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【発明の名称】 電圧制御発振回路及びそれを搭載した半導体装置
【発明者】 【氏名】高橋 佳周
【住所又は居所】神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式会社厚木事業所内

【氏名】酒井 稔
【住所又は居所】神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式会社厚木事業所内

【要約】 【課題】制御信号に応じた制御電圧が印加され、制御電圧に応じて容量が変化する可変容量素子と、可変容量素子の容量に応じた発振周波数で発振を行う発振手段とを有する電圧制御発振回路及びそれを搭載した半導体装置に関し、簡単な構成で、制御信号に対して発振周波数をリニアに応答させることができる電圧制御発振回路及びそれを搭載した半導体装置を提供することを目的とする。

【解決手段】本発明は、制御信号(Vcnt)に応じた制御電圧(Vc)が印加され、制御電圧(Vc)に応じて容量が変化する可変容量素子(D1、D2)と、可変容量素子(D1、D2)の容量に応じた発振周波数で発振を行う発振手段(12、23、24)とを有する電圧制御発振回路において、制御信号(Vcnt)に対して任意の特性で発振周波数が変化するように、制御電圧(Vc)を非線形増幅する非線形増幅手段(22、R1、R12)を有することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御信号に応じた制御電圧が印加され、前記制御電圧に応じて容量が変化する可変容量素子と、前記可変容量素子の容量に応じた発振周波数で発振を行う発振手段とを有する電圧制御発振回路において、
前記制御信号に対して任意の特性で前記発振周波数が変化するように、前記制御電圧を非線形増幅する非線形増幅手段を有することを特徴とする電圧制御発振回路。
【請求項2】
前記非線形増幅手段は、前記制御信号を反転増幅して前記制御電圧を生成する反転増幅回路から構成され、
前記反転増幅回路は、前記制御信号を増幅する増幅回路と、
前記増幅回路の出力を入力側に帰還させる帰還抵抗とを有し、
前記帰還抵抗を印加電圧に応じて変化させることにより、前記制御信号に対して任意の特性で前記発振周波数が変化するように、前記制御電圧を非線形に増幅させることを特徴とする請求項1記載の電圧制御発振回路。
【請求項3】
前記帰還抵抗は、半導体基板上に形成された所定の導電領域内に設けられた拡散抵抗から構成され、
前記所定の導電領域に前記増幅回路の出力に応じた電圧が印加することにより、前記制御信号に対して任意の特性で前記発振周波数が変化するように、前記制御信号に対して非線形の特性を有する前記制御電圧を生成することを特徴とする請求項2記載の電圧制御発振回路。
【請求項4】
制御信号に応じた制御電圧が印加され、前記制御電圧に応じて容量が変化する可変容量素子と、前記可変容量素子の容量に応じた発振周波数で発振を行う発振手段とを有する電圧制御発振回路が半導体基板に搭載された半導体装置において、
前記制御信号に対して任意の特性で前記発振周波数が変化するように、前記制御電圧を非線形増幅する非線形増幅手段を有することを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
前記非線形増幅手段は、前記制御信号を反転増幅して前記制御電圧を生成する反転増幅回路から構成され、
前記反転増幅回路は、前記制御信号を増幅する増幅回路と、
前記増幅回路の出力を入力側に帰還させる帰還抵抗とを有し、
前記帰還抵抗を印加電圧に応じて変化させることにより、前記制御信号に対して任意の特性で前記発振周波数が変化するように、前記制御電圧を非線形に増幅させることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
【請求項6】
前記帰還抵抗は、前記半導体基板上に形成された所定の導電領域内に設けられた拡散抵抗から構成され、
前記所定の導電領域に前記増幅回路の出力に応じた電圧が印加することにより、前記制御信号に対して任意の特性で前記発振周波数が変化するように、前記制御信号に対して非線形の特性を有する前記制御電圧を生成することを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、電圧制御発振回路及びそれを搭載した半導体装置に係り、制御信号に応じた制御電圧が印加され、制御電圧に応じて容量が変化する可変容量素子と、可変容量素子の容量に応じた発振周波数で発振を行う発振手段とを有する電圧制御発振回路及びそれを搭載した半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図5は従来の電圧制御発振回路の一例のブロック構成図を示す。
【0003】
電圧制御発振回路1は、発振制御用IC(integrated circuit)11及び振動子12から構成される。
【0004】
発振制御用IC11は、入力回路21、差動増幅回路22、発振回路23、出力バッファアンプ24、抵抗R1〜R4、可変容量ダイオードD1、D2、基準電圧源31〜34から構成されており、端子Tcnt、T1、T2、Toutを有する。
【0005】
端子Tcntには、外部から制御信号Vcntが供給される。端子T1と端子T2との間には、振動子12が接続される。端子Toutは、出力端子であり、発振信号が出力される。端子Tcntに供給された制御信号Vcntは、入力回路21に供給される。入力回路21は、反転増幅回路などから構成されており、制御信号Vcntに反比例した制御電圧Vcを生成する。
【0006】
入力回路21で生成された制御電圧Vcは、入力抵抗R1を介して差動増幅回路22の反転入力端子に供給される。差動増幅回路22の出力と反転入力端子との間には帰還抵抗R2が接続されており、入力抵抗R1、帰還抵抗R2とともに、反転増幅回路を構成している。
【0007】
差動増幅回路22の出力は、抵抗R3を介して可変容量ダイオードD1のカソードに供給されるとともに、抵抗R4を介して可変容量ダイオードD2のカソードに供給される。
【0008】
可変容量ダイオードD1はアノードが接地され、カソードが端子T1及び発振回路23に接続されている。また、可変容量ダイオードD2はアノードが接地され、カソードが端子T2及び発振回路23に接続されている。
【0009】
発振回路23には、可変容量ダイオードD1、D2及び端子T1、T2を介して振動子12が接続されている。発振回路23は、可変容量ダイオードD1、D2及び振動子12とともに共振動作を行い、発振を行う。このとき、可変容量ダイオードD1、D2の容量が差動増幅回路22の出力電圧Vdによって変化することにより、可変容量ダイオードD1、D2及び振動子12並びに発振回路23の共振周波数が変化することにより、発振回路23の出力発振周波数が変化する。
【0010】
発振回路23で発生した発振出力は、出力バッファアンプ24に供給される。出力バッファアンプ24は、反転アンプなどから構成されており、発振回路23からの発振出力を反転増幅して出力端子Toutから出力する。
【0011】
このとき、入力抵抗R1、帰還抵抗R2、抵抗R3、R4は、製造の容易さなどから拡散抵抗から構成されている。
【0012】
図6は帰還抵抗R2の断面図を示す。
【0013】
帰還抵抗R2は、p型半導体基板41上に高濃度n型埋込層42を介して形成されたn型エピタキシャル層44上に形成されている。エピタキシャル層44は、高濃度p型分離層43によりその周囲が囲まれ、周囲の素子から分離された構成とされている。
【0014】
エピタキシャル層44上には、抵抗部分を構成するp型拡散層45及びエピタキシャル層44に電位を与えるための高濃度n型拡散層46とが形成されている。p型拡散層45の一端部aは高電位側端子Taに接続され、p型拡散層45の他端部bは低電位側端子Tbに接続されている。
【0015】
高濃度n型拡散層46には、基準電圧源32から基準電圧が印加されている。基準電圧源32で発生される基準電圧は、固定であり、エピタキシャル層44とp型拡散層45との接合面が逆バイアスとなる電圧に設定されている。
【0016】
図7は帰還抵抗R2の印加電圧に対する抵抗値の特性を示す図である。
【0017】
図6に示すようにエピタキシャル層44に固定の基準電圧を印加することによりエピタキシャル層44とp型拡散層45との接合面が逆バイアスとなるようにした拡散抵抗R2では、p型拡散層45の両端部a、bの印加電圧Vrが大きくなるにしたがって接合面のp型拡散層45側の電位が大きくなることによって、逆バイアス電圧が小さくなり、拡散抵抗R2の実行幅が広くなり、抵抗値r2が小さくなる傾向を示す。よって、図7に示すように印加電圧Vrに応じて抵抗値r2が小さくなる特性を示す。
【0018】
なお、入力抵抗R1、抵抗R3、R4も帰還抵抗R2と同様な構成とされており、図7示す印加電圧に対する抵抗値の特性と同様な特性を示す。
【0019】
図8は電圧制御発振回路1の動作説明図を示す。図8(A)は制御信号Vcntに対する入力回路21の制御電圧Vcの特性、図8(B)は制御電圧Vcに対する差動増幅回路22の出力電圧Vdの特性、図8(C)は制御信号Vcntに対する発振回路23の出力の周波数変動Δfの特性を示す。
【0020】
制御電圧Vcは、図8(A)に示すように制御信号Vcntに反比例した特性を示す。制御電圧Vcは、入力抵抗R1、帰還抵抗R2、差動増幅回路22から構成される反転増幅回路に供給される。このとき、帰還抵抗R2が図7に示すような特性を示すように帰還抵抗R2の電位差が大きくなるほど抵抗値が小さくなる特性を示しており、これによって、制御電圧Vcが大きくなるにしたがって反転増幅回路の増幅率が大きくなるので、制御電圧Vcに対する出力電圧Vdの特性は図8(B)に示すようにリニアな特性に対して山形となる特性を示す。
【0021】
出力電圧Vdは、抵抗R3、R4を介して可変容量ダイオードD1、D2に供給される。可変容量ダイオードD1、D2は、一般に印加電圧の増加に対して容量の増加が頭打ちになる傾向を示す。
【0022】
このため、制御信号Vcntの増加に応じて制御電圧Vcが減少し、制御電圧Vcの減少に応じて出力電圧Vdが図8(B)に破線で示すようにリニアに増加した場合でも可変容量ダイオードD1、D2の容量が頭打ちになるため、制御信号Vcntに対する発振回路23の出力の周波数変位Δfは図8(C)に破線で示すように制御信号Vcntに対して頭打ちの傾向を示す。
【0023】
ここで、図7に示すような帰還抵抗R2の印加電圧Vrに対する抵抗値の特性によって、制御電圧Vcの増加に応じて帰還抵抗R2の抵抗値が小さくなり、反転増幅回路の増幅率が増加し、図8(B)に実線で示すように制御電圧Vcの増加に対して出力電圧Vdの低下が大きくなる傾向を示す。これによって、図8(C)に実線で示すように制御信号Vcntに対する周波数変位Δfの特性がさらに、頭打ちになる傾向を示す。
【0024】
なお、上記のように可変容量ダイオードを用いて発振周波数を制御する電圧制御型発振回路については既に多数、提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0025】
【特許文献1】特開2002−43846号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0026】
しかるに、従来の電圧制御発振回路は、図8(C)に示すように制御信号Vcntの増加に対して発振周波数の変位Δfが頭打ちの傾向を示し、制御信号Vcntに対してリニアに発振周波数をコントロールできなかった。
【0027】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、制御信号に対して発振周波数をリニアに応答させることができる電圧制御発振回路及びそれを搭載した半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0028】
本発明は、制御信号(Vcnt)に応じた制御電圧(Vc)が印加され、制御電圧(Vc)に応じて容量が変化する可変容量素子(D1、D2)と、可変容量素子(D1、D2)の容量に応じた発振周波数で発振を行う発振手段(12、23、24)とを有する電圧制御発振回路において、制御信号(Vcnt)に応じて任意の特性で発振周波数が変化するように、制御電圧(Vc)を非線形増幅する非線形増幅手段(22、R1、R12)を有することを特徴とする。
【0029】
非線形増幅手段(22、R1、R12)は、制御電圧(Vc)を反転増幅して出力電圧(Vd)を生成する反転増幅回路から構成され、反転増幅回路は、制御電圧(Vc)を増幅する増幅回路(22)と、増幅回路(22)の出力を入力側に帰還させる帰還抵抗(R12)とを有し、帰還抵抗(R12)を出力電圧(Vd)に応じて変化させることにより、制御電圧(Vc)に対して任意の特性で発振周波数が変化するように、制御電圧(Vc)を非線形に増幅させることを特徴とする。
【0030】
帰還抵抗(R12)は、半導体基板(41)上に形成された所定の導電領域(44)内に設けられた拡散抵抗用導電領域(45)から構成され、所定の導電領域(44)に増幅回路(22)の出力に応じた電圧を印加することにより、制御電圧(Vc)に対して任意の特性で発振周波数が変化するように、制御電圧(Vc)に対して非線形の特性を有する出力電圧(Vd)を生成することを特徴とする。
【0031】
なお、上記参照符号はあくまでも参考であり、これによって特許請求の範囲が限定されるものではない。
【発明の効果】
【0032】
本発明によれば、制御信号に応じた制御電圧が印加され、制御電圧に応じて容量が変化する可変容量素子と、可変容量素子の容量に応じた発振周波数で発振を行う発振手段とを有する電圧制御発振回路に、制御信号に対して任意な特性で発振周波数が変化するように、制御電圧を非線形増幅する非線形増幅手段を設けることにより、簡単な構成で、制御信号に対して発振周波数をリニアに応答させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
[構成]
図1は本発明の一実施例のブロック構成図を示す。同図中、図5と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0034】
本実施例の電圧制御発振回路100は、電圧制御発振用IC111の構成が図5に示す電圧制御発振回路1とは相違する。また、本実施例の電圧制御発振用IC111は、拡散抵抗R12のエピタキシャル層44のバイアスの方法が図5、図6に示す拡散抵抗R2とは相違する。
【0035】
図2は帰還抵抗R12の断面図である。同図中、図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0036】
帰還抵抗R12は、高濃度n型拡散層46がp型拡散層45の高電位側端部aの電位と同じ端子Taに接続された構成とされている。
【0037】
図3は帰還抵抗R12の印加電圧に対する抵抗値の特性を示す図である。
【0038】
図2に示すようにエピタキシャル層44に高濃度n型拡散層46を介してp型拡散層45の高電位側端部aの印加電圧と同じ電圧を印加することにより、エピタキシャル層44とp型拡散層45との接合面が逆バイアスとなり、また、高電位側端子Taの電位が上昇し、p型拡散層45の両端部a、bの印加電圧Vrが大きくなった場合でも、これに応じてエピタキシャル層44の電位も上昇する。
【0039】
このため、帰還抵抗R12では、p型拡散層45の両端部a、bの印加電圧Vrが大きくなるにしたがって接合面のp型拡散層45側の電位が大きくなることによって、逆バイアス電圧が大きくなり、帰還抵抗R12の実効幅が狭くなり、抵抗値rが大きくなる傾向を示す。よって、図3に示すように印加電圧Vrに応じて抵抗値rが大きくなる特性を示す。
【0040】
なお、このとき、入力抵抗R1、抵抗R3、R4は、帰還抵抗R2と同様に基準電圧によりエピタキシャル層44がバイアスされる構成とされており、図7に示す特性と同様な特性を示す拡散抵抗から構成されている。
【0041】
図4は電圧制御発振回路100の動作説明図を示す。図4(A)は制御信号Vcntに対する入力回路21の制御電圧Vcの特性、図4(B)は制御電圧Vcに対する差動増幅回路22の出力電圧Vdの特性、図4(C)は制御信号Vcntに対する発振回路23の出力の周波数変動Δfの特性を示す。
【0042】
制御電圧Vcは、図4(A)に示すように制御信号Vcntに反比例した特性を示す。制御電圧Vcは、入力抵抗R1、帰還抵抗R12、差動増幅回路22から構成される反転増幅回路に供給される。このとき、帰還抵抗R12が図3に示すような特性を示すように帰還抵抗R12の印加電圧Vrが大きくなるほど抵抗値が大きくなる特性を示しており、これによって、制御電圧Vcが大きくなるにしたがって反転増幅回路の増幅率が小さくなるので、制御電圧Vcに対する出力電圧Vdの特性は図4(B)に示すように谷形の特性となる。
【0043】
電圧Vdは、抵抗R3、R4を介して可変容量ダイオードD1、D2に供給される。可変容量ダイオードD1、D2は、一般に印加電圧の増加に対して容量の減少が頭打ちになる傾向を示す。
【0044】
このため、図3に示すような帰還抵抗R12の印加電圧Vrに対する抵抗値の特性によって、制御信号Vcntの増加に応じて制御電圧Vcが減少したときに、制御電圧Vcの減少に応じて出力電圧Vdが図4(B)に実線で示すような谷形の特性を示す。これによって、図4(C)に実線で示すように制御信号Vcntに対する周波数の変化Δfの特性がさらに、頭打ちになることを防止できる。これによって、制御信号Vcntに対して周波数の変化Δfをリニアな特性にすることができる。
【0045】
[効果]
本実施例によれば、制御電圧Vcを反転増幅する反転増幅回路の帰還抵抗R12を他の抵抗R1、R3、R4と同じ拡散抵抗で構成し、帰還抵抗R12の高濃度n型拡散層46を高電位側端子Taに接続し、エピタキシャル層44の電位をp型拡散層45の高電位側端部aの電位と同電位とするだけの簡単な構成で、図4(C)に実線で示すような制御信号Vcntに対する周波数の変化Δfの特性をリニアにできる。
【0046】
[変形例]
なお、本実施例では、反転増幅回路の帰還抵抗R12のエピタキシャル層44の電位をp型拡散層45の高電位側端部aの電位となるように高濃度n型拡散層46を高電位側端子Taに接続することにより、帰還抵抗R12の印加電圧Vrに対する抵抗値の特性を図3に示すような特性とし、図4(C)に実線で示すような制御信号Vcntに対する周波数の変化Δfの特性をリニアにしたが、電圧Vcに対する電圧Vdの特性が図4(B)に実線で示すような特性とすることができれば、上記の構成に限定されるものではない。
【0047】
また、本実施例では、一つの入力回路21により発振周波数を制御する場合を想定しているが、複数の入力回路21により発振周波数を制御する場合にも容易に対応できる。
【0048】
この場合、入力回路21及び入力抵抗R1を複数設け、複数の制御電圧Vcを生成し、生成された複数の制御電圧Vcを差動増幅回路22の反転入力端子に供給する構成とすればよく、この場合においても複数の制御電圧Vcで共通に設けられた反転増幅回路の帰還抵抗R12のエピタキシャル層44の電位をp型拡散層45の高電位側端部aの電位となるように高濃度n型拡散層46を高電位側端子Taに接続することにより、複数の制御電圧Vcで発振周波数をリニアに制御できる。
【0049】
また、本実施例では、制御電圧Vcに対して発振周波数をリニアに制御したが、特性はリニアにする必要はなく、エピタキシャル層44、p型拡散層45、高濃度n型拡散層46などの濃度やエピタキシャル層44の印加電圧を調整することにより、任意の特性に設定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】帰還抵抗R12の断面図である。
【図3】帰還抵抗R12の印加電圧に対する抵抗値の特性を示す図である。
【図4】電圧制御発振回路100の動作説明図である。
【図5】従来の電圧制御発振回路の一例のブロック構成図である。
【図6】帰還抵抗R2の断面図である。
【図7】帰還抵抗R2の印加電圧に対する抵抗値の特性を示す図である。
【図8】電圧制御発振回路1の動作説明図である。
【符号の説明】
【0051】
100 電圧制御発振回路
111 電圧制御発振用IC
12 振動子
21 入力回路
22 差動増幅回路
23 発振回路
24 出力バッファアンプ
31〜34 基準電圧源
R1、R12、R3、R4 拡散抵抗
D1、D2 可変容量ダイオード
【出願人】 【識別番号】000006220
【氏名又は名称】ミツミ電機株式会社
【住所又は居所】東京都多摩市鶴牧2丁目11番地2
【出願日】 平成16年7月7日(2004.7.7)
【代理人】 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦

【公開番号】 特開2006−25141(P2006−25141A)
【公開日】 平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願番号】 特願2004−200946(P2004−200946)