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【発明の名称】 データ預託装置、データ預託方法及びデータ預託プログラム
【発明者】 【氏名】疋田 聡
【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式会社リコー内

【氏名】鷹見 淳一
【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式会社リコー内

【要約】 【課題】通信時間を短縮させるデータ預託装置、データ預託方法及びデータ預託プログラムを提供すること。

【解決手段】識別IDにより特定される動画データを記憶する記憶部と、ホームサーバから動画データを特定する識別IDを受信する識別受信部と、記憶部が記憶する動画データを特定する識別IDに、識別受信部が受信した識別IDと一致する識別IDが存在するか否か判定する判定部と、一致する識別IDが存在するか否かの判定に基づいて、動画データが記憶部に預けられているか否かをホームサーバに通知する通知部と、通知部によりデータが記憶部に記憶されていない旨を通知した場合のみ、ホームサーバから動画データを受信して、記憶部に蓄積するデータ受信部と、を備えたこと。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して接続されたデータ送受信装置からデータを預かるデータ預託装置において、
識別情報により特定されるデータを記憶するデータ記憶手段と、
前記データ送受信装置から前記データを特定する識別情報を受信する識別受信手段と、
前記データ記憶手段が記憶する前記データを特定する前記識別情報に、前記識別受信手段が受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在するか否か判定する判定手段と、
前記判定手段により一致する前記識別情報が存在するか否かの判定に基づいて、前記識別情報で特定される前記データが前記データ記憶手段に記憶されているか否かを前記データ送受信装置に通知する通知手段と、
前記通知手段により前記データが前記データ記憶手段に記憶されていない旨を通知した場合のみ、前記データ送受信装置から前記データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積するデータ受信手段と、
を備えたことを特徴とするデータ預託装置。
【請求項2】
ネットワークを介して接続されたデータ送受信装置からデータを預かるデータ預託装置において、
識別情報により特定される前記データを記憶するデータ記憶手段と、
前記データ送受信装置から前記データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積するデータ受信手段と、
前記データ受信手段により一方の前記データ送受信装置から一方の前記データを受信している時、他方の前記データ送受信装置から他方の前記データを特定する他方の前記識別情報を受信する識別受信手段と、
前記データ受信手段により一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信手段により他方の前記データ送受信装置から受信した他方の前記識別情報が一致するか否か判定する判定手段と、
前記判定手段により一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置で、前記識別情報により特定される前記データを送信させる送信部分の分担を設定するデータ分担手段と、
前記データ分担手段により分担された前記データの前記送信部分を送信する要求を、各前記データ送受信装置に通知する通知手段と、を備え、
前記データ受信手段は、前記通知手段により通知された前記データの各前記送信部分を、各前記データ送受信装置から受信すること
を特徴とするデータ預託装置。
【請求項3】
前記データ分担手段は、前記判定手段において一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置に対して、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置の通信速度に基づいて前記データの前記送信部分の分担を設定することを特徴とする請求項2に記載のデータ預託装置。
【請求項4】
前記判定手段は、前記データ受信手段が複数の前記データ送受信装置から受信している前記送信部分の前記データを特定する前記識別情報と、前記識別受信手段が他の前記データ送受信装置から受信した他の前記識別情報が一致するか否か判定し、
前記データ分担手段は、前記判定手段により一致したと判定した場合、前記送信部分を送信している複数の前記データ送受信装置及び他の前記データ送受信装置に対して、前記送信部分を送信している複数の前記データ送受信装置及び他の前記データ送受信装置を合計した台数に基づいて前記データの前記送信部分の分担を設定すること
を特徴とする請求項2または3に記載のデータ預託装置。
【請求項5】
前記データ受信手段により、各前記データ送受信装置から受信した前記データの各前記送信部分を合成し、前記データとして前記データ記憶手段に蓄積する合成手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載のデータ預託装置。
【請求項6】
前記データ記憶手段は、前記識別情報により特定される動画データを記憶し、
前記識別受信手段は、前記データ送受信装置から前記動画データを特定する前記識別情報を受信し、
前記判定手段は、前記データ記憶手段が記憶する前記動画データを特定する前記識別情報と、前記識別受信手段が受信した前記識別情報が一致しているか否か判定し、
前記通知手段は、前記判定手段により一致する前記識別情報が存在するか否かの判定に基づいて、前記識別情報で特定される前記動画データが前記データ記憶手段に記憶されているか否かを前記データ送受信装置に通知し、
前記データ受信手段は、前記通知手段により前記動画データがデータ記憶手段に記憶されていない旨を通知した場合のみ、前記データ送受信装置から前記動画データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積すること
を特徴とする請求項1に記載のデータ預託装置。
【請求項7】
前記データ送受信装置から、送信される前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを示す放送形態情報を取得する放送形態取得手段と、をさらに備え、
前記判定手段は、前記データ記憶手段が記憶する前記動画データを特定する前記識別情報と、前記識別受信手段により受信した前記識別情報が一致していると判定した際、さらに前記放送形態取得手段により取得した前記放送形態情報から前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを判定し、
前記データ受信手段は、さらに、前記判定手段において前記動画データがデジタル放送による動画データではないと判定した場合のみ、前記データ送受信装置から前記動画データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積すること
を特徴とする請求項6に記載のデータ預託装置。
【請求項8】
前記データ記憶手段は、前記識別情報により特定される動画データを記憶し、
前記識別受信手段は、前記データ送受信装置から前記動画データを特定する前記識別情報を受信し、
前記判定手段は、前記データ受信手段により一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記動画データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信手段により他方の前記データ送受信装置から受信した他方の前記識別情報が一致するか否か判定し、
前記データ分担手段は、前記判定手段において一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置で、前記識別情報により特定される前記動画データを送信させる送信部分の分担を設定し、
前記通知手段は、前記データ分担手段による分担された前記動画データの前記送信部分の送信を要求する旨を、各前記データ送受信装置に通知し、
前記データ受信手段は、前記通知手段により通知された前記動画データの各前記送信部分を、各前記データ送受信装置から受信すること
を特徴とする請求項2〜5のいずれか1つに記載のデータ預託装置。
【請求項9】
前記データ送受信装置から、送信される前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを示す放送形態情報を取得する放送形態取得手段と、をさらに備え、
前記判定手段は、前記データ受信手段により一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記動画データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信手段により受信した他方の前記識別情報が一致していると判定した場合、さらに前記放送形態取得手段により取得した前記放送形態情報から前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを判定し、
前記データ分担手段は、前記判定手段により前記動画データがデジタル放送によるものと判定した場合のみ、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置に対して、前記識別情報により特定される前記動画データを送信させる送信部分の分担を設定すること
を特徴とする請求項8に記載のデータ預託装置。
【請求項10】
前記識別受信手段は、ネットワークを介して接続された前記データ送受信装置から、前記動画データが放送されたチャンネル及び放送時間に基づいて生成された前記識別情報を受信すること
を特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載のデータ預託装置。
【請求項11】
前記データを返却する前記データ送受信装置に対して、返却する前記データを特定する前記識別情報を送信した前記データ送受信装置であるか否かの認証を行う認証手段と、
前記認証手段により前記識別情報を送信した前記データ送受信装置であると認証された場合、認証された前記データ送受信装置に、送信された前記識別情報により特定される、前記データ記憶装置に記憶された前記データを送信するデータ送信手段と、
を、さらに備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載のデータ預託装置。
【請求項12】
前記データの蓄積場所と、前記データを特定する前記識別情報とを対応付けたデータ識別管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、
前記判定手段は、前記データ識別管理情報が保持する前記識別情報に、前記識別受信手段が受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在するか否か判定し、
前記判定手段により一致する前記識別情報が存在しないと判定され、前記受信手段により前記データが蓄積された際、前記データの蓄積場所と前記データを特定する記識別情報とを対応付けて前記データ識別管理情報に追加する追加手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載のデータ預託装置。
【請求項13】
前記管理情報記憶手段は、前記データ識別管理情報として、前記データの蓄積場所と前記識別情報と、さらに前記データ送受信装置を識別する装置識別情報とを対応付けて記憶し、
前記追加手段は、前記判定手段により前記データ識別管理情報が保持する前記識別情報に、前記識別受信手段が受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在すると判定された場合、前記識別情報と、前記識別情報により特定される前記データの蓄積場所とを対応付けて、前記識別情報を送信した前記データ送受信装置を識別する前記装置識別情報を、前記データ識別管理情報に追加すること
を特徴とする請求項12に記載のデータ預託装置。
【請求項14】
ネットワークを介して接続されたデータ送受信装置からデータを預かるデータ預託方法において、
前記データ送受信装置から前記データを特定する識別情報を受信する識別受信ステップと、
前記識別情報により特定される前記データを記憶する、データ記憶手段が記憶する前記データを特定する前記識別情報に、前記識別受信ステップが受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在するか否か判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより一致する前記識別情報が存在するか否かの判定に基づいて、前記識別情報で特定される前記データが前記データ記憶手段に記憶されているか否かを前記データ送受信装置に通知する通知ステップと、
前記通知ステップにより前記データが前記データ記憶手段に記憶されていない旨を通知した場合のみ、前記データ送受信装置から前記データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積するデータ受信ステップと、
を備えたことを特徴とするデータ預託方法。
【請求項15】
ネットワークを介して接続されたデータ送受信装置からデータを預かるデータ預託方法において、
前記データ送受信装置から前記データを受信して、識別情報により特定される前記データを記憶する前記データ記憶手段に蓄積するデータ受信ステップと、
前記データ受信ステップにより一方の前記データ送受信装置から一方の前記データを受信している時、他方の前記データ送受信装置から他方の前記データを特定する他方の前記識別情報を受信する識別受信ステップと、
前記データ受信ステップにより一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信ステップにより他方の前記データ送受信装置から受信した他方の前記識別情報が一致するか否か判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置で、前記識別情報により特定される前記データを送信させる送信部分の分担を設定するデータ分担ステップと、
前記データ分担ステップにより分担された前記データの前記送信部分を送信する要求を、各前記データ送受信装置に通知する通知ステップと、を備え、
前記データ受信ステップは、前記通知ステップにより通知された前記データの各前記送信部分を、各前記データ送受信装置から受信すること
を特徴とするデータ預託方法。
【請求項16】
前記データ分担ステップは、前記判定ステップにおいて一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置に対して、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置の通信速度に基づいて前記データの前記送信部分の分担を設定することを特徴とする請求項15に記載のデータ預託方法。
【請求項17】
前記判定ステップは、前記データ受信ステップが複数の前記データ送受信装置から受信している前記送信部分の前記データを特定する前記識別情報と、前記識別受信ステップが他の前記データ送受信装置から受信した他の前記識別情報が一致するか否か判定し、
前記データ分担ステップは、前記判定ステップにより一致したと判定した場合、前記送信部分を送信している複数の前記データ送受信装置及び他の前記データ送受信装置に対して、前記送信部分を送信している複数の前記データ送受信装置及び他の前記データ送受信装置を合計した台数に基づいて前記データの前記送信部分の分担を設定すること
を特徴とする請求項15または16に記載のデータ預託方法。
【請求項18】
前記データ受信ステップにより、各前記データ送受信装置から受信した前記データの各前記送信部分を合成し、前記データとして前記データ記憶手段に蓄積する合成ステップと、をさらに備えたことを特徴とする請求項15〜17のいずれか1つに記載のデータ預託方法。
【請求項19】
前記識別受信ステップは、前記データ送受信装置から前記動画データを特定する前記識別情報を受信し、
前記判定ステップは、前記識別情報により特定される動画データを記憶するデータ記憶手段が記憶する前記動画データを特定する前記識別情報と、前記識別受信ステップが受信した前記識別情報が一致しているか否か判定し、
前記通知ステップは、前記判定ステップにより一致する前記識別情報が存在するか否かの判定に基づいて、前記識別情報で特定される前記動画データが前記データ記憶手段に記憶されているか否かを前記データ送受信装置に通知し、
前記データ受信ステップは、前記通知ステップにより前記動画データがデータ記憶手段に記憶されていない旨を通知した場合のみ、前記データ送受信装置から前記動画データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積すること
を特徴とする請求項14に記載のデータ預託方法。
【請求項20】
前記データ送受信装置から、送信される前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを示す放送形態情報を取得する放送形態取得ステップと、をさらに備え、
前記判定ステップは、前記データ記憶手段が記憶する前記動画データを特定する前記識別情報と、前記識別受信手段により受信した前記識別情報が一致していると判定した際、さらに前記放送形態取得手段により取得した前記放送形態情報から前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを判定し、
前記データ受信ステップは、さらに、前記判定手段において前記動画データがデジタル放送による動画データではないと判定した場合のみ、前記データ送受信装置から前記動画データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積すること
を特徴とする請求項19に記載のデータ預託方法。
【請求項21】
前記データ記憶手段は、前記識別情報により特定される動画データを記憶し、
前記識別受信ステップは、前記データ送受信装置から前記動画データを特定する前記識別情報を受信し、
前記判定ステップは、前記データ受信ステップにより一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記動画データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信ステップにより他方の前記データ送受信装置から受信した他方の前記識別情報が一致するか否か判定し、
前記データ分担ステップは、前記判定ステップにおいて一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置で、前記識別情報により特定される前記動画データを送信させる送信部分の分担を設定し、
前記通知ステップは、前記データ分担ステップによる分担された前記動画データの前記送信部分の送信を要求する旨を、各前記データ送受信装置に通知し、
前記データ受信ステップは、前記通知ステップにより通知された前記動画データの各前記送信部分を、各前記データ送受信装置から受信すること
を特徴とする請求項15〜18のいずれか1つに記載のデータ預託方法。
【請求項22】
前記データ送受信装置から、送信される前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを示す放送形態情報を取得する放送形態取得ステップと、をさらに備え、
前記判定ステップは、前記データ受信ステップにより一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記動画データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信ステップにより受信した他方の前記識別情報が一致していると判定した場合、さらに前記放送形態取得ステップにより取得した前記放送形態情報から前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを判定し、
前記データ分担ステップは、前記判定ステップにより前記動画データがデジタル放送によるものと判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置に対して、前記識別情報により特定される前記動画データを送信させる送信部分の分担を設定すること
を特徴とする請求項21に記載のデータ預託方法。
【請求項23】
前記識別受信ステップは、ネットワークを介して接続された前記データ送受信装置から、前記動画データが放送されたチャンネル及び放送時間に基づいて生成された前記識別情報を受信すること
を特徴とする請求項19〜22のいずれか1つに記載のデータ預託方法。
【請求項24】
前記データを返却する前記データ送受信装置に対して、返却する前記データを特定する前記識別情報を送信した前記データ送受信装置であるか否かの認証を行う認証ステップと、
前記認証ステップにより前記識別情報を送信した前記データ送受信装置であると認証された場合、認証された前記データ送受信装置に、送信された前記識別情報により特定される、前記データ記憶装置に記憶された前記データを送信するデータ送信ステップと、
を、さらに備えたことを特徴とする請求項14〜23のいずれか1つに記載のデータ預託方法。
【請求項25】
前記判定ステップは、前記データの蓄積場所と前記データを特定する前記識別情報とを対応付けた前記データ識別管理情報が保持する前記識別情報に、前記識別受信ステップが受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在するか否か判定し、
前記判定ステップにより一致する前記識別情報が存在しないと判定され、前記受信ステップにより前記データが蓄積された際、前記データの蓄積場所と前記データを特定する記識別情報とを対応付けて前記データ識別管理情報に追加する追加ステップと、
を備えたことを特徴とする請求項14〜24のいずれか1つに記載のデータ預託方法。
【請求項26】
前記管理情報記憶手段は、前記データ識別管理情報として、前記データの蓄積場所と前記識別情報と、さらに前記データ送受信装置を識別する装置識別情報とを対応付けて記憶し、
前記追加ステップは、前記判定ステップにより前記データ識別管理情報が保持する前記識別情報に、前記識別受信ステップが受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在すると判定された場合、前記識別情報と、前記識別情報により特定される前記データの蓄積場所とを対応付けて、前記識別情報を送信した前記データ送受信装置を識別する前記装置識別情報を、前記データ識別管理情報に追加すること
を特徴とする請求項25に記載のデータ預託方法。
【請求項27】
請求項14〜26のいずれか1つに記載された方法をコンピュータで実行させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク上にデータを預けるデータ預託装置、データ預託方法及びデータ預託プログラムに関し、特に同一データを複数の装置から受信した場合の技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、個人が所有するデータは、番組ならばビデオテープ、それ以外のデータならばCD−RあるいはDVD−RAM(Digital Versatile Disk - Random Access Memory)などの記録媒体を複数用意して、それぞれの記録媒体に蓄積していた。そして、これらの記録媒体の管理も個人で行う必要があった。
【0003】
現在では、特に動画データについては放送番組を蓄積するハードディスクレコーダーが普及してきている。ハードディスクレコーダーでは、ハードディスクに多くの番組の動画データを記録することが可能であり、また番組の動画データの管理も容易となった。しかし、このような機器を用いても、記憶する番組の動画データが多くなれば当然ハードディスクの容量が不足することとなる。
【0004】
この問題を解決するため、ネットワーク上に設けられた記憶領域に個人が所有するデータを蓄積する技術が提案されている(例えば特許文献1)。この技術により、ハードディスクの容量が不足するという問題を解消し、また煩雑となる記録媒体の管理をする必要が無くなることとなった。
【0005】
【特許文献1】特開2003−18571号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ネットワーク上に設けられた記憶領域にデータを送信する必要があるため、データ量が多ければ通信時間が長時間に及ぶという問題がある。特に近年もっとも普及しているADSLでは下りと比べて上りの通信速度が低いためデータのアップロードに時間がかかる。
【0007】
例えば、60GBのHDD容量がありSPモードで録画すると26時間録画可能な場合、1秒当たりの転送量は60GB/26時間≒5.1Mbpsとなる。一般的なADSL12Mの場合、上りの通信速度の理論値は1Mbps程度であり、実測ではこの通信速度より低下する。仮に理論値の通信速度が得られたとしても1日5時間以上録画すると、データ送信に25時間以上かかることとなり、1日では送信できないこととなる。また、上記はSPモードに基づいて算出したが、SPモードより高画質で録画するとさらに通信時間が増えることとなる。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、通信時間を短縮させるデータ預託装置、データ預託方法及びデータ預託プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、ネットワークを介して接続されたデータ送受信装置からデータを預かるデータ預託装置において、識別情報により特定されるデータを記憶するデータ記憶手段と、前記データ送受信装置から前記データを特定する識別情報を受信する識別受信手段と、前記データ記憶手段が記憶する前記データを特定する前記識別情報に、前記識別受信手段が受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在するか否か判定する判定手段と、前記判定手段により一致する前記識別情報が存在するか否かの判定に基づいて、前記識別情報で特定される前記データが前記データ記憶手段に記憶されているか否かを前記データ送受信装置に通知する通知手段と、前記通知手段により前記データが前記データ記憶手段に記憶されていない旨を通知した場合のみ、前記データ送受信装置から前記データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積するデータ受信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2にかかる発明は、ネットワークを介して接続されたデータ送受信装置からデータを預かるデータ預託装置において、識別情報により特定される前記データを記憶するデータ記憶手段と、前記データ送受信装置から前記データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積するデータ受信手段と、前記データ受信手段により一方の前記データ送受信装置から一方の前記データを受信している時、他方の前記データ送受信装置から他方の前記データを特定する他方の前記識別情報を受信する識別受信手段と、前記データ受信手段により一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信手段により他方の前記データ送受信装置から受信した他方の前記識別情報が一致するか否か判定する判定手段と、前記判定手段により一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置で、前記識別情報により特定される前記データを送信させる送信部分の分担を設定するデータ分担手段と、前記データ分担手段により分担された前記データの前記送信部分を送信する要求を、各前記データ送受信装置に通知する通知手段と、を備え、前記データ受信手段は、前記通知手段により通知された前記データの各前記送信部分を、各前記データ送受信装置から受信することを特徴とする。
【0011】
また、請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記データ分担手段は、前記判定手段において一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置に対して、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置の通信速度に基づいて前記データの前記送信部分の分担を設定することを特徴とする。
【0012】
また、請求項4にかかる発明は、請求項2または3にかかる発明において、前記判定手段は、前記データ受信手段が複数の前記データ送受信装置から受信している前記送信部分の前記データを特定する前記識別情報と、前記識別受信手段が他の前記データ送受信装置から受信した他の前記識別情報が一致するか否か判定し、前記データ分担手段は、前記判定手段により一致したと判定した場合、前記送信部分を送信している複数の前記データ送受信装置及び他の前記データ送受信装置に対して、前記送信部分を送信している複数の前記データ送受信装置及び他の前記データ送受信装置を合計した台数に基づいて前記データの前記送信部分の分担を設定することを特徴とする。
【0013】
また、請求項5にかかる発明は、請求項2〜4のいずれか1つにかかる発明において、前記データ受信手段により、各前記データ送受信装置から受信した前記データの各前記送信部分を合成し、前記データとして前記データ記憶手段に蓄積する合成手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項6にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記データ記憶手段は、前記識別情報により特定される動画データを記憶し、前記識別受信手段は、前記データ送受信装置から前記動画データを特定する前記識別情報を受信し、前記判定手段は、前記データ記憶手段が記憶する前記動画データを特定する前記識別情報と、前記識別受信手段が受信した前記識別情報が一致しているか否か判定し、前記通知手段は、前記判定手段により一致する前記識別情報が存在するか否かの判定に基づいて、前記識別情報で特定される前記動画データが前記データ記憶手段に記憶されているか否かを前記データ送受信装置に通知し、前記データ受信手段は、前記通知手段により前記動画データがデータ記憶手段に記憶されていない旨を通知した場合のみ、前記データ送受信装置から前記動画データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積することを特徴とする。
【0015】
また、請求項7にかかる発明は、請求項6にかかる発明において、前記データ送受信装置から、送信される前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを示す放送形態情報を取得する放送形態取得手段と、をさらに備え、前記判定手段は、前記データ記憶手段が記憶する前記動画データを特定する前記識別情報と、前記識別受信手段により受信した前記識別情報が一致していると判定した際、さらに前記放送形態取得手段により取得した前記放送形態情報から前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを判定し、前記データ受信手段は、さらに、前記判定手段において前記動画データがデジタル放送による動画データであると判定した場合のみ、前記データ送受信装置から前記動画データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積することを特徴とする。
【0016】
また、請求項8にかかる発明は、請求項2〜5のいずれか1つにかかる発明において、前記データ記憶手段は、前記識別情報により特定される動画データを記憶し、前記識別受信手段は、前記データ送受信装置から前記動画データを特定する前記識別情報を受信し、前記判定手段は、前記データ受信手段により一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記動画データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信手段により他方の前記データ送受信装置から受信した他方の前記識別情報が一致するか否か判定し、前記データ分担手段は、前記判定手段において一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置で、前記識別情報により特定される前記動画データを送信させる送信部分の分担を設定し、前記通知手段は、前記データ分担手段による分担された前記動画データの前記送信部分の送信を要求する旨を、各前記データ送受信装置に通知し、前記データ受信手段は、前記通知手段により通知された前記動画データの各前記送信部分を、各前記データ送受信装置から受信することを特徴とする。
【0017】
また、請求項9にかかる発明は、請求項8にかかる発明において、前記データ送受信装置から、送信される前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを示す放送形態情報を取得する放送形態取得手段と、をさらに備え、前記判定手段は、前記データ受信手段により一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記動画データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信手段により受信した他方の前記識別情報が一致していると判定した場合、さらに前記放送形態取得手段により取得した前記放送形態情報から前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを判定し、前記データ分担手段は、前記判定手段により前記動画データがデジタル放送によるものと判定した場合のみ、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置に対して、前記識別情報により特定される前記動画データを送信させる送信部分の分担を設定することを特徴とする。
【0018】
また、請求項10にかかる発明は、請求項6〜9のいずれか1つにかかる発明において、前記識別受信手段は、ネットワークを介して接続された前記データ送受信装置から、前記動画データが放送されたチャンネル及び放送時間に基づいて生成された前記識別情報を受信することを特徴とする。
【0019】
また、請求項11にかかる発明は、請求項1〜10のいずれか1つにかかる発明において、前記データを返却する前記データ送受信装置に対して、返却する前記データを特定する前記識別情報を送信した前記データ送受信装置であるか否かの認証を行う認証手段と、前記認証手段により前記識別情報を送信した前記データ送受信装置であると認証された場合、認証された前記データ送受信装置に、送信された前記識別情報により特定される、前記データ記憶装置に記憶された前記データを送信するデータ送信手段と、を、さらに備えたことを特徴とする。
【0020】
また、請求項12にかかる発明は、請求項1〜11のいずれか1つにかかる発明において、前記データの蓄積場所と、前記データを特定する前記識別情報とを対応付けたデータ識別管理情報を記憶する管理情報記憶手段と、前記判定手段は、前記データ識別管理情報が保持する前記識別情報に、前記識別受信手段が受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在するか否か判定し、前記判定手段により一致する前記識別情報が存在しないと判定され、前記受信手段により前記データが蓄積された際、前記データの蓄積場所と前記データを特定する記識別情報とを対応付けて前記データ識別管理情報に追加する追加手段と、を備えたことを特徴とする。
【0021】
また、請求項13にかかる発明は、請求項12にかかる発明において、前記管理情報記憶手段は、前記データ識別管理情報として、前記データの蓄積場所と前記識別情報と、さらに前記データ送受信装置を識別する装置識別情報とを対応付けて記憶し、前記追加手段は、前記判定手段により前記データ識別管理情報が保持する前記識別情報に、前記識別受信手段が受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在すると判定された場合、前記識別情報と、前記識別情報により特定される前記データの蓄積場所とを対応付けて、前記識別情報を送信した前記データ送受信装置を識別する前記装置識別情報を、前記データ識別管理情報に追加することを特徴とする。
【0022】
また、請求項14にかかる発明は、ネットワークを介して接続されたデータ送受信装置からデータを預かるデータ預託方法において、前記データ送受信装置から前記データを特定する識別情報を受信する識別受信ステップと、前記識別情報により特定される前記データを記憶する、データ記憶手段が記憶する前記データを特定する前記識別情報に、前記識別受信ステップが受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在するか否か判定する判定ステップと、前記判定ステップにより一致する前記識別情報が存在するか否かの判定に基づいて、前記識別情報で特定される前記データが前記データ記憶手段に記憶されているか否かを前記データ送受信装置に通知する通知ステップと、前記通知ステップにより前記データが前記データ記憶手段に記憶されていない旨を通知した場合のみ、前記データ送受信装置から前記データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積するデータ受信ステップと、を備えたことを特徴とする。
【0023】
また、請求項15にかかる発明は、ネットワークを介して接続されたデータ送受信装置からデータを預かるデータ預託方法において、前記データ送受信装置から前記データを受信して、識別情報により特定される前記データを記憶する前記データ記憶手段に蓄積するデータ受信ステップと、前記データ受信ステップにより一方の前記データ送受信装置から一方の前記データを受信している時、他方の前記データ送受信装置から他方の前記データを特定する他方の前記識別情報を受信する識別受信ステップと、前記データ受信ステップにより一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信ステップにより他方の前記データ送受信装置から受信した他方の前記識別情報が一致するか否か判定する判定ステップと、前記判定ステップにより一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置で、前記識別情報により特定される前記データを送信させる送信部分の分担を設定するデータ分担ステップと、前記データ分担ステップにより分担された前記データの前記送信部分を送信する要求を、各前記データ送受信装置に通知する通知ステップと、を備え、前記データ受信ステップは、前記通知ステップにより通知された前記データの各前記送信部分を、各前記データ送受信装置から受信することを特徴とする。
【0024】
また、請求項16にかかる発明は、請求項15にかかる発明において、前記データ分担ステップは、前記判定ステップにおいて一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置に対して、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置の通信速度に基づいて前記データの前記送信部分の分担を設定することを特徴とする。
【0025】
また、請求項17にかかる発明は、請求項15または16にかかる発明において、前記判定ステップは、前記データ受信ステップが複数の前記データ送受信装置から受信している前記送信部分の前記データを特定する前記識別情報と、前記識別受信ステップが他の前記データ送受信装置から受信した他の前記識別情報が一致するか否か判定し、前記データ分担ステップは、前記判定ステップにより一致したと判定した場合、前記送信部分を送信している複数の前記データ送受信装置及び他の前記データ送受信装置に対して、前記送信部分を送信している複数の前記データ送受信装置及び他の前記データ送受信装置を合計した台数に基づいて前記データの前記送信部分の分担を設定することを特徴とする。
【0026】
また、請求項18にかかる発明は、請求項15〜17のいずれか1つにかかる発明において、前記データ受信ステップにより、各前記データ送受信装置から受信した前記データの各前記送信部分を合成し、前記データとして前記データ記憶手段に蓄積する合成ステップと、をさらに備えたことを特徴とする。
【0027】
また、請求項19にかかる発明は、請求項14にかかる発明において、前記識別受信ステップは、前記データ送受信装置から前記動画データを特定する前記識別情報を受信し、前記判定ステップは、前記識別情報により特定される動画データを記憶するデータ記憶手段が記憶する前記動画データを特定する前記識別情報と、前記識別受信ステップが受信した前記識別情報が一致しているか否か判定し、前記通知ステップは、前記判定ステップにより一致する前記識別情報が存在するか否かの判定に基づいて、前記識別情報で特定される前記動画データが前記データ記憶手段に記憶されているか否かを前記データ送受信装置に通知し、前記データ受信ステップは、前記通知ステップにより前記動画データがデータ記憶手段に記憶されていない旨を通知した場合のみ、前記データ送受信装置から前記動画データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積することを特徴とする。
【0028】
また、請求項20にかかる発明は、請求項19にかかる発明において、前記データ送受信装置から、送信される前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを示す放送形態情報を取得する放送形態取得ステップと、をさらに備え、前記判定ステップは、前記データ記憶手段が記憶する前記動画データを特定する前記識別情報と、前記識別受信手段により受信した前記識別情報が一致していると判定した際、さらに前記放送形態取得手段により取得した前記放送形態情報から前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを判定し、前記データ受信ステップは、さらに、前記判定手段において前記動画データがデジタル放送による動画データではないと判定した場合のみ、前記データ送受信装置から前記動画データを受信して、前記データ記憶手段に蓄積することを特徴とする。
【0029】
また、請求項21にかかる発明は、請求項15〜18のいずれか1つにかかる発明において、前記データ記憶手段は、前記識別情報により特定される動画データを記憶し、前記識別受信ステップは、前記データ送受信装置から前記動画データを特定する前記識別情報を受信し、前記判定ステップは、前記データ受信ステップにより一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記動画データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信ステップにより他方の前記データ送受信装置から受信した他方の前記識別情報が一致するか否か判定し、前記データ分担ステップは、前記判定ステップにおいて一方の前記識別情報と他方の前記識別情報が一致すると判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置で、前記識別情報により特定される前記動画データを送信させる送信部分の分担を設定し、前記通知ステップは、前記データ分担ステップによる分担された前記動画データの前記送信部分の送信を要求する旨を、各前記データ送受信装置に通知し、前記データ受信ステップは、前記通知ステップにより通知された前記動画データの各前記送信部分を、各前記データ送受信装置から受信することを特徴とする。
【0030】
また、請求項22にかかる発明は、請求項21にかかる発明において、前記データ送受信装置から、送信される前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを示す放送形態情報を取得する放送形態取得ステップと、をさらに備え、前記判定ステップは、前記データ受信ステップにより一方の前記データ送受信装置から受信している一方の前記動画データを特定する一方の前記識別情報と、前記識別受信ステップにより受信した他方の前記識別情報が一致していると判定した場合、さらに前記放送形態取得ステップにより取得した前記放送形態情報から前記動画データがデジタル放送によるものであるか否かを判定し、前記データ分担ステップは、前記判定ステップにより前記動画データがデジタル放送によるものと判定した場合、一方の前記データ送受信装置及び他方の前記データ送受信装置に対して、前記識別情報により特定される前記動画データを送信させる送信部分の分担を設定することを特徴とする。
【0031】
また、請求項23にかかる発明は、請求項19〜22のいずれか1つにかかる発明において、前記識別受信ステップは、ネットワークを介して接続された前記データ送受信装置から、前記動画データが放送されたチャンネル及び放送時間に基づいて生成された前記識別情報を受信することを特徴とする。
【0032】
また、請求項24にかかる発明は、請求項14〜23のいずれか1つにかかる発明において、前記データを返却する前記データ送受信装置に対して、返却する前記データを特定する前記識別情報を送信した前記データ送受信装置であるか否かの認証を行う認証ステップと、前記認証ステップにより前記識別情報を送信した前記データ送受信装置であると認証された場合、認証された前記データ送受信装置に、送信された前記識別情報により特定される、前記データ記憶装置に記憶された前記データを送信するデータ送信ステップと、を、さらに備えたことを特徴とする。
【0033】
また、請求項25にかかる発明は、請求項14〜24のいずれか1つにかかる発明において、前記判定ステップは、前記データの蓄積場所と前記データを特定する前記識別情報とを対応付けた前記データ識別管理情報が保持する前記識別情報に、前記識別受信ステップが受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在するか否か判定し、前記判定ステップにより一致する前記識別情報が存在しないと判定され、前記受信ステップにより前記データが蓄積された際、前記データの蓄積場所と前記データを特定する記識別情報とを対応付けて前記データ識別管理情報に追加する追加ステップと、を備えたことを特徴とする。
【0034】
また、請求項26にかかる発明は、請求項25にかかる発明において、前記管理情報記憶手段は、前記データ識別管理情報として、前記データの蓄積場所と前記識別情報と、さらに前記データ送受信装置を識別する装置識別情報とを対応付けて記憶し、前記追加ステップは、前記判定ステップにより前記データ識別管理情報が保持する前記識別情報に、前記識別受信ステップが受信した前記識別情報と一致する前記識別情報が存在すると判定された場合、前記識別情報と、前記識別情報により特定される前記データの蓄積場所とを対応付けて、前記識別情報を送信した前記データ送受信装置を識別する前記装置識別情報を、前記データ識別管理情報に追加することを特徴とする。
【0035】
また、請求項27にかかる発明は、請求項14〜26のいずれか1つにかかる発明をコンピュータで実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0036】
請求項1にかかる発明によれば、データを特定する識別情報とデータ送受信装置から受信した識別情報が一致する場合には、データ送受信装置から識別情報により特定されるデータを受信しないため、データ送受信装置との間でデータの送信量を低減させ、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0037】
また、請求項2にかかる発明によれば、一方のデータ送受信装置及び他方のデータ送受信装置でデータを送信する送信部分を分担し、各データ送受信装置から分担した送信部分を受信することとなり、各データ送受信装置から送信されたデータ量を合計すると、各データ送受信装置の最大通信量以上のデータ量となるため、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0038】
また、請求項3にかかる発明によれば、各データ送受信装置から送信される送信部分の送信量を各データ送受信装置の通信速度に基づいて分担させることで、通信速度に応じて各データ送受信装置の送信量を適切に決定することとなり、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0039】
また、請求項4にかかる発明によれば、複数のデータ送受信装置の台数に基づいてデータの送信部分を分担することで、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0040】
また、請求項5にかかる発明によれば、複数のデータ送受信装置から送信された送信部分を合成してから蓄積することで、1つデータを複数のデータ送受信装置で分担することが可能となり、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0041】
また、請求項6にかかる発明によれば、動画データを特定する識別情報と、記憶された動画データを特定する識別情報とが一致した場合に、動画データを受信しないことで、特にデータ量が多い動画データのデータ送信量が低減されることで、通信速度を短縮することが可能という効果を奏する。
【0042】
また、請求項7にかかる発明によれば、識別情報と識別情報が一致した場合デジタル放送による動画データの場合は受信しないため、各データ送受信装置から送信された動画データの同一性が保たれることとなり、かつ動画データがデジタル放送の場合は受信しないため、データ送信量が低減され、通信時間を短縮させることが可能という効果を奏する。
【0043】
また、請求項8にかかる発明によれば、動画データを特定する識別情報と、記憶された動画データを特定する識別情報とが一致した場合に、動画データを分担して送信することで、各データ送受信装置から送信されたデータ量を合計すると、各データ送受信装置の最大通信量以上のデータ量となるため、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0044】
また、請求項9にかかる発明によれば、一方のデータ送受信装置が送信する動画データを特定する識別情報と、識別受信手段が受信した識別情報が一致し、かつデジタル放送による動画データの場合に限り、送信部分を分担するので各データ送受信装置から送信された動画データの同一性が保たれることとなり、利用者が預けた動画データと同一の動画データを取得したいという要求を満たすことが可能となる。また、動画データがデジタル放送の場合は動画データの送信部分を分担するため、各データ送受信装置から送信されたデータ量を合計すると、各データ送受信装置の最大通信量以上のデータ量となるため、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0045】
また、請求項10にかかる発明によれば、チャンネル及び放送時間により識別情報を生成することで、識別情報により同一の動画データであるか否か判定することが容易になるという効果を奏する。
【0046】
また、請求項11にかかる発明によれば、識別情報を送信したデータ送受信装置であるか否かの認証を行い、認証されたデータ送受信装置に対してデータを送信することで、動画データを預けることを要求したデータ送受信装置のみデータを取得することが可能という効果を奏する。
【0047】
また、請求項12にかかる発明によれば、管理情報記憶手段により記憶されるデータ識別管理情報で、データの蓄積場所と識別情報を対応付けて保持し、データが蓄積された際、データの蓄積場所と識別情報を対応付けてデータ識別管理情報に追加するため、データと識別情報の管理が容易となるという効果を奏する。
【0048】
また、請求項13にかかる発明によれば、管理情報記憶手段により記憶されるデータ識別管理情報で、データの蓄積場所と識別情報と装置識別情報とを対応付けて保持し、識別情報と識別情報が一致した場合、蓄積場所と識別情報とに対応付けて装置識別情報をデータ識別管理情報に追加するため、データを送信しなかったデータ送受信装置の装置識別情報を追加されることになり、データの送受信の有無にかかわらず、識別情報を送信したデータ送受信装置を特定できることとなり、識別情報を送信したデータ送受信装置にデータを取得させることが容易となるという効果を奏する。
【0049】
また、請求項14にかかる発明によれば、データを特定する識別情報とデータ送受信装置から受信した識別情報が一致する場合には、データ送受信装置から識別情報により特定されるデータを受信しないため、データ送受信装置との間でデータの送信量を低減させ、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0050】
また、請求項15にかかる発明によれば、一方のデータ送受信装置及び他方のデータ送受信装置でデータを送信する送信部分を分担し、各データ送受信装置から分担した送信部分を受信することとなり、各データ送受信装置から送信されたデータ量を合計すると、各データ送受信装置の最大通信量以上のデータ量となるため、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0051】
また、請求項16にかかる発明によれば、各データ送受信装置から送信される送信部分の送信量を各データ送受信装置の通信速度に基づいて分担させることで、通信速度に応じて各データ送受信装置の送信量を適切に決定することとなり、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0052】
また、請求項17にかかる発明によれば、複数のデータ送受信装置の台数に基づいてデータの送信部分を分担することで、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0053】
また、請求項18にかかる発明によれば、複数のデータ送受信装置から送信された送信部分を合成してから蓄積することで、1つデータを複数のデータ送受信装置で分担することが可能となり、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0054】
また、請求項19にかかる発明によれば、動画データを特定する識別情報と、記憶された動画データを特定する識別情報とが一致した場合に、動画データを受信しないことで、特にデータ量が多い動画データのデータ送信量が低減されることで、通信速度を短縮することが可能という効果を奏する。
【0055】
また、請求項20にかかる発明によれば、識別情報と識別情報が一致した場合デジタル放送による動画データの場合は受信しないため、各データ送受信装置から送信された動画データの同一性が保たれることとなり、かつ動画データがデジタル放送の場合は受信しないため、データ送信量が低減され、通信時間を短縮させることが可能という効果を奏する。
【0056】
また、請求項21にかかる発明によれば、動画データを特定する識別情報と、記憶された動画データを特定する識別情報とが一致した場合に、動画データを分担して送信することで、各データ送受信装置から送信されたデータ量を合計すると、各データ送受信装置の最大通信量以上のデータ量となるため、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0057】
また、請求項22にかかる発明によれば、一方のデータ送受信装置が送信する動画データを特定する識別情報と、識別受信手段が受信した識別情報が一致し、かつデジタル放送による動画データの場合に限り、送信部分を分担するので各データ送受信装置から送信された動画データの同一性が保たれることとなり、利用者が預けた動画データと同一の動画データを取得したいという要求を満たすことが可能となる。また、動画データがデジタル放送の場合は動画データの送信部分を分担するため、各データ送受信装置から送信されたデータ量を合計すると、各データ送受信装置の最大通信量以上のデータ量となるため、通信時間を短縮することが可能という効果を奏する。
【0058】
また、請求項23にかかる発明によれば、チャンネル及び放送時間により識別情報を生成することで、識別情報により同一の動画データであるか否か判定することが容易になるという効果を奏する。
【0059】
また、請求項24にかかる発明によれば、識別情報を送信したデータ送受信装置であるか否かの認証を行い、認証されたデータ送受信装置に対してデータを送信することで、動画データを預けることを要求したデータ送受信装置のみデータを取得することが可能という効果を奏する。
【0060】
また、請求項25にかかる発明によれば、管理情報記憶手段により記憶されるデータ識別管理情報で、データの蓄積場所と識別情報を対応付けて保持し、データが蓄積された際、データの蓄積場所と識別情報を対応付けてデータ識別管理情報に追加するため、データと識別情報の管理が容易となるという効果を奏する。
【0061】
また、請求項26にかかる発明によれば、管理情報記憶手段により記憶されるデータ識別管理情報で、データの蓄積場所と識別情報と装置識別情報とを対応付けて保持し、識別情報と識別情報が一致した場合、蓄積場所と識別情報とに対応付けて装置識別情報をデータ識別管理情報に追加するため、データを送信しなかったデータ送受信装置の装置識別情報を追加されることになり、データの送受信の有無にかかわらず、識別情報を送信したデータ送受信装置を特定できることとなり、識別情報を送信したデータ送受信装置にデータを取得させることが容易となるという効果を奏する。
【0062】
また、請求項27にかかるプログラムは、コンピュータに読み取らせて実行することによって、請求項14〜26のいずれか一つに記載されたデータ預託方法をコンピュータの利用で実現することができ、これら各データ預託方法と同様の効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0063】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるデータ預託装置、データ預託方法及びデータ預託プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
【0064】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるデータ預託装置の機能を実現した動画データ預託サーバ100と家庭の動画データを管理するホームサーバ110Aのネットワーク構成、及び動画データ預託サーバ及びホームサーバの構成を示すブロック図である。また、当然ながらネットワーク上にホームサーバは複数接続されていても良い。
【0065】
図1で示した動画データ預託サーバ100は、記憶部101と、通信部102と、判定部103と、認証部104と、追加部105から構成されている。これらの構成を備えることで、動画データ預託サーバ100は、動画データを受信する際に、同じ動画データが存在するか否か判定し、同じ動画データが存在しないときに限り動画データを受信することが可能となる。
【0066】
記憶部101は、本発明のデータ記憶手段及び管理情報記憶手段に相当し、動画データ及び動画データ管理テーブルを記憶している。動画データはホームサーバから送信された動画データとする。
【0067】
図2は、動画データ管理テーブルの構成を示した図である。本図で示すように動画データ管理テーブルは、識別IDと、データの保管場所と、ユーザIDとを対応付けて保持している。識別IDは、動画データ毎の固有の識別IDであり、本実施の形態では’開始時間’-'終了時間'-'チャンネル番号'と録画開始時間、録画終了時間及び録画したチャンネルを示す数値を組み合わせたものとする。例えば、番組の開始時間が2004年7月31日の12時00分から2004年7月31日の14時00分までチャンネル番号’1’で録画した動画データの識別IDは200407311200-200407311400-1となる。そして動画データ管理テーブルは、識別IDと、動画データの保管場所とを対応付けて保持することで識別IDと動画データとを対応付けて管理することを可能としている。またサーバIDは動画データを送信した、あるいは送信しようとしたが既に同一の動画データがあるため送信を行わなかったホームサーバを示すIDとする。サーバIDと識別ID及び保管場所を対応付けて保有することで、番組を録画し、動画データ預託サーバ100に動画データのアップロードを試みたホームサーバを特定することが可能となる。また動画データ管理テーブルで動画データと識別IDを対応付けて保持するので管理が容易となり、さらに動画データを特定する識別IDとホームサーバ110Aから受信した識別IDとの比較が容易となる。また識別IDとサーバIDとを対応付けて管理するため、動画データを送信したホームサーバを容易に特定可能となる。
【0068】
なお、識別IDにおいて開始時間及び終了時間を分単位で指定させると同じ番組であっても利用者毎に指定する時刻が異なることもありえるが、現在はテレビジョン上に表示される電子番組案内等により番組を予約するのが主流となりつつあるので、同じ番組であれば同じ開始、終了時間が設定されるのが一般的と考えられる。
【0069】
図1に戻り、通信部102は、通知部121と、識別受信部122と、データ送信部123と、データ受信部124から構成され、公衆ネットワークを介して接続されたホームサーバ110Aと通信する。なお本実施の形態では、説明を容易にするためホームサーバ110Aと通信を行うこととしたが、通信可能なホームサーバをホームサーバ110Aに制限するものではない。また、通信可能なホームサーバは、ホームサーバ110Aと同様の構成を有し、ネットワークに接続されているホームサーバであればよい。
【0070】
識別受信部122は、ホームサーバ110Aから動画データの預かり要求とともに、預かる動画データを特定する識別IDを受信する。また識別受信部122は、ホームサーバ110Aから動画データの返却要求と共に、動画データを特定する識別IDも受信する。
【0071】
通知部121は、預かり要求に対する結果として、後述する判定部103で動画データ管理テーブルに預かり要求と共に受信した識別IDと同一の識別IDを有するレコードが存在するか否かにより、預かり要求を行ったホームサーバ110Aに要求の結果を通知する。つまり判定部103で受信した識別IDと同一の識別IDを有するレコードが存在しないと判定された場合、動画データを預かっていない旨を要求結果として識別IDと共に通知する。また判定部103で受信した識別IDと同一の識別IDを有するレコードが存在すると判定された場合は、動画データを預かっている旨を要求結果として識別IDと共に通知する。
【0072】
データ受信部124は、通知部121で動画データを預かっていない旨の通知がされた後、預かり要求時に受信した識別IDで特定される動画データをホームサーバ110Aから受信し、記憶部101に蓄積する。またデータ受信部124は、動画データの受信終了後にホームサーバからの完了通知を受信する。
【0073】
データ送信部123は、後述する認証部104で適正に認証が行われた場合、動画データを預けたホームサーバ110Aに対して、動画データを送信する。
【0074】
判定部103は、通信部102が動画データ預かり要求と共に受信した識別IDと、動画データ管理テーブルが有する全レコードの識別IDを比較して一致するレコードが存在するか否か判定を行う。そして判定部103は、一致するレコードが存在するか否かを示す判定結果を通知部121に出力する。
【0075】
追加部105は、記憶部101に記憶された動画データ管理テーブルにホームサーバからの預かり要求に対応した情報の追加を行う。データ受信部124がホームサーバ110Aから動画データを受信して記憶部101に蓄積された後、追加部105は、受信した動画データを特定する識別IDと、動画データを蓄積した場所と、ホームサーバ110Aを示すサーバIDとを対応付けて動画データ管理テーブルに追加する。
【0076】
また判定部103は、動画データ管理テーブルが保有する識別IDとホームサーバ110Aから受信した識別IDを比較して一致するレコードが存在したと判定した場合、追加部105が、動画データ管理テーブルで一致した識別IDを有するレコードのサーバIDに、識別IDを送信したホームサーバ110AのサーバIDを追加する。また、この場合、データ受信部124はホームサーバ110Aから動画データを受信しない。これで動画データを送信していないホームサーバのサーバIDも動画データ管理テーブルに追加されることで、動画データを送受信していないにもかかわらず、追加したサーバIDにより特定されるホームサーバから動画データを預かったこととなる。その後、この動画データ管理テーブルを参照して動画データを返却するか否か認証することで、動画データを実際に送信したか否かに関わらず、預かり要求を行ったホームサーバであれば動画データの送信することが可能となる。
【0077】
例えば図2で示した動画データ管理テーブルの2レコード目のデータは、サーバIDがA0001となるホームサーバが送信した動画データについて追加されたレコードであり、後にサーバIDがB0003となるホームサーバから送信された識別IDが2レコード目の識別IDと比較して一致した場合、B0003となるホームサーバからは動画データを受信せず、追加部105は2レコード目のサーバIDにB0003を追加したことを示している。
【0078】
認証部104は、識別受信部122にホームサーバ110AからサーバID及び動画データを特定する認証IDと共に動画データの返却要求があった場合、動画データ管理テーブルが保有するサーバID及び識別IDと、送信要求のあった認証ID及びサーバIDを比較して、動画データ管理テーブルに一致するレコードが存在した場合は認証が適正に行われたこととする。認証が適正に行われた場合、データ送信部123が一致したレコードの保管場所で特定される動画データを、サーバIDで特定されるホームサーバに送信する。認証部104を備えることで、以前動画データを預かる旨の要求を行ったホームサーバに対してのみ動画データを送信することが可能となる。
【0079】
なお、本実施の形態の動画データ預託サーバ100は本発明を実現するための一例を示したものであり、動画データ預託サーバは、動画データをホームサーバ110Aからの要求に応じて、既に預かっているか否かをホームサーバ110Aに通知し、預かっていない場合のみホームサーバ110Aから受信することを実現可能であればどの様な構成でも良い。
【0080】
ホームサーバ110Aは、記憶部111と、通信部112と、預託判断部113と、動画取得部114と、動画削除部115と、再生処理部116と、識別ID生成部117と、入力処理部118から構成されている。ホームサーバ110Aはこれらの構成を備えることで、記憶部111に蓄積された動画データを動画データ預託サーバ100に預けることを可能とする。そしてホームサーバ110Aは各家庭に備えられ、家庭内で録画した動画データを蓄積する。
【0081】
記憶部111は、動画データ及び動画データ識別ID管理テーブルを記憶している。動画データはホームサーバ110Aあるいはホームサーバ110Aに接続された家庭内に設置された録画装置により録画され、蓄積された動画データとする。
【0082】
図3は、動画データ識別ID管理テーブルの構成を示した図である。本図で示すように動画データ識別ID管理テーブルは、識別IDと、動画データのファイル名を対応付けて保持している。識別IDは、動画データ毎の固有の識別IDであり、上述した動画データ預託サーバ100が記憶部101で記憶している動画データ管理テーブルが保有する識別IDと生成方法が同じ識別IDとする。そして動画データ識別ID管理テーブルは、識別IDと、動画データのファイル名とを対応付けて保持することで識別IDと動画データとを対応付けて管理することを可能としている。また、識別IDのみでファイル名が登録されていないレコードは、動画データが動画データ預託サーバ100に預けた動画データを示すものとする。
【0083】
図1に戻り、入力処理部118は、利用者からポインティングデバイスやキーボードあるいは家庭内ネットワークを介して接続された他の装置からの操作を入力する。入力処理部118は、利用者が動画データ預託サーバ100に動画データの預託、動画データの録画、あるいは動画データの再生する場合等に、利用者の操作を入力する。入力処理部118により、利用者が後述する預託判断部113、動画取得部114、再生処理部116に対して処理を要求することが可能となる。
【0084】
通信部112は、公衆ネットワークを介して接続された動画データ預託サーバ100と通信する。通信部102は、動画データと対応付けられた識別IDと共に動画データの預かり要求の送信し、さらに動画データ預託サーバ100から識別IDと共に預かり要求の要求結果を受信する。
【0085】
そして要求結果の受信後、預託判断部113が動画データを送信すると判断した場合、要求結果と共に受信した識別IDで特定される動画データを送信する。また、通信部112は、動画データの送信後に動画データ預託サーバ100に対して完了通知を送信する。
【0086】
また通信部112は、後述する再生処理部116から識別IDと共に再生する動画データを取得する旨が入力された場合は、識別IDと共に動画データを返却する旨を動画データ預託サーバ100に送信する。そして動画データ預託サーバ100で適正に認証が行われた場合、通信部112は、動画データ預託サーバ100から送信した識別IDで特定される動画データを受信する。
【0087】
預託判断部113は、動画データを動画データ預託サーバ100に預けるか否か判断する。預託判断部113は、利用者から動画データを預ける旨の要求があった場合、あるいは記憶部111の動画データを蓄積可能な記憶領域が減少した場合に動画データを預ける旨の判断を行う。また、通信部112が要求結果を受信した場合、預託判断部113は、要求結果で示された同じ動画データが既に預けられているか否かに基づいて、動画データを送信するか否か判断する。つまり同じ動画データが預けられている場合は、預託判断部113は、動画データを送信しないと判断する。そして同じ動画データが預けられていない場合は、預託判断部113は、動画データを送信すると判断する。
【0088】
動画取得部114は、放送されている動画データを録画し、あるいは家庭内のネットワークに接続された家庭内で放送を録画する録画装置から動画データを取得し、記憶部111に蓄積する。
【0089】
識別ID生成部117は、動画取得部114が取得した動画データと対応付ける識別IDを生成し、生成した識別IDを動画データのファイル名と対応付けて動画データ識別ID管理テーブルに追加する。また、識別ID生成部117が生成する識別IDは、上述した動画データ預託サーバ100の記憶部101に記憶された動画データ管理テーブルの識別IDと同様の構成の識別IDを生成、つまり’開始時間’-'終了時間'-'チャンネル番号'と録画開始時間、録画終了時間及び録画したチャンネルを示す数値を組み合わせにより生成する。動画データ預託サーバ100が録画を行った場合、録画開始時間、録画終了時間及び録画したチャンネルは自装置になされた設定から取得する。また他の録画装置から入力された動画データの場合、他の録画装置から録画開始時間、録画終了時間及び録画したチャンネルを取得する。
【0090】
動画削除部115は、ホームサーバ110Aが動画データ預託サーバ100に預かり要求を行った動画データを、動画データ預託サーバ100に動画データを実際に送信したか否かを問わず、削除する。その際、記憶部111が記憶する動画データ識別ID管理テーブルの削除した動画データを示すレコードのファイル名を削除する。これにより動画データ識別ID管理テーブルのファイル名の有無を参照することで、動画データが記憶部に記憶されているのか、動画データ預託サーバ100に預けているのかを判断することが可能となる。
【0091】
再生処理部116は、利用者から動画データを再生する要求があった場合、動画データを再生する。利用者が動画データ識別ID管理テーブルで管理されている動画データから再生する動画データを選択した場合、再生処理部116は、選択された動画データのレコードにファイル名が入力されている場合、このファイル名により特定される動画データを再生する。選択された動画データのレコードにファイル名が入力されていない場合、通信部112を介して動画データ預託サーバ100に対してレコードが保持する識別ID及びホームサーバ110AのサーバIDと共に動画データの返却要求を行う。そして動画データ預託サーバ100から送信された動画データを通信部112から記憶部111を介し、再生処理部116が再生する。なお、再生された動画データを表示する表示装置について特に制限するものではなく、例えばホームサーバ110Aに接続されたディプレイ、あるいは家庭内ネットワーク上に接続された動画データを表示可能な装置などが考えられる。
【0092】
ホームサーバ110Aは、ホームサーバ110Aが記憶する動画データのみならず、動画データ預託サーバ100に預けた動画データの再生を可能とする。これによりホームサーバ110Aに備えられた記憶領域で保持できる動画データ以上の再生可能な動画データを保持することが可能となる。なお、動画データ預託サーバ100への動画データの送信する時刻に制限を設けるものではなく、放送されている番組の録画終了後に動画データを送信しても良いし、放送されている番組の録画中から動画データの送信を開始しても良い。
【0093】
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる動画データ預託サーバ100及びホームサーバ110Aにおいて、ホームサーバ110Aが放送を動画データとして録画してから、動画データ預託サーバ100に動画データを預けるまでの処理について説明する。図4は、本実施の形態にかかる動画データ預託サーバ100及びホームサーバ110Aにおける上述した処理の手順を示すフローチャートである。
【0094】
まずはホームサーバ110Aの処理手順について説明する。ホームサーバ110Aの動画取得部114は、放送されている番組を録画した動画データあるいは録画装置から取得した動画データを、記憶部111に蓄積する(ステップS311)。そして識別ID生成部611が動画データを特定する識別IDを生成し、識別IDと動画データのファイル名を対応付けて動画データ識別ID管理テーブルに追加する(ステップS312)。次に預託判断部113が、利用者の要求あるいは記憶部111の記憶領域に基づいて、録画した動画データを動画データ預託サーバ100に預けるか否かを判断する(ステップS313)。動画データ預託サーバ100に動画データを預けないと判断した場合(ステップS313:No)、特に処理を行わずそのまま終了する。
【0095】
預託判断部113が、動画データを預けると判断した場合(ステップS313:Yes)、通信部112が動画データの識別IDと共に動画データの預かり要求を動画データ預託サーバ100に送信する(ステップS314)。
【0096】
そして通信部112は動画データ預託サーバ100から預かり要求に対する要求結果を受信する(ステップS315)。そして預託判断部113が、要求結果が同じ動画データが既に預けられているか否かに基づいて、動画データ預託サーバ100に動画データを送信するか否か判断する(ステップS316)。
【0097】
そして預託判断部113は、要求結果が同じ動画データが預けられていない旨であり、動画データを送信すると判断した場合(ステップS316:No)、通信部112が、要求結果と共に受信した識別IDで特定される動画データを動画データ預託サーバ100に送信する(ステップS317)。そして通信部112は動画データの送信終了後、動画データ預託サーバ100に送信完了通知を送信する(ステップS318)。
【0098】
そして通信部112が送信完了通知を送信したあと(ステップS318)、あるいは預託判断部113が、要求結果から動画データを送信しないと判断したあと(ステップS316:Yes)、動画削除部115は、送信した動画データあるいは要求結果と共に受信した識別IDで特定される動画データを削除し、さらに記憶部111が記憶する動画データ識別ID管理テーブルで削除した動画データに該当するレコードに対して、ファイル名を削除して終了する(ステップS319)。
【0099】
次に、動画データ預託サーバ100の処理手順を説明する。識別受信部122は、ホームサーバ110Aから識別IDと共に動画データの預かり要求を受信する(ステップS301)。そして判定部103が、ホームサーバ110Aから送信された識別IDを、記憶部101に記憶された動画データ管理テーブルが有する識別IDと比較し、識別IDと一致する識別IDを有するレコードが存在するか否か判定を行う(ステップS302)。判定部103が一致するレコードが存在し、すでに同じ動画データがあると判定した場合(ステップS302:Yes)、通知部121によりホームサーバ110Aに同じ動画データが預けられている旨の要求結果を識別IDと共に送信する(ステップS303)。そして追加部105が、受信した識別IDを有するレコードのサーバIDにホームサーバ110AのサーバIDを追加して終了する(ステップS304)。
【0100】
判定部103が一致するレコードが存在せず、同じ動画データがないと判定した場合(ステップS302:No)、通知部121がホームサーバ110Aに同じ動画データが預けられていない旨の要求結果を識別IDと共に送信する(ステップS305)。そしてデータ受信部124は、ホームサーバ110Aから動画データを受信する(ステップS306)。次にデータ受信部124は受信した動画データを蓄積する(ステップS307)。そしてデータ受信部124が、ホームサーバ110Aから送信完了通知を受信した時に、動画データの受信が完了したものとし(ステップS308)、追加部105が、受信した識別IDと、これに動画データの蓄積場所と、ホームサーバ110AのサーバIDとを対応付けたレコードを動画データ管理テーブルに追加して終了する(ステップS309)。
【0101】
なお、上述した処理手順では、動画データ預託サーバ100とホームサーバ110Aとの間で行われる処理手順を説明したが、動画データ預託サーバ100と動画データの転送を行うホームサーバをホームサーバ110Aに制限するものではなく、公衆ネットワークを介して動画データ預託サーバ100と接続され、ホームサーバ110Aと同様の構成を有しているホームサーバであれば良い。
【0102】
また、上述した処理手順は、動画データ預託サーバ100とホームサーバ間で行われる預ける動画データを送信するまでの処理手順の一例を示したものであり、動画データ預託サーバ100とホームサーバ間の動画データを預ける際、同じ動画データがある場合には送信を行わず、同じ動画データがない場合に送信を可能にする処理手順であればどの様な処理手順であっても良い。
【0103】
図5は、動画データ預託サーバ100の機能を実現するためのプログラムを実行したPCのハードウェア構成を示した図である。本実施の形態の動画データ預託サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)901などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)902やRAM(Random Access Memory)903などの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)、CDドライブ装置などの外部記憶装置904と、外部に接続された装置と通信を行う通信I/F905とこれらを接続するバス906を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
【0104】
本実施形態の動画データ預託サーバ100で実行される動画データ預託プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0105】
また、本実施形態の動画データ預託サーバ100で実行される動画データ預託プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の動画データ預託サーバ100で実行される動画データ預託プログラムプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0106】
また、本実施形態の動画データ預託プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【0107】
本実施の形態の動画データ預託サーバ100で実行される動画データ預託プログラムは、上述した各部(通信部、判定部、合成部、追加部、認証部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)901が上記記憶媒体から動画データ預託プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、通信部、判定部、合成部、追加部、認証部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
【0108】
また本実施の形態の動画データ預託サーバ100は、データが同じ場合は送信する必要がないため、データを送信するために通信時間が短縮され、動画データ預託サーバ100及びホームサーバ110Aのリソースの減少を抑えることが可能となる。動画データ預託サーバ100が複数のホームサーバから預かり要求があった動画データを共通して管理することで、記憶部101を占める動画データが減少し、有効に記憶領域を利用することが可能となる。また預けるときに既に預かっている動画データの送受信を行わないため、ネットワーク上のトラフィックが減少させることが可能となる。本発明のデータ預託装置及びこの装置を備えたシステムは、動画データなど特に巨大なデータ量を送受信する際に有効となる。
【0109】
なお、本実施の形態においては預けるデータを動画データとしたが、預けることが可能なデータを動画データのみに制限するものではなく、例えば音楽データや、画像データあるいは文書データなど識別IDで特定可能なデータであればよいこととする。
【0110】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態は動画データ預託サーバ100とホームサーバ110A間の動画データを預ける際、既に同一の動画データを預けられていた場合、動画データを送信しないものである。しかしながら動画データのようにデータ量が大きい場合、一方のホームサーバから動画データを受信している途中に、他のホームサーバから同一の動画データを預ける旨の要求を受信することが考えられる。そこで第2の実施の形態は、一方のホームサーバから動画データを受信している途中に、他のホームサーバから同一の動画データを預ける旨の要求を受信する場合を考慮した動画データ預託サーバ及びホームサーバとする。
【0111】
図6は、本発明の第2の実施の形態にかかるデータ預託装置の機能を実現した動画データ預託サーバ400かつ家庭の動画データを管理するホームサーバ410A、410Bのネットワーク構成、及び動画データ預託サーバ400及びホームサーバ410Aの構成を示すブロック図である。本図で示されたネットワークには、ホームサーバ410A、410B以外のホームサーバが接続されていても良い。なお、ホームサーバ410Bは、ホームサーバ110Aと同一の構成を備えたホームサーバであるため説明を省略する。
【0112】
図6で示した動画データ預託サーバ400は、記憶部101と、通信部402と、判定部403と、合成部404と、追加部405と、認証部104、動画データ分担部401から構成されている。上述した第1の実施の形態にかかる動画データ預託サーバ100とは、動画データ分担部401が追加され、合成部404が追加され、通信部102と判定部103と追加部105とは処理が異なる通信部402と判定部403と追加部405に変更された構成を有している点で異なる。以下の説明では、上述した実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
【0113】
通信部402は、通知部421と、識別受信部122と、データ送信部123と、データ受信部422から構成され、公衆ネットワークを介して接続されたホームサーバ410A及びホームサーバ410Bと通信する。なお通信を行うホームサーバを410A及びホームサーバ410Bとしたのは説明を容易にするためであり、ホームサーバ410Aと同様の構成を有しているホームサーバであれば通信可能となる。
【0114】
通知部421は、第1の実施の形態の通知部121が行う預かり要求の結果通知の他に、さらに後述する動画データ分担部401によりホームサーバ毎に動画データを送信するデータ部分の分担が設定された場合、ホームサーバ410A、410B等に対して動画データの送信部分の分担を変更する旨の要求、識別ID及びその設定されたデータ部分を通知する。
【0115】
データ受信部422は、第1の実施の形態のデータ受信部124と同様にホームサーバから動画データを受信して記憶部101に蓄積するが、さらに通知部421で通知された動画データの送信部分の分担に基づいて、ホームサーバ410Aから動画データの一方のデータ部分の受信と共に、ホームサーバ110Bから動画データの他方のデータ部分の受信を可能とする。また、データ受信部422は、動画データの送信部分を分担された場合、分担した各ホームサーバから完了通知を受信する。
【0116】
判定部403は、一方のホームサーバ(例えばホームサーバ410A)から動画データを受信している時に、通信部402を介して他方のホームサーバ(例えばホームサーバ410B)から動画データの預かり要求を受信した場合、預かり要求と共にホームサーバ410Bから受信した認識IDと、ホームサーバ410Aから受信中の動画データを特定する認識IDと一致するか否かを判定する。そして判定部403は一致しないと判定した際には、第1の実施の形態で判定部103と同様に、預かり要求と共に受信した認識IDと記憶部101の動画データ管理テーブルが有する識別IDとを比較して一致するレコードが存在するか否か判定する。なお、預かり要求と共に受信した認識IDと記憶部101の動画データ管理テーブルが有する識別IDとを比較して一致するレコードが存在するか否かは第1の実施の形態と同様の処理を行うため説明を省略する。
【0117】
そして判定部403が預かり要求と共に受信した認識IDと受信中の動画データを特定する認識IDが一致したと判定した場合、後述する動画データ分担部401で二つのホームサーバに対して動画データの送信部分を分担する。なお判定部403がどのホームサーバからも動画データを受信していない時に、あるホームサーバから動画データの預かり要求を受信した場合の処理は第1の実施の形態の判定部103の処理と同様であるため説明を省略する。
【0118】
動画データ分担部401は、判定部403が一方のホームサーバ(仮にホームサーバ410Aとする)受信中の動画データを特定する識別IDと、他方のホームサーバ(仮にホームサーバ410Bとする)からの預かり要求と共に送られてきた識別IDが一致したと判定した場合、ホームサーバ410A及びホームサーバ410Bに対して送信する動画データを分担する。
【0119】
本実施の形態の動画データ分担部401が行う分担部分の設定は、ホームサーバ410A及びホームサーバ410Bの通信速度を取得し、動画データで未だ受信していないデータ部分をこれらホームサーバの通信速度の比に応じて分担して設定する。そして通知部421がホームサーバ410A及びホームサーバ410Bに対して動画データの送信するデータ部分の分担を変更する旨と共に送信するデータ部分の設定範囲を通知する。
【0120】
また、動画データ分担部401は、上述した手順により分担した後、さらに他のホームサーバから動画データの預かり要求があり、この預かり要求と共に受信した識別IDが分担を行った動画データを特定する識別IDと一致した場合、これら3台のホームサーバで動画データの未だ受信していないデータ部分を分担する。また、さらに台数が増加した場合でも、台数に応じて送信するデータ部分の分担を行うこととする。なお、3台以上のホームサーバで分担する場合でも、これらホームサーバの通信速度の比に応じて動画データの未だに受信していないデータ部分を分担する。
【0121】
合成部404は、データ受信部124が複数のホームサーバから同一の動画データの複数のデータ部分を記憶部101に蓄積した場合、これらデータ部分をマージして、1つの動画データとして記憶部101に蓄積する。
【0122】
追加部405は、記憶部101に記憶された動画データ管理テーブルにレコードを追加する。追加部405は、動画データを複数のホームサーバで分担した場合、動画データ管理テーブルに、識別IDと、合成部404によりマージされた動画データの蓄積場所、分担されたデータを送信した全てのホームサーバを示すサーバIDとを対応付けたレコードを追加する。追加部405が行う他の場合のレコード等の追加する手順は、第1の実施の形態の追加部105と同様のため説明を省略する。
【0123】
なお、本発明は、本実施の形態による動画データを分担する際に、通信速度に応じて未だに受信していないデータ部分を分担する方法に制限するものではなく、例えば一方のホームサーバでは未だに受信していないデータ部分の開始部からデータの送信を行い、他方のホームサーバでは動画データの終端部からデータを送信し、送信されたデータが一致した時点で送信を終了する方法などが考えられる。
【0124】
ホームサーバ410Aは、記憶部111と、通信部412と、預託判断部113と、動画取得部114と、動画削除部115と、再生処理部116と、識別ID生成部117と、入力処理部118と、範囲設定部411から構成されている。ホームサーバ410Aは、第1の実施の形態のホームサーバ110Aとは範囲設定部411が追加され、通信部112とは処理が異なる通信部412に変更された構成を有している点で異なる。以下の説明では、上述した実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
【0125】
範囲設定部411は、動画データ預託サーバ400から送信部分の分担を変更する旨、識別IDとともに受信した、送信するデータ部分の設定範囲から、受信した識別IDで特定される動画データの送信するデータ部分の範囲を設定する。これによりホームサーバ410Aは動画データ預託サーバ400で設定された分担に応じて動画データを送信することが可能となる。
【0126】
通信部412は、公衆ネットワークを介して接続された動画データ預託サーバ400と通信を行う。通信部412は、送信部分の分担を変更する旨の要求とともに、送信するデータ部分の設定範囲を受信し、送信するデータ部分の設定範囲を範囲設定部411に出力する。また通信部412は、範囲設定部411により設定された範囲について動画データのデータ部分を送信する。他に通信部412で行われる送受信は、第1の実施の形態の通信部102が行う送受信と同様のため省略する。
【0127】
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる動画データ預託サーバ400、ホームサーバ410A、410Bにおいて、ホームサーバ410Aから動画データ預託サーバ400に動画データを預けるための送信が行われている時に、動画データ預託サーバ400がホームサーバ410Bから預かり要求を受信した場合の、ホームサーバ410Bが動画データを預けるまでの処理について説明する。図7は、本実施の形態にかかる動画データ預託サーバ400、ホームサーバ410A及びホームサーバ410Bにおける上述した処理の手順を示すフローチャートである。なお、ホームサーバ410Bから預かり要求とともに送信した識別IDと、動画データ管理テーブルが保持する識別IDが一致するか否かの処理も当然行う必要があるが、第1の実施の形態と同様の処理手順であり、説明を容易にするために省略する。
【0128】
まずはホームサーバ410Aの処理手順について説明する。ホームサーバ410Aの通信部412は既に動画データの送信している(ステップS531)。そして通信部412は、動画データ預託サーバ400から動画データの送信するデータ部分の分担を変更する旨、識別IDと共に送信するデータ部分の設定範囲の通知を受信したか否か確認する(ステップS532)。通信部412が上述の通知を受信した場合(ステップS532:Yes)、範囲設定部411は、通知により得られた動画データの送信するデータ部分の設定範囲より動画データの送信するデータ部分の範囲を設定する(ステップS533)。
【0129】
ホームサーバ410Aの通信部412は設定された範囲に基づいて動画データのデータ部分を送信する(ステップS534)。また通信部412が上述した通知を受信せず、動画データの範囲を一度も設定されていない場合、動画データの全ての部分を送信する範囲と設定されているものとして通信部412は動画データを送信する。
【0130】
そしてホームサーバ410Aの通信部412は設定された送信範囲の動画データのデータ部分を送信したか否か判断する(ステップS535)。そして通信部412は動画データの送信が終了していない場合(ステップS535:No)、通信部412は上述した通知を受信したか否かの判断から処理を行う(ステップS532)。
【0131】
また、ホームサーバ410Aの通信部412が動画データの送信を終了した場合(ステップS535:Yes)、通信部412は動画データ預託サーバ400に送信完了通知を送信する(ステップS536)。そして動画削除部115が、該当する動画データを削除し、さらに記憶部111が記憶する動画データ識別ID管理テーブルの削除した動画データに該当するレコードのファイル名を削除して終了する(ステップS537)。
【0132】
次に、動画データ預託サーバ100の処理手順について説明する。データ受信部422は、ホームサーバ410Aから動画データを受信している(ステップS511)。そしてデータ受信部422は受信した動画データを記憶部101に蓄積する(ステップS512)。そして識別受信部122が、他のホームサーバ(本処理手順ではホームサーバ410B)から動画データの預かり要求を受信したか否か判断する(ステップS513)。
【0133】
識別受信部122がホームサーバ410Bから動画データの預かり要求を受信した場合(ステップS513:Yes)、判定部403は、預かり要求と共に受信した識別IDが、ホームサーバ410Aから受信している動画データを特定する識別IDと一致するか否か判定する(ステップS514)。判定部403が一致しないと判定した場合(ステップS514:No)、さらに判定部403は、記憶部101が記憶する動画データ管理テーブルの識別IDと一致するか否か判定を行うが、以降の処理は第1の実施の形態で示した処理手順と同様であるため説明を省略する(図示せず)。
【0134】
判定部403が一致したと判定した場合(ステップS514:Yes)、動画データ分担部401が、受信中の動画データの未だに送信されていないデータ部分をホームサーバ410A及びホームサーバ410Bで各ホームサーバの通信速度により分担する(ステップS515)。そして通知部421は、動画データの送信するデータ部分の分担を変更する旨、識別IDと共に送信するデータ部分の設定範囲をホームサーバ410A及びホームサーバ410Bに送信する(ステップS516)。
【0135】
そしてデータ受信部422はホームサーバ410B及びホームサーバ410Aから動画データを受信する(ステップS517)。判定部403によりホームサーバ410B及びホームサーバ410Aから送信された動画データの識別IDが一致していた場合は、ホームサーバ410A及びホームサーバ410Bから同じ動画データの分担により設定されたデータ部分を受信する。
【0136】
そしてデータ受信部422は受信した動画データを記憶部101に蓄積する(ステップS518)。なお、同じ動画データをホームサーバ410A及びホームサーバ410Bで分担していた場合、合成部404が各ホームサーバから受信した動画データのデータ部分のマージを行う。またホームサーバ410A及びホームサーバ410Bから異なる動画データを受信していた場合は、マージは行わず、動画データ毎に蓄積する。
【0137】
そしてデータ受信部422は、ホームサーバから送信完了通知を受信したか否か確認する(ステップS519)。なおデータ受信部422は、動画データを分担した場合は分担した全てのホームサーバから送信完了通知を受信したか否か確認する。動画データを分担していない場合は各ホームサーバから送信完了通知を受信していない時に、動画データを分担している場合は全てのホームサーバから送信完了通知を受信していない時に(ステップS519:No)、再び識別受信部122がホームサーバから動画データの預かり要求を受信したか否かの確認から開始する(ステップS513)。
【0138】
動画データを分担していない場合は各ホームサーバから送信完了通知を受信した時に、そして動画データを分担している場合は全てのホームサーバから送信完了通知を受信した時に(ステップS519:Yes)、追加部405は、記憶部101の動画データ管理テーブルに対して、動画データの識別IDを識別IDとし、この識別IDと、動画データの蓄積場所と、動画データを送信したホームサーバを特定するサーバIDとを対応付けてレコードを追加する(ステップS520)。なお、動画データを複数のホームサーバで分担して送信した場合、これら全てのホームサーバのサーバIDをレコードに追加する。
【0139】
次に、動画データ預託サーバ100の処理手順について説明する。ホームサーバ410Bの通信部412は動画データを特定する識別IDと共に預かり要求を動画データ預託サーバ400に送信する(ステップS501)。そして通信部412は動画データ預託サーバ400から動画データの送信するデータ部分の分担を変更する旨と共に送信するデータ部分の設定範囲の通知を受信したか否か確認する(ステップS502)。通信部412が送信するデータ部分の分担を変更する旨の通知を受信しなかった場合(ステップS502:No)、通信部412は動画データ預託サーバ400から要求結果を受信し、動画データ預託サーバ400に同じ動画データが預けられているか否かに基づいて処理が行われるが第1の実施の形態の図4で示したステップS314からステップS315と同様の処理のため説明を省略する(図示しない)。
【0140】
そしてホームサーバ410Bにおいて、ホームサーバ410AのステップS533〜S537と同様に、通知により動画データの送信範囲を設定し、この設定により動画データを送信し、送信した後に動画データを削除して終了する(ステップS503〜S507)。
【0141】
なお、上述した処理手順では、動画データ預託サーバ400とホームサーバ410Aとホームサーバ410Bの間で行われる処理手順を説明したが、動画データ預託サーバ100と動画データの転送を行うホームサーバをホームサーバ410A、410Bに制限するものではなく、公衆ネットワークを介して動画データ預託サーバ400と接続され、ホームサーバ410Aと同様の構成を有しているホームサーバであれば良い。また上述した処理手順ではホームサーバ410Aとホームサーバ410Bで動画データの送信を分担することとしたが、さらに多数のホームサーバで動画データの送信を分担しても良い。
【0142】
また上述した処理手順は、動画データの送信で分担する処理手順の一例を示したものであり、他の処理手順により動画データの送信を分担しても良い。
【0143】
また本実施の形態の動画データ預託サーバ400は、同じ動画データを複数のホームサーバで分担して送信することで、動画データ預託サーバ400はホームサーバ410A、410Bの通信速度以上のデータ量を受信することが可能となり、動画データを送信する通信時間を短縮することが可能となる。またホームサーバ410A、410Bは全て動画データを送信する必要がないため、各ホームサーバのデータの送信量を減少させ、リソースの減少を抑えることが可能となる。本発明のデータ預託装置及びこの装置を備えたシステムは、動画データなど特に巨大なデータ量を送受信する際に有効となる。
【0144】
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、同一時間及び同一チャンネルであれば同じ動画データとして取り扱った。しかしながら動画データはアナログ放送であれば受信側の環境の違い等によりデータに差異が生じる一方、デジタル放送の動画データであれば完全な同一性が保たれる。そこで第3の実施の形態は、アナログ放送とデジタル放送を判別して、デジタル放送の動画データのみ複数のホームサーバで共有する動画データ預託サーバ及びホームサーバとする。
【0145】
図8は、本発明の第3の実施の形態にかかるデータ預託装置の機能を実現した動画データ預託サーバ600かつ家庭の動画データを管理するホームサーバ610A、610Bのネットワーク構成、及び動画データ預託サーバ及びホームサーバの構成を示すブロック図である。本図で示されたネットワークには、ホームサーバ610A、610B以外のホームサーバが接続されていても良い。なお、ホームサーバ610Bは、ホームサーバ110Aと同一の構成を備えたホームサーバであるため説明を省略する。
【0146】
図8で示した動画データ預託サーバ600は、記憶部101と、通信部402と、判定部602と、合成部404と、追加部405と、認証部104と、動画データ分担部401と、放送形態取得部601から構成されている。上述した第2の実施の形態にかかる動画データ預託サーバ400とは、放送形態取得部601を追加し、判定部403とは処理が異なる判定部602に変更された構成を有している点で異なる。以下の説明では、上述した実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
【0147】
判定部602は、識別受信部122が動画データ預かり要求と共に受信した識別IDに対して、動画データ管理テーブルが有する識別IDと一致するか否かの判定を行い、判定部602が一致すると判定した場合、後述する放送形態取得部601に識別IDを出力し、放送形態取得部601から入力された結果により動画データがデジタル放送であるか否か判定する。そして判定部602は識別IDが一致し、さらに動画データがデジタル放送によるものであると判定した場合、通知部421より同じ動画データを既に預かっている旨の要求結果を、預かり要求を送信したホームサーバに送信する。判定部602がそれ以外と判定した場合、通知部421より動画データを送信する旨の要求結果を、預かり要求を送信したホームサーバ(本実施の形態ではホームサーバ610Aあるいはホームサーバ610B)に送信する。
【0148】
また、判定部602は、データ受信部422が一方のホームサーバから動画データを受信している時に、識別受信部122が他方のホームサーバから動画データの預かり要求を受信した場合、預かり要求と共に受信した認識IDと受信中の動画データを特定する認識IDが一致するか否か判定し、判定部602が一致すると判定した場合、さらに放送形態取得部601に識別IDを出力し、放送形態取得部601から入力された結果により動画データがデジタル放送であるか否か判定する。そして判定部602は、識別IDが一致し、動画データがデジタル放送によるものであると判定した場合、第2の実施の形態と同様に動画データ分担部401が動画データ二つのホームサーバに対して動画データを分担し、各ホームサーバに対して送信するデータ部分の範囲を設定する。また、それ以外と判定した場合、通知部421より動画データを送信する旨の要求結果を、預かり要求を送信した他方のホームサーバに送信する。なお、識別IDが一致した場合にデジタル放送か否かを判別するために放送形態取得部601に出力する識別IDは、識別IDが一致するためどちらのホームサーバから受信したものでも良い。
【0149】
放送形態取得部601は、入力された識別IDから、動画データを録画した放送がデジタル放送であるかアナログ放送であるかを取得する。本実施の形態において識別IDは、録画開始時間、録画終了時間、録画したチャンネルを示す数値及びデジタル放送であるかアナログ放送であるか判別するための識別子を組み合わせたものとし、’開始時間’-'終了時間'-'チャンネル番号'-'放送形態識別子'とする。放送形態識別子は、デジタル放送であれば'D'、アナログ放送であれば'A'とする。例えば、番組の開始時間が2004年7月31日の12時00分から2004年7月31日の14時00分までチャンネル番号’1’でデジタル放送を録画した動画データの識別IDは200407311200-200407311400-1-Aとなる。そして放送形態取得部601は識別IDから放送形態識別子を抽出し、デジタル放送かアナログ放送かを判定部602に出力する。上で示した例の識別IDの場合、放送形態取得部601はアナログ放送である旨を判定部602に出力する。
【0150】
ホームサーバ610Aは、記憶部111と、通信部412と、預託判断部113と、動画取得部114と、動画削除部115と、再生処理部116と、識別ID生成部611と、入力処理部118と、範囲設定部411から構成されている。ホームサーバ610Aは、第2の実施の形態のホームサーバ410Aとは識別ID生成部117とは処理が異なる識別ID生成部611に変更された構成を有している点で異なる。以下の説明では、上述した実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略している。
【0151】
識別ID生成部611は、動画取得部114が取得した動画データと対応付ける識別IDを生成し、生成した識別IDを動画データのファイル名と対応付けて動画データ識別ID管理テーブルに追加する。また識別ID生成部117が生成する識別IDは、第2の実施の形態までとは異なり、録画開始時間、録画終了時間及び録画したチャンネルにさらに放送形態識別子を加えて組み合わせたものとし、’開始時間’-'終了時間'-'チャンネル番号'-'放送形態識別子'となる。放送形態識別子はデジタル放送であれば'D'と、アナログ放送であれば'A'とする。動画データがデジタル放送によるものであるか、アナログ放送によるものあるかは、自装置になされた設定から取得する。また他の録画装置から入力された動画データの場合、他の録画装置からデジタル放送であるか否かを取得する。
【0152】
本実施の形態のホームサーバ610Aは上述した構成を有することで、動画データ預託サーバ600が識別IDを受信した際に、動画データがデジタル放送によるものかアナログ放送によるものか判定することが可能となる。
【0153】
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかる動画データ預託サーバ600及びホームサーバ610Aにおいて、ホームサーバ610Aが放送を動画データとして録画してから、動画データ預託サーバ600に動画データを預けるまでの処理について説明する。図9は、本実施の形態にかかる動画データ預託サーバ600及びホームサーバ610Aにおける上述した処理の手順を示すフローチャートである。
【0154】
まずはホームサーバ610Aの処理手順について説明する。ホームサーバ610Aの処理手順については、第1の実施の形態の図4のステップS311〜S319と同様にして、放送の録画から動画データの削除までを行う(ステップS812〜S820)。すなわち、ホームサーバ610Aは預かり要求を送信した後、動画データ預託サーバ600から受信した要求結果に基づいて動画データを送信するか否かを決定する。そしてその後ホームサーバ610Aは動画データを削除する。なお、ステップS813で識別ID生成部611が生成する識別IDは、第1の実施の形態の識別IDとは、アナログ放送あるいはデジタル放送であるか特定する識別子が加えられている点だけ異なる。
【0155】
次に、動画データ預託サーバ600の処理手順について説明する。通信部402は、ホームサーバ610Aから識別IDと共に動画データの預かり要求を受信する(ステップS801)。そして判定部602が、ホームサーバ610Aから送信された識別IDと、記憶部101に記憶された動画データ管理テーブルが有する識別IDを比較して一致するレコードの有無により、識別IDが一致した動画データが預けられているか否か判定する(ステップS802)。判定部602が識別IDと一致した識別IDにより特定される動画データが預けられていると判定した場合(ステップS802:Yes)、放送形態取得部601が入力された識別IDから放送形態を抽出して、その結果を判定部602に出力する(ステップS803)。
【0156】
そして判定部602は、放送形態取得部601から入力された結果に基づいて、動画データがデジタル放送によるものか否か判定する(ステップS804)。判定部602は、動画データがデジタル放送によるものと判定した場合(ステップS804:Yes)、通信部402によりホームサーバ610Aに同じ動画データが預けられている旨の要求結果を送信する(ステップS805)。そして追加部405が、一致したレコードのサーバIDにホームサーバ610AのサーバIDを追加して終了する(ステップS811)。
【0157】
判定部602が一致する識別IDが無いと判定した場合(ステップS802:No)、あるいは動画データがデジタル放送によるものではないと判定された場合(ステップS804:No)、第1の実施の形態の図4のステップS306〜S309と同様にして、同じ動画データが預けられていない旨の要求結果を送信し、動画データ管理テーブルの更新まで行う(ステップS806〜S810)。すなわち、一致する動画データはないものとして取り扱い、ホームサーバ610Aから受信した動画データを蓄積する。
【0158】
なお、一致する識別IDがあり動画データがアナログ放送である場合には動画データを受信するため、動画データ管理テーブルで同一識別IDのレコードが複数登録されることとなり、動画データが特定できず問題となる可能性がある。しかし、識別IDが同一でも、サーバ毎に動画データのファイル名の変更や蓄積場所を異ならせて、識別IDとサーバIDに基づいてファイル名を検索すれば、各ホームサーバが送信した動画データを特定することが可能となる。ファイル名の変更方法や蓄積場所の設定方法について特に制限を設けるものではないが、アナログ放送の動画データの場合、常に受信したファイル名にサーバIDを追加してファイルを保管する等が考えられる。
【0159】
また本実施の形態では、動画データ預託サーバ600がホームサーバ610Aから動画データを受信している時に、ホームサーバ610Bから預かり要求があった場合について、受信中の動画データを特定する識別IDと預かり要求と共に受信した識別IDが一致した場合、さらに判定部602がデジタル放送であるか否か判定し、デジタル放送であると判定した場合に限り分担することとする。デジタル放送であるか否かの判定方法は図9で示した処理手順と同様であり、デジタル放送であると判定された後の分担方法は図7で示した処理手順と同様であるため、この説明を省略する。
【0160】
この処理手順により、デジタル放送による動画データの場合に限り送信するデータ部分を分担し、アナログ放送の場合は各ホームサーバが単独で動画データを送信する。なお、デジタル放送による動画データの場合は、第2の実施の形態と同様に、さらに多くの台数で動画データの送信を分担しても良い。
【0161】
本実施の形態においては、複数のホームサーバから動画テータ預託サーバにデータを預ける場合、環境等によりデータが異なるアナログ放送の動画データについてはホームサーバ毎に保持し、同一性が保持されるデジタル放送の動画データについては共通して保持することで、ホームサーバ等家庭内で録画された動画データと同一の動画データを提供することが可能となり、利用者が預けた動画データと同一の動画データを取得したという要求を満たすことが可能となる。またデジタル放送の動画データについては共通で保持することで動画データ預託サーバ600の記憶部101で動画データが占める記憶領域が減少することとなり、記憶部101の記憶領域を有効に利用することが可能となる。また、かつ動画データがデジタル放送の場合は受信しないため、データ送信量が低減され、通信時間を短縮させることが可能となる。
【0162】
なお、動画データがデジタル放送であるか否かの判別は識別IDにホームサーバが埋め込んで、動画データ預託サーバ600が識別IDから抽出した識別子に基づいてデジタル放送であるか否か判別する方法に制限するものではなく、ホームサーバから取得する動画データがデジタル放送であるか否か判別可能な方法であればどんな方法を用いても良い。
【0163】
(変形例)
また、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0164】
(変形例1)
上述した各実施の形態において、動画データ預託サーバは公衆ネットワーク上に1つした設置しなかったが、公衆ネットワーク上に設置する動画データ預託サーバを1つに制限するものではない。本変形例は公衆ネットワーク上に複数の動画データ預託サーバを設置するものである。
【0165】
本変形例の動画データ預託サーバにおいて、判定部が本動画データ預託サーバで管理すべき動画データであるか否か判定し、本動画データ預託サーバで管理すべき動画データであると判定された場合に、さらに上述した各実施の形態で示した処理手順を行い記憶部で管理する。またホームサーバが動画データの送信を要求している場合、公衆ネットワーク上に設定された全ての動画データ預託サーバに対して預かり要求を行う。そして複数の動画データ預託サーバは、預かり要求に含まれる識別IDに基づいて、自装置が管理すべき動画データか否か判定し、自装置が管理すべき動画データであると判定した場合、上述した各実施の形態と同様の処理手順により、同一の動画データを有しているか否かを要求結果として送信する。自装置で管理すべきか否かは識別IDに含まれていた録画時間、チャンネルあるいは放送形態等に基づいて決定する。
【0166】
公衆ネットワーク上に複数の動画データ預託サーバを設置することで、動画データ受信時に動画データ預託サーバに係る負荷を軽減、あるいは動画データ預託サーバの通信速度以上の動画データをホームサーバから送信することが可能となる。複数の動画データ預託サーバで動画データを管理する方法をチャンネル毎や放送時間あるいは放送形態毎に分けて管理することに制限するものではなく、例えば同一番組の動画データを分割して複数の動画データ預託サーバで管理しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0167】
以上のように、本発明にかかるデータ預託装置、データ預託方法及びデータ預託プログラムは、データを預ける際に有用であり、特に、他の装置から動画データを預ける際の同一動画データの有無により動画データを受信するか否か決定する技術に適している。
【図面の簡単な説明】
【0168】
【図1】第1の実施の形態にかかる動画データ預託サーバかつ家庭の動画データを管理するホームサーバによるネットワーク構成、及び動画データ預託サーバ及びホームサーバの構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態にかかるデータ預託装置の記憶部に記憶される動画データ管理テーブルの構成を示した図である。
【図3】第1の実施の形態にかかるホームサーバの記憶部に記憶される動画データ識別ID管理テーブルの構成を示した図である。
【図4】第1の実施の形態にかかる動画データ預託サーバ及びホームサーバにおいて、ホームサーバが放送を動画データとして録画してから、動画データ預託サーバに動画データを預けるまでの処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態にかかる動画データ預託サーバの機能を実現するためのプログラムを実行したPCのハードウェア構成を示した図である。
【図6】第2の実施の形態にかかる動画データ預託サーバかつ家庭の動画データを管理する複数のホームサーバによるネットワーク構成、及び動画データ預託サーバ及びホームサーバの構成を示すブロック図である。
【図7】第2の実施の形態にかかる動画データ預託サーバ、2台のホームサーバにおいて、一方のホームサーバから動画データ預託サーバに動画データを預けるための送信が行われている時に、動画データ預託サーバが他方のホームサーバから預かり要求を受信した場合の、ホームサーバが動画データを預けるまでの処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】第3の実施の形態にかかる動画データ預託サーバかつ家庭の動画データを管理する複数のホームサーバによるネットワーク構成、及び動画データ預託サーバ及びホームサーバの構成を示すブロック図である。
【図9】第3の実施の形態にかかる動画データ預託サーバ及びホームサーバにおいて、ホームサーバが放送を動画データとして録画してから、動画データ預託サーバに動画データを預けるまでの処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0169】
100、400、600 動画データ預託サーバ
101 記憶部
102、402 通信部
103、403、602 判定部
104 認証部
105、405 追加部
110A、410A、410B、610A、610B ホームサーバ
111 記憶部
112、412 通信部
113 預託判断部
114 動画取得部
115 動画削除部
116 再生処理部
117、611 識別ID生成部
118 入力処理部
121、421 通知部
122 識別受信部
123 データ送信部
124、422 データ受信部
401 動画データ分担部
404 合成部
411 範囲設定部
601 放送形態取得部
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 外部記憶装置
905 通信I/F
906 バス
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【住所又は居所】東京都大田区中馬込1丁目3番6号
【出願日】 平成16年9月10日(2004.9.10)
【代理人】 【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明

【公開番号】 特開2006−81022(P2006−81022A)
【公開日】 平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願番号】 特願2004−264556(P2004−264556)