レーザーを利用する製品においては、レーザーの安全性を確保するための国際規格(IEC(International Electro technical Commission)60825)が存在する。この国際規格(IEC60825)には、レーザーの使用方法が細かく規定されている。
【0006】
例えば、レーザーをスキャンしてスクリーンに画像を表示させるプロジェクタにおいては、IEC60825-3で示されているレーザーショーへのガイダンスにおいて、レーザーを用いて表示される画像の位置を、観客が立ち入ることが可能な場所から、床面の上方向に3m以上、水平方向に2.5m以上の位置にする必要があることが規定されている。
【0007】
しかしながら、実際には、上述した充分な距離を観客から離してレーザー光を投射することができる劇場は少ない。また、劇場以外でのプロジェクタによるレーザーの投射も制限されてしまう。
【0008】
IEC60825-3で示されているガイダンスの規定を回避するために、光の強度の強いレーザー光を観客に照射しないようにする方法としてAPR(Automatic Power Reduction)が提案されている。
【0009】
これに伴った技術として、例えば、特許文献1には、スクリーンに映像を投射する投射型テレビジョン受像機の安全装置として、スクリーンの左右両側の端に反射部材を配置し、その反射部材に対し赤外線などの非可視光を照射し、その反射光が人間によって遮断されたか否かを基に、スクリーンの投射領域への移動体(人間)の侵入を検知し、光の出力を低減または遮断する技術が開示されている。
【0010】
また、特許文献2には、特許文献1に記載の技術を、レーザー光を投射することでスクリーンに画像を表示させるプロジェクタに応用した技術が開示されている。すなわち、特許文献2には、プロジェクタが投射するレーザー光により画像が表示されている、スクリーンの周りに監視領域を設け、センサにより監視領域に進入した鑑賞者を検出し、鑑賞者が検出された場合に、プロジェクタのレーザーのスイッチをオフにする技術が開示されている。
【特許文献1】特開平4−111585号広報
【特許文献2】特表平11−501419号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、特許文献2に記載の技術においては、少なくとも1つのセンサにより、人間を検出しているが、単にセンサを利用するだけでは、センサから遠距離にいる人間を検出することは難しい。したがって、APRとして、自動的に投射領域に侵入する人間を検出し、レーザーの強度を下げる技術としては具体性に欠けている。
【0012】
例えば、プロジェクタから人間までの距離が5m程度の近距離である場合には、センサによって監視領域に進入した人間を検出することが可能であっても、プロジェクタから人間までの距離が10m以上の遠距離である場合には、監視領域に進入した小さな侵入者、すなわち、プロジェクタ(センサ)から遠い位置にいることで大きさが小さくなっている(小さくなって見える)、侵入者を検出することができない。
【0013】
また、赤外線パルスレーザーをスクリーンへ向けて照射(発光)し、スクリーンからの反射光が戻ってくる時間を測定することにより、プロジェクタとスクリーンとの間にいる侵入物を検知する装置がある。しかしながら、このような装置の場合、プロジェクタからスクリーンまでの距離が30m以上であるとき、赤外線パルスレーザーを反射させるための反射板が必要とされる。また、小さな侵入者を検出することは難しい。
【0014】
以上のように、プロジェクタからスクリーンまでの距離が遠距離であるとき、プロジェクタから遠く離れている人間(小さくなって見える人間)を検出することができないという課題があった。
【0015】
また、侵入者を監視するための赤外線監視カメラのような監視カメラも存在するが、監視カメラからの距離が遠距離であり、また広範囲を監視する必要がある場合には、強力な赤外線照明装置および超高感度のカメラが必要とされる。このため、装置全体が高額になってしまうと共に、大型化してしまうという課題があった。
【0016】
また、これらの装置は、侵入者(人間)と、例えば、鳥やボールなどのレーザーのパワーを低減する必要のない侵入物とを識別することができない。このため、レーザーのパワーを低減する必要のない侵入物が検出されることで、人間への危険性がないにもかかわらず、レーザーのパワーが低減されてしまうという課題があった。すなわち、人間以外のものに対する誤作動をおこしてしまう可能性があるという課題があった。
【0017】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、人間以外のものに対する誤作動をおこすことなく、安価な小型の装置で、より確実に人間への強い光の照射を防ぐことができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
本発明の第1の表示制御システムは、携帯情報処理装置が、通信装置から送信されてきた、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号、および表示装置から送信されてきた、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を受信する第1の受信手段と、第1の無線信号を基に第1の距離を算出し、第2の無線信号を基に第2の距離を算出する距離算出手段と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算手段と、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を表示装置に送信する第1の送信手段とを含み、通信装置が、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を携帯情報処理装置あてに送信する第2の送信手段を含み、表示装置が、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を携帯情報処理装置あてに送信する第3の送信手段と、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を受信する第2の受信手段と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段とを含むことを特徴とする。
【0019】
本発明の携帯情報処理装置は、通信装置から送信されてきた自分と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号、および表示装置から送信されてきた自分と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を受信する受信手段と、第1の無線信号を基に第1の距離を算出し、第2の無線信号を基に第2の距離を算出する距離算出手段と、第1の距離および第2の距離を基に、自分の平面上の位置を演算する位置演算手段と、自分の平面上の位置を示す第3の無線信号を表示装置に送信する送信手段とを含むことを特徴とする。
【0020】
送信手段は、自分を識別するための識別情報を含む第3の無線信号を表示装置に送信するようにすることができる。
【0021】
本発明の情報処理方法は、通信装置から送信されてきた携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を受信する第1の受信ステップと、表示装置から送信されてきた携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を受信する第2の受信ステップと、第1の無線信号を基に第1の距離を算出する第1の距離算出ステップと、第2の無線信号を基に第2の距離を算出する第2の距離算出ステップと、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を表示装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0022】
本発明の第1の記録媒体のプログラムは、通信装置から送信されてきた携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップと、表示装置から送信されてきた携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップと、第1の無線信号を基に第1の距離を算出する第1の距離算出ステップと、第2の無線信号を基に第2の距離を算出する第2の距離算出ステップと、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号の表示装置への送信を制御する送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0023】
本発明の第1のプログラムは、通信装置から送信されてきた携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップと、表示装置から送信されてきた携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップと、第1の無線信号を基に第1の距離を算出する第1の距離算出ステップと、第2の無線信号を基に第2の距離を算出する第2の距離算出ステップと、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号の表示装置への送信を制御する送信制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0024】
本発明の第1の表示装置は、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を受信する携帯情報処理装置あてに、携帯情報処置装置と自分との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を送信する送信手段と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した携帯情報処理装置から送信されてくる携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を受信する受信手段と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射されている光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段とを含むことを特徴とする。
【0025】
表示装置は、レーザーである光を外部に投射して画像を表示させるようにすることができる。
【0026】
低減指示手段は、携帯情報処理装置が送信する第3の無線信号に携帯情報処理装置を識別するための識別情報が含まれている場合、識別情報、携帯情報処理装置の平面上の位置、および画像を表示させるために投射される光の領域内における光の強度の強弱を基に、光の強度の低減の制御を指示するようにすることができる。
【0027】
本発明の第1の表示方法は、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を受信する携帯情報処理装置あてに、携帯情報処置装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を送信する送信ステップと、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した携帯情報処理装置から送信されてくる携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を受信する受信ステップと、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射されている光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップとを含むことを特徴とする。
【0028】
本発明の第2の記録媒体のプログラムは、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を受信する携帯情報処理装置への、携帯情報処置装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号の送信を制御する送信制御ステップと、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した携帯情報処理装置から送信されてくる携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号の受信を制御する受信制御ステップと、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射されている光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップとを含むことを特徴とする。
【0029】
本発明の第2のプログラムは、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を受信する携帯情報処理装置への、携帯情報処置装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号の送信を制御する送信制御ステップと、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した携帯情報処理装置から送信されてくる携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号の受信を制御する受信制御ステップと、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射されている光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0030】
本発明の第2の表示制御システムは、携帯情報処理装置が、通信装置および表示装置あてに、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号を送信する第1の送信手段を含み、通信装置は、携帯情報処理装置から送信されてきた第1の無線信号を受信する第1の受信手段と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出する第1の距離算出手段と、第1の距離を示す第2の無線信号を表示装置あてに送信する第2の送信手段とを含み、表示装置が、携帯情報処理装置から送信されてきた第1の無線信号、および通信装置から送信されてきた携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号を受信する第2の受信手段と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出する第2の距離算出手段と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算手段と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段とを含むことを特徴とする。
【0031】
本発明の通信装置は、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号を受信する受信手段と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と自分との距離を算出する距離算出手段と、携帯情報処理装置と自分との距離を示す第2の無線信号を表示装置あてに送信する送信手段とを含むことを特徴とする。
【0032】
本発明の通信方法は、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号を受信する受信ステップと、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と通信装置との距離を算出する距離算出ステップと、携帯情報処理装置と通信装置との距離を示す第2の無線信号を表示装置あてに送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0033】
本発明の第3の記録媒体のプログラムは、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する受信制御ステップと、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と通信装置との距離を算出する距離算出ステップと、携帯情報処理装置と通信装置との距離を示す第2の無線信号の表示装置への送信を制御する送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0034】
本発明の第3のプログラムは、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する受信制御ステップと、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と通信装置との距離を算出する距離算出ステップと、携帯情報処理装置と通信装置との距離を示す第2の無線信号の表示装置への送信を制御する送信制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0035】
本発明の第2の表示装置は、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号、および第1の無線信号を受信した通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号を受信する受信手段と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出する距離算出手段と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算手段と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段とを含むことを特徴とする。
【0036】
表示装置は、レーザーである光を外部に投射して画像を表示させるようにすることができる。
【0037】
低減指示手段は、携帯情報処理装置が送信する第3の無線信号に携帯情報処理装置を識別するための識別情報が含まれている場合、識別情報、携帯情報処理装置の平面上の位置、および画像を表示させるために投射される光の領域内における光の強度の強弱を基に、光の強度の低減の制御を指示するようにすることができる。
【0038】
本発明の第2の表示方法は、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号を受信する第1の受信ステップと、第1の無線信号を受信した通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号を受信する第2の受信ステップと、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出する距離算出ステップと、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップとを含むことを特徴とする。
【0039】
本発明の第4の記録媒体のプログラムは、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップと、第1の無線信号を受信した通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップと、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出する距離算出ステップと、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップとを含むことを特徴とする。
【0040】
本発明の第4のプログラムは、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップと、第1の無線信号を受信した通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップと、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出する距離算出ステップと、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップと、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0041】
本発明の第3の表示制御システムは、携帯情報処理装置が、GPS(Global Positioning System)衛星から送信されてきた、GPS信号を基に、携帯情報処理装置の位置を演算する位置演算手段と、携帯情報処理装置の位置を示す無線信号を表示装置あてに送信する送信手段とを含み、表示装置が、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置の位置を示す無線信号を受信する受信手段と、携帯情報処理装置の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段とを含むことを特徴とする。
【0042】
本発明の第1の表示制御システムによれば、携帯情報処理装置により、通信装置から送信されてきた、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号、および表示装置から送信されてきた、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号が受信され、第1の無線信号を基に第1の距離が算出され、第2の無線信号を基に第2の距離が算出され、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置が演算され、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号が表示装置に送信される。また、通信装置により、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号が携帯情報処理装置あてに送信される。さらに、表示装置により、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号が携帯情報処理装置あてに送信され、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号が受信され、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減が指示される。
【0043】
本発明の携帯情報処理装置、情報処理方法、第1の記録媒体のプログラム、および第1のプログラムによれば、通信装置から送信されてきた携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号が受信され、表示装置から送信されてきた携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号が受信され、第1の無線信号を基に第1の距離が算出され、第2の無線信号を基に第2の距離が算出され、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置が演算される。
【0044】
本発明の第1の表示装置、第1の表示方法、第2の記録媒体のプログラム、および第2のプログラムによれば、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置であって、通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を受信する携帯情報処理装置あてに、携帯情報処置装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号が送信され、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した携帯情報処理装置から送信されてくる携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号が受信され、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射されている光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減が指示される。
【0045】
本発明の第2の表示制御システムによれば、携帯情報処理装置により、通信装置および表示装置あてに、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号が送信される。通信装置により、携帯情報処理装置から送信されてきた第1の無線信号が受信され、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離が算出され、第1の距離を示す第2の無線信号が表示装置あてに送信される。また、表示装置により、携帯情報処理装置から送信されてきた第1の無線信号、および通信装置から送信されてきた携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号が受信され、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離が算出され、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置が演算され、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減が指示される。
【0046】
本発明の通信装置、通信方法、第3の記録媒体のプログラム、および第3のプログラムによれば、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号が受信され、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と通信装置との距離が算出され、携帯情報処理装置と通信装置との距離を示す第2の無線信号が表示装置あてに送信される。
【0047】
本発明の第2の表示装置、第2の表示方法、第4の記録媒体のプログラム、および第4のプログラムによれば、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号が受信され、第1の無線信号を受信した通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号が受信され、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離が算出され、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置が演算され、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減が指示される。
【0048】
本発明の第3の表示制御システムによれば、携帯情報処理装置により、GPS衛星から送信されてきた、GPS信号を基に、携帯情報処理装置の位置が演算され、携帯情報処理装置の位置を示す無線信号が表示装置あてに送信される。また、表示装置により、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置の位置を示す無線信号が受信され、携帯情報処理装置の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減が指示される。
【発明の効果】
【0049】
本発明によれば、人間への光の照射を防ぐことができる。また、本発明によれば、人間以外のものに対する誤作動をおこすことなく、安価な小型の装置で、より確実に人間への強い光の照射を防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0050】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0051】
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
【0052】
請求項1に記載の表示制御システムは、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図1のプロジェクタ1および制御装置13)、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図1の安全カード11)、および携帯情報処理装置と無線通信を行う少なくとも1つ以上の通信装置(例えば、図1の通信装置14)からなる表示制御システムであって、携帯情報処理装置は、通信装置から送信されてきた、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を算出させるための第1の無線信号、および表示装置から送信されてきた、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出させるための第2の無線信号を受信する第1の受信手段(例えば、図3の受信部44)と、第1の無線信号を基に第1の距離を算出し、第2の無線信号を基に第2の距離を算出する距離算出手段(例えば、図4の距離算出部72)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算手段(例えば、図4の位置演算部73)と、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を表示装置に送信する第1の送信手段(例えば、図3の送信部45)とを備え、通信装置は、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を携帯情報処理装置あてに送信する第2の送信手段(例えば、図6の送信部111)を備え、表示装置は、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を携帯情報処理装置あてに送信する第3の送信手段(例えば、図5の送信部91)と、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を受信する第2の受信手段(例えば、図5の受信部93)と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域(例えば、図9の危険エリア171)内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段(例えば、図5の低減指示部97)とを備えることを特徴とする。
【0053】
請求項2に記載の携帯情報処理装置は、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図1のプロジェクタ1および制御装置13)と無線通信を行うとともに、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図1の安全カード11)であって、所定の信号を送信する少なくとも1つ以上の通信装置(例えば、図1の通信装置14)と無線通信を行う携帯情報処理装置において、通信装置から送信されてきた自分と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を算出させるための第1の無線信号、および表示装置から送信されてきた自分と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出させるための第2の無線信号を受信する受信手段(例えば、図3の受信部44)と、第1の無線信号を基に第1の距離を算出し、第2の無線信号を基に第2の距離を算出する距離算出手段(例えば、図4の距離算出部72)と、第1の距離および第2の距離を基に、自分の平面上の位置を演算する位置演算手段(例えば、図4の位置演算部73)と、自分の平面上の位置を示す第3の無線信号を表示装置に送信する送信手段(例えば、図3の送信部45)とを含むことを特徴とする。
【0054】
請求項4に記載の情報処理方法は、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図1のプロジェクタ1および制御装置13)と無線通信を行うとともに、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図1の安全カード11)であって、所定の信号を送信する少なくとも1つ以上の通信装置(例えば、図1の通信装置14)と無線通信を行う携帯情報処理装置の情報処理方法であって、通信装置から送信されてきた携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を算出させるための第1の無線信号を受信する第1の受信ステップ(例えば、図7のステップS31の処理)と、表示装置から送信されてきた携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出させるための第2の無線信号を受信する第2の受信ステップ(例えば、図7のステップS32の処理)と、第1の無線信号を基に第1の距離を算出する第1の距離算出ステップ(例えば、図7のステップS33の処理)と、第2の無線信号を基に第2の距離を算出する第2の距離算出ステップ(例えば、図7のステップS34の処理)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップ(例えば、図7のステップS35の処理)と、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を表示装置に送信する送信ステップ(例えば、図7のステップS36の処理)とを含むことを特徴とする。
【0055】
請求項5に記載の記録媒体(例えば、図3のリムーバブルメディア52)のプログラムは、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図1のプロジェクタ1および制御装置13)と無線通信を行うとともに、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図1の安全カード11)であって、所定の信号を送信する少なくとも1つ以上の通信装置(例えば、図1の通信装置14)と無線通信を行う携帯情報処理装置の情報処理用のプログラムであって、通信装置から送信されてきた携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップ(例えば、図7のステップS31の処理)と、表示装置から送信されてきた携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出させるための第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップ(例えば、図7のステップS32の処理)と、第1の無線信号を基に第1の距離を算出する第1の距離算出ステップ(例えば、図7のステップS33の処理)と、第2の無線信号を基に第2の距離を算出する第2の距離算出ステップ(例えば、図7のステップS34の処理)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップ(例えば、図7のステップS35の処理)と、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号の表示装置への送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図7のステップS36の処理)とを含むことを特徴とする。
【0056】
請求項6に記載のプログラムは、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図1のプロジェクタ1および制御装置13)と無線通信を行うとともに、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図1の安全カード11)であって、所定の信号を送信する少なくとも1つ以上の通信装置(例えば、図1の通信装置14)と無線通信を行う携帯情報処理装置を制御するコンピュータに、情報処理を行わせるプログラムであって、通信装置から送信されてきた携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップ(例えば、図7のステップS31の処理)と、表示装置から送信されてきた携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出させるための第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップ(例えば、図7のステップS32の処理)と、第1の無線信号を基に第1の距離を算出する第1の距離算出ステップ(例えば、図7のステップS33の処理)と、第2の無線信号を基に第2の距離を算出する第2の距離算出ステップ(例えば、図7のステップS34の処理)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップ(例えば、図7のステップS35の処理)と、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号の表示装置への送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図7のステップS36の処理)とを実行させることを特徴とする。
【0057】
請求項7に記載の表示装置は、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図1のプロジェクタ1および制御装置13)であって、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図1の安全カード11)であって、通信装置(例えば、図1の通信装置14)から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を算出させるための第1の無線信号を受信する携帯情報処理装置あてに、携帯情報処置装置と自分との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出させるための第2の無線信号を送信する送信手段(例えば、図5の送信部91)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した携帯情報処理装置から送信されてくる携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を受信する受信手段(例えば、図5の受信部93)と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射されている光の領域(例えば、図9の危険エリア171)内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段(例えば、図5の低減指示部97)とを含むことを特徴とする。
【0058】
請求項10に記載の表示方法は、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図1のプロジェクタ1および制御装置13)の表示方法であって、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図1の安全カード11)であって、通信装置(例えば、図1の通信装置14)から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を算出させるための第1の無線信号を受信する携帯情報処理装置あてに、携帯情報処置装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出させるための第2の無線信号を送信する送信ステップ(例えば、図7のステップS51の処理)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した携帯情報処理装置から送信されてくる携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を受信する受信ステップ(例えば、図7のステップS52の処理)と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射されている光の領域(例えば、図9の危険エリア171)内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップ(例えば、図7のステップS55の処理)とを含むことを特徴とする。
【0059】
請求項11に記載の記録媒体(例えば、図21のリムーバブルメディア511)のプログラムは、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図1のプロジェクタ1および制御装置13)の表示処理用のプログラムにおいて、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図1の安全カード11)であって、通信装置(例えば、図1の通信装置14)から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を算出させるための第1の無線信号を受信する携帯情報処理装置への、携帯情報処置装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出させるための第2の無線信号の送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図7のステップS51の処理)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した携帯情報処理装置から送信されてくる携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号の受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図7のステップS52の処理)と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射されている光の領域(例えば、図9の危険エリア171)内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップ(例えば、図7のステップS55の処理)とを含むことを特徴とする。
【0060】
請求項12に記載のプログラムは、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図1のプロジェクタ1および制御装置13)を制御するコンピュータに、表示処理を行わせるプログラムであって、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図1の安全カード11)であって、通信装置(例えば、図1の通信装置14)から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を算出させるための第1の無線信号を受信する携帯情報処理装置への、携帯情報処置装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出させるための第2の無線信号の送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図7のステップS51の処理)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を算出した携帯情報処理装置から送信されてくる携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号の受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図7のステップS52の処理)と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射されている光の領域(例えば、図9の危険エリア171)内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップ(例えば、図7のステップS55の処理)とを実行させることを特徴とする。
【0061】
請求項13に記載の表示制御システムは、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図10のプロジェクタ1および制御装置13)、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図10の安全カード11)、並びに表示装置および携帯情報処理装置と無線通信を行う少なくとも1つ以上の通信装置(例えば、図10の通信装置14)からなる表示制御システムであって、携帯情報処理装置は、通信装置および表示装置あてに、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号を送信する第1の送信手段(例えば、図3の送信部45)を備え、通信装置は、携帯情報処理装置から送信されてきた第1の無線信号を受信する第1の受信手段(例えば、図12の受信部281)と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を算出する第1の距離算出手段(例えば、図12の距離算出部283)と、第1の距離を示す第2の無線信号を表示装置あてに送信する第2の送信手段(例えば、図12の送信部285)とを備え、表示装置は、携帯情報処理装置から送信されてきた第1の無線信号、および通信装置から送信されてきた携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号を受信する第2の受信手段(例えば、図13の受信部301)と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出する第2の距離算出手段(例えば、図13の距離算出部303)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算手段(例えば、図13の位置演算部304)と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域(例えば、図9の危険エリア171)内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段(例えば、図13の低減指示部97)と備えることを特徴とする。
【0062】
請求項14に記載の通信装置は、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図10のプロジェクタ1および制御装置13)、および画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図10の安全カード11)と無線通信を行う通信装置(例えば、図10の通信装置14)であって、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号を受信する受信手段(例えば、図12の受信部281)と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と自分との距離(例えば、図8の距離151)を算出する距離算出手段(例えば、図12の距離算出部283)と、携帯情報処理装置と自分との距離を示す第2の無線信号を表示装置あてに送信する送信手段(例えば、図12の送信部285)とを含むことを特徴とする。
【0063】
請求項15に記載の通信方法は、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図10のプロジェクタ1および制御装置13)、および画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図10の安全カード11)と無線通信を行う通信装置(例えば、図10の通信装置14)の通信方法であって、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号を受信する受信ステップ(例えば、図14のステップS131の処理)と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と通信装置との距離(例えば、図8の距離151)を算出する距離算出ステップ(例えば、図14のステップS132の処理)と、携帯情報処理装置と通信装置との距離を示す第2の無線信号を表示装置あてに送信する送信ステップ(例えば、図14のステップS133の処理)とを含むことを特徴とする。
【0064】
請求項16に記載の記録媒体(例えば、図21のリムーバブルメディア511)のプログラムは、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図10のプロジェクタ1および制御装置13)、および画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図10の安全カード11)と無線通信を行う通信装置(例えば、図10の通信装置14)の通信処理用のプログラムであって、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図14のステップS131の処理)と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と通信装置との距離(例えば、図8の距離151)を算出する距離算出ステップ(例えば、図14のステップS132の処理)と、携帯情報処理装置と通信装置との距離を示す第2の無線信号の表示装置への送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図14のステップS133の処理)とを含むことを特徴とする。
【0065】
請求項17に記載のプログラムは、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図10のプロジェクタ1および制御装置13)、および画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図10の安全カード11)と無線通信を行う通信装置(例えば、図10の通信装置14)を制御するコンピュータに、通信処理を行わせるプログラムであって、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処置装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図14のステップS131の処理)と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と通信装置との距離(例えば、図8の距離151)を算出する距離算出ステップ(例えば、図14のステップS132の処理)と、携帯情報処理装置と通信装置との距離を示す第2の無線信号の表示装置への送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図14のステップS133の処理)とを実行させることを特徴とする。
【0066】
請求項18に記載の表示装置は、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図10のプロジェクタ1および制御装置13)であって、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図10の安全カード11)から送信されてきた、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号、および第1の無線信号を受信した通信装置(例えば、図10の通信装置14)から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を示す第2の無線信号を受信する受信手段(例えば、図13の受信部301)と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出する距離算出手段(例えば、図13の距離算出部303)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算手段(例えば、図13の位置演算部304)と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域(例えば、図9の危険エリア171)内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段(例えば、図13の低減指示部97)とを含むことを特徴とする。
【0067】
請求項21に記載の表示方法は、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図10のプロジェクタ1および制御装置13)の表示方法であって、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図10の安全カード11)から送信されてきた、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号を受信する第1の受信ステップ(例えば、図14のステップS151の処理)と、第1の無線信号を受信した通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を示す第2の無線信号を受信する第2の受信ステップ(例えば、図14のステップS152の処理)と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出する距離算出ステップ(例えば、図14のステップS153の処理)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップ(例えば、図14のステップS154の処理)と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域(例えば、図9の危険エリア171)内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップ(例えば、図14のステップS157の処理)とを含むことを特徴とする。
【0068】
請求項22に記載の記録媒体(例えば、図21のリムーバブルメディア511)のプログラムは、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図10のプロジェクタ1および制御装置13)の表示処理用のプログラムであって、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図10の安全カード11)から送信されてきた、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップ(例えば、図14のステップS151の処理)と、第1の無線信号を受信した通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を示す第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップ(例えば、図14のステップS152の処理)と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出する距離算出ステップ(例えば、図14のステップS153の処理)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップ(例えば、図14のステップS154の処理)と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域(例えば、図9の危険エリア171)内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップ(例えば、図14のステップS157の処理)とを含むことを特徴とする。
【0069】
請求項23に記載のプログラムは、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図10のプロジェクタ1および制御装置13)を制御するコンピュータに、表示処理を行わせるプログラムであって、画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図10の安全カード11)から送信されてきた、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号の受信を制御する第1の受信制御ステップ(例えば、図14のステップS151の処理)と、第1の無線信号を受信した通信装置から送信されてくる携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離(例えば、図8の距離151)を示す第2の無線信号の受信を制御する第2の受信制御ステップ(例えば、図14のステップS152の処理)と、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離(例えば、図8の距離152)を算出する距離算出ステップ(例えば、図14のステップS153の処理)と、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算する位置演算ステップ(例えば、図14のステップS154の処理)と、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域(例えば、図9の危険エリア171)内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示ステップ(例えば、図14のステップS157の処理)とを実行させることを特徴とする。
【0070】
請求項24に記載の表示制御システムは、外部(例えば、図2のスクリーン32)に光を投射して画像を表示させる表示装置(例えば、図10のプロジェクタ1および制御装置13)、および画像を表示させるために投射される光の近傍にいる人間により携帯される携帯情報処理装置(例えば、図10の安全カード11)からなる表示制御システムであって、携帯情報処理装置が、GPS(Global Positioning System)衛星から送信されてきた、GPS信号を基に、携帯情報処理装置の位置を演算する位置演算手段(例えば、図3のGPS受信部47)と、携帯情報処理装置の位置を示す無線信号を表示装置あてに送信する送信手段(例えば、図3の送信部45)とを備え、表示装置が、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置の位置を示す無線信号を受信する受信手段(例えば、図5の受信部93)と、携帯情報処理装置の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域(例えば、図9の危険エリア171)内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示する低減指示手段(例えば、図5の低減指示部97)とを備えることを特徴とする。
【0071】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0072】
図1は、本発明に係る表示制御システムの一実施の形態の例を示す図である。プロジェクタ1は、画像を映し出すために投射する光(以下、投射光と称する)として、例えば、レーザー光を投射することにより、図2を参照して後述するスクリーン32に所定の画像を表示させる(映写する)。また、プロジェクタ1は、例えば、表示デバイスであるGLV(Grating Light Valve)により、レーザー光の強さを制御することで、所定の画像を表示させるレーザー光をスクリーン32に投射する。
【0073】
プロジェクタ1が投射する画像およびこの画像とともに再生される音声を視聴する視聴者は、安全カード11を携帯する。安全カード11には、紐12が設けられており、視聴者は、この紐12を首にかけることで安全カード11を携帯するか、または安全カード11をポケットなどに入れることで携帯する。
【0074】
安全カード11は、マイクロ波や所定の光を用いて通信処理を行うIC(Integrated Circuit)タグなどであり、後述する制御装置13および通信装置14から所定の時間差で送信される所定の信号を受信する。また、安全カード11は、制御装置13および通信装置14から送信されてきた信号を基に、安全カード11と制御装置13(プロジェクタ1)との距離および安全カード11と通信装置14との距離を算出し、自分(安全カード11)の現在の位置を演算(特定)する。さらに、安全カード11は、自分自身の現在の位置を示す情報を制御装置13に送信する。
【0075】
例えば、安全カード11は、制御装置13(プロジェクタ1)を原点とする2次元の座標であって、制御装置13、通信装置14、および後述するスクリーン32の位置を基に定める座標上の自分(安全カード11)の位置を演算する。
【0076】
制御装置13は、プロジェクタ1に備えられ、例えば、CPU(Central Processing Unit)または組込型のMPU(Micro Processing Unit)、または専用IC(Integrated Circuit)やクロックジェネレータまたはリアルタイムクロックなどを含んで構成される。また、制御装置13は、例えば、図3を参照して後述する安全カード11のクロックジェネレータ46および通信装置14のクロックジェネレータと同期している、自分(制御装置13)のクロックジェネレータから出力されるクロックに基づいて、通信装置14の信号の送信と所定の時間をおいて(所定の時間差で)、所定の信号を安全カード11に送信する。
【0077】
さらに、制御装置13は、安全カード11から送信されてきた、安全カード11の現在の位置を示す情報を基に、プロジェクタ1が投射しているレーザー光の低減をプロジェクタ1に指示する。より具体的には、制御装置13は、安全カード11の現在の位置がレーザー光の強度の強い(光の密度の高い)領域(エリア)内であるか否かを判定する。さらに、制御装置13は、判定結果を基に、レーザー光の低減を指示する制御信号をプロジェクタ1に出力し、プロジェクタ1を制御する。すなわち、制御装置13は、判定結果を基に、プロジェクタ1が投射するレーザー光の強度を制御する。
【0078】
なお、制御装置13は、プロジェクタ1が投射するレーザー光の通る領域に隣接する領域であって、レーザー光の通る領域からの距離が所定の値より短い領域に、安全カード11が位置するか否かを判定し、この判定結果を基に、プロジェクタ1にレーザー光の強度の低減を指示するようにしてもよい。
【0079】
なお、プロジェクタ1および制御装置13は、個々の装置として説明するが、1つの装置として構成するようにしてもよい。
【0080】
通信装置14は、例えば、CPUまたは組込型のMPU、または専用ICやクロックジェネレータまたはリアルタイムクロックなどを含んで構成される。また、通信装置14は、例えば、図3を参照して後述する安全カード11のクロックジェネレータ46および制御装置13のクロックジェネレータと同期している、自分(通信装置14)のクロックジェネレータから出力されるクロックに基づいて、制御装置13と所定の時間差で、所定の信号を安全カード11に送信する。
【0081】
図2は、図1の本発明に係る表示制御システムを用いた部屋31における、制御装置13および通信装置14の配置の例を示す図である。部屋31において、制御装置13が備えられているプロジェクタ1は、投射光として、例えば、レーザー光を投射することにより、スクリーン32の投射エリア33に所定の画像を表示させる(映写する)ことが可能な位置に配置される。通信装置14は、部屋31内の所定の場所、例えば、部屋31の壁際などに配置される。
【0082】
また、部屋31において、安全カード11を携帯している、図示せぬ視聴者は、所定の場所で投射エリア33に表示される画像およびその画像とともに再生される音声を視聴する。
【0083】
なお、図2に示される部屋31においては、安全カード11が1個、すなわち、安全カード11を携帯する図示せぬ視聴者が1人だけであるように、図示されているが、当然に複数の視聴者が部屋31にいる場合には、1人1人に安全カード11が配布され、視聴者は、各自、安全カード11を携帯する。
【0084】
図3は、安全カード11の構成の例を示すブロック図である。安全カード11は、制御部41,ROM(Read Only Memory)42,RAM(Random Access Memory)43、受信部44、送信部45、クロックジェネレータ46、およびGPS(Global Positioning System)受信部47により構成される。
【0085】
制御部41は、汎用のCPUまたは組込型のMPUなどにより構成され、ROM42に記憶されているプログラム、または受信部44よりRAM43に記憶されたプログラムやデータ、もしくは必要に応じて装着されたドライブ51から制御部41(のレジスタ)やRAM43に記憶されたプログラムに従って、安全カード11全体を制御し、各種の処理を実行する。RAM43にはまた、制御部41が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。また、ROM42には、安全カード11毎に安全カード11を識別する識別情報である所定のID(IDentification)番号が記憶されている。
【0086】
受信部44および送信部45は、図示せぬアンテナと接続されており、受信部44は、アンテナを介し、制御装置13および通信装置14から送信されてきた信号を受信する。送信部45は、アンテナを介し、安全カード11の現在の位置を示す情報を制御装置13に送信する。
【0087】
クロックジェネレータ46は、制御装置13および通信装置14の図示せぬクロックジェネレータと同期し、クロック(信号)または日時(のデータ)を制御部41に供給する。
【0088】
GPS受信部47は、図示せぬGPSアンテナと接続されており、GPS衛星から送信されてくる信号であるGPS信号を受信し、GPSアンテナにより受信されたGPS信号を解析し、現在時刻、安全カード11の現在位置(緯度、経度、高度など)の情報を演算し、取得する。
【0089】
ドライブ51は、必要に応じて安全カード11に接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどであるリムーバブルメディア52が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータを制御部41やRAM43に供給する。
【0090】
図4は、安全カード11の制御部41が実行する位置特定プログラム61の機能の構成の例を示すブロック図である。位置特定プログラム61は、受信制御部71、距離算出部72、位置演算部73、および送信制御部74を含むように構成される。
【0091】
受信制御部71は、受信部44を制御し、制御装置13および通信装置14から送信されてきた信号の受信を制御する。また、受信制御部71は、受信した信号を距離算出部72に供給する。なお、制御装置13および通信装置14、並びに安全カード11における通信方式として、例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)通信方式またはUWB(Ultra Wide Band)通信方式などが利用できる。
【0092】
距離算出部72は、クロックジェネレータ46の日時および受信制御部71から供給された信号を基に、安全カード11と制御装置13との距離および安全カード11と通信装置14との距離の2つの距離を算出する。距離算出部72は、算出した2つの距離を位置演算部73に供給する。
【0093】
位置演算部73は、予め記憶している、制御装置13および通信装置14の位置、並びに距離算出部72から供給された安全カード11と制御装置13との距離および安全カード11と通信装置14との距離を基に、安全カード11の現在の位置(2次元の座標上の位置)を演算(特定)する。また、位置演算部73は、演算した安全カード11の現在の位置を示す情報を送信制御部74に供給する。
【0094】
送信制御部74は、送信部45を制御し、通信装置14への位置演算部73から供給された安全カード11の現在の位置を示す情報および安全カード11を識別するための識別情報(以下、安全カード11の識別情報と称する)であるID番号の送信を制御する。ここで、安全カード11の識別情報であるID番号は、安全カード11のROM42に記憶されている。
【0095】
図5は、制御装置13の機能の構成の例を示すブロック図である。制御装置13は、送信部91、送信制御部92、受信部93、受信制御部94、識別情報判定部95、エリア判定部96、および低減指示部97を含むように構成される。
【0096】
送信部91は、送信制御部92の制御の基、送信時刻および制御装置13を識別するための識別情報を含む信号であって、制御装置13と安全カード11との距離を算出させるための信号を安全カード11に送信する。
【0097】
送信制御部92は、安全カード11および通信装置14と同期している、日時(を示すデータ)などを出力する図示せぬクロックジェネレータなどを用いて、例えば、送信部91による、安全カード11への送信時刻および制御装置13を識別するための識別情報を含んで構成される信号の送信を制御する。送信制御部92は、予め定めた時間毎に、送信部91に信号を送信させる。
【0098】
受信部93は、受信制御部94の制御の基、安全カード11から送信されてきた安全カード11の現在の位置(2次元の座標上の位置)を示す情報および安全カード11の識別情報を受信する。
【0099】
受信制御部94は、受信部93による、安全カード11から送信されてきた安全カード11の現在の位置を示す情報および安全カード11の識別情報の受信を制御する。また、受信制御部94は、受信した安全カード11の識別情報を識別情報判定部95に供給し、受信した安全カード11の現在の位置を示す情報をエリア判定部96に供給する。
【0100】
識別情報判定部95は、受信制御部94から供給された安全カード11の識別情報、すなわち、安全カード11のID番号を基に、安全カード11を識別する(安全カード11を携帯している人間を識別する)。例えば、安全カード11に、安全カード11の識別情報として、投射エリア33に表示される画像および音声を視聴する視聴者とプロジェクタ1を管理する管理者(表示制御システムの管理者)とを識別するために、2種類の識別情報、すなわち、視聴者を示すID番号と管理者を示すID番号とが設定されている場合、識別情報判定部95は、安全カード11の識別情報(ID番号)がプロジェクタ1を管理する管理者を示しているか否かを判定する。また、識別情報判定部95は、安全カード11の識別情報がプロジェクタ1を管理する管理者を示しているか否かの判定結果をエリア判定部96に供給する。
【0101】
エリア判定部96は、安全カード11の現在の位置を基に、安全カード11の現在の位置が、プロジェクタ1の投射する光を低減すべき領域内であって、予め定めた領域内にあるか否かを判定する。エリア判定部96は、判定結果を低減指示部97に供給する。
【0102】
また、例えば、エリア判定部96は、識別情報判定部95から供給された安全カード11の識別情報がプロジェクタ1を管理する管理者を示しているか否かの判定結果を基に、安全カード11の現在の位置、すなわち、安全カード11を携帯している人間(管理者または視聴者)の現在の位置が、プロジェクタ1の投射する投射光(レーザー光)が通過する光の領域(エリア)において、人間への照射が危険とされる強い強度の光(密度の高い光)の領域(エリア)であるか否かを判定する。また、エリア判定部96は、安全カード11を携帯している人間の現在の位置が、プロジェクタ1が投射している光の領域内であって、人間への照射が危険とされる強い強度の光の領域(エリア)であるか否かの判定結果を低減指示部97に供給する。
【0103】
低減指示部97は、安全カード11の現在の位置が、プロジェクタ1の投射する光の強度を低減すべき領域内にあると判定された場合、プロジェクタ1の投射する光の強度の低減を指示する。
【0104】
また、例えば、低減指示部97は、エリア判定部96から供給された安全カード11を携帯している人間の現在の位置が、プロジェクタ1が投射している光の強度の強い領域(エリア)(人間への照射が危険とされる強い強度の光の領域)であることを示す判定結果を基に、プロジェクタ1に、投射光(レーザー光)の強度の低減またはレーザー光の遮断を指示する。
【0105】
図6は、通信装置14の機能の構成の例を示すブロック図である。通信装置14は、送信部111および送信制御部112を含むように構成される。
【0106】
送信部111は、送信制御部112の制御の基、送信時刻および通信装置14を識別するための識別情報を含む信号であって、通信装置14と安全カード11との距離を算出させるための信号を安全カード11に送信する。
【0107】
送信制御部112は、安全カード11および制御装置13と同期している、図示せぬクロックジェネレータのクロックを基に、制御装置13と所定の時間をおいて(所定の時間差で)、送信部111による、安全カード11への送信時刻および通信装置14を識別するための識別情報を含む信号の送信を制御する。送信制御部112は、予め定めた時間毎に送信部111に信号を送信させる。
【0108】
次に、図7のフローチャートを参照して、安全カード11、制御装置13、および通信装置14による、表示制御システムの処理である、通信装置14による信号の送信の処理、制御装置13による低減の指示の処理、および位置特定プログラム61を実行する安全カード11による位置特定の処理を説明する。この表示制御システムの処理は、プロジェクタ1がスクリーン32の投射エリア33に、例えば、レーザー光を投射することで、所定の画像(映像)を表示している間、繰り返し実行される。
【0109】
なお、安全カード11と通信装置14との距離および安全カード11と制御装置13との距離を説明する図8、および強い強度の光が照射される領域である危険エリアを説明する図9を参照しながら、処理を説明する。
【0110】
ステップS1において、通信装置14の送信部111は、送信制御部112の制御の基、安全カード11あてに、安全カード11と通信装置14との距離を(安全カード11に)算出させるための信号を送信する。この信号には、例えば、通信装置14を識別するための識別情報および信号を送信した送信時刻が含まれている。
【0111】
ステップS1の処理の後、ステップS1に戻り、通信装置14のスイッチがオフにされるまで、予め定めた期間毎に、上述した処理が繰り返される。
【0112】
ステップS31において、安全カード11の受信部44は、受信制御部71の制御の基、ステップS1の処理において通信装置14から送信されてきた安全カード11と通信装置14との距離を算出させるための信号を受信する。
【0113】
ステップS51において、制御装置13の送信部91は、送信制御部92の制御の基、安全カード11あてに、安全カード11と制御装置13(プロジェクタ1)との距離を(安全カード11に)算出させるための信号を送信する。この信号には、例えば、制御装置13を識別するための識別情報および信号を送信した送信時刻が含まれている。
【0114】
通信装置14および制御装置13は、例えば、図示せぬそれぞれのクロックジェネレータが出力するクロックに基づいて同期している。通信装置14によるステップS1の処理および制御装置13によるステップS51の処理は、所定の時間差をおいて実行される。すなわち、通信装置14がステップS1の処理において、安全カード11あてに信号を送信した後に、例えば、1msec後に、制御装置13がステップS51の処理において、安全カード11あてに信号を送信する。
【0115】
ここで、ステップS1の処理における通信装置14による信号の送信の処理およびステップS51の処理における制御装置13による信号の送信の処理の間に所定の時間(時間差)を設けるのは、通信装置14および制御装置13のそれぞれが送信した2つの信号が安全カード11付近で干渉しあうことを防ぐためである。すなわち、例えば、安全カード11と通信装置14との距離および安全カード11と制御装置13との距離が等しい場合に、通信装置14および制御装置13が同時にそれぞれの信号を安全カード11あてに送信してしまうことで、2つの信号が同時に安全カード11に到着することにより、2つの信号が安全カード11付近で干渉し合うことを防ぐためである。
【0116】
この時間差は、この干渉が生じない範囲で、できるだけ小さくすることが好ましい。
【0117】
ステップS32において、安全カード11の受信部44は、受信制御部71の制御の基、ステップS51の処理により制御装置13から送信された安全カード11と制御装置13(プロジェクタ1)との距離を算出させるための信号を受信する。
【0118】
ステップS33において、安全カード11の距離算出部72は、ステップS31の処理により受信された信号を基に、安全カード11と通信装置14との距離151(図8参照)を算出する。例えば、安全カード11のクロックジェネレータ46と通信装置14の図示せぬクロックジェネレータが同期し、所定の時間の間隔をおいて通信装置14が安全カード11に、安全カード11と通信装置14との距離を算出させるための信号を送信することが予め設定されている場合、距離算出部72は、安全カード11のクロックジェネレータ46が出力する所定のクロックを基準信号とし、基準信号であるクロックからどれくらい遅延したか、すなわち、その基準信号であるクロックからそのクロックに同期している通信装置14が送信した信号を安全カード11が受信するまでにかかった時間を算出する。距離算出部72は、算出された時間に、予め安全カード11に記録されている信号の速度を乗算することにより、図8で示される安全カード11と通信装置14との距離151を算出する。
【0119】
具体的には、例えば、通信装置14が送信した信号が、安全カード11のクロックジェネレータ46が出力する基準信号であるクロックより50nsec(nano second)遅れて、安全カード11に受信された場合、50×10-9(s)×0.3×109(m/s)より、安全カード11と通信装置14との距離151は、15mとされる。ここで、通信装置14が送信する信号の速度は、光の速度と等しいものとする。
【0120】
なお、ステップS33の処理において、安全カード11の距離算出部72は、ステップS31の処理により受信された信号に送信時刻が含まれている場合、ステップS31の処理により受信された信号に含まれる送信時刻と、安全カード11がその信号を受信した受信時刻との差、すなわち、通信装置14から送信された安全カード11と通信装置14との距離を算出させるための信号が安全カード11に受信されるまでにかかった時間および予め安全カード11に記録されている(通信装置14が送信した)信号の速度(=光の速度)を基に、距離151を算出するようにしてもよい。
【0121】
ステップS34において、安全カード11の距離算出部72は、安全カード11と制御装置13(プロジェクタ1)との距離152(図8参照)を算出する。すなわち、例えば、ステップS33の処理で上述したのと同様に、安全カード11のクロックジェネレータ46が出力する基準信号であるクロックから制御装置13が送信した信号を安全カード11が受信するまでにかかった時間および予め安全カード11に記録されている(制御装置13が送信した)信号の速度(=光の速度)を基に、図8で示される安全カード11と制御装置13との距離152が算出される。
【0122】
なお、上述したステップS33の処理と同様に、ステップS34の処理において、安全カード11の距離算出部72は、ステップS32の処理により受信された信号に送信時刻が含まれている場合、ステップS32の処理により受信された信号に含まれる送信時刻と、安全カード11がその信号を受信した受信時刻との差、すなわち、制御装置13から送信された安全カード11と制御装置13との距離を算出させるための信号が安全カード11に受信されるまでにかかった時間および予め安全カード11に記録されている(制御装置13が送信した)信号の速度(=光の速度)を基に、距離152を算出するようにしてもよい。
【0123】
ステップS35において、安全カード11の位置演算部73は、安全カード11の現在の位置(2次元の座標上の位置)を演算(特定)する。例えば、位置演算部73は、ステップS35において、予め記憶している制御装置13の位置および通信装置14の位置を参照して、図8で示されるように、ステップS33の処理により算出された安全カード11と通信装置14との距離151が半径とされ、通信装置14が中心とされる円161およびステップS34の処理により算出された安全カード11と制御装置13との距離152が半径とされ、制御装置13(プロジェクタ1)が中心とされる円162を基に、安全カード11の現在の位置を演算する。すなわち、円161と円162との交点が安全カード11の現在の位置(2次元の座標上の位置)として演算(特定)される。
【0124】
なお、部屋31の外にも円161と円162とによる交点が存在するが、部屋31の壁際に設置されている制御装置13および通信装置14によって送信される信号の方向(信号の送信範囲)を、例えば、部屋31の内側のみにすることで、部屋31の外の円161と円162との交点は除外される。これにより、円161と円162との交点による安全カード11の位置、すなわち、安全カード11を携帯している人間の位置は、図8で示される安全カード11の位置とされ、部屋31の外に存在する交点の位置とされることはない。
【0125】
ステップS36において、安全カード11の送信部45は、送信制御部74の制御の基、ステップS35の処理により演算された安全カード11の現在の位置を示す情報および安全カード11の識別情報、すなわち、安全カード11のROM42に記憶されているID番号を制御装置13あてに送信する。
【0126】
ステップS36の処理の後、手続きは、ステップS31に戻り、上述した処理が繰り返される。
【0127】
ステップS52において、制御装置13の受信部93は、受信制御部94の制御の基、ステップS36の処理により安全カード11から送信された、安全カード11の現在の位置を示す情報および安全カード11の識別情報(ID番号)を受信する。
【0128】
ステップS53において、制御装置13の識別情報判定部95は、安全カード11の識別情報がプロジェクタ1を管理する(表示制御システムを管理する)管理者を示しているか否かを判定する。
【0129】
ステップS53において、安全カード11の識別情報が、プロジェクタ1を管理する管理者を示していないと判定された場合、すなわち、安全カード11の識別情報(ID番号)が投射エリア33に表示されている画像を見る視聴者を示している場合、ステップS54に進み、制御装置13のエリア判定部96は、安全カード11の現在の位置がスクリーン32に投射される光の強度の強いエリア内、すなわち、人間への照射が危険である強い強度の光のエリアであるか否かを判定する。例えば、図9で示される危険エリア171内であるか否かが判定される。なお、危険エリア171は、危険エリア172を含む。
【0130】
ここで、光の強度の強いエリア、すなわち、人間への照射が危険である強い強度の光のエリアである危険エリア171とは、プロジェクタ1から画像を映し出すために投射される光(レーザー光)が通過する領域(エリア)であって、光(レーザー光)の強度が強い(光の密度が高い)、プロジェクタ1の近傍の領域を示す。プロジェクタ1から投射されるレーザー光は、スクリーン32全体に投影されるので、プロジェクタ1からある角度をもって拡がる。従って、プロジェクタ1により近い領域は、レーザー光が拡がっていないので、面積あたりのエネルギーが大きいと言える。
【0131】
ステップS54において、安全カード11の現在の位置が、スクリーン32に投射される光の強度の強いエリア(危険エリア171)内であると判定された場合、強度の強い(高出力の)投射光(レーザー光)の人間への照射を避ける(防ぐ)ため、ステップS55に進み、制御装置13の低減指示部97は、プロジェクタ1に、投射エリア33に投射されている光(レーザー光)の遮断を指示する。プロジェクタ1は、制御装置13から投射光の遮断が指示されると、メカニカルシャッタなどを用いることで投射光(レーザー光)を遮断する。また、プロジェクタ1は、レーザーの光源への供給電力を遮断することにより、レーザー光である投射光を0まで低減するようにしてもよい。
【0132】
ステップS55の処理の後、ステップS51に戻り、制御装置13またはプロジェクタ1のスイッチがオフにされるまで、上述した処理が繰り返される。
【0133】
ステップS54において、安全カード11の現在の位置がスクリーン32に投射される光の強度の強いエリア内ではないと判定された場合、すなわち、プロジェクタ1から画像を映し出すために投射される光(レーザー光)が通過する領域であって、図9で示される危険エリア172より図中左側の光の領域またはプロジェクタ1が投射する光が通過する領域以外の場所である場合、強度の強い光が人間に照射される危険性が少ないため、投射光の遮断または光の強度の低減の必要がないので、レーザー光を遮断することなく、手続きは、ステップS51に戻り、制御装置13またはプロジェクタ1のスイッチがオフにされるまで、上述した処理が繰り返される。
【0134】
ステップS53において、安全カード11の識別情報が、プロジェクタ1を管理する管理者を示していると判定された場合、ステップS56に進み、制御装置13のエリア判定部96は、安全カード11の現在の位置がスクリーン32に投射される光の強度のより強いエリア内である、危険エリア172であるか否かが判定される。ここで、光の強度のより強いエリア(危険エリア172)とは、危険エリア171内であって、プロジェクタ1のより近傍で、プロジェクタ1が投射する光(レーザー光)の強度(密度)が最も強い(高い)領域を示す。
【0135】
ステップS56において、安全カード11の現在の位置がスクリーン32に投射される光の強度のより強いエリア(危険エリア172)内であると判定された場合、危険エリア172にいる人間が、たとえ、プロジェクタ1の管理者であっても、危険エリア172は光の強度が最も強い領域であるため、ステップS57に進み、低減指示部97は、プロジェクタ1に、投射エリア33に投射される光(レーザー光)の強度の低減を指示する。プロジェクタ1は、制御装置13から投射光の強度の低減が指示されると、投射光の強度を低減する。
【0136】
ここで、投射光の強度を低減させるとは、例えば、プロジェクタ1の、図示せぬレーザーの光源の出力を安全なレベルまで低減させることをいう。例えば、プロジェクタ1のレーザーの光源への供給電力を減らすことにより、レーザー光である投射光の強度が低減される。
【0137】
また、例えば、入力された映像信号のレベルを下げることにより、投射光の強度が低減されるようにしてもよい。例えば、RGB(Red-Green-Blue)方式の映像信号が入力されている場合、映像信号のレベルを下げることにより、投射光の強度を低減するようにしてもよい。
【0138】
なお、光の強度の低減や光の遮断の方法は、本発明を限定するものではなく、任意の方法を利用することができる。
【0139】
ステップS56において、安全カード11の現在の位置がスクリーン32に投射される光の強度のより強いエリア(危険エリア172)内ではないと判定された場合、すなわち、安全カード11を携帯しているのがプロジェクタ1の管理者であり、その管理者が最も光の強度の強い危険エリア172にいない場合、プロジェクタ1が投射するレーザー光の強度を低減する必要はないので、手続きは、ステップS51に戻り、制御装置13またはプロジェクタ1のスイッチがオフにされるまで、上述した処理が繰り返される。
【0140】
すなわち、プロジェクタ1を管理する管理者は、たとえ、危険エリア172を除く危険エリア171にいたとしても、それは、プロジェクタ1の調整のために危険エリア171内にいる可能性があるため、投射光の遮断または投射光の強度の低減は行われない。
【0141】
危険エリア172は、プロジェクタ1が投射するレーザー光の強度が最も強く、危険なエリアであるため、たとえ、プロジェクタ1の管理者だとしても、光の強度を低減する必要がある。
【0142】
このようにすることで、管理者は、プロジェクタ1の管理を効率良くできるようになるとともに、危険を回避することができる。
【0143】
ステップS57の処理の後、手続きは、ステップS51に戻り、制御装置13またはプロジェクタ1のスイッチがオフにされるまで、上述した処理が繰り返される。
【0144】
なお、危険エリア171や危険エリア172のように、プロジェクタ1から画像を映し出すために投射される光が通過する領域内において、人間が、光(レーザー光)の強度の強い領域へ進入(侵入)しているか否かを判定するように説明したが、人間が光の強度の強い領域への進入(侵入)の恐れのある領域、すなわち、人間の現在の位置(安全カード11の現在の位置)が、プロジェクタ1から画像を映し出すために投射される光が通過する領域の周囲の領域内に位置していた場合に、これから人間が光の強度の強い領域への進入(侵入)してしまう可能性があるため、プロジェクタ1が投射する光の強度の低減または光の遮断が実行されるようにしてもよい。
【0145】
また、安全カード11は、上述したようにGPS受信部47を用いて安全カード11の現在の位置を算出することもできる。すなわち、安全カード11は、GPS受信部47を利用して算出した安全カード11の現在の位置を示す情報を制御装置13に送信し、通信装置14を必要とすることなく、プロジェクタ1が投射する光の強度の低減を行うことができる。これにより、部屋31のような屋内だけではなく、屋外の広い会場においても本発明を適用することができる。
【0146】
以上のように、本発明は、プロジェクタによる画像を見ることが可能な、部屋、所定のインフラストラクチャ、および劇場においても適用することができる。
【0147】
また、安全カード11の識別情報、すなわち、ROM42に記憶されているID番号を基に、安全カード11を携帯している人間を識別することができる。また、安全カード11を携帯するのは人間であるため、光の強度の強い領域に、人間以外のもの(動物やゴミ)が侵入することで、人間への危険性がないにもかかわらず、レーザーのパワーが低減されてしまうことを防ぐことができる。すなわち、人間以外のものに対する誤作動をおこしてしまうことを防ぐことができる。
【0148】
さらに、安全カード11の現在位置(座標)を演算し、特定することができるため、プロジェクタ1からの距離に関係なく、広い劇場や屋外などであっても、安全カード11を携帯している人間が、光の強度の強い危険なエリアまたは危険なエリアの近傍にいるか否かを確実に判断することができる。これにより、より確実に、スクリーンに投射されている光の強度を低減する必要のある場所にいる人間を検出することができ、人間への強度の強い光の照射を防ぐことができる。
【0149】
なお、制御装置13および通信装置14、並びに安全カード11の間における、通信方式は、安全カード11と制御装置13との距離および安全カード11と通信装置14との距離が算出できれば足り、CDMA通信方式やUWB通信方式に限らず、他の通信方式で通信するようにしてもよい。
【0150】
さらにまた、部屋31において、通信装置14を2つ以上設置するようにしてもよい。すなわち、安全カード11は、安全カード11と制御装置13との距離および安全カード11と2つ以上の通信装置14との距離を算出し、その3つ以上の距離を基に、安全カード11の現在の位置を演算するようにしてもよい。このとき、当然に、制御装置13および2つ以上の(全ての)通信装置14は、同期し、安全カード11に所定の信号を送信する。
【0151】
このように、通信装置14を複数設けることで、すなわち、例えば、通信装置14を2つ設けることで、制御装置13および2つの通信装置14と安全カード11との3つの距離を基に、安全カード11の現在の位置を算出することで、より正確に安全カード11の位置を特定することができる。すなわち、より正確に(安全カード11を携帯する)人間の位置を特定することができる。人間の現在の位置をより正確に特定することで、人間が強度の強い光の領域内にいるか否かを正確に判別することができ、プロジェクタ1が投射する強度の強い光が人間に照射されることを防ぐことができる。
【0152】
以上のように、安全カード11を携帯する人間の位置を正確に検出し、その位置が光の強度の強い領域内である場合に、プロジェクタ1が投射する光の強度の低減または光の遮断が実行され、また、強力な赤外線を照明する装置や超高感度のカメラのような大型で高額な装置を必要とすることなく、人間の位置を正確に検出することができる。したがって、人間以外のものに対する誤作動をおこすことなく、より安価な小型の装置で、より確実に人間への強い光の照射を防ぐことができる。
【0153】
このように、安全カード11、制御装置13、および通信装置14が通信するようにした場合、データの送受信を行うことができる。人間の位置を演算して検出するようにした場合、人間の現在位置を正確に検出することができる。携帯情報処理装置が、通信装置から送信されてきた、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号、および表示装置から送信されてきた、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を受信し、第1の無線信号を基に第1の距離を算出し、第2の無線信号を基に第2の距離を算出し、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算し、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を表示装置に送信し、通信装置が、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出させるための第1の無線信号を携帯情報処理装置あてに送信し、表示装置が、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出させるための第2の無線信号を携帯情報処理装置あてに送信し、携帯情報処理装置から送信されてきた、携帯情報処理装置の平面上の位置を示す第3の無線信号を受信し、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示するようにした場合には、人間以外のものに対する誤作動をおこすことなく、より確実に人間への強い光の投射を防ぐことができる。
【0154】
次に、図10乃至図14を参照して、本発明の他の実施の形態について説明する。なお、以下、上述した図3、図8、および図9を、適宜、引用し説明する。
【0155】
図10は、本発明に係る表示制御システムの一実施の形態の他の例を説明する。なお、図10において、図1と対応する部分には同一の符号を付してあり、図1と対応する部分の説明は、繰り返しとなるので、適宜、省略する。
【0156】
図10で示されるプロジェクタ1は、画像を映し出すために投射する光として、例えば、レーザー光を投射することにより、図2を参照して上述したスクリーン32に所定の画像を表示させる(映写する)。
【0157】
プロジェクタ1が投射する画像およびこの画像とともに再生される音声を視聴する視聴者は、紐12が設けられている安全カード11を携帯する。
【0158】
安全カード11は、マイクロ波や所定の光を用いて通信処理を行うICタグなどであり、制御装置13および通信装置14あてに、所定の信号を送信する。また、安全カード11は、例えば、制御装置13の図示せぬクロックジェネレータおよび通信装置14の図示せぬクロックジェネレータと同期している、自分(安全カード11)のクロックジェネレータ46(図3参照)から出力されるクロックに基づいて、所定の時間毎に、所定の信号を制御装置13および通信装置14に送信する。
【0159】
通信装置14は、安全カード11から送信されてきた信号を受信し、受信した信号を基に、安全カード11と通信装置14との距離を算出する。さらに、通信装置14は、算出した安全カード11と通信装置14との距離を示す情報を制御装置13あてに送信する。
【0160】
制御装置13は、プロジェクタ1に備えられ、例えば、CPUまたは組込型のMPU、または専用ICやクロックジェネレータまたはリアルタイムクロックなどを含んで構成される。制御装置13は、安全カード11から送信されてきた信号および通信装置14から送信されてきた安全カード11と通信装置14との距離を示す情報を受信する。制御装置13は、安全カード11から送信されてきた信号を基に、安全カード11と制御装置13(プロジェクタ1)との距離を算出する。制御装置13は、算出した安全カード11と制御装置13との距離および受信した安全カード11と通信装置14との距離を基に、安全カード11の現在の位置を演算(特定)する。
【0161】
例えば、制御装置13は、制御装置13(プロジェクタ1)を原点とする2次元の座標であって、制御装置13、通信装置14、およびスクリーン32の位置を基に定める座標上の安全カード11の位置を演算する。
【0162】
さらに、制御装置13は、演算(特定)した安全カード11の現在の位置を示す情報を基に、プロジェクタ1が投射しているレーザー光の低減をプロジェクタ1に指示する。より具体的には、制御装置13は、安全カード11の現在の位置がレーザー光の強度の強い(光の密度の高い)領域(エリア)内であるか否かを判定する。さらに、制御装置13は、判定結果を基に、レーザー光の低減を指示する制御信号をプロジェクタ1に出力し、プロジェクタ1を制御する。すなわち、制御装置13は、判定結果を基に、プロジェクタ1が投射するレーザー光の強度を制御する。
【0163】
なお、制御装置13は、プロジェクタ1が投射するレーザー光の通る領域に隣接する領域であって、レーザー光の通る領域からの距離が所定の値より短い領域に、安全カード11が位置するか否かを判定し、この判定結果を基に、プロジェクタ1にレーザー光の強度の低減を指示するようにしてもよい。
【0164】
また、制御装置13、通信装置14、およびスクリーン32の配置の例は、図2を参照して上述した配置の例と同様であるので、その説明は省略する。
【0165】
なお、安全カード11の構成は、図3を参照して上述した構成と同じであるため、その説明は省略する。
【0166】
図11は、安全カード11の制御部41が実行する信号送信プログラム251の機能の構成の例を示すブロック図である。信号送信プログラム251は、送信制御部261を含むように構成される。
【0167】
送信制御部261は、制御装置13および通信装置14と同期している、日時(を示すデータ)などを出力する図示せぬクロックジェネレータ46などを用いて、例えば、送信部45による、制御装置13および通信装置14への送信時刻および安全カード11の識別情報であるROM42(図3参照)に記憶されているID番号を含む信号であって、制御装置13および通信装置14に安全カード11との距離を算出させるための送信を制御する。送信制御部261は、予め定めた時間毎に、送信部45に信号を送信させる。
【0168】
なお、制御装置13および通信装置14、並びに安全カード11における通信方式は、例えば、CDMA通信方式またはUWB通信方式などが利用できる。
【0169】
図12は、通信装置14の機能の構成の他の例を示すブロック図である。通信装置14は、受信部281、受信制御部282、距離算出部283、送信制御部284、および送信部285を含むように構成される。
【0170】
受信部281は、受信制御部282の制御の基、安全カード11から送信されてきた、安全カード11との距離を算出させるための信号を受信する。
【0171】
受信制御部282は、受信部281による、安全カード11から送信されてきた、安全カード11との距離を算出させるための信号の受信を制御する。受信制御部282は、また、受信した信号を距離算出部283に供給する。
【0172】
距離算出部283は、距離算出部72と同様の処理で、受信制御部282から供給された信号を基に、安全カード11と通信装置14との距離を算出する。距離算出部283は、算出した安全カード11と通信装置14との距離を送信制御部284に供給する。
【0173】
送信制御部284は、送信部285による、制御装置13への安全カード11と通信装置14との距離を示す情報の送信を制御する。
【0174】
送信部285は、送信制御部284の制御の基、安全カード11と通信装置14との距離を示す情報を制御装置13に送信する。
【0175】
図13は、制御装置13の機能の構成の他の例を示すブロック図である。制御装置13は、受信部301、受信制御部302、距離算出部303、位置演算部304、識別情報判定部95、エリア判定部96、および低減指示部97を含むように構成される。なお、図13においては、図5と対応する部分には同一の符号を付してあり、図5と対応する部分の説明は、繰り返しとなるので、適宜、省略する。
【0176】
受信部301は、受信制御部302の制御の基、安全カード11から送信されてきた、安全カード11との距離を算出させるための信号および通信装置14から送信されてきた、安全カード11と通信装置14との距離を示す情報を受信する。
【0177】
受信制御部302は、受信部301による、安全カード11から送信されてきた安全カード11との距離を算出させるための信号、および通信装置14から送信されてきた安全カード11と通信装置14との距離を示す情報の受信を制御する。また、受信制御部302は、安全カード11から送信されてきた、安全カード11との距離を算出させるための信号を距離算出部303に供給し、通信装置14から送信されてきた安全カード11と通信装置14との距離を位置演算部304に供給し、安全カード11から送信されてきた信号に含まれる安全カード11の識別情報(ID番号)を識別情報判定部95に供給する。
【0178】
距離算出部303は、距離算出部72と同様の処理で、受信制御部302から供給された信号を基に、安全カード11と制御装置13(プロジェクタ1)との距離を算出する。距離算出部303は、算出した安全カード11と制御装置13との距離を位置演算部304に供給する。
【0179】
位置演算部304は、位置演算部73と同様の処理で、予め記憶している制御装置13および通信装置14の位置、並びに受信制御部302から供給された安全カード11と通信装置14との距離および距離算出部303から供給された安全カード11と制御装置13との距離を基に、安全カード11の現在の位置(2次元の座標上の位置)を演算(特定)する。また、位置演算部304は、演算した安全カード11の現在の位置を示す情報をエリア判定部96に供給する。
【0180】
図14のフローチャートを参照して、安全カード11、制御装置13、および通信装置14による、表示制御システムの処理である、信号送信プログラム251を実行する安全カード11による信号の送信の処理、通信装置14による信号の送信の処理、および制御装置13による低減の指示の処理を説明する。この表示制御システムの処理は、プロジェクタ1がスクリーン32の投射エリア33に、例えば、レーザー光を投射することで、所定の画像(映像)をスクリーン32に表示している間、繰り返し実行される。
【0181】
なお、安全カード11と通信装置14との距離および安全カード11と制御装置13との距離を説明する図8、および強い強度の光が照射される領域である危険エリアを説明する図9を参照しながら、処理を説明する。
【0182】
ステップS101において、安全カード11の送信部45は、送信制御部261の制御の基、通信装置14および制御装置13あてに、安全カード11との距離を算出させるための信号を送信する。この信号には、例えば、安全カード11の識別情報であるID番号および信号を送信した送信時刻が含まれる。
【0183】
ステップS101の処理の後、手続きは、ステップS101に戻り、安全カード11のスイッチがオフにされるまで、予め定めた期間毎に、上述した処理が繰り返される。
【0184】
ステップS131において、通信装置14の受信部281は、受信制御部282の制御の基、ステップS101の処理により安全カード11から送信されてきた、安全カード11との距離を算出させるための信号を受信する。
【0185】
ステップS151において、制御装置13の受信部301は、受信制御部302の制御の基、ステップS101の処理により安全カード11から送信された、安全カード11との距離を算出させるための信号を受信する。
【0186】
ステップS132において、通信装置14の距離算出部283は、ステップS131の処理により受信された信号を基に、安全カード11と通信装置14との距離151(図8参照)を算出する。例えば、安全カード11のクロックジェネレータ46と通信装置14の図示せぬクロックジェネレータが同期し、所定の時間の間隔をおいて安全カード11が通信装置14に、安全カード11との距離を算出させるための信号、すなわち、安全カード11と通信装置14との距離を算出させるための信号を送信することが予め設定されている場合、距離算出部283は、通信装置14の図示せぬクロックジェネレータが出力する所定のクロックを基準信号とし、基準信号であるクロックからどれくらい遅延したか、すなわち、その基準信号であるクロックからそのクロックに同期している安全カード11が送信した信号を通信装置14が受信するまでにかかった時間を算出する。距離算出部283は、算出された時間に、予め通信装置14に記録されている信号の速度を乗算することにより、図8で示される安全カード11と通信装置14との距離151を算出する。
【0187】
具体的には、例えば、安全カード11が送信した信号が、通信装置14の図示せぬクロックジェネレータが出力する基準信号であるクロックより50nsec(nano second)遅れて、通信装置14に受信された場合、50×10-9(s)×0.3×109(m/s)より、安全カード11と通信装置14との距離151は、15mとされる。ここで、安全カード11が送信する信号の速度は、光の速度と等しいものとする。
【0188】
なお、ステップS132の処理において、通信装置14の距離算出部283は、ステップS131の処理により受信された信号に送信時刻が含まれている場合、ステップS131の処理により受信された信号に含まれる送信時刻と、通信装置14がその信号を受信した受信時刻との差、すなわち、安全カード11から送信された、安全カード11との距離を算出させるための信号が通信装置14に受信されるまでにかかった時間および予め通信装置14に記録されている(安全カード11が送信した)信号の速度(=光の速度)を基に、距離151を算出するようにしてもよい。
【0189】
ステップS133において、通信装置14の送信部285は、送信制御部284の制御の基、ステップS132の処理により算出された安全カード11と通信装置14との距離151を示す情報を制御装置13あてに送信する。
【0190】
ステップS133の処理の後、手続きは、ステップS131に戻り、通信装置14のスイッチがオフにされるまで、上述した処理が繰り返される。
【0191】
ステップS152において、制御装置14の受信部301は、受信制御部302の制御の基、ステップS133の処理により通信装置14から送信された、安全カード11と通信装置14との距離151を示す情報を受信する。
【0192】
ステップS153において、制御装置13の距離算出部303は、安全カード11と制御装置13(プロジェクタ1)との距離152を算出する。すなわち、例えば、ステップS132の処理で上述したのと同様に、制御装置13の図示せぬクロックジェネレータが出力する基準信号であるクロックから安全カード11が送信した信号を制御装置13が受信するまでにかかった時間および予め制御装置13に記録されている(安全カード11が送信した)信号の速度(=光の速度)を基に、図8で示される安全カード11と制御装置13との距離152が算出される。
【0193】
なお、上述したステップS132の処理と同様に、ステップS153の処理において、安全カード11の距離算出部303は、ステップS151の処理により受信された信号に送信時刻が含まれている場合、ステップS151の処理により受信された信号に含まれる送信時刻と、制御装置13がその信号を受信した受信時刻との差、すなわち、安全カード11から送信された安全カード11との距離を算出させるための信号が制御装置13に受信されるまでにかかった時間および予め制御装置13に記録されている(安全カード11が送信した)信号の速度(=光の速度)を基に、距離152を算出するようにしてもよい。
【0194】
ステップS154において、制御装置13の位置演算部304は、安全カード11の現在の位置(2次元の座標上の位置)を演算(特定)する。例えば、位置演算部304は、ステップS154において、図8で示されるように、ステップS152の処理により受信された安全カード11と通信装置14との距離151が半径とされ、通信装置14が中心とされる円161およびステップS153の処理により算出された安全カード11と制御装置13との距離152が半径とされ、制御装置13(プロジェクタ1)が中心とされる円162を基に、安全カード11の現在の位置を演算する。すなわち、円161と円162との交点が安全カード11の現在の位置(2次元の座標上の位置)として演算(特定)される。
【0195】
なお、図8で示されるように、部屋31の外にも円161と円162とによる交点が存在するが、上述したように、例えば、部屋31内において、制御装置13(プロジェクタ1)を原点とする2次元の座標であって、制御装置13、通信装置14、およびスクリーン32の位置を基に定める座標上の安全カード11の位置が演算される場合、部屋31の外の位置、すなわち、部屋31の外にある円161と円162とによる交点は除外され、部屋31内における、円161と円162との交点による安全カード11の位置、すなわち、安全カード11を携帯している人間の位置は、図8で示される安全カード11の位置とされる。
【0196】
ステップS155乃至ステップS159のそれぞれの処理は、図7を参照して上述したステップS53乃至ステップS57のそれぞれの処理と同様の処理であるため、その説明は省略する。
【0197】
なお、ステップS156において、制御装置13のエリア判定部96が、安全カード11の現在の位置がスクリーン32に投射される光の強度の強いエリア(図9で示される危険エリア171)ではないと判定した場合、手続きは、ステップS151に戻り、制御装置13またはプロジェクタ1のスイッチがオフにされるまで、上述した処理が繰り返される。
【0198】
また、ステップS157の処理の後、手続きは、ステップS151に戻り、制御装置13またはプロジェクタ1のスイッチがオフにされるまで、上述した処理が繰り返される。
【0199】
ステップS158において、制御装置13のエリア判定部96が、安全カード11の現在の位置がスクリーン32に投射される光の強度のより強いエリア(図9で示される危険エリア172)ではないと判定した場合、手続きは、ステップS151に戻り、制御装置13またはプロジェクタ1のスイッチがオフにされるまで、上述した処理が繰り返される。
【0200】
また、ステップS159の処理の後、手続きは、ステップS151に戻り、制御装置13またはプロジェクタ1のスイッチがオフにされるまで、上述した処理が繰り返される。
【0201】
なお、危険エリア171や危険エリア172のように、プロジェクタ1から画像を映し出すために投射される光が通過する領域内において、人間が、光(レーザー光)の強度の強い領域へ進入(侵入)しているか否かを判定するように説明したが、人間が光の強度の強い領域への進入(侵入)の恐れのある領域、すなわち、人間の現在の位置(安全カード11の現在の位置)が、プロジェクタ1から画像を映し出すために投射される光が通過する領域の周囲の領域内に位置していた場合に、これから人間が光の強度の強い領域への進入(侵入)してしまう可能性があるため、プロジェクタ1が投射する光の強度の低減または光の遮断が実行されるようにしてもよい。
【0202】
以上のように、本発明は、プロジェクタによる画像を見ることが可能な、部屋、所定のインフラストラクチャ、および劇場においても適用することができる。
【0203】
また、図10乃至図14を参照して説明した実施の形態においても、安全カード11の識別情報、すなわち、ROM42に記憶されているID番号を基に、安全カード11を携帯している人間を識別することができる。また、安全カード11を携帯するのは人間であるため、光の強度の強い領域に、人間以外のもの(動物やゴミ)が侵入することで、人間への危険性がないにもかかわらず、レーザーのパワーが低減されてしまうことを防ぐことができる。すなわち、人間以外のものに対する誤作動をおこしてしまうことを防ぐことができる。
【0204】
さらに、安全カード11の現在位置(座標)を演算し、特定することができるため、プロジェクタ1からの距離に関係なく、広い劇場や屋外などであっても、安全カード11を携帯している人間が、光の強度の強い危険なエリアまたは危険なエリアの近傍にいるか否かを確実に判断することができる。これにより、より確実に、スクリーンに投射されている光の強度を低減する必要のある場所にいる人間を検出することができ、人間への強度の強い光の照射を防ぐことができる。
【0205】
なお、制御装置13および通信装置14、並びに安全カード11の間における、通信方式は、安全カード11と制御装置13との距離および安全カード11と通信装置14との距離が算出できれば足り、CDMA通信方式やUWB通信方式に限らず、他の通信方式で通信するようにしてもよい。
【0206】
さらにまた、部屋31において、通信装置14を2つ以上設置するようにしてもよい。すなわち、安全カード11は、安全カード11との距離を算出させるための信号を、制御装置13と2つ以上の通信装置14に送信し、制御装置13は、安全カード11と制御装置13との距離を算出し、2つ以上の通信装置14は、それぞれの通信装置14が、安全カード11と自分(個々の通信装置14)との距離を算出し、その3つ以上の距離を基に、制御装置13が、安全カード11の現在の位置を演算するようにしてもよい。このとき、当然に、安全カード11、制御装置13および2つ以上の(全ての)通信装置14は、同期し、安全カード11は、制御装置13および2つ以上の(全ての)通信装置14に所定の信号を送信する。
【0207】
このように、通信装置14を複数設けることで、すなわち、例えば、通信装置14を2つ設けることで、制御装置13および2つの通信装置14と安全カード11との3つの距離を基に、安全カード11の現在の位置を算出することで、より正確に安全カード11の位置を特定することができる。すなわち、より正確に(安全カード11を携帯する)人間の位置を特定することができる。人間の現在の位置をより正確に特定することで、人間が強度の強い光の領域内にいるか否かを正確に判断することができ、プロジェクタ1が投射する強度の強い光が人間に照射されることを防ぐことができる。
【0208】
以上のように、図10乃至図14を参照して説明した実施の形態においても、安全カード11を携帯する人間の位置を正確に検出し、その位置が光の強度の強い領域内である場合に、プロジェクタ1が投射する光の強度の低減または光の遮断が実行され、また、強力な赤外線を照明する装置や超高感度のカメラのような大型で高額な装置を必要とすることなく、人間の位置を正確に検出することができる。したがって、人間以外のものに対する誤作動をおこすことなく、より安価な小型の装置で、より確実に人間への強い光の照射を防ぐことができる。
【0209】
このように、安全カード11、制御装置13、および通信装置14が通信するようにした場合、データの送受信を行うことができる。人間の位置を演算して検出するようにした場合、人間の現在位置を正確に検出することができる。携帯情報処理装置が、通信装置および表示装置あてに、携帯情報処理装置との距離を算出させるための第1の無線信号を送信し、通信装置が、携帯情報処理装置から送信されてきた第1の無線信号を受信し、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を算出し、第1の距離を示す第2の無線信号を表示装置あてに送信し、表示装置が、携帯情報処理装置から送信されてきた第1の無線信号および通信装置から送信されてきた携帯情報処理装置と通信装置との第1の距離を示す第2の無線信号を受信し、第1の無線信号を基に、携帯情報処理装置と表示装置との第2の距離を算出し、第1の距離および第2の距離を基に、携帯情報処理装置の平面上の位置を演算し、携帯情報処理装置の平面上の位置が、画像を表示させるために投射される光の領域内または光の領域の周囲の領域内である場合、画像を表示させる光の強度の低減を指示するようにした場合には、人間以外のものに対する誤作動をおこすことなく、より確実に人間への強い光の投射を防ぐことができる。
【0210】
次に、図15乃至図20を参照して、本発明のさらに他の実施の形態について説明する。以下、上述した図3、図4、および図6を、適宜、引用し説明する。
【0211】
図15は、本発明に係る表示制御システムを用いた部屋31における、安全カード401−1乃至401−4、制御装置13、および通信装置14の配置の例を示す図である。なお、図15において、図2と対応する部分には同一の符号を付してあり、図2と対応する部分の説明は、繰り返しとなるので、省略する。
【0212】
スクリーン32の上方向の左右の角には、安全カード401−1および安全カード401−2が設けられている。図16で示されるように、スクリーン32の四隅には、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれが設けられている。
【0213】
なお、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれは、上述した安全カード11と同様に構成されるので、その説明は省略する。また、図3および図4で示される安全カード11の構成を、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれの構成として、適宜、引用する。
【0214】
安全カード401−1乃至401−4のそれぞれは、マイクロ波や所定の光を用いて通信処理を行うICタグなどであり、制御装置13および通信装置14から所定の時間差で送信される所定の信号を受信する。また、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれは、制御装置13および通信装置14から送信されてきた信号を基に、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれと制御装置13(プロジェクタ1)との距離および安全カード401−1乃至401−4のそれぞれと通信装置14との距離を算出し、自分(安全カード401−1乃至401−4のそれぞれ)の現在の位置を演算(特定)する。さらに、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれは、自分自身の現在の位置を示す情報を制御装置13に送信する。
【0215】
重複して説明すると、例えば、安全カード401−1は、制御装置13および通信装置14から送信されてきた信号を基に、安全カード401−1と制御装置13(プロジェクタ1)との距離および安全カード401−1と通信装置14との距離を算出し、自分(安全カード401−1)の現在の位置を演算(特定)する。さらに、安全カード401−1は、自分自身の現在の位置を示す情報を制御装置13に送信する。
【0216】
また、例えば、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれは、制御装置13(プロジェクタ1)を原点とする2次元の座標であって、制御装置13、通信装置14、およびスクリーン32の位置を基に定める座標上の自分(安全カード401−1乃至401−4のそれぞれ)の位置を演算する。
【0217】
制御装置13は、例えば、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれのクロックジェネレータ46および通信装置14のクロックジェネレータと同期している、自分(制御装置13)のクロックジェネレータから出力されるクロックに基づいて、通信装置14の信号の送信と所定の時間をおいて(所定の時間差で)、所定の信号を安全カード401−1乃至401−4のそれぞれに送信する。
【0218】
さらに、制御装置13は、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれから送信されてきた、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれの現在の位置を示す情報を基に、プロジェクタ1にスクリーン32へのレーザー光の投射を許可(指示)する。より具体的には、制御装置13は、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれの現在の位置が、プロジェクタ1がレーザー光を投射する方向(スクリーン32の方向)にあるか否かを判定する。さらに、制御装置13は、判定結果を基に、レーザー光の投射を許可する制御信号をプロジェクタ1に出力し、プロジェクタ1のレーザーの投射を制御する。すなわち、制御装置13は、判定結果を基に、レーザー光の投射の許可または不許可(レーザー光の遮断)をプロジェクタ1に指示する。
【0219】
通信装置14は、例えば、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれのクロックジェネレータ46および制御装置13のクロックジェネレータと同期している、自分(通信装置14)のクロックジェネレータから出力されるクロックに基づいて、制御装置13と所定の時間差で、所定の信号を安全カード401−1乃至401−4のそれぞれに送信する。
【0220】
以下、安全カード401−1乃至401−4を、個々に区別する必要がないとき、単に安全カード401と称する。
【0221】
図17は、制御装置13の機能の構成の他の例を示すブロック図である。制御装置13は、送信部91、送信制御部92、受信部93、受信制御部94、判定部411、および投射許可部412を含むように構成される。なお、図17において、図5と対応する部分には同一の符号を付してあり、図5と対応する部分の説明は、繰り返しとなるので、適宜、省略する。
【0222】
受信制御部94は、受信部93による、安全カード401から送信されてきた安全カード401の現在の位置を示す情報および安全カード401の識別情報の受信を制御する。また、受信制御部94は、受信した安全カード401の識別情報および安全カード401の現在の位置を示す情報(2次元の座標上の位置)を判定部411に供給する。
【0223】
判定部411は、受信制御部94から供給された安全カード401の識別情報、すなわち、安全カード401のID番号を基に、安全カード401を識別し、全ての安全カード401(安全カード401−1乃至401−4)の識別情報(ID番号)を受信したか否かを判定する。また、判定部411は、全ての安全カード401の識別情報を受信したと判定した場合、全ての安全カード401の現在の位置(座標)を示す情報を基に、全ての安全カード401の現在の位置が予め定めされている範囲(距離)内にあるか否かを判定する。判定部411は、全ての安全カード401が予め定められている範囲(距離)内である否かの判定結果を投射許可部412に供給する。
【0224】
投射許可部412は、判定部411から全ての安全カード401の現在の位置が予め記録されている範囲(距離)内に存在することを示す判定結果が供給された場合、レーザー光の投射を許可(指示)する制御信号をプロジェクタ1に供給することで、プロジェクタ1に、画像を表示させるレーザー光の投射を許可(指示)する(レーザー光を投射させる)。
【0225】
通信装置14の機能の構成は、図6を参照した構成と同様であるので、その説明は、省略する。
【0226】
図18のフローチャートを参照して、通信装置14による信号の送信の処理、制御装置13による位置を示す情報および識別情報の受信の処理、並びに位置特定プログラム61を実行する安全カード401による位置特定の処理を説明する。なお、この処理は、ユーザが、プロジェクタ1における光(画像)の投射を指示するスイッチをオンにすることで開始される。また、この処理は、プロジェクタ1がレーザー光を投射することで、スクリーン32に所定の画像(映像)を表示している間、繰り返し実行される。
【0227】
なお、安全カード401と通信装置14との距離および安全カード401と制御装置13との距離を説明する図19を参照しながら、処理を説明する。
【0228】
ステップS301において、通信装置14の送信部111は、送信制御部112の制御の基、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれあてに、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれと通信装置14との距離を(安全カード401−1乃至401−4のそれぞれに)算出させるための信号を送信する。この信号には、例えば、通信装置14を識別するための識別情報および信号を送信した送信時刻が含まれている。
【0229】
ステップS301の処理の後、ステップS1に戻り、通信装置14のスイッチがオフにされるまで、予め定めた期間毎に、上述した処理が繰り返される。
【0230】
ステップS331において、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれの受信部44は、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれの受信制御部71の制御の基、ステップS301の処理において通信装置14から送信されてきた安全カード401−1乃至401−4のそれぞれと通信装置14との距離を算出させるための信号を受信する。
【0231】
ステップS351において、制御装置13の送信部91は、送信制御部92の制御の基、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれあてに、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれと制御装置13(プロジェクタ1)との距離を(安全カード401に)算出させるための信号を送信する。この信号には、例えば、制御装置13を識別するための識別情報および信号を送信した送信時刻が含まれている。
【0232】
通信装置14および制御装置13は、例えば、図示せぬそれぞれのクロックジェネレータが出力するクロックに基づいて同期している。通信装置14によるステップS301の処理および制御装置13によるステップS351の処理は、所定の時間差をおいて実行される。すなわち、通信装置14がステップS301の処理において、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれあてに信号を送信した後に、例えば、1msec後に、制御装置13がステップS351の処理において、安全カード401−1乃至401−4のそれぞれあてに信号を送信する。
【0233】
ここで、ステップS301の処理における通信装置14による信号の送信の処理およびステップS351の処理における制御装置13による信号の送信の処理の間に所定の時間(時間差)を設けるのは、通信装置14および制御装置13のそれぞれが送信した2つの信号が安全カード401付近で干渉しあうことを防ぐためである。すなわち、例えば、