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【発明の名称】 弾球遊技機
【発明者】 【氏名】村島 憲彦
【住所又は居所】東京都豊島区東池袋2丁目23番2号 サミー株式会社内

【要約】 【課題】当たり領域入賞見込率を表示することで、遊技者の遊技興趣を高めることができる弾球遊技機を提供すること。

【解決手段】遊技球が入賞することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定手段を有する弾球遊技機の特別遊技入賞判定装置は、当たり領域と非当たり領域を備える振り分け装置と、当たり領域への入賞見込率を表示する当たり領域入賞見込率表示手段と、前記入賞見込率の表示が可能な当たり領域入賞見込率表示装置を備え、前記当たり領域入賞見込率表示手段は、基準位置から前記当たり領域に入賞するまでに要する設定時間が記憶された設定時間記憶手段と、前記振り分け装置の作動状況を判定する当たり領域位置判定手段と、前記作動状況と前記設定時間から前記遊技球の当たり領域への入賞見込率を演算する当たり領域入賞見込率演算手段とを備え、
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技盤面に設けられた始動入賞部と該始動入賞部に遊技球が入賞することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定手段を有する特別遊技入賞判定装置と、
前記特別遊技入賞判定手段による判定結果が予め定められた当たり判定であるときに、遊技領域に設けられた可変入賞口を入賞容易とする単位特別遊技を繰り返し実行可能な特別遊技制御手段とを備える弾球遊技機であって、
前記特別遊技入賞判定装置は、当たり領域と非当たり領域を備える振り分け装置と、前記振り分け装置の当たり領域への入賞見込率を表示する当たり領域入賞見込率表示手段と、前記当たり領域への入賞見込率の表示が可能な当たり領域入賞見込率表示装置を備え、
前記振り分け装置は、前記遊技球が前記当たり領域に振り分けられた後、前記特別遊技を実行させる場合に、前記遊技球を前記当たり領域と前記非当たり領域のいずれかに振り分ける機能を備え、
前記当たり領域入賞見込率表示手段は、前記遊技球が前記遊技盤面の基準位置から前記振り分け装置の前記当たり領域に入賞するまでに要する予め想定された設定時間が記憶された設定時間記憶手段と、
前記振り分け装置の作動状況を判定する当たり領域位置判定手段と、
前記振り分け装置の作動状況と前記設定時間から前記遊技球の当たり領域への入賞見込率を演算する当たり領域入賞見込率演算手段とを備え、
前記当たり領域入賞見込率表示装置は、前記当たり領域入賞見込率演算手段で演算された前記当たり領域入賞見込率を表示することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】
前記基準位置は、少なくとも第1の基準位置と第2の基準位置を備え、前記第2の基準位置は、前記第1の基準位置と前記振り分け装置の間にあり、前記第1の基準位置を通過した前記遊技球が、前記第2の基準位置を通過する請求項1に記載の弾球遊技機であって、
前記第2の基準位置は、該第2の基準位置を通過した前記遊技球を検出する検出装置を備え、前記遊技球が前記第2の基準位置から前記振り分け装置の前記当たり領域に入賞するまでに要する予め想定された設定時間を前記設定時間記憶手段に記憶している弾球遊技機において、
前記第1の基準位置における前記当たり領域入賞見込率を表示した後、前記遊技球が前記第2の基準位置を通過した場合に、前記当たり領域入賞見込率表示装置の表示を前記第2の基準位置における前記当たり領域入賞見込率に変更することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項3】
前記特別遊技入賞判定装置は、前記第1の基準位置及び前記第2の基準位置と別個に前記振り分け装置の上方に球転動時間可変装置を備え、前記遊技球が前記球転動時間可変装置を通過することで、前記設定時間を調節させている請求項1乃至2に記載の弾球遊技機において、
前記当たり領域入賞見込率演算手段は、前記遊技球が前記球転動時間可変装置から前記振り分け装置の前記当たり領域に入賞するまでに要する予め想定された設定時間と、前記当たり領域位置判定手段で得られた前記当たり領域の位置とから前記当たり領域入賞見込率を演算し、
前記第1の基準位置又は前記第2の基準位置における前記当たり領域入賞見込率の代わりに、前記球転動時間可変装置における前記当たり領域入賞見込率を表示することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項4】
前記振り分け装置が、前記遊技球を収容可能に構成されると共に前記当たり領域又は前記非当たり領域のいずれかに連通可能に構成された複数の球受部を備える回転体で構成され、前記遊技球を、前記複数の球受部のいずれかに収容し、前記回転体の回転動作により前記当たり領域又は前記非当たり領域に振り分ける請求項1乃至4に記載の弾球遊技機において、
前記当たり領域位置判定手段は、前記振り分け装置を構成する前記回転体の回転角度を検出して判定することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項5】
前記弾球遊技機は、遊技者の選択により前記入賞見込率を表示又は非表示のいずれかに切替ることができる切替操作器を有することを特徴とする請求項1乃至5に記載の弾球遊技機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、当たり領域入賞見込率表示装置を遊技盤面に備える弾球遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
弾球遊技機の1つであるパチンコ遊技機には、遊技盤面に役物領域を配設し、役物領域内に設けられた特定領域(以下、当たり領域とする。)へ遊技球が入賞することにより大当たりの権利が発生するパチンコ遊技機(いわゆる権利モノ、以下「第3種パチンコ遊技機」という)がある。このようなパチンコ遊技機は、例えば特許文献1に記載されており、このパチンコ遊技機では、始動入賞口に遊技球が入賞するとそれを契機に抽選を行う。当該抽選で当たりに当選した場合には、遊技盤面に設けられた可変入賞口を入賞容易とする単位特別遊技としての大当たりのラウンドを複数回行うことから成る特別遊技を実行する。即ち、通常は閉鎖している大入賞口を開放し、例えば、所定時間が経過し又は所定個数の遊技球が大入賞口に入賞したら閉鎖するという動作を、15回(ラウンド)という所定回数だけ繰り返す。
【0003】
【特許文献1】特開平2001−276346号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の第3種パチンコ遊技機では、遊技球が、役物領域内の当たり領域に入賞することにより大当たりの権利が発生し、その後、更に特定の入賞口へ遊技球が入球すると大当たりの利益を得られるようになる。そのため、遊技球が当たり領域に入賞するか否かが、遊技者の最大の関心になっている。ところで、従来の第3種パチンコ遊技機では、遊技球が始動入賞口を通過して、役物領域内の当たり領域に入賞するまでに相応に時間を要するように設定されており、この時間は略一定となっている。そのため、始動入賞口通過時の当たり領域入賞見込率は、役物領域内の当たり領域の位置と前記時間により、略決まってくる。また、役物領域間に球転動時間可変装置が設けられている場合は、上記の時間は、球転動時間可変装置で調節されるが、遊技球が球転動時間可変装置から役物領域の当たり領域への入賞するまでの時間は、略一定となっている。同様に、球転動時間可変装置通過時の当たり領域入賞見込率は、役物領域内の当たり領域の位置と前記時間により、略決まってくる。
【0005】
しかし、この入賞見込率は想定可能であったものの、そのような演算を行う装置は存在していなかった。このため、熟練した遊技者は経験から当たり領域への概略的な入賞見込率を図って個人的な遊技興趣を高めることが可能になるものの、初心者では、前記遊技興趣を得られずに遊技機本来の面白みを充分堪能できないという問題があった。
【0006】
本発明は、以上のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、遊技球の役物領域内の当たり領域への入賞見込率を表示させ得る弾球遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、本発明では、役物領域内の当たり領域の位置と遊技球が役物領域の当たり領域に入賞するまでに要する予め想定された時間から、遊技球の役物領域内の当たり領域への入賞見込率を演算し、この当たり領域入賞見込率を当たり領域入賞見込率表示装置で表示させる。これにより、初心者でも、当たり領域への概略的な入賞見込率が表示されるので、個人的な遊技興趣を高めることが可能になり、遊技機本来の面白みを充分に堪能することができる。
また、本発明では、前記入賞見込率の表示を遊技者の選択により、表示又は非表示に切替できるように、切替操作器を備えている。これにより、遊技者の嗜好に合わせて遊技を楽しむことが可能になる。
【0008】
しかして、本発明に係る弾球遊技機(1)では、遊技盤面(2)に設けられた始動入賞部(11、12)と該始動入賞部(11、12)に遊技球が入賞することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定手段(10、110、120)を有する特別遊技入賞判定装置(10)と、
前記特別遊技入賞判定手段(10、110、120)による判定結果が予め定められた当たり判定であるときに、遊技領域に設けられた可変入賞口(5)を入賞容易とする単位特別遊技を繰り返し実行可能な特別遊技制御手段(150)とを備える弾球遊技機であって、前記特別遊技入賞判定装置(10)は、当たり領域(33)と非当たり領域(34)を備える振り分け装置(30)と、前記振り分け装置(30)の当たり領域(33)への入賞見込率を表示する当たり領域入賞見込率表示手段(310)と、前記当たり領域(33)への入賞見込率の表示が可能な当たり領域入賞見込率表示装置(300)を備え、
前記振り分け装置(30)は、前記遊技球が前記当たり領域(33)に振り分けられた後、前記特別遊技を実行させる場合に、前記遊技球を前記当たり領域(33)と前記非当たり領域(34)のいずれかに振り分ける機能を備え、
前記当たり領域入賞見込率表示手段(310)は、前記遊技球が前記遊技盤面(2)の基準位置から前記振り分け装置(30)の前記当たり領域(33)に入賞するまでに要する予め想定された設定時間が記憶された設定時間記憶手段(312)と、
前記振り分け装置(30)の作動状況を判定する当たり領域位置判定手段(313)と、
前記振り分け装置(30)の作動状況と前記設定時間から前記遊技球の当たり領域(33)への入賞見込率を演算する当たり領域入賞見込率演算手段(311)とを備え、
前記当たり領域入賞見込率表示装置(300)は、前記当たり領域入賞見込率演算手段(311)で演算された前記当たり領域入賞見込率を表示している。
これにより、前記入賞見込率を表示することで、当たり領域(33)への概略的な入賞見込率が表示されるので、初心者でも個人的な遊技興趣を高めることが可能になり、遊技機本来の面白みを充分に堪能することができる。
【0009】
また、本発明に係る弾球遊技機(1)では、前記基準位置は、少なくとも第1の基準位置と第2の基準位置を備え、前記第2の基準位置は、前記第1の基準位置と前記振り分け装置(30)の間にあり、前記第1の基準位置を通過した前記遊技球が、前記第2の基準位置を通過する場合であって、前記第2の基準位置は、該第2の基準位置を通過した前記遊技球を検出する検出装置を備え、前記遊技球が前記第2の基準位置から前記振り分け装置(30)の前記当たり領域(33)に入賞するまでに要する予め想定された設定時間を前記設定時間記憶手段(312)に記憶している場合において、
前記第1の基準位置における前記当たり領域入賞見込率を表示した後、前記遊技球が前記第2の基準位置を通過した場合に、前記当たり領域入賞見込率表示装置(300)の表示を前記第2の基準位置における前記当たり領域入賞見込率に変更している。
これにより、遊技球が第1の基準位置である作動ゲート(3)を通過し、第2始動入賞口(12)の可動片(12a)が開閉している間に、第2始動入賞口(12)に遊技球が入賞したと仮定し、その場合の当たり領域入賞見込率を確認できる。その後、第2の基準位置である第1遊技球検出装置(13)を遊技球が通過した場合には、第1の基準位置における当たり領域入賞見込率に代えて、第2の基準位置における当たり領域入賞見込率を表示することができる。同様に、第3の基準位置である第2遊技球検出装置(14)を遊技球が通過した場合には、第2の基準位置における当たり領域入賞見込率に代えて、第3の基準位置における当たり領域入賞見込率を表示することができる。
【0010】
また、本発明に係る弾球遊技機(1)では、前記特別遊技入賞判定装置(10)は、前記第1の基準位置及び前記第2の基準位置と別個に前記振り分け装置(30)の上方に球転動時間可変装置(41)を備え、前記遊技球が前記球転動時間可変装置(41)を通過することで、前記設定時間を調節させている場合において、
前記当たり領域入賞見込率演算手段(311)は、前記遊技球が前記球転動時間可変装置(41)から前記振り分け装置(30)の前記当たり領域(33)に入賞するまでに要する予め想定された設定時間と、前記当たり領域位置判定手段(313)で得られた前記当たり領域の位置(30a)とから前記当たり領域入賞見込率を演算し、
前記第1の基準位置又は前記第2の基準位置における前記当たり領域入賞見込率の代わりに、前記球転動時間可変装置(41)における前記当たり領域入賞見込率を表示している。
これにより、球転動時間可変装置(41)に誘導された場合には、前記第1の基準位置又は前記第2の基準位置における前記当たり領域入賞見込率に代えて、球転動時間可変装置(41)における当たり領域入賞見込率を表示することができる。
【0011】
また、本発明に係る弾球遊技機(1)では、前記振り分け装置(30)が、前記遊技球を収容可能に構成されると共に前記当たり領域(33)又は前記非当たり領域(34)のいずれかに連通可能に構成された複数の球受部(30a、30b)を備える回転体で構成され、前記遊技球を、前記複数の球受部(30a、30b)のいずれかに収容し、前記回転体の回転動作により前記当たり領域(33)又は前記非当たり領域(34)に振り分ける弾球遊技機において、
前記当たり領域位置判定手段(313)は、前記振り分け装置(30)を構成する前記回転体の回転角度を検出して判定している。これにより、容易に当たり領域(33)の位置を特定することができる。
また、本発明に係る弾球遊技機(1)では、遊技者の選択により前記入賞見込率を表示又は非表示のいずれかに切替ることができる切替操作器(320)を備えている。これにより、当たり領域入賞見込率の表示を必要としない熟練した遊技者は、この当たり領域入賞見込率を非表示にすることができ、遊技者の嗜好に合わせて遊技することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、役物領域の当たり領域の位置と、遊技球が役物領域の当たり領域に入賞するまでに要する予め想定される時間から、遊技球の役物領域内の当たり領域への入賞見込率を演算し、前記入賞見込率を当たり領域入賞見込率表示装置で表示させることで、遊技者に、より多くの興趣を提供することができる。
【0013】
また、前記入賞見込率の表示は、切替操作器で遊技者が表示/非表示を選択することで、遊技者の嗜好に合わせて表示又は非表示にできる遊技機を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1乃至図11に示すように、本発明の実施形態に係る弾球遊技機1は、遊技盤面2に設けられた「始動入賞部」としての第1始動入賞口11及び第2始動入賞口12と、図柄の変動表示が可能な図柄表示装置50とを含む特別遊技入賞判定装置10を有し、この特別遊技入賞判定装置10の第1始動入賞口11及び第2始動入賞口12に遊技球が入賞することに基づいて「特別遊技」としての大当りを行うか否かの判定を行う「特別遊技入賞判定手段」として上記特別遊技入賞判定装置10に加え、後述する入賞判定手段110及び当たり決定手段120等を備えている。また、弾球遊技機1は、「特別遊技入賞判定手段」としての上記当たり決定手段120による判定結果に基づいて図柄表示装置50に上記図柄を変動表示させた後に停止表示させる、後述する図柄制御手段140aと、この図柄制御手段140aにより図柄表示装置50に停止表示された図柄が予め定められた当たり図柄であるときに、遊技盤面2に設けられた「可変入賞口」としての大入賞口5を入賞容易とする「単位特別遊技」としての大当りのラウンドを繰り返し実行可能な、後述する特別遊技制御手段50を備える。そして、特別遊技入賞判定装置50は、更に、遊技盤面2に設けられた第1の振り分け装置20と、遊技盤面2の第1の振り分け装置20の下方に設けられた第2の振り分け装置30を含み、第1の振り分け装置20は、図柄制御手段140aにより図柄表示装置50に停止表示された図柄が予め定められた当たり図柄であるときに、遊技球を第2の振り分け装置30側に流下させ、第2の振り分け装置30は、「当たり領域」としての当たり領域口33と「非当たり領域」としての非当たり領域口34とを含み、上記図柄が当たり図柄であるときには当たり領域口33と非当たり領域口34のいずれかに振り分け、特別遊技制御手段50は、第2の振り分け装置30により遊技球が当たり領域口33に振り分けられた場合に「特別遊技」としての大当りを実行する。
【0015】
このように、本実施形態の弾球遊技機1は、従来の「第1種パチンコ遊技機」と同様に始動入賞口と図柄表示装置を遊技盤面2に有するが、特別遊技入賞判定装置10を、これら始動入賞口と図柄表示装置だけでなく、更に、第1の振り分け装置20と第2の振り分け装置30を含む役物として遊技盤面2に構成している。そして、この特別遊技入賞判定装置10において、図柄表示装置50に停止表示された図柄が予め定められた当たり図柄(例えば、「0」「0」「0」、「3」「3」「3」、「9」「9」「9」等、いわゆるゾロ目等)であるときに、第1の振り分け装置20は、遊技球を第2の振り分け装置30に流下するよう制御され、この流下された遊技球が第2の振り分け装置30の当たり領域口33に入賞した場合に「特別遊技」としての大当りが実行されるように構成されている。さらに、本実施形態の弾球遊技機1の特別遊技入賞判定装置10には、遊技盤面2に設けられた役物だけでなく、後述するように、始動入賞口に入賞した遊技球の検出装置や、第1の振り分け装置20及び第2の振り分け装置30を駆動するためのモータ等の駆動源などの制御装置も含んでいる。また、かかる特別遊技入賞判定装置10を含む「特別遊技入賞判定手段」には、上述した第1の振り分け装置20及び第2の振り分け装置30を制御するための、その作動タイミングの判定手段など、その制御のための装置やプログラムなども含んでいる。
【0016】
以下、かかる本実施形態の弾球遊技機1の構成とその制御を含む動作について詳細に説明するが、はじめに、弾球遊技機1の構成と遊技球の進行過程について図1乃至図10に基づき説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態に係る弾球遊技機1のガラス扉を開いた状態の正面図である。この弾球遊技機1の略中央には、遊技盤面2が配設されている。この遊技盤面2の略中央には、特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定装置10が配設されている。この特別遊技入賞判定装置10の略中央には図柄を変動表示及び停止表示等する図柄表示装置50が配設されている。また、この特別遊技入賞判定装置10の上方の略中央には、後述する本発明にかかる当たり領域入賞見込率を表示させる当たり領域入賞見込率表示装置300が配設されている。この図柄表示装置50と当たり領域入賞見込率表示装置300は、主に液晶ディスプレイが使用されるが、画面上に画像を表示可能であれば例えばCRT、ドットマトリックス等の表示装置でも良い。
【0018】
特別遊技入賞判定装置10の左右方向には、遊技球が通過可能な作動ゲート3、3が配設されている。作動ゲート3、3には、入賞を検出する作動ゲート通過検出装置3a(図11参照)が配設され、遊技球の通過を契機として特別遊技入賞判定装置10の第2始動入賞口12が所定の時間開放される。
【0019】
特別遊技入賞判定装置10の下方には、アタッカーユニット4が配設されている。このアタッカーユニット4の正面略中央には、特別遊技である大当たりの際に開放する大入賞口5が設けられている。ここで、特別遊技としての大当たりとは、特別遊技入賞判定装置10内に設けられた当たり領域に遊技球が入賞した場合に、その都度遊技者に特別の利益が提供されるような単位特別遊技を複数回行うことから成る遊技をいう。例えば、通常は閉鎖している大入賞口5が30秒という所定時間の経過又は10球という所定個数の遊技球の入賞の何れかが起こるまで開放し、この開放の間に大入賞口5の内部に設けられているVゾーンへの入賞があると大入賞口5は一旦閉鎖した後に再度開放するという単位特別遊技としての大当たり1ラウンドを、15回(ラウンド)という所定回数だけ繰り返すような遊技をいう。
【0020】
アタッカーユニット4の左右方向には、合計4つの入賞口6、6、6、6が配設されている。入賞口6に遊技球が入賞した場合、遊技者は所定の遊技球の払い出しを受ける。
遊技盤面2の下端には、特別遊技入賞判定装置10、大入賞口5、入賞口6の何れにも入賞しなかった遊技球が排出されるアウト口7が配設されている。さらに、遊技盤面2には、遊技球の落下方向に変化を付けるための図示しない風車及び釘が配設されている。そして、遊技盤面2の前面は、図1では図示しないガラス板8(図4参照)で覆われている。さらに、遊技盤面2の下方には、遊技球を遊技盤面2の下端から上端へ打ち出すための弾球ハンドル350や、本発明にかかる当たり領域入賞見込率を当たり領域入賞見込率表示装置300に表示するかどうか切替るために設けられている切替操作器320が配設されている。なお、この切替操作器320の配設位置は特に図1に示す位置に限定されず、遊技者が操作し易い位置であれば、どこにあっても良い。
【0021】
図2は、特別遊技入賞判定装置10の概要を示す説明図である。前述したように、特別遊技入賞判定装置10の略中央には図柄を変動表示及び停止表示等する図柄表示装置50が配設されているが、図2は特別遊技入賞判定装置10の当該図柄表示装置50をはずした状態を示す正面図である。特別遊技入賞判定装置10の上端部付近には、遊技球の特別遊技入賞判定装置10への入球を可能とする第2始動入賞口12が配設され、始動入賞口12の下方には第1始動入賞口11が配設されている。第1始動入賞口11は、常時遊技球の入賞が可能であるのに対して、第2始動入賞口12は左右の可動片12a、12aにより通常は遊技球の入賞ができない構造となっている。前述した通り、遊技球が作動ゲート3を通過すると、左右の可動片12a、12aが所定時間第2始動入賞口開放駆動源12bにより開放駆動され、遊技球が第2始動入賞口12へ入賞しやすい状態を形成する。
【0022】
第2始動入賞口12の下方には、第1振り分け装置20が配設され、第1始動入賞口11の左下方向には、第1振り分け装置20を駆動する第1振り分け装置駆動源21が配設されている。第1振り分け装置20は、遊技球を収容可能に構成された一の球受部20aを備えた略円盤形状の回転体(以下、「第1の回転体」という)で、第1振り分け装置駆動源21により時計方向又は反時計方向に回動可能である。図2に示す第1振り分け装置20は、球受部20aに遊技球Aを収容している。なお、第1振り分け装置駆動源21と第1の回転体とは、歯車22(図4参照)を介して連結されており、第1振り分け装置駆動源21からの(回転)駆動力が第1の回転体に伝達されるように構成されている。更に、伝達装置はベルト等を用いても良い。
【0023】
特別遊技入賞判定装置10の下端中央付近には、同様に本発明の特徴部分を構成する第2振り分け装置30と第2振り分け装置30を駆動する駆動源31が配設されている。第2振り分け装置30は駆動源31により時計方向に回動可能である。尚、第2振り分け装置30の構造については後述する。
【0024】
第1振り分け装置20と第2振り分け装置30に挟まれた、特別遊技入賞判定装置10の中央付近には、遊技球を流下させながら第2振り分け装置30に案内する遊技球転動領域40が配設されている。遊技球転動領域40の左右方向には、球転動時間可変装置41、41が配設されている。球転動時間可変装置41、41は、球転動時間可変装置駆動源42(図11参照)により回転駆動される回転体で、第1振り分け装置20から流下(落下)した遊技球が第2振り分け装置30に到達するまでの時間を変化させる機能を有している。(なお、球転動時間可変装置41、41の構成は、電気的に駆動して落下時間を変化させる他の形態を採用しても良いし、例えば、クルーンと称され皿状に形成された遊技球転動空間を形成し、遊技球転動空間内で遊技球を適宜時間転動させた後に落下させるような機械的機構を用いても良い。)
図3は、特別遊技入賞判定装置10の上端部付近の概要を示す説明図である。図3の中央付近には、第1始動入賞口11、第2始動入賞口12より入賞した遊技球を第1振り分け装置20に誘導する遊技球経路15が配設されている。遊技球経路15は、第2始動入賞口12から鉛直下方向に延びる鉛直部15a、その後略90度屈曲し所定の傾斜を持って第1の略水平方向に延びる第1水平部15b、更に大きく屈曲し所定の傾斜を持って第2の略水平方向に第1振り分け装置20まで延びる第2水平部15cから構成される。鉛直部15aは途中第1始動入賞口11とも連通しており、第1始動入賞口11及び第2始動入賞口12より入賞した遊技球は、遊技球経路15により第1振り分け装置20に誘導される。本実施形態において遊技球経路15は、透明又は半透明な合成樹脂により構成された筒状又は管状の構造となっているが、遊技球を誘導する経路であればどのようなものであっても良い。但し、後述するように、遊技球の保留状態を遊技者が視認できるように、遊技球経路15の少なくとも第2水平部15cは、透明又は半透明に形成するのが望ましい。
【0025】
遊技球経路15の第1水平部15bには遊技球の通過を検出する第1遊技球検出装置13が、第2水平部15cには第2遊技球検出装置14が配設されている。図3に示される第1振り分け装置20は、遊技球Aを球受部20aに収容後反時計方向に所定の角度回転駆動された状態が破線で、遊技球Bを球受部20aに収容後時計方向に所定の角度回転駆動された状態が実線で示されている。図4は、第1始動入賞口付近から第1振り分け装置にかけて特別遊技入賞判定装置10を垂直方向に切断した図3におけるX−X線矢視断面図である。前述したように遊技球経路15の鉛直部15aは第1始動入賞口11に連結され鉛直下方向に延び、遊技球を誘導する。図4の右端には、遊技盤面2を覆うガラス板8が示されている。図5は、特別遊技入賞判定装置10の遊技球経路15付近を水平方向に切断した図3におけるY−Y線矢視断面図である。遊技球経路15の第1水平部15bと第2水平部15cはガラス板8と並行に、お互いが上下に重ならないように配設されている。前述したように第1水平部15bには第1遊技球検出装置13が、第2水平部15cには第2遊技球検出装置14が配設されている。また、第1水平部15bの屈曲部には、保留球振分部16が配設されている。保留球振分部16は非保留球排出口16aと遊技球ガイド16bから略構成されている。特別遊技入賞判定装置10は、遊技球を視認可能に所定個数まで保留可能な「保留機構」として、第2水平部15c、保留球振分部16及び非保留球排出口16aを含んでいる。
【0026】
ここで、第1始動入賞部11、第2始動入賞部12より入賞した遊技球が第1振り分け装置20に誘導されるまでの過程について、図3乃至図5を参照して具体的に説明する。
第1始動入賞口11、第2始動入賞口12より入賞した遊技球は遊技球経路15の鉛直部15aを流下し、第1水平部15bに至る。第1遊技球検出装置13が遊技球の通過を検出し、第1遊技球検出装置13からの通過信号を契機に賞球払出口から例えば5球の賞球が遊技者に払い出される。そして、遊技球は、保留球振分部16を経た後、遊技球経路15の第2水平部15cに至る。そして、第2遊技球検出装置14が遊技球の通過を検出し、第2遊技球検出装置14からの通過信号を契機に特別遊技入賞判定装置10の当たり決定手段120(図11参照)が当選乱数を取得し、該当選乱数に基づき当たり決定処理(ステップS1)がなされる。なお、制御方法の詳細については後述する。
第2水平部15cには、保留球振分部16を通過した遊技球が所定の数だけ保留され、保留された遊技球は順次第1振り分け装置20の球受部20aに収容される。既に所定の個数、例えば5個の遊技球(図5に示す遊技球D〜G)が保留されている場合には、新たに遊技球経路15を流下する遊技球Hは遊技球Gと衝突し、非保留球排出口16a側に誘導される。非保留球排出口16aに誘導された遊技球は、遊技盤面2の裏面方向に排出される。このように、第2水平部15c、保留球振分部16及び非保留球排出口16aにより、遊技球を所定の個数、例えば5個まで保留可能な「保留機構」が構成され、上述したように、第2水平部15cが透明又は半透明に形成されているので、遊技者は、保留状態を視認しつつ遊技を行うことが可能である。
次に、第1振り分け装置20の駆動について、図3乃至図7を参照して説明する。
図6は第1振り分け装置20が時計方向に回転駆動される第1の回転動作を示す説明図である。図7は第1振り分け装置20が反時計方向に回転駆動される第2の回転動作を示す説明図である。
通常、第1振り分け装置20は、図6(a)又は図7(a)に示すように球受部20aを遊技球経路15の第2水平部15cに連結するように(以下、「初期位置」と言う)停止しており、第2水平部15cから流下した遊技球が球受部20aに収容可能となっている。
【0027】
図6(a)に示す遊技球Bを収容した第1振り分け装置20は、図柄表示装置50に停止表示された図柄が第1又は第2の当たり図柄である場合には、図6(b)に示すように時計方向に所定の角度(例えば約90度)回転駆動された後、反転され初期位置に再び停止する。第1振り分け装置20が所定の角度回転駆動されると、遊技球Bは鉛直下方向に落下して遊技球転動領域40に至る。
また、図7(a)に示す遊技球Aを収容した第1振り分け装置20は、図柄表示装置50に停止表示された図柄が第1及び第2の当たり図柄でない場合、図7(b)に示すように反時計方向に所定の角度(例えば約60度)回転駆動された後、反転され初期位置に戻る。第1振り分け装置20が所定の角度回転駆動されると、遊技球Aは図4に示す非当たり球排出通路23より遊技盤面2の裏面方向に排出される。
【0028】
次に、第2振り分け装置30について、図2及び図8を参照して説明する。図8は、特別遊技入賞判定装置10の第2振り分け装置30付近を垂直方向に切断した図2におけるZ−Z線矢視断面図である。
第2振り分け装置30は、図2に示すように、それぞれ遊技球を収容可能に構成された4つの球受部(30a、30b、30b、30b)を備えた略円板回転体である。4つの球受部は、一つの当たり球受部30aと三つの非当たり球受部30b、30b、30bから構成され、当たり球受部30aは外周方向が開放された非貫通穴で、非当たり球受部30bは遊技球がスムースに通過できる貫通孔である。第2振り分け装置30は、図8に示すように第2振り分け装置駆動源31に結合され、通常は時計方向に回転駆動されている。図8の中央付近には、遊技球転動領域40を流下した遊技球を第2振り分け装置30の球受部に誘導する遊技球ガイド32が配設され、遊技球ガイド32には遊技球を球受部30bに確実に誘導できるように所定の傾斜が設けられている。図8に示す非当たり球受部30bの下方には遊技球を当たり領域へ入賞させる当たり領域口33が配設され、図8に示す当たり球受部30aの右方向には遊技球を非当たり領域へ入賞させる非当たり領域口34が配設されている。更に、当たり領域口33の下方には、当たり領域へ入賞した遊技球の検出をする当たり入賞検出装置35が配設され、この当たり入賞検出装置35の右隣には、非当たり領域へ入賞した遊技球の検出をする非当たり入賞検出装置36が配設されている。
【0029】
ここで、遊技球転動領域40を流下した遊技球が第2振り分け装置30により振り分けられる過程について図8乃至図10を参照して説明する。
図9は、第2振り分け装置30と遊技球を示す第1の説明図であって、遊技球Pが非当たり球受部30bに収容された状態を示している。また、図10は、第2振り分け装置30と遊技球を示す第2の説明図であって、非当たり球受部30bに収容された遊技球Pと、当たり球受部30aに収容された遊技球Qを示している。
図8に示す遊技球P、Q、Rは遊技球転動領域40を流下した遊技球で、遊技球Pは、遊技球ガイド32により誘導され、第2振り分け装置30の非当たり球受部30bに収容された状態である。更に、図9に示すように遊技球Pを非当たり球受部30bに収容した第2振り分け装置30は、引き続き時計方向に回転駆動されている。遊技球Pを収容した後に第2振り分け装置30が所定の角度(例えば約180度)回転駆動されると、図10(b)に示すように遊技球Pは非当たり領域口34に誘導される。非当たり球受部30bの内側側面には、遊技球を非当たり領域口34に確実に誘導できるように所定の傾斜が設けられている。非当たり領域口34に入賞した遊技球Pは図示しない非当たり領域経路を経て、非当たり入賞検出装置36を通過後、遊技盤面2の裏面方向に排出される。
また、図10に示すように第2振り分け装置30の当たり球受部30aに収容された遊技球Qは、当たり球受部30aが当たり領域口33を通過する際に、当たり領域口33へ案内される。前述した通り、当たり球受部30aは外周部分が開いた構造となっているので、当たり球受部30aに収容された遊技球Qは当たり領域口33側へ自然落下する。当たり領域口33に入賞した遊技球Qは、当たり入賞検出装置35を通過後、当たり領域へ入賞し、特別遊技が実行される。
【0030】
以上のような構成の弾球遊技機1の遊技の概要を図1乃至図10を参照して説明する。遊技者が弾球ハンドル350を操作すると、遊技球が発射されガイドレール9に案内されて遊技盤面2の上方に放出される。遊技球は、風車や釘等に接触して落下方向が変化しながら、一部は第1始動入賞口11あるいは入賞口6に入り、第1始動入賞口11あるいは入賞口6に入らなかった遊技球は、アウト口7に入る。遊技球が入賞口6に入賞すると、賞球払出口から例えば5球の賞球が遊技者に払い出される。
【0031】
また、遊技球が作動ゲート3、3を通過すると、図示しないセンサからの通過信号を契機に第2始動入賞口12の可動片12a、12aが例えば0.5秒間作動する。これにより、第2始動入賞口12が開放され、第2始動入賞口12への入賞が容易となる。
第1始動入賞口11、第2始動入賞口12に入賞した遊技球は、遊技球経路15に誘導され、第1水平部15bに設けられた第1遊技球検出装置13を遊技球が通過すると賞球払出口から例えば4球の賞球が遊技者に払い出される。第1遊技球検出装置13を通過した遊技球は、保留球振分部16に誘導され、未だ所定の個数(例えば5個)の遊技球が第2水平部15cに保留されていない場合には、該遊技球は保留球振分部16を通過して第2水平部15cに誘導される。第2水平部15cに誘導された遊技球は、第2振り分け装置20の球受部20aに収容される。既に、球受部20aに収容された遊技球がある場合には、該遊技球は第2水平部15c内で保留され、球受部20aに収容されるのを待つ。
第2水平部15cに誘導された遊技球は、第2遊技球検出装置14を通過する。遊技球が第2遊技球検出装置14内に設けられた後述する始動入賞検出器14a(図11参照)からの検出信号を契機に当選乱数が取得され、該当選乱数に基づき当たり又は非当たり(はずれ)の判定がされる。当該判定結果に基づいて図柄表示装置50に図柄を変動表示させた後に図柄を停止表示させる図柄変動演出、例えば当たり変動、非当たり変動を示す図柄変動演出が行われる。
【0032】
このとき停止表示される図柄が当たり図柄(例えば、「0」「0」「0」、「3」「3」「3」、「9」「9」「9」等、いわゆるゾロ目等)であるときは、第1振り分け装置20は時計方向に回転駆動され、第1振り分け装置20が所定の角度回転駆動されると、球受部20aに収容された遊技球は鉛直下方向に落下して遊技球転動領域40に至る。
一方、停止表示される図柄が非当たり図柄であるときは、第1振り分け装置20は反時計方向に回転駆動され、第1振り分け装置20が所定の角度回転駆動されると、遊技球は非当たり球排出口より遊技盤面2の裏面方向に排出される。遊技球が遊技盤面2の裏面方向に排出され、特別遊技入賞判定装置10での判定処理は終了する。
【0033】
次に、遊技球転動領域40に至った遊技球は、遊技球転動領域40内を転動しながら流下し、その遊技球は遊技球ガイド32により第2振り分け装置30に誘導される。
ここで、前述した停止表示される図柄が当たり図柄であった場合には、第2振り分け装置30は通常の時計方向への回転駆動が続けられている。
遊技球ガイド32により第2振り分け装置30に誘導された遊技球は第2振り分け装置30に設けられた4つの球受部のいずれかに収容される。3つの非当たり球受部30bのいずれかに収容された遊技球は、時計方向に回転駆動される第2振り分け装置30が所定の角度回転駆動されると、遊技球は非当たり領域口34に誘導される。非当たり領域口34に誘導された遊技球は遊技盤面2の裏面方向に排出され、特別遊技入賞判定装置10での判定処理は終了する。
【0034】
これに対し、当たり球受部30aに収容された遊技球は、当たり領域口33より当たり領域へと入賞され、後述する特別遊技が実行される。
そして、遊技球が当たり領域に入賞当たり図柄であった場合には、第2振り分け装置30は通常の時計方向への回転駆動を続けているが、第2振り分け装置30の回転動作を変化させることにより、遊技球が当たり球受部30aに収容される確率を変化させることが可能である。すなわち、第2振り分け装置30の回転動作を変化させることにより、最終的に遊技球が当たり領域に入賞する確率を低くすることができる。
それでも、遊技球が当たり領域に入賞した場合には、特別遊技が実行され、まず、普段は閉鎖している大入賞口5が開放される。そして、遊技球が大入賞口5に入賞すると、賞球払出口から例えば15球の賞球が遊技者に払い出される。この大入賞口5は、例えば開放してから30秒経過するか、10球の入賞があるかの何れかにより一旦閉鎖する。そして、この大入賞口5が開放されている間に、この大入賞口5の内部に設けられているVゾーンへの入賞があると、大入賞口5は一旦閉鎖した後、再度開放されるようになっている。このような大入賞口5の開放及び閉鎖を単位特別遊技とすれば、特別遊技としての大当たりは、この単位特別遊技を複数回繰り返すことから成る。例えば、最大で15回(ラウンド)という固定された回数だけ単位特別遊技を繰り返せば特別遊技は終了するが、大入賞口5の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合にも特別遊技は終了する。
続いて、本発明の一実施形態に係る弾球遊技機1の制御とその処理について、図11乃至図18を参照して説明する。
【0035】
図11は、本発明に係る弾球遊技機1における機能を略示するブロック図である。
図11に示すように(図1も参照)、本発明の弾球遊技機1は、遊技の主要部を制御する遊技制御装置100と、遊技盤面2に配設された大入賞口5、特別遊技入賞判定装置10、作動ゲート通過検出装置3a、及び、適宜位置に形成されて遊技効果を高める各種の遊技効果ランプ51とが電気的に接続されている。
遊技制御装置100は図示しないCPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を主体に形成されており、CPUがROMに記憶されたプログラムに基づいて入賞判定手段110、当たり決定手段120、球転動時間可変装置制御手段130、表示制御手段140、特別遊技制御手段150として機能するように構成されている。
【0036】
入賞判定手段100は、遊技盤面2に形成された各入賞口に配設された入賞検出器(例えば大入賞口5の入賞検出装置5a、特別遊技入賞判定装置10の第1遊技球検出装置13等)からの入賞検出信号を監視して、各入賞口への打球の入賞を判定するものである。
当たり決定手段120は、特別遊技へ移行させるか否かを決定するためのものでもあり、図柄変動判定処理手段121、第1振り分け装置作動判定手段122、第2振り分け装置作動判定手段123を備えている。なお、本手段の具体的な処理内容については、図13以降のフローチャートに基づいて後述することとし、各手段の概要機能について以下説明する。
図柄変動判定処理手段121は、図柄表示装置50に変動表示される図柄の変動条件や停止図柄等を監視するものであり、第2遊技球検出判定手段121a、変動図柄決定手段121b、遊技状況判定手段121cを備えている。
第2遊技球検出判断手段121aは、特別遊技入賞判定装置10内の第2遊技球検出装置14からの検出信号を監視して、第2遊技球検出装置14へ打球が入球したか否かを判定するものである。
変動図柄決定手段121bは、前述した第2遊技球検出判定手段121aにより遊技球の流入があったと判定される場合に、当該入球に基づく図柄の当選・非当選、図柄変動の内容及び変動後に停止させる図柄等を決定するためのものである。
遊技状況判定手段121cは、当該図柄変動は許容可能な遊技状態か否かを判定する。具体的には、以前に入球した図柄の変動中か否か、特別遊技実行中か否か等を判定して、当該図柄変動は開始可能な状態か否かの判定をするものである。
【0037】
第1振り分け装置作動判定手段122は、作動タイミング判定手段122aと作動方向判定手段122bとを備えており、上記手段に基づいて第1振り分け装置20の作動が制御されている。
作動タイミング判定手段122aは、前述の図柄変動判定処理に基づいて第1振り分け装置20の作動(回転駆動の開始・終了)タイミングを判定するためのものであり、図柄の変動が終了して停止図柄が表示されたタイミングか否か、第1振り分け装置20内に停留している遊技球が第2振り分け装置30側、或いは、非当たり領域口34に確実に流出する時間が経過したタイミングか否かを判定する。
作動方向判定手段122bは、前述の図柄変動判定処理の処理結果に基づいて第1振り分け装置20の作動方向を判定するためのものであり、停止図柄の態様に応じて第1振り分け装置20の回転方向(時計方針、反時計方針)を判定するものである。
【0038】
第2振り分け装置作動判定手段123は、作動タイミング判定手段123aを備えており、該手段に基づいて第2振り分け装置30の作動が制御されている。
作動タイミング判定手段123aは、前述の図柄変動判定処理の処理結果に基づいて第2振り分け装置30の作動(回転駆動の一時停止)タイミングを判定するためのものであり、停止図柄が第1の当たりか否か、当たり球受部30aが下部(打球流入位置)に位置するか否か等を判定する。
【0039】
球転動時間可変装置制御手段130は、球転動時間可変装置駆動源42を制御し、球転動時間可変装置41、41を駆動させる。表示制御手段140は、図柄制御手段141を備え、図柄表示装置50や各種遊技効果ランプを制御する。
【0040】
特別遊技制御手段150は、特別遊技実行判定手段151、サイクル遊技実行手段152、継続判定手段153、特別遊技終了判定手段154を備えている。特別遊技実行判定手段151は、当たり領域入賞検出装置35からの検出信号に基づき特別遊技を実行するか否かの判定を行う。サイクル遊技実行手段152は、大入賞口駆動源5dを制御し、大入賞口5を開閉させ、特別遊技を構成する単位特別遊技を実行する。継続判定手段153は、大入賞口5の入賞検出装置5aからの検出信号に基づき単位特別遊技を継続させるか否かの判定を行う。特別遊技終了判定手段154は、特別遊技を終了させるか否かの判定を行う。
【0041】
後述するが、本発明にかかる当たり領域入賞率を表示するために、当たり領域入賞率表示装置300、当たり領域入賞率表示手段310、切替操作器320、第2振り分け装置作動状況検出装置330及び第3遊技球検出装置340を設けている。さらに、当たり領域入賞率表示手段310は、当たり領域入賞率演算手段311、設定時間記憶手段312、当たり領域位置判定手段313を備えている。
【0042】
このような構成において、上記弾球遊技機1における本実施形態の主要部の概略制御方法(動作)について、図12乃至図18のフローチャートを参照して説明する。
先ず、図12に示すように、当該制御処理は当たり決定処理(ステップS1)と特別遊技制御処理(ステップS2)に大別される。当たり決定処理(ステップS1)は、特別遊技入賞判定装置10内に入賞した遊技球に基づいて、特別遊技を実行するか否かの決定を行う処理である。特別遊技制御処理(ステップS2)は、ステップS1において特別遊技の実行が決定された場合、特別遊技の実行をさせる制御処理である。
図13は、ステップS1の当たり決定処理のフローを示している。すなわち、当たり決定処理(ステップS1)は、図14に示す図柄変動判定処理(ステップS11)がされ、続いて、図16に示す振り分け装置作動判定処理(ステップS12)がされ、そして、図17に示す当たり領域入賞判定処理(ステップS13)が行われる。
【0043】
次に、図14、図15に示す図柄変動判定処理(ステップS11)について説明する。先ず、遊技球が第1始動入賞口11又は第2始動入賞口12に入賞したか否かの判定がされる(ステップS111)。すなわち、遊技球経路15の第1水平部15bに設置された第1遊技球検出装置13を、遊技球が通過することにより、遊技球が第1始動入賞口11又は第2始動入賞口12に入賞したと判定がされる。
ステップS111において入賞と判定がされると、所定の数(例えば4個)の賞球を遊技者に払い出すため、賞球カウンタに4が加算される(ステップS112)。
続いて、入賞した遊技球について当選乱数を取得すべきか否かの判定がされる(ステップS113)。すなわち、遊技球経路15の第2水平部15cに設置された第2遊技球検出装置14を、遊技球が通過することにより、当選乱数を取得すべきと判定がされる。上記ステップS111において入賞と判定された遊技球でも、既に所定の数の遊技球が遊技球経路15の第2水平部15cに保留されている場合、新たに入賞された遊技球は非保留球排出口16aより排出される。そこで、保留球振分部16により、第2水平部15c側に誘導された遊技球のみを、当選乱数を取得すべき遊技球とする判定処理が行われる。
ステップS113において当選乱数を取得すべきと判定がされると、変動図柄決定手段121bが当選乱数を取得する(ステップS114)。当選乱数が取得されると、続いて図柄表示装置50に図柄変動を行うための図柄変動許可の判定が行われる(ステップS115)。すなわち、現在図柄が変動中である場合には、後述するように図柄変動禁止フラグがオンされ(ステップS1172)、図柄変動禁止状態となっている。そこで、ステップS116に示す図柄変動処理がされる前に、図柄変動禁止状態であるか否かの判定がされる。図柄変動禁止フラグがオンされていなければ図柄変動の許可がされ、図15に示す図柄変動処理(ステップS116)が続いて行われる。
【0044】
図15に示す図柄変動処理(ステップS116)では、変動図柄決定手段121bは、ステップS114で取得された当選乱数が当たりであるか否かを判定する(ステップS1161)。当たりと判定された場合、当たりフラグがオンされ(ステップS1162)、当たりに対応する停止図柄が決定され(ステップS1163)、続いて、当たりに対応する図柄変動パターン群から図柄変動パターンが決定される(ステップS1164)。
ステップS1161において当たりではない、すなわち、外れと判定された場合、非当たりに対応する停止図柄が決定され(ステップS1169)、非当たりに対応する図柄変動パターン群から図柄変動パターンが決定される(ステップS1170)。
ステップS1164、ステップS1168、ステップS1170により決定された各変動パターンのコマンドが図柄制御手段140aに送信される(ステップS1171)。続いて、図柄変動禁止フラグがオンされ、図柄変動禁止状態となる(ステップS1172)。そして、図柄変動タイマが所定時間、具体的には選択された図柄変動に要する時間にセットされ(ステップS1173)、図14、図15に示す図柄変動判定処理(ステップS11)は終了する。
【0045】
次に、図13に示す振り分け装置作動判定処理(ステップS12)について図16のフローチャートに基づき説明する。
先ず、図柄変動タイマがゼロ(0)であるか否かの判定がされる(ステップS121)。図柄変動タイマがゼロ(0)にセットされていれば、続いて、当たりフラグがオンされているか否の判定がされる(ステップS122)。当たりフラグがオンされている場合、第1振り分け装置20を時計方向に所定の角度回転させる(正回転)処理が行われる(ステップS125)。これにより、当たりの場合、遊技球は確実に第2振り分け装置に誘導される。
これに対し、ステップS122において当たりフラグがオンされていない、すなわち、外れと判定された場合、第1振り分け装置20を反時計方向に所定の角度回転させる(逆回転)処理が行われる(ステップS126)。続いて、図柄変動禁止フラグがオフされ、ステップS1172にてされた図柄変動禁止状態が解除される(ステップS127)。
ステップS125において第1振り分け装置20の正回転処理が行われるか、又は、ステップS127において図柄変動禁止フラグがオフされることにより、ステップS12の振り分け装置作動判定処理は終了する。
【0046】
次に、図13に示す当たり領域入賞判定処理(ステップS13)について、図17のフローチャートに基づき説明する。
先ず、当たり領域入賞の有無の判定がされる(ステップS131)。すなわち、当たり入賞検出装置35が遊技球の通過を検出することにより、当たり領域入賞の有無の判定処理がされる。当たり領域入賞があった場合、停止又は回転駆動されている第2振り分け装置30を通常の回転駆動とする処理がされ(ステップS132)、続いて、特別遊技の実行が開始されることを示す特別遊技開始フラグがオンされる(ステップS133)。
これに対し、ステップS131において当たり領域入賞が判定されなかった場合、非当たり領域入賞の有無の判定がされる(ステップS133)。すなわち、非当たり入賞検出装置36が遊技球の通過を検出することにより、非当たり領域入賞の有無の判定処理がされる(S134)。非当たり領域入賞があった場合、図柄変動禁止フラグがオフされ、ステップS1172にてされた図柄変動禁止状態が解除される(ステップS135)。
ステップS133において特別遊技開始フラグがオンされるか、又は、ステップS135において図柄変動禁止フラグがオフされることにより、ステップS13の当たり領域入賞判定処理は終了する。
【0047】
ステップS13の当たり領域入賞判定処理が終了すると、図13に示す当たり決定処理(ステップS1)も終了し、ステップS133において特別遊技開始フラグがオンされていれば、続いて、図12に示す特別制御処理(ステップS2)に移行する。
特別遊技制御処理(ステップS2)について、図18のフローチャートに基づき説明する。先ず、単位特別遊技が開始される(ステップS21)。すなわち、アタッカーユニット4の大入賞口駆動源5dが制御され大入賞口5の入口の開放が開始される。
次に、サイクル遊技実行手段152は、大入賞口5の入口を開放させてから規定球数(例えば10球)が入賞したか、又は規定時間(例えば30秒)が経過したか等により(ステップS22)、一旦、大入賞口5の入口の開放を終了させる(ステップS23)。この単位特別遊技(ラウンド)は、例えば最大15回連続するようになっているが、大入賞口5の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合には、そのラウンドで特別遊技は終了する。
【0048】
続いて、特別遊技終了判定手段154により、上記ラウンドが最終ラウンドか否かの判定がされ(ステップS24)、このラウンドが最終ラウンドである場合、特別遊技は終了する。一方、ステップS24において、上記ラウンドが最終ラウンドではないと判定された場合、ステップS21に戻って続きのラウンドが開始される。以降、最終ラウンドと判定されるまで、特別遊技は継続される。
【0049】
以上により、本実施形態に使用した弾球遊技機1の主要部の動作を説明したが、本実施形態では、この弾球遊技機1に当たり領域入賞見込率を表示させるために、更に、当たり領域入賞見込率表示装置300、当たり領域入賞見込率表示手段310、切替操作器320、第2振り分け装置作動状況検出装置330、第3遊技球検出装置340を配設している。
ここで、当たり領域入賞見込率表示装置300は、演算された当たり領域に入賞する入賞見込率を表示するために、図1に示したように、特別遊技入賞判定装置10の上方の略中央に配設されている。この当たり領域入賞見込率表示装置300は、主に液晶ディスプレイが使用されるが、画面上に画像を表示可能であれば例えばCRT、ドットマトリックス等の表示装置でも良い。また、この当たり領域入賞見込率表示装置300は、当たり領域入賞見込率を図柄により表示することも可能である。
また、当たり領域入賞見込率表示手段310は、当たり領域入賞見込率演算手段311、設定時間記憶手段312、当たり領域位置判定手段313を備え、後述するが、図19乃至図23に示すようなフローチャートにより、上記の入賞見込率を演算し、その結果を当たり領域入賞見込率表示装置300で表示している。
また、切替操作器320は、遊技者の嗜好により、当たり領域入賞見込率表示装置300に表示される当たり領域入賞見込率を表示又は非表示にすることができるように設けられている。本実施形態における切替操作器320は、遊技者が上記の入賞見込率を表示又は非表示のいずれかに選択する際に、切替操作器320を操作して容易に切替できるように、図1に示す場所に配設されている。なお、切替操作器320の配設場所は、特に本実施形態に限定されるものでなく、遊技者が操作可能であればどこに配設しても良い。さらに、他の装置に上記の機能を含めるのであれば、別個、切替操作器320を設けなくても良い。
【0050】
また、第2振り分け装置作動状況検出装置330は、本実施形態では、図示していないが、公知技術であるロータリエンコーダを第2振り分け装置30に設け、ロータリエンコーダの信号を後述する当たり領域位置判定手段313に送信し、第2振り分け装置30の当たり領域口33に遊技球を誘導する当たり球受部30aの位置を判定している。なお、第2振り分け装置作動状況検出装置330として、ロータリエンコーダを用いているが、特にこれに限定されるものでなく、他の検出方法でも、第2振り分け装置30の球受部30aの位置を判定できるのであれば適用可能である。
また、第3遊技球検出装置340は、遊技球が第1振り分け装置20から遊技球転動領域40に落下する途中に設けられている。遊技球が第3遊技球検出装置340を通過すると、その遊技球の通過を検出し、後述するが第3遊技球検出装置340からの通過信号を契機に、第3遊技球検出装置340の通過時点での当たり領域入賞見込率を演算し、表示している。
また、上述された設定時間記憶手段312は、遊技球がある基準位置から第2振り分け装置30の当たり領域33に入賞するまでに要する時間を計測し、この時間を設定時間として記憶領域に格納しておくものである。
また、当たり領域位置判定手段313は、第2振り分け装置作動状況検出装置330から得られた検出データを元に、第2振り分け装置30の球受部30aが第2振り分け装置30の回転体のどの位置にあるか特定するものである。
当たり領域入賞見込率演算手段311は、設定時間記憶手段312で格納した設定時間を取得し、当たり領域位置判定手段313で得られた第2振り分け装置30の球受部30aの位置から、ある基準位置を通過する遊技球が、第2振り分け装置30まで誘導された場合に、球受部30aに入賞する確率を演算するものである。
【0051】
このような構成において、上記弾球遊技機1における本発明にかかる本実施形態の当たり領域入賞見込率表示手段310の概略制御方法(動作)について、図19乃至図23のフローチャートを参照して説明する。図19は本実施形態の弾球遊技機1の動作を説明するためのフローチャートである。本実施形態では、基準位置を4ヶ所設定し、各基準位置における当たり領域入賞見込率を演算している。
【0052】
本実施形態では、切替操作器320を設け、切替操作器320がOnに切替えられたかどうかを判定する(ステップS3)。切替操作器320がOnに、すなわち表示選択状態(ステップS4)に切替えたときのみ、当たり領域入賞見込率を表示している。切替操作器320を表示選択状態(ステップS4)にした後、遊技球が作動ゲート3を通過すると、遊技球の通過を検出し、作動ゲート3の作動ゲート通過検出装置3aから通過信号を送信する。その通過信号を契機に、ステップS6乃至S9の制御処理を順次実行し、当たり領域入賞見込率を演算し表示している。切替操作器320は表示選択状態を保持し続け、その後、切替操作器320をOffに切替えるまで、当たり領域入賞見込率の表示を可能とする。切替操作器320をOffに切替えると、上記表示は消える。
【0053】
図19に示す第1遊技球入賞見込率演算処理(ステップS6)は、作動ゲート3通過時点に遊技球が第2遊始動入賞口12に入賞したと仮定し、その場合の当たり領域入賞見込率を演算する制御処理である。また、第2遊技球入賞見込率演算処理(ステップS7)は、第1遊技球検出装置13における当たり領域入賞見込率を演算する制御処理である。また、第3遊技球入賞見込率演算処理(ステップS8)は、第2遊技検出装置14を通過する時点における当たり領域入賞見込率を演算する制御処理である。また、第4遊技球入賞見込率演算処理(ステップS9)は、第3遊技検出装置340の通過時点における当たり領域入賞見込率を演算する制御処理である。
ステップS6からS9のいずれかの制御処理が実行されると、当たり領域入賞見込率が当たり領域入賞見込率表示装置300に表示され、制御処理は終了する。同様に切替操作器320が表示選択状態に切替えられていても、遊技球が作動ゲート3を通過しない場合、制御処理は終了する。
【0054】
なお、本実施形態では、遊技球の当たり領域入賞見込率を演算する基準位置となる検出装置を作動ゲート通過検出装置3a、第1遊技球検出装置13、第2遊技球検出装置14及び第3遊技球検出装置340を使用している。しかし、作動ゲート通過検出装置3a、第1遊技球検出装置13及び第2遊技球検出装置14は、特別遊技入賞判定装置10の当たり判定処理(ステップS1)用に配設されていたので、本発明にかかる当たり領域入賞見込率の表示を実施するにあたり、上記検出装置を共有した。これにより、検出装置の配設数を減少することができ、コスト低減にもつながった。
【0055】
第1遊技球入賞見込率演算処理(ステップS6)では、ある遊技球が作動ゲート3を通過し、第2始動入賞口12の可動片12aが開閉動作している間に、他の遊技球が第2始動入賞口12に入賞したと仮定し、その場合の当たり領域入賞見込率を演算し表示している。また、前記当たり領域入賞見込率は、その入賞した遊技球が第2振り分け装置30の当たり領域33に入賞するまでの時間と、入賞した時点における第2振り分け装置30の回転体における当たり球受部30aの位置から演算されている。
【0056】
ここで、上記の当たり領域33に入賞するまでの時間とは、保留数に応じた平均図柄変動時間と、図柄変動残余時間と、球転動所要時間の合計の時間である。ここで、保留球がある場合、ある遊技球が第2始動入賞口12に入賞すると、遊技球通路15の第2水平部15cに保留される。前記遊技球以外の全ての保留球による図柄変動が停止するまで、前記遊技球は保留されたままになる。そこで、前記遊技球以外の全ての保留球による図柄変動が停止するまでの時間を保留数に応じた平均図柄変動時間として加算している。この保留数に応じた平均図柄変動時間は、保留数×保留球1個の平均図柄変動時間から演算されている。なお、保留球1個の平均図柄変動時間は、設定時間記憶手段312に予め記憶されている。また、遊技球が入賞した時点で、すでに図柄が変動していることもあるが、前記図柄が停止するまでの時間は、当たり領域入賞見込率を演算する上で誤差になる。そこで、前記図柄が変動している場合、前記図柄が停止するまでの残り時間を図柄変動残余時間として加算している。
【0057】
また、ある遊技球は、第2始動入賞口12に入賞し、遊技球通路15を通過し、第2遊技球検出装置14を通過する。第2遊技球検出装置14は、前記遊技球の通過を検出し、第2遊技球検出装置14からの通信信号を契機に当選乱数を取得し、該当選乱数に基づき当たり決定処理がなされ(図13のステップS1)、図柄変動処理により図柄が変動する。当たりと判定されたの場合(図15のステップS1161)、当たり停止図柄が決定され(図13のステップS1163)、図柄が停止する。その後、第1振り分け装置20が正回転し、前記遊技球は、遊技球転動領域40に落下し、球転動時間可変装置41により、しばらく球転動時間可変装置41に留まった後、遊技球ガイド32の最下部まで誘導されて、第2振り分け装置30の当たり領域33又は非当たり領域34に入賞する。以上の一連の動作において、各基準位置から当たり領域33に入賞するまでにかかる時間を数回あるいは数十回計測し、その平均時間を球転動所要時間として加算している。前記球転動所要時間は設定時間記憶手段312に記憶されている。
【0058】
また、各基準位置通過時点における第2振り分け装置30の回転体における当たり球受部30aの位置は、上述しているように、本実施形態では、公知技術であるロータリエンコーダを第2振り分け装置30に設け、ロータリエンコーダの信号を当たり領域位置判定手段313に送信し、第2振り分け装置30の当たり領域口33に遊技球を誘導する当たり球受部30aが第2振り分け装置30の回転体のどの位置にあるかを判定している。前記当たり球受部30aの位置と第2振り分け装置30の回転体の回転速度から、回転体一周に要する時間と、当たり球受部30aが遊技球ガイド最下部に移動するまでの時間と、を演算する。上記の当たり領域33に入賞するまでの時間、当たり球受部30aが遊技球ガイド最下部に移動するまでの時間及び回転体一周に要する時間から、当たり領域入賞見込率を演算し、表示している。
【0059】
図20は、第1遊技球入賞見込率演算処理(ステップS6)のフローチャートである。図20では、上述した制御処理手順の概略的なフローを示しているが、先ず、遊技球が作動ゲート3を通過した時点における遊技球の保留数を取得し(ステップS601)、設定時間記憶手段312に記憶されていた保留数1個に要する平均図柄変動時間を呼出し、保留数に応じた平均図柄変動時間を演算する(ステップS602)。
次に、遊技球が作動ゲート3を通過した時点で、図柄変動中かどうか判定される。(ステップS603)。図柄変動中であれば、その図柄が停止するまでに残っている時間を加算する(ステップS604)。ステップS603で図柄変動していないと判定された場合には、ステップS604の制御処理は必要ないので、ステップS604の制御処理をスキップし、次の制御処理ステップS605に移行する。
次に、第2始動入賞口12に入賞した時点から当たり領域33に入賞するまでにかかる平均時間である第1球転動所要時間を設定時間記憶手段312から呼出し加算する(ステップS605)。
更に、第2振り分け装置30に設けられたロータリエンコーダの信号を当たり領域位置判定手段313に送信し、第2振り分け装置30の当たり球受部30aの位置を取得する(ステップS606)。この当たり球受部30aの位置と第2振り分け装置30の回転体の回転速度から、回転体一周に要する時間と、当たり球受部30aが遊技球ガイド最下部に移動するまでの時間と、を演算する(ステップS607)。
上記の保留数に応じた平均図柄変動時間(ステップS602)、図柄変動残余時間(ステップS604)及び第1球転動所要時間(ステップS605)から演算された当たり領域33に入賞するまでの時間、回転体一周に要する時間及び遊技球ガイド最下部に移動するまでの時間(ステップS607)から当たり領域入賞見込率を演算する(ステップS608)。その結果を当たり領域入賞見込率表示装置300で表示する(ステップS609)。以上のフローにより、第1遊技球入賞見込率演算処理(ステップS6)は制御処理を終了する。
【0060】
第2遊技球入賞見込率演算処理(ステップS7)では、遊技球が第1始動入賞口11又は第2始動入賞口12に入賞し、第1遊技球検出装置13が遊技球の通過を検出した時点における当たり領域入賞見込率を演算し表示している。図21は、第2遊技球入賞見込率演算処理(ステップS7)のフローチャートである。ステップS6の制御処理に近似する構成になっている。
図21に示すように、先ず、遊技球が始動入賞口に入賞したかどうか判定される(ステップS701)。始動入賞口に入賞した場合、すなわち、特別遊技入賞判定装置10内の第1遊技球検出装置13が遊技球の通過を検出した場合、次の制御処理に移行する。遊技球が始動入賞口に入賞していないと判断した場合には、この制御処理は終了する。
次に、第1遊技球検出装置13を通過した時点における遊技球の保留数を取得し(ステップS702)、設定時間記憶手段312に記憶されていた保留数1個に要する平均図柄変動時間を呼出し、保留数に応じた平均図柄変動時間を演算する(ステップS703)。
次に、遊技球が第1遊技球検出装置13を通過した時点で、図柄変動中かどうか判定される。(ステップS704)。図柄変動中であれば、その図柄が停止するまでに残っている時間を加算する(ステップS705)。ステップS704で図柄変動していないと判定された場合には、ステップS705の制御処理は必要ないので、ステップS705の制御処理をスキップし、次の制御処理ステップS706に移行する。
次に、第1遊技球検出装置13を通過した時点から当たり領域33に入賞するまでにかかる平均時間である第2球転動所要時間を設定時間記憶手段312から呼出し加算する(ステップS706)。
【0061】
更に、第2振り分け装置30に設けられたロータリエンコーダの信号を当たり領域位置判定手段313に送信し、第2振り分け装置30の当たり球受部30aの位置を取得する(ステップS707)。この当たり球受部30aの位置と第2振り分け装置30の回転体の回転速度から、回転体一周に要する時間と、当たり球受部30aが遊技球ガイド最下部に移動するまでの時間と、を演算する(ステップS708)。
上記の保留数に応じた平均図柄変動時間(ステップS703)、図柄変動残余時間(ステップS705)及び第2球転動所要時間(ステップS706)から演算された当たり領域33に入賞するまでの時間、回転体一周に要する時間及び遊技球ガイド最下部に移動するまでの時間(ステップS708)から当たり領域入賞見込率を演算する(ステッS709)。その結果を当たり領域入賞見込率表示装置300で表示する(ステップS710)。以上のフローにより、第2遊技球入賞見込率演算処理(ステップS7)は制御処理を終了する。
【0062】
第3遊技球入賞見込率演算処理(ステップS8)では、遊技球が第2遊技球検出装置14が遊技球の通過を検出した時点における当たり領域入賞見込率を演算し表示している。図22は、第3遊技球入賞見込率演算処理(ステップS8)のフローチャートである。ステップS6の制御処理に近似する構成になっている。
図22に示すように、先ず、特別遊技入賞判定装置10内の第2遊技球検出装置14が遊技球の通過を検出したかどうか判定される(ステップS801)。第2遊技球検出装置14が遊技球の通過を検出した場合は、次の制御処理に移行するが、検出していないと判断された場合には、この制御処理は終了する。
次に、第2遊技球検出装置14を通過した時点における遊技球の保留数を取得し(ステップS802)、設定時間記憶手段312に記憶されていた保留数1個に要する平均図柄変動時間を呼出し、保留数に応じた平均図柄変動時間を演算する(ステップS803)。
次に、遊技球が第2遊技球検出装置14を通過した時点で、図柄変動中かどうか判定される。(ステップS804)。図柄変動中であれば、その図柄が停止するまでに残っている時間を加算する(ステップS805)。ステップS804で図柄変動していないと判定された場合には、ステップS805の制御処理は必要ないので、ステップS805の制御処理をスキップし、次の制御処理ステップS806に移行する。
次に、第2遊技球検出装置14を通過した時点から当たり領域33に入賞するまでにかかる平均時間である第3球転動所要時間を設定時間記憶手段312から呼出し加算する(ステップS806)。
【0063】
更に、第2振り分け装置30に設けられたロータリエンコーダの信号を当たり領域位置判定手段313に送信し、第2振り分け装置30の当たり球受部30aの位置を取得する(ステップS807)。この当たり球受部30aの位置と第2振り分け装置30の回転体の回転速度から、回転体一周に要する時間と、当たり球受部30aが遊技球ガイド最下部に移動するまでの時間と、を演算する(ステップS808)。
上記の保留数に応じた平均図柄変動時間(ステップS803)、図柄変動残余時間(ステップS805)及び第3球転動所要時間(ステップS806)から演算された当たり領域33に入賞するまでの時間、回転体一周に要する時間及び遊技球ガイド最下部に移動するまでの時間(ステップS808)から当たり領域入賞見込率を演算する(ステッS809)。その結果を当たり領域入賞見込率表示装置300で表示する(ステップS810)。以上のフローにより、第3遊技球入賞見込率演算処理(ステップS8)は制御処理を終了する。
【0064】
第4遊技球入賞見込率演算処理(ステップS9)では、遊技球が第3遊技球検出装置340が遊技球の通過を検出した時点における当たり領域入賞見込率を演算し表示している。図23は、第4遊技球入賞見込率演算処理(ステップS9)のフローチャートである。ステップS6のステップS605以降の制御処理に近似する構成になっている。
図23に示すように、先ず、特別遊技入賞判定装置10内の第3遊技球検出装置340が遊技球の通過を検出したかどうか判定される(ステップS901)。第3遊技球検出装置340が遊技球の通過を検出した場合は、次の制御処理に移行するが、検出していないと判断された場合には、この制御処理は終了する。
次に、第1振り分け装置20は通過しているので、第3遊技球検出装置340に通過した時点から当たり領域33に入賞するまでにかかる平均時間である第4球転動所要時間を設定時間記憶手段312から呼出し加算する(ステップS902)。
更に、第2振り分け装置30に設けられたロータリエンコーダの信号を当たり領域位置判定手段313に送信し、第2振り分け装置30の当たり球受部30aの位置を取得する(ステップS903)。この当たり球受部30aの位置と第2振り分け装置30の回転体の回転速度から、回転体一周に要する時間と、当たり球受部30aが遊技球ガイド最下部に移動するまでの時間と、を演算する(ステップS904)。
上記の第4球転動所要時間(ステップS903)、回転体一周に要する時間及び遊技球ガイド最下部に移動するまでの時間(ステップS904)から当たり領域入賞見込率を演算する(ステッS905)。その結果を当たり領域入賞見込率表示装置300で表示する(ステップS906)。以上のフローにより、第4遊技球入賞見込率演算処理(ステップS9)は制御処理を終了する。
【0065】
上記により、本実施形態に使用した弾球遊技機1における遊技球入賞見込率演算処理を実施することで、4ヶ所の基準位置での当たり領域入賞見込率を表示することができる。
また、本実施形態の弾球遊技機1は、遊技盤面2に設けられた始動入賞部11及び12と始動入賞部11及び12に遊技球が入賞することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定手段10、110及び120を有する特別遊技入賞判定装置10と、特別遊技入賞判定手段10、110及び120による判定結果が予め定められた当たり判定であるときに、遊技領域に設けられた可変入賞口5を入賞容易とする単位特別遊技を繰り返し実行可能な特別遊技制御手段150とを備える弾球遊技機であって、
特別遊技入賞判定装置10は、当たり領域33と非当たり領域34を備える振り分け装置30と、振り分け装置30の当たり領域33への入賞見込率を表示する当たり領域入賞見込率表示手段310と、当たり領域33への入賞見込率の表示が可能な当たり領域入賞見込率表示装置300を備え、振り分け装置30は、遊技球が当たり領域33に振り分けられた後、特別遊技を実行させる場合に、遊技球を当たり領域33と非当たり領域34のいずれかに振り分ける機能を備え、
当たり領域入賞見込率表示手段310は、遊技球が遊技盤面2の基準位置から振り分け装置30の当たり領域33に入賞するまでに要する予め想定された設定時間が記憶された設定時間記憶手段312と、振り分け装置30の作動状況を判定する当たり領域位置判定手段313と、振り分け装置30の作動状況と設定時間から遊技球の当たり領域33への入賞見込率を演算する当たり領域入賞見込率演算手段311とを備え、当たり領域入賞見込率表示装置300は、当たり領域入賞見込率演算手段311で演算された当たり領域入賞見込率を表示した。
これにより、前記入賞見込率を表示することで、当たり領域33への概略的な入賞見込率が表示されるので、初心者でも個人的な遊技興趣を高めることが可能になり、遊技機本来の面白みを充分に堪能することができる。
【0066】
また、本実施形態の弾球遊技機1では、基準位置は、少なくとも第1の基準位置と第2の基準位置を備え、第2の基準位置は、第1の基準位置と振り分け装置30の間にあり、第1の基準位置を通過した遊技球が、前記第2の基準位置を通過する場合であって、第2の基準位置は、第2の基準位置を通過した遊技球を検出する検出装置を備え、遊技球が第2の基準位置から振り分け装置30の当たり領域33に入賞するまでに要する予め想定された設定時間を設定時間記憶手段312に記憶している場合において、第1の基準位置における当たり領域入賞見込率を表示した後、遊技球が第2の基準位置を通過した場合に、当たり領域入賞見込率表示装置300の表示を第2の基準位置における当たり領域入賞見込率に変更した。
これにより、遊技球が第1の基準位置である作動ゲート3を通過し、第2始動入賞口12の可動片12aが開閉している間に、第2始動入賞口12に遊技球が入賞した場合の当たり領域入賞見込率を確認できる。その後、第2の基準位置である第1遊技球検出装置13を遊技球が通過した場合には、第1の基準位置における当たり領域入賞見込率に代えて、第2の基準位置における当たり領域入賞見込率を表示することができる。同様に、第3の基準位置である第2遊技球検出装置14を遊技球が通過した場合には、第2の基準位置における当たり領域入賞見込率に代えて、第3の基準位置における当たり領域入賞見込率を表示することができる。
【0067】
また、本実施形態の弾球遊技機1では、特別遊技入賞判定装置10は、第1の基準位置及び第2の基準位置と別個に振り分け装置30の上方に球転動時間可変装置41を備え、遊技球が球転動時間可変装置41を通過することで、設定時間を調節させている場合に、当たり領域入賞見込率演算手段311は、遊技球が球転動時間可変装置41から振り分け装置30の当たり領域33に入賞するまでに要する予め想定された設定時間と、当たり領域位置判定手段313で得られた当たり領域の位置30aとから前記当たり領域入賞見込率を演算し、第1の基準位置又は第2の基準位置における当たり領域入賞見込率の代わりに、球転動時間可変装置41における当たり領域入賞見込率を表示した。
これにより、球転動時間可変装置41に誘導された場合には、第1の基準位置又は第2の基準位置における当たり領域入賞見込率に代えて、球転動時間可変装置41における当たり領域入賞見込率を表示することができる。
【0068】
また、本実施形態の弾球遊技機1では、振り分け装置30が、遊技球を収容可能に構成されると共に当たり領域33又は非当たり領域34のいずれかに連通可能に構成された複数の球受部30a及び30bを備える回転体で構成され、遊技球を、複数の球受部30a及び30bのいずれかに収容し、回転体の回転動作により当たり領域33又は非当たり領域34に振り分ける場合において、当たり領域位置判定手段313は、振り分け装置30を構成する回転体の回転角度を検出して判定した。これにより、容易に当たり領域33の位置を特定することができる。
【0069】
また、本実施形態の弾球遊技機1は、遊技者の選択により入賞見込率を表示又は非表示のいずれかに切替ることができる切替操作器320を備えた。これにより、当たり領域入賞見込率の表示を必要としない熟練した遊技者は、この当たり領域入賞見込率を非表示にすることができ、遊技者の嗜好に合わせて遊技することができる。
【0070】
なお、以上に述べた実施形態は、本発明の実施の一例であり、本発明の範囲はこれらに限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で、他の様々な実施形態に適用可能である。
例えば、第2振り分け装置の回転体は、本実施形態では、垂直方向に回転しているが、特にこれに限定されるものでなく、例えば、水平方向に回転していても適用可能である。また、第2振り分け装置は、当たり領域と非当たり領域に振り分け可能であり、時間と共に当たり領域の位置が変更するような構造であれば、回転体でなくても良い。また、第2振り分け装置の回転体は、本実施形態では回転速度を一定としているが、特にこれに限定されるものでなく、回転速度を変更しても良い。さらに、第2振り分け装置の回転動作を変化させて、当たり領域に入賞し難くしても良い。
さらに、本実施形態では、第1振り分け装置、球転動時間可変装置及び切替操作器を配設しているが、例えば、これらが無くても本発明は適用可能である。
また、本実施形態では、当たり領域入賞見込率表示装置に当たり領域入賞見込率を表示しているが、特にこれに限定されるものでなく、例えば、図柄表示器に当たり領域入賞見込率を表示させる場合には、専用の当たり領域入賞見込率表示装置は必要なく、図柄表示器を兼用としても良い。さらに、当たり領域入賞見込率を表示せず、遊技者に音声で知らせても良いし、ランプ表示としても良い。
【0071】
また、各遊技球入賞見込率演算処理を独立した制御処理にし、切替操作器で各基準位置での当たり領域入賞見込率を遊技者の嗜好に合わせて表示させても良い。このようにすれば、球転動時間可変装置に誘導された遊技球の当たり領域入賞見込率を確認しつつ、始動入賞口に他の遊技球が入賞した場合に、切替操作器で制御処理を切替えて、始動入賞口における当たり領域入賞見込率を表示させることもできる。また、遊技球が球転動時間可変装置に誘導されるまで、当たり領域入賞見込率を非表示にさせておき、遊技球が球転動時間可変装置に誘導された後、切替操作器を操作して、球転動時間可変装置における当たり領域入賞見込率を表示させることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明は、遊技球を用いる弾球遊技機であれば、いわゆるパチンコ機のみならず、アレンジボール等他の弾球遊技機にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明の一実施形態に係る弾球遊技機1のガラス扉を開いた状態の正面図である。
【図2】特別遊技入賞判定装置10の概要を示す説明図である。
【図3】特別遊技入賞判定装置10の上端部付近の概要を示す説明図である。
【図4】第1始動入賞口付近から第1振り分け装置にかけて特別遊技入賞判定装置10を垂直方向に切断した図3におけるX−X線矢視断面図である。
【図5】特別遊技入賞判定装置10の遊技球経路15付近を水平方向に切断した図3におけるY−Y線矢視断面図である。
【図6】第1振り分け装置20と遊技球を示す第1の説明図である。
【図7】第1振り分け装置20と遊技球を示す第2の説明図である。
【図8】特別遊技入賞判定装置10の第2振り分け装置30付近を垂直方向に切断した図2におけるZ−Z線矢視断面図である。
【図9】第2振り分け装置30と遊技球を示す第1の説明図である。
【図10】第2振り分け装置30と遊技球を示す第2の説明図である。
【図11】弾球遊技機1に係る機能を制御する装置のブロック図である。
【図12】弾球遊技機1に係る動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】当たり決定処理(ステップS1)のフローチャートである。
【図14】図柄変動判定処理(ステップS11)のフローチャートである。
【図15】図柄変動処理(ステップS116)のフローチャートである。
【図16】振り分け装置作動判定処理(ステップS12)のフローチャートである。
【図17】当たり領域入賞判定処理(ステップS13)のフローチャートである。
【図18】特別遊技制御処理(ステップS2)のフローチャートである。
【図19】本実施形態の弾球遊技機1の動作を説明するためのフローチャートである。
【図20】第1遊技球入賞見込率演算処理(ステップS6)のフローチャートである。
【図21】第2遊技球入賞見込率演算処理(ステップS7)のフローチャートである。
【図22】第3遊技球入賞見込率演算処理(ステップS8)のフローチャートである。
【図23】第4遊技球入賞見込率演算処理(ステップS9)のフローチャートである。
【符号の説明】
【0074】
1 弾球遊技機、2 遊技盤面、3 作動ゲート、3a 作動ゲート通過検出装置、
4 アタッカーユニット、5 大入賞口、5a 入賞検出装置、5d 大入賞口駆動源、
6 入賞口、7 アウト口、8 ガラス板、9 ガイドレール、
10 特別遊技入賞判定装置、11 第1始動入賞口、12 第2始動入賞口、
12a 可動片、12b 第2始動入賞口開放駆動源、13 第1遊技球検出装置、
14 第2遊技球検出装置、14a 始動入賞検出器、15 遊技球経路、
15a 鉛直部、15b 第1水平部、15c 第2水平部、16 保留球振分部、
16a 非保留球排出口、16b 遊技球ガイド、20 第1振り分け装置、
20a 球受部、21 第1振り分け装置駆動源、22 歯車、
23 非当たり球排出通路、30 第2振り分け装置、30a 当たり球受部、
30b 非当たり球受部、31 第2振り分け装置駆動源、32 遊技球ガイド、
33 当たり領域口、34 非当たり領域口、35 当たり入賞検出装置、
36 非当たり入賞検出装置、40 遊技球転動領域、41 球転動時間可変装置、
42 球転動時間可変装置駆動源、50 図柄表示装置、51 各種遊技効果ランプ、
100 遊技制御装置、110 入賞判定手段、120 当たり決定手段、
121 図柄変動判定処理手段、121a 第2遊技球検出判定手段、
121b 変動図柄決定手段、121c 遊技状況判定手段、
122 第1振り分け装置作動判定手段、122a 作動タイミング判定手段、
122b 作動方向判定手段、123 第2振り分け装置作動判定手段、
123a 作動タイミング判定手段、130 球転動時間可変装置制御手段、
140 表示制御手段、140a 図柄制御手段、141 図柄制御手段、
150 特別遊技制御手段、151 特別遊技実行判定手段、
152 サイクル遊技実行手段、153 継続判定手段、
154 特別遊技終了判定手段、
300 当たり領域入賞見込率表示装置、310 当たり領域入賞見込率表示手段、
311 当たり領域入賞見込率演算手段、312 設定時間記憶手段
313 当たり領域位置判定手段、320 切替操作器
330 第2振り分け装置作動状況検出装置、340 第3遊技球検出装置
350 弾球ハンドル
【出願人】 【識別番号】390031783
【氏名又は名称】サミー株式会社
【住所又は居所】東京都豊島区東池袋三丁目1番1号 サンシャイン60
【出願日】 平成16年6月15日(2004.6.15)
【代理人】 【識別番号】100098279
【弁理士】
【氏名又は名称】栗原 聖

【識別番号】100129115
【弁理士】
【氏名又は名称】三木 雅夫

【公開番号】 特開2006−195(P2006−195A)
【公開日】 平成18年1月5日(2006.1.5)
【出願番号】 特願2004−177022(P2004−177022)