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【発明の名称】 処理装置
【発明者】 【氏名】仁科 吉裕
【住所又は居所】兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グローリー工業株式会社内

【要約】 【課題】エラー発生時に、利用者からの通知で迅速にエラー解除できるメダル貸機を提供する。

【解決手段】メダル貸機でエラーが発生したとき、エラー情報と利用者側にとって有益なサービス情報とを記録したサービスチケットを利用者用の操作部14に発行する。利用者は、サービスチケットを抜き取り、サービスチケットに記録されたサービスを受けるために、サービスチケットを係員の所に持って行って渡す。係員は、サービスチケットに記録されたエラー情報を確認してエラー内容を把握し、エラー解除の準備をした後、メダル貸機の場所に行ってエラー解除する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者用の操作部と、
この操作部の操作に応じて、少なくとも所定の払出物を操作部に払い出す処理をする処理手段と、
前記操作部に情報を記録した記録媒体を発行する記録媒体発行手段と、
前記処理手段のエラーを検知するエラー検知手段と、
前記エラー検知手段がエラーの発生を検知したとき、前記記録媒体発行手段でエラー情報を記録した記録媒体を発行させる制御手段と
を具備していることを特徴とする処理装置。
【請求項2】
制御手段は、記録媒体発行手段でエラー情報とともにサービス情報を記録した記録媒体を発行させる
ことを特徴とする請求項1記載の処理装置。
【請求項3】
サービス情報を任意に設定登録するサービス情報設定登録手段を具備している
ことを特徴とする請求項2記載の処理装置。
【請求項4】
サービス情報設定登録手段は、エラー情報の種類とサービス情報の種類とを関連付けて設定登録する
ことを特徴とする請求項3記載の処理装置。
【請求項5】
記録媒体発行手段で発行された記録媒体の抜き取りを促す音声ガイダンスを出力する音声出力手段と、
前記記録媒体発行手段で発行された記録媒体の抜き取りを検知する記録媒体検知手段とを具備し、
制御手段は、前記記録媒体発行手段で記録媒体を発行させたとき、前記記録媒体検知手段によって記録媒体を検知しなくなるまで前記音声出力手段によって音声ガイダンスを出力させる
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の処理装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者用による操作部の操作に応じて、少なくとも所定の払出物を操作部に払い出す処理をする処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の処理装置としては、例えば、ゲームセンターなどの遊技店に設置されて払出物としてメダルを貸し出すために払い出すメダル貸機や、払出物として両替貨幣を払い出す両替機などがある。
【0003】
メダル貸機では、貨幣を投入し、希望する払出枚数の選択ボタンを押下することで、選択された払出枚数のメダルを払い出すとともに必要に応じて釣銭を払い出している。メダル貸機の上部には電照部を配置し、この電照部によってメダル貸機の存在場所を目立たせるようにしている。電照部は、透光性を有するサインボードを筐体の上部に固定し、このサインボードの後方から光源の光で照らすようにしている。
【0004】
このようなメダル貸機において、メダル詰まり、釣銭切れ、紙幣や硬貨の詰まりなどのエラーが発生すれば、電照部が消灯し、係員に対してエラー状態であることを報知している。そして、電照部が消灯していることに気付いた係員は、メダル貸機の場所に行き、メダル貸機の内部の係員操作部でエラー内容を確認した後、カウンタや事務所などに戻ってメダル、釣銭、道具などのエラー解除に必要なものを持って、メダル貸機の場所に再度行き、エラー解除している。なお、エラーの内容によっては、メダル貸機が使用不可となる場合もある。
【0005】
また、両替機では、貨幣を投入し、希望する両替貨幣構成の選択ボタンを押下することで、選択された両替貨幣構成の両替貨幣を払い出している。このような両替機では、両替機でエラーが発生した場合に、両替機の正面に設けた利用者用の操作部に中止を表示し、両替機の内部の係員操作部に設けた係員用表示部にエラー内容を表示している(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平9−180022号公報(第6頁、図10)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、メダル貸機にエラーが生じ、電照部が消灯しても、係員が気付かなければ、エラー解除が遅れ、売上があがらないばかりか、利用客は他のメダル貸機を探して行かなければならない問題がある。しかも、メダル貸機の電照部が消灯することにより、エラーが発生していることが分かるが、エラー内容までは分からず、係員がメダル貸機の場所に行ってメダル貸機の内部の係員操作部でエラー内容を確認してから対処することになり、例えばメダルのエンプティエラーであると確認した後にカウンタや事務所にメダルを取りに行く必要があり、エラー解除に対応に時間がかかる問題がある。
【0007】
また、両替機についても、エラー発生時にはメダル貸機と同様の問題がある。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、エラー発生時に、利用者からの通知で迅速にエラー解除できる処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の処理装置は、利用者用の操作部と、この操作部の操作に応じて、少なくとも所定の払出物を操作部に払い出す処理をする処理手段と、前記操作部に情報を記録した記録媒体を発行する記録媒体発行手段と、前記処理手段のエラーを検知するエラー検知手段と、前記エラー検知手段がエラーの発生を検知したとき、前記記録媒体発行手段でエラー情報を記録した記録媒体を発行させる制御手段とを具備しているものである。
【0010】
そして、エラーが発生したとき、エラー情報を記録した記録媒体を利用者用の操作部に発行するので、例えば利用者が記録媒体を抜き取って係員の所に持って行って渡すことにより、係員は記録媒体に記録されたエラー情報を確認して処理装置の所に行かなくてもエラー内容を把握し、エラー解除に迅速に対応可能となる。
【0011】
請求項2記載の処理装置は、請求項1記載の処理装置において、制御手段は、記録媒体発行手段でエラー情報とともにサービス情報を記録した記録媒体を発行させるものである。
【0012】
そして、エラーが発生したとき、エラー情報とともに例えば利用者側にとって有益なサービス情報を記録した記録媒体を発行することにより、利用者がサービスを受けるために記録媒体を係員に渡しやすくなる。
【0013】
請求項3記載の処理装置は、請求項2記載の処理装置において、サービス情報を任意に設定登録するサービス情報設定登録手段を具備しているものである。
【0014】
そして、サービス情報設定登録手段によりサービス情報を任意に設定登録可能となる。
【0015】
請求項4記載の処理装置は、請求項3記載の処理装置において、サービス情報設定登録手段は、エラー情報の種類とサービス情報の種類とを関連付けて設定登録するものである。
【0016】
そして、サービス情報設定登録手段によりエラー情報の種類とサービス情報の種類とを互いに関連付けて任意に設定登録可能となる。
【0017】
請求項5記載の処理装置は、請求項1ないし4いずれか記載の処理装置において、記録媒体発行手段で発行された記録媒体の抜き取りを促す音声ガイダンスを出力する音声出力手段と、前記記録媒体発行手段で発行された記録媒体の抜き取りを検知する記録媒体検知手段とを具備し、制御手段は、前記記録媒体発行手段で記録媒体を発行させたとき、前記記録媒体検知手段によって記録媒体を検知しなくなるまで前記音声出力手段によって音声ガイダンスを出力させるものである。
【0018】
そして、エラーが発生し、記録媒体を発行したとき、記録媒体が抜き取られるまで発行された記録媒体の抜き取りを促す音声ガイダンスを出力することにより、例えば利用者が記録媒体を抜き取って係員に渡しやすくなる。
【発明の効果】
【0019】
請求項1記載の処理装置によれば、エラーが発生したとき、エラー情報を記録した記録媒体を利用者用の操作部に発行するので、例えば利用者が記録媒体を抜き取って係員の所に持って行って渡すことにより、係員は記録媒体に記録されたエラー情報を確認して処理装置の所に行かなくてもエラー内容を把握でき、エラー解除に迅速に対応できる。
【0020】
請求項2記載の処理装置によれば、請求項1記載の処理装置の効果に加えて、エラーが発生したとき、エラー情報とともに例えば利用者側にとって有益なサービス情報を記録した記録媒体を発行するので、利用者がサービスを受けるために記録媒体を係員に渡しやすくできる。
【0021】
請求項3記載の処理装置によれば、請求項2記載の処理装置の効果に加えて、サービス情報設定登録手段によりサービス情報を任意に設定登録できる。
【0022】
請求項4記載の処理装置によれば、請求項3記載の処理装置の効果に加えて、サービス情報設定登録手段によりエラー情報の種類とサービス情報の種類とを互いに関連付けて任意に設定登録できる。
【0023】
請求項5記載の処理装置によれば、請求項1ないし4いずれか記載の処理装置の効果に加えて、エラーが発生し、記録媒体を発行したとき、記録媒体が抜き取られるまで発行された記録媒体の抜き取りを促す音声ガイダンスを出力するので、例えば利用者が記録媒体を抜き取って係員に渡しやすくできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0025】
図1および図2には、処理装置として遊技媒体貸出装置を示し、さらに、この遊技媒体貸出装置としては、例えばゲームセンターなどの遊技店に設置されて払出物であって遊技媒体であるメダルを貸し出すメダル貸機を示す。このメダル貸機は、前面を開口した本体11とこの本体11の一側を支点として本体11に開閉可能に設けられた扉体12とから構成される筐体13を具備している。
【0026】
扉体12の前面は利用者が操作する操作部14として構成され、この操作部14には、紙幣を投入する紙幣投入口15、釣銭紙幣を払い出す紙幣投出口16、硬貨を投入する硬貨投入口17、釣銭硬貨や両替硬貨が払い出される硬貨取出口18、メダルが払い出されるメダル取出口19、操作方法、投入金額、エラーコード、メンテナンス作業用表示などを表示する表示部20、メダルの払出枚数を選択する複数のメダル貸ボタン21、例えばサービスチケットなどを発行するチケット発行口22などが配設されている。
【0027】
扉体12の裏面には、払い出されるメダルを受け入れるカップを1つずつメダル取出口19に投出するカップ投出部23、メダル取出口19にカップが投出されたことを検知するカップ検知センサ24などが配設されている。
【0028】
本体11の内部には、紙幣投入口15から投入される紙幣を受け入れて真偽判定や正損判定などを含む処理するとともに釣銭紙幣を紙幣投出口16に払い出す紙幣処理部25、硬貨投入口17から投入される硬貨を受け入れて真偽判定などを含む処理するとともに釣銭硬貨や両替硬貨を硬貨取出口18に払い出す硬貨処理部26、複数枚のメダルを貯留するとともに選択された払出枚数分のメダルをメダル取出口19に投出するメダル投出部27、エラー解除、データ集計、メダル貸機の各種の設定などを行う係員操作部28、例えばロール紙などの記録媒体に情報を記録するとともに所定長さに切断したサービスチケットなどをチケット発行口22から発行する記録媒体発行手段としてのプリンタ29、メダル貸機を制御する本体制御部30、メダル貸機に電源を供給する電源部31などが配設されている。プリンタ29は、磁気ロール紙に対応する場合には磁気ヘッドなどを備える。メダル投出部27内には左右2個のホッパが配置され、一方がエンプティ、メダル詰まりなどのエラーを発生しても、他方で対応できるようになっている。
【0029】
本体11の上面には、メダル貸機の存在場所を目立たせるための電照部32が配設されている。この電照部32は、メダル貸機の正常時には点灯されているが、メダル貸機にエラーが発生したときには消灯される。
【0030】
そして、カップ投出部23、紙幣処理部25、硬貨処理部26、メダル投出部27などが、それぞれカップ、紙幣、硬貨、メダルなどの払出物を操作部14に払い出す処理をする処理手段33として構成されている。
【0031】
図3に、メダル貸機のブロック図を示す。本体制御部30には、カップ投出部23、カップ検知センサ24、紙幣処理部25、硬貨処理部26、メダル投出部27、複数のメダル貸ボタン21、プリンタ29、表示部20、係員操作部28、メダル貸機で発生する各種のエラーを検知するエラー検知手段41、音声ガイダンスなどを出力する音声出力手段としての音声出力部42、各種設定事項を記憶する記憶手段としてのメモリ部43がそれぞれ接続され、電源部31から電源が供給される。
【0032】
エラー検知手段41は、紙幣処理部25において満杯検知、エンプティ検知、詰まり検知、硬貨処理部26において満杯検知、エンプティ検知、詰まり検知、メダル投出部27においてエンプティ検知、詰まり検知など、メダル貸機で発生する各種のエラーを検知する。
【0033】
本体制御部30は、時刻を確認する時計部45の機能、エラー検知手段41がエラーの発生を検知したとき、プリンタ29でエラー情報とともに利用者側にとって有益なサービス情報を印字した記録媒体としてのサービスチケットT(図4参照)を発行させる制御手段46の機能を有している。
【0034】
係員操作部28は、エラー情報の種類とサービス情報の種類とを関連付けて設定登録するサービス情報設定登録手段47の機能を有している。
【0035】
プリンタ29は、このプリンタ29からチケット発行口22に発行されたサービスチケットTの有無を検知する記録媒体検知手段48を有している。音声出力部42は、プリンタ29からチケット発行口22に発行されたサービスチケットTの抜き取りを促す音声ガイダンスなどを出力可能としている。そして、制御手段46は、プリンタ29でサービスチケットTを発行させたとき、記録媒体検知手段48によってサービスチケットTを検知しなくなるまで音声出力部42によってサービスチケットTの抜き取りを促す音声ガイダンスを出力させる機能を有している。
【0036】
図4に、サービスチケットTを示し、このサービスチケットTは、プリンタ29で例えばロール紙に印字して所定長さに切断したもので、日付、メダル貸機の号数、サービス情報、エラー情報などが印字されている。サービス情報には、「サービス券」であること、「メダル50枚サービス」などのサービス内容、「このチケットをカウンタまでお持ちください」などの案内が含まれる。エラー情報には、「E−×××」などのエラー番号、「右ホッパエンプティ」などのエラー名称が含まれる。
【0037】
図5(a)には、エラー情報における各種のエラー名称と、各エラー名称のエラー内容を示す。なお、左ホッパエンプティおよび右ホッパエンプティとは、メダル投出部27が左右のホッパを備えている場合にそれら左右の各ホッパにおけるメダルのエンプティを示す。
【0038】
図5(b)には、複数のエラー番号毎にエラー名称およびサービス内容を設定登録した内容を示し、この設定登録した内容はメモリ部43に記憶される。
【0039】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0040】
まず、設定作業および装填作業などの準備作業を行う。この準備作業は、基本的に営業前などに係員が行い、必要があれば営業中も行う。
【0041】
設定作業では、メダル貸機の扉体12をあけて係員操作部28を扉体12の操作部14側に取り出し、この係員操作部28と操作部14の表示部20とを用いて設定を行うもので、係員操作部28を操作して設定し、設定内容を表示部20に表示する。
【0042】
図5(b)に示すように、複数のエラー番号毎にエラー名称およびサービス内容を設定登録する。この場合、エンプティ関係のエラーについてはサービス内容を設定するが、紙幣投入口15での詰まりに関するエラーについてはサービス内容を設定しない。この設定内容は、メモリ部43に記憶する。
【0043】
また、装填作業では、紙幣処理部25に釣銭用の千円紙幣を、硬貨処理部26に釣銭用の100円硬貨をそれぞれ装填する。メダル投出部27にメダルを、カップ投出部23にカップをそれぞれ装填する。プリンタ29にロール紙などを装填する。
【0044】
次に、メダル貸機のメダル貸出処理について図6のフローチャートを参照して説明する。
【0045】
メダル貸機の待機中において(ステップ1)、エラーが発生したか確認する(ステップ2)。
【0046】
利用者が現金を投入すれば(ステップ3)、投入された現金を紙幣処理部25または硬貨処理部26で処理し、これら紙幣処理部25または硬貨処理部26でエラーが発生したか確認する(ステップ4)。
【0047】
所定の貸出金額以上の現金が投入されて1つのメダル貸ボタン21が押下されれば(ステップ5)、エラーが発生したか確認する(ステップ6)。
【0048】
選択されたメダル貸ボタ21に設定されている払出枚数分のメダルをメダル投出口19に投出し(ステップ7)、エラーが発生したか確認する(ステップ8)。メダルの払出枚数が所定枚数の例えば200枚より少ない場合には、メダル取出口19にメダルを直接払い出し、また、払出枚数が所定枚数の例えば200枚以上の場合には、メダル取出口19にまずカップを投出し、そのカップ内にメダルを払い出す。
【0049】
釣銭の払い出しが必要な場合には、紙幣処理部25または硬貨処理部26から釣銭を払い出し(ステップ9)、紙幣処理部25または硬貨処理部26でエラーが発生したか確認する(ステップ10)。
【0050】
いずれの段階でもエラーの発生がなく、正常にメダルの貸出処理が完了したら、待機状態に復帰する。
【0051】
また、いずれかの段階でエラーが発生した場合には、エラー内容に応じたエラー情報とこのエラー情報に関連付けされたサービス情報などをプリンタ29に通知し(ステップ11)、このプリンタ29によりロール紙などにエラー情報やサービス情報などを印字するとともに所定長さに切断したサービスチケットTをチケット発行口22に排出する(ステップ12)。このとき、音声出力部42によってサービスチケットTの抜き取りを促す音声ガイダンスを出力し、表示部20にも同様のサービスチケットTの抜き取りを促すガイダンス表示をする。さらに、正常時に点灯していた電照部32を消灯させ、エラーが発生したことを報知する。
【0052】
そして、メダル貸機を操作していた利用者や、メダル貸機の付近に居た利用者が、チケット発行口22からサービスチケットTを抜き取る。このとき、サービスチケットTが抜き取られるまで発行されたサービスチケットTの抜き取りを促す音声ガイダンスを出力するので、利用者が音声ガイダンスに従ってサービスチケットTを抜き取りやすい。
【0053】
利用者が、抜き取ったサービスチケットTからエラー情報やサービス情報を確認し、係員の所に持って行って渡す。特に、サービスチケットTにサービス情報を印字していれば、サービスを受けるためにサービスチケットTを係員に渡しやすい。
【0054】
係員は、利用者から渡されたサービスチケットTによってエラー内容およびサービス内容を確認し、サービス内容に応じた数のメダルを利用者に渡し、エラー内容からエラーを解消するため準備をし、すなわち、メダルエンプティであれば補充用のメダルを準備し、釣銭切れであれば釣銭を準備し、メダルや紙幣および硬貨の詰まりであれば詰まり解消用の工具などを準備し、メダル貸機の場所に行ってエラー解除する(ステップ13)。
【0055】
このように、エラーが発生したとき、エラー情報を印字したサービスチケットTを利用者用の操作部14に発行するので、利用者がサービスチケットTを抜き取って係員の所に持って行って渡すことにより、係員はサービスチケットTに印字されたエラー情報を確認してメダル貸機の所に行かなくてもエラー内容を把握でき、エラー解除に迅速に対応できる。
【0056】
しかも、エラーが発生したとき、エラー情報とともに利用者側にとって有益なサービス情報を印字したサービスチケットTを発行するので、利用者がサービスを受けるためにサービスチケットTを係員に渡しやすくできる。
【0057】
また、図5(b)に示す設定登録の場合、紙幣投入口15で詰まりが生じれば、サービス情報が印字されていないサービスチケットTを発行するが、この場合にはメダルが払い出されないので、操作中の利用者は必ずサービスチケットTを抜き取って係員に渡すことになる。しかも、係員は、サービスチケットTを受け取ることで、メダル貸機の操作中にエラーが発生した利用者を確実に特定できるとともに、エラー内容を把握でき、利用客とのトラブルを解消できる。
【0058】
なお、メダル貸出時に抽選を行い、当選すれば、プリンタ29で当選に応じたサービス情報を印字したサービスチケットTを発行してもよい。
【0059】
また、エラーの種類に応じて、サービスチケットTを発行する、発行しないを設定登録できるようにしてもよい。例えば、利用客が手で紙幣投出口16を塞ぐなどして故意にエラーを発生させることが可能なエラーについては、サービスチケットTを発行しないようにできる。
【0060】
また、サービスチケットTには、サービス情報は印字せず、エラー表示のみを印字するようにしてもよい。
【0061】
また、記録媒体としては、紙などのサービスチケットTだけでなく、繰り返し使用可能とするカードや印字済みのカードを用いてもよい。カードの場合、記録媒体発行手段としてはカード発行装置が用いられる。
【0062】
また、処理装置としては、メダル貸機に限らず、遊技媒体貸出装置において払出物としてパチンコ玉を払い出すパチンコ玉貸機、払出物として両替貨幣を払い出す両替機、払出物として食券などの券を払い出す券売機などでもよく、これらにも同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の処理装置の一実施の形態を示すメダル貸機の正面図である。
【図2】同上メダル貸機の扉体を開いた内部構造を示す正面図である。
【図3】同上メダル貸機のブロック図である。
【図4】同上メダル貸機のサービスチケットの正面図である。
【図5】同上メダル貸機の設定内容を示し、(a)はエラー名称とエラー内容との関係を示す説明図、(b)はエラーNoに設定登録されたエラー名称とサービス内容との関係を示す説明図である。
【図6】同上メダル貸機のフローチャートである。
【符号の説明】
【0064】
14 操作部
29 記録媒体発行手段としてのプリンタ
33 処理手段
41 エラー検知手段
42 音声出力手段としての音声出力部
46 制御手段
47 サービス情報設定登録手段
48 記録媒体検知手段
T 記録媒体としてのサービスチケット
【出願人】 【識別番号】000001432
【氏名又は名称】グローリー工業株式会社
【住所又は居所】兵庫県姫路市下手野1丁目3番1号
【出願日】 平成16年6月15日(2004.6.15)
【代理人】 【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄

【識別番号】100092565
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 聡

【識別番号】100112449
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 哲也

【公開番号】 特開2006−193(P2006−193A)
【公開日】 平成18年1月5日(2006.1.5)
【出願番号】 特願2004−176997(P2004−176997)