| 【発明の名称】 |
在室者管理システム、在室者管理サーバおよび在室者管理プログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】生山 裕 【住所又は居所】茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会社日立製作所都市開発システムグループ内
【氏名】斉藤 滋弥 【住所又は居所】茨城県ひたちなか市堀口832番地の2 日立水戸エンジニアリング株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】セキュリティエリアにおける在室者管理および超過在室者との双方向の通信を安価なコストで実現する。
【解決手段】在室者管理サーバ6が、セキュリティエリア10におけるユーザ40の在室時間を監視し、ユーザ40の在室時間が所定の在室可能時間を超えていたとき、セキュリティエリア10に設置された内線電話機30を発呼可能なように構成した。また、在室者管理サーバ6は、超過在室者がいたとき、そのセキュリティエリアの内線電話機31の電話番号および超過在室者の識別情報を在室者管理サーバ6の表示部に表示するよう構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 通話手段が設置されたセキュリティエリアを、コンピュータを用いて管理するシステムにおいて、 前記セキュリティエリアにユーザが入退室する際に前記ユーザ識別情報を取得する本人照合装置と、 前記ユーザの識別情報に基づき前記セキュリティエリアの扉の開閉を制御するとともに、前記ユーザの識別情報と、前記ユーザの前記セキュリティエリアの入室日時および退室日時を出力する入退室制御装置と、 前記ユーザの識別情報ごとに前記セキュリティエリアにおける在室可能時間と、前記セキュリティエリアに設置される通話手段の呼び出しアドレスとを記憶部に記憶し、前記入退室制御装置から取得した前記ユーザの前記セキュリティエリアの入室日時および退室日時に基づき、前記ユーザの前記セキュリティエリアにおける現在までの在室時間を算出し、前記算出した在室時間が、前記記憶部に記憶された前記在室可能時間を超えていたとき、前記管理者の通話手段経由で、前記セキュリティエリアに設置された通話手段を発呼可能なように構成された在室者管理サーバと、 を含むことを特徴とする在室者管理システム。 【請求項2】 前記セキュリティエリアに設置される通話手段と、前記セキュリティエリアの管理者の通話手段との電話交換を行う構内電話交換機をさらに含み、前記セキュリティエリアに設置される通話手段は内線電話機であることを特徴とする請求項1に記載の在室者管理システム。 【請求項3】 各種情報の入出力を行うインターフェース部と、表示部と、入力部と、タイマと、記憶部と、制御部とを備え、セキュリティエリアにおける在室者の管理を行う在室者管理サーバであって、 前記記憶部は、 前記セキュリティエリアごとに、前記セキュリティエリアにおける在室者の識別情報、前記セキュリティエリアにおける在室者の現在までの在室時間、および前記セキュリティエリアに設置される通話手段の呼び出しアドレスを示した在室者管理テーブルと、 ユーザの識別情報、前記ユーザが入室可能なセキュリティエリア、および前記入室可能なセキュリティエリアにおける在室可能時間とを示す個人情報管理テーブルとを格納し、 前記制御部は、 前記インターフェース部経由で、前記セキュリティエリアへの前記ユーザの入室日時および前記セキュリティエリアへ入室したユーザの識別情報を含む履歴データを取得し、前記履歴データに基づいて前記在室者管理テーブルを作成する在室者管理テーブル作成部と、 前記個人情報管理テーブルを参照して、前記在室者管理テーブルの前記ユーザの在室時間が、前記在室可能時間を超えているか否かを監視する在室時間監視部と、 前記在室時間監視部で前記ユーザの在室時間が、前記個人情報管理テーブルに示された在室可能時間を超えていると判断したとき、前記表示部に、前記在室可能時間を超えているユーザの識別情報と、前記ユーザが在室するセキュリティエリアに設置される通話手段の呼び出しアドレスとを表示させる警報制御部と、 前記在室時間監視部で前記ユーザの在室時間が、前記個人情報管理テーブルに示された在室可能時間を超えていると判断したとき、および前記入力部からの指示入力があったとき、前記在室者管理テーブルから前記セキュリティエリアに設置される通話手段の呼び出しアドレスを読み出し、この呼び出しアドレスを含む前記通話手段の発呼指示信号を前記インターフェース部で出力する発呼制御部と、 を備えることを特徴とする在室者管理サーバ。 【請求項4】 各種情報の入出力を行うインターフェース部と、表示部と、入力部と、タイマと、記憶部と、制御部とを備えるコンピュータに、 前記インターフェース部経由で、セキュリティエリアへのユーザの入室日時および前記セキュリティエリアへ入室したユーザの識別情報を含む履歴データを取得するステップと、 前記履歴データに基づいて前記セキュリティエリアごとに、前記セキュリティエリアにおける在室者の識別情報と、前記セキュリティエリアにおける在室者の現在までの在室時間と、前記セキュリティエリアに設置される通話手段の呼び出しアドレスとを示した在室者管理テーブルを作成するステップと、 ユーザの識別情報、前記ユーザが入室可能なセキュリティエリア、および前記入室可能なセキュリティエリアにおける在室可能時間とを示す個人情報管理テーブルを参照して、前記在室者管理テーブルの前記ユーザの在室時間が、前記在室可能時間を超えているか否かを監視するステップと、 前記ユーザの在室時間が、前記個人情報管理テーブルに示された在室可能時間を超えていると判断したとき、前記在室可能時間を超えているユーザの識別情報と、前記ユーザが在室するセキュリティエリアに設置される通話手段の呼び出しアドレスとを表示させるステップと、 前記ユーザの在室時間が、前記個人情報管理テーブルに示された在室可能時間を超えていると判断したとき、および前記入力部からの指示入力があったとき、前記在室者管理テーブルから前記セキュリティエリアに設置される通話手段の呼び出しアドレスを読み出し、この呼び出しアドレスを含む前記通話手段の発呼指示信号を前記インターフェース部で出力するステップと、 を実行させることを特徴とする在室者管理プログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、セキュリティエリアの在室者管理システムに関する。 【背景技術】 【0002】 従来から、ICチップや危険薬品を取り扱う密閉空間や、機密情報等を扱う重要エリア(以下、まとめてセキュリティエリアとする)への入退室を管理する入退室管理システムがある。 この入退室管理システムでは、セキュリティエリアの出入口の扉付近に、カードリーダや生体認証端末等の本人照合装置を設置しておき、この照合結果に基づき出入口扉の施錠および解錠を制御して、操作者の入退室を管理する。 【特許文献1】特開2000−172895号公報(請求項1) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかし、前記した従来技術では、(1)密閉空間で人身事故が起こったときに発見しにくい、(2)放射性物質の取扱者の被ばく時間の管理等、密閉空間において身体に有害となる危険薬品を取り扱う労働者の健康管理を行いにくい、(3)機密情報等を扱う重要エリアで、機密情報の漏洩目的の長期滞在者を発見しにくい、という問題があった。 本発明は、前記した問題を解決し、セキュリティエリアにおける在室者管理を行いやすくする在室者管理システム等を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 前記した課題を解決するため、本発明は、在室者管理サーバが、セキュリティエリアにおけるユーザの在室時間を監視し、ユーザの在室時間が所定の在室可能時間を超えていたとき、セキュリティエリアに設置された通話手段を発呼可能なように構成した。その他の構成については、本発明の実施の形態で述べる。 【発明の効果】 【0005】 本発明によれば、ユーザが所定時間以上セキュリティエリアに残留(在室)した場合、在室者管理サーバがセキュリティエリアの通話手段を発呼するため、密閉空間において人身事故が起きた場合も、管理者は事故の早期発見がしやすくなる。また、危険薬品の取り扱い時間の徹底が図れるため、労働者の健康面も管理しやすくなる。さらに、重要エリアでの機密情報の漏洩を目的とする不正残留に対しても、在室可能時間を超過したことが通知されるので、機密情報の漏洩を防止しやすくなる。 また、残留者(超過在室者)への超過在室を通知する手段として、内線電話を用いることで、残留者への超過在室の通知や、管理者および超過在室者の双方向の通信のためのコストを低減できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について、図面を参照して詳細に説明する。 【0007】 図1は、本発明の実施の形態である在室者管理システムの構成を示すブロック図である。 在室者管理システムは、セキュリティエリア10の出入口(扉11)のカードリーダ(本人照合装置)1,2と、セキュリティエリア10の内線電話機30と、カードリーダ1,2で読み取ったID(識別情報)に基づき扉11の電気錠(図示せず)の施錠および解錠を制御する入退室制御装置5と、各セキュリティエリア10の内線電話機30の内線番号および在室者のID等を格納するサーバ装置(在室者管理サーバ)6と、管理者41の内線電話機31と、内線電話機30,31の交換機であるPBX9とを含んで構成される。 サーバ装置6は、CPU、メモリ、記憶部(ハードディスク)およびインターフェース部から構成されるコンピュータにより実現される。 カードリーダ1,2と入退室制御装置5とは通信ケーブル12で接続され、入退室制御装置5とサーバ装置6とは、LAN(Local Area Network)ケーブル13で接続される。また、内線電話機30,31と、PBX9と、サーバ装置6とは、電話ケーブル14で接続される。 なお、本実施の形態における電話機(内線電話機)は、請求項における通話手段に相当し、本実施の形態における電話番号(内線番号)は、請求項における呼び出しアドレスに相当する。 【0008】 なお、図1にはセキュリティエリア10は1つしか描いていないが、もちろん複数のセキュリティエリア10で構成されていてもよい。また、セキュリティエリア10の中には内線電話機30は1つしか描いていないが、複数の内線電話機が設置されていてもよい。 さらに、内線電話機30,31は、構内PHS(Personal Handyphone System)や、外線発信のみが可能な電話機であってもよい。この場合には、PBX9は、通常の電話交換機であり、内線番号は外線発信可能な電話番号となる。 また、本実施の形態では扉11は電気錠のついた扉として説明するが、操作者(ユーザ)40のセキュリティエリア10への入退室の制御ができるものであればこれに限定されない。したがって、扉11は、例えば、オートドア(自動開閉扉)であってもよい。 さらに、本実施の形態では、セキュリティエリア10の出入口は1つとして説明するが、複数の出入口を備えていてもよく、入口と出口とを別の場所としてもよい。 【0009】 (カードリーダ) カードリーダ1,2は、IDカード3の記憶媒体に記憶されたID(操作者の識別情報)を読み取り、この読み取ったIDと、IDを読み取った日時と、カードリーダ1,2のID(識別情報)とを通信ケーブル12経由で入退室制御装置5へ送信する。 なお、このときカードリーダ1,2は、カードリーダ1,2が設置されるセキュリティエリア10の名称(ID)も併せて送信するようにしてもよい。 【0010】 ちなみに、本実施の形態では、セキュリティエリア10の入口側(扉11の外側)に設置されるカードリーダをカードリーダ1とし、セキュリティエリア10の出口側(扉11の内側)に設置されるカードリーダをカードリーダ2とする。 このカードリーダ(本人照合装置)1,2は、接触型でもよいし非接触型でもよい。また、本人であることを示す情報を取得できる手段であれば、指紋照合装置、掌形判別装置、顔認証装置等の生体認証端末で代用してもよい。生体認証端末を用いる場合は、操作者(ユーザ)40の本人照合はIDカード3ではなく、指紋や掌、顔等で行う。 このように、指紋や掌、顔等で本人照合を行えば、偽造されるおそれがないので、セキュリティ度の高い入退室管理(在室者管理)を行うことができる。 【0011】 さらに、カードリーダ1,2と生体認証端末とを組み合わせて本人照合を行うようにしてもよい。つまり、カードリーダ1,2を用いてIDカード3の照合による入退室管理を行うだけでなく、生体認証端末を用いて操作者40の本人照合を行うことにより、より本人性の高い照合を行うことができる。また、操作者40がIDカード3を紛失してしまった場合でも、悪用されるおそれがなくなる。 【0012】 (入退室制御装置) 入退室制御装置5は、カードリーダ1,2で読み取ったIDカード3のIDと、このIDを読み取った日時(操作日時)と、カードリーダ1,2の識別情報(ID)とからなる操作情報を受信する。そして、この操作情報とサーバ装置6の情報とを参照して、扉11(図1参照)の電気錠を施錠または解錠させる。併せて、この操作情報を記憶部に記憶しておく。 【0013】 図2は、図1の入退室制御装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、入退室制御装置5は、扉11(図1参照)の電気錠の施錠信号または解錠信号を出力する制御部56と、操作者40の操作履歴(履歴データ)を記憶する記憶部57と、カードリーダ1,2およびサーバ装置6との間の通信インターフェースとなるインターフェース部58とを含んで構成される。 【0014】 制御部56は、扉11の電気錠の施錠および解錠を制御する施錠・解錠制御部561と、履歴データを作成する履歴データ作成部562と、この履歴データをインターフェース部58経由でサーバ装置6へ送信する履歴データ送信部563とを含んで構成される。制御部56は、CPU(Central Processing Unit、図示せず)が記憶部57に記憶された所定のプログラムを実行することにより実現される。 【0015】 記憶部57は、履歴テーブルを格納する履歴データ記憶部50を含む。履歴テーブルは、例えば、以下の表1に示すように、IDカード3から読み出されたID(操作者40のID)と、操作されたカードリーダ1,2の名称(カードリーダ1,2のID)と、このカードリーダ1,2の操作日時とに関する項目から構成される。 例えば、表1の履歴データは、ID「001234」のIDカード3で、「03/09/02 09:25」に、「1階事務所入口CR(カードリーダ)」が操作されたことを示す。 なお、履歴テーブルの操作カードリーダ名称の項目には、カードリーダ1,2の固有のID(識別情報)を記入するようにしてもよい。入退室制御装置5の各構成要素の詳細は、後記する動作の説明で述べる。 【0016】 【表1】
【0017】 (サーバ装置) 図3は、図1のサーバ装置の構成を示すブロック図である。図3に示すように、サーバ装置6は、記憶部81と、制御部82、インターフェース部83と、表示部84と、音声出力部85と、入力部86と、タイマ87とを含んで構成され、セキュリティエリア10に在室可能時間を超えて残留者がいると判断したとき、セキュリティエリア10の内線電話機30を発呼させる。 インターフェース部83は、各種情報の入出力を司るインターフェースである。表示部84は、制御部82で作成した在室者管理テーブル(詳細は後記)等を表示させる手段であり、例えば液晶モニタ等により実現される。音声出力部85は、制御部82で作成された音声データを出力させる手段であり、例えばスピーカ等により実現される。入力部86は、制御部82に各種情報の入力を行う手段であり、例えば、マウスやキーボード等で実現される。タイマ87は、現在日時を提示する手段である。 表示部84、音声出力部85および入力部86は、本実施の形態ではサーバ装置6の内部に含まれる構成にしたが、サーバ装置6の外部に接続されるようにしてももちろんよい。 【0018】 (記憶部) 記憶部81は、在室者管理データ記憶部60と、個人情報記憶部811と、セキュリティエリア情報記憶部813とを含んで構成される。また、記憶部81は、所定領域にサーバ装置6に在室者管理処理を実行させる在室者管理プログラムを格納する。 【0019】 在室者管理データ記憶部60は、セキュリティエリア10ごとに、そのセキュリティエリア10の内線電話番号(内線番号)と、セキュリティエリア10の在室者の情報を示した在室者管理テーブルを格納する。 【0020】 図4は、在室者管理テーブルを例示した図である。在室者管理テーブルは、セキュリティエリア10の名称と、セキュリティエリア10の内線番号と、セキュリティエリア10における在室者のIDと、その在室者の入室日時と、在室時間とに関する項目から構成される。このセキュリティエリア10の名称は、セキュリティエリア10の識別情報(ID)であってもよい。 また、この在室者管理テーブルは、前記した在室者のID等の項目の他に、図4に示すように、在室者の人名コードと、氏名と、そのフリガナと、所属部署と、退室日時とに関する項目を含んでいてもよい。また、在室者管理テーブルは、現在の在室者の情報のみを記憶していてもよいし、過去の在室者の情報(ログ)を含めて記憶してもよい。 この在室者管理テーブルは、セキュリティエリア10への入室およびセキュリティエリア10からの退室があるたびに、在室者管理データ作成部821(詳細は後記)がデータの書き換えを行う。 なお、本実施の形態では、在室者管理テーブルはセキュリティエリア10ごとに作成されるものとして説明するが、各セキュリティエリア10の在室者の情報をまとめて1のテーブルとしてもよい。 【0021】 個人情報記憶部811は、操作者40(IDカード3)のIDごとに、その操作者40が入室可能なセキュリティエリア10の名称と、そのセキュリティエリア10に在室できる時間(在室可能時間)とを示した個人情報管理テーブルを格納する。 この個人情報管理テーブルは、以下の表2に例示されるように、操作者40(IDカード3)の人名コード、氏名、フリガナ、所属部署等の項目をさらに含んでいてもよい。また、IDカード3の有効期限や、そのカードの有効/無効に関する項目を含んでいてもよい。 【0022】 【表2】
【0023】 セキュリティエリア情報記憶部813は、セキュリティエリア10ごとに、そのセキュリティエリア10の内線番号(内線電話番号)を示したセキュリティエリア情報テーブルを格納する。 セキュリティエリア情報テーブルは、以下の表3に例示されるように、セキュリティエリア10の名称に関する項目と、セキュリティエリア10の内線番号に関する項目とを含んで構成される。また、セキュリティエリア情報テーブルは、表3に例示されるように入口側のカードリーダ1のIDおよび出口側カードリーダ2のIDに関する情報を含んでいてもよい。 このようにすることで、在室者管理データ作成部821(詳細は後記)で操作されたカードリーダが、入口側のカードリーダ1か出口側のカードリーダ2であるかを判断することができる。すなわち、操作者40がセキュリティエリア10に入室したか、退室したかを判断できるので、操作日時を入室日時として記録すればよいのか、退室日時として記録すればよいのかを判断できる。 なお、セキュリティエリア10の内線番号は、内線番号以外の電話番号(外部の電話機から発呼可能な電話番号)であってもよい。 【0024】 【表3】
【0025】 これら記憶部81に格納される情報は、入力部86を介して手動で入力(書き換え)することもできるものとする。 【0026】 (制御部) 制御部82は、前記した在室者管理テーブルの作成および更新(書き換え)を行う在室者管理データ作成部821と、在室者管理テーブルおよびタイマ87を参照して各セキュリティエリア10における在室者の在室時間を管理(監視)する在室時間監視部822と、セキュリティエリア10に残留者がいたとき、音声出力や画像出力による警報を制御する警報制御部823と、PBX9経由で、セキュリティエリア10の内線電話機30を発呼させる発呼制御部824とを含んで構成される。 なお、制御部82は、サーバ装置6のCPU(Central Processing Unit、図示せず)が記憶部81に格納された在室者管理プログラムを実行することにより実現されるものとする。 これらの構成要素の詳細については、後記する本システムの動作の説明で述べる。 【0027】 次に、図5および図6を用いて、操作者40がセキュリティエリア10へ入室してから退室するまでの本システムの動作について説明する(適宜図1〜図3参照)。図5および図6は、図1の在室管理システムの動作(在室者管理プログラムの実行手順)を示すフローチャートである。 【0028】 まず、操作者40は、セキュリティエリア10のカードリーダ1(入口側のカードリーダ)にIDカード3に記憶されたID(ID)を読み取らせる(ステップS1)。 【0029】 そして、カードリーダ1は読み取った操作者40のIDを、通信ケーブル12経由で入退室制御装置5に送信する。このときカードリーダ1は、読み取ったIDに加えて、操作されたカードリーダ1の名称(ID)と、操作日時とからなる操作情報を通信ケーブル12経由で入退室制御装置5へ送信する。入退室制御装置5は、カードリーダ1から受信した操作情報とサーバ装置6の個人情報管理テーブルを参照して、IDカード3のIDが、セキュリティエリア10へ入室可能なIDか否かを判断し(ステップS2)、扉11の電気錠の施錠/解錠を行う。 【0030】 つまり、入退室制御装置5の施錠・解錠制御部561が、サーバ装置6の個人情報管理テーブルを参照して、IDカード3のIDが、セキュリティエリア10へ入室可能なIDと判断したときには(ステップS2のYES)、扉11の電気錠を解錠し、操作者40のセキュリティエリア10への入室を可能とする(ステップS3)。そして、ステップS5へ進む。 一方、施錠・解錠制御部561が、IDカード3のIDが、セキュリティエリア10へは入室不可能なIDと判断したときには(ステップS2のNO)、扉11の電気錠を施錠したままとし(ステップS12)、操作者40がセキュリティエリア10への入室できないようにして、いったん処理を終了する。 【0031】 操作者40がセキュリティエリア10へ入室可能となったステップS5では、入退室制御装置5の履歴データ作成部562が、カードリーダ1から受信したIDカード3のID、操作したカードリーダ1の名称(ID)および操作日時(入室日時)からなる履歴データを作成する(ステップS5)。そして、この履歴データを履歴テーブルに保存する。そして、履歴データ送信部563は、作成した履歴データをインターフェース部58およびLANケーブル13経由でサーバ装置6へ送信する。 なお、履歴データ作成部562は、施錠・解錠制御部561が扉11を解錠したときのみ、履歴データを作成するようにしてもよいし、解錠しなかったときも履歴データを作成するようにしてもよい。 【0032】 サーバ装置6は、入退室制御装置5から履歴データを受信すると、在室者管理データ作成部821で、在室者管理テーブルを作成する(ステップS6)。 【0033】 具体的には、まず、在室者管理データ作成部821が、履歴データに含まれるカードリーダ1の名称(ID)をキーとしてセキュリティエリア情報テーブルを検索し、この履歴データがどのセキュリティエリア10に関するデータであるかを特定する。 なお、履歴データがセキュリティエリア10の情報を含んでいるときには、セキュリティエリア10の特定は不要である。 次に、在室者管理データ作成部821は、前記特定したセキュリティエリア10の名称(ID)をキーとして、在室者管理データ記憶部60から当該セキュリティエリア10の在室者管理テーブルを検索する。 【0034】 そして、検索された在室者管理テーブルに、履歴データに含まれるIDカード3のID、セキュリティエリア10への入室日時等を書き込む。 なお、前記したとおり、在室者管理テーブルには、前記した情報の他に、操作者40の人名コード、氏名、フリガナ、所属部署等の個人情報を含んでいてもよい。この場合は在室者管理データ作成部821が、個人情報管理テーブルから当該操作者40の個人情報を読み出し、この情報を在室者管理テーブルに書き込む(割り付ける)。 さらに、在室者管理データ作成部821は、タイマ87を参照して現在日時を取得し、セキュリティエリア10への入室日時からの経過時間(在室時間)を記録する。 そして、在室者管理データ作成部821は、前記した操作者40の個人情報を書き込んだ在室者管理テーブルを在室者管理データ記憶部60に格納する。 【0035】 ちなみに、在室者管理データ記憶部60に当該セキュリティエリア10の在室者管理テーブルが無かった場合(操作者40がセキュリティエリア10への最初の入室者だった場合等)、在室者管理データ作成部821は、セキュリティエリア情報テーブルからセキュリティエリア10の名称(ID)と、このセキュリティエリア10の内線番号とを読み出して在室者管理テーブルを作成する。そして、この在室者管理テーブルに、前記した履歴データに含まれるIDカード3のID、セキュリティエリア10への入室日時等を書き込み、在室者管理データ記憶部60に格納する。 【0036】 なお、在室者管理データ記憶部60から検索した在室者管理テーブルに、操作者40の退室日時の記録が残っていたとき、在室者管理データ作成部821でこの記録(在室記録)をクリアするようにしてもよい。 【0037】 次に、在室時間監視部822は、操作者40のセキュリティエリア10の在室時間の監視を開始する。 すなわち、在室時間監視部822が、タイマ87および個人情報管理テーブルの在室可能時間を参照して、操作者40が予め設定された在室可能時間よりも長くセキュリティエリア10に在室(残留)しているか否かを判断する(ステップS8)。 【0038】 具体的には、在室時間監視部822が、 (個人情報管理テーブルにおける在室可能時間)≧(タイマ87の示す現在日時)−(在室者管理テーブルの入室日時)…式(1) を満たしているか否かを判断する。 【0039】 ここで、在室時間監視部822が、式(1)を満たしていると判断したとき(ステップS8のYES)、操作者40のセキュリティエリア10における在室時間は、予め設定された在室可能時間の範囲内であると判断し、在室者管理テーブルにおける操作者40のセキュリティエリア10での在室時間の監視を継続する(ステップS9)。 【0040】 そして、入退室制御装置5が、出口側のカードリーダ2で操作者40のIDカード3のIDを読み取ったことを検知したとき(ステップS10のYES)、このIDカード3がセキュリティエリア10から退室可能なIDか否かを判断する(ステップS11)。 一方、出口側のカードリーダ2で操作者40のIDカード3のIDを読み取ったことを検知しない間は(ステップS10のNO)、ステップS8以降の処理を繰り返す。 【0041】 つまり、ステップS11では、入退室制御装置5は、カードリーダ2から操作情報を取得すると、施錠・解錠制御部561で、サーバ装置6の在室者管理テーブルを参照して、サーバ装置6の在室者管理テーブルに操作者40のセキュリティエリア10への入室記録があるか否かを判断する(ステップS11)。そして、セキュリティエリア10への入室記録があると判断したとき(ステップS11のYES)、扉11の電気錠を解錠し、操作者40がセキュリティエリア10から退室できるようにする(ステップS13)。 【0042】 そして、前記したステップS5およびステップS6と同様に、入退室制御装置5が出口側のカードリーダ2の操作日時等を含む履歴データを作成する(図6のステップS14)。そして、入退室制御装置5はサーバ装置6に履歴データを送信する。サーバ装置6は、在室者管理データ作成部821で、出口側のカードリーダ2の操作日時を退出日時として在室者管理テーブルに書き込む(ステップS15)。このあと、サーバ装置6は、退出日時が書き込まれた在室者管理テーブルを表示部84にディスプレイ表示するようにしてもよい。 このようにして、サーバ装置6は、出口側のカードリーダ2のカード操作により退出した日時が在室有効時間内であれば、正常時間内に退出したとして処理する。 【0043】 一方、前記したステップS8で式(1)を満たさない場合(図5のステップS8のNO)、サーバ装置6の在室時間監視部822で、セキュリティエリア10に在室有効時間を超過して在室している者(残留者)がいると判断する(ステップS17)。 そして、この判断結果を警報制御部823へ出力する。この判断結果を受けた警報制御823は、音声出力部85へ音声を出力させ、表示部84へ在室者管理テーブルの表示をさせ、残留者がいることを管理者41に通知する(警報を出力する)(ステップS18)。 【0044】 なお、警報制御部823で、表示部84に在室者管理テーブルを表示させるとき、残留者のいるセキュリティエリア10の名称、内線番号、当該残留者に関するデータの部分の色を変えて表示させる等して、管理者41がセキュリティエリア10の内線番号、残留者の氏名、所属部署、ID等を確認しやすいようにしてもよい。 このようにすることで、管理者41は、残留者がいるセキュリティエリア10がどこかや、セキュリティエリア10の残留者が誰かや、その残留者に連絡をするためにはどの内線番号で電話をかければよいかを確認しやすくなる。 【0045】 管理者41は、表示部84に表示される在室者管理テーブルを見て、残留者の氏名や所属部署等と、残留者のいるセキュリティエリア10の内線番号とを確認する。そして、管理者41が、マウス等の入力部86を用いてセキュリティエリア10の内線電話機30の発呼指示入力をすると(ステップS19)、発呼制御部824は、管理者41の内線電話機31を介して、セキュリティエリア10の内線番号を含む内線電話機30の発呼指示信号をPBX9に出力する。そして、これを受けたPBX9は、セキュリティエリア10の内線電話機30を発呼する(ステップS20)。 なお、このあと内線電話機30の発呼に操作者40(残留者)が応呼したとき(受話器を取ったとき)、管理者41は内線電話機31を用いて、残留者に、有効在室時間を超えていること(超過在室)等を伝える。 このようにすることで、管理者41は、セキュリティエリア10に残留者がいたとき、内線電話機30,31を用いてセキュリティエリア10の超過在室を知らせたり、残留者の様子を確認したりすることができる。すなわち、例えば管理者41がいる場所(中央管理室等)とセキュリティエリア10との双方向の通信が可能になる。 【0046】 なお、発呼制御部824は、ステップS17で在室時間監視部822がセキュリティエリア10に残留者がいると判断したとき、すぐに内線電話機30を発呼するようにしてもよい。すなわち、在室時間監視部822でセキュリティエリア10に残留者がいると判断したとき、管理者41が内線電話機30の発呼指示入力をしなくても、発呼制御部824が在室者管理テーブルを参照して、当該セキュリティエリア10の内線番号を特定し、特定した内線番号を含む制御信号をPBX9へ出力する。そして、PBX9は、内線電話機30を発呼させる。 このようにすることで、管理者41による内線番号の入力を介さずに残留者に対して超過在室の警告をすることができる。 【0047】 一方、前記したステップS11で入退室制御装置5がサーバ装置6の在室者管理テーブルを参照して、操作者40のセキュリティエリア10への入室記録がないと判断したときは(ステップS11のNO)、扉11の電気錠を施錠したままとし(ステップS12)、操作者40をセキュリティエリア10から一時的に退室できないようにして、処理を終了する。 ここで、在室者管理テーブルに入室記録がない場合とは、例えば、他の人が扉11を開けた瞬間に、操作者40が一緒にセキュリティエリア10へ入室した等、操作者40が入口側のカードリーダ1の操作無しで入室した場合が考えられる。 【0048】 このように、本システムは内線電話機30という既存設備を利用するので、セキュリティエリア10の中に専用の警報装置や通信装置を設置する必要がなくなる。また、内線電話機30は双方向の通信機能を持つので、管理者41が残留者へ超過在室を通知するだけでなく、残留者からの応答を得ることもできる。 さらに、所定時間以上、内線電話機30の発呼に応じない場合、管理者41はセキュリティエリア10の中で作業者(残留者)が倒れているといったことも推測しやすくなり、人身事故を早期に発見できる。 【0049】 なお、操作者40がIDカード3でセキュリティエリア10へ入室できなかったとき、セキュリティエリア10に超過在室していたとき、セキュリティエリア10から退室できなかったとき、およびセキュリティエリア10から退室したとき、在室者管理データ作成部821で、前記した動作を在室者管理テーブルに記録するようにしてもよい。 その他についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変形可能である。 【0050】 本実施の形態で述べたサーバ装置6の動作は、サーバ装置6内のメモリに展開された在室者管理プログラムによって実現することができ、また、このプログラムはCD−ROM等のような記録媒体に記録したり、ネットワーク経由で提供することも可能である。 【図面の簡単な説明】 【0051】 【図1】本発明の実施の形態である在室者管理システムの構成を示すブロック図である。 【図2】図1の入退室制御装置の構成を示すブロック図である。 【図3】図1のサーバ装置の構成を示すブロック図である。 【図4】本発明の実施の形態における在室者管理テーブルを例示した図である。 【図5】図1の在室管理システムの動作(在室者管理プログラムの実行手順)を示すフローチャートである。 【図6】図1の在室管理システムの動作(在室者管理プログラムの実行手順)を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0052】 1,2 カードリーダ 3 IDカード 5 入退室制御装置 6 サーバ装置(在室者管理サーバ) 9 PBX(構内電話交換機) 10 セキュリティエリア 11 扉 12 通信ケーブル 13 LANケーブル 14 電話ケーブル 30,31 内線電話機(通話手段) 40 操作者(ユーザ) 41 管理者 50 履歴データ記憶部 56 制御部 57 記憶部 58 インターフェース部 60 在室者管理データ記憶部 81 記憶部 82 制御部 83 インターフェース部 84 表示部 85 音声出力部 86 入力部 87 タイマ 561 解錠制御部 562 履歴データ作成部 563 履歴データ送信部 811 個人情報記憶部 813 セキュリティエリア情報記憶部 821 在室者管理データ作成部 822 在室時間監視部 823 警報制御部 824 発呼制御部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所 【住所又は居所】東京都千代田区丸の内一丁目6番6号 【識別番号】000232944 【氏名又は名称】日立水戸エンジニアリング株式会社 【住所又は居所】茨城県ひたちなか市堀口832番地の2
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| 【出願日】 |
平成16年8月2日(2004.8.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064414 【弁理士】 【氏名又は名称】磯野 道造
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| 【公開番号】 |
特開2006−48242(P2006−48242A) |
| 【公開日】 |
平成18年2月16日(2006.2.16) |
| 【出願番号】 |
特願2004−225929(P2004−225929) |
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