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【発明の名称】 多機能印刷装置、及び該装置を使用した多機能システム
【発明者】 【氏名】小林 洋一
【住所又は居所】東京都八王子市石川町2951番地の5 カシオ計算機株式会社八王子技術センター内

【要約】 【課題】ファクシミリ機能やプリント機能、メール機能等を有する多機能印刷装置に関し、特にカレンダベースでドキュメント管理を行い、ドキュメントファイルの所在を確実に知り、カレンダーベースでスケジュール管理を行うことができ、操作性の優れた多機能印刷装置を提供するものである。

【解決手段】FAX通信制御部を介してファクシミリデータの送受信を行い、LAN通信制御部を介して印刷データやメールデータの送受信を行い、スキャナ部で読み取った原稿データを上記ファクシミリデータやメールデータとして相手先に送信する多機能印刷装置であり、スケジュール管理機能部によってイベント情報をカレンダー上にスケジューリングし、仮想リンクの生成によってイベントに対応するドキュメントの登録処理を行う。これにより、スケジュールの時系列管理を行うと共に、関連するドキュメントファイルの管理を容易に行うことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷機能を含む各種機能を備えた多機能印刷装置と、該多機能印刷装置にネットワークを介して接続されたクライアント機器とを有する多機能システムにおいて、
前記多機能印刷装置は、印刷データ及び各種データを入力する入力手段と、該入力手段を介して入力したデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶したデータを時系列に管理する管理手段とを有し、
前記クライアント機器は、前記管理手段によって時系列管理されたスケジュールデータを表示する表示手段を有することを特徴とする多機能システム。
【請求項2】
前記多機能印刷装置は、更に前記記憶手段に記憶したデータを分類別にリンクさせた仮想フォルダを有し、前記クライアント機器は、前記仮想フォルダによってリンクされた前記分類毎のデータも表示することを特徴とする請求項1記載の多機能システム。
【請求項3】
前記管理手段が行うスケジュールデータの作成は、前記多機能印刷装置に設けられた操作部からの操作入力、又は前記クライアント機器のドライバ入力に基づいて行われることを特徴とする請求項1、又は2記載の多機能システム。
【請求項4】
前記各種機能は、ファクシミリ機能、メール機能、スキャナ機能であり、前記入力手段に入力する各種データはファクシミリデータ、メールデータ、読取データであることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の多機能システム。
【請求項5】
前記記憶手段に記憶したデータをファクシミリデータ、又はメールデータ、又は印刷データとして出力することを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の多機能システム。
【請求項6】
前記時系列管理されたデータの表示、及び前記仮想フォルダによってリンクされた前記分類別のデータ表示は、交互に表示切り替えできることを特徴とする請求項2、3、4、又は5記載の多機能システム。
【請求項7】
前記分類は、文書分類、及び顧客分類であることを特徴とする請求項2記載の多機能システム。
【請求項8】
前記仮想フォルダのリンク設定は、入力データに基づいて自動的に設定されることを特徴とする請求項2記載の多機能システム。
【請求項9】
前記仮想フォルダの自動的なリンク設定は、入力データに含まれる特定コードを検出することによって行うことを特徴とする請求項8記載の多機能システム。
【請求項10】
前記データの入力は、前記表示手段に表示されたスケジュールの対応するイベントを指定することで実行されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、又は9記載の多機能システム。
【請求項11】
前記仮想フォルダの顧客分類に基づいてリンクされた文書分類を検索し、時系列表示したワークフローを作成することを特徴とする請求項7、8、又は9記載の多機能システム。
【請求項12】
前記ワークフローの表示において、手順に問題があるイベントについて特徴表示を行うことを特徴とする請求項11記載の多機能システム。
【請求項13】
アシスタントアイコンを使用して前記各機能を自動的に実行させることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、又は12記載の多機能システム。
【請求項14】
ネットワークを介してクライアント機器に接続された多機能印刷装置において、
印刷データ及び各種データを入力する入力手段と、
該入力手段を介して入力したデータを記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶したデータを時系列管理する管理手段と、
前記管理手段によって時系列管理されたデータを前記クライアント機器に出力する出力手段と、
を有することを特徴とする多機能印刷装置。
【請求項15】
更に前記記憶手段に記憶されたデータを分類別にリンクさせた仮想フォルダを有し、該仮想フォルダによってリンクされた前記分類毎のデータも表示することを特徴とする請求項14記載の多機能印刷装置。
【請求項16】
前記管理手段が行うスケジュールデータの作成は、前記多機能印刷装置に設けられた操作部からの操作入力、又は前記クライアント機器のドライバ入力に基づいて行われることを特徴とする請求項14、又は15記載の多機能印刷装置。
【請求項17】
前記入力手段に入力する各種データは、ファクシミリデータ、メールデータ、読取データであることを特徴とする請求項14、15、又は16記載の多機能印刷装置。
【請求項18】
前記記憶手段に記憶したデータをファクシミリデータ、又はメールデータ、又は印刷データとして出力することを特徴とする請求項14、15、16、又は17記載の多機能印刷装置。
【請求項19】
前記時系列管理されたデータの表示、及び前記仮想フォルダによってリンクされた前記分類別のデータ表示は、交互に表示切り替えできることを特徴とする請求項15、16、17、又は18記載の多機能印刷装置。
【請求項20】
前記分類は、文書分類、及び顧客分類であることを特徴とする請求項15記載の多機能印刷装置。
【請求項21】
前記仮想フォルダのリンク設定は、入力データに基づいて自動的に設定されることを特徴とする請求項15記載の多機能印刷装置。
【請求項22】
前記仮想フォルダの自動的なリンク設定は、入力データに含まれる特定コードを検出することによって行うことを特徴とする請求項21記載の多機能印刷装置。
【請求項23】
前記データの入力は、前記表示手段に表示されたスケジュールの対応するイベントを指定することで実行されることを特徴とする請求項14、15、16、17、18、19、20、又は21記載の多機能印刷装置。
【請求項24】
前記仮想フォルダの顧客分類に基づいてリンクされた文書分類を検索し、時系列表示したワークフローを生成することを特徴とする請求項20、21、又は22記載の多機能印刷装置。
【請求項25】
前記ワークフローの表示において、手順に問題があるイベントについて特徴表示を行うことを特徴とする請求項24記載の多機能印刷装置。
【請求項26】
アシスタントアイコンを使用して前記各機能を自動的に実行させることを特徴とする請求項14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25記載の多機能印刷装置。
【請求項27】
ネットワークを介してクライアント機器に接続された多機能印刷装置が行う処理方法において、
印刷データ及び各種データを入力する入力処理と、
該処理によって入力したデータを記憶手段に記憶する処理と、
該記憶手段に記憶されたデータを時系列に管理する処理と、
前記時系列管理されたデータを前記クライアント機器に出力する処理と、
を行うことを特徴とする多機能処理方法。
【請求項28】
更に前記記憶手段に記憶されたデータを分類別にリンクさせた仮想フォルダを生成する処理と、該仮想フォルダによってリンクされた前記分類別のデータを前記クライアント機器に出力する処理も行うことを特徴とする請求項27記載の多機能処理方法。
【請求項29】
前記入力処理の対象となる各種データは、ファクシミリデータ、メールデータ、読取データであることを特徴とする請求項27、又は28記載の多機能処理方法。
【請求項30】
ネットワークを介してクライアント機器に接続された多機能印刷装置に使用されるプログラムであって、
印刷データ及び各種データを入力する入力機能と、
該機能によって入力したデータを記憶手段に記憶する機能と、
該記憶手段に記憶されたデータを時系列に管理する機能と、
前記時系列管理されたデータを前記クライアント機器に出力する機能と、
を少なくとも有するプログラムであって、コンピュータが実行可能なプログラム。
【請求項31】
更に前記記憶手段に記憶されたデータを分類別にリンクさせた仮想フォルダを生成する機能と、該仮想フォルダによってリンクされた前記分類別のデータを前記クライアント機器に出力する機能とを少なくとも有する請求項30記載のコンピュータが実行可能なプログラム。
【請求項32】
前記入力機能の対象となる各種データは、ファクシミリデータ、メールデータ、読取データであることを特徴とする請求項30、又は31記載のプログラム。
【請求項33】
印刷機能を含む各種機能を備えた多機能印刷装置において、
前記多機能印刷装置は、印刷データ及び各種データを入力する入力手段と、該入力手段を介して入力したデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶したデータを時系列に管理する管理手段と、前記管理手段によって時系列管理されたスケジュールデータを表示する表示手段を有することを特徴とする多機能印刷装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ファクシミリ機能やプリント機能、メール機能等を有する多機能印刷装置、及び当該装置を使用した多機能システムに関する。
【背景技術】
【0002】
今日、パーソナルコンピュータ(PC)からのデータや原稿データを読み取ってファクシミリ送信し、又パーソナルコンピュータ(PC)を介して原稿データをメール送信し、更には複写機能やプリンタ機能を有する複合機が広く使用されている。特に、上記各機能が印刷装置に追加され、公衆回線やLAN等のネットワークに直接接続された多機能機器も提案されている。
【0003】
特許文献1は、MFD(マルチファンクションデバイス)をLANのネットワーク上に構築した例であり、クライアントからの各種要求をMFDに割り当て実現するシステムである。
【特許文献1】特開平11−163872号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の複合機ではクライアントPCで作成し、複合機で印刷やファクシミリ送信したドキュメント等は時間の経過と共に記録場所が不明になる場合がある。この為、フォルダを階層状に構成してドキュメント管理を行う手法も考えられるが、階層が深くなると一覧性が困難になり、オリジナルファイルの所在が分からなくなる。
【0005】
一方、ファイル名でドキュメントの検索を行うことも可能であるが、ファイル名を忘れる場合も多く、よほど意識してファイル名を設定しない限り、後にファイルの検索が困難になる。特に、受信メールの添付ファイルや、発信者がファイル名を付与する場合、ファイル名が自動付与され、後の検索が困難になる。
【0006】
そこで、本発明はカレンダベースでドキュメント管理を行い、スケジューラ連携のドキュメント管理を行うことによってファイルの所在を確実に知り、ドキュメントワークフローへの適応も可能であり、操作性の優れた多機能印刷装置、及び当該装置を使用した多機能システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題は本発明によれば、印刷機能を含む各種の機能を備えた多機能印刷装置と、該多機能印刷装置にネットワークを介して接続されたクライアント機器とを有する多機能システムにおいて、前記多機能印刷装置は、印刷データ及び各種データを入力する入力手段と、該入力手段を介して入力したデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶されたデータを時系列に管理する管理手段とを有し、前記クライアント機器は、前記管理手段によって時系列管理されたスケジュールデータを表示する表示手段を有する多機能システムを提供することによって達成できる。
【0008】
このように構成することにより、例えば入力データとしてファクシミリデータやメールデータ、原稿データを入力した際、当該データを記憶手段に記憶すると共に、カレンダーベースのスケジューラに時系列に記録することができ、スケジューラ連携のドキュメント管理を行うことができる。
【0009】
また、前記多機能印刷装置は、更に前記記憶手段に記憶されたデータを分類別にリンクさせた仮想フォルダを有し、前記クライアント機器は、前記仮想フォルダによってリンクされた前記分類毎のデータも表示する構成である。
【0010】
このように構成することにより、スケジュール管理されたデータは各種分類毎に区分けされ、関連するファイルがリンクされ、後に必要なファイルを容易に検索することが可能となる。
【0011】
また、前記管理手段が行うスケジュールデータの作成は、前記多機能印刷装置に設けられた操作部からの操作入力、又は前記クライアント機器のドライバ入力に基づいて行われ、前記各種機能は、ファクシミリ機能、メール機能、スキャナ機能であり、前記入力手段に入力する各種データはファクシミリデータ、メールデータ、読取データである。
【0012】
また、前記時系列管理されたデータの表示、及び前記仮想フォルダによってリンクされた前記分類別のデータ表示は、交互に切り替えが可能である。このように構成することにより、表示を交互に繰り返し、操作性が良く且つ分かり易い表示を行うことができる。
【0013】
また、前記分類は、例えば文書分類、及び顧客分類である。文書分類としては、例えば見積書や納品書、依頼書等のドキュメント分類であり、顧客分類は〇〇会社、△△商事等の分類である。このように構成することにより、文書分類や顧客分類毎にリンク設定を行うことができ、ユーザにとってより有効なシステムとすることができる。
【0014】
また、前記仮想フォルダのリンク設定は、入力データに基づいて自動的に行われる構成である。さらに、そのリンク設定は、例えば入力データに含まれる特定コードを検出することによって行う。このように構成することにより、より容易に分類別のリンク設定を行うことができる。
【0015】
また、前記データの入力は、前記表示手段に表示されたスケジュールの対応するイベントを指定することで実行される。このように構成することにより、より容易にスケジューラへのドキュメント登録を行うことが可能となる。
【0016】
また、前記仮想フォルダの顧客分類に基づいてリンクされた文書分類を検索し、時系列表示したワークフローを生成する構成である。このように構成することにより、顧客別、文書別の処理手順の不備や問題を検出することができる。
【0017】
また、例えばアシスタントアイコンを使用して前記各機能を自動的に実行させる構成とすることができる。このように構成することにより、操作性を改善し、容易に仮想リンクの設定を行い、仮想フォルダを構築することができる。
【0018】
さらに、上記課題は本発明によれば、ネットワークを介してクライアント機器に接続された多機能印刷装置において、印刷データ及び各種データを入力する入力手段と、該入力手段を介して入力したデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶されたデータを時系列管理する管理手段と、前記管理手段によって時系列管理されたデータを前記クライアント機器に出力する出力手段とを有する多機能印刷装置を提供することによっても達成できる。
【0019】
上記多機能印刷装置を使用してクライアント端末と通信を行い、クライアントPCのディスプレイに表示し、カレンダーベースでスケジュール管理を行うことができる。
さらに、多機能処理方法や、多機能印刷装置に上記機能を有するプログラムをインストールし、同様に機能させることができる。このように構成することによっても、カレンダーベースのスケジュール管理や、仮想フォルダの生成、アシスタントアイコンを使用しての印刷処理やファクシミリ送信処理、メール送信処理等を実行することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、スケジューラ連携のドキュメント管理を行うことができ、例えばスケジューラ上のイベント位置を指定することによって関連するドキュメントの登録処理や検索処理を容易に行うことができる。
【0021】
また、仮想フォルダのリンク設定を自動的に行うことができ、操作性の優れた多機能印刷システムを構築することができる。
また、アシスタントアイコン等を使用し、操作性の更なる向上を図ると共に、セキュリティーの優れた多機能印刷システムとすることができる。
【0022】
さらに、ワークフローの生成を行い、顧客別のスケジュールの問題や課題を検出し、表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の多機能印刷装置(以下、複合機で示す)のシステム構成図である。
【0024】
同図において、本例の複合機1とクライアントPCはLANを介して接続され、LANには他に複数のクライアントPCが接続されている。また、本システムはルータ2を介してインターネットに接続され、他の端末機器との間でネットワーク通信が行われる。
【0025】
複合機1はスキャナ部3、MFPメイン部4、プリンタ部5で構成され、MFPメイン部4にはスケジュール管理機能部6、及びファクシミリ通信制御部(以下、FAX通信制御部で示す)7が配設されている。一方、クライアントPCは、スケジュール表示部(ディスプレイ)8を有し、複合機1で生成するカレンダーにスケジュール表示が付加されたスケジューラの表示を行う。
【0026】
図2は、上記複合機1の内部システムを示す図である。同図に示すように、スキャナ部3は読取機構部3aを有し、読取機構部3aの駆動により原稿台に載置された原稿画像が読み取られ、MFPメイン部4に原稿データが送られる。
【0027】
MFPメイン部4は上記スケジュール管理機能部6、FAX通信制御部7、及びMFP制御部10、読取機構制御部11、表示操作制御部12、LAN通信制御部13、インターネット通信制御部14、記憶装置制御部15、及び記憶装置部(HDD)16で構成されている。
【0028】
読取機構制御部11は前述のスキャナ部3に設けられた読取機構部3aの機構制御を行い、スキャナ部3で読み取られた原稿データはMFP制御部10に送られる。
表示操作制御部12は、表示操作部(オペレーションパネル)18の操作に基づくキー操作信号をMFP制御部10に出力する。また、MFP制御部10から出力される表示データを表示操作部18に送信する。
【0029】
また、本例の複合機1は公衆回線網にも接続され、FAX通信制御部7によってファクシミリ通信が行われる。また、LAN通信制御部13は本例の複合機1をLANに接続する為のインターフェイスであり、インターネット通信制御部14はTCP/IP(transmission control protocol /internet protocol)等を使用してルータ2を介してインターネット通信の制御を行う。
【0030】
記憶装置制御部15は、記憶装置部(HDD)16へのデータ書き込み、及び記憶装置部(HDD)16に記憶されたデータの読み出し制御を行う。尚、スケジュール管理機能部6の機能については後述する。
【0031】
一方、プリンタ部5はプリンタ制御部19、印刷機構部20で構成され、プリンタ制御部19の制御処理に基づいて印刷結果を出力する。尚、印刷機構部20はプリンタを構成する画像形成部や現像部、転写部等の機構制御を行う。
【0032】
図3は上記構成の複合機1の外観、及びデータの入出力関係を模式的に示す図である。複合機1の前面上部には前述の表示操作部(オペレーションパネル)18が配設され、複合機1の上面には印刷物の排出部24が取り付けられている。また、前述の記憶装置部(HDD)16は、多様な入出力経路を有する複合機1の入力から出力に至る間の全てのドキュメント情報を一旦保管し、登録を希望するドキュメントに対して、後述するスケジューラ連携のドキュメントを記憶し、又仮想フォルダを使用した体系的なドキュメントの記憶を行う。尚、登録を希望しないドキュメントについては、一定期間経過後削除処理を行う。
【0033】
図4は上記入出力構成をより具体的に示す図である。ここで、入力するドキュメントとしては、前述の公衆回線を介してファクシミリ装置25からFAXデータがFAX通信制御部7に入力する。また、LANネットワークを介して、クライアントPCから印刷データがLAN通信制御部13に入力する。さらに、メールデータが前述のクライアントPC、又はルータ2を介して入力する。尚、前述のように、スキャナ部3で読み取った原稿データも供給される。
【0034】
一方、出力側では、公衆回線を介してFAXデータが出力され、LANネットワークを介してクライアントPCにデータが供給され、更にクライアントPCを介してメールデータが出力される。また、内蔵するプリンタ部5によって印刷出力が行われる。
【0035】
複合機1は前述のスケジュール管理機能部6によって、同図に示すスケジューラ27を作成し、仮想フォルダ28の作成も行う。スケジューラ27、及び仮想フォルダ28の作成は、前述の記憶装置部(HDD)16に登録されるデータに基づいて行われる。
【0036】
図5はスケジューラ27の表示例を示す図であり、カレンダー画面に登録された営業会議や企画会議等のイベントが表示され、関連するドキュメントが登録される。尚、上記スケジューラ27及び仮想フォルダ28はスケジュール管理機能部6によって作成されるが、上記表示はクライアントPCのディスプレイに行われる。また、必要に応じてスケジューラ27の表示、又は一部の表示を表示操作部(オペレーションパネル)18に表示する構成としてもよい。
【0037】
尚、スケジュール管理機能部6は上記ドキュメント時系列管理の他に、同図に示すドキュメント体系分類管理、ドキュメントワークフロー管理、及び保持ドキュメントセキュリティ管理も行う。但し、上記各管理については後述する。
【0038】
図6は本例、及び後述する実施形態2の一部を含む本発明の基本的処理を説明するフローチャートである。先ず、スケジューラ連携のドキュメント管理を行う為、スケジューラへの登録を行うか判断し(ステップ(以下、Sで示す)1)、スケジューラへの登録設定を行う場合には、更に仮想フォルダへのリンク設定を行い(S2、S3)、体系的なドキュメント登録を行う(S4)。一方、スケジューラへの登録を行わない場合には(S1がNO)、後述する日次トランザクションのみへのデータ保存を行う(S5)。
【0039】
図7は上記スケジューラ連携の登録処理を具体的に説明するフローチャートであり、図8はスケジューラ登録処理を模式的に示す図である。尚、本例はクライアントPCによって作成した印刷データ(ドキュメント)をスケジューラの対応するイベントと連携して登録する例である。
【0040】
先ず、クライアントPCにインストールされているアプリケーションを使用してドキュメントを作成する(S2−1)。次に、印刷プロパティを開き、スケジューラへの登録を行うか判断する(S2−2、S2−3)。ここで、スケジューラへの登録を行う場合には(S2−3がYES)、図8に示すようにクライアントPCのキーボード又はマウスを操作し、同図のaに示すチェックボックスにチェックを入れる(S2−4)。尚、スケジューラへの登録を行わない場合(S2−3がNO)、前述のようにドキュメントのスケジューラへの登録を行うことなく(S2−5)、日次トランザクションのみへのデータ保存を行う(図8のb)。
【0041】
次に、ドキュメントのオリジナルを登録するか判断し(S2−6)。ここで、オリジナルを登録する場合には(S2−6がYES)、オリジナルファイルの登録を行う(S2−7)。尚、このオリジナルファイルの改変は可能である。一方、オリジナルを登録しない場合(S2−6がNO)、印刷ファイルの登録を行う(S2−8)。この印刷ファイルは改変不可である。
【0042】
次に、スケジューラを起動し(S2−9)、図9に示す処理を実行する。先ず、スケジューラを起動すると、図8のcに示すように前述の図5に示す表示が行われ、ユーザは該当するイベントを選択し(S2−10)、ドキュメントの追加処理を行う(S2−11)。そして、ドキュメントの移動又は複写処理(ドラック&ドロップ)を行い(S2−12)、ドキュメントの仮登録を行う(S2−13)。
【0043】
ここで、図5に示す例を使用して説明する。例えば、同図に示す鈴木氏のスケジュールにおいて、2日(月)の10:00〜17:00の営業会議で使用する新製品のプレゼンテーション用の印刷データをクライアントPCで作成した場合、同図に示す位置dに印刷データのアイコンをドロップする。
【0044】
また、4日(水)の11:00〜12:00の来客との打ち合わせで使用する書類をクライアントPCで作成した場合には、同図に示す位置eに当該書類のアイコンをドロップする。
【0045】
以上の操作を行うことによって、前述の図5に示すスケジューラ27が完成し、スケジューラ連携のドキュメント管理が可能になる。したがって、本例によればイベントをカレンダーベースで時系列管理でき、営業会議や企画会議、出張等の各種イベントの時刻を正確に知ることができ、営業会議等の開催を忘れることがない。また、登録したドキュメントを容易に探すことができ、カレンダーベースのスケジューラでイベント時期を確認すると共にそのイベントで必要となる文書データが確認でき且つ容易に印刷出力させることができるなど、極めて有効なドキュメント管理を行うことができる。
【0046】
また、本システムは中小オフィスにおいて有効であり、例えば図10に示すように、本例の複合機1が複写機1a、ファクシミリ装置1b、プリンタ装置1cの役割を果たし、1台の複合機に上記装置を集約することによって、各機能毎に散在していた情報を一元化し、複合機1を通過する紙媒体A及び電子媒体Bの情報を時系列的に整理し、ドキュメント等のファイル管理を容易とし、極めて容易にファイル検索を行うことができるものである。
【0047】
尚、上記実施形態1の説明ではクライアントPCで作成したドキュメントの入力例を説明したが、例えば図8に示すように表示操作部(オペレーションパネル)18を操作し、ファクシミリ送信するドキュメントの担当者を指定して送信する際、同様にスケジューラ連携のドキュメント登録を行うことができる。例えば、齋籐○△氏がファクシミリ送信する際、OKボタンを操作すると日次トランザクションにドキュメントが保管されると共に、該当するイベントに当該ドキュメントが追加登録される。
【0048】
また、クライアントPCを介さないで複合機1のスキャナ部3から直接文書データ或いはファックス送信データを読み込む様な場合にも、スケジューラ27の表示、又は一部の表示を表示操作部(オペレーションパネル)18に表示させ、このカレンダー表示上で、スキャナの読み込みに応じて生成された文書データアイコンを、所望の日程表示上にドラッグ&ドロップし、読み込んだ文書データをスケジューラ27に登録させることもできる。
【0049】
さらに、予め登録されているファックス送信先のアドレス帳画面を表示操作部(オペレーションパネル)18に表示させ、スキャナの読み込みに応じて生成された文書データアイコンを、所望の送信先表示上にドラッグ&ドロップし、送信命令を操作することにより、読み込んだ画像データを簡単に所望の相手先にファックス送信させることもできる。
【0050】
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2を説明する。
本例は上記スケジューラ登録を行った後、又は同時に行う処理であり、仮想リンクの設定を行い、仮想フォルダの生成を行うものである。以下、具体的に説明する。
【0051】
本例の処理は、前述の図6に示す仮想フォルダのリンク設定処理である(図6に示すS3)。
図11はこの処理を説明するフローチャートであり、先ず仮想フォルダへのリンク設定を行うか判断する(ステップ(以下、Wで示す)1)。ここで、仮想フォルダへのリンク設定を行う場合(W1がYES)、更に自動リンクの設定を行うか判断する(W2)。尚、本例の仮想リンクの設定を行わない場合には、リンク設定なしとして処理を戻す(W3)。
【0052】
また、自動でリンク設定を行わない場合(W2がNO)、ユーザ自らが手動でリンク設定を行う(W4)。図12(b)は、手動でリンク設定を行う例であり、顧客名称、及び文書分類のそれぞれについて対応するチェックボックスにチェックを入れることによりリンク設定を行う。
【0053】
一方、自動でリンク設定を行う場合(W5)、更に図13に示すフローチャートに従った処理が行われる。尚、図12(a)はファイル名称の例であり、以後このファイル名称を利用して、自動リンクの設定処理を説明する。
【0054】
先ず、ファイルコード(KF)として1を設定し(ステップ(以下、STで示す)1)、以後上記ファイル名称にコード“_”が検出されるか判断する(ST2)。上記ファイル名称「見積書_040706_ABC.xls」の場合、見積書の後に“_”を検出する(図13に示すa)。したがって、この場合処理(ST3)において、“_”直前の文字列の保持が指示され、「見積書」の文書分類データが保持される。
【0055】
次に、この「見積書」が既に文書分類データとして登録されているか判断する(ST4)。この判断は、登録済みのフォルダ文字列との比較によって行う。ここで、一致する場合(ST4がYES)、そのまま分類キー登録を行うが(ST5)、一致しない場合には(ST4がNO)、新規登録を行うか判断し(ST6)、新規登録を行う場合には新規に分類キー登録を行う(ST5)。
【0056】
その後、KFの値を+1(プラス1)し、次の“_”の検出処理を行う(ST7)。上記例では、図13にbで示す“_”が次に検出される。この場合、登録済みのフォルダ文字列との一致判断において(ST4)、NO(ノー)に分岐し、新規登録の判断において(ST6)、YES(イエス)及びNOの何れにも分岐可能とする。そして、NOに分岐した場合にはKFの値を+1(プラス1)し、YESに分岐した場合には分類キーを追加する(ST5又はST7)。尚、分類キーの追加は、分類キーを収容する上位のフォルダ(例えば、日付別等のフォルダ)も新規に同時に登録される。
【0057】
以下、同様に処理され、“_”が検出されない場合(ST2がNO)、KF=1であるか否かの判断を行い(ST8)、KF=1でなければ(ST8がNO)、“.”を検出したか判断する(ST9)。ここで、“.”が検出されると(ST9がYES)、種別キーの登録を行う(ST10)。
【0058】
例えば、同図に示す「見積書_040706_ABC.xls」の場合、登録される種別キーは「xls」の拡張子である。一方、前述の判断(ST8)において、KF=1であれば(ST8がYES)、入力データには分類キーも種別キーも含まれていないものと判断する(ST11)。また、判断(ST9)において、“.”を検出しない場合には入力データに種別キーが含まれていないものと判断する(ST12)。
【0059】
以上のように処理することによって、クライアントPC等から入力データが供給されるとスケジュール管理機能部6は自動的に分類キーや種別キーを検出し、リンクを生成し、例えば記憶装置部(HDD)16に登録することができる。
【0060】
図14は上記自動リンク設定、又は手動リンク設定によって設定された2つのイベント例を示す図である。同図に示すcの例は、10:00に、ABC電気(株)の山田様に見積書を提示する例であり、見積書の電子データも登録される。この場合、同図に示すように文書分類別の管理には見積書がリンクされ、顧客名称別の管理にはABC電気のリンクが設定される。
【0061】
また、同図dに示す例は、14:30に、DEF商事の田中様に第2次提案を提示する例であり、第2次提案の具体的な内容である提案書や課題管理表、及び見積書の電子データも登録される。この場合、文書分類別の管理に「見積書」、「提案書」、「課題管理表」がリンクされ、顧客名称の管理に「DEF商事」がリンクされる。
【0062】
図15は、上記仮想フォルダの設定が行われた後、日付別単純時系列列挙画面(日次トランザクション)、フォルダ管理画面、スケジューラ連携時系列管理画面の切替構成を示すものである。複合機1に入力した印刷データやドキュメントデータは、先ず日次トランザクションとして一時的に保管され、同図(a)に示す日付別単純時系列列挙画面に表示される。さらに、前述の仮想フォルダ28への登録処理を行うと、同図(b)又は(c)の管理画面に移行する。例えば、同図(a)に示す体系的分類によるフォルダ管理画面に移行し、又は同図(b)に示すスケジューラ連携の時系列管理画面に移行する。また、上記フォルダ管理画面とスケジューラ連携の時系列管理画面は相互に切替表示可能である。
【0063】
尚、日次トランザクションを介することなく、アプリケーションの実行時において直接スケジューラへの登録を行うことも可能である。また、仮想フォルダ内のデータ表示についても様々な表示形態が可能である。例えば、図16に示すように、パイプファイルにカラーインデックスを入れてファイングする構成も考えられる。
【0064】
このように構成することにより、スケジューラ連携のドキュメント管理において、ドキュメントに仮想リンクを付与することができ、文書管理や顧客管理を効率よく行い、ファイルの所在を確実に知り、ドキュメントの紛失等を防ぐことができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3を説明する。
【0065】
本例はスケジュール管理機能部6を使用し、時系列管理されたドキュメント情報に基づいてドキュメントワークフローを生成するものである。以下、具体的に説明する。
図17は本例のドキュメントワークフローを説明する図である。同図に示すように、ドキュメントワークフローは文書分類を縦軸にとり、顧客名称を横軸にとり、イベントを時系列に沿って上方から下方に表示する構成である。以下、上記構成のドキュメントワークフローの作成処理を説明する。
【0066】
図18(a)、(b)は本例の処理を説明するフローチャートである。同図において、先ず仮想フォルダから作成するワークフローを構成する要素の組み合わせを指定する(ステップ(以下、STPで示す)1)。この組み合わせとしては、例えば作成するワークフローが売上伝票処理であれば、見積書や発注書、網品書等の関連するドキュメントが指定される。また、作成するワークフローが文書管理や各種申請書類に関する場合には、対応するドキュメントが指定される。
【0067】
次に、マトリクス画面表示を行う(STP2)。例えば、上記売上伝票処理の場合、図17に示すように縦軸にドキュメント名を手続き順に並べ、顧客名を横軸に並べて表示する。
【0068】
次に、連携スケジューラにドキュメント発行、又は受領予定を登録する(STP3)。そして、マトリクス画面表示位置を取得する(STP4)。同図(b)に示すフローチャートはこの処理を具体的に説明するものである。先ず、顧客名(又は案件名)を抽出し、対応するドキュメント名を抽出し(STP4−1、4−2)、マトリクス上の位置を確定する(STP4−3)。
【0069】
次に、具体的にドキュメントの発行、又は受領予定日を表示する(STP5)。例えば、ABC電気の場合、5月21日に見積書が登録され、5月27日に発注書が登録され、6月8日に納品書が登録され、6月18日に物品受領書が登録される。このデータは前述のスケジュール管理機能部6が駆動し、仮想フォルダを参照して顧客別分類からABC電気のイベント情報を検索し、ABC電気にリンクする書類情報を読み出し、時系列的に表示したものである。
【0070】
次に、ドキュメントの発行、又は受領が行われると(STP6)、マトリクス画面表示位置を取得する(STP7)。この処理も前述の同図(b)に示すフローチャートに従った処理であり、ドキュメントワークフローに具体的な発行、又は受領確定日が表示される(STP8)。また、この表示には進捗状況に従って処理進度表示が行われる(STP9)。例えば、図17に示すようにABC電気に関するドキュメント表示が日付情報と共に表示され、時間経過に従って処理の経緯を確認することができる。
【0071】
このことは、例えばDEF商事においても同様であり、この場合見積書が記録される前に発注書が5月27日に登録されている。したがって、見積書が記録される前に発注書が登録されていることになり、処理手順に問題があることが分かる。
【0072】
以上のように、本例によれば時系列管理されたドキュメントを顧客名称に基づいて配列し、表示することによって顧客毎の処理に問題があることを検出することができる。また、問題のある処理を、例えば赤色や黄色で表示することによってユーザに分かり易い特徴表示を行うことができる。
【0073】
尚、本例のドキュメントワークフローによって管理できる内容は、前述のドキュメントの有無に関する管理のみならず、ドキュメントの発行日の予定と実績に関する管やドキュメントの受領日の予定と実績に関する管理、更にドキュメントの発行又は受領に起因して予定される処理要素の期日管理や、ドキュメントワークフローの完結、未完の識別管理も行うことができる。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4を説明する。
【0074】
本例はアシスタントアイコンを使用し、複合機の各機能を使用する際の操作を容易に行うものである。以下、具体的に説明する。
図19は本例のシステムを説明する図である。同図に示すように、時系列情報が表示されたスケジューラ画面から印刷等を希望するデータを指定し、アシスタントアイコン30にデータを手渡すことによって処理が開始される。尚、本例のアシスタントアイコン30が行う処理は、同図に示すように印刷処理、FAX送信、メール送信、データの削除、PC取得である。
【0075】
例えば、印刷が指示されると、自動的にプリンタドライバを起動し、印刷処理を行って印刷履歴を保持する。また、FAX送信が指示されると、FAXドライバが起動し、送信先情報を取得して送信処理を行い、送信履歴を保持する。以下、アシスタントアイコン30を使用した他の機能についても同図に示す通りである。
【0076】
図20は、アシスタントアイコン30を使用した具体的な処理を説明する図である。同図に示す例は、スケジューラに登録された室内会議の情報を印刷処理する際にアシスタントアイコン30を使用する例である。この場合、表示画面の中で目的の室内会議を指定し、アシスタントアイコン30を起動すると、同図に示す画面が表示され、「印刷する」、「FAXで送信する」、「メールで送る」、「自分のPCに持ってくる」の中から希望する処理を選択する。
【0077】
例えば、「メールで送る」を選択すると、メーラが起動し、MFPドライバの表示が行われる。ユーザは表示された画面の「OK」ボタンをチェックすることによって自動的にメール送信処理が開始される。すなわち、スケジュール管理機能部6は仮想フォルダを参照し、上記室内会議のリンクを検索し、同図に示す「差別化表明資料構成案.ppt」、及び「商品企画提案書.ppt」のドキュメントが記憶された記憶装置部(HDD)16内のアドレスを探し、当該アドレスから対応するドキュメントを読み出す。このようにして読み出されたドキュメントはメールに自動的に添付され、例えば公衆回線を介して相手先に送信される。
【0078】
尚、上記例ではメール送信の例を説明したが、印刷処理を指示した場合にはプリンタドライバが自動的に起動し、ファクシミリ送信を指示した場合にはFAXドライバが自動的に起動し、FAX通信制御部7やプリンタ制御部19を使用して対応する処理も同様に自動的に行うことができる。
【0079】
以上のように、本例によればアシスタントアイコン30を使用することによって、複合機1の有する各機能を自動的に起動して出力処理を行うことができ、極めて便利な複合機とすることができる。
【0080】
尚、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば時系列管理されたドキュメントのセキュリティ確保を行う構成を加えることもできる。図21は複合機1にセキュリティ確保機能を施した例であり、複合機1及びクライアントPCが接続されたネットワークに、例えばMDSR(Multi Dimensional Space Rotation)31の暗号技術を使用し、複合機1に登録されたデータのセキュリティを確保する。
【0081】
例えば、本例においては、複合機1の全経路上にセキュリティゲートを絡めた認証手続きを置き、前述の記憶装置部(HDD)16で管理するファイルのインデックス情報を暗号化し、半不可視状態を確保する。このように構成することにより、複合機1に登録されたドキュメント等の各種情報のセキュリティを確保することができる。
【0082】
また、セキュリティ確保の為、本例の複合機1の操作を開始する際、オペレータに対する指紋照合や声紋認証を行う構成としてもよく、またメール受信の際のアカウント認証等を併用することによってセキュリティの確保をより確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本実施形態を説明する複合機のシステム構成図である。
【図2】複合機の内部システムを示す図である。
【図3】複合機の外観構成、及び入出力の模式図を示す図である。
【図4】システム構成をより具体的に示す図である。
【図5】カレンダー連携のスケジューラの構成を示す図である。
【図6】スケジューラ連携ドキュメント管理機能について説明するフローチャートである。
【図7】スケジューラへの登録処理を説明するフローチャートである。
【図8】スケジューラへの登録処理を説明する模式図である。
【図9】スケジューラへの登録処理を説明するフローチャートである。
【図10】複合機が紙媒体及び電子媒体の情報を一括管理するシステムを説明する図である。
【図11】仮想フォルダの作成処理を説明するフローチャートである。
【図12】(a)はドキュメントファイルのファイル名称の構成を示す図であり、 (b)は手動リンク設定を行う操作を説明する図である。
【図13】自動リンクの設定処理を説明するフローチャートである。
【図14】自動又は手動でリンク設定されたリンク構成を示す図である。
【図15】日次トランザクション、スケジューラ、仮想フォルダの表示関係を示す図である。
【図16】仮想フォルダの表示例を示す図である。
【図17】ドキュメントワークフローを説明する図である。
【図18】(a)、(b)はドキュメントワークフローの作成処理を説明するフローチャートである。
【図19】アシスタントアイコンによる処理を説明する図である。
【図20】アシスタントアイコンによる処理を説明する図である。
【図21】複合機に登録されるデータのセキュリティーを確保するシステム構成図である。
【符号の説明】
【0084】
1・・・複合機
2・・・ルータ
3・・・スキャナ部3
4・・・MFPメイン部
5・・・プリンタ部、
6・・・スケジュール管理機能部
7・・・FAX通信制御部
8・・・スケジュール表示部
10・・・MFP制御部
11・・・読取機構制御部
12・・・表示操作制御部
13・・・LAN通信制御部
14・・・インターネット通信制御部
15・・・記憶装置制御部
16・・・記憶装置部(HDD)
18・・・表示操作部
19・・・PPR制御部
20・・・印刷機構部
25・・・ファクシミリ装置
27・・・スケジューラ
28・・・仮想フォルダ
30・・・アシスタントアイコン
【出願人】 【識別番号】000104124
【氏名又は名称】カシオ電子工業株式会社
【住所又は居所】埼玉県入間市宮寺4084番地
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
【住所又は居所】東京都渋谷区本町1丁目6番2号
【出願日】 平成16年9月9日(2004.9.9)
【代理人】 【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之

【識別番号】100103148
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 輝美

【公開番号】 特開2006−80923(P2006−80923A)
【公開日】 平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願番号】 特願2004−263029(P2004−263029)