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【発明の名称】 詰将棋用記録媒体
【発明者】 【氏名】佐々木 公夫

【要約】 【課題】本来の詰将棋にない娯楽性に富んで、駒の働きや働かせ方、捌きなどの妙味が会得できる詰将棋用記録媒体を提供すること。

【解決手段】詰将棋の初形表示図面(初形図式)を所要図式分内蔵するデータベースと各図式における応手展開プログラムと、ディスプレイに表示される操作画像とを格納する記録媒体において、
【特許請求の範囲】
【請求項1】
詰将棋の初形表示図面を所要図式分内蔵するデータベースと、各図式における応手展開プログラムと、ディスプレイに表示される操作画像とを格納する記録媒体において、
前記データベースが攻方(詰方)最短の原則に反する最長応手数の初形表示図面の図式から成る詰将棋用記録媒体。
【請求項2】
操作画像が、図式表示部と駒の成り、打ち、合いなどを指示する駒の動態部と、盤面の横軸、縦軸における駒の位置を指示する盤面指示部と、指し駒指定部と、持ち駒の種類及び数を指定する持駒指定部と、完了指示部と、評価判定部とから成る請求項1記載の詰将棋用記録媒体。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、パソコンで盤上ゲ−ムとしての詰将棋を提供する記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
これまでのパソコンを使用した詰将棋は、特開2002−186786号公報に開示されるように、詰将棋の攻方最短の原則に基づくものであり、初形表示の図式に対して、攻方の手順に対する玉方の手順は自動的に応手する対戦型のものであり、玉方の応手にはゲームをする者の意志が反映せず、面白味に欠ける上、駒の働き、働かせ方、捌きなどの妙味に欠けるものである。
【特許文献1】特開2002−186786号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、本来の詰将棋にない娯楽性に富んで駒の働きや働かせ方、捌きなどの妙味が会得できる詰将棋用記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の請求項1に記載した詰将棋用記録媒体は、詰将棋の初形表示図面を所要図式分内蔵するデータベースと、各図式における応手展開プログラムと、ディスプレイに表示される操作画像とを格納する記録媒体において、
前記データベースが攻方(詰方)最短の原則に反する最長応手数の初形表示図面の図式から成る。
また、請求項2に記載した詰将棋用記録媒体は、請求項1に記載した詰将棋用記録媒体において、
操作画像が、図式表示部と、駒の成り、打ち、合い、寄り、左右、と金、馬、竜などを指示する駒の動態部と、盤面の横軸縦軸における駒の位置を指示する盤面指示部と、指し駒指定部と、持駒の種類及び数を指定する持駒指定部と、完了指示部と、評価判定部とから成る。
【発明の効果】
【0005】
本発明の詰将棋用記録媒体によれば、一般的な詰将棋の攻方最短の原則に反するものであるが、玉方を泳がすことによって攻方の駒を介して駒の働きや働かせ方、捌きなどの妙味を会得できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の詰将棋用記録媒体をパソコンに接続したCD-ROMドライブにセットして使用するが、操作画像における持駒指定部では、各図式における持駒とその数が自動的に表示され、手順の中で使用し又は入手した駒は自動的に持駒指定部に表示され、しかも、歩成りのと金や角成りの馬、飛成りの竜など、及び成り、打ち、合い、動かす駒の位置である左、右、寄りなどは駒の動態で指示される。
また、攻方、玉方の応手指示にあっては、操作画像の中の横軸、縦軸の各座標をクリックで指示するものから、図式中の応手位置を直接クリックするものまで選択される。
なお、各図式には評価基準、例えば5分で1級などを表示して評価判定でその結果を表示するものから、評価基準を表示しないで、詰上がりまでの時間により予め準備されたデータベースの基準に基づき、評価採点するものが選択される。
【実施例】
【0007】
本発明を実施例により説明すると、詰将棋用記録媒体としてのCD-ROMをパソコンに接続したCD-ROMドライブにセットする。すると、図2に示す操作画像1が表示されるが、この操作画像1での操作は、図1に示すフローチャート2に従って進行する。
すなわち、操作画像1の図式表示部3の表示3aをクリックすると、図式選択5において各種の図式を格納したデータベースのDB4から詰将棋の図式が表示される。そこで、好みの図式が現われるまで選択をクリックし、この図式で挑戦しようとするところでOK6をクリックすれば初形図式設定7によってその図式がクローズアップされて出現する。次に、スタート8をクリックすると、この図式に対応する応手展開のプログラムがPG9から読み込まれ、タイマー10が作動して計時され、図式に基づいて攻方の手順が手順入力11のエリアに入力されるが、このとき、横軸12、縦軸13の各位置指示と、指し駒指定部14と持駒指定部15及び駒の動態部16から適格な指定で攻め駒を進め、詰上がりを確信したら操作画像1の詰指示部17bの詰上がり17をクリックする。このとき、フローチャート2の詰指示部17aから終了信号がタイマー10に送信されるが、判定部18での正解の判定を待ってタイムアップされ、同時に計時情報が評価基準を格納したデータベースのDB19に入力され、評価判定エリア20に格納されて詰上がり時間と採点が操作画像1の評価判定部21の時間表示22と点数表示23に表示されて終了となる。
なお、先の詰上がり17のクリックで最長の詰上がりでない旨(不正解)が判定されたときは、リプレー24をクリックして再度の挑戦となる。
【0008】
次に、具体的な図式によって説明すると、先ず図3に示す図式25が選択された場合では、操作画像1の持駒指定部15及び数には何の表示もない状態である。この状態でスタート8をクリックし、手順が入力される。すなわち、攻方▲(黒三角は以下省略)2二飛(横軸2、縦軸二及び指し駒指定部14の飛をクリック、以下この要領)、玉方△(白三角は以下省略)1一玉、2一飛、1二玉、1三歩成(成りの場合は駒の動態部16の(成)をクリックする。)、一三玉、2三香成、1四玉、2四成香、1五玉、2五成香、1六玉、2六成香、1七玉、2七成香、1八玉、2八成香、1九玉、2九成香迄19手詰(この手順中で、5手目の1三歩成で2二飛は千日手であるので攻方の失敗となり不正解となる。)であるから、詰上がり17をクリックすると、正解が表示され、同時に評価判定部21の時間表示22と点数表示23にそれぞれ詰上がり時間と採点が表示され終了となる。
【0009】
また、図4に示す図式26を選択した場合では、操作画像1の持駒指定部15の飛、金、桂を丸で囲むかアンダーラインを付与するかなどで持駒を特定表示し、その下欄の丸内に各持駒の数(この場合は各一が記入される)が表示される。
そして、スタート8をクリックして順次に手順を入力する。すなわち、攻方(以下省略)1二飛打、玉方(以下省略)2一玉、3三桂打、3一玉、2一桂成、4一玉、3一成桂、5一玉、4一成桂、6一玉、5一成桂、7一玉、6一成桂、8一玉、7一成桂、9一玉、8一成桂、8一玉、9二金打、7一玉、8二金寄(寄を以下省略)、6一玉、7二金、5一玉、6二金、4一玉、5二金、3一玉、4二金、2一玉、3二飛成、1一玉、1二歩成又は1二竜迄の33手詰となり、詰上がり17をクリックすると正解が表示され、同時に評価判定部21の時間表示22と点数表示23にそれぞれ詰上がり時間と採点が表示され終了となる。
【0010】
さらに、超短編詰将棋として図5に示す図式27が選択された場合は、スタート8のクリックで攻方1二飛寄、玉方2一玉、2二飛成又は2二歩成迄の3手詰となり、正解表示とともに詰上がり時間及び採点が評価判定部21の時間表示22と点数表示23にそれぞれ表示され終了となる。
以上のように本発明の詰将棋用記録媒体の内容は、攻方最短の原則に反して最長手順の応手を旨とし、しかも、玉方の応手もゲームする本人の指示によるから、応手展開の中で、駒の働きや働かせ方、捌きの妙味などを娯楽性と共に十分会得できるものである。
なお、指し駒の指示に関しては、操作画像1の横軸12と縦軸13の指示によらず、図式の盤面にある駒であれば、この駒を指示(クリック)してドラッグにより指定場所に表示したり、盤面にない駒の場合は、打つ場所をクリックで指定し、持駒を指定して該場所に表示するなどは本発明から容易に想起できる事項である。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明の詰将棋用記録媒体は、パソコンによる盤上ゲームの分野において、詰将棋として異端な趣向を呈するものであるから、CD-ROMなどの販路拡大に貢献する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の詰将棋用記録媒体の詰将棋のフローチャート2。
【図2】操作画像1の説明図。
【図3】詰将棋の各図式の説明図。
【図4】詰将棋の各図式の説明図。
【図5】詰将棋の各図式の説明図。
【符号の説明】
【0013】
1:操作画像
2:フローチャート
3:図式表示部
4:DB(データベース)
5:図式選択
6:OK
7:初形図式設定
8:スタート
9:PG(プログラム)
10:タイマー
11:手順入力
12:横軸
13:縦軸
14:指し駒指定部
15:持駒指定部
16:駒の動態部
17:詰上がり
18:判定部
19:DB(データベース)
20:評価判定エリア
21:評価判定部
22:時間表示
23:点数表示
24:リプレー
25乃至27:図式
【出願人】 【識別番号】504258608
【氏名又は名称】佐々木 公夫
【識別番号】505071804
【氏名又は名称】佐々木 帝
【出願日】 平成17年2月25日(2005.2.25)
【代理人】 【識別番号】100060427
【弁理士】
【氏名又は名称】藤盛 道夫

【公開番号】 特開2006−230741(P2006−230741A)
【公開日】 平成18年9月7日(2006.9.7)
【出願番号】 特願2005−50455(P2005−50455)