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【発明の名称】 処理装置及び包装製品の製造方法
【発明者】 【氏名】松村 健治
【住所又は居所】福岡県北九州市門司区大里元町2−1 アサヒ協和酒類株製造式会社 門司工場内
【氏名】廣吉 孝行
【住所又は居所】福岡県北九州市門司区大里元町2−1 アサヒ協和酒類製造株式会社門司工場内
【氏名】土井 英行
【住所又は居所】福岡県北九州市門司区大里元町2−1 アサヒ協和酒類製造株式会社門司工場内
【氏名】岡田 健一
【住所又は居所】福岡県北九州市門司区大里元町2−1 アサヒ協和酒類製造株式会社門司工場内
【課題】物品を包装したシュリンクフィルムに生じる突起部を小さくする。

【解決手段】シュリンクフィルムで物品を包装する包装装置と、包装装置によって物品が包装される際に該シュリンクフィルムに生じる突起部25を押圧して該突起部25を小さくする押圧機構300とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を処理する処理装置であって、
シュリンクフィルムで物品を包装する包装装置によって物品が包装される際に該シュリンクフィルムに生じる突起部を押圧して該突起部を小さくする押圧機構を備えることを特徴とする処理装置。
【請求項2】
前記押圧機構は、前記突起部を押圧するローラーを含むことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
【請求項3】
前記押圧機構は、前記包装装置から排出される包装された物品を搬送する搬送路の両側に対向配置された1又は複数対のローラーを含むことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
【請求項4】
前記突起部を加熱するヒーターを更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の処理装置。
【請求項5】
前記ヒーターは、前記ローラーを加熱することにより前記突起部を加熱するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の処理装置。
【請求項6】
前記押圧機構は、前記包装装置の外部であって前記包装装置の出口付近に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の処理装置。
【請求項7】
物品を処理する処理装置であって、
シュリンクフィルムで物品を包装する包装装置と、
前記包装装置によって物品が包装される際に該シュリンクフィルムに生じる突起部を押圧して該突起部を小さくする押圧機構と、
を備えることを特徴とする処理装置。
【請求項8】
物品をシュリンクフィルムで包装した製品を製造する製造方法であって、
包装装置によって物品をシュリンクフィルムで包装する工程と、
前記包装装置によって物品が包装される際に該シュリンクフィルムに生じる突起部を押圧することにより該突起部を小さくする押圧工程と、
を含むことを特徴とする製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、シュリンクフィルムで物品を包装する分野に関する。
【背景技術】
【0002】
焼酎等の飲料が充填された紙パック等の物品は、シュリンクフィルム(熱収縮フィルム)で包装されることがある。シュリンクフィルムは、例えば、ポリプロピレンで構成され、熱によって収縮する性質を有する。シュリンクフィルムを物品に被せた後に加熱することによりシュリンクフィルムが収縮する。
【特許文献1】特開2001−322634号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
図1は、物品をシュリンクフィルムで包装した製品の一例を示す図である。物品10は、例えば、飲料が充填された紙パックであり、典型的には、4面からなる胴部30と、底部60と、2つの三角天面50と、トップシール40と、注ぎ口及びそれに付されたキャップ70等を含む。シュリンクフィルム20は、物品の包装前は、典型的には平面形状を有するので、これによって立体物である物品10を包装しようとすると、少なからずシュリンクフィルム20に突起部25が生じうる。一般的なシュリンクフィルム用の包装装置で図1に示すような形状を有する物品10を包装すると、トップシール40の両側(2箇所)と、底部60と胴部30との境目付近の2箇所とに突起部25が生じうる。突起部25は、”角(つの)”と呼ばれることがある。また、突起部25が形成されることは、”角出し”と呼ばれることがある。
【0004】
角出しは、一般的なシュリンクフィルム用の包装装置では避けられない問題点である。紙パック等の物品10をシュリンクフィルムで包装した製品100を持つ場合には、消費者は、トップシール40の両端の部分を指で挟むことが多いと考えられる。したがって、トップシープ40の両側に突起部25があると、消費者が製品100を持った時に指に痛みを感じるであろう。また、突起部25が衣服等に引っ掛かると、衣服等が傷むこともある。
【0005】
本発明は、上記の問題点の認識を基礎としてなされたものであり、物品を包装したシュリンクフィルムに生じる突起部を小さくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の側面は、物品を処理する処理装置に係り、前記処理装置は、シュリンクフィルムで物品を包装する包装装置によって物品が包装される際に該シュリンクフィルムに生じる突起部を押圧して該突起部を小さくする押圧機構を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の好適な実施形態によれば、前記押圧機構は、前記突起部を押圧するローラーを含むことが好ましい。更に、前記押圧機構は、前記包装装置から排出される包装された物品を搬送する搬送路の両側に対向配置された1又は複数対のローラーを含むことが好ましい。
【0008】
本発明の好適な実施形態によれば、前記処理装置は、前記突起部を加熱するヒーターを更に備えることが好ましい。前記ヒーターは、例えば、前記ローラーを加熱することにより前記突起部を加熱するように構成されうる。
【0009】
本発明の好適な実施形態によれば、前記押圧機構は、前記包装装置の外部であって前記包装装置の出口付近に配置されることが好ましい。
【0010】
本発明の第2の側面は、物品を処理する処理装置に係り、前記処理装置は、シュリンクフィルムで物品を包装する包装装置と、前記包装装置によって物品が包装される際に該シュリンクフィルムに生じる突起部を押圧して該突起部を小さくする押圧機構とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明の第3の側面は、物品をシュリンクフィルムで包装した製品を製造する製造方法に係り、前記製造方法は、包装装置によって物品をシュリンクフィルムで包装する工程と、前記包装装置によって物品が包装される際に該シュリンクフィルムに生じる突起部を押圧することにより該突起部を小さくする押圧工程とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、物品を包装したシュリンクフィルムに生じる突起部を小さくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。
【0014】
図2は、本発明の好適な実施形態の処理装置の概略構成を示す図である。図2に示す処理装置1000は、シュリンクフィルムで物品を包装する包装装置200と、包装装置200で物品を包装して得られた製品100を搬送する搬送路(コンベア)400と、包装装置200によって物品が包装された際にその物品を包装しているシュリンクフィルムに生じる突起部25を押圧して突起部25を小さくする押圧機構300とを備える。
【0015】
図3は、包装装置200における包装の原理を示す図である。まず、(a)に示すように、飲料等が充填された紙パック等の物品10にシュリンクフィルム20が上方から被せられる。次いで、(b)に示すように、物品10の胴部が完全に包まれるようにシュリンクフィルム20が袋状にされるとともにトップシール側及び底部側が熱線ヒーター等によって切断される。次いで、(c)に示すように、ヒートトンネルにおいて、例えば150℃程度に加熱することによってシュリンクフィルム20を収縮させて、物品10をシュリンクフィルム20で包装した製品100が得られる。ただし、この状態では、図1に示すように、典型的には、トップシール40の両側(2箇所)と、底部60と胴部30との境目付近の2箇所とに突起部(角)25が存在しうる。
【0016】
これらの突起部25は、押圧機構300によって小さくされる。押圧機構300は、包装装置200のヒートトンネル内に配置されてもよいが、ヒートトンネル内は、シュリンクフィルムを収縮させるために、例えば150℃程度に維持されるため、このような熱に耐えるように押圧機構300を設計する必要がある。
【0017】
そこで、押圧機構300は、包装装置200の外側(或いは、ヒートトンネルの外側)であって、包装装置200の出口付近(例えば、出口から50cm以内の位置)に配置することが好ましい。ここで、押圧機構300を包装装置200の出口から遠く離れた位置(例えば、出口から50cm以上離れた位置)に配置すると、製品100が押圧機構300に到達する前に、包装装置200のヒートトンネル内で加熱されたシュリンクフィルムの温度が低下してしまうので、シュリンクフィルムを再び150℃程度まで加熱する必要があり、効率的とは言えない。
【0018】
図4は、押圧機構の構成例を示す図である。押圧機構300は、例えば、シュリンクフィルム20の突起部25を押圧して、それを小さくするローラー310を含む。好ましくは、押圧機構300は、包装装置200から排出される製品(包装された物品)100を搬送する搬送路400の両側に対向配置された1又は複数対のローラー310を含む。ローラー310は、アーム350に設けられた軸330によって回動可能に支持されうる。アーム350は、軸340によって回動可能に支持され、その一端がバネ360によって押されてローラー310を製品100の突出部25に押し付ける。
押圧機構300が包装装置200の外部に配置される場合には、突起部25を加熱するためのヒーター320を備えることが好ましい。ヒーター320は、例えば、ローラー310を加熱することにより突起部25が加熱されるように配置されることが好ましい。ヒーター320は、例えば、ローラー310の内側に配置されうる。
【0019】
押圧機構300によってシュリンクフィルムに生じる突起部25を押圧することによって、例えば、図5に例示的に示すように、突起部25が小さくなる。これにより、消費者が製品100を掴んだ際に指に痛みを感じることがなくなる。また、突起部に引っ掛かるることによる衣服等が傷むことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】物品をシュリンクフィルムで包装した製品の一例を示す図である。
【図2】本発明の好適な実施形態の処理装置の概略構成を示す図である。
【図3】包装装置における包装の原理を示す図である。
【図4】押圧機構の構成例を示す図である。
【図5】シュリンクフィルムの突起部が小さくされた製品の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0021】
10 物品(例えば、紙パック)
20 シュリンクフィルム
25 突起部(角)
30 胴部
40 トップシール
50 三角天面
60 底部
70 キャップ
100 製品
200 包装装置
300 押圧機構
310 ローラー
320 ヒーター
330 軸
340 軸
350 アーム
360 バネ
400 搬送路
1000 処理装置
【出願人】 【識別番号】502392375
【氏名又は名称】アサヒ協和酒類製造株式会社
【住所又は居所】東京都港区南青山五丁目4番31号
【出願日】 平成16年11月16日(2004.11.16)
【代理人】 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳

【識別番号】100112508
【弁理士】
【氏名又は名称】高柳 司郎

【識別番号】100115071
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康弘

【識別番号】100116894
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 秀二

【識別番号】100101063
【弁理士】
【氏名又は名称】松丸 秀和

【識別番号】100130409
【弁理士】
【氏名又は名称】下山 治

【公開番号】 特開2006−143232(P2006−143232A)
【公開日】 平成18年6月8日(2006.6.8)
【出願番号】 特願2004−332074(P2004−332074)