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【発明の名称】 キャンペーン受付システム、プログラム、及び、記録媒体
【発明者】 【氏名】久留島 尚武
【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

【氏名】長谷川 宏治
【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

【氏名】今尾 有紀子
【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

【要約】 【課題】キャンペーンに対して、商品に付したICタグを用いて、店頭で複数口を同時に応募可能とするキャンペーン受付システム等を提供する。

【解決手段】キャンペーン受付装置101は、ICタグリーダ206を用いて、応募シート102上の複数のICタグ103に記憶した応募ID122を同時に読み取る応募ID読取手段111と、応募IDとその当落情報からなる応募ID情報を記憶する応募ID情報データベース120から、読み取った応募IDに該当する当落情報を抽出し、当落情報を表示する応募ID当落照会手段112と、応募ID情報データベース120に、応募者のユーザID125と受付日124を書き込むユーザID書込手段113等を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータからなり、ICタグを用いたキャンペーン受付システムであって、
応募IDと当落情報を有する複数の応募ID情報を記憶する応募ID情報データベースと、
1又は複数のキャンペーン対象となる商品に付したICタグに記憶した応募IDを一括して読み取るICタグ読取手段と、
前記応募ID情報データベースに基づいて、読み取った応募IDの当落情報を表示する当落照会手段と、
を具備することを特徴とするキャンペーン受付システム。
【請求項2】
入力した応募者のユーザIDと応募受付日を、前記応募ID情報データベースの当該応募IDに応じた応募ID情報に書き込む書込手段、
を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のキャンペーン受付システム。
【請求項3】
コンピュータを請求項1又は請求項2に記載のキャンペーン受付システムとして機能させるプログラム。
【請求項4】
コンピュータを請求項1又は請求項2に記載のキャンペーン受付システムとして機能させるプログラムを記録した記録媒体。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、キャンペーンに対して、商品に付したICタグを用いて応募するキャンペーン受付システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、企業が販売する商品、特に飲料商品や食品では、販売促進キャンペーンとして、商品の購入者が応募することにより、景品が当たる等のサービスが行われている。キャンペーンを実施する際は、応募者が買い上げた商品等に付されたシールや紙片を応募用紙や葉書等に貼りつけて郵送等で応募したり、パーソナルコンピュータや携帯電話等から、インターネット等を介して、キャンペーンを実施している所定のサイトにアクセスし、応募ID等を入力、応募する。キャンペーンの主催者は、これらの応募に対して抽選等を行い、当たりであれば、所定のサービスや景品を、配送等により提供する。(例えば、特許文献1)
【0003】
【特許文献1】特開平11−66152号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の方法においては、応募者は、郵送等による応募では、応募結果を即時的に確認できない、また、インターネット等を介した応募では、応募結果をリアルタイムで確認できたとしても、景品やサービス等の取得に時間がかかるという問題があった。また、商品を供給する企業側は、キャンペーンを実施することにより、商品の売り上げ拡大と共に、当該商品に対する顧客の特性、ニーズに応じた情報を取得することを望んでいる。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、キャンペーンに対して、商品に付したICタグを用いて、店頭で複数口を同時に応募可能とするキャンペーン受付システム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために第1の発明は、パーソナルコンピュータからなり、ICタグを用いたキャンペーン受付システムであって、応募IDと当落情報を有する複数の応募ID情報を記憶する応募ID情報データベースと、1又は複数のキャンペーン対象となる商品に付したICタグに記憶した応募IDを一括して読み取るICタグ読取手段と、前記応募ID情報データベースに基づいて、読み取った応募IDの当落情報を表示する当落照会手段と、を具備することを特徴とするキャンペーン受付システムである。
【0007】
また、入力した応募者のユーザIDと応募受付日を、前記応募ID情報データベースの当該応募IDに応じた応募ID情報に書き込む書込手段、を更に具備することが望ましい。
【0008】
第1の発明では、キャンペーン受付システムを構成するパーソナルコンピュータは、応募IDと当落情報を有する複数の応募ID情報を記憶する応募ID情報データベースを有し、1又は複数のキャンペーン対象となる商品に付したICタグに記憶した応募IDを、ICタグリーダにより一括して読み取り、応募ID情報データベースから、読み取った応募IDに該当する当落情報を抽出し、当落情報を表示する。
【0009】
「ICタグ」は、キャンペーン対象商品に貼付されており、基材上に形成されたコイル状のアンテナとICチップから構成され、ICチップには、キャンペーン対象商品に対する応募IDが書き込まれている。
「ICタグリーダ」は、ICタグから記憶されている応募IDを読み取る。
【0010】
第2の発明は、コンピュータを第1の発明のキャンペーン受付システムとして機能させるプログラムである。
第3の発明は、コンピュータを第1の発明のキャンペーン受付システムとして機能させるプログラムを記録した記録媒体である。
【0011】
上述のプログラムをCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、キャンペーンに対して、商品に付したICタグを用いて、店頭で複数口を同時に応募可能とするキャンペーン受付システム等を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、添付図面を参照しながら、本発明に係るキャンペーン受付システム等の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、以下の説明および添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。尚、本発明に使用する「ICタグ」は、一般的には基材上に形成されたアンテナパターンと、それに接続したICチップとから構成されている「非接触ICタグ」(一般に、「非接触IC」、「非接触ICラベル」、「非接触データキャリア」と表現されることもある。)である。
【0014】
図1は、本発明の本実施の形態に係るキャンペーン受付システム100の概略構成を示す図である。
【0015】
図1に示すように、キャンペーン受付システム100は、パーソナルコンピュータからなるキャンペーン受付装置101等により実現される。
キャンペーン受付装置101は、応募ID読取手段111、応募ID当落照会手段112、ユーザID書込手段113、応募ID情報データベース120等を備える。
【0016】
応募ID読取手段111は、応募シート102上の1又は複数のICタグ103に記憶した応募ID122をICタグリーダ206により読み取る。
応募ID当落照会手段112は、応募ID情報データベース120に基づいて、読み取った応募ID122の当落をモニタ画面210に表示する。
ユーザID書込手段113は、応募ID情報データベース120に、応募者のユーザID、受付日等を書き込む。
【0017】
次に、図2を参照しながら、キャンペーン受付装置101の外観構成について説明する。
図2は、キャンペーン受付装置101の外観斜視図である。
【0018】
キャンペーン受付装置101の上部の水平部(天面)には、応募受付案内や、操作の状況や、当落情報等を表示するタッチパネル付きモニタ等であるモニタ画面210と、ICタグリーダである応募シート102上のICタグ103に記憶される応募IDを読み取るためのICタグリーダ面211が配置されている。
【0019】
また、外観からは明確に認識できないが、キャンペーン受付装置101の筐体内には、キャンペーン受付装置101の各構成部分を制御するための制御部を含むパーソナルコンピュータが設置される。
【0020】
次に、キャンペーン受付装置101のハードウェア構成を説明する。図3は、キャンペーン受付装置101のハードウェア構成図である。
【0021】
図3に示すように、キャンペーン受付装置101は、制御部201、記憶装置202(ハードディスク)、メディア入出力部203(CD−ROM)、通信制御部204(通信制御装置、通信ポート等)、モニタ205(タッチパネル付き)、ICタグリーダ206等が、バス209を介して接続される。
【0022】
制御部201は、CPU、ROM、RAM等で構成され、大容量記憶媒体としての記憶装置202に格納されたプログラムに従って、バス209を介して接続された各装置を駆動制御する。
【0023】
記憶装置202には、各構成部分を駆動制御する制御プログラム310、キャンペーン受付プログラム311、及び応募ID情報データベース120等が格納されている。
【0024】
これらの各プログラムコードは、制御部201により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
【0025】
入出力部203(CD−ROMドライブ装置、キーボード、マウス等)は、制御部201のROMや記憶装置202に記憶されているプログラムや情報をバージョンアップ、機器設定等の設定を行う際に用いられる。
【0026】
通信制御部204は、通信制御装置、通信ポート等であり、ネットワーク109を介して、センタコンピュータとキャンペーン受付装置101間の通信制御を行う。
【0027】
モニタ205に表示された操作案内に従って、同モニタ205に表示されたタッチパネルボタンを選択し触れることにより、応募受付、当落照会までの一連の操作を行うことができる。
【0028】
ICタグリーダ206は、応募ID読取手段111の一部に相当する。ICタグリーダ206は、固定のターミナルタイプをバス209に接続するか、ネットワーク型のタイプを使用してもよい。ネットワーク型の場合には、ICタグリーダ206とパーソナルコンピュータとの間ではPHS、無線LAN等により通信を行う。
【0029】
次に、記憶装置202におけるキャンペーン受付システム関連のファイル配置について説明する。図4は、記憶装置202におけるキャンペーン受付システム関連のファイル配置を示す。
図4に示すように、記憶装置202内には、応募ID情報データベース120、及び制御プログラム310、キャンペーン受付プログラム311等が格納されている。
【0030】
応募ID情報データベース120には、複数の応募ID情報121からなる。応募ID情報121は、応募ID122、当落情報123、受付日124、ユーザID125等の情報から構成される。応募ID122と当落情報123は、予め、主催者側のセンタコンピュータ等で、応募ID情報データベース120に記憶しておく。受付日124とユーザID125は、応募者のユーザIDと応募受付日であり、応募受付後、応募ID情報データベース120に書き込まれ、キャンペーン対象商品の顧客情報として使用可能とする。
尚、応募ID情報データベース120は、予め、キャンペーンの主催者側のセンタコンピュータから、ネットワーク109を介して受信するか、記録媒体を介して、読み込み、記憶装置202に記憶する。
【0031】
制御プログラム310は、キャンペーン受付装置101の各構成部分を駆動制御するプログラムである。
キャンペーン受付プログラム311は、実行可能プログラムであり、応募ID読取手段111、応募ID当落照会手段112、ユーザID書込手段113等の処理に該当するプログラムである。
【0032】
次に、図5を参照しながら、キャンペーン受付システム100の処理手順を説明する。図5は、キャンペーン受付システム100の処理手順を示すフローチャートである。図6は、商品105に貼付されたICタグ103を示す。
【0033】
予め、キャンペーンを実施する主催者側は、キャンペーン対象の商品105毎に応募ID122を記録したICタグ103を、商品105に貼り付け、市場に流通させる。また、主催者側のセンタコンピュータは、商品105に対応した応募ID122とその当落情報123を格納した応募ID情報データベース120を、ネットワーク109又は記録媒体を介して、各キャンペーン受付装置101に提供する。
【0034】
図6に示すように、応募者は、例えば、飲料商品や食品であるキャンペーン対象の商品105又は商品105の包装に貼付されているICタグ103を応募シート102に貼る(ステップ501)。
【0035】
応募者は、コンビニエンスストア等の店頭に設置されているキャンペーン受付装置101のICタグリーダ面211に応募シート102をかざす(ステップ502)。
尚、本実施の形態では、応募シート102に貼った複数のICタグ103を、同時に読み取るが、応募シート102に貼らず、1又は複数のICタグ103をそのままICタグリーダ面211にかざしてもよい。
【0036】
キャンペーン受付装置101の制御部201は、ICタグリーダ206を介して、応募シート102上の複数のICタグ103に記憶したそれぞれの応募ID122を読み取る(ステップ503)。
図7は、ICタグ103を示す。図7に示すように、ICタグ103は、通常は金属層を積層した紙やプラスチック等の基材131に、コイル状のアンテナ132を形成し、ICチップ133を接続することにより形成する。ICチップ133は、アンテナ132の両端部に接続する。
ICタグリーダ206は、ICタグ103に対して共振する呼び出し信号を発信し、ICタグ103からの応答信号を読み、ICチップ133に記録した情報(応募ID)の読み取りを行う。
【0037】
制御部201は、モニタ画面210に受付画面801を表示する(ステップ504)。図8は、応募受付から当落照会の画面遷移を示す。
図8に示すように、受付画面801には、読み取った応募口数815が表示される。
【0038】
制御部201は、モニタ画面210のタッチパネルボタン押下、又は所定時間経過後、ユーザID入力画面802を表示する(ステップ505)。応募者は、ユーザID入力画面802上のテンキー810を用いて、予め、登録したユーザID125を入力して、入力ボタン811を押下する。
制御部201は、入力したユーザID125を受け付け、格納する(ステップ506)。
尚、応募者は、予め、例えば、所持する携帯電話やパーソナルコンピュータから、ネットワークを介して、主催者側のサーバのホームページ等へアクセスし、ユーザ登録し、サーバは、ユーザ情報をユーザ情報データベースに登録後、ユーザID125を発行する。ユーザID登録方法はほかにもいろいろな方法が考えられるが、ここでは、その方法については言及しない。また、本実施の形態では、ユーザID入力処理を加えているが、キャンペーンに応じて、ユーザID入力処理を削除してもよい。
【0039】
制御部201は、記憶装置202の応募ID情報データベース120から、読み取った当該応募ID122の応募ID情報121を抽出する(ステップ507)。
【0040】
制御部201は、当該応募ID122の当落情報123に応じた当落を知らせる当落照会画面803を表示する(ステップ508)。当落照会画面803には、抽選回数816(例えば、1口目)と、その当落817(例えば、「当たり」)を示す。また、「当たり」の場合は、制御部201は、店頭での景品やサービスの入手等を促すメッセージ等を表示する。
【0041】
制御部201は、記憶装置202内の応募ID情報データベース120の当該応募ID情報121に、入力したユーザID125と受付日124を書き込み、応募ID122とユーザID125のひも付けを行う(ステップ509)。
キャンペーン実施期間終了後、制御部201は、必要に応じて、応募ID情報データベース120を、ネットワーク109を介して、主催者側のセンタコンピュータに送信することにより、センタコンピュータは、ユーザ情報データベースと応募ID情報データベース120から、当該商品に対する顧客の特性、ニーズ等の解析することが可能である。
【0042】
応募口数815の抽選を終了するまで(ステップ510のNo)、制御部201は、ステップ507からステップ510の応募IDに対する当落判定、当落照会、ユーザID書込み処理を行う。
応募口数815の抽選を終了すると(ステップ510のYes)、制御部201は、終了画面804を表示する(ステップ511)。
【0043】
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、店頭に設けられたキャンペーン受付装置101は、ICタグリーダ206を用いて、応募者が持参した応募シート102の複数のICタグ103に記憶した応募ID122を同時に読み取り、応募口数分、応募IDとその当落情報からなる応募ID情報を記憶する応募ID情報データベース120から、読み取った応募IDに該当する当落情報を抽出し、当落情報を表示し、応募ID情報データベース120の当該応募ID情報121に、入力されたユーザID125と、受付日124を書き込み、応募ID122とユーザID125をリンクさせる。
【0044】
これにより、クローズドキャンペーンにおいて、従来のように応募シールを葉書に貼って郵送したり、パーソナルコンピュータ等から応募シールに記載されている応募IDを入力するような手間がかからず、複数の応募口を同時に応募可能とし、応募結果を即時に確認でき、景品やサービス等の入手に時間がかからない。また、商品を供給する企業側は、応募IDにユーザIDをリンクさせることで、当該商品に対する顧客の特性を取得可能とする。
【0045】
尚、図5等に示す処理を行うプログラムはCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
【0046】
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係るキャンペーン受付システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の本実施の形態に係るキャンペーン受付システム100の概略構成を示す図
【図2】キャンペーン受付装置101の外観斜視図
【図3】キャンペーン受付装置101のハードウェア構成図
【図4】記憶装置202におけるキャンペーン受付システム関連のファイル配置を示す図
【図5】キャンペーン受付システム100の処理手順を示すフローチャート
【図6】商品105に貼付されたICタグ103を示す図
【図7】ICタグ103を示す図
【図8】応募受付から当落照会の画面遷移を示す図
【符号の説明】
【0048】
100………キャンペーン受付システム
101………キャンペーン受付装置
102………応募シート
103………ICタグ
105………商品
111………応募ID読取手段
112………応募ID当落照会手段
113………ユーザID書込手段
120………応募ID情報データベース
122………応募ID
123………当落情報
131………基材
132………アンテナ
133………ICチップ
201………制御部
202………記憶装置
206………ICタグリーダ
【出願人】 【識別番号】000002897
【氏名又は名称】大日本印刷株式会社
【住所又は居所】東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
【出願日】 平成16年6月25日(2004.6.25)
【代理人】 【識別番号】100096091
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 誠一

【公開番号】 特開2006−11774(P2006−11774A)
【公開日】 平成18年1月12日(2006.1.12)
【出願番号】 特願2004−187293(P2004−187293)