| 【発明の名称】 |
迅速連結式キュー |
| 【発明者】 |
【氏名】ポール・コステイン
【氏名】ゲイリー・フマロラ
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| 【要約】 |
【課題】容易に分解、組み立てができるキューを提供すること。
【解決手段】多ピース構成のキューは多数のキューの部分を備え、これらは一方のキューの部分に固定されたスリーブブシュ及び他方のキューの部分に固定された連結用ロッドにより一緒に連結される。連結用ロッドは、長い軸を有し、これがスリーブブシュの平滑な円孔内に適合しかつ連結用ロッドの雄ねじとスリーブブシュの雌ねじとを組み合わせることによりスリーブブシュに組みつけられる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 平滑な内径面とリードの大きな連続ねじを持った雌ねじ部分とを有するスリーブに組み付けられたキューの第1の部分;及び連結用ロッドに組み付けられたキューの第2の部分であって、この連結用ロッドはスリーブの平滑な内径と密に適合する平滑な細長い先端部及び大きなリードの連続したねじを持った第1の雄ねじ部分を有し、この第1の雄ねじ部分が連結用ロッドをスリーブに連結するためにスリーブの雌ねじ部分と組み合う前記キューの第1の部分を備えたキュー。 【請求項2】 リードの大きな連続ねじを持った雌ねじ部分を有するスリーブに組み付けられたキューの第1の部分;及び連結用ロッドをスリーブに迅速に連結するために第1の雄ねじ部分がスリーブの雌ねじ部分と組み合うように大きなリードを持った連続ねじのある第1の雄ねじ部分を有する連結用ロッドに組み付けられたキューの第2の部分を備えたキュー。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、迅速に容易に分解、組み立てができるビリヤード用のキューに関する。 【背景技術】 【0002】 ビリヤード用多ピース構成のキューは、一般に、下部のシャフトと上部のバットとの2 部構成で、両部分は、使用時には組み立て、運搬時には分解できる。従来、このシャフト とバットとは2ピースからなる継ぎ手を使って結合される。この継ぎ手は、通常、キュー の下部のシャフト内に設けた標準の雌ねじを持つブシュ、及びキューの上部のバット内に 設けた対応雄ねじを持つロッドを持つ。キューの両部分は、キューのシャフトの端がキュ ーのバットの端に当たるまで、ロッドの雄ねじをブシュの雌ねじにねじ込むことにより連 結される。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 この種の継ぎ手の一つの問題点は、キューの両部分をつなぎ合わせたときに、両部分が 必ずしも互いに同心とはならないことである。同心でないキューは、同心のキューに比べて球にエネルギーを伝える効率性が劣り、従って、球を打つ際に鋭さが劣る。のみならず、ねじ山のあるロッドをブシュにねじ込んでキューをつなぎ合わせるのに時間がかかり、それゆえ、場所的な制約がある場合や球をジャンプさせる打ち方をする場合に、シャフトだけをキューとして使うべく遊戯中にキューを分解するには適していない。 【0004】 そこで、キューの各部が互いに同心となるように組付けができる多ピース構成のキューの必要性がある。更に、多ピース構成キューの使用者がゲーム中にキューを手早く組み付けたり分解したりできるように、組立て、分解が手早くできる継ぎ手の必要性がある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、スリーブに連結されるキューの第1の部分を有するキューを提供する。このスリーブは平滑な内径部と雌の連結域とを持つ。キューの第2の部分は連結用ロッドに連結される。連結用ロッドは、スリーブの平滑な内径に密に適合する長く伸びた平滑な先端部、及び連結用ロッドをスリーブに連結させるためにスリーブの雌の連結部と組み合う雄の連結部を持つ。 【0006】 好ましい諸実施例において、スリーブの雄の連結部は雄ねじ部分であり、連結用ロッドの雄の連結部は第1の雄ねじ部分である。スリーブは、スリーブをキューの第1の部分に連結させるための雄ねじ部を持つ。連結用ロッドは、連結用ロッドをキューの第2の部分に連結させるための第2の雄ねじ部分を持つ。 【0007】 好ましい一つの実施例においては、スリーブの雌ねじ部と連結用ロッドの第1の雄ねじ部とは、スリーブと連結用ロッドを互いにねじることにより連結させることのできるアクメねじである。 【発明の効果】 【0008】 本発明は、各構成ピースを互いに1回転以下の相互回転により迅速に組立て及び分解の できる多ピース構成のキューを提供する。なお又、各2ピースは互いに同心に結合されるため、エネルギーを効率よく伝達し、それにより、このキューの使用者は球を鋭く突くことが可能となる。更に、本発明のキューが特徴とする迅速な組立て、分解により、2ピース以上のピース構成のキューをゲーム中に組立て、分解することが可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 本発明の上記及びその他の目的、特徴及び利点は、図面の好ましい実施例についての以 下のより特別な説明より明らかとなるであろう。図中、参考に使用した類似の文字、番号は、全図を通して同一部品に対応するものである。各図は必ずしも原寸比例ではなく、本発明の原理を明示するため強調がなされている。 【0010】 図1、2及び3において、多ピース構成のキュー10は、継ぎ手11により結合されたキューの下側部分14とキューの上側部分12とを持つ。継ぎ手11は、それぞれキューの部分14と12に連結されたスリーブブシュ18と連結用ロッド16とを備える。 【0011】 スリーブブシュ18はねじ部分20と平滑な円孔38とを持つ。スリーブブシュ18は、スリーブブシュ18をキューの部分14にねじ込んで接着することにより、キューの部分14に連結される。あるいは、他の適切な手段によりスリーブブシュ18と下側の部分14とを連結させることもできる。連結用ロッド16は平滑な軸部28、ねじ部26及びねじ部24を持つ。連結用ロッド16は、ねじ部24をキューの部分12にねじ込み接着することにより、キューの部分12にしっかりと固定される。 【0012】 キューの部分14と12とは、連結用ロッド16の軸28をスリーブブシュ18の円孔38に挿入し、連結用ロッド16をねじ込んでねじ部26と30とを互いに組み合わせることにより連結される。軸28と円孔38とは互いに密な滑り嵌めであり、ねじ部26と30とが組み合ったときに、キューの部分14と12とを0.013mm(0.0005インチ)以内の精度で同心位置にさせる。これにより、エネルギーはキューの上側部分12からキューの下側部分14に効率的に伝えられるため、球をキュー10で鋭く突くことが可能となる。ねじ部26、30は大きなリード角を持つため、キューの部分14と12とは互いにほぼ1/4回転から1回転の間で連結できる。このため、キュー10の使用者は、ゲーム中、キューを手早く組み立て、分解することができる。更に、2ピース以上の構成のキューをゲームに使用することも可能となる。 【0013】 一つの好ましい実施例において、スリーブブシュ18の雄ねじ部20には、M12×1.75 3E4Eタイプのねじである(図2)。これによりスリーブブシュ18は十分な肉厚を持ち、ねじ部30のねじが0.360−11×4.064mm(0.160インチ)という低山アクメねじを持つことができる。円孔38の内径ID1は、直径6.988 +0.005/−0.000mm(0.2751 +0.0002/−0.0000インチ)の軸28と滑り嵌めできる寸法になっている。ねじ部30と円孔38との間の面取り部40は、ねじ部と円孔38との間を滑らかに推移させている。面取り部40は15゜×1.524mm(0.060インチ)で面取りされる。スリーブブシュ18の長さL1は25.4mm(1インチ)である。ブシュのヘッド22は幅W2が3.302mm(0.130インチ)であり、一方、ブシュのヘッド22の直径は12.7mm(0.500インチ)である。 【0014】 好ましい実施例において、軸28の外径OD1は6.985 +0.000/−0.005mm(0.275 +0.000/−0.0002インチ)である(図3)。軸28の先端34は6.350mm(0.250インチ)間で5゜の角度が付けられ、円弧部32で終わる。これにより、軸28は、各部を損傷させることなくスリーブブシュ18の円孔38と容易に組み合うことができる。連結用ロッド16がスリーブブシュ18と組み合うと、ショルダー36はショルダー42としっかり当たる。軸28の長さL3は25.4mm(1インチ)である。ねじ部26は0.360−11アクメ4Gタイプの低山ねじであり、このねじの長さd1は4.572mm(0.180インチ)である。この低山アクメねじにより、1/4〜1回転までで、下側部分14を上側部分12にしっかりと組み合わせることができる。ねじ部24の直径は7.938 +0.013/−0.127mm(0.3125 +0.0005/−0.005インチ)、各ねじ山と鋭い先端点までのリードとの間は、3.962mm(0.156インチ)フルRである。連結用ロッドの全長L2は101.6mm(4インチ)とするのが望ましい。 【0015】 軸28と円孔38との滑り嵌めは緩みが−0.003から0.013mm(−0.0001から0.0005インチ)として示され、この場合の下側部分14と上側部分12の最大の同心度は0.013mm(0.0005インチ)である。しかし、軸28の直径OD1と円孔38の内径ID1は、同心度が単に0.025mm(0.001インチ)以内となるように寸法を決めることができる。 【0016】 図4は、本発明の別の好ましい一つの実施例を示すものであり、ここではキューの部分14をキューの部分12に連結するためにスリーブブシュ118と連結用ロッド116とを用いている。ねじ部120をキューの下側部分14にねじ込むことによってスリーブブシュ118は下側部分14にしっかりと組み付けられる。ねじ部124をキューの上側部分12にねじ込み接着することによって、連結用ロッド116は、キューの上側部分12に固定される。 【0017】 連結用ロッド116をスリーブブシュ118に組み合わせるには、軸128を円孔138に挿入して回転させ、ねじ部144をねじ部130に組み合わせる。内径ID2と外径OD1とは、下側部分14と上側部分12とが互いに同心となるように密な滑り嵌めを形成するように、相互に寸法を決められる。 【0018】 好ましい実施例において、ブシュヘッド122は、幅W2が2.794/2.921mm(0.110/0.115インチ)、丸みの付けられたエッジ148は4.572/4.580mm(0.1800/0.1803インチ)である。円孔138の内径ID2は0.508/0.635mm(0.020/0.025インチ)である。45゜の面取り部150により、ねじ部144はねじ部130と容易に組み合うことができる。ネック146は直径が9.474 ±0.051mm(0.373±0.002インチ)、幅は2.794mm(0.110インチ)である。ねじ部120は、外径11.074/10.922mm(0.436/0.430インチ)及び有効径9.881/9.754mm(0.389/0.384インチ)を有する7/16−14×19.812mm(0.780インチ)長さのねじである。ねじ間の隙間gは幅0.457/0.533mm(0.018/0.021インチ)である。スリーブブシュ118の全長L10は25.4mm(1インチ)である。ねじ部130は有効径6.494/6.507mm(0.2557/0.2562インチ)及び内径6.121/6.020mm(0.241/0.237インチ)を有する0.310−12.3×20.320mm(0.800インチ)の深ねじである。ブシュヘッドの外径は12.217 +0.000/−0.25mm(0.481 +0.000/−0.001インチ)である。 【0019】 好ましい実施例において、軸128の外径OD2は4.572/4.567mm(0.1800/0.1798インチ)である。半径部142により、軸128は円孔138と容易に組み合うことができる。軸128の長さL12は6.096/6.350mm(0.240/0.250インチ)である。ねじ部144は、有効径6.490/6.497mm(0.2555/0.2558インチ)を有する0.310−12.3ねじ×19.05±0.127mm(0.750±0.005インチ)長さである。平滑部140はねじ部と124と144とを隔てる推移部である。この推移部140の幅W3は6.350mm(0.250インチ)である。ねじ部124は外径7.874/7.772mm(0.310/0.306インチ)、有効径6.706/6.629mm(0.264/0.261インチ)を有する5/16−14ねじである。 【0020】 図5は本発明の別の一つの好ましい実施例を示す。多ピース構成キュー210は、キューの下側部分214とキューの上側部分212とを持ち、これら両部分は継ぎ手211で連結できる。継ぎ手211は、キューの部分214に取り付けられるスリーブブシュ218、及びキューの部分212に取り付けられる連結用ロッド216を持つ。連結用ロッド216は、スリーブブシュ218内で平滑な円孔238と組み合う軸288、及び雌ねじ部230と組み合う雄ねじ部226を持つ。継ぎ手211は、連結用ロッド216のねじ部226を囲んで保護するためにキューの上側部分212の端部に取り付けられるテーパーカラー240を持つ。 【0021】 キューの部分212と214とは、ねじ部226がスリーブブシュ218のブシュヘッド222に達するまで連結用ロッド216の軸228をスリーブブシュ218の円孔238に挿入することにより、互いに連結される。次に、キューの部分212と214とを互いに回転させてねじ部226とねじ部230とを組み合わせる。キューの部分212と214とは、カラー240の端部240aがキューの部分214の端部214aにしっかり当たるまで約1回転、回される。ねじ部226と230間の芯ずれがあってもキューの部分212と214との間の同心度に影響することがないように、軸228はキューの部分212と214とが互いに同心になるように位置決めする。 【0022】 スリーブブシュ218は雄ねじ部220を持つ。このため、ブシュヘッド222がキューの下側部分214の端部214aに突き当たるまでスリーブブシュ218をねじ穴217にねじ込み接着することにより、スリーブブシュ218をキューの下側部分214に固定することができる。穴217は、スリーブブシュ218の前方に空所215ができるように、ねじ部220の長さより深く穿孔される。空所215は、キューの部分212と214とが連結されたときに、連結用ロッド216の軸228によって排除される空気を受け入れる。この空所はキューの部分の連結の妨げとなる過度の空気圧力を防止するに十分な容量を持つ。 【0023】 スリーブブシュ218はスリーブブシュ18と同様であるが、主な違いは寸法が僅かに違っていることである。スリーブブシュ218は長さ25.019mm(0.985インチ)である。ねじ部220はM−12×1.75の変種ねじであり、その望ましい外径は11.760mm(0.463インチ)、有効径は10.643/10.668mm(0.419/0.420インチ)である。ブシュヘッド222は幅3.302mm(0.130インチ)、直径12.446 +0.025/−0.000mm(0.490 +0.001/−0.000インチ)である。ねじ部230は長さ4.572mm(0.180インチ)、外径9.423 +0.076/−0.000mm(0.371 +0.003/−0.000インチ)の11ピッチのねじである。これ以外に、9ピッチや10ピッチと言った他の適当なピッチのねじとすることもできる。円孔228の望ましい7.104 +0.005/−0.000mm(0.2797 +0.0002/−0.0000インチ)である。ネック220aは幅3.175mm(0.125インチ)、直径10.820mm(0.426インチ)である。スリーブブシュ218は真鍮製とすることが望ましい。 【0024】 ねじ部224を穴208のねじ部208bにねじ込んで接着することにより、連結用ロッド216がキューの上側部分212に固定される。直径部225は、キューの上側部分212内で連結用ロッド216を同心に芯出しする穴208の平滑部208aに適合し、接着される。連結用ロッド216は、キューの上側部分212の端部204にねじ部226が突き当たるまで穴208にねじ込まれる。 【0025】 連結用ロッド216は連結用ロッドと同様であるが、主な違いは連結用ロッド16ト216ではねじ部226と224との間に平滑な直径部があることである。また、連結用ロッド216の寸法と連結用ロッド16の寸法とにも僅かな違いがある。連結用ロッド216の長さは85.725mm(3.3750インチ)であることが望ましい。直径部225には螺旋状の溝225aがあり、この溝に接着剤を満たすことができる。これが穴208の平滑部208aと直径部225との間の強力な接着部を形成する。溝225aは25.4mm(1インチ)当たり10本のねじ条を持ち、深さ0.127〜0.203mm(0.005〜0.008インチ)である。望ましくは3.2μm(125マイクロインチ)仕上げの直径部225は、長さ28.575mm(1.125インチ)、直径7.950 +0.000/−0.013mm(0.313 +0.0000/−0.0005インチ)である。ねじ部224は外径が7.722/7.620mm(0.304/0.300インチ)、有効径が6.528/6.452mm(0.257/0.254インチ)で、長さが35.814mm(1.410インチ)の5/16−14変種ねじである。テーパー穴227は、連結用ロッド216を回す際の中心をなすとともに、連結用ロッド216の重量軽減のために連結用ロッドの内部を刳り貫く際の出発穴ともなる。 【0026】 ねじ部226は、1条ねじで、望ましくは長さ5.537mm(0.218インチ)である。ねじ部226は外径が9.373 +0.000/−0.051mm(0.369 +0.000/−0.002インチ)の11ピッチねじである。ねじ部226は長さが短いため、約1 3/4回転で終わる早く締め付け得るねじである。あるいは、ねじ部226において、1条の長さを1/4から2回転以下の範囲とすることができる。ねじ部226の寸法は、連結用ロッド216のねじ部226とスリーブブシュ218のねじ部230との間に一定限度の隙間ができるように決定される。ねじ部226の内径は、ねじ部230の外径に乗るようにすることが望ましい。これにより連結用ロッド216とスリーブブシュ218とを同心に保ち易くなる。ねじ部228は、ねじの山と谷とを切り取ったねじのような交差しにくい形状を持つことが望ましい。これには低山アクメねじや、鋸歯ねじが含まれる。あるいは、ねじ部226は鋭いV字形ねじを持つものであってもよいし、9ピッチ又は10ピッチのような適切な他のピッチのねじであってもよい。 【0027】 軸228は長さ24.638mm(0.970インチ)、直径7.084+0.000/−0.005mm(0.2789 +0.0000/−0.0002インチ)である。軸228の長さはその直径の少なくも約3倍である。これにより、軸228とスリーブブシュ218の円孔283との間に、緩みが0.030mm(0.0012インチ)から0.020mm(0.0008インチ)までの隙間ができる。ただし、別の方法として、軸228と円孔238との間の隙間を約0.018mm(約0.0005インチ)程度に小さくすることもできるし、あるいは約0.051mm(約0.002インチ)程度に大きくすることもできる。更に、キューの部分212、214の同心度に厳密さが必要とされないときは、キューを低価格にするためにこの隙間を約0.254mm(約0.010インチ)の大きさにすることもできる。先端部234は、5゜の角度を持ち、その長さは6.35mm(1/4インチ)であり、半径3.175mm(0.125インチ)で終わる。先端部234の5゜の角度により、組み立てられたキューの上側部分212は、先端部234を保持する逆向きのセンターを有するセンター間で回すことができので、キューの上側部分212を研磨(サンディング)やその他の作業にかけることができる。また、先端部234のこの5゜の角度と3.175mm(0.125インチ)の半径部とにより、先端部234は、(キューの上側部分212が落下した場合などの際に)軸228とスリーブブシュ210の円孔238との嵌め合いに影響を与えることなく表面に損傷を与えない。これは、5゜の角度と3.175mm(0.125インチ)の半径部の表面が円孔238と滑り嵌めになっていないという事実によるものである。この好ましい実施例において、連結用ロッド216はステンレス鋼製であり、軸228はハードコーティングされているので、軸228はスリーブブシュ218の円孔238内を容易に滑ることができる。別の方法として、軸228を早送り切削、又は研磨、ロール掛け、サンドブラストなど他の適当な手段で表面のテキスチュア仕上げをすることもできる。 【0028】 テーパーカラー240は、カラー240のねじ部244及びキューの上側部分212のねじ部206により、連結用ロッド216と同心にキューの上側部分212に固定される。カラー240は、カラー240がショルダー202に突き当たるまでキューの上側部分212にねじ込まれる。カラー240が緩まないように、ねじ部244と206とに接着剤が塗布される。カラー204は連結用ロッド216のねじ部226より先に伸びかつこのねじ部を囲んでねじ部226を保護する。ねじ部226は、長さが短いため、カラー240の空所242内に完全に納まることができる。 【0029】 キューの部分212と214との組合せ及び分解に必要な回転数は、カラー240のショルダー246とキューの上側部分212との間の隙間g1を調整することによって調節できる。隙間g1は、ショルダー202と端部204との間の距離を変えることによって変えられる。スリーブブシュ218がねじ部226と全長にわたって組み合わないように隙間g1を調整することにより、端部240aをねじ部226に関して軸方向に位置決めできる。このようにして、キューの部分212と214との組合せ及び分解に要する回転数を調節し、又は変えることができる。普通、隙間g1は、キューの部分212と214が約1回転で組合い、分解するように設定される。しかし、隙間g1は、キューの部分212と214とが1回転未満、例えば1/4回転で組合い、分解するように設定することもできる。また、ねじ部226及び230の長さが相応の大きさであるとしたとき、たとえ2回転でさえ不必要あるいは好ましくないと考えられたときでも、キューの部分212と214とを2回転で組み合いかつ分解するようにすることができる。好ましい回転数は1回転以下である。 【0030】 カラー240の外径は、端部240bにおける21.641 +0.000/−0.025mm(0.852 +0.000/−0.001インチ)から、端部240aにおける21.387 +0.000/−0.025mm(0.842 +0.000/−0.001インチ)までテーパーにすることが好ましい。カラー240の長さは25.273 +0.051/−0.000mm(0.995 +0.002/−0.000インチ)である。カラー240の深さは14.732mm(0.58インチ)の5/8−18変種ねじを有するねじ部244を持つ。ねじ部244の有効径は15.812/−15.888mm(0.6225/−0.6255インチ)、内径は15.138/15.215mm(0.596/0.599インチ)である。内径248は15.1181 +0.005/−0.000mm(0.5952 +0.0002/−0.0000インチ)である。ショルダー246は面240bから19.685 +0.051−0.000mm(0.775 +0.002/−0.000インチ)離れている。カラー240はステンレス鋼製であることが好ましい。 【0031】 図6を参照すれば、多ピース構成のキュー210を分解する際に、スリーブブシュ218を損傷から守るため、スリーブブシュ218に継ぎ手保護具250を取り付けることができる。継ぎ手保護具250はねじ部252を持ち、このねじ部252はスリーブブシュ218のねじ部230と組み合うので、継ぎ手保護具250をスリーブブシュ218にねじ込むことができる。ブシュヘッド222は凹所254内に適合し、完全に保護される。継ぎ手保護具250は、面250aがキューの部分214の端部214aに当たるまで締め付けられる。 【0032】 図7を参照すれば、軸228を保護するため継ぎ手保護具260を連結用ロッド216に連結できる。継ぎ手保護具260はねじ部264を持ち、このねじ部264は連結用ロッド216のねじ部226と組み合い、かつ軸228を受け入れるための円孔262を持つ。ハブ266が空所242内に張り出しているので、面260aをカラー240の端部240aに当てて締め付けることができる。継ぎ手保護具250及び260はデルリン製とすることが望ましいが、ナイロン、アルミニウム、真鍮、木材、その他のような適当な材料製とすることもできる。 【0033】 図8は、本発明の別の実施例を示す。連結用ロッド/カラー組立体270はキューの上側部分212に取り付ける前に組み立てられる。連結用ロッド/カラー組立体270には連結用ロッド280、カラー240及びアダプター271が含まれる。連結用ロッド280とアダプター271とが、それぞれねじ部284と179により組み付けられる。組付けが外れないように、ねじ部284と279に接着剤が塗布される。アダプター271とカラー240とが、それぞれねじ部272と244により組み付けられる。組付けが外れないように、ねじ部272と244に接着剤が塗布される。アダプター271を、端部278がショルダー246に当たるまでカラー内にねじ込む。アダプター271の直径部274はカラー240の直径部248と組み合い、アダプター271をカラー240内で同心に保つ。この好ましい実施例において、アダプター271はフェノール製とすることが望ましいが、ナイロンのようなプラスチック、アルミニウム、真鍮、木材、鋼その他の適当な材料とすることができる。 【0034】 連結用ロッド280が連結用ロッド216と異なる主な点は、ねじ部284がねじ部226と平滑な直径部282との間にあることである。ねじ部284は0.350−142Aねじであり、長さは9.525mm(0.375インチ)である。ネック286がねじ部284とねじ部226を分け隔てている。直径部282は直径6.909 +0.013/−0.000mm(0.272 +0.0005/−0.0000インチ)長さ54.864mm(2.160インチ)である。 【0035】 直径部282をキューの上側部分212の穴に挿入し、接着することにより連結用ロッド/カラー組立体270をキューの上側部分212に固定する。カラー240を、キューの上側部分212の端部にあるねじ付き直径部とねじ結合し、接着する。連結用ロッド/カラー組立体270はキューの上側部分212の組立に要する作業量を減らし、従って、生産性を高める。 【0036】 カラー240、スリーブブシュ18、118と218、及び連結用ロッド16、116、216と280について具体的な寸法を明示したが、これらの寸法はあくまで例であって、種々の用途に対応して変わり得るものである。また、具体表示した許容差やねじの種類も変わり得る。カラー240、スリーブブシュ18、118と218、連結用ロッド16、116、216と280、継ぎ手保護具250と260、及びアダプター271は、鉄、鋼、ステンレス鋼をはじめ、真鍮、アルミニウム、チタン、青銅、プラスチック、銀、金など、適当な材料で製作できる。スリーブブシュ18,118と218はテフロン(登録商標)でコーティングできる。連結用ロッド16、116、216と280はハードコート又は金属メッキで被覆される。これにより、スリーブブシュ18、118と218及び連結用ロッド16、116、216と280は、すぐ摩耗したり、又は容易に擦り傷が付いたりしない。スリーブブシュ18、118と218及び連結用ロッド16、116、216と280は、旋盤のセンター間で機械加工できる。更に、キューの部分12と14とは、平らに機械加工され、そこにロゴを入れるようにすることができる。キューの部分12と14とには、レーザーを使ってマークを付けることができる。 【0037】 本発明を好ましい実施例を参照し特別の説明したが、技術熟練者は、特許請求の範囲に定められた本発明の精神及び範囲から離れることなく形状及び詳細の種々の変化が可能であることを理解するであろう。 【0038】 例えば、長いねじ部のある連結用ロッドを有する従来の継ぎ手は、これを図に示されたものと同様の継ぎ手を提供するように変更することができる。これは、雄の連結用ロッドのねじを、僅か1巻き又は2巻きのねじを有するねじ部分を残して旋削することにより達成される。継ぎ手の旋削された部分はねじスリーブ内への案内として作用する。かかる継ぎ手は迅速な連結をなし得るが、キューが連結用ロッドの平滑で細長い先端部を受け入れる平滑な円孔を有するときは2個のキューの部分をその正確な同心度には保持しないであろう。従来の継ぎ手の変更する別の方法には、1巻き又は2巻きだけのねじを残して雄の連結用ロッドを切削すること或いは1巻き又は2巻きのねじを残すようにねじスリーブのねじを穿孔することが含まれる。 【0039】 本発明の実施態様は次の通りである。 【0040】 1.平滑な内径面とリードの大きな連続ねじを持った雌ねじ部分とを有するスリーブに 組み付けられたキューの第1の部分;及び連結用ロッドに組み付けられたキューの第2の部分であって、この連結用ロッドはスリーブの平滑な内径と密に適合する平滑な細長い先端部及び大きなリードの連続したねじを持った第1の雄ねじ部分を有し、この第1の雄ねじ部分が連結用ロッドをスリーブに連結するためにスリーブの雌ねじ部分と組み合う前記キューの第1の部分を備えたキュー。 【0041】 2.スリーブはスリーブをキューの第1の部分に組み付けるために雄ねじ部分を有し、連結用ロッドは連結用ロッドをキューの第2の部分に組み付けるために第2の雄ねじ部分を有する実施態様1のキュー。 【0042】 3.連結用ロッドが第2の雄ねじ部分に隣接した平滑直径の領域を有し、この平滑直径部はこれに形成された溝を有する実施態様2のキュー。 【0043】 4.スリーブの雌ねじ部分及び連結用ロッドの第1の雄ねじ部分が低山アクメねじである実施態様1のキュー。 【0044】 5.スリーブと連結用ロッドとが連結用ロッドの1回転内で連結され得る実施態様1のキュー。 【0045】 6.連結用ロッドの第1の雄ねじ部分を囲んでこれを保護するために連結用ロッドと同心にキューの第2の部分に組み付けられたカラーを更に備える実施態様1のキュー。 【0046】 7.連結用ロッドの第1の雄ねじ部分に関するカラーの位置が連結用ロッドとスリーブとを一緒に組み付け得る回転数を決定する実施態様6のキュー。 【0047】 8.連結用ロッドが約6.35mm(約0.250インチ)間、5゜の角度を有する実施態様1のキュー。 【0048】 9.連結用ロッドの先端が半径部において終わる実施態様1のキュー。 【0049】 10.スリーブの平滑な内径部分と連結用ロッドの平滑な細長い先端部との間の隙間が約0.051mm(約0.002インチ)より小さい実施態様1のキュー。 【0050】 11.リードの大きな連続ねじを持った雌ねじ部分を有するスリーブに組み付けられたキューの第1の部分;及び連結用ロッドをスリーブに迅速に連結するために第1の雄ねじ部分がスリーブの雌ねじ部分と組み合うように大きなリードを持った連続ねじのある第1の雄ねじ部分を有する連結用ロッドに組み付けられたキューの第2の部分を備えたキュー。 【図面の簡単な説明】 【0051】 【図1】本発明のキューの2個の部分の連結領域におけるキューの断面図である。 【図2】スリーブブシュの断面図である。 【図3】連結用ロッドの側面図である。 【図4】好ましい実施例のスリーブブシュと連結用ロッドの断面図である。 【図5】本発明の別の好ましい実施例の側面断面図である。 【図6】スリーブブシュを保護する継ぎ手保護具の側面断面図である。 【図7】連結用ロッドを保護する継ぎ手保護具の側面断面図である。 【図8】連結用ロッド/カラー組立体の側面断面図である。 【符号の説明】 【0052】 10 キュー 11 継ぎ手 12 上側部分 14 下側部分 16 連結ロッド 18 スリーブブシュ
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| 【出願人】 |
【識別番号】594116013 【氏名又は名称】ポール・コステイン
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| 【出願日】 |
平成18年3月10日(2006.3.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087941 【弁理士】 【氏名又は名称】杉本 修司
【識別番号】100086793 【弁理士】 【氏名又は名称】野田 雅士
【識別番号】100112829 【弁理士】 【氏名又は名称】堤 健郎
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| 【公開番号】 |
特開2006−187642(P2006−187642A) |
| 【公開日】 |
平成18年7月20日(2006.7.20) |
| 【出願番号】 |
特願2006−66367(P2006−66367) |
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