| 【発明の名称】 |
ボウリングゲーム装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】越智 泰 【住所又は居所】大阪府泉佐野市葵町4丁目6番45号 ビイエルデイオリエンタル株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】プレーヤに認識されることなく、ボールがガターに落ちるのを防止することができるボウリングゲーム装置を提供する。
【解決手段】ボウリングゲーム装置1は、プレーヤがボールbを投じるアプローチ部2と、プレーヤの投じたボールbが転動するレーン3と、レーン3のアプローチ部2側とは反対側の端部上に整列,配置される複数のピン5と、レーン3の両側にこれに沿って設けられて、レーン3上からこぼれ落ちるボールbを受容する樋状のガター4と、レーン3の両外側に対峙して設けられるとともに、レーン3長手方向に沿って複数設けられたノズル体21と、供給管22を介して各ノズル体21に圧縮空気を供給する圧縮空気供給源25とを備える。各ノズル体21は、圧縮空気をレーン3内側に向けて吐出し、ボールbがガター4に落ちるのを防止するが、圧縮空気は無色透明であるので、プレーヤはこのことに気付くことはない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プレーヤがボールを投じる領域としてのアプローチ部と、該アプローチ部から延設され、前記プレーヤの投じたボールが転動するレーンと、該レーンの前記アプローチ部側とは反対側の端部上に整列,配置される複数のピンと、前記レーンの両側にこれに沿って設けられて、前記レーン上からこぼれ落ちるボールを受容する樋状のガターとを備えたボウリングゲーム装置において、 前記レーン長手方向の複数の位置で、前記レーン上を転動するボールに向けて加圧気体を吐出し、吐出した加圧気体によって前記ボールが前記ガターに落ちるのを防止する吐出機構と、前記吐出機構に前記加圧気体を供給して吐出させる気体供給手段とを更に備えてなることを特徴とするボウリングゲーム装置。 【請求項2】 前記吐出機構は、前記レーンの両外側に該レーン長手方向に沿って配設され、前記レーン側に向けて前記加圧気体を吐出する複数の吐出手段から構成され、 前記気体供給手段は、前記各吐出手段に前記加圧気体を供給するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載のボウリングゲーム装置。 【請求項3】 前記各吐出手段にそれぞれ対応してこれよりも前記アプローチ部側に設定された各位置検出位置で、前記レーン幅方向におけるボール位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置を基に、該位置検出位置に対応した吐出手段が配設された側の予め設定されたレーン端部領域内に前記ボールが位置しているか否かを確認して、位置していると判断すると、前記吐出手段に前記加圧気体を供給して一定時間吐出させるように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを更に備えてなることを特徴とする請求項2記載のボウリングゲーム装置。 【請求項4】 前記アプローチ部側に一番近い吐出手段よりも更にアプローチ部側において、前記レーン幅方向におけるボール位置、前記ボールの移動速度、及び前記ボールの移動方向を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、予め設定されたレーン端部領域内に前記ボールを移動させないために、前記加圧気体を吐出させるべき吐出手段を決定し、前記検出手段によって検出されるボール速度を基に、前記決定した吐出手段の吐出方向前方位置を前記ボールが通過するタイミングに合わせて、該吐出手段に前記加圧気体を供給して一定時間吐出させるように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを更に備えてなることを特徴とする請求項2記載のボウリングゲーム装置。 【請求項5】 前記各吐出手段にそれぞれ対応してこれよりも前記アプローチ部側に設定された各位置検出位置で、前記レーン幅方向におけるボール位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置に応じ、該位置検出位置に対応した吐出手段への前記加圧気体の供給流量及び/又は供給圧力を調整して、該吐出手段からの吐出流量及び/又は吐出圧力を変化させることにより、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを更に備えてなることを特徴とする請求項2記載のボウリングゲーム装置。 【請求項6】 前記アプローチ部側に一番近い吐出手段よりも更にアプローチ部側において、前記レーン幅方向におけるボール位置、前記ボールの移動速度、及び前記ボールの移動方向を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するために、前記加圧気体を吐出させるべき吐出手段、並びに、該吐出手段から吐出させるべき吐出流量及び/又は吐出圧力を決定し、前記検出手段によって検出されるボール速度を基に、前記決定した吐出手段の吐出方向前方位置を前記ボールが通過するタイミングに合わせて、該吐出手段に、前記決定した吐出流量及び/又は吐出圧力に応じた供給流量及び/又は供給圧力の加圧気体を供給するように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを更に備えてなることを特徴とする請求項2記載のボウリングゲーム装置。 【請求項7】 前記吐出機構は、前記レーンの両外側に対峙して設けられ、前記レーン側に向けて前記加圧気体を吐出する2つの吐出手段と、前記各吐出手段をそれぞれ支持して前記レーン長手方向に沿って移動させる駆動手段とから構成され、 前記気体供給手段は、前記各吐出手段に前記加圧気体を供給するように構成されてなり、 更に、前記吐出手段の移動可能な範囲よりも前記アプローチ部側において前記ボールの移動速度を検出する速度検出手段と、 前記各吐出手段を、該各吐出手段の吐出方向前方位置に前記ボールが位置するように、前記速度検出手段によって検出されるボール速度に応じた速度で前記アプローチ部側から前記ピン群側に向け、前記ボールの移動に追随させて移動させるべく、前記駆動手段を制御するとともに、前記吐出手段の移動中、該各吐出手段に前記加圧気体を供給して連続的に若しくは断続的に吐出させべく、前記気体供給手段を制御する制御手段とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のボウリングゲーム装置。 【請求項8】 前記レーン長手方向において複数設定された各位置検出位置で、該レーン幅方向におけるボール位置を検出する位置検出手段を更に備え、 前記制御手段は、前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置を基に、予め設定されたレーン両側の端部領域内に前記ボールが位置しているか否かを確認して、位置していると判断すると、少なくとも前記ボールが位置しているレーン端部領域側の吐出手段に前記加圧気体を供給して一定時間吐出させるように、前記気体供給手段を制御するように構成されてなることを特徴とする請求項7記載のボウリングゲーム装置。 【請求項9】 前記吐出手段の移動可能な範囲よりも前記アプローチ部側において、前記レーン幅方向におけるボール位置及び前記ボールの移動方向を検出する検出手段を更に備え、 前記制御手段は、前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、予め設定されたレーン端部領域内に前記ボールを移動させないために、前記各吐出手段の移動方向において前記加圧気体を吐出させるべき区間、及び該加圧気体を吐出させるべき吐出手段を決定し、前記決定した吐出手段が前記決定した区間を通過する間、該吐出手段に前記加圧気体を供給して吐出させるように、前記気体供給手段を制御するように構成されてなることを特徴とする請求項7記載のボウリングゲーム装置。 【請求項10】 前記レーン長手方向において複数設定された各位置検出位置で、該レーン幅方向におけるボール位置を検出する位置検出手段を更に備え、 前記制御手段は、前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置に応じ、前記各吐出手段への前記加圧気体の供給流量及び/又は供給圧力を調整して、該各吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量及び/又は吐出圧力を変化させることにより、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するように、前記気体供給手段を制御するように構成されてなることを特徴とする請求項7記載のボウリングゲーム装置。 【請求項11】 前記吐出手段の移動可能な範囲よりも前記アプローチ部側において、前記レーン幅方向におけるボール位置及び前記ボールの移動方向を検出する検出手段を更に備え、 前記制御手段は、前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するために、前記各吐出手段の移動方向において前記加圧気体を吐出させるべき区間、該加圧気体を吐出させるべき吐出手段、並びに、該吐出手段から吐出させるべき吐出流量及び/又は吐出圧力を決定し、前記決定した吐出手段が前記決定した区間を通過する間、該吐出手段に、前記決定した吐出流量及び/又は吐出圧力に応じた供給流量及び/又は供給圧力の加圧気体を供給するように、前記気体供給手段を制御するように構成されてなることを特徴とする請求項7記載のボウリングゲーム装置。 【請求項12】 前記吐出機構は、前記レーンの両端部にその長手方向に沿って配置,埋設され、上方に向けて前記加圧気体を吐出する複数の吐出手段から構成され、 前記気体供給手段は、前記各吐出手段に前記加圧気体を供給するように構成されてなることを特徴とする請求項1記載のボウリングゲーム装置。 【請求項13】 前記各吐出手段にそれぞれ対応してこれよりも前記アプローチ部側に設定された各位置検出位置で、前記レーン幅方向におけるボール位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置を基に、該位置検出位置に対応した吐出手段が配設された側の予め設定されたレーン端部領域内に前記ボールが位置しているか否かを確認して、位置していると判断すると、前記吐出手段に前記加圧気体を供給して一定時間吐出させるように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを更に備えてなることを特徴とする請求項12記載のボウリングゲーム装置。 【請求項14】 前記アプローチ部側に一番近い吐出手段よりも更にアプローチ部側において、前記レーン幅方向におけるボール位置、前記ボールの移動速度、及び前記ボールの移動方向を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、予め設定されたレーン端部領域内に前記ボールを移動させないために、前記加圧気体を吐出させるべき吐出手段を決定し、前記検出手段によって検出されるボール速度を基に、前記決定した吐出手段の上方位置を前記ボールが通過するタイミングに合わせて、該吐出手段に前記加圧気体を供給して一定時間吐出させるように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを更に備えてなることを特徴とする請求項12記載のボウリングゲーム装置。 【請求項15】 前記吐出機構は、前記レーンの幅方向に沿って該レーンに単列若しくは複列で配置,埋設され、上方に向けて前記加圧気体を吐出する複数の吐出部を備えた吐出手段が、前記レーン長手方向に沿って複数配設されて構成され、 前記気体供給手段は、前記各吐出手段の各吐出部に前記加圧気体を供給するように構成されてなり、 更に、前記各吐出手段にそれぞれ対応してこれよりも前記アプローチ部側に設定された各位置検出位置で、前記レーン幅方向におけるボール位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置に応じ、該位置検出位置に対応した吐出手段の各吐出部への前記加圧気体の供給流量及び/又は供給圧力を調整して、該各吐出部からの吐出流量及び/又は吐出圧力を変化させることにより、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のボウリングゲーム装置。 【請求項16】 前記吐出機構は、前記レーンの幅方向に沿って該レーンに単列若しくは複列で配置,埋設され、上方に向けて前記加圧気体を吐出する複数の吐出部を備えた吐出手段が、前記レーン長手方向に沿って複数配設されて構成され、 前記気体供給手段は、前記各吐出手段の各吐出部に前記加圧気体を供給するように構成されてなり、 更に、前記アプローチ部側に一番近い吐出手段よりも更にアプローチ部側において、前記レーン幅方向におけるボール位置、前記ボールの移動速度、及び前記ボールの移動方向を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するために、前記加圧気体を吐出させるべき吐出手段及びその吐出部、並びに、該各吐出部から吐出させるべき吐出流量及び/又は吐出圧力を決定し、前記検出手段によって検出されるボール速度を基に、前記決定した吐出手段の各吐出部の上方位置を前記ボールが通過するタイミングに合わせて、該各吐出部に、前記決定した吐出流量及び/又は吐出圧力に応じた供給流量及び/又は供給圧力の加圧気体を供給するように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のボウリングゲーム装置。 【請求項17】 プレーヤの技量に応じて設定されたハンデを基に、プレー中のどのフレームにおいて前記気体供給手段を作動させるのかを決定した後、プレーの進行を監視して、プレーが該当するフレームに至ったとき、該気体供給手段から前記吐出手段に加圧気体を供給させる制御手段を更に備えてなることを特徴とする請求項2又は12記載のボウリングゲーム装置。 【請求項18】 前記制御手段は、プレーヤの技量に応じて設定されたハンデを基に、プレー中のどのフレームにおいて前記気体供給手段を作動させるのかを決定した後、プレーの進行を監視して、プレーが該当するフレームに至ったとき、該気体供給手段から前記吐出手段に加圧気体を供給させるように構成されてなることを特徴とする請求項3乃至11又は13乃至16記載のいずれかのボウリングゲーム装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、前方に複数のピンが整列,配置されたレーン上にボールを投じ、このレーン上を転動するボールにより前記ピンを倒して楽しむボウリングゲーム装置に関する。 【背景技術】 【0002】 前記ボウリングゲーム装置は、プレーヤがボールを投じる領域としてのアプローチ部と、このアプローチ部から延設され、投じられたボールが転動するレーンと、このレーンの前記アプローチ部側とは反対側の端部上に配置される複数のピンと、レーンの両側にこれに沿って設けられて、当該レーン上からこぼれ落ちるボールを受容する樋状のガターなどから構成され、プレーヤは、倒したピンの数によって決定される得点を競い合うことで当該ゲームを楽しむ。 【0003】 ところで、言うまでも無いことであるが、倒れるピンの数は、投じられたボールの方向、言い換えれば、配置されたピン群の何処にボールが当たるかに支配され、ボールをコントロールする技量の良し悪しで、得点が高くなったり低くなったりする。 【0004】 このため、ボールを旨くコントロールして投げることができない体格的に未発達の子供達の場合には、高得点を望むことができず、そればかりか、ボールがガターにばかり落ちてピンを倒すことができないといったことも起こり得る。この場合、ゲームへの興味がそがれ、一家団欒を目的とした家族でのゲームを楽しむことができない状態となる。 【0005】 そこで、従来、ボールがガターに落ちるのを防止するためのガター防止装置が種々提案されている。その一つに、レーンの両脇にこれに沿ってバー材を配設し、ガターとレーンとの境界近傍にあってボールがガターに落ちるのを阻止する阻止位置と、この阻止位置からガター側に退避した退避位置との間で、前記バー材を水平方向に平行移動させるように構成された装置がある(特開平7−155424号公報、特開平9−84923号公報及び特開平11−164931号公報参照)。 【0006】 このガター防止装置では、例えば、子供などボールを旨くコントロールできない者が投じる場合には、前記バー材を前記阻止位置に移動させ、他方、子供より体格の発達した大人が投じる場合には、前記バー材を前記退避位置に移動させる。 【0007】 こうすることにより、子供など投球方向が定まらない者の投じたボールが仮にガターに向かって転がるような場合でも、ボールは、阻止位置に配置されたバー材によりガターに落ちるのが阻止されてレーン上に維持され、最終的にピンと衝突し当該ピンが倒される。即ち、子供でも必ずピンを倒すことができ、確実に得点を挙げることができるのである。 【0008】 一方、大人がプレーする場合には、バー材が退避位置に配置され、投じられたボールがガターに向かうような場合にも、これが阻止されず、ボールはそのままガターに落ち込む。即ち、ガター防止装置を備えない通常のボウリングゲーム装置と同様のプレーを行うことができるのである。 【0009】 このように、上記ガター防止装置を用いると、子供でも必ずピンを倒して得点を挙げることができ、ゲームへの興味を相応に保つことができる。また、大人と同じレーンでプレーすることも可能であり、この意味において一家団欒を目的とした家族でのゲームを楽しむことができる。 【0010】 尚、上記の他に、前記阻止位置とこの阻止位置から下方に退避した位置の退避位置との間で、前記バー材を垂直方向に平行移動させるように構成されたもの(特開平10−151235号公報及び特開2002−65933号公報参照)や、レーンの長手方向に沿った軸線を中心としてガターをレーン側に回動させるように構成されたものもあり(特表平10−506031号公報参照)、いずれも上記装置と同様の役割を果たす。 【0011】 【特許文献1】特開平7−155424号公報 【特許文献2】特開平9−84923号公報 【特許文献3】特開平11−164931号公報 【特許文献4】特開平10−151235号公報 【特許文献5】特開2002−65933号公報 【特許文献6】特表平10−506031号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0012】 ところが、上記従来のガター防止装置では、自分の投じたボールがバー材などによってガターに落ちるのが防止されているのが見えるため、子供達は、自分の実力ではなく、ガター防止装置によってピンを倒すことができたと認識し、これにより、ボウリングに対する興味ややる気を失って、家族でのゲームを十分に楽しむことができないという問題があった。 【0013】 本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、プレーヤに認識されることなく、ボールがガターに落ちるのを防止することができるボウリングゲーム装置の提供をその目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0014】 上記目的を達成するための本発明は、 プレーヤがボールを投じる領域としてのアプローチ部と、該アプローチ部から延設され、前記プレーヤの投じたボールが転動するレーンと、該レーンの前記アプローチ部側とは反対側の端部上に整列,配置される複数のピンと、前記レーンの両側にこれに沿って設けられて、前記レーン上からこぼれ落ちるボールを受容する樋状のガターとを備えたボウリングゲーム装置において、 前記レーン長手方向の複数の位置で、前記レーン上を転動するボールに向けて加圧気体を吐出し、吐出した加圧気体によって前記ボールが前記ガターに落ちるのを防止する吐出機構と、前記吐出機構に前記加圧気体を供給して吐出させる気体供給手段とを更に備えてなることを特徴とするボウリングゲーム装置に係る。 【0015】 このボウリングゲーム装置によれば、プレーヤがレーン上にボールを投じると、当該ボールは、気体供給手段により吐出機構に供給されて当該吐出機構から吐出される加圧気体によりガターに落ちるのが防止されつつ、レーン上をピン群側に向けて転動し、ピンに衝突する。 【0016】 また、加圧気体は無色透明であることから、プレーヤは、当該加圧気体によってボールがガターに落ちるのが防止されていることを認識することはなく、自分の実力によりボールをピンに衝突させて当該ピンを倒すことができたと思わせることができる。 【0017】 斯くして、本発明に係るボウリングゲーム装置によれば、投球方向を定めてボールを投げられない子供達であっても、確実にピンを倒して着実に得点を挙げることができるとともに、当該子供達にボウリングの腕前が上がったと錯覚させることができるので、ゲームへの興味を失わせることはなく、家族でのゲームを和気藹々と楽しませることができる。 【0018】 尚、前記吐出機構は、前記レーンの両外側に該レーン長手方向に沿って配設され、前記レーン側に向けて前記加圧気体を吐出する複数の吐出手段から構成され、前記気体供給手段は、前記各吐出手段に前記加圧気体を供給するように構成されていても良く、このようにすれば、各吐出手段によってレーン両外側からレーン内側に向けて吐出される加圧気体により、ボールがガターに落ちるのが防止される。 【0019】 ここで、各吐出手段は、例えば、レーンの両外側にその長手方向に沿って片側ずつ互い違いに配置したり、レーンの両外側に対峙させて配置したものを一組としてレーン長手方向に沿って複数組設けると良い。また、吐出手段から吐出される加圧気体の吐出方向は、レーン幅方向からピン群側に向いた斜め方向に設定することが好ましく、このようにすると、加圧気体をボールの移動方向後方側から当てることができるので、ボールがガターに落ちるのを防止することに加え、ボールの移動速度を上げることができる。ボールの移動速度を上げると、ピン衝突時の衝突エネルギを大きくすることができるため、遅い球速でしかボールを投げられない子供達であっても、より多くのピンを倒すことが可能となる。 【0020】 また、前記ボウリングゲーム装置は、前記各吐出手段にそれぞれ対応してこれよりも前記アプローチ部側に設定された各位置検出位置で、前記レーン幅方向におけるボール位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置を基に、該位置検出位置に対応した吐出手段が配設された側の予め設定されたレーン端部領域内に前記ボールが位置しているか否かを確認して、位置していると判断すると、前記吐出手段に前記加圧気体を供給して一定時間吐出させるように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを更に備えて構成されていても良い。 【0021】 このようにすれば、位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置を基に、ボールが吐出手段配設側のレーン端部領域内に位置しているか否か(即ち、レーン端部領域内を転動しているか否か)が確認されて、位置していると判断された場合に、当該吐出手段から加圧気体が吐出されるので、例えば、レーンの中央部を転動しているボールが、加圧気体により、ガター側に向けて移動せしめられるといった不都合を効果的に防止することができる。 【0022】 また、前記制御装置は、次のように構成されていても良く、即ち、前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置に応じ、該位置検出位置に対応した吐出手段への前記加圧気体の供給流量及び/又は供給圧力を調整して、該吐出手段からの吐出流量及び/又は吐出圧力を変化させることにより、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するように、前記気体供給手段を制御するように構成される。 【0023】 このようにすれば、位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置に応じ、当該位置検出位置に対応した吐出手段への加圧気体の供給流量及び/又は供給圧力が調整されて、当該吐出手段からの吐出流量及び/又は吐出圧力が変化せしめられるので、レーン上を転動するボールは、当該調整された加圧気体によってレーン幅方向における位置が制御されつつピン群の所定部分(第1投目のときは、ピン群の中央付近に向けて、第2投目のときは、第1投目で倒すことができなかったピンに向けて)に向けて案内される。 【0024】 例えば、ボールがレーン端部を転動しており、ボールをレーン中央よりに移動させる場合には、当該端部側の吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量や吐出圧力が高められたり、ボールをレーン端部側をこのまま転動させる場合には、各吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量や吐出圧力がゼロとされたり(即ち、加圧気体の吐出が停止されたり)、また、ボールがレーン中央よりを移動しており、ボールをレーン端部側に移動させる場合には、移動させる方向と反対側のレーン端部側の吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量や吐出圧力が高められたり、ボールをレーン中央よりをこのまま転動させる場合には、各吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量や吐出圧力がゼロとされる。 【0025】 このようにしてボールが案内されることで、子供達は必ず多くのピンを倒すことができ、場合によってはストライクやスペアを取ることができる。また、子供と大人が同じレーンでプレーしても、子供達も大人と同等に高得点を挙げることが可能であるので、ゲームへの興味を失うことなく、家族でのゲームを互いに同等のプレーヤとして競い合うことができる。 【0026】 また、前記ボウリングゲーム装置は、前記アプローチ部側に一番近い吐出手段よりも更にアプローチ部側において、前記レーン幅方向におけるボール位置、前記ボールの移動速度、及び前記ボールの移動方向を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、予め設定されたレーン端部領域内に前記ボールを移動させないために、前記加圧気体を吐出させるべき吐出手段を決定し、前記検出手段によって検出されるボール速度を基に、前記決定した吐出手段の吐出方向前方位置を前記ボールが通過するタイミングに合わせて、該吐出手段に前記加圧気体を供給して一定時間吐出させるように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを更に備えて構成されていても良い。 【0027】 このようにすれば、検出手段によって、レーン上を転動するボールの、レーン幅方向における位置,移動速度及び移動方向が検出されるとともに、制御手段によって、検出ボール位置,検出ボール移動方向及び検出ボール速度を基に気体供給手段が制御される。尚、ボールの移動方向は、例えば、ある2点におけるボール位置をそれぞれ検出し、検出した各ボール位置と当該2点間の距離とを基に検出することができる。 【0028】 即ち、検出ボール位置及び検出ボール移動方向を基にボールの移動経路が推定されて、推定移動経路を基に、レーン端部領域内にボールを移動させないために、加圧気体を吐出させるべき吐出手段が決定された後、検出ボール速度を基にボールが通過するタイミングに合わせて、前記決定された吐出手段から加圧気体が吐出される。 【0029】 例えば、推定移動経路により、アプローチ部側から3番目に配置された吐出手段の近傍位置で、ボールが当該吐出手段配置側のレーン端部領域内に侵入することが確認されたとすると、当該3番目の吐出手段から加圧気体が吐出されたり、更に、必要に応じて、2番目や4番目などの吐出手段からも加圧気体が吐出され、これにより、ボールのレーン端部領域内への移動(侵入)が防止される。したがって、このようにしても、上記と同様に、必要なときにのみ、吐出手段から加圧気体を吐出させることができる。 【0030】 また、前記制御手段は、前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するために、前記加圧気体を吐出させるべき吐出手段、並びに、該吐出手段から吐出させるべき吐出流量及び/又は吐出圧力を決定し、前記検出手段によって検出されるボール速度を基に、前記決定した吐出手段の吐出方向前方位置を前記ボールが通過するタイミングに合わせて、該吐出手段に、前記決定した吐出流量及び/又は吐出圧力に応じた供給流量及び/又は供給圧力の加圧気体を供給するように、前記気体供給手段を制御するように構成されていても良い。 【0031】 このようにすれば、検出ボール位置及び検出ボール移動方向を基にボールの移動経路が推定されて、推定移動経路を基に、ボールをピン群の所定部分に向けて案内するために、加圧気体を吐出させるべき吐出手段、並びに、加圧気体の吐出流量及び/又は吐出圧力が決定された後、検出ボール速度を基にボールが通過するタイミングに合わせて、前記決定された吐出手段から、前記決定された吐出流量及び/又は吐出圧力の加圧気体が吐出されるので、このようにしても、上述と同様の効果を得ることができる。 【0032】 また、前記吐出機構は、前記レーンの両外側に対峙して設けられ、前記レーン側に向けて前記加圧気体を吐出する2つの吐出手段と、前記各吐出手段をそれぞれ支持して前記レーン長手方向に沿って移動させる駆動手段とから構成され、前記気体供給手段は、前記各吐出手段に前記加圧気体を供給するように構成され、前記ボウリングゲーム装置は、更に、前記吐出手段の移動可能な範囲よりも前記アプローチ部側において前記ボールの移動速度を検出する速度検出手段と、前記各吐出手段を、該各吐出手段の吐出方向前方位置に前記ボールが位置するように、前記速度検出手段によって検出されるボール速度に応じた速度で前記アプローチ部側から前記ピン群側に向け、前記ボールの移動に追随させて移動させるべく、前記駆動手段を制御するとともに、前記吐出手段の移動中、該各吐出手段に前記加圧気体を供給して連続的に若しくは断続的に吐出させべく、前記気体供給手段を制御する制御手段とを備えて構成されていても良い。 【0033】 この場合、プレーヤがレーン上にボールを投じ、これがレーン上をピン群側に向けて転動すると、速度検出手段によってボールの移動速度が検出されるとともに、制御手段により駆動手段が制御されて、各吐出手段が、その吐出方向前方位置にボールが位置するように、当該検出ボール速度に応じた速度でアプローチ部側からピン群側に向け、ボールの移動に追随させて移動せしめられる。 【0034】 そして、その移動途中では、制御手段による制御の下、気体供給手段から各吐出手段に加圧気体が供給されて連続的に若しくは断続的に吐出され、このようにして、レーン両外側からレーン中央側に向けて吐出される加圧気体により、レーン上のボールがガターに落ちるのが防止され、上記と同様の効果を得ることができる。 【0035】 尚、加圧気体を連続的に吐出させる方が、断続的に吐出させる場合に比べ、より確実にガターへのボールの落下を防止することができるので好ましく、また、各吐出手段から吐出される加圧気体の吐出方向は、上述したように、レーン幅方向からピン群側に向いた斜め方向に設定することが好ましい。 【0036】 また、前記ボウリングゲーム装置は、前記レーン長手方向において複数設定された各位置検出位置で、該レーン幅方向におけるボール位置を検出する位置検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置を基に、予め設定されたレーン両側の端部領域内に前記ボールが位置しているか否かを確認して、位置していると判断すると、少なくとも前記ボールが位置しているレーン端部領域側の吐出手段に前記加圧気体を供給して一定時間吐出させるように、前記気体供給手段を制御するように構成されていても良い。 【0037】 このようにすれば、位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置を基に、レーン両側の端部領域内にボールが位置しているか否かが確認されて、位置していると判断された場合に、少なくともボールが位置しているレーン端部領域側の吐出手段から加圧気体が吐出されるので、上記と同様に、例えば、レーンの中央部を転動しているボールが、加圧気体により、ガター側に向けて移動せしめられるといった不都合が効果的に防止される。 【0038】 また、前記制御装置は、次のように構成されていても良く、即ち、前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置に応じ、前記各吐出手段への前記加圧気体の供給流量及び/又は供給圧力を調整して、該各吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量及び/又は吐出圧力を変化させることにより、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するように、前記気体供給手段を制御するように構成される。 【0039】 このようにすれば、位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置に応じ、各吐出手段への加圧気体の供給流量及び/又は供給圧力が調整されて、当該各吐出手段からの吐出流量及び/又は吐出圧力が変化せしめられるので、上記と同様に、レーン上を転動するボールは、当該調整された加圧気体によってピン群の所定部分に向けて案内されつつ転動する。 【0040】 例えば、ボールがレーン端部を転動しており、ボールをレーン中央よりに移動させる場合には、当該端部側の吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量や吐出圧力が高められるとともに、もう一方の吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量や吐出圧力がゼロとされたり(即ち、加圧気体の吐出が停止されたり)、ボールをレーン端部側をこのまま転動させる場合には、各吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量や吐出圧力がゼロとされたり、また、ボールがレーン中央よりを移動しており、ボールをレーン端部側に移動させる場合には、移動させる方向と反対側のレーン端部側の吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量や吐出圧力が高められるとともに、もう一方の吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量や吐出圧力がゼロとされたり、ボールをレーン中央よりをこのまま転動させる場合には、各吐出手段から吐出される加圧気体の吐出流量や吐出圧力がゼロとされる。したがって、このようにしても、上記と同様の効果が得られる。 【0041】 また、前記ボウリングゲーム装置は、前記吐出手段の移動可能な範囲よりも前記アプローチ部側において、前記レーン幅方向におけるボール位置及び前記ボールの移動方向を検出する検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、予め設定されたレーン端部領域内に前記ボールを移動させないために、前記各吐出手段の移動方向において前記加圧気体を吐出させるべき区間、及び該加圧気体を吐出させるべき吐出手段を決定し、前記決定した吐出手段が前記決定した区間を通過する間、該吐出手段に前記加圧気体を供給して吐出させるように、前記気体供給手段を制御するように構成されていても良い。 【0042】 このようにすれば、検出手段によって、レーン上を転動するボールの、レーン幅方向における位置,移動速度及び移動方向が検出されるとともに、制御手段により気体供給手段が制御されて各吐出手段からの加圧気体の吐出が制御される。 【0043】 即ち、検出ボール位置及び検出ボール移動方向を基にボールの移動経路が推定されて、推定移動経路を基に、レーン端部領域内にボールを移動させないために、加圧気体を吐出させるべき区間、及び加圧気体を吐出させるべき吐出手段(どちら側の吐出手段から加圧気体を吐出させるか)が決定された後、前記決定された吐出手段が前記決定された区間を通過する間、当該吐出手段から加圧気体が吐出される。これにより、上記と同様の効果が奏される。 【0044】 また、前記制御手段は、前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するために、前記各吐出手段の移動方向において前記加圧気体を吐出させるべき区間、該加圧気体を吐出させるべき吐出手段、並びに、該吐出手段から吐出させるべき吐出流量及び/又は吐出圧力を決定し、前記決定した吐出手段が前記決定した区間を通過する間、該吐出手段に、前記決定した吐出流量及び/又は吐出圧力に応じた供給流量及び/又は供給圧力の加圧気体を供給するように、前記気体供給手段を制御するように構成されていても良い。 【0045】 このようにすれば、検出ボール位置及び検出ボール移動方向を基にボールの移動経路が推定されて、推定移動経路を基に、ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するために、加圧気体を吐出させるべき区間、加圧気体を吐出させるべき吐出手段、並びに、加圧気体の吐出流量及び/又は吐出圧力が決定された後、前記決定された吐出手段が前記決定された区間を通過する間、当該吐出手段から前記決定された吐出流量及び/又は吐出圧力の加圧気体が吐出されるので、上述と同様の効果が得られる。 【0046】 また、前記吐出機構は、前記レーンの両端部にその長手方向に沿って配置,埋設され、上方に向けて前記加圧気体を吐出する複数の吐出手段から構成され、前記気体供給手段は、前記各吐出手段に前記加圧気体を供給するように構成されていても良い。 【0047】 この場合、プレーヤがレーン上にボールを投じ、これがレーン上を転動すると、当該ボールは、気体供給手段により各吐出手段に供給されて当該各吐出手段から上方に向けて吐出される加圧気体により、ガターに落ちるのが防止されつつ転動するので、上記と同様の効果を得ることができる。尚、各吐出手段は、例えば、レーンの長手方向に沿って片側ずつ互い違いに配置したり、レーン長手方向の同じ位置に配置したものを一組として当該長手方向に沿って複数組設けると良い。 【0048】 また、前記ボウリングゲーム装置は、前記各吐出手段にそれぞれ対応してこれよりも前記アプローチ部側に設定された各位置検出位置で、前記レーン幅方向におけるボール位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置を基に、該位置検出位置に対応した吐出手段が配設された側の予め設定されたレーン端部領域内に前記ボールが位置しているか否かを確認して、位置していると判断すると、前記吐出手段に前記加圧気体を供給して一定時間吐出させるように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを更に備えて構成されていても良い。 【0049】 このようにすれば、位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置を基に、ボールが吐出手段配設側のレーン端部領域内に位置しているか否か(レーン端部を転動しているか否か)が確認されて、位置していると判断された場合に、当該吐出手段から加圧気体が吐出されるので、加圧気体の吐出を効率的に行うことができる。 【0050】 また、前記ボウリングゲーム装置は、前記アプローチ部側に一番近い吐出手段よりも更にアプローチ部側において、前記レーン幅方向におけるボール位置、前記ボールの移動速度、及び前記ボールの移動方向を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、予め設定されたレーン端部領域内に前記ボールを移動させないために、前記加圧気体を吐出させるべき吐出手段を決定し、前記検出手段によって検出されるボール速度を基に、前記決定した吐出手段の上方位置を前記ボールが通過するタイミングに合わせて、該吐出手段に前記加圧気体を供給して一定時間吐出させるように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを更に備えて構成されていても良い。 【0051】 このようにすれば、検出手段によって、レーン上を転動するボールの、レーン幅方向における位置,移動速度及び移動方向が検出されるとともに、制御手段によって気体供給手段が制御され、即ち、検出ボール位置及び検出ボール移動方向を基にボールの移動経路が推定されて、推定移動経路を基に、レーン端部領域内にボールを移動させないために、加圧気体を吐出させるべき吐出手段が決定された後、検出ボール速度を基にボールが通過するタイミングに合わせて、前記決定された吐出手段から加圧気体が吐出される。したがって、上記と同様に、加圧気体の吐出を効率的に行うことができる。 【0052】 また、前記吐出機構は、前記レーンの幅方向に沿って該レーンに単列若しくは複列で配置,埋設され、上方に向けて前記加圧気体を吐出する複数の吐出部を備えた吐出手段が、前記レーン長手方向に沿って複数配設されて構成され、前記気体供給手段は、前記各吐出手段の各吐出部に前記加圧気体を供給するように構成され、前記ボウリングゲーム装置は、更に、前記各吐出手段にそれぞれ対応してこれよりも前記アプローチ部側に設定された各位置検出位置で、前記レーン幅方向におけるボール位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段によって順次検出される各位置検出位置でのボール位置に応じ、該位置検出位置に対応した吐出手段の各吐出部への前記加圧気体の供給流量及び/又は供給圧力を調整して、該各吐出部からの吐出流量及び/又は吐出圧力を変化させることにより、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを備えて構成されていても良い。 【0053】 この場合、プレーヤによって投じられたボールがレーン上を転動すると、位置検出手段によって各位置検出位置でのボール位置が順次検出されるとともに、当該各位置検出位置でのボール位置を基に、制御手段により気体供給手段が制御されて、位置検出位置に対応した吐出手段の検出ボール位置に応じた吐出部から加圧気体が吐出される。 【0054】 例えば、レーン端部を転動しているボールをレーン中央よりに移動させる場合には、レーン長手方向と平行であり且つボールの中心位置を通る鉛直面よりも当該端部側のボール表面の下方に位置する吐出部が検出ボール位置から認識されて、当該吐出部から加圧気体が吐出され、また、レーン中央よりを転動しているボールをレーン端部側に移動させる場合には、前記鉛直面を挟んで当該端部側とは反対側のボール表面の下方に位置する吐出部が検出ボール位置から認識されて、当該吐出部から加圧気体が吐出される。 【0055】 また、このとき、位置検出手段による検出ボール位置に応じ、各吐出部への加圧気体の供給流量及び/又は供給圧力が調整されて、当該各吐出部からの吐出流量及び/又は吐出圧力が変化せしめられており、レーン上を転動するボールは、当該調整された加圧気体によってピン群の所定部分に向けて案内されつつ転動する。したがって、上記と同様の効果が得られる。 【0056】 また、前記吐出機構は、前記レーンの幅方向に沿って該レーンに単列若しくは複列で配置,埋設され、上方に向けて前記加圧気体を吐出する複数の吐出部を備えた吐出手段が、前記レーン長手方向に沿って複数配設されて構成され、前記気体供給手段は、前記各吐出手段の各吐出部に前記加圧気体を供給するように構成され、前記ボウリングゲーム装置は、更に、前記アプローチ部側に一番近い吐出手段よりも更にアプローチ部側において、前記レーン幅方向におけるボール位置、前記ボールの移動速度、及び前記ボールの移動方向を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出されるボール位置及びボール移動方向を基に前記ボールの移動経路を推定して、推定した移動経路を基に、前記ボールを前記ピン群の所定部分に向けて案内するために、前記加圧気体を吐出させるべき吐出手段及びその吐出部、並びに、該各吐出部から吐出させるべき吐出流量及び/又は吐出圧力を決定し、前記検出手段によって検出されるボール速度を基に、前記決定した吐出手段の各吐出部の上方位置を前記ボールが通過するタイミングに合わせて、該各吐出部に、前記決定した吐出流量及び/又は吐出圧力に応じた供給流量及び/又は供給圧力の加圧気体を供給するように、前記気体供給手段を制御する制御手段とを備えて構成されていても良い。 【0057】 このようにすれば、検出手段によって検出される、ボールのレーン幅方向における位置及び移動速度を基にボールの移動経路が推定されて、推定移動経路を基に、ボールをピン群の所定部分に向けて案内するために、加圧気体を吐出させるべき吐出手段及びその吐出部、並びに、加圧気体の吐出流量及び/又は吐出圧力が決定された後、検出手段によって検出されるボールの移動速度を基にボールが通過するタイミングに合わせて、前記決定された吐出手段の各吐出部から、前記決定された吐出流量及び/又は吐出圧力の加圧気体が吐出されるので、上述と同様の効果が奏される。 【0058】 また、吐出手段(吐出部)から加圧気体を吐出するに当たっては、プレーヤの技量に応じて設定されたハンデを基に、プレー中のどのフレームにおいて前記気体供給手段を作動させるのかを決定した後、プレーの進行を監視して、プレーが該当するフレームに至ったとき、該気体供給手段から前記吐出手段に加圧気体を供給させるように、制御手段を設けたり、制御手段を構成することが好ましい。 【0059】 ボールがガターに落ちるのを常に防止したり、ボールを常に案内したのでは、プレーヤの実力に関係なく常にハイレベルな得点を挙げることが可能であり、この場合、却ってゲームに対する興味がそがれることになる。そこで、上述のように、プレーヤの技量に応じ設定されるハンデを基にして、気体供給手段を作動させるフレームを決定し、決定されたフレームにおいてのみ、気体供給手段から吐出手段に加圧気体を供給させるようにすれば、プレーヤ間のハンデを加味した仮想上の実力を拮抗させたものとすることができ、各プレーヤは当該ゲームを通して所謂真剣勝負を行うことができる。 【0060】 また、ボウリングゲームの場合、その得点は各フレームにおいて倒したピン数を単純に合計するものではなく、ストライクが連続する回数や、スペアをとった後のフレームにおける第1投目の転倒ピン数によって得点が変動する。したがって、ボールがガターに落ちるのを防止したり、ボールを案内するフレームにおいてストライクやスペアが取れたとしても、その前後のフレームの状態(ストライク、スペア、オープンフレームなど)如何によっては、高得点になることもあるし、得点が上がらないこともあり得る。即ち、ボールがガターに落ちるのを防止したり、ボールを案内したとしても、必ずしも同じ結果が得られるとは限らない不確実性が残っているのであり、この不確実性によって、ボウリングゲームの面白さが維持され、プレーヤの興味が損なわれることはない。 【発明の効果】 【0061】 以上述べたように、上記構成を備えた本発明によれば、加圧気体を吐出することによって、プレーヤに認識されることなく、ボールがガターに落ちるのを防止することができるので、ゲームへの興味を失わせることなく、家族でのゲームを和気藹々と楽しませることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0062】 以下、本発明の具体的な実施形態について添付図面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るボウリングゲーム装置の概略構成を示した斜視図であり、図2はその側断面図、図3は平面図である。また、図4は、本実施形態に係るボウリングゲーム装置の制御系を含めた概略構成を示すブロック図である。 【0063】 図1乃至図3に示すように、本例のボウリングゲーム装置1は、プレーヤがボールbを投じる領域として設定されたアプローチ部2と、このアプローチ部2から延設され、プレーヤの投じたボールbが転動するレーン3と、このレーン3のアプローチ部2側とは反対側の端部上に整列,配置された10本のピン5と、このレーン3の両側にこれに沿って設けられた樋状のガター4,4と、レーン3上を転動するボールbがピン5群の所定部分に向かうように案内する案内装置20などを備えており、これらの複数組が横方向に並設されている。 【0064】 相互に隣接する前記ガター4,4間には分離部6が設けられており、レーン3及びガター4,4から構成される各プレー領域が、この分離部6によって相互に分離されている。また、ピン5が配置される部分の両側のガター4,4間には隔壁7が設けられ、この隔壁7によっても前記各プレー領域が分離されている。また、レーン3の上方の前記隔壁7,7間には、フロントカバー8が設けられ、このフロントカバー8及び前記隔壁7によって囲まれる空間内の前記レーン3上に10本のピン5が配置される。 【0065】 また、前記隔壁7,7及びフロントカバー8によって囲まれた領域内には、図4に示したピンセッタ10及びピン排出装置11が設けられ、レーン3の延長上には、レーン3上又はガター4内を通過したボールb、並びにレーン3上から排出されたピン5を回収して、ボールbをアプローチ部2側に、ピン5をピンセッタ10にそれぞれ供給する、同じく図4に示した回収供給装置9が配設されている。 【0066】 前記ピンセッタ10は、上下動してピン5をレーン3上に起立状態で載置する装置であり、前記ピン排出装置11は、レーン3上及びガター4内のピン5を回収供給装置9側に排出する装置であり、これらピンセッタ10及びピン排出装置11は、制御装置40によってその作動が制御され、相互に連動して動作する。 【0067】 具体的には、レーン3上に10本のピン5が起立,載置された状態で、第1投目のボールbが投じられ、これが回収供給装置9に到達すると、ピンセッタ10が降下し、起立状態でレーン3上に残ったピン5を把持して上昇する。尚、図4に示すように、ピンセッタ10にはピン検知センサ30が付設されており、このピン検知センサ30によって把持ピン数(残ピン数)及び何番ピン(どの位置に配置されたピン)が残ったかが検知される。 【0068】 ピンセッタ10により把持されたピン5が存在する場合には、次に、ピン排出装置11が作動して、転倒状態でレーン3上に転がっているピン5及びガター4内にあるピン5を回収供給装置9側に排出し、ついで、ピンセッタ10が降下して把持したピン5をレーン3上に載置した後、このピンセッタ10が上昇して、第1投後のピンセットを完了する。 【0069】 そして、第2投目のボールbが投じられ、これが回収供給装置9に到達すると、ピン排出装置11が作動して、レーン3上にある全てのピン5及びガター4内にあるピン5を回収供給装置9側に排出し、ついで、ピンセッタ10が降下して10本のピン5をレーン3上に載置した後、このピンセッタ10が上昇して、第2投後(即ち、第1投前)のピンセットを完了する。 【0070】 一方、上記第1投後のピンセットの際に、ピンセッタ10により把持されたピン5が無い場合、即ち、ストライクであった場合には、ピン排出装置11が作動して、転倒状態でレーン3上に転がっているピン5及びガター4内にあるピン5を回収供給装置9側に排出し、ついで、ピンセッタ10が降下して10本のピン5をレーン3上に載置した後、このピンセッタ10が上昇してピンセットを完了する。 【0071】 前記案内装置20は、分離部6の上方位置にレーン3及びガター4,4を挟んで対峙するように配置された複数のノズル体21と、分離部6の上方位置に設けられ、各ノズル体21が取り付けられる2本の供給管22と、流量調整機構23,24を介して各供給管22に接続し、各ノズル体21に圧縮空気を供給する圧縮空気供給源25と、レーン3長手方向の複数の位置においてレーン3幅方向におけるボール位置を検出する位置検出機構26とから構成される。尚、流量調整機構23,24及び圧縮空気供給源25は、前記制御装置40によってその作動が制御される。 【0072】 前記ノズル体21は、対峙した各ノズル体21を一組としてレーン3長手方向に複数組設けられており、圧縮空気供給源25から供給された圧縮空気をレーン3上におけるボールb転動領域内であって、ボールbの中心位置と略同じ高さ位置となる水平方向、且つレーン3幅方向からピン5群側に向いた斜め方向に向けて吐出するように構成されている。また、一組のノズル体21は、アプローチ部2側に近い方から順に、第1ノズル体21a,第2ノズル体21b,第3ノズル体21c,第4ノズル体21d及び第5ノズル体21eとする。 【0073】 前記各供給管22は、分離部6上に立設された支持部材28によって支持され、レーン3の長手方向に沿って配置されており、一方端側が隔壁7内に嵌挿されている。また、各供給管22の一方端側は、圧縮空気供給源25に接続している。 【0074】 前記流量調整機構23,24は、供給管22内に供給される圧縮空気の流量、即ち、各ノズル体21から吐出される圧縮空気の流量を調整するものであり、供給管22及び圧縮空気供給源25とともに、特許請求の範囲に言う気体供給手段として機能する。 【0075】 前記位置検出機構26は、レーン3幅方向に沿って当該レーン3中に埋設された、近接スイッチなどからなる複数の位置検出センサ27を備え、これを一組としてその複数組が、前記一組のノズル体21にそれぞれ対応してこれよりもアプローチ部2側に設けられている。また、この一組の位置検出センサ27は、アプローチ部2側に一番近いノズル体21に対応する位置検出センサ27とアプローチ部2との間にも配置されている。 【0076】 また、一組の位置検出センサ27は、アプローチ部2側に近い方から順に、第1センサ列27a,第2センサ列27b,第3センサ列27c,第4センサ列27d,第5センサ列27e及び第6センサ列27fとし、第2センサ列27bと第1ノズル体21aとが、第3センサ列27cと第2ノズル体21bとが、第4センサ列27dと第3ノズル体21cとが、第5センサ列27eと第4ノズル体21dとが、第6センサ列27fと第5ノズル体21eとがそれぞれ対応している。 【0077】 前記制御装置40は、図4に示すように、機械制御部41,スコア演算部42,スコア記憶部43,スコア表示部44,案内実行部45,プレーヤ情報記憶部46及び実行情報記憶部47などを備えており、機械制御部41は、ピンセッタ10,ピン排出装置11,回収供給装置9及び案内装置20(流量調整機構23,24及び圧縮空気供給源25)の作動を制御する。 【0078】 前記プレーヤ情報記憶部46は、所定のレーン3でプレーするプレーヤの情報、例えば、プレーヤの氏名,性別,年齢,ハンデなどの個人情報の他、プレーヤのプレー順などに関する情報を記憶する機能部であり、外部の入力装置32から入力された前記情報を記憶する。 【0079】 前記スコア演算部42は、プレーヤ情報記憶部46からプレーヤの情報を読み出し、各プレーヤのプレー順やその個人情報を認識するとともに、機械制御部41から制御に係るデータを受信してプレーの進行状態を認識し且つ前記ピン検知センサ30からピン5の転倒状態に係るデータを各プレーごとに受信して、各プレーヤごとのスコアを随時演算し、演算したスコアに係るデータをプレーヤの情報とともに前記スコア記憶部43に格納する。 【0080】 そして、前記スコア表示部44は、スコア記憶部43に格納された各プレーヤごとのスコア及びその個人情報を読み出し、ディスプレイなどの表示装置31にこれを表示させる。この表示装置31は、アプローチ部2の手前側に設定されたプレーヤの待機場所からプレーヤが視認し得る位置(例えば、待機場所の上方)に設置され、各プレーヤは、表示装置31に表示された内容を確認することでゲームの進行状態や各プレーヤのスコアを認識する。 【0081】 前記案内実行部45は、プレーヤ情報記憶部46に格納された各プレーヤのハンデを認識し、認識したハンデを基に、プレー中のどのフレームにおいて案内装置20(圧縮空気供給源25及び流量調整機構23,24)を作動させるかを決定した後、プレーの進行状態を監視して、プレーが該当するフレームに至ったとき、当該案内装置20を作動させてボールbを案内する処理を実行する。 【0082】 具体的には、まず、プレーヤ情報記憶部46に格納された各プレーヤのハンデ及びプレー順を認識し、認識した各プレーヤのハンデを基に、前記実行情報記憶部47に格納されたハンデと実行フレーム数との相関を定めた図5に示す如きデータテーブルを参照し、得られたフレーム数を基に、どのフレームでボールbの案内処理を実行するのかを各プレーヤごとに決定する。 【0083】 尚、図5に示したデータテーブルは、入力装置32から入力され、実行情報記憶部47に予め格納される。また、実行フレームの決定に当っては、例えば、実行フレームの組み合わせに係る幾つかのパターンを実行フレーム数に応じて予め設定しておき、この中から1つのパターンをランダムに選択するようにしても良く、或いは、乱数などを用いて実行フレームを決定しても良い。 【0084】 この後、機械制御部41に対してプレーの開始を出力し、プレーヤがゲームを実行可能な状態にする。以後、機械制御部41から制御に係るデータを随時受信し、プレーヤ情報記憶部46に格納されたプレー順序に係る情報と併せてプレーの進行状態を各プレーヤごとにゲーム終了となるまで監視する。 【0085】 そして、上記のようにして決定した実行フレームでは、第1センサ列27a,第2センサ列27b,第3センサ列27c,第4センサ列27d,第5センサ列27e及び第6センサ列27fから順次得られる検出信号を基に、ボールbの案内処理を実行する。尚、第1投目の場合には、ボールbがピン5群の中央付近に向けて、第2投目の場合には、第1投目で倒すことができなかったピン5に向けて移動するように、ボールbを案内する。 【0086】 まず、第1投目の場合について説明する。ボールbの転動により、第1及び第2センサ列27a,27bからの検出信号が得られると、当該第1及び第2センサ列27a,27bを構成する位置検出センサ27の内、どの位置検出センサ27がボールbを検出したかを基に、レーン3上を転動するボールbのレーン3幅方向における位置を認識して、第1ノズル体21aを構成するノズル体21の内、ボールbに近い方のノズル体21を認識する。また、第1センサ列27a及び第2センサ列27bでの各検出ボール位置から位置変化量を算出して、算出した位置変化量とレーン3長手方向におけるセンサ列27a,27b間距離とを基にボールbの移動方向を算出するとともに、第1センサ列27aと第2センサ列27bとの間における検出時間差と前記センサ列27a,27b間距離とを基にボールbの移動速度を算出する。 【0087】 そして、認識した位置、算出した移動方向及び移動速度を基に、これらに応じた吐出流量の圧縮空気が、ボールbに近い方のノズル体21(第1ノズル体21a)から当該ノズル体21の前方位置をボールbが通過するときに吐出されるように制御信号を機械制御部41に送信し、当該機械制御部41による制御の下、流量調整機構23,24により流量調整された圧縮空気を圧縮空気供給源25から当該ノズル体21に供給して吐出させる。 【0088】 尚、ボールbがノズル体21の前方位置を通過するタイミングは、算出したボールb移動速度などを基に算出することができる。また、各ノズル体21には、制御弁が設けられていないため、第1,第2,第3,第4及び第5ノズル体21a,21b,21c,21d,21eの一方側のすべてのノズル体21から圧縮空気が吐出されることになるが、第1ノズル体21aから吐出された圧縮空気のみがボールbに当たる。 【0089】 この後、ボールbの転動によって、第3センサ列27cからの検出信号が得られると、当該第3センサ列27cからの検出信号を基に、上記と同様にして、レーン3幅方向におけるボールb位置を認識し、第2ノズル体21bを構成するノズル体21の内、ボールbに近い方のノズル体21を認識する。また、第2センサ列27b及び第3センサ列27cでの各検出ボール位置などからボールbの移動方向を算出するとともに、第2センサ列27bと第3センサ列27cとの間における検出時間差などからボールbの移動速度を算出する。 【0090】 そして、第1ノズル体21のときと同様に、認識した位置、算出した移動方向及び移動速度を基に、これらに応じた吐出流量の圧縮空気が、ボールbに近い方のノズル体21(第2ノズル体21b)から当該ノズル体21の前方位置をボールbが通過するときに吐出されるように制御信号を機械制御部41に送信して、圧縮空気を当該ノズル体21から吐出させる。 【0091】 以後、同様に、センサ列からの検出信号が得られる度に、第4センサ列27d(又は第5センサ列27e,第6センサ列27f)からの検出信号を基に、レーン3幅方向におけるボールb位置を認識するとともに、ボールb移動方向及びボールb移動速度を算出し、これら位置,移動方向及び移動速度に応じた吐出流量の圧縮空気を、第3ノズル体21c(又は第4ノズル体21d,第5ノズル体21e)を構成するノズル体21の内、ボールbに近い方のノズル体21から吐出させる。 【0092】 このようにして、各ノズル体21から圧縮空気が吐出されることで、各ノズル体21から吐出された圧縮空気は、ボールbの移動方向側部側から後部側の領域に当たり、これによって、当該ボールbは、図3に示すように移動したり、図6に示すように移動して、最終的に、レーン3幅方向の中央よりに向けて転動するように(即ち、ピン5群の中央付近に衝突するように)、そのレーン3幅方向における位置が制御されつつ案内される。また、ボールbの移動速度も上昇する。 【0093】 尚、各センサ列27a,27b,27c,27d,27e,27fによって検出されたボール位置が、レーン3幅方向の中央位置であった場合には、各ノズル体21a,21b,21c,21d,21eから圧縮空気を吐出させる必要はない。 【0094】 次に、第2投目の場合について説明すると、レーン3幅方向におけるボールb位置、並びにボールb移動方向及び移動速度の他、何番ピンが残ったかに係る情報を基に、各ノズル体21から吐出される圧縮空気の吐出流量をそれぞれ調整して、当該残ったピン5に向けて移動するようにボールbを案内する。 【0095】 例えば、レーン3端部を転動しているボールbをレーン3中央よりに移動させる場合には、当該端部側のノズル体21からのみ圧縮空気を吐出させるように制御し、レーン3中央よりを転動しているボールbをレーン3端部側に移動させる場合には、移動させる方向と反対側のレーン3端部側のノズル体21からのみ圧縮空気を吐出させるように制御し、また、ボールbの位置を変更しないで転動させる場合には、各ノズル体21から圧縮空気を吐出させないように制御する。 【0096】 尚、上記のように、前記位置検出機構26及び制御装置40は、特許請求の範囲に言う位置検出手段としても機能している。 【0097】 以上のように構成された本例のボウリングゲーム装置1によれば、まず、入力装置32から入力され、プレーヤ情報記憶部46に格納されたプレーヤのハンデを基に、案内実行部45において各プレーヤごとにボールbの案内を行うべきフレームが決定され、決定後、ゲームを行うことが可能な状態となる。 【0098】 そして、案内実行部45は、プレーの進行状態を各プレーヤごとに監視して、各プレーヤの実行するフレームが案内実行フレームであるかどうかを判別し、当該実行フレームである場合には、案内装置20(圧縮空気供給源25,流量調整機構23,24)を作動させて、各ノズル体21から圧縮空気を吐出させる。 【0099】 これにより、レーン3上に投じられたボールbは、ガター4に向かって転動するような場合であっても、各ノズル体21から吐出される圧縮空気により、ガター4に落ちる前に移動方向が変更されてガター4に落ちるのが防止されるとともに、レーン3幅方向の中央よりに移動する(ピン5群の中央付近に向かう)ように案内されてピン5群の中央付近に衝突したり、第1投目で倒すことができなかったピン5に向けて移動するように案内されて当該ピン5に衝突する。また、ボールbの移動速度も速められ、ピン5衝突時の衝突エネルギは大きくなっている。 【0100】 更に、圧縮空気が無色透明であることから、プレーヤは、当該圧縮空気によってボールbが案内されていることを認識することはなく、自分の実力によりボールbをコントロールしてピン5に衝突させ、当該ピン5を倒すことができたと思わせることができる。 【0101】 斯くして、本例のボウリングゲーム装置1によれば、各ノズル体21から吐出される圧縮空気により、ボールbを案内するとともに、ボールbの移動速度を速めて衝突時の衝突エネルギを大きくすることができるので、投球方向を定めてボールbを投げられなかったり、遅い球速でしかボールbを投げられない子供達であっても、必ず多くのピン5を倒すことができ、場合によってはストライクやスペアを取ることができる。また、当該子供達にボウリングの腕前が上がったと錯覚させることができるとともに、子供と大人が同じレーン3でプレーしても、子供達も大人と同等に高得点を挙げることが可能であるので、ゲームへの興味を失うことなく、家族でのゲームを互いに同等のプレーヤとして競い合いながら、和気藹々と楽しむことができる。 【0102】 また、プレーヤの技量に応じて設定されるハンデを基にして、案内整装置20を作動させるフレームを決定し、決定されたフレームにおいてのみ当該案内装置20を作動させるようにしているので、ハンデを加味したプレーヤ間の仮想上の実力を拮抗させたものとすることができ、各プレーヤはゲームを通して所謂真剣勝負を行うことができる。 【0103】 また、ボウリングゲームの場合、その得点は各フレームにおいて倒したピン数を単純に合計するものではなく、ストライクが連続する回数や、スペアをとった後のフレームにおける第1投目の転倒ピン数によって得点が変動する。したがって、前記案内装置20を作動させるフレームにおいてストライクやスペアが取れたとしても、その前後のフレームの状態(ストライク、スペア、オープンフレームなど)如何によっては、高得点になることもあるし、得点が上がらないこともあり得る。即ち、ボールbを案内したとしても、必ずしも同じ結果が得られるとは限らない不確実性が残っているのであり、この不確実性によって、ボウリングゲームの面白さが維持され、プレーヤの興味が損なわれることはない。 【0104】 また、レーン3幅方向のボールb位置,ボールb移動方向及びボールb移動速度に応じて、ノズル体21から吐出される圧縮空気の吐出流量を変化させるようにしているので、より効果的にボールbを案内したり、より効果的にボールbの移動速度を上げることができる。 【0105】 以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。 【0106】 上例では、ボールbを案内しつつピン5群側に転動させるように構成したが、これに限られるものではなく、すべてのノズル21体から一定流量の圧縮空気を吐出させた状態で、プレーヤがボールbをレーン3上に投じるように構成することもできる。 【0107】 この場合、ボールbを案内することはできないが、レーン3上を転動するボールbがガター4に落ちるのを少なくとも防止することができるので、プレーヤが投球方向を定めてボールbを投げられない子供達だとしても、確実にピン5を倒して着実に得点を挙げさせることができる。また、当該子供達にボウリングの腕前が上がったと錯覚させることができる点については、上記と同様であり、ゲームへの興味を失わせることなく、家族でのゲームを和気藹々と楽しませることができる。 【0108】 また、前記案内実行部45が、各センサ列27a,27b,27c,27d,27e,27fによって順次検出されるボールb位置を基に、予め設定されたレーン3端部領域内にボールbが位置しているか否か(レーン3端部領域内をボールbが転動しているか否か)を確認して、位置していると判断した場合に、各センサ列27b,27c,27d,27e,27fに対応した各ノズル体21a,21b,21c,21d,21eから圧縮空気を一定時間吐出させるように、機械制御部41を介して圧縮空気供給源25及び流量調整機構23,24を制御するようにしても良い。 【0109】 このようにすれば、例えば、レーン3の中央部を転動しているボールbが、ノズル体21から吐出された圧縮空気によって、ガター4側に向けて移動せしめられるといった不都合を効果的に防止することができる。 【0110】 この場合において、前記案内実行部45は、レーン3端部領域内にボールbが位置しているか否かを確認するに当たり、どちらのガター4側にボールbが位置しているかを更に確認して、各ノズル体21の内、ボールbを確認したガター4側のノズル体21からのみ圧縮空気を吐出させるようにしても良い。 【0111】 また、前記位置検出機構26の第3センサ列27c,第4センサ列27d,第5センサ列27e及び第6センサ列27fを省略して構成するとともに、前記案内実行部45が、第1センサ列27a及び第2センサ列27bによって検出されたボールb位置を基に、ボールb移動方向及びボールb移動速度を算出して、当該ボールb位置,ボールb移動方向及びボールb移動速度を基にボールbの移動経路を推定し、推定した移動経路を基に、予め設定されたレーン3端部領域内にボールbを移動させないために、圧縮空気を吐出させるべきノズル体21を決定した後、前記ボールb移動速度を基に、前記決定したノズル体21の前方位置をボールbが通過するタイミングに合わせて、当該ノズル体21に圧縮空気を供給して一定時間吐出させるように、機械制御部41を介して圧縮空気供給源25及び流量調整機構23,24を制御するように構成しても良い。 【0112】 例えば、案内実行部45は、推定した移動経路により、アプローチ部2側から3番目に配置されたノズル体21cの近傍位置で、ボールbがレーン3端部領域内に侵入することを確認したとすると、当該3番目のノズル体21cから圧縮空気を吐出させたり、更に、必要に応じて、2番目のノズル体21bや4番目のノズル体21dなどからも圧縮空気を吐出させ、これにより、ボールbのレーン3端部領域内への移動(侵入)を防止する。 【0113】 また、更に、前記案内実行部45は、前記推定した移動経路を基に、ボールbをピン5群の所定部分に向けて案内するために、圧縮空気を吐出させるべきノズル体21、並びに、当該ノズル体21から吐出させるべき吐出流量を決定し、前記ボールb移動速度を基に、前記決定したノズル体21の前方位置をボールbが通過するタイミングに合わせて、当該ノズル体21から前記決定した吐出流量の圧縮空気が吐出されるように、適宜流量調整された圧縮空気を当該ノズル体21に供給するように構成されていても良い。 【0114】 また、上例では、レーン3及びガター4,4を挟んで対峙するように配置したノズル体21を一組として、レーン3長手方向に複数組設けるようにしたが、図7に示すように、ノズル体51(第1ノズル体51a,第2ノズル体51b,第3ノズル体51c,第4ノズル体51d,第5ノズル体51e,第6ノズル体51f)を、レーン3長手方向に沿って片側ずつ互い違いに配置することもできる。 【0115】 また、図8及び図9に示すように、前記ノズル体21,51を回転機構52によって水平回転させるように構成しても良い。この回転機構52は、ノズル体21,51を支持する第1部材53と、分離部6上に立設され、第1部材53を水平回転自在に支持する第2部材54と、第1部材53を第2部材54に対して矢示方向に回転させる駆動モータ(図示せず)とを備える。また、圧縮空気を供給するための供給管55が分離部6中に埋設され、適宜形成された供給路56を介して、当該供給管55からノズル体21,51に圧縮空気が供給される。 【0116】 そして、前記案内実行部45が、各センサ列27a,27b,27c,27d,27e,27f(,27g)によって検出されたレーン3幅方向のボールb位置、並びにこのボールb位置などから算出したボールb移動方向及び移動速度を基に、前記機械制御部41を介して前記駆動モータ(図示せず)の作動を制御し、ノズル体21,51から吐出される圧縮空気が当該ノズル体21,51の前方位置を通過するボールbに当たり続けるように、ボールb移動速度に応じた速度で第1部材53を第2部材54に対し水平回転させて、圧縮空気の吐出方向をレーン3幅方向からピン5群側に変化させるように構成される。 【0117】 このようにしてノズル体21,51を水平回転させると、当該ノズル体21,51からボールbに向けて吐出された圧縮空気を、より長い時間に渡って当該ボールbに当てることができるので、より効果的にボールbを案内したり、移動速度を上げることができる。 【0118】 また、図10に示すように、レーン3及びガター4,4を挟んで対峙するように配置したノズル体60を駆動機構61によってレーン3長手方向に移動させるように構成しても良い。この駆動機構61は、レーン3長手方向に沿って分離部6上に設けられたガイドレール62と、ガイドレール62に係合してこれに沿って移動自在に構成され、ノズル体60を支持する移動部材63と、ガイドレール62と平行に分離部6上に設けられ、軸中心に回転自在となったボールねじ64と、ボールねじ64に螺合し、移動部材63に固設されたナット(図示せず)と、ボールねじ64を軸中心に回転させる駆動モータ65とを備え、駆動モータ65がボールねじ64を回転させることで、ナット(図示せず)、即ち、移動部材63をガイドレール62に沿って移動させる。また、ノズル体60には、フレキシブルチューブなどから構成される供給部材66を介して圧縮空気供給源25から圧縮空気が供給される。 【0119】 そして、前記案内実行部45が、各センサ列27a,27b,27c,27d,27e,27fによって検出されたレーン3幅方向におけるボールb位置などからボールb移動速度を算出して、算出した速度を基に、前記機械制御部41を介して前記駆動モータ65の作動を制御し、移動部材63を、各ノズル体60の前方位置にボールbが位置するように、前記算出速度に応じた速度でアプローチ部2側からピン5群側に向け、ボールbの移動に追随させて移動させるように構成される。 【0120】 また、ノズル体60から吐出される圧縮空気の吐出流量、及びノズル体60の移動速度は、レーン3幅方向におけるボールb位置が各センサ列27a,27b,27c,27d,27e,27fによって検出される度に、当該ボールb位置、並びにボールbの移動方向及び移動速度に応じて調整される。 【0121】 このようにしてノズル体60をレーン3長手方向に沿って移動させると、当該ノズル体60から圧縮空気を必要に応じて随時吐出させることができるので、より効果的にボールbを案内したり、より効果的にボールbの移動速度を上げることができる。 【0122】 また、この場合においても、一定流量の圧縮空気を各ノズル体60から連続的又は断続的に吐出させつつ、当該各ノズル体60を駆動機構61によりピン5群側に移動させるようにしても良く、このようにすれば、レーン3上を転動するボールbがガター4に落ちるのを少なくとも防止することができる。尚、圧縮空気を連続的に吐出させる方が、断続的に吐出させる場合に比べて、より確実にガター4へのボールbの落下を防止することができるので好ましい。 【0123】 また、更に、前記案内実行部45が、各センサ列27a,27b,27c,27d,27e,27fによって順次検出されるボールb位置を基に、予め設定されたレーン3端部領域内にボールbが位置しているか否かを確認して、位置していると判断した場合に、各ノズル体60から圧縮空気を一定時間吐出させるように、機械制御部41を介して圧縮空気供給源25及び流量調整機構23,24を制御するようにしても良い。 【0124】 この場合において、前記案内実行部45は、更に、どちらのガター4側にボールbが位置しているかを確認して、各ノズル体60の内、ボールbを確認したガター4側のノズル体60からのみ圧縮空気を吐出させるように構成しても良い。 【0125】 また、前記位置検出機構26の第3センサ列27c,第4センサ列27d,第5センサ列27e及び第6センサ列27fを省略して構成するとともに、前記案内実行部45が、第1センサ列27a及び第2センサ列27bによって検出されたボールb位置を基に、ボールb移動方向及びボールb移動速度を算出して、当該ボールb位置,ボールb移動方向及びボールb移動速度を基にボールbの移動経路を推定し、推定した移動経路を基に、予め設定されたレーン3端部領域内にボールbを移動させないために、各ノズル体60の移動方向において圧縮空気を吐出させるべき区間、及び圧縮空気を吐出させるべきノズル体60を決定し、前記決定したノズル体60が前記決定した区間を通過する間、当該ノズル体60に圧縮空気を供給して吐出させるように、機械制御部41を介して圧縮空気供給源25及び流量調整機構23,24を制御するように構成しても良い。 【0126】 また、更に、前記案内実行部45は、前記推定した移動経路を基に、ボールbをピン5群の所定部分に向けて案内するために、各ノズル体60の移動方向において圧縮空気を吐出させるべき区間、圧縮空気を吐出させるべきノズル体60、及びノズル体60から吐出させるべき吐出流量を決定し、前記決定したノズル体60が前記決定した区間を通過する間、当該ノズル体60に圧縮空気を供給して吐出させるように構成されていても良い。 【0127】 また、ノズル体21,51,60から、圧縮空気を、レーン3幅方向からピン5群側に向いた斜め方向に向けて吐出するように構成しているが、これに限られるものではなく、レーン3幅方向に向けて吐出するように構成することもできる。但し、このようにすると、ボールbの移動方向後方側から圧縮空気を当てることができないため、ボールbの移動速度を上げることはできない。 【0128】 また、図11及び図12に示すように、ノズル体70を、圧縮空気供給源25から供給される圧縮空気をレーン3上面から上方に向けて吐出可能にレーン3に埋設するとともに、レーン3幅方向に沿って複数設けるようにしても良い。尚、図示例では、ノズル体70を単列に配置しているが、複列に配置することもできる。 【0129】 前記ノズル体70は、レーン3幅方向に配置された複数のノズル体70を一組としてレーン3長手方向に複数組設けられており、当該各一組のノズル体70は、アプローチ部2側に近い方から順に、第1ノズル列70a,第2ノズル列70b,第3ノズル列70c,第4ノズル列70d及び第5ノズル列70eとし、第1ノズル列70aと第2センサ列27bとが、第2ノズル列70bと第3センサ列27cとが、第3ノズル列70cと第4センサ列27dとが、第4ノズル列70dと第5センサ列27eとが、第5ノズル列70eと第6センサ列27fとがそれぞれ対応する。 【0130】 圧縮空気供給源25は、流量調整機構71a,71b,71c,71d,71eを介して各ノズル列70a,70b,70c,70d,70eに接続し、更に、流量調整機構72a,72b,72c,72d,72eを介して各ノズル列70a,70b,70c,70d,70eを構成するノズル体70のそれぞれに接続し、当該流量調整機構71a,71b,71c,71d,71e,72a,72b,72c,72d,72eによって流量調整された圧縮空気を供給して当該各ノズル体70から吐出させる。 【0131】 前記案内実行部45は、各センサ列27b,27c,27d,27e,27fによって検出されたレーン3幅方向におけるボールb位置を基に、機械制御部41を介して圧縮空気供給源25及び流量調整機構71a,71b,71c,71d,71e,72a,72b,72c,72d,72eを作動制御し、前記検出ボールb位置に対応したノズル体70から圧縮空気を吐出させる。尚、ボールbの位置,移動方向及び移動速度に応じて、圧縮空気の吐出流量が制御されることは、上記の通りである。 【0132】 例えば、レーン3端部を転動しているボールbをレーン3中央よりに移動させる場合には、レーン3長手方向と平行であり且つボールbの中心位置を通る鉛直面よりも当該端部側のボールb表面の下方に位置するノズル体70を検出ボール位置から認識して、当該ノズル体70から圧縮空気を吐出させ、また、レーン3中央よりを転動しているボールbをレーン3端部側に移動させる場合には、前記鉛直面を挟んで当該端部側とは反対側のボールb表面の下方に位置するノズル体70を検出ボール位置から認識して、当該ノズル体70から圧縮空気を吐出させる。 【0133】 この場合において、前記位置検出機構26の第3センサ列27c,第4センサ列27d,第5センサ列27e及び第6センサ列27fを省略して構成するとともに、前記案内実行部45が、第1センサ列27a及び第2センサ列27bによって検出されたボールb位置を基に、ボールb移動方向及びボールb移動速度を算出して、当該ボールb位置,ボールb移動方向及びボールb移動速度を基にボールbの移動経路を推定し、推定した移動経路を基に、ボールbをピン5群の所定部分に向けて案内するために、圧縮空気を吐出させるべきノズル体70、当該ノズル体70から吐出させるべき吐出流量を決定し、前記ボールb移動速度を基に、決定したノズル体70の上方位置をボールbが通過するタイミングに合わせて、当該ノズル体70から前記決定した吐出流量の圧縮空気が吐出されるように、適宜流量調整された圧縮空気を当該ノズル体70に供給させるように構成されていても良い。 【0134】 また、各ノズル列70a,70b,70c,70d,70eを構成する各ノズル体70の内、レーン3両端部に配置されたもの以外を省略し、当該レーン3両端部の各ノズル体70から一定流量の圧縮空気を上方に向けて吐出させた状態に構成しても良く、このようにすれば、レーン3上を転動するボールbがガター4に落ちるのを少なくとも防止することができる。 【0135】 この場合において、前記案内実行部45が、各センサ列27a,27b,27c,27d,27e,27fによって順次検出されるボールb位置を基に、予め設定されたレーン3端部領域内にボールbが位置しているか否かを確認して、位置していると判断した場合に、各センサ列27b,27c,27d,27e,27fに対応した各ノズル列70a,70b,70c,70d,70eから圧縮空気を一定時間吐出させるように、機械制御部41を介して圧縮空気供給源25及び流量調整機構23,24を制御するようにしても良く、このようにすれば、圧縮空気の吐出を効率的に行うことができる。 【0136】 尚、案内実行部45は、どちらのガター4側にボールbが位置しているかを更に確認して、各ノズル体70の内、ボールbを確認したガター4側のノズル体70からのみ圧縮空気を吐出させるようにしても良い。 【0137】 また、更に、前記位置検出機構26の第3センサ列27c,第4センサ列27d,第5センサ列27e及び第6センサ列27fを省略して構成するとともに、前記案内実行部45が、第1センサ列27a及び第2センサ列27bによって検出されたボールb位置を基に、ボールb移動方向及びボールb移動速度を算出して、当該ボールb位置,ボールb移動方向及びボールb移動速度を基にボールbの移動経路を推定し、推定した移動経路を基に、予め設定されたレーン3端部領域内にボールbを移動させないために、圧縮空気を吐出させるべきノズル体70を決定した後、前記ボールb移動速度を基に、前記決定したノズル体70の上方位置をボールbが通過するタイミングに合わせて、当該ノズル体70に圧縮空気を供給して一定時間吐出させるように、機械制御部41を介して圧縮空気供給源25及び流量調整機構23,24を制御するように構成しても良い。 【0138】 更に、レーン3幅方向の両端部に配置したノズル体70は、レーンの長手方向に沿って片側ずつ互い違いに配置するようにしても良い。 【0139】 また、上例では、レーン3幅方向におけるボールb位置,ボールb移動方向及びボールb移動速度を基に、ノズル体21,51,60,70から吐出される圧縮空気の吐出流量を調整するように構成したが、これに限られるものではなく、圧縮空気供給源25からの供給圧力を調整してノズル体21,51,60,70からの吐出圧力を調整するようにしても良い。また、吐出流量及び吐出圧力の両方を制御するように構成することもできる。 【0140】 また、更に、レーン3幅方向におけるボールb位置のみや、ボールb位置及びボールb移動方向、ボールb位置及びボールb移動速度に応じて、吐出流量及び/又は吐出圧力を調整するようにしても良い。また、ボールbの移動方向などは一例を示したものであり、上例のものに限定されるものではない。 【0141】 また、前記プレーヤ情報記憶部46に各プレーヤが使用するボールbの質量に関するデータを格納するように構成するとともに、案内実行部45が、プレーヤ情報記憶部46に格納されたボールbの質量を認識して、各ノズル体21,51,60,70から吐出させる圧縮空気の吐出流量や吐出圧力を設定したり、ボールbの移動経路を推定するように構成しても良い。 【0142】 また、ボールbの位置や速度、移動方向を検出するセンサには、当該位置や速度、移動方向を検出することができれば、どのようなものを用いても良い。 【産業上の利用可能性】 【0143】 以上詳述したように、本発明は、レーン上にボールを投じて、当該レーン上に整列,配置されたピンを転倒させて楽しむボウリングゲーム装置に好適に適用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0144】 【図1】本発明の一実施形態に係るボウリングゲーム装置の概略構成を示した斜視図である。 【図2】図1に示したボウリングゲーム装置の側断面図である。 【図3】図1に示したボウリングゲーム装置の平面図である。 【図4】本実施形態に係るボウリングゲーム装置の制御系を含めた概略構成を示すブロック図である。 【図5】本実施形態に係る実行情報記憶部に格納されるデータテーブルであって、ハンデと実行フレーム数との相関関係を定めたデータテーブルである。 【図6】レーン上を転動するボールの移動経路を示した平面図である。 【図7】本発明の他の実施形態に係るボウリングゲーム装置の概略構成を示した平面図である。 【図8】本発明の他の実施形態に係るノズル体などの概略構成を示した断面図である。 【図9】図8に示したノズル体などの平面図である。 【図10】本発明の他の実施形態に係るボウリングゲーム装置の概略構成を一部ブロック図で示した平面図である。 【図11】本発明の他の実施形態に係るボウリングゲーム装置の概略構成を一部ブロック図で示した平面図である。 【図12】図11に示したボウリングゲーム装置の側断面図である。 【符号の説明】 【0145】 1 ボウリングゲーム装置 2 アプローチ部 3 レーン 4 ガター 5 ピン 20 案内装置 21 ノズル体 22 供給管 23,24 流量調整機構 25 圧縮空気供給源 26 位置検出機構 27 位置検出センサ 40 制御装置 41 機械制御部 45 案内実行部 46 プレーヤ情報記憶部 47 実行情報記憶部
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| 【出願人】 |
【識別番号】301033639 【氏名又は名称】ビイエルデイオリエンタル株式会社 【住所又は居所】大阪府泉佐野市葵町4丁目6番45号
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| 【出願日】 |
平成16年10月15日(2004.10.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104662 【弁理士】 【氏名又は名称】村上 智司
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| 【公開番号】 |
特開2006−110156(P2006−110156A) |
| 【公開日】 |
平成18年4月27日(2006.4.27) |
| 【出願番号】 |
特願2004−301589(P2004−301589) |
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