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【発明の名称】 ボウリングゲームにおける残ピン数検出方法およびボウリング制御装置
【発明者】 【氏名】深谷 貞夫
【住所又は居所】東京都港区港南二丁目18番1号 株式会社日立システムアンドサービス内

【氏名】坪井 隆之
【住所又は居所】東京都港区港南二丁目18番1号 株式会社日立システムアンドサービス内

【要約】 【課題】1台のカメラで残ピンが正確に検出できるボウリングゲームにおける残ピン数検出方法を提供する。

【解決手段】1台のカメラで、投球後におけるボウリングレーン上のピンを撮影し、ボウリングレーン制御装置が、前記1台のカメラで撮影して得られた画像データにより起立している残ピン数を検出するボウリングゲームにおける残ピン数検出方法であって、ピンを撮影する前記1台のカメラの撮影範囲内で、かつ、ピン側面から残ピン状況が写し出される位置に鏡を設置し、前記ボウリングレーン制御装置が、前記1台のカメラで残ピン画像データと、ピン側面に設置された鏡の画像データとを画像解析して残ピン数を検出する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1台のカメラで、投球後におけるボウリングレーン上のピンを撮影し、
ボウリングレーン制御装置が、前記1台のカメラで撮影して得られた画像データにより起立している残ピン数を検出するボウリングゲームにおける残ピン数検出方法であって、
ピンを撮影する前記1台のカメラの撮影範囲内で、かつ、ピン側面から残ピン状況が写し出される位置に鏡を設置し、
前記ボウリングレーン制御装置が、前記1台のカメラで残ピン画像データと、ピン側面に設置された鏡の画像データとを画像解析して残ピン数を検出することを特徴とするボウリングゲームにおける残ピン数検出方法。
【請求項2】
投球後におけるボウリングレーン上のピンを撮影する1台のカメラと、
前記1台のカメラで撮影して得られた画像データにより起立している残ピン数を検出するボウリングレーン制御装置とを備えるボウリング制御装置であって、
ピンを撮影する1台のカメラの撮影範囲内で、かつ、ピン側面から残ピン状況が写し出される位置に鏡を配置し、
前記ボウリングレーン制御装置は、前記1台のカメラで残ピン画像データと、ピン側面に設置された鏡の画像データとを画像解析して残ピン数を検出することを特徴とするボウリング制御装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ボウリングゲームにおける残ピン数検出方法およびボウリング制御装置に係り、特に、正規位置からずれた残ピンを1台のカメラで確実に検出する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ボウリングゲームでは、倒れたピンを検知してスコアリングする技術が知られている。(下記、特許文献1参照)
【0003】
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
【特許文献1】特開平06−182019号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した先行技術では、斜め上方に設置されたカメラからの撮影データと、画像処理範囲内における画像処理を組合せて残ピンを検出するものであり、カメラ設置がボウリングレーン装置により上方に設置できない場合、あるいは、残ピンが正規位置からずれカメラ撮影方向と残ピンが重なった場合等では、正確な残ピン数を検出できないと言う問題がある。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ボウリングゲームにおける残ピン数検出方法およびボウリング制御装置において、1台のカメラで残ピンが正確に検出できる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
前述の目的を達成するために、本発明は、1台のカメラで、投球後におけるボウリングレーン上のピンを撮影し、ボウリングレーン制御装置が、前記1台のカメラで撮影して得られた画像データにより起立している残ピン数を検出するボウリングゲームにおける残ピン数検出方法であって、ピンを撮影する前記1台のカメラの撮影範囲内で、かつ、ピン側面から残ピン状況が写し出される位置に鏡を設置し、前記ボウリングレーン制御装置が、前記1台のカメラで残ピン画像データと、ピン側面に設置された鏡の画像データとを画像解析して残ピン数を検出する。
これにより、カメラ画像データにおいて、正規位置からずれた残ピンが重なった場合でも、残ピン側面からの鏡画像データにより残ピンを確実に検出することが可能となる。
【発明の効果】
【0006】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明によれば、1台のカメラで正確に残ピンを認識することが可能となり、安価な装置を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施例の残ピン数検出方法が適用されるボウリングレーンにおけるCCDカメラ236、鏡237の設置位置、各センサ221〜224の配置を示す図であり、図1(a)は側面図、図1(b)は上面図である。
図1に示すように、ボウリング投球者401の投球したボウル402がボウリングレーン400上を転がりピン403に到達する。
図1(b)に示す位置に、投球者401が投球開始したことを検知するセンサ(S1)221と、投球者401が投球したボウル402が通過したことを検知するセンサ(S2)222と、ボウル402がボウリングピン403の手前に到達したことを検知するセンサ(S3)223と、ボウル402がボウリングピン後方に到達したことを検知するセンサ(S4)224とが配置される。
ボウル402がセンサ(S4)224に到達した時にCCDカメラ236にて残ピン403を撮影することで残ピン画像が取得できる。
【0008】
CCDカメラ236の撮影範囲(236−0)内で、ピン横側に鏡237を設置することで残ピン横からの画像を取得できる。
このピン横に設置した鏡237は、ボウリングレーン400に水平位置に設置するのでなくある角度237−1に設置することでより残ピン検知が正確に行える。
例えば、1番ピンと2番ピンが残ピンした場合で、かつ、2番ピンが規定位置(403−2S)に対し若干ずれた位置(403−2)に有り、CCDカメラ236の1番ピン(403−1)との視線(236−3)上にある場合を図1(c)に示す。
このような場合には、図1(d)に示すように、CCDカメラ236による残ピン画像(236−1)には一番ピン403−1しか撮影されない状態となり、残ピン1本と認識することになる。
しかし、ピン横側に設置した鏡237の画像データ(236−2)は1番ピンと2番ピンが撮影されている為、鏡画像データ(236−2、237−2)より残ピン2本と検知することができる。このように、2つの残ピン検知情報による正確に残ピンを検知することができる。
【0009】
図2は、本発明の実施例のボウリング制御装置200の概略構成を示すブロック図である。
図2において、200はボウリング制御装置、221はボウリングレーンの投球者の投球開始を検知するセンサ(S1)、222は投球したボウルが通過したことを検知するセンサ(S2)、223は投球したボウルがボウリングのピン前に到達したことを検知するセンサ(S3)、224は投球したボウルがボウリングレーンの後方を通過したことを検知するセンサ(S4)である。
各センサ(221〜224)のセンサ情報は、各センサ制御部220に入力され、ボウリングレーン制御部230に通知される。ボウリングレーン制御部230は、ボウリングレーンを制御する制御部である。
231はボウリングレーン側に設置され利用者に誘導表示する表示部、232は利用者からの指示を入力する入力部、233はボウリングレーン制御部230の制御処理フロー、利用者への操作誘導する画面データ、各センサ情報データ等を記憶する記憶部である。
234はボウリングゲームシステム制御装置等と接続される上位接続部である。
残ピンを撮影するCCDカメラ236の画像情報は、CCDカメラを制御、画像解析するCCDカメラ制御部239に入力され、ボウリングレーン制御部230へ通知される。
【0010】
図3は、本発明の実施例の残ピン数検出方法を説明するための図であり、図2に示すボウリングレーン制御部230における残ピンを検出するための処理手順を示すフローチャートである。
以下、図3を用いて、図2に示すボウリング制御装置200のボウリングレーン制御部230における残ピンを検出するための処理手順について説明する。
始めに、センサ(S4)224により、投球したボウル402が、ボウリングレーンの後方を通過したことを検知すると、CCDカメラ236にて残ピンを撮影する(ステップ301)。
次に、図1(d)に示す残ピン画像(236−1)を解析する(ステップ302)。
次に、図1(d)に示す鏡237の画像(236−2)を解析する(ステップ303)。
ステップ302の残ピン画像解析で検知した残ピン検知数と、ステップ303の残ピン横鏡画像解析で検知した残ピン検知数とを比較して不一致の場合(ステップ304)は残ピン検知数の多い方を残ピン検知数としてセットする(ステップ305)。また、一致の場合(ステップ304)は残ピン検知数をセットする(ステップ306)。
これにより、残ピン検知が正しく検知される。
以上説明したように、本実施例によれば、正規位置からずれた残ピンを1台のカメラで確実に検出することが可能となる。
また、1台のカメラで残ピンが正確に検出することができるので、安価なボウリング残ピン検知方法を提供することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施例の残ピン数検出方法が適用されるボウリングレーンにおけるCCDカメラ、鏡設置位置、各センサの配置を示す図である。
【図2】本発明の実施例のボウリング制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例の残ピン数検出方法を説明するための図であり、図2に示すボウリングレーン制御部における残ピンを検出するための処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0012】
150 上位接続回線
200 ボウリング制御装置
220 各センサ制御部
221〜224 センサ
230 ボウリングレーン制御部
231 表示部
232 入力部
233 記憶部
234 上位接続部
236 CCDカメラ
236−0 CCDカメラ撮影範囲
236−1 CCDカメラ残ピン側撮影範囲
236−2 CCDカメラ残ピン横鏡撮影範囲
236−3 CCDカメラ一番残ピン視線
237 横鏡
237−1 横鏡設置角度
237−2 CCDカメラ撮影データ
239 CCDカメラ制御部
400 ボーリングレーン
401 投球者
402 投球ボウル
403 ボウリングピン
403−1 1番残ピン
403−2 2番残ピン
403−2S 2番正規残ピン位置

【出願人】 【識別番号】391002409
【氏名又は名称】株式会社 日立システムアンドサービス
【住所又は居所】東京都港区港南二丁目18番1号
【出願日】 平成17年4月22日(2005.4.22)
【代理人】 【識別番号】100083552
【弁理士】
【氏名又は名称】秋田 収喜

【公開番号】 特開2006−296855(P2006−296855A)
【公開日】 平成18年11月2日(2006.11.2)
【出願番号】 特願2005−125258(P2005−125258)